LPIC-101の難易度・合格点・勉強時間|未経験でも合格できる対策まとめ【2026】

こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

「LPIC-101の難易度は?未経験でも合格できる?」
「どれくらい勉強すれば受かる?」

結論、LPIC-101は未経験でも合格可能なレベルで、勉強時間の目安は約80〜100時間です。ただし、学習の進め方を間違えると遠回りになりやすい試験でもあります。

この記事では、2026年のLPIC試験(LPIC-1 ver5.0)における、LPIC-101の難易度・合格点・勉強時間を中心に、最短で合格するための対策を解説していきます。

この記事を書いた人 
角田 壮史 株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

ITインフラエンジニア専門の転職エージェント。経済産業省採択事業の運営者であり、15年以上のエンジニアのキャリア支援実績を活かし、あなたのキャリアアップをサポートします。

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目次

結論|LPICー101の難易度・合格率・学習時間の目安

「LPIC-101は難しいの?」、「合格率はどのくらい?」、「何時間くらい勉強すればいい?」、、これは多くの受験者が気になるポイントです。

ここでは、合格点・合格率・学習時間の目安・難易度をまとめていきます。

合格点・問題数・試験時間

LPIC-101試験は、約60問の多肢選択式/記述式問題(通称:コマ門)が出題され、90分間で解答します。

合格ラインは 約65〜70%(試験ごとに変動あり) とされており、単なる暗記ではなく、実際にLinuxを操作して理解していないと解けない問題も一部含まれます。

合格率の実態と未経験者のハードル

公表されている公式の合格率はありません。しかし、受験者の声や教育機関のデータを参考にすると、以下程度と推測されます。

■合格率の実態:
・IT経験者/Linux経験者:合格率は70〜80%前後
・完全未経験者:初回合格率は50%前後

特に未経験者の場合は「コマンドを覚えたつもりでも、実行イメージが伴っていない」ことが不合格の原因になりやすいです。

LPIC-1|学習時間の目安(未経験/経験者別)

LPIC-1(101&102)試験の学習時間の目安は、経験や学習スタイルによっても変わります。以下を目安とするとよいでしょう。

タイプ学習時間の目安学習のポイント
完全未経験者130-180時間IT・Linux基礎から始めるため、とにかく暗記量が多い
IT経験あり50-100時間重点的にLinux特有のコマンドとパッケージ管理を学習
Linux経験あり30-50時間出題範囲の抜け漏れをチェックし、模擬試験対策を中心に学習

LPIC 101試験の学習時間の目安

完全未経験者の場合、101試験は80時間~100時間を目安にするとよいでしょう(102試験よりも時間がかかる傾向です)。

→関連記事:【徹底解説】LPICの難易度は?レベル別で、他のIT資格と比較解説

LPIC-101と102はどっちが難しい?

「LPIC-101」と「LPIC-102」のどちらが難しいのか?は、多くの受験者が気になるポイントです。

結論から言うと、101はLinuxの基礎を幅広く暗記する必要があり、102はネットワークやシェルスクリプトなど実務寄りの知識が求められる という違いがあります。

■101の特徴:
・ファイル管理、パッケージ管理、基本コマンドなど基礎を網羅
・出題範囲が広いため、暗記量が多い
・未経験者にとっては「とにかく覚えることが多い」と感じやすい

■102の特徴:
・ネットワーク(OSI参照モデル、IPv4/IPv6)、シェルスクリプト、ジョブスケジューリングなど
・実務に近い内容が多く、基礎を押さえていないと理解しづらい
・「暗記よりも理解+実践」で得点しやすい

一般的には「101=暗記量で苦戦」、「102=実務的で取っつきにくい」という声が多く、感じ方は人それぞれです。

ただ、これまで多くの受験者を支援してきた実感としては、8割強の方が「101の方が難しい」と答えている のが現実です。

102試験の詳しい試験範囲や勉強法については、「LPIC-102とは?出題範囲・難易度・勉強法を徹底解説」でまとめていますので、あわせてご覧ください。

LPIC-101に合格するための勉強法

LPIC-101は、Linuxを初めて学ぶ方にとって最初のステップとなる試験です。ここでは効率的に学習を進める3ステップを解説します。

■独学での勉強ステップ:
・ステップ1:テキストで知識をインプット
・ステップ2:Web問題集でアウトプット
・ステップ3:模擬試験とコマ問対策で総仕上げ

ステップ1:テキストで知識をインプット

まずは出題範囲を体系的に学ぶために、定番テキストを一冊決めてインプットを進めましょう。

おすすめ教材は、LPI公式認定教科書である、Linux教科書 LPICレベル1(あずき本)もしくはLPIC レベル1教科書&問題集です。迷うようであれば、定番テキストである「あずき本」を選択するとよいです。

テキスト学習のポイントは最初から完璧に理解しようとせず、全体像をつかむ」ことです。テキストは辞書のように繰り返し参照し、理解が浅い部分は付箋やマーカーでチェックしておきましょう。

ステップ2:Web問題集でアウトプット

インプット後はすぐに問題集でアウトプット練習をします。

Ping-t などのオンライン問題集は解説が詳しく、弱点克服に最適です。また。間違えた問題は必ず「なぜ間違えたのか」を振り返りましょう。

アウトプット学習では、「解ける問題を増やす」よりも「解けなかった問題を潰す」ことが合格率を高めるコツです。

ステップ3:模擬試験とコマ問対策で総仕上げ

学習の仕上げでは、模擬試験やコマ問対策を取り入れて本番形式に慣れておきましょう。

学習の仕上げにおいて、もっとも役に立つのは、スピードマスター問題集(特に巻末の模擬試験)です。本試験に難易度が非常に近しく、頻出問題が厳選されています。

また、Ping-tの模擬試験モードや、Udemyの模擬試験を活用しながら、90分の制限時間で解く習慣をつけましょう。

さらに、本試験でうっかりミス(スペルミス)をしやすいのがコマ問(コマンド問題)です。実際にLinux環境でコマンドを入力して、動作を確認しながら覚えることで、知識が定着しやすくなります。

上記の3ステップを通じて、得点が安定して75-80%を超えるようになり、コマ問にも手が慣れていれば、本番でも落ち着いて実力を発揮できます。

LPICのおすすめ教材4選

LPIC-101に合格するためには、テキストで基礎を学びつつ、問題演習と実機練習を組み合わせるのが効果的です。特に以下の教材は多くの受験者に利用されており、初心者にもおすすめできます。

Ping-t:オンライン問題集

https://mondai.ping-t.com/g

オンライン問題集として定番です。解説が丁寧で、間違えた問題の復習がしやすいため、弱点克服に最適です。毎日の学習習慣づけにも活用できます。

あずき本:定番の教科書

Amazon:あずき本(Linux教科書 LPICレベル1 )

入門者向けの定番テキスト。出題範囲を体系的に学べるので、最初の一冊として最もおすすめです。

白本:スピードマスター問題集

Amazon:白本(Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集)

スピードマスター問題集は、試験的中率が高い問題集です。難易度が高いので、Ping-tの後に活用すると非常に効果的です。

Udemy:動画学習

https://www.udemy.com/

Udemyは動画形式で学習したい人向けです。LPIC-1については「模擬試験形式のコース」が中心で、体系的な講座は少ないものの、直前演習や弱点チェックには役立ちます。

これらを組み合わせることで、知識のインプット → 問題演習 → 実機練習 → 模擬試験 という学習サイクルを回しやすくなり、合格率が大幅に高まります。

実機演習も重要!環境構築のススメ

LPIC-101の学習で最も重要なのは、実際にLinuxを操作して体で覚えることです。テキストや問題集だけでは理解が曖昧になりやすいため、しっかりと実機環境での演習を取り入れましょう。

VirtualBoxで仮想環境を構築

VirtualBoxなどを使って、自分のPC上にLinux環境(UbuntuやCentOSなど)を構築します。環境を壊してもすぐ再構築できるため、初心者でも安心して練習可能です。

また、インストールから設定までの流れを体験することで、試験範囲の「システムアーキテクチャ」や「パッケージ管理」の理解が深まります。

→関連記事:Linux実機環境の作り方|未経験向けUbuntu×VirtualBox入門

日常的なコマンド練習

毎日数分でも、ls、cp、grepなどの基本コマンドを繰り返し入力して習慣化しましょう。慣れてきたら、権限設定(chmod、chown) や パッケージ管理(dpkg、rpm) にも挑戦してみましょう。

問題集で出てきたコマンドは、「実機で動かして確認するクセ」をつけることが大事です。

→関連記事:【Linuxコマンド一覧】LPIC level1対応|初心者向け基本コマンドまとめ 

こうした実機演習を並行することで、「知識として覚える」から「実務で使えるスキルとして定着する」学習に変わり、合格率も大きく高まります。

→関連記事:LPIC-1勉強法まとめ|未経験から合格する最短ロードマップ

LPIC-101の出題範囲

LPIC-101はLinuxの基礎力を問う試験で、大きく4つの分野からまんべんなく出題されます。

ただし各分野には出題比率が定められているため、効率的に合格を目指すには比率の高い分野を優先して学習することも重要です。以下は、2026年時点での最新出題範囲です。

LPIC-101 出題範囲一覧

LPIC-101は、システムアーキテクチャからコマンド操作まで幅広い知識を問う試験です。特に出題比率の高い分野を把握することで、合格に直結する学習計画を立てやすくなります。

以下の表で、最新の出題範囲と比率を確認しましょう。

出題範囲出題比率(目安)学習ポイント
システムアーキテクチャ約13%ハードウェア設定、BIOS/UEFI、ブートプロセス、ランレベル(systemd)の理解
Linuxインストールとパッケージ管理約20%Debian系(dpkg)、RedHat系(rpm)、リポジトリ設定、依存関係の解決
GNU/Unixコマンド約43%ファイル操作コマンド(ls、cp、mv)、テキスト処理(grep、sed)、プロセス管理(ps、kill)
デバイス・ファイルシステム・FHS約24%パーティション、ファイルシステム作成(mkfs)、マウント/アンマウント、FHS準拠のディレクトリ構造

特に「GNU/Unixコマンド」のセクションは比重が高めであるため、このセクションを安定して70%以上正答できることが安定合格のポイントとも言えます。

最新の出題範囲は、LPIC公式サイトのLPIC-1 Exam 101 and 102 Objectivesで確認ができます。

LPIC-101とは何か?

LPIC-101は、Linux技術者認定試験(LPIC)の最初のステップとして位置づけられる試験です。

Linuxの基本操作からシステム構造、ファイル管理まで、エンジニアとして必要な基礎知識を幅広くカバーしており、未経験からインフラエンジニアを目指す人にとって最初の関門となります。

LPIC(Linux技術者認定試験)の概要

LPIC(Linux Professional Institute Certification)は、世界中で認知されているLinux技術者のための認定資格です。

特に日本国内では、インフラエンジニアやサーバーエンジニアを目指す方の登竜門として人気があり、求人票に「LPIC歓迎」と明記されているケースも多く見られます。

→関連記事:LPICとは?資格の種類・難易度・勉強法・申し込みまで徹底解説

LPIC-1(101/102)の位置づけ

LPIC-1は「Linuxの基礎力を証明する」ための資格で、101試験と102試験の2つに合格することで認定されます。

101試験の位置づけ

主にシステムアーキテクチャ、Linuxインストールとパッケージ管理、GNU/Unixコマンド、デバイス・ファイルシステムといった OSの基礎構造や操作 が出題されます。

102試験の位置づけ

シェルスクリプト、ネットワークの基礎、セキュリティ、ユーザー管理など 運用寄りの知識 が問われます。

つまり、101は「Linuxを理解するための第一歩」であり、102は「Linuxを業務で使いこなすための知識」という位置づけです。

→関連記事:LPIC-1とは?試験範囲・難易度・勉強法を徹底解説【初心者・未経験者必見】

出題範囲から見る学習のポイント

LPIC-101の合格には、出題範囲をただ暗記するだけではなく、比率や特徴に応じて学習の優先度を決めることが欠かせません。ここでは出題範囲から見る、101試験の学習ポイントを解説します。

・システムアーキテクチャは基礎理解の要:
CPUの動作モードやブートプロセスを理解することで、トラブルシューティングや起動時の問題対応に強くなる。

・インストール・パッケージ管理は頻出:
実務でも必須なので、仮想環境で実際に操作しながら学ぶのが効果的です。

・GNU/Unixコマンドが試験合格に重要:
101試験全体の約4割を占めるため、コマンド操作に慣れることが合格のカギです。試験では、単一のコマンドのみでなく、複数のコマンドをパイプ(|)で組み合わせる実践的な出題もあります。

・ファイルシステムの理解は応用力につながる:
マウントや権限設定をしっかり押さえることで、LPIC-102やクラウド学習にもスムーズに進める。

また、コマンド操作に慣れるためには、「手を動かす」ことが一番の近道です。

初心者の方は、仮想環境(VirtualBoxにLinuxをインストール)を使って、定番コマンド(例:ls、cd、cp、mvなど)を入力してみることから始めるのがおすすめです。

LPIC-1合格後のキャリア|「合格」をどう実務につなげるか

LPIC-1の合格は、インフラエンジニアとしての市場価値が生まれる最初のステップです。この「武器」をどう活かすかで、1~3年後のキャリアや年収も大きく変わります。

未経験から「構築アシスタント」へのステップ:
レベル1を合格すると「Linuxの基本操作」が証明され、運用監視オペレーターではない、一歩進んだ案件に手が届きやすくなります。

「LPIC → AWS」という高年収ルート:
クラウド環境の多くはLinuxで動いています。LPICで土台を固めることで、将来的にAWS SAAなどの高年収資格を狙う際の学習効率も上がります。

資格は「内定年収」に直結する:
当社の転職支援実績(2025年)では、「未経験+LPIC取得者」の平均内定年収は370.4万円でした。無資格者と比べて、スタート地点から明確な差がついています。

資格は「取っただけ」で終わらせるのではなく「どう活かすか」が重要です。

まとめ:LPIC-101は「最短・効率的」に突破しよう

LPIC-101は範囲が広いですが、適切にステップを踏んで学習すれば、未経験からでも必ず合格できます。そして、LPIC-1合格は、理想のキャリアへのスタート地点となります。

LPIC-101を勉強中の方へ

LPICを勉強しているものの「取得後のキャリア」が不明瞭で、学習が上手く集中できない人も少なくありません。

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この記事を書いた人

角田 壮史の顔写真

角田 壮史

株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

未経験からベテランまで、ITインフラのキャリア支援に特化、経済産業省採択事業(インフラエンジニア育成プログラム)も担うキャリアアドバイザーです。 経済産業省ロゴ

主な実績

  • パーソルキャリア(旧インテリジェンス)在籍時、事業部MVP受賞あり
  • リクナビ提携エージェントとして、顧客満足度1位/サービス満足度1位/紹介求人満足度2位などの受賞歴あり リクナビ 顧客満足度1位ロゴ リクナビ 紹介求人満足度2位ロゴ
  • キャリアアドバイザー歴15年以上、700社以上のIT企業訪問、3,000名超のエンジニア支援実績
  • LPI (Linux Professional Institute) より、トレーニングパートナー(プラチナ:最上位)/ハイアリングパートナーとして公式認定 LPIトレーニングパートナープラチナロゴ LPIハイアリングパートナーロゴ

保有資格

国家資格キャリアコンサルタント、AWS-SAA、CCNA、LPIC-3(最上位)、LinuC-1

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