未経験可能なサーバー監視の仕事とは、求人や年収、将来のキャリアとは

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こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

エンジニアに興味を持つ方で、未経験からも携われるサーバー監視という仕事に興味を持つ方がいらっしゃいます。

しかし、サーバー監視という仕事は、IT業界で働いたことがないとわかりにくいかも知れません。

今回は未経験者にわかりにくいサーバー監視とネットワーク監視の違いや、未経験から可能なサーバー監視の仕事、将来性などを説明します。
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目次

サーバー監視とネットワーク監視の違いとは

サーバー監視求人と一緒にネットワーク監視求人というものがあります。

まずは、サーバーとネットワークの違いに関して、理解をしましょう。

サーバーは、情報・データが入っている場所と覚えておけば、大きなズレはないでしょう。

また、ネットワークは、情報・データをやりとりする経路と覚えておけば、こちらも大きなズレはないでしょう。

基本的にあなたが自宅で、PCやスマートフォンなどで、いろいろなWebサイトを見れたり、オンラインでゲームが出来るのは、サーバーやネットワークがあるためです。

PCでAmazonを使って本を買う場合、Amazonのサーバーに保管されている「本」の情報を、ネットワークを経由して、あなたのPCに反映させているから、PCで買い物が出来る訳です。

例えば、あなたがスマートフォンでLINEを使うとします。

あなたがLINEで送ったメッセージや画像等の情報・データは、サーバーに保管されます。

また、あなたがLINEを見た時に、メッセージや画像等の情報・データが、ネットワークという経路を経由して、あなたのスマートフォンに反映されると考えるとわかりやすいかも知れません。

■まとめ:サーバー監視とネットワーク監視の仕事内容の違い
・サーバー監視:サーバーが問題無く動いているかをチェックし、最初の対応をすること
・ネットワーク監視:ネットワークが問題無く動いているかをチェックし、最初の対応をすること

ここでわかることは、サーバーに不具合があっても、データがスマートフォンに反映されませんし、ネットワークに不具合があっても、データがスマートフォンに反映されない訳です。

サーバー監視も、ネットワーク監視も、不具合が発生した時や、不具合が発生しそうな所をチェックしていくことが仕事です。

また、基本的にはサーバー監視はサーバーを見る事が仕事であり、ネットワーク監視はネットワークを見る事が仕事ですが、仕事によってはサーバーもネットワークも両方見てもらう事もあります。

ネットワークもサーバーも両方見ることは、基本的にはインフラ監視と言われますが、テクニカルサポートや監視オペレーターと言われる事も多いです。

未経験可能なサーバー監視の仕事とは

未経験者が実際行うサーバー監視の仕事とは、基本的には下記2つです。

■未経験サーバー監視の仕事:
・サーバーが正常に動いているか?(問題がないか?)を、24時間365日で確認し続ける事です(正常監視と言います)
・サーバーに問題が出た時には、用意されているマニュアル通りに、報告先に報告することです(異常監視と言います)

この正常監視と異常監視は、24時間365日止める事なく実行しなければいけないので、未経験から可能なサーバー監視の仕事は、基本的には夜勤を含んだシフト勤務になります。

監視業務は基本的に夜勤が発生しますので、サーバー監視を未経験で行う場合は、夜勤は覚悟した方がよいでしょう。

また、監視業務は基本的にシフト勤務となりますので、土日祝日が休みではありません。

アルバイトでシフト勤務をやってきた人はわかると思いますが、翌月のシフト表がもらえないと、来月の予定が立てにくいです。

また盆や正月に休める訳ではないので、実家が地方の場合は、帰省が大変になるかも知れません。

ただし、監視業務も、出世してリーダークラス以上などになると、日勤のみに変更も出来たりすることもあります。

未経験可能なサーバー監視の求人は、東京に多い

未経験可能なサーバー監視の仕事は、求人を見てみるとわかると思いますが、東京(もしくは神奈川)にかなり集中しています。

ITインフラ系の仕事は、企業の情報システム部門やデータセンターが置いてある地域を軸としますが、
企業の情報システム部門やデータセンターが集中するのは、やはり東京が多いというのが事実です。

地方ですと、企業の情報システム部門やデータセンター自体が少ないため、サーバー監視の仕事が少なく、ゆえに求人枠も少なくなります。

また、地方はそもそも求人枠が少ないですが、東京から地方へのUターン転職希望者は多いため、地方求人はかなり高い確度で経験者募集となるでしょう(地方の未経験可能なサーバー監視求人は非常に少ないです)。

ゆえに、未経験でサーバー監視に携わるには、基本的に東京勤務となるでしょう。

未経験可能なサーバー監視の求人の将来性は

厳しい言い方にはなりますが、未経験可能なサーバー監視の仕事は、スキルが身に付かず、市場からの評価も低いため、将来性は高くはありません(そもそも、サーバー監視の仕事は、基本的にはエンジニアではなく、オペレーターと呼ばれます)。

また、未経験者の場合は、サーバー監視の年収は250~320万くらいが多いでしょうが、その後の年収もサーバーエンジニアやインフラエンジニアと比較して、非常に上がりにくいです。

ゆえに、未経験から1-2年程サーバー監視を経験するには問題ないですが、3年以上サーバー監視の仕事に携わると、危険信号だと考えます。

ではサーバー監視から、ステップアップをするには、どのような勉強をして、どのような職種になればよいのでしょうか?

次は、サーバー監視のステップアップについて説明します。

サーバー監視のステップアップは、インフラエンジニア(サーバーエンジニア)

サーバー監視の仕事を続けると、「年収が上がらない」「スキルが身に付かない」「夜勤がつらい」などを感じてしまうかも知れません。

サーバー監視の経験を活かしてステップアップをする場合は、基本「インフラエンジニア(もしくはサーバーエンジニア)」となるでしょう。
※サーバー監視から「ネットワーク監視」や「テクニカルサポート」に転職をしてしまうと、再度同じような仕事になりますので、泥沼にはまるような状況になりかねません。

インフラエンジニア(サーバーエンジニア)であれば、ITインフラ(サーバーOSやデータベースなどといったミドルウェア等)の知識が必要となり、また経験を積むことで技術力もついていきます。

また、しっかり勉強を継続していけば、インフラエンジニアであれば、サーバー構築といった業務までは比較的早くたどりつくでしょう。

サーバー構築まで経験が積めれば、年収400万~500万円は普通に狙えますし、更に基本設計まで経験が積めれば更に年収は上がっていくでしょう。

ただし、サーバー監視求人を出す会社は、「サーバー構築業務を仕事として請けていない(運用監視の仕事専門企業)」場合も多くありますので、プロジェクト異動でサーバー構築にステップアップ出来なければ、転職をせざるを得ないでしょう。

さいごに

サーバー監視求人を選ぶなら、サーバー監視業務の将来の抜け出し方も考えておくことをおすすめします。

また、サーバー監視求人を抜け出すには、可能な限り若い段階で、エンジニアになるための努力をしておくべきでしょう。

あわせて、サーバー監視から脱却し、インフラエンジニア(サーバーエンジニア)にステップアップする手段としては、一番手っ取り早く、コストパフォーマンスが高いと思われることは、LPICもしくはLinuCのlevel1の資格を取る事でしょう。

もし、LPICを取って転職を考えたい(インフラエンジニアになりたい、運用業務以上にステップアップしたい)と考える方がいらっしゃいましたら、私どもでLPICの無料取得支援&転職支援を行っておりますので、よろしければ、「CCNA・LPICの無料取得支援&転職支援」にご登録・ご相談頂けますと幸いです。

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