文系でもエンジニアに転職できますが、一流になるには覚悟等が必要です

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こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

文系の方で「エンジニアに転職をしたい」と考える方は多いですが、世間一般のイメージでは「文系は営業・事務系」、「理系は技術・研究職系」というのもまだ一定あるかも知れません。

たしかにエンジニアの仕事は一部理系が有利ではありますが、エンジニア職も理系・情報系出身者のみでなく、文系出身者のニーズが年々高まってきています。

文系出身者で、ITの実務経験や知識がなくても、ITエンジニアになることは出来ますし、一流のエンジニアになれば、年収も大きく上がり、安定したキャリアになるでしょう。

ただし、一流のエンジニアになるためには、簡単な道のりではなく、覚悟などが必要となります。

今回は文系エンジニアのキャリアなどに関して、説明します。
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目次

文系未経験エンジニアの最初の仕事は、大きく3つです

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文系で未経験エンジニアに転職した場合、基本的には下記3つのいずれかの仕事となります。

・文系未経験のエンジニアの仕事①:開発系エンジニア
開発系エンジニアとは、プログラマーやWeb系エンジニア、システムエンジニアと言われる職種であり、最初の仕事は「プログラミング言語(Ruby、Python、Java等)を使って、開発(コードを書く)仕事」です。

・文系未経験のエンジニアの仕事②:インフラ系エンジニア
インフラ系エンジニアとは、ネットワークエンジニアやインフラエンジニア、サーバーエンジニアと言われる職種であり、アプリケーションを動かす土台になるITインフラ(サーバー、ネットワーク)を構築、運用する仕事です。

・文系未経験のエンジニアの仕事③:ITサポート系
ITサポート系は、テクニカルサポートやヘルプデスク、監視オペレーター等と言われる職種であり、ITサポート系は厳密には「エンジニア」とは言えませんが、文系・理系問わず、未経験でIT知識ゼロで転職をした場合、ITサポート系はIT知識があまり要らないので、ITサポートも記載します。

文系エンジニアの実状

文系エンジニアは実際どれくらいいるのか?

こちらはデータを取った訳ではなく、私の所感ですが、勤務する会社規模(大手、中小、ベンチャー)や業種(ITコンサルティングファーム、システムインテグレーター、アウトソーシング等)を問わず、で考えると、おおよそ下記くらいになるでしょう。

・開発系エンジニアの文系率は、3-4割強くらい
・インフラ系エンジニアの文系率は、6-7割くらい
・サポート系の文系率は、9割くらい

実際に、IT業界で働き、活躍する文系エンジニアはたくさんいらっしゃいます。

そのIT業界の中でも、インフラ系やサポート系は、文系出身者が多い職種でしょう。

文系エンジニアは求められているのか?活躍出来るのか?

結論から言うと、文系エンジニアは求められています。

また、文系もエンジニアとしての活躍は問題なく可能です(エンジニアになれば、文系・理系は関係ありませんし、理系でも情報系を専攻していなければ、ほぼITスキルは学んでいません)。

文系エンジニアが求められている理由として、エンジニアが不足しているというのは勿論ですが、エンジニアに求められるのはITスキルのみでなく、「コミュニケーション力」や「マネジメント力」も必要とされるためです。

たとえば、プログラミングやインフラ構築といった仕事は「ITスキル」が求められますが、そもそもシステムを作るためには、更に上流の仕事として、お客さまの要望を「聞く」ことや「理解する」こと、また作業などを「口頭や文章で伝える」力といった「コミュニケーション力」が必要です。

また、エンジニアの仕事ではプロジェクトをマネジメントする事は非常に重要ですが、「マネジメントを希望しないエンジニア」も他業界と比べて多いため、「マネジメント」を比較的希望する文系の方は、非常に重宝されるでしょう。

文系エンジニアは、成長意欲や覚悟などが問われます

開発系やインフラ系の仕事は、文系でもITスキルを身につければ、年収が上がって行きます。

しかし、エンジニアも実力主義のような環境はあり、ITスキルを身につけなければ、年収は上がっていきません。

例えば、実力主義の典型例でいうと「営業職」がわかりやすいかと思いますが、営業職はお客さまから「あなたから買いたい、あなたに発注したい」と思われ、売上数字を出して、売上目標を達成しないと、評価されずに、年収も上がらないでしょう。

またエンジニアも営業職と同じように、エンジニアもお客さまから必要とされるスキルを身につけ、お客さまから「あなただったら、高い金額を払っても、仕事をしてもらいたい」と思われるような仕事が出来なければ、評価されずに、年収も上がらないでしょう。

この実力主義のような環境は、開発系、インフラ系の両方で存在しますが、特に開発系は競争が激しい所があるでしょう。

というのも、開発系に関しては、そもそも学生時代にプログラミング等を学んできた人も多いですし、中学・高校時代からプログラミングをやってきた(ゲームなどを自作で作ってきた)人も結構います。

また、大手Web系企業などでは、優秀な開発系エンジニアを確保するため、インドなどの海外有名大学から情報系の学生を引っ張ってきており、そのような海外のエンジニアといったような人達と、競争の中で戦っていく必要もある訳です。

あわせて、インフラ系もスキルを身につけないと年収は上がりませんが、インフラ系を学生時代に深く学んだ人は、開発系と比べると非常に少ないため、コツコツ学び続けることが出来れば、競争で勝ちやすい所があるかも知れません(インフラ系に文系が多い理由の一つでしょう)。

まとめると、文系エンジニアは最初からITスキルを持っていないため、学生時代からITスキルを学んだ人と比べると、「成長意欲」や「覚悟」が問われると言えますが、「成長意欲」や「覚悟」を持ってエンジニアに臨める人は、「努力すれば、スキルは身に付く」ため、エンジニアは天職になるでしょう。

文系未経験でエンジニアに転職するためには

文系未経験でエンジニアに転職する場合は、下記3パターンからの就業になりますので、どのポジションを狙うか?を決め、勉強をスタートすることをおすすめします。

① 開発系エンジニアを希望する場合:(転職難易度:高)
開発系エンジニアを希望する場合には、まずはプログラミングを勉強することが一番の近道です(プログラミングを出来ないまま転職をすると、内定をもらえない、内定がもらえてもプログラミングが出来ない仕事にまわされる可能性が結構な頻度であります)。

ゆえに、プログラミングをWebや本で勉強して、人に見せれるくらいの作品を自分でコードを書き、一つ作ってみましょう。

② インフラ系エンジニア(転職難易度:中)
インフラ系エンジニアを希望する場合には、ネットワーク系の資格であるCCNAもしくは、サーバー系の資格であるLPIC(LinuC)を取得することが一番の近道です(知識ゼロで転職をすると、ITサポート系の仕事にまわされる可能性が結構な頻度であります)。

③ ITサポート系(転職難易度:低)
ITサポート系は、厳密に言うとエンジニアではありませんので、転職前にしっかりした勉強はそこまで必要ではありません(Excelを中級レベルにしておけばよいでしょう)。

ただし、ITサポート系から開発系やインフラ系のエンジニアに再度転職をする時は、未経験と同様に勉強をしないと、エンジニアへのステップアップはなかなか難しいです。

ゆえに、ITサポート系にまず転職して、ITサポート系からエンジニアへのキャリアアップを目指そうと考えている場合は、「今勉強をして、ITサポート系ではなく、最初からエンジニア」になった方がスムーズでしょう。

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