インフラエンジニアにおすすめの本21選、初心者から実務経験者まで幅広く紹介

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こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

インフラエンジニアとしてのキャリアを築きたい、キャリアアップを目指したい人にとって、必要知識を体系的に学べる本は、非常に有効です。

一方で、インフラエンジニア関連の本は非常に多いです。

ゆえに、基礎からしっかり学びたいが「わかりやすい本が見つからない」、自分にあった「資格取得、実務に役立つ本がわからない」などで迷ってしまうかも知れません。

この記事では、知識レベル別や目的別で、インフラエンジニアのおすすめ本を紹介していきます

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目次

【初心者向け:超入門書】インフラエンジニアを目指すため、基礎を学べる本

インフラエンジニアを目指す場合は、最初に必要となるのは基本知識の習得です。ただし、初心者は基礎知識を学ぶことでも大変です。

インフラエンジニアの本は専門用語が多く、また前提知識を必要とする本もあります。ゆえに、初心者にはハードルが高く感じてしまうこともあるでしょう。

こちらでは、初心者向けに「超入門書」を説明していきます。超入門書では、イラストや図解が多めであり、理解が進みやすく、またモチベーションを保ちやすい本をピックアップしています。

【初心者向け:超入門書】サーバー系のおすすめ本

サーバー系①:図解まるわかり サーバーのしくみ

Amazon:図解まるわかり サーバーのしくみ

「図解まるわかり サーバーのしくみ」では、よくわからない代名詞でもある「サーバー」について、図解で説明する参考本です。

この本は、豊富な図解を使って、サーバーとは何か、役割は何かなどを、事例を用いて説明があります。

インフラエンジニアとして最低限押さえておきたいポイントがバランスよく記載されており、スムーズに理解を進めやすい本です。

価格単行本:1,8848円(税込)
ページ数240ページ
出版社翔泳社
発売日2019年4月5日

サーバー系②:1週間でLPICの基礎が学べる本

Amazon:1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 徹底攻略シリーズ

「1週間でLPICの基礎が学べる本」は、Linuxサーバーの資格であるLPICを学ぶための本に見えますが、Linuxの基礎知識を得るために使うと、非常に有効な本です。

この本の内容は、Linuxを基礎から学べかつ、文章量が少ないため、視覚的に理解を進めることができます。また未経験者でもスムーズにLinuxの基本を学ぶことができる良書です。

価格単行本:2,640円(税込)
ページ数320ページ
出版社インプレス
発売日2019年6月20日

【初心者向け:超入門書】ネットワーク系のおすすめ本

ネットワーク系①:図解まるわかり ネットワークのしくみ

Amazon:図解まるわかり ネットワークのしくみ

「図解まるわかり ネットワークのしくみ」は、ネットワーク技術の基礎をわかりやすく学べる入門書です。

この本では、ネットワークの技術や機器などの役割をしっかり説明しており、LANやWAN、TCP/IPなどのネットワークの基礎知識を説明しているため、まずネットワークの概要をつかみたい人におすすめできる本です。

価格単行本:1,848円(税込)
ページ数224ページ
出版社翔泳社
発売日2018年9月21日

ネットワーク系②:[改訂新版] 3分間ネットワーク基礎講座

Amazon:[改訂新版] 3分間ネットワーク基礎講座

「 3分間ネットワーク基礎講座」は、ネットワーク関連で非常に有名なサイトである「3 Minutes Networking」を書籍化した本です。

この本のキャラクターである、おなじみ博士とネット君が、会話形式でネットワークのしくみを、基礎から説明してくれます。初心者でも読みやすく、ネットワークの基礎知識を学べる本です。

価格単行本:1,958円(税込)
ページ数288ページ
出版社技術評論社
発売日2010年9月11日

【初心者向け:超入門書】クラウド系のおすすめ本

クラウド系:図解まるわかり クラウドのしくみ

Amazon:図解まるわかり クラウドのしくみ

「図解まるわかり クラウドのしくみ」は、クラウド技術の基本をわかりやすく解説した入門本です。

クラウドの役割から技術、しくみまで、イラストを交えた解説で、初心者でもわかりやすく解説されています。クラウドのしくみを短時間で理解したい方におすすめできる入門本です。

価格単行本:1,848円(税込)
ページ数232ページ
出版社翔泳社
発売日2020年9月3日

【初心者向け:超入門書】セキュリティ系のおすすめ本

セキュリティ系:図解まるわかり セキュリティのしくみ

Amazon:図解まるわかり セキュリティのしくみ

「図解まるわかり セキュリティのしくみ」は、ITセキュリティの基本をわかりやすく説明した、セキュリティ関連の入門本です。

この本では、セキュリティの基本的な考え方から、攻撃と防御まで簡易に説明されており、セキュリティの具体的なしくみが理解しやすい内容となっています。

短時間で効率的にセキュリティの基礎や、全体像を把握したい人におすすめできる入門本です。

価格単行本:1,848円(税込)
ページ数224ページ
出版社翔泳社
発売日2018年9月21日

【初心者向け:超入門書】インフラエンジニアの仕事内容関連のおすすめ本

技術的なことばかりでなく、インフラエンジニアの仕事内容や働き方などもあわせて学びたい人もいるでしょう。

ここでは、インフラエンジニアの仕事内容などについても、一緒に学べる入門書を説明していきます。

インフラエンジニアの仕事関連①:現場のインフラ屋が教える インフラエンジニアになるための教科書

Amazon:現場のインフラ屋が教える インフラエンジニアになるための教科書

「現場のインフラ屋が教える インフラエンジニアになるための教科書」は、ITインフラ全般の基本を、わかりやすくエンジニア目線で説明した入門本です。

ネットワークやサーバー、セキュリティなどから、構築や運用体制までの説明があり、インフラエンジニアが何をやっているのかの理解を深めることができる本です。

価格単行本:2,948円(税込)
ページ数296ページ
出版社ソシム
発売日2016年6月24日

インフラエンジニアの仕事関連②:新人エンジニアのためのインフラ入門

Amazon:新人エンジニアのためのインフラ入門

「新人エンジニアのためのインフラ入門」は、初めてインフラエンジニアで働く人にとって、インフラの全体像を説明した仕事本です。

サーバー、OS、ネットワークやミドルウェア、バックアップ、セキュリティからプログラミングまで、インフラエンジニアの仕事の全体像について、理解を進めることができる本です。

価格単行本:1,980円(税込)
ページ数216ページ
出版社インプレス
発売日2018年3月2日

インフラエンジニアの仕事関連③:改訂3版 ネットワークエンジニアの教科書

Amazon:改訂3版 ネットワークエンジニアの教科書

「ネットワークエンジニアの教科書」は、初めてネットワークエンジニアで働く人にとって、仕事内容や技術の全体像を説明した仕事本です。

ネットワークエンジニアの仕事や必要とされるスキル、またルーター・スイッチやトラブルシューティング、セキュリティなど、ネットワークエンジニアの全体像について、理解を進めることができる本です。

価格単行本:3,971円(税込)
ページ数304ページ
出版社シーアンドアール研究所
発売日2023年4月11日

【初心者向け:資格対策】インフラエンジニアのおすすめ資格が取れる本

インフラエンジニアを目指すにあたって、最初に取り組むと効果的な手段の一つが「資格取得」です。

インフラエンジニアは、初心者においては特に、サーバー系かネットワーク系の知識が問われます。次点でクラウドも有効なことがあります。

ここでは、サーバー系資格とネットワーク系資格、クラウド系資格について、資格が取れる本を説明していきます。

■初心者インフラエンジニアにおすすめ資格:
・(非常ににおすすめ)LPIC(LinuC)level-1
・(非常ににおすすめ)CCNA
・AWS認定クラウドプラクティショナー、AWS認定SAA

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非常におすすめ資格①:LPIC-1(サーバー系)

LPIC-1の参考書:Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応(あずき本)

Amazon:Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応

「Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応(あずき本)」は、LPIC-1(Linux技術者認定資格)の試験対策において、最も人気のある参考書です。

この本は、Linuxの基礎知識を体系的に学びながら、LPIC-1試験に必要なスキルを効率的に身につけることができます。LPIC-1の参考書は、この1冊でも十分なことが多いです。

価格単行本:4,180円(税込)
ページ数592ページ
出版社翔泳社
発売日2019年4月8日

LPIC-1の問題集:LPICレベル1 スピードマスター問題集(白本)

Amazon:LPICレベル1スピードマスター問題集: Version5.0対応 101試験、102試験対応

価格単行本:2,750円(税込)
ページ数552ページ
出版社翔泳社
発売日2019年9月11日

「LPICレベル1 スピードマスター問題集(白本)」は、LPIC-1試験対策において非常に人気のある問題集です。

通称「白本」と呼ばれるこの問題集は、実際の試験に近い形式の問題を数多く収録しており、受験者が効率的にLPIC-1に合格するために役立つ内容が多く記載されています。

特に試験直前の総仕上げとして、この問題集を活用する受験者が多く、実績がある問題集として広く支持されています

■関連記事:【LPICまるわかり解説!】LPIC level1とは?試験内容や勉強、受験方法などを説明

非常におすすめ資格②:CCNA(ネットワーク系)

CCNAの参考書:シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301 (白本)

Amazon:シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301 

「シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301(白本)」は、CCNA(Cisco Certified Network Associate)試験対策のために特化した、非常に評価の高い、定番参考書です。

白本は、Ciscoが提供するネットワーク技術者向けの初級レベル資格であるCCNA試験(200-301)に対応しており、これからネットワークエンジニアを目指す方や、業務でCCNAが必要になる方にとって、非常に有用な一冊です。

価格単行本:4,268円(税込)
ページ数888ページ
出版社翔泳社
発売日2020年6月24日

CCNAの問題集:徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応(黒本)

Amazon:徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応

「徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応(黒本)」は、CCNA試験用の問題集であり、CCNA合格を目指す受験者にとって、有用な本です。

この問題集は、CCNAの試験範囲をカバーし、計800問を超える問題を収録しています。CCNAに合格するには、豊富な問題に触れることが重要であり、問題と解説を通じて試験対策ができる本です。

価格単行本:3,828円(税込)
ページ数688ページ
出版社インプレス
発売日2021年4月21日

■関連記事:CCNAとLPICを徹底比較!どっちを取るべき?どっちから取るべき?

おすすめ資格③:AWS認定 クラウドプラクティショナー(クラウド系)

AWS クラウドプラクティショナーの参考書:AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー 改訂第3版

Amazon:AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー」は、クラウドサービスであるAWS(Amazon Web Services)の入門資格である、AWSクラウドプラクティショナーを学ぶための本です。

AWSの基本的なサービスや、クラウド技術の基礎を学びたい初心者におすすめできる本であり、ITやクラウドに対する知識がなくとも、学習が進めやすい内容です。

価格単行本:2,970円(税込)
ページ数436ページ
出版社SBクリエイティブ
発売日2024年3月28日

おすすめ資格④:AWS認定 ソリューションアーキテクト アソシエイト(クラウド系)

AWS SAAの参考書:徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書 第3版[SAA-C03]対応

Amazon:徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書 第3版[SAA-C03]対応

「徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書」は、AWS認定クラウドプラクティショナーの上位資格である、AWS SAAを学ぶことができる本です。

入門資格のクラウドプラクティショナーではなく、難易度を上げて、AWS SAAからチャレンジしたい人が最初に読むべき参考書といえます。

価格単行本:2,860円(税込)
ページ数344ページ
出版社インプレス
発売日2023年3月7日

【実務経験後に読みたい】インフラエンジニアの勉強で役立つ本

インフラエンジニアとして実務を経験すると、より高度な知識や技術、体系的な理解が必要になってきます。

最初のうちはサーバーやネットワークの基本的な知識で十分ですが、より複雑なインフラ環境や新しい技術に対応していくためには、さらに専門性を高めていくことも重要です。

ここからは、今までの紹介本よりも難易度が上がりますが、実務経験後に読みたい、インフラエンジニアとしてスキルアップをするための本を紹介します。

【実務経験後に読みたい】サーバー系のおすすめ本

サーバー系①:本気で学ぶLinux実践入門 サーバ運用のための業務レベル管理術

Amazon:本気で学ぶLinux実践入門 サーバ運用のための業務レベル管理術

「本気で学ぶLinux実践入門 サーバ運用のための業務レベル管理術」は、Linuxの基本的な使い方から、サーバー運用業務における操作を学ぶ本です。

コマンドの使い方や実行例が掲載されており、手を動かしながら学べる本であるため、より実践的に必要となるLinuxの知識を学ぶことができます。

価格単行本:3,278円(税込)
ページ数584ページ
出版社SBクリエイティブ
発売日2019年5月30日

サーバー系②:ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド 第2版 動かしながら学ぶWebサーバーの作り方

Amazon:ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド 第2版 動かしながら学ぶWebサーバーの作り方

「ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド 第2版 動かしながら学ぶWebサーバーの作り方」は、インフラエンジニアに必要なサーバー構築の知識を、順を追って学ぶことができる本です。

独学で体系的に、知識と手順を学びたい方におすすめできる本であり、自分で手を動かしながら、一通りの内容を学ぶことができます。

価格単行本:3,080円(税込)
ページ数272ページ
出版社翔泳社
発売日2024年4月15日

【実務経験後に読みたい】ネットワーク系のおすすめ本

ネットワーク系①:マスタリングTCP/IP 入門編

Amazon:マスタリングTCP/IP 入門編

「マスタリングTCP/IP 入門編」は、ネットワーク系で非常に有名な本であり、バイブル書的な立ち位置です。Amazonでもカテゴリ(プロトコル)の中では、ベストセラー1位です。

題名を見ると、プロトコルの本の印象を受けますが、ネットワーク全体を説明する本です。ネットワークを体系的に学べるため、全てのインフラエンジニアに有効となる本です。

価格単行本:2,420円(税込)
ページ数398ページ
出版社オーム社
発売日2019年12月1日

ネットワーク系②:ネットワークはなぜつながるのか

Amazon:ネットワークはなぜつながるのか

「ネットワークはなぜつながるのか」は、ネットワーク技術の基本をわかりやすく説明した、非常に有名な本です。

インターネットと通って、サーバーまで行き来する過程において、ネットワークの裏側で動くTCP/IP、LAN、光ファイバなどの重要な技術を学んぶことができる本であり、全てのインフラエンジニアにおすすめできる本です。

価格単行本:2,640円(税込)
ページ数445ページ
出版社日経BP
発売日2007年4月12日

【実務経験後に読みたい】クラウド系のおすすめ本

クラウド系:Amazon Web Services基礎からのネットワーク&サーバー構築改訂4版

Amazon:Amazon Web Services基礎からのネットワーク&サーバー構築改訂4版

「Amazon Web Services基礎からのネットワーク&サーバー構築」は、AWSを使ったクラウド環境の構築を学びたい人向けの本です。

この本は、AWSを実機の代わりに操作して学ぶ内容です。サーバーとネットワーク、AWSクラウドを全般学びたい人が最初に読む一冊の立ち位置です。

価格単行本:2,970円(税込)
ページ数224ページ
出版社日経BP
発売日2023年5月3日

【実務経験後に読みたい】インフラ全般のおすすめ本

インフラ全般系:インフラエンジニアの教科書2

Amazon:インフラエンジニアの教科書2

「インフラエンジニアの教科書2」は、インフラエンジニアとして必要なスキルを体系的に学べる実務的な本です。

ネットワークやサーバー、OS、データベース、セキュリティと、幅広い分野にまたがるインフラの技術や知識を効率よく学習できる本です。インフラの全体像を学びたい方におすすめです。

価格単行本:2,343円(税込)
ページ数256ページ
出版社シーアンドアール研究所
発売日2016年8月26日

インフラエンジニアの勉強は、勉強サイトでもできる

インフラエンジニアの勉強は、本だけではありません。近年では無料でインフラエンジニアの学習に役立つサイトも多数あります。

本を利用しての学習は非常に有効ですが、勉強サイトと併用することで、勉強効率を高めることができます。また、無料の勉強サイトを使うと、コストを抑えていくこともできるでしょう。

勉強サイトも含めて学びたい方は、「インフラエンジニアのおすすめ無料勉強サイト17選!学習目的別に解説」の記事もあわせてお読みください。

インフラエンジニアの本を活用し、インフラ知識を深めよう

ITインフラの知識を深めるためには、自分にあった適切な本を選ぶことが大事です。また、自分のレベルにあわせて、目的に沿った本を読み、学習することが重要です。

自分のレベルにあわせると、学習効率が上がります。何冊も本を買うとお金がかかるため、最初から難易度が高い本を選ぶのも一つですが、難しいようであれば、入門本から着手することも一つのやり方です。

また、インフラエンジニア本を活用することで、実務経験者であっても、自分自身の業務について、改善点が見えてくることもあります。また知識を深めることで、より高度な仕事に携わるチャンスも増えるでしょう。

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