AWSエンジニアの需要は高いが、年収はどのくらいなのか?

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こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

AWSを含めたクラウドの影響で「インフラエンジニアの仕事は不要になる」とも言われ続けておりますが、AWS技術を主軸とするAWSエンジニアの需要はどれ程高く、年収はどの程度なのでしょうか?

今回はクラウドエンジニアの需要や年収などについて説明します。
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AWSエンジニアの需要は高い、人手不足が顕著


近年クラウド(特にIaaSやPaaSのパブリッククラウド)の需要が高まり続けておりますが、クラウドの需要の高まりに伴い、クラウド技術を主軸とするクラウドエンジニアの需要も高まり続け、特に一番主要なクラウドサービスであるAWSの需要が伸びています。

また、AWS市場の伸びに対して、AWSに強みを持つ人材が圧倒的に不足しており、IT業界の中でもAWSエンジニアは「特に人手不足が顕著」と言え、エンジニア採用を行う会社では「最も採用の優先度が高いポジションは、AWS等のクラウドに強みを持つエンジニア(クラウド経験者)」と考える企業は多く、クラウド経験者は積極採用したい、と考える企業はかなり多いと言えます。

クラウド市場の成長性は高く、引き続きの需要が見込める

クラウドの利用メリットは、当然ですがネットワーク機器やサーバ、ラックなどの購入費用といった初期投資を削減出来る「コスト削減」や、物理層などが仮想化されることで機器設置、設定といった今までの作業がWeb上で対応できる「作業量削減」などが大きくありますが、クラウド活用のメリットとともに、クラウド市場は大きく成長していると言えます。

実際、大手IT専門調査会社のIDCJapanのリサーチによると、国内のパブリッククラウドの市場は、「2018年は6,688億」円に対して、「2023年は1兆6,940億円」(2018年から、5年間で約2.5倍の市場になる)という市場予測を出しており、現在の伸びや成長性のみでなく、引き続き今後のクラウドに関する需要も見込めると思います。

※参考資料:IDC Japan 国内パブリッククラウドサービス市場予測を発表
https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ44928319

このように需要が非常に高いクラウドエンジニアの中で、特に人気やニーズが高いのはAWSエンジニアですが、AWSに強みを持つエンジニアの年収は高いのでしょうか?下記からはAWSエンジニアの年収について説明します。

AWSエンジニアの年収は高い?平均年収は?

AWSエンジニアという職種名自体が比較的まだ新しく、どちらかというと「クラウドのAWSにも精通しているインフラエンジニア」という呼び方のほうが、語弊が少ないかも知れませんが、AWSエンジニアの年収はITエンジニアの中では比較的高い部類に入ると思います(AWSエンジニアは需要に対して、供給が不足しているため、年収は高くなりやすいと言えます)。

具体的な年収は、スキルに応じて変動するため言及が難しいですが、経済産業省が提示するIT関連産業の給与などに関する実態調査では、AWSエンジニアといったクラウドエンジニアが含まれていると思われる2職種での平均年収が、下記と公表されています。

・IT技術スペシャリスト(DB・NW・セキュリティ等)⇒スキル標準レベルが3.9の場合、「平均年収は758、2万円」
・高度SE・ITエンジニア(基盤設計担当・ITアーキテクト)⇒スキル標準レベルが4.0の場合、「平均年収は778,2万円」

※スキル標準レベルの「レベル4」は、「部下を指導できるチームリーダーレベル」となります。
※参照:経済産業省 IT関連産業の給与等に関する実態調査
https://www.meti.go.jp/press/2017/08/20170821001/20170821001-1.pdf

また、AWSエンジニアやクラウドエンジニアといった職種の平均年収は、明確なデータとしては算定されておりませんが、私の所感ですと、AWSエンジニアを含むクラウドエンジニアの年収は、「平均的なインフラエンジニアの年収よりも、10~15%程高い」印象です(クラウドエンジニアの中でも、AWSエンジニアとAzureエンジニア、GCPエンジニアの年収は、ほとんど大差はありません)。

もちろん、クラウド専業のエンジニアよりも「インフラエンジニアとしてクラウドも対応されているエンジニア」の方が圧倒的に多いため、どこからがインフラエンジニアで、どこからがAWSエンジニア(クラウドエンジニア)なのか?という指摘はあると思いますが、クラウドエンジニアは「インフラエンジニアとしての豊富な経験」と「クラウドサービスの知識」がないと携わりにくいため、難易度と共に、年収が上がる傾向があるのは間違いないと思います。

また、AWSエンジニアに興味を持つ方から、よく「AWS認定ソリューションアーキテクト取得者の年収は?」と質問を頂きますので、「AWS認定取得者の年収」を集計しましたので、説明します。

AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトを取得者の年収はどのくらい?

AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトの資格取得者(取得データ数は28件です)は、平均年齢35.2歳、平均年収572万円となり、インフラエンジニアの中では年収は少々高い層に入る印象です。

AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトの取得者の勤務先は、大手SIer、大手SIのグループ会社を中心としてソフトハウスまで幅広く、またリーダー、課長クラスに多い印象でした。

ただし、AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトの資格を取得したら、年収が500万円台後半に確実にたどり着く訳ではなく、それまでの経験や実績が年収アップのポイントとなりますので、あくまで参考程度にお考えください(年収は、資格よりも「実務経験・スキル」で決まります)。

ただ、私の所感としては、AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトの年収は、おおよそ450~700万円くらいに落ち着く印象があります。

AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルを取得者の年収はどのくらい?

AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナルの資格取得者は、当社調べでは、平均年齢39.5歳、平均年収745万円となり、インフラエンジニアの中では年収は高い層に入ると思います(ただしAWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナルの取得データ数は少なく、8件から算定していますが、AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル取得者の年収は、総じて高い傾向があると思います)。

AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルの取得者の勤務先は、大手SIer、大手SIerのグループ会社を中心として、外資企業、社内SEまで幅広く、またリーダーもしくは課長クラスに多い印象でした(また、AWS認定のみでなく、 LPIC-3、Oracle Masterの Gold、Pratinum、情報処理安全確保支援士、ネットワークスペシャリスト、VCPなど、その他諸々の資格を持っている傾向が非常に強く、クラウド周辺の知識・経験も含めて年収が上がっているかと思います)。

あわせて補足ではありますが、AWS認定資格を取得すると年収が上がる訳ではなく、「経験を積むと年収が上がる」という所が実状ですので、資格を取ったからと言ってすぐに大きく年収が上がるとは言いにくいです(ただし、資格を取ると、AWSの仕事や、単価が高いハイレベルな仕事に就きやすくなるため、必然的に年収も上がっていくと思います)。

さいごに

クラウド市場の拡大に伴い、AWSを中心としたクラウドに強みを持つインフラエンジニア、クラウドエンジニアは非常に求められている中、「クラウド対応が出来るエンジニア」は大きく不足しています。

当たり前ですが、AWSを含めたクラウドは簡単ではありませんので、「AWS対応が出来るエンジニア」になるには、オンプレミスの環境でネットワークやサーバ、OSなどの設計、構築、運用経験をしっかり積んだ後にAWSの知識が必要となるため、サーバエンジニアやインフラエンジニアがそもそも不足している現状では、クラウドエンジニアの不足はなかなか解消されない事が考えられます(AWSを「やりたい人は多い」ですが、AWSを「できる人が少ない」という所が実状と言えるでしょう)。

ゆえに、しばらくはクラウドエンジニアの需要の高止まりは続く見込みとなり、クラウドは相当な技術革新が起きないとなくならないと思いますので、AWSエンジニアの将来性は高いと言えます。

今後AWSエンジニアに挑戦したい方は、AWS対応を出来る人が少ない今がチャンスかと思いますので、興味があればチャレンジしてください。

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