ネットワーク・インフララボをはじめたきっかけ
編集長のわたしはIT業界の転職エージェントです。
2004年にIT業界の転職エージェントとなり、IT業界の好景気から、リーマンショック後の不景気も含めて、転職エージェントの立ち位置でIT業界を見てきました。
コンサルティングファームからSES企業まで、年収1000万オーバーの方から未経験でエンジニアを目指すフリーターの方まで、幅広い人と企業にお会いしながら、転職エージェントの立ち位置で見てきました。
IT業界、転職情報サービス業界は、それなりによく分かっているほうだと思っています。
そのIT業界、転職情報サービス業界を見てきたなかで、
今の転職サービスの業界は、かなりおかしい
と思っています。
例えば、
・転職で検索すると、ステマや誇大広告の記事や広告、求人サイト
・求職者をグレーゾーンでだましている転職エージェント
具体的にはお伝えしませんが、特に情報弱者を食い物にしているとしか思えないことが多々あります。
自分のものさしで選択でき、自分の力で実現できる人であれば問題ないでしょう。
ただ、
・自分の価値観(軸)を持っていない人
・正しい情報を持っていない人
はもちろん、
・なにを目指すべきなのかがわからない、ふんわりしている人
・まだ自分の力で実現出来るようなスキルなどがない人
・目の前のニンジンに飛びつきすぎる傾向がある人
などといった方は、損をしてしまっているのではないか?と思っています。
転職系の記事やサイト、転職エージェントなど、転職情報サービスは、ほぼビジネスです。ハローワーク以外は、ほぼビジネスでしょう。
もちろん、ビジネスで利益を追求する事は、間違ってはないと思ってます。
利益がないと、サービスを続けることや、更によいサービスの提供ができません。
利益がないと、失言かもしれませんが、転職情報サービスは、ハローワーク以下の情報クオリティになってもおかしくありません。
転職情報サービスの情報クオリティが低くなると、更に転職ミスマッチが増えるでしょう。
でも、転職情報サービスの荒れぐあいが度を過ぎています。
正しい転職情報を伝えるよりも、広告主や転職エージェント、アフィリエイターが儲かるように出来上がっています。
勿論良い記事もあれば、良い転職エージェントもいます。
全てが悪いとは思っていません。
しかしわたしの感覚では、転職記事や求人、転職エージェントの8割以上が、心無いブローカーになっています。
他人の人生よりも、自社・自分の売上を大事にしすぎている感覚があります。
転職情報サービスは、お金を払ってくれるのは、基本的には採用企業です。
お金を払ってくれる方がお客様だから、お金を払ってくれるお客様を一番大事にするというのは、頭のなかでは理解できます。
でも、お金を一番に考えるやり方は、私の心が納得しませんし、心が痛みます。
それは、転職が、人の人生を変える力を持っているためです。
転職は、良い意味でも、悪い意味でも、人生が変わる可能性があります。
転職情報をビジネスとする場合は、売上よりも倫理観の方が大事だと考えています。
ネットワーク・インフララボが目指すもの
わたしたちは、
・自分たちが正しいと思っている情報を、正しく伝えたい
・求職者から選ばれる、まっとうな情報を提供したい(提供できる転職エージェントでありたい)
もちろん、わたしたちが間違っていることもあるかも知れません。
人によって、考えはさまざまだということも知っています。
でも私たちだったら、「自分が転職者だったら欲しい、と思える情報提供・サービス」しかやりませんし、やりたくありません。
「友人、恋人、家族、といった大切な人に、自信を持って薦められる情報提供・サービス」しかやりませんし、やれません。
例えば、転職エージェントであれば、
・転職エージェントの私に、転職を考えて相談にきた初対面の方と
・プライベートの私に、転職を考えて相談してきた友人、恋人、家族
から、
「転職を考えているんだけど、相談にのって欲しい」、と聞かれたら、
本来であれば、同じ聞き方、同じ回答をしなければいけないはずです。
でも、ビジネス色が強くなると、同じ回答が出来なくなります。
同じ回答が出来ないと、押し売りと同じだと思っています。
私たちは、ネットワーク・インフララボで、
私たちが正しいと思える情報を正しく伝えたいと思っています。
自分たちが利益を出すために情報操作をする押し売りのような仕事ではなく、
正しい情報を正しく出す事で、転職を考える求職者の方に満足いただく。
そして、転職を考える求職者の方に満足いただいた結果として、適切な対価を頂ける転職エージェントを今後も目指していきます。
それが、ネットワークエンジニア、インフラエンジニアの方の、何かの役に立てば幸いです。
以上、これからも「ネットワーク・インフララボ」を宜しくお願い致します。
この記事を書いた人

キャリアアドバイザー 角田 壮史
大卒後にファイザーに入社し1年半で退職。第二新卒で転職のDODA(現パーソルキャリア)に転職し、24歳からIT業界の転職エージェントです。DODAではMVP、VPを取り、現在インフラ・ネットワークエンジニアの転職に特化した株式会社ソリューションパートナーでキャリアアドバイザーをしている、IT業界の転職エージェントの中の人です。転職エージェント歴は14年で、700社くらいのIT企業の経営層、人事、現場責任者クラスとお会いし、3000名を超えるITエンジニアの方とお会いしてきました。たくさんの転職を考える人と、採用を考える企業と会ってきたからこそ、伝えられることはあると考えています。
株式会社ソリューションパートナー 代表取締役
転職エージェントランキングで表彰いただきました