こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
あなたは、未経験からエンジニアを目指すのは難しいと考えていらっしゃいませんか?
たしかに未経験で開発系やインフラ系のエンジニアに転職をするのは、簡単ではないが、難しくもありません。
実際、未経験からエンジニアに転職する人は、かなり多いです。
私は転職エージェントをしていますが、当社が未経験エンジニアの転職サポートをする場合は、その人にあわせて「必要最低限の努力」をしてもらいますので、32歳以下の方であれば未経験エンジニア職で内定ゼロはいません(ただし、必要最低限の努力を出来ずに、未経験エンジニアを諦める人はいます)。
結論、未経験でもエンジニアになることはできますし、「未経験でエンジニアに転職は難しい」と思っている人は、この記事を読んでみてください。
未経験でエンジニアに転職するヒントがあると思います。
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未経験でエンジニアに転職は、それほど難しくないが努力が必要
世の中には「未経験歓迎」と書いてある求人ってありますよね。
未経験歓迎と書いてあると、「知識ゼロ」、「スキルゼロ」でも「エンジニアに転職出来るのかな?」、「知識ゼロでもエンジニアとして一から育ててくれるのではないか?」と思ってしまうかも知れません。
しかし、未経験歓迎と書いてある求人の本音は「実務未経験でも選考します」が多いです。
実際は「実務未経験でも選考します」であり、選考で「あなたが勝手に育ってくれる人材であれば、採用します」が多いです。
理由は簡単で、エンジニアは、教育研修で簡単に育たないためです。
エンジニアの仕事も必要スキルも、現場によって変わることもありますし、教育研修で学んだことが現場でそのまま活かせないことも多いです。
ゆえにエンジニアは「現場」で学び、「自学」で不足する知識やスキルを補填するというステップアップを行っていきますが、やはり「勝手に成長してくれる人」でないと、エンジニアとして出遅れてしまいます。
つまり、「私は、エンジニア経験はありませんが、エンジニアとして勝手に成長しますよ」というアピールが面接時にできれば、未経験エンジニア転職がググっと近づきます。
※もちろん、あなたに何かしらキラリと光るアピール材料(高学歴、若い方が部活などで高い実績あり、社会人が仕事で高い実績あり等)があれば、企業側が納得してくれるレベルで「勝手に成長しますよ」というアピールはできることもありますので、全ての人にあてはまる訳ではありませんが、今までの実績でアピール出来る人は、やはり稀でしょう。
この「私は、エンジニア経験はありませんが、エンジニアとして勝手に成長しますよ」というアピール作りは、「難しくはない」ですし「簡単でも無い」ですが、気合を入れてやれば絶対にできるでしょう。
「エンジニア経験はないが、勝手に成長しますよ」というアピールが出来れば、内定は近い
あたりまえですが、世の中には「勝手に成長する人」もいれば「教えても成長しない人」もいます。
例えば、勉強でもスポーツでも、ゲームでも、「勝手に上手くなる人」がいれば「教えてもらっても上手くならない人」もいます。
ゆえに未経験でエンジニアを目指す場合は、「エンジニアとして、勝手に成長してくれる人」と思われれば、未経験でもエンジニアになる門戸が開かれます。
では、勝手に成長してくれる人と思われるには、どうすればいいのでしょうか?
やり方は簡単です、「自分で手を動かして、勉強を始めてしまえばよいだけ」です。
あたりまえの話ですが、勝手に成長する人は、自分が「できるようになりたい事」を考え、「そのために、今やるべき事」を自分の時間を確保してやり抜きます。
それでは以下からは、未経験エンジニアを目指すために、やるべき2つのことを具体的に説明します。
未経験エンジニアを目指すために、やるべきこと①:目指すポジションを決める
未経験エンジニアを目指す場合、最初にやるべきことは「目指したいポジションを決める事」です。
未経験エンジニアで採用を行っているのは、基本的に下記2職種ですので、自分が希望する職種を決めましょう。
・未経験エンジニア職種①:開発系エンジニア(内定難易度:難易度高め)
開発系エンジニアは、プログラマやシステムエンジニア、web系エンジニアなどと呼ばれる職種の総称であり、プログラムを書いて(プログラミングやコーディングと言います)アプリケーション、システムを開発する仕事です。
・未経験エンジニア職種②:インフラ系エンジニア(内定難易度:普通)
インフラ系エンジニアは、ネットワークエンジニア、インフラエンジニア、サーバーエンジニアなどと呼ばれる職種の総称であり、アプリケーションなどのシステムを動かすための通信環境を作る仕事です。
この2つの職種は、求められるスキルが異なるため、まずはどちらを選ぶか?を決めましょう(どちらを選ぶか?を決めないと、勉強すべき内容が定まらないため、努力が報われない事になりかねません)。
未経験エンジニアを目指すために、やるべきこと②:仕事で最低限必要な力を身につける
下記からは、あなたが希望する職種別に、やるべき事を記載します。
① 開発系エンジニア職を選ぶ場合:自分でコードを書いて作品を作り、ポートフォリオを作ること
つまり、何でもよいので、あなたが自分の手を動かして、自分で書いたコードで動く作品を作る事が大事です。
何を作るかはあなたの自由です。今のあなたの職場で「あった方がいいな」と思えるシステムを作ってもよいですし、趣味に繋がっている何かを作ってもよいです。
恐らくプログラミングをすること自体が初めてだと思いますし、このプログラミングを学ぶことで挫折する人も多いですが、「心が折れても、やり続けること」が大事であり、簡単な作品でも良いので作り上げた時は、「知識ゼロ」ではなく「仕事の流れ」も少し理解している状態でしょう。
② インフラ系エンジニア職を選ぶ場合:ITインフラ系の資格であるCCNAかLPICを取得すること
インフラ系エンジニアは開発系エンジニアと比較して、最初に勉強をする量が少ないため、挫折率が低いでしょう。
しかし、挫折率が低いとは言っても、やはり知識ゼロから資格を取る事はなかなか大変です。
ただし、インフラ系エンジニアは独学で十分対応可能です(インフラ系は、ほとんどの人が独学のみで、スクールに通う人は少ないです)。
上記で「仕事で最低限必要な力を身につける」やり方を説明しましたが、このやり方をやらないで内定をもらっても、実際はエンジニアの仕事ではない職場に配属になることは多いので、お気を付けください(開発系エンジニアのポジション、インフラ系エンジニアのポジションの両方で、仮に内定をもらえても、入社後に「誰でも出来るオペレーションの仕事」になってしまう事が意外な程多いです)。
未経験エンジニアを目指すための、勉強時間の目安
勉強の目安としては、人によって様々ですが、あなたが離職中であれば、下記期間くらいが目安となるでしょう(あくまで目安です)。
・開発系エンジニアを目指す場合:3ヶ月
・インフラ系エンジニアを目指す場合:1ヶ月
この期間を見ると、結構時間がかかると思ってしまうかも知れませんが、これから「未経験で給料をもらいながら勉強をするための事前準備期間」と考えた方がよいでしょう。
もちろん、上記の期間はあくまで「目安」であり、人によっては更に短期間で出来る人もいますし、逆に倍以上の時間がかかる人もいます。
ダラダラ勉強をすると、目安の期間では終わらないので、一度やると決めたら、「大学受験生になったような気持ち」で、「心が折れてもやり続ける覚悟」で取り組むことをおすすめします。
インフラ系エンジニアを目指すなら50回くらいは「無理だ」と思うかも知れませんし、開発系エンジニアを目指すなら200回くらい「無理だ」と思ってしまうかも知れませんが、未経験エンジニアになってきた人は、ほとんどの人がくぐり抜けた道ですので、「心が折れて当然」と考え、無心でやり続けると、ゴールが近づくでしょう。
独学が難しければ、スクールや職業訓練に通ってもよいが、やる事は同じ
独学で本当に心が折れてしまった場合は、ITスクールに通ってもよいですし、あなたが離職中であれば、ハローワークを使って無料の職業訓練を探してもよいでしょう。
ただし、ITスクールなどに通っても、エンジニアに未経験で転職するためには、「開発系であれば、ITスクールで作った作品以外に、自作の作品を作る」、「インフラ系であれば、資格を取る」という事は必要です。
ITスクールに通っただけですと、「授業を受けただけであり、勝手に活躍する素養が見えない」になってしまいますので、結局はスクール後に自分で作品を作る・資格の勉強をすることになります。
「スクールに通ったのに、内定をもらえない」という人は、「スクールで学んだこと以外の勉強」が足りていない場合が圧倒的に多いです。
開発系エンジニアが無理なら、インフラ系エンジニアに変更も一つの手段
未経験でエンジニアに転職をする場合、年齢的な問題や難易度・センス等の問題で、「開発系エンジニアは難しい」ことがあります。
開発系エンジニアは年齢制限がインフラ系エンジニアよりも厳しく、学生時代にプログラミングを学んだ人も多く、趣味で自作ゲーム開発などといったプログラミングをしている人もいるため、選ばれるための競争は「開発系エンジニア」の方が激しいです。
また、プログラミングには多少なりセンスも関わってくるため、開発系エンジニアがどうしても難しい場合は、インフラ系エンジニアに狙いを絞るのも一つの手でしょう。
インフラ系エンジニアも、ステップアップをするにはプログラミングが必要となってきている時代ですし、インフラ系エンジニアからスタートしても開発が出来るエンジニアになるキャリアパスもあります(インフラからアプリまで対応できるエンジニアをフルスタックエンジニアと呼び、インフラ系からステップアップする人も多いです)。
ゆえに、開発系エンジニアを目指して苦しんでいる人は、「ITインフラ系エンジニア」に目標を変えて、ITインフラ系エンジニアで最初は進んでいくのもありでしょう(インフラ系エンジニアであれば、学生時代にインフラ系を専門で学んだ人はほぼおらず、ほとんどのインフラ系エンジニアは、新卒社会人からスタートしていますので、最初の実力差は開発系エンジニアよりも少ないかも知れません)。
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