転職エージェントによって、選考通過率や年収は変わるのでしょうか?

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【ご質問内容】

31歳のインフラエンジニアです。
現在2次請けの立ち位置で基盤構築とリーダー業務を行っていますが、年収がなかなか上がりません。
年収アップを目指して転職を考えておりますが、転職エージェントによって年収や採用合否の確率は異なってくるものでしょうか?

質問の回答者

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キャリアアドバイザー 角田 壮史

キャリアアドバイザー歴13年。大学卒業後、外資系メーカーに入社し、その後人材サービス会社のインテリジェンスにてIT業界の中途採用支援を行う。IT、通信、コンサルティングファーム、インターネット業界を中心とした転職支援を行っており、 得意職種はコンサルタント、アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内システムエンジニア。

【転職エージェントの答え】

転職エージェントによって年収や採用合否の確率は変わってくると思いますが、転職エージェント以上に担当キャリアアドバイザー(キャリアコンサルタント)の影響が強いと思います。
ご質問者様の転職活動に対して、納得感のある提案を積極的にしてもらえる担当キャリアアドバイザーが良いと思います。

結論からお話すると、年収や合否率は相応変わると考えます。
転職エージェントによって変わる所もありますが、それ以上に、担当となるキャリアアドバイザーによって変わりやすいと言えるでしょう。

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、転職を考える人の伴走者であり、転職活動におけるサポート業務も担っています。
つまり、希望に沿った求人を紹介しようとするだけでなく、職務経歴書の書き方から、面接・選考時の受け答えからアピールポイントまで、評価を勝ち取るためのパフォーマンスチューニングをする存在であり、また転職時によくある失敗事例といった落とし穴にはまらないように、事前にアナウンスしてくれる存在でもあります。
見せ方を誇張する事や、嘘を付く訳では無く、等身大の姿を不足感無くアピールする術に長けています。
これは、経験豊富なキャリアアドバイザーで無いと難しいと感じます。

ただ、IT業界には転職エージェントは多数あり、キャリアアドバイザーも多数存在しますが、経験が薄いキャリアアドバイザーも多く、的確なアドバイスが出来ないアドバイザーも多いのが実状です。業界や企業、職種に詳しく、経験豊富かつ、積極的に提案をしてくれるキャリアアドバイザーが担当になれば、あらかじめに考える事ややるべき事はアナウンスしてもらえるので、応募企業の受検に専念する事が出来るでしょう。
一方で、業界や企業、職種に詳しくないキャリアアドバイザーが担当になった場合には、必要以上のポジション応募の催促があったり、求人案件の勧め方に強引さがあったり、事前に聞いていた内容と面接で聞いた内容に乖離があったり、質問事項等に答える力が無かったり、調べて欲しい事を調べてもらえないなど、逆に工数になる事もあります。
また、相性も若干ながら左右するかと思います。

給与や合否率に関しては、今持つ力を最大限に過不足なくアピールする事で、変わります。
ゆえに、担当キャリアアドバイザーの能力に疑問がある場合や、相性に懸念がある場合には、担当のキャリアアドバイザーを変更希望する、もしくは他のエージェントに話を聞くという事も一つです。

あわせて、給与や合否率が転職エージェントによって変わるか、という質問に関しては、多少変わるというのが事実でしょう。
例えば、転職エージェントも、採用企業からの評価がまちまちです。「A社というエージェントが自信を持って紹介してくれるならスキルが若干不足していても面接する」が、「B社は当社の事を全く分かってないので、スキルの合致度が高く無ければ書類でお見送りとする」といった事も多数存在します。
あとは、合否率という意味では、転職エージェント自体が、求人の求めるスペックや人物像が明確に分かっている事や、仕事内容の理解が進んでいる事が大前提ですが、転職エージェントの契約(報酬)体系も影響する企業もあります。転職エージェントは、採用決定から入社に至った場合、採用企業に報酬を請求しますが、この報酬も転職エージェントによって差があります。
即戦力の経験者の場合は、年収の30%~35%を報酬として請求するケースが基本ですが、大手エージェントは強気の価格設定が多く、年収の35%を基本契約とする事が多いです(また、年収の計算も、残業代抜きの金額に35%を掛ける事と、残業代込みの金額に35%を掛ける事では、また報酬も変わりますが、私が以前勤めていた転職エージェントでは平均残業時間分の残業代込みで金額請求していたので、他のエージェントと比べると高いと言われていました。。)。

採用企業は採用予算を組んでいるので、年収の30%も35%もそれ程変わらないように見てくれる企業もありますが、一方で、30%請求となるエージェントと35%請求となるエージェントで比較される事もあります。
例えば、30%ならサブリーダーも採用するが、35%だったらリーダー経験者以上で無いと採用しない、といった線引きや、30%でも採用出来る人だから35%では採用しない、といった事も発生したりします。
ゆえに個人の意見としては、転職エージェントは年収の35%の基本報酬契約は、エージェントとして避けるべきと考えています。
私は現在も転職エージェントを行っていますが、求職者側の機会損失を防ぐために基本報酬契約は30%にしています。

ただ、エージェントを利用するという事で、企業側からは採用費用が発生しますので、30%の報酬契約でも、「自社のHPに直接応募があり、採用出来るスキルレベル」という判断のもと、自社運営の採用ページからの応募と比較となる場合もありますので、一概には言えないかも知れません。

一番良いのは、転職エージェントがお金によって採用ハードルが大きく変わる会社を当然ながら把握して、「●●社の求人は、転職エージェントを使うと採用ハードルが大きく変わるので、直接HPから応募した方が良い」と、当たり前の事を当たり前に伝える事が出来る転職エージェントだと思います。

以上、ご質問者様の参考になれば幸いです。

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