既卒からITエンジニアへの就職のポイント、失敗を防ぐ方法

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こんにちは、ITエンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

最近は未経験エンジニア人気が高まり、既卒で就職する際には、営業とITエンジニアの仕事が2強になってきているような気がしますが、「既卒未経験でエンジニアになるのは、難しいのでは?」と考える人も、未だに多いと思います。

実際は、ITエンジニアは未経験でも(文系出身でも)なれますし、未経験エンジニア採用では、理系・情報系出身者は半分以下でしょう(私の感覚値では、理系出身者は3割くらいだと思います)。

また、既卒者は年齢が若いため、未経験エンジニアへの就職は、むしろ有利ともいえますが、失敗が多い注意点もあります。

 

 

既卒未経験でも、ITエンジニア就職は問題無く可能です)

結論としては、既卒未経験でも、文系出身でも、ITエンジニアに就職はできます。

ITエンジニアは、人手が足りていないので、「エンジニア未経験でも、若くてポテンシャルがあれば、育てていこう」と考えるIT企業は多いです。

実際、IT業界は未経験でも、20代であれば採用する会社は多いですので、既卒者の場合は25、26歳以下くらいの年齢が多いと思いますので、未経験でも問題なく就職は可能です。

私はIT業界の転職エージェントですが、既卒未経験かつ、社会人経験が無い方も、多数転職支援させて頂いています。

例えば、

・就職活動で希望の業界や、希望の会社に入れなかったので、就活をやめて、そのまま既卒になってしまった人
・アルバイトやサークル、ギャンブルなどに夢中になり、単位が取れずに、単位を取るために就活がおろそかになってしまった人
・公務員などを目指し、大学卒業後も試験勉強をしていたが、試験勉強をやめた人
・大学院中退で、そのまま既卒になってしまった人
・就職はしたが、入社した会社の研修中に退職をし、社会人経験なしの既卒の人

など、様々な理由で、既卒になってしまう人はいますが、未経験ITエンジニアを希望して、ITエンジニアで就職する方はかなり多いので、ご安心ください。

このように「既卒未経験でもITエンジニアに就職する人は多いですよ」と言うと、「いやいや、書類選考や面接で落ちていて、ITエンジニアは向いていないのでは」と思う方もいるかも知れませんが、恐らく「歯車がかみあっていない」だけです。

正社員としての就業経験がなくても、コミュニケーションや面接が苦手と感じていても、少しぐらい自信がなくても、少しの努力で歯車が動き出すでしょう(むしろ、既卒者は、IT業界の未経験採用の中では年齢的に若い方ですし、年齢の若さは大きなアドバンテージですので、自信を持ってください)。

既卒者がITエンジニアの面接を受ける時の注意点

既卒者が未経験ITエンジニアポジションで見られる「面接のポイント」や「面接の質問内容」は、基本的には「未経験ITエンジニア」と変わりません。

未経験ITエンジニアの面接でよくある質問は、過去記事で「【例文付】インフラエンジニアの転職面接で聞かれる質問や対策方法」という内容を書いており、ITエンジニアであれば基本的に聞かれる事は同じであるため、よろしければご参照ください。

ただし、既卒の場合は、ITエンジニア面接で、下記2点がほぼ追加で聞かれますので、準備をしておいた方がよいでしょう。

■既卒者が面接で聞かれる、2つの質問:
・既卒者向けの質問①:既卒になった理由を教えてください
・既卒者向けの質問②:大学卒業後に、何をしていましたか?(何を学んだか、も伝えられると、更に有効です)
※上記2つの質問を、一緒に聞かれる事もあります。

上記の2つの質問に関して、1つずつ詳しく説明します。

・既卒者向けの質問①:既卒になった理由を教えてください

「既卒になった理由」を聞く理由は、あなたの事をより知るため(社会人として働く上で問題は無さそうか?や、何か問題があると感じられた場合、問題の再現を防ぐため)です。

つまり、「既卒になったのは、何か問題があったのでは?」⇒「もし問題があった場合、その問題が、入社してからも再現されるのは避けたい」と考えるためです。

この「既卒になった理由」の質問について、企業側が聞きたい答え(欲しい言葉)としては、「納得感がある答え(問題はない事の証明)」もしくは「同じ失敗は繰り返さないという答え(自責の念)」です。

■「既卒になった理由」の答え方のポイント:下記いずれかを説明する事が必須です
・既卒になった理由に、納得感がある事
・自責の念で考え、同じ失敗は繰り返さない事

上記の2点のうち、いずれかを満たさないと、面接時は深い突っ込みがあるため、苦労すると思います。

例えば、上記2点を満たさない場合の「答え方サンプル」⇒「面接の突っ込みサンプル」を下記に記載すると、

・「就職活動が上手く行かなかった」⇒「なぜ上手くいかなかったと思いますか?」
・「単位が足りなくて、就職活動が出来なかった」⇒「なぜ単位が足りなくなったのですか?」
・「やりたい事が見つからなかったので、就職活動を行なわなかった」⇒「どれくらいやりたい事を探そうとしましたか?就職活動やらないと、更にやりたい事は見つからないのではありませんか?」

というような、何を言っても突っ込まれてしまう流れとなる可能性が高いと思います(上記のような展開になってしまうと、面接では基本的に苦しい状況と言えるでしょう)。

これは、「納得性が無い答え方」であり、「理由を、自責(自分のせい)ではなく、他責(環境や他人のせい)にしているように聞こえてしまうため」です。

※自責とは、転職活動が上手く行かなかったのは自分のせいである、卒業単位が足りなかったのは自分のせいである等、ものごとの「失敗原因は自分である」と考える事であり、面接官は、この自責の念を「あなたの言葉」で聞きたい訳です。

つまり、「面接官を納得させられる返答」が出来れば問題ありませんが、面接官を納得させられる返答が出来ない場合は、「自分自身の甘さがゆえに、既卒になった」という自責の念の返答する事が必要です(自責で伝えないと、他人には他責のように聞こえてしまう事が多いです)。

・既卒者向けの質問②:卒業後は、何をしていましたか?(何を学んだか、も伝えられると、更に有効です)

企業側が「大学卒業後(学生の後)に何をしていたか?」を聞く理由は、あなたの「ブランク期間の過ごし方」だけではなく、「ブランクを過ごす中での、あなたの考え方」を明確にしたいためです。

多数の人は、「何をしていたか」だけを答える傾向がありますが、「何をしていたか」だけを答えると不十分であり、企業側が一番聞きたい話は「あなたのブランク期間における考え方(特に、なぜ働きたいと考えるようになったのか?)」です。

ゆえに、企業側が欲しい言葉としては、下記2点を満たす必要があります。

・ブランク期間の過ごし方
・ブランク期間を通じて、何を感じたか、どうして働きたいと考えたのか

ただし、説明だけでは理解が難しいと思いますので、既卒者向け質問の「既卒になった理由」と「大学卒業に何をしていたか?」の質問の答え方について、サンプル例を記載します。

既卒者向けの面接質問サンプル例

下記は既卒者向けの質問である、「既卒者向けの質問①:既卒になった理由を教えてください」と「既卒者向けの質問②:大学卒業後に、何をしていましたか?」の答え方のサンプルとなります。

今回は、よくあるパターンである「パターン①:単位が足りずに就職活動が出来なかった」、「パターン②:やりたい事が見つからなかった」、「パターン③:他にやりたい事があった(公務員、役者等を目指していた)」の3つについて、サンプル例を記載しますので、あなたにあてはまる内容があれば、開いてお読みください。

”パターン①:単位が足りずに就職活動が出来なかった、のサンプルは、ここをクリック”
既卒になった理由は、恥ずかしながら、私自身の勉学への取り組みの甘さにより、卒業まで必要な単位の取得に遅れが出ていまして、就職活動に専念して単位を落とすよりも、まずは確実に卒業して、その後に就職活動をする事に切り替えたためです。

ただ、単位取得が遅れた事で、「やらなければいけない事をやらずに後伸ばしすると、チャンスも逃し、将来的に自分の首を絞めていく事」を、肌身で学びました。

卒業のために既卒になった経験は、正直お恥ずかしい経験ではありますが、やらなければいけない事を他の人よりも早くやりきる重要性は強く実感しています。

また、エンジニアの仕事は、納期に間に合わせる事や、スキルアップの独学が重要と聞いていますので、エンジニアになっても「人よりも早く、仕事や勉強をやりきる」姿勢で、早く戦力になって貢献出来る人材になりたいと考えています。

”パターン②:やりたい事が見つからなかった、のサンプルは、ここをクリック”
学生時代に「社会人としてやりたい事」が見つからなかったため、大学を卒業してやりたい事を探そうと考えたためです。

当時は、何をやりたいかがわからないまま就職するよりも、何をやりたいか?を明確にしてから就職した方が、モチベーション高く仕事に挑めると考えており、卒業後もアルバイトや派遣で色々な仕事で働きながら、やりたい事を探そうと考えておりましたが、実際アルバイトや派遣で働くと、社会人として必要となるスキルが身につかない焦りを感じ、「自分のやりたい事」にこだわり過ぎる事よりも、「自分が出来る事」を増やしていく事が大事だと気付き、現在就職を考えています。

また、アルバイトや派遣では、PCを使った作業は好きでしたし、あわせて、どのような業界や仕事においてもITシステムが使われている事を実感し、IT業界であれば色々な業界や会社の成長を支援出来るのではと考え、現在はITエンジニアを志望しています。

”パターン③:他にやりたい事があった(公務員、役者等を目指していた)、のサンプルは、ここをクリック”
学生時代に「社会人としてやりたい事」が見つからなかったため、大学を卒業してやりたい事を探そうと考えたためです。

当時は、何をやりたいかがわからないまま就職するよりも、何をやりたいか?を明確にしてから就職した方が、モチベーション高く仕事に挑めると考えており、卒業後もアルバイトや派遣で色々な仕事で働きながら、やりたい事を探そうと考えておりましたが、実際アルバイトや派遣で働くと、社会人として必要となるスキルが身につかない焦りを感じ、「自分のやりたい事」にこだわり過ぎる事よりも、「自分が出来る事」を増やしていく事が大事だと気付き、現在就職を考えています。

また、アルバイトや派遣では、PCを使った作業は好きでしたし、あわせて、どのような業界や仕事においてもITシステムが使われている事を実感し、IT業界であれば色々な業界や会社の成長を支援出来るのではと考え、現在はITエンジニアを志望しています。

既卒になった理由、ブランク期間の答え方のポイントは、まとめると下記となります。

■既卒になった理由、ブランク期間の答え方のポイント:
・既卒になった理由は、「納得性高い理由」もしくは、「自責(他人や環境のせいにせず、自分に甘い所があった)」と伝えること
・ブランク期間は、ブランク期間の過ごし方と、考え方(どうして働きたいと思ったか?)までを伝える事

さいごに

ITエンジニアは未経験でも採用がよくある職種ですが、既卒者は基本的に25歳以下くらいですので、年齢の若さを重要視する未経験ITエンジニア職では、既卒者が有利であることは間違いありません。

ただし、既卒者には、既卒者専用の面接質問がありますので、既卒者専用の質問をクリア出来れば、内定は近づくと思います。

あわせて、未経験ITエンジニアになるためには、「エンジニアになるための勉強」を行う事が、一番効果が高いため、ITエンジニアで生きていく気持ちの方はエンジニアになるための勉強も進めていくと、優良企業からの内定も近づくと思います。

エンジニアになるための勉強は、「未経験でエンジニアに転職は難しくはない、転職前にやるべき2つのこと」に記載しておりますので、よろしければあわせてお読みください。

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この記事を書いた人

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キャリアアドバイザー 角田 壮史

大卒後にファイザーに入社し1年半で退職。第二新卒で転職のDODA(現パーソルキャリア)に転職し、24歳からIT業界の転職エージェントです。DODAではMVP、VPを取り、現在インフラ・ネットワークエンジニアの転職に特化した株式会社ソリューションパートナーでキャリアアドバイザーをしています。転職エージェント歴は14年で、700社くらいのIT企業の経営層、人事、現場責任者クラスとお会いし、3000名を超えるITエンジニアの方とお会いしてきました。たくさんの転職を考える人と、採用を考える企業と会ってきたからこそ、伝えられることがあると考えています。
株式会社ソリューションパートナー 代表取締役
転職エージェントランキングで表彰いただきました

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