女性のエンジニアですが、結婚のためワークライフバランスを重視したい

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【ご質問内容】

目次

女性のインフラエンジニアです。
結婚を控えているため、稼働を抑えたいと考え、転職を考えています。
ワークライフバランスを一番重視したいです。
ただし、インフラエンジニアは高稼働と思っていて、インフラエンジニアはどこも高稼働であれば、他の職種も検討せざるを得ないと思っています。
何かご提案出来る所はありますか?

質問の回答者

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キャリアアドバイザー 角田 壮史

キャリアアドバイザー歴13年。大学卒業後、外資系メーカーに入社し、その後人材サービス会社のインテリジェンスにてIT業界の中途採用支援を行う。IT、通信、コンサルティングファーム、インターネット業界を中心とした転職支援を行っており、 得意職種はコンサルタント、アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内システムエンジニア。

【転職エージェントの答え】

ワークライフバランス重視かつ、育休・産休取得実績が多い会社でのインフラエンジニアをご提案します。
ご質問者様は「インフラエンジニアはどの会社も高稼働であれば、他の職種も検討せざるを得ない」とお考えとの事で、インフラエンジニアの仕事にはやりがいを感じていると思っています。
であれば、長期的に腰を落ち着けて就業可能な企業にてのインフラエンジニア職が良いと思います。

インフラエンジニアは、どの会社も全て高稼働という訳では無い

ご質問者様の考える稼働時間について、満足ラインや妥協ラインが分かりかねますので明確な回答は出来かねますが、全ての会社が高稼働という訳ではありません。
稼働に関しては、顧客、プロジェクトの内容、プロジェクトマネージャーからチームリーダー、メンバーの力量から、会社の方針、バックアップ体制など、多様なものに影響されます。
エンジニア個人の努力だけでは大きく稼働を抑える事は当然ながら難しいです。
ゆえに、会社として稼働を抑える事を極めて重視し、会社の利益と同等以上に社員の働き方を重視し、稼働を抑える事を優先している企業を選ぶと良いと思います。
高稼働はエンジニアの心身を疲弊させますが、全ての会社が高稼働であるとは言えず、インフラエンジニアは総じて高稼働であるとは言えません。

稼働は会社の方針や体制に大きく左右される

高稼働が予想されるプロジェクトは、受注段階からおおよそ分かります。
では、高稼働になるかならないかはプロジェクト次第である、とも言えるかも知れませんが、このプロジェクトを請ける・請けないは会社の方針次第であり、高稼働になりそうな時に会社がバックアップ体制を取ってくれるかも重要な要素です。

SIerもプロジェクト受注の方針は会社によって様々です。
例えば、10人月の仕事を5人月の人員で遂行して8人月分の金額をチャージし利益を出す会社もあれば、一方で、利益が出ても稼働が増えそうなプロジェクトは受注しないと考え、高稼働が見込まれるプロジェクトは断る会社もありますし、高稼働プロジェクトとなった場合に増員や撤退は勿論、会社の役員が顧客と直接交渉を行う会社もありますし、大きくない会社であれば、全てプロパー社員のみでチーム構成を行う会社もあります。
あわせて、営業段階でも高稼働が見込まれる企業顧客とは取引を避ける、もしくは企業顧客の中でも、どの部門の稼働が高いかを把握して、稼働が高い部門の仕事には参画しないといった方針を選択されている企業もあります。
利益が見込まれるプロジェクトを断る事は、会社として明確な方針が無いと簡単に出来る事ではありません。
ゆえに、稼働は会社の方針や体制に大きく左右されると言えるでしょう。

その他、インフラエンジニアであれば、構築業務を主として担当されていらっしゃるようであれば、高稼働になる可能性も高いので、構築から運用まで携わるという事も一つの手かと思います。
運用まで携われれば、プロジェクトの業務ボリュームのみでなく、勤務地も長期固定になるため、自宅から遠く無い就業先であれば少し楽になるのではないでしょうか。

稼働を抑える事で、社員の能力や生産性を更に向上させる会社もある

目先の利益よりも、将来的な強さを重視する会社もあります。
会社として稼働を抑え、社員の能力や生産性を向上させながら、社員が定着する事にて、将来的に強い組織を目指すという方針を取っている会社であれば、ワークライフバランスを重視して長期に就業が出来るかと思います。

会社も人と同様に様々です。
ワークライフバランスより給与を求める人もいれば、給与よりワークライフバランスを求める人もいる事と同様、会社も人が運営している以上、様々な会社があります。
ただし、会社は利益を継続しないと、社員の雇用の安定を図れないため、出来る範囲に限りがあるかも知れませんが、長期的に腰を落ち着けて働く事が出来る環境を持つ会社はあるかと思います。

結婚を機に転職を行うのであれば、転職は早めの方が良い

ご質問者様は女性との事で、女性であれば「結婚を機に転職を行うのであれば、転職は早めの方が良い」事は間違いなく言えると思います。
結婚をすると、妊娠・出産といったライフイベントが発生する可能性もありますが、妊娠・出産後の転職は難易度が極めて上がります。
採用側の視点に立って考えて頂くと明確になると思いますが、小さいお子様を育てながら職を遂行する事は、周りからのサポートが必須となります。
保育園の関係で残業が出来ない事や、お子様の急な発熱で仕事を休まなければいけない事も発生するでしょうが、社員のイベントに対して会社がサポート出来る力には限りがあり、この会社からのサポートを受けるためには、長年会社に勤務し、会社に貢献し続けないと、享受が難しいです。

詳しくは、産後休暇、育児休暇が明けるため、転職を考えていますに記載しておりますので、一度お読みください。

また、更に具体的な提案を希望される際には、個別にお気軽にご相談下さい。恐らく状況が改善されるご提案が出来るかと思います。

以上、ご質問者様の参考になれば幸いです。

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