インフラエンジニアからITコンサルタントにキャリアチェンジしたい

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【ご質問内容】

26歳です。
ネットワーク設計・構築、セキュリティ設計に携わるインフラエンジニアです。
将来全ての業務に自動化が進む中でスペシャリストを目指すと、つぶしが効かないエンジニアになる事に不安を感じています。
究極のゼネラリストを目指すため、ITコンサルタントになりたいと考えていますが、どう思いますか?

質問の回答者

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キャリアアドバイザー 園山 雅之

キャリアアドバイザー歴13年。大学卒業後、旅行代理店JTBにて法人企画営業を担当。
その後、人材サービス会社のインテリジェンスにてキャリアコンサルティング事業部のITエンジニア、セールスグループチームリーダーとして従事し、アプリ・インフラエンジニア・セールス職を中心にキャリアカウンセリングを実施。

【転職エージェントの答え】

そもそもITコンサルタントは何をしているのか?

まず質問者様は、ITコンサルタントという言葉を聞いてどのような業務をされている印象を持たれるでしょうか?
最近では、多くの企業がITコンサルタントという言葉を多用することが多く、いかにもかっこいい響きのため、魅力を感じられる方が増えており、改めて整理をするところから始めていきたいと思います。

私がよくITコンサルタントを希望されるお客様に、

『ITコンサルタントとはどのような業務をされる方だと思いますか?』

と質問をするのですが、皆様からの回答で一番多いのが『クライアントの経営に直接影響を与えることができる仕事』というものです。

確かに、大手コンサルティングファームは、クライアントの経営課題を解決するための一つの手段としてITを捉え、経営が改善されることがゴールになります。
一方SIer(システム開発会社)は、システム導入以外に解決策が無いため、ゴールとしては、クライアントに希望通りのシステムを導入することがゴールになります。
そのため、一般的には経営に直接影響を与えるという観点ではコンサルティングファームが適しているのではないか?と考えると思います。

では、実際に大手のSIerでプロジェクトマネージャーとITコンサルタントに大きな違いはあるのでしょうか?
個人的な意見としては、ネットワークやサーバー等のインフラ領域においては、

大きな違いがない

というのが正しいように思えます。

基幹システムや業務アプリケーション等のアプリケーションは、クライアントの業務効率化に生産性向上に大きな影響を与えるため、経営にインパクトを与えることができますが、インフラエンジニアが担当するネットワークやサーバー等のインフラ領域は、目に見える形で企業経営に影響を与えるものではないため、コンサルティングファームではインフラに関するプロジェクトを担当しないケースも見られます。

実際に求人を見てみても、インフラエンジニアとしてインフラ領域の経験をされている方の採用をしているコンサルティングファームは少なく、ほとんどの求人がアプリケーションエンジニア経験を求めることからもわかります。

「エンジニアではつぶしが効かなくなるのか?」

多くの企業でITが当たり前になってきた現状やクラウドサービスの実現により、そもそもインフラエンジニアが必要なのか?という問題は今後必ず出てくることかと思います。
実際に、インフラエンジニアにカウンセリングをしている中で、将来的にインフラエンジニアが不要になるのではないかと質問者様と同じように不安に思われているエンジニアも多く見られます。

ここからは私の個人的な見解になりますが、今後は必要とされるエンジニア像は変わっていくと思われます。
クラウドサービスが充実し、外部のデータセンターにインフラ運用を委託するような時代は着々と進んでいることを考えますと、インフラエンジニアに求められるのは、お客様の要求に正確に答えられるインフラ環境を作るような今までのようにインフラ技術だけでなく、様々なインフラに関わるサービス知識とそのクライアントに合ったサービス提案ができる人材のみが生き残っていく時代がやってくるように思います。

そのため、最新の技術やサービス、製品に対して高いアンテナを張り続けることができ、クライアントに最適な提案ができる人材として努力し続けることができるのであれば、今後もIT業界内で必要な人材として長く活躍し続けることは可能かと思います。

ITコンサルタントを目指してもいいと思うか?そもそも目指せるものか?

上記の通りインフラエンジニアとして、今までのインフラ領域の経験を活かした形でのITコンサルタントを目指しても実際の業務に大きな差がないことを考えますと、本当にITコンサルタントを目指すことがいいのか?を再度考え直す必要があるかとも思います。
つぶしが効かないことへの不安を払しょくをすることが一番の目的であるならば、今までのネットワーク領域だけでなく、サーバー・ミドルウェア、アプリケーションまで対応できる【マルチスタックエンジニア】【フルスタックエンジニア】と呼ばれるマルチな技術を伸ばしていくエンジニアを目指すのも選択肢の一つです。
また、セキュリティ関係の経験もお持ちでいらっしゃるのであれば、非常に今後も需要が伸びることが間違いないセキュリティ専門のエンジニアとしてキャリアを形成することもよろしいかと思います。

ただ、すべての業界・業種に言えることですが、将来全体安泰というキャリアは誰にもわからないというのが本音かもしれません。

質問者様は、将来業界がどうなるかということを常日頃から考え、情報収集をされている方ではないかとお見受けしましたので、その意識を持ち続けることができれば、業界がどう移り変わっても、柔軟に対応できる方かと思いますので、そこまで将来を悲観的にとらえる必要なないかとも思います。

以上簡単ではございますが、ご回答させて頂きます。
少しでも今後の参考になれば幸いでございます。

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