転職のために退職届を出しましたが、受理してもらえません。どうすれば良いですか?

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【ご質問内容】

転職を考え転職活動を行い、無事に内定を頂き、現職に退職届を出しましたが、受け取ってもらえません。
理由は契約の問題と聞いています。
この場合はどう進めればよいのでしょうか?

質問の回答者

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キャリアアドバイザー 園山 雅之

キャリアアドバイザー歴13年。大学卒業後、旅行代理店JTBにて法人企画営業を担当。
その後、人材サービス会社のインテリジェンスにてキャリアコンサルティング事業部のITエンジニア、セールスグループチームリーダーとして従事し、アプリ・インフラエンジニア・セールス職を中心にキャリアカウンセリングを実施。

【転職エージェントの答え】

基本的に、個人の権利を法律上でも保障されておりますので、「辞めさせない」等の強引な引留めにあった場合は毅然とした態度を取りましょう。
常駐先との契約の問題とのことですが、これは企業対企業の契約であり、質問者様が退職できない理由にはなりません。
あくまで、企業側の責任であることを忘れないでください。
仮に、上司の方が承認しなくても、退職することは全く問題ありません。源泉徴収票や健康保険等の手続だけを完了すればよいので、自分で人事・総務部に連絡をして手続をしたり、退職後に連絡をして健康保険の手続をする方もいらっしゃいます。

ただ、今までお世話になった会社・上司に対して、強引な退職交渉をしたくないという方も多くいらっしゃるかと思います。
基本的には、何度も上司と面談の機会を設け、強い退職の意思を伝え続けることが大切です。
もしどうしても話が前に進みそうもない場合は、人事部先に退職の旨を伝え、面談に介入してもらうことも一つの方法です。

退職交渉をスムーズに終わられるためのポイント

こちらの内容をご覧になられた方で、退職交渉が初めてという方もいらっしゃると思いますので、スムーズに退職交渉を進めるためのポイントを参考までに記載をいたします。

【1】退職を伝える場

①必ず1対1でお話する。相手が複数は避けましょう。
②食事や飲酒の場では、お話しないようにしましょう。
→説得されやすい状況を作ってしまいます。

【2】退職交渉の進め方

どの上司にお話をして、その後の手順がどうなるかを確認してから臨みましょう。
一般的には、直属の上司(例:課長)⇒部署統括の上司(例:部長)などの順番になります。
お客様先に常駐している場合、お客様先の上司には基本的に一切お話しないことが大切です。
お客様プロジェクトの関係で、お客様が困ることも有り、横入りで引留めするケースがあります。
あくまで、所属会社の上司にのみお話をしましょう。
契約云々の話は会社間の問題ですので、個人が責任を負う必要は全くございません。
上司がお客様に説明することで終えるケースが多いです。
少なくとも退職確定するまでは、ご報告は控えましょう。
当然、お客様から「残ってくれ/うちに来ないか」という誘いがあっても、お断りしたほうが良いです。
退職交渉は、スケジュール管理を自分でしっかり確認して、先に進めましょう。
上司の方々にとって、部下がやめるということはマイナスになるため、必死に引留めたり、退職の話を更に上の上司にお伝えしないケースもあります。
退職交渉の手順が、直属の上司→部門長のような決済の場合は、直属の上司に「今後はどのように進むのか」を聞いておき、更に「いつまでに退職手続が終わるか」をしっかり確認して、上司を動かしていきましょう。
全く上司が取り合ってくれない場合は、その上の上司に直接話したり、それでも取り合ってくれない場合は、人事部宛に「退職願」を送付する等、他の方法がございますので安心してください。

引継ぎ内容を整理しましょう。
・交渉に先立って「引継ぎスケジュール」を自分で整理・計画しておき、交渉の際に「引継ぎプランは、~のように考えているので大丈夫」という話をして、「引継ぎが出来ないから辞めてもらっては困る」という会社側の意向に対して回答できるようにしましょう。
よくあるケースでは「引継ぐ社員が決まらないため、決まるまで残ってくれ」という話をされることがありますが、それも「自分の期限」を厳守した上で、期限を超えるようであれば「引継ぎ書」を残すことで対応したいと、明確にお伝えしましょう。

退職の伝え方:会社側の引止め材料を想定して、リスクを潰すような伝え方をする

①「○月△日で退職させてください。」のように、具体的な日程を含めて話しましょう。
「転職」という言葉は使用しないで下さい。
また、上司などに伝える退職日は、実際の日付よりも前倒して言うことも、駆け引きとして有効です。
(例)4月1日入社する際に、「3月末日で退職したい」とお伝えするのではなく、少し前倒した日程で「3月15日」と最初にお伝えしておくと、「職場が忙しいから、もう少し残ってくれ」等の引留めに対して「では2週間だけ延長します」等、交渉を自分のペースで有利に進めることが出来ます。

②退職理由は、「転職します」とは言わず、「一身上の都合」など余り具体的に言わず、間違っても転職先の社名は出さないようにしましょう。
社名を出さなくても、「次は~の仕事をします」や「こういう事をやりたいから」等と、余り具体的に理由を言わないで下さい。引留める格好の材料を、相手の方に与えることになります。
 (例)その業務は、うちの別ポジションでもあるよ。とか、やりたい事をやらせてあげる等。

③引留められることも考えた上での結論であることをお伝えしましょう。
(例)現職に残って仕事をすることも考えて悩みましたが、今回は自分の希望があるため退職することを決断しました等、真剣に考えたことの結論・ニュアンスをお伝えすると良いです。
→相手の方に、突っ込まれる隙を与えないようにしましょう。

④「退職願」を予め作成しておき、日付を記載した上で、出来れば最初の段階からお渡しできるようにしましょう。
口頭のみの話だと、上司の方によっては真剣に取り合ってくれない場合がございます。

以上が簡単ではありますが、退職交渉のポイントになります。
ご質問者様の退職交渉が少しでも良い方向に進むことを願っております。

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