こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
「LPICを受験したいけど、申し込み方法や申込手順が分からない、、」
そう思って、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。
LPICは、世界的に人気の高いLinux資格ですが、試験予約や受験方法が少し複雑です。「分かりにくい」と感じる方も少なくありません。
特に初めての方は、専用サイトでの手続きや、受験料を安く抑えるためのバウチャー利用など、戸惑うポイントが多いですよね。
この記事では、LPICの申し込み手順・試験予約の流れを分かりやすく解説し、誰でも迷わず進められるようにまとめました。さらに、受験料を安くする割引情報や、当社特典(20%割引+キャリア相談)についてもご紹介します。
この記事を最後まで読めば、LPICの申し込みがスムーズに完了するだけでなく、合格後のキャリアまで見据えて準備ができます。
また、これから勉強を始めたい人は「LPIC-1勉強法まとめ」も参考にしてください。
LPIC試験の申し込み全体の流れ
LPICの申し込みは、以下の流れで進めます。初めての方でも、この手順を押さえておけばスムーズに受験予約まで進められます。
■LPIC試験の申し込み、全体の流れ:
1:LPI IDを取得する
2:ピアソンVUEのアカウントを作成・ログイン
3:受験する試験番号を選ぶ
4:試験会場・日程を選択する
5: 受験料の支払い(クレジットカード/バウチャー)
※注意点:「LPI ID」と「Pearson VUE アカウント」の両方の取得が必要です。片方のみではLPIC試験の予約はできません。
ステップ1:LPI IDを取得する
LPICを受験するには、まず LPI(Linux Professional Institute)の受験者ID を作成する必要があります。
■LPI IDを取得:
・所要時間:約10-15分
・登録ページ:LPI公式サイトの LPI IDマイページ
・作成したIDは、今後すべての試験履歴や合格情報に紐づきます。
ステップ2:ピアソンVUEのアカウントを作成・ログイン
LPIC試験は、試験配信会社である ピアソンVUE を通じて申し込みます。
■ピアソンVUEのアカウント作成・ログイン:
・所要時間:約10分
・登録ページ:ピアソンVUEの公式サイト
・アカウント作成後、先ほど取得したLPI-IDを連携しましょう。
ステップ3:受験する試験番号を選ぶ
試験番号を誤って選ばないようにしましょう。
■受験する試験番号:
・LPIC-1なら「101」か「102」
・LPIC-2なら「201」か「202」
・LPIC-3は、「303」、「303」など
ステップ4:試験会場・日程を選択する
■試験会場・日程の選択:
・会場受験:全国のテストセンターから選択可能
・オンライン試験(OnVUE):自宅から受験できるが、カメラ・静かな環境が必須
・所要時間:日程選びは数分~空き状況による
ステップ5:受験料の支払い(クレジットカード/バウチャー)
■受験料の支払い:
・一般的にはクレジットカード決済
・バウチャーコードを持っている場合はここで入力(割引が適用されます)
・支払い完了後、確認メールが送信されます
このように、LPICの申し込みは、
「LPI-IDの登録 → ピアソンVUEアカウント作成 → 試験番号選択 → 会場・日程予約 → 支払い」
という流れで進みます。
LPICの申し込み手順【画像付きで解説】
LPIC試験は、ピアソンVUEの公式サイトから申し込みます。ここでは実際の画面イメージを参考にしながら、手順をステップごとに解説します。
① LPI-IDを取得しておく
申し込みを始める前に、LPIC公式サイトの「LPI IDマイページ」から、必ずLPI-IDを取得しておきましょう。
初めての方の、LPIC-ID(アカウント)作成の具体的な手順は以下です。まずはすでに取得済みの方は、このステップを飛ばして、次に進んでください。

次は、LPI ID登録のために、個人情報を登録していきます。以下図の登録フォームから、名前や住所、電話番号、メールアドレスやパスワードなどを登録し、個人設定を行っていきます。



また、登録の最後の画面にてLPI IDが表示されます(例:LPI000xxxxxx)。表示されたLPI IDは、試験予約などに必要となるため、ご自身のLPI IDは大事に保管(メモ)をしてください。
LPI-ID登録時の住所入力で、注意すべき点
LPI-IDを作成する際の住所入力が不完全だと、認定証が届かず返送されてしまうケースが実際に発生しています。LPI日本支部も注意喚起を出しており、特に以下のような入力ミスには注意しましょう。
■LPI-ID登録で注意する点:
・町名・番地・建物名・部屋番号が抜けている(例:「台東区15」だけで登録)
・会社住所を使っているのに会社名を省略している
・ローマ字と漢字が混在している(例:「Tokyo Taito-ku 2-9-4 明治安田生命ビル」)
・郵便受けや表札に氏名がなく、配達員が確認できない
LPIでは 漢字での住所・氏名登録を推奨しています。
合格後3ヶ月以上経っても認定証が届かない場合は、LPI日本支部(info-ja@lpi.org)に問い合わせましょう。
② ピアソンVUEのアカウントを作成・ログインする
LPIC試験は、ピアソンVUEのテストセンターで実施されます。ゆえに次は、テストセンターであるピアソンVUEの公式サイトから、ピアソンVUEのウェブアカウントを作成していきます。
以下の図のように、ピアソンVUEの「試験予約」から試験プログラムの選択で、「LPI」と入力し検索すると、スムーズです。



注意点として、LPICを受験する場合は「LPI|Linux Professional Institute認定試験」を選択ください。「LinuC|Linux技術者認定資格 by LPI-Japan」は、LPIC試験ではありません。
すると、以下の画面からアカウントを作成できます。



アカウント作成時には、ピアソンVUEのプライバシーポリシーに同意した後に、ピアソンVUEのウェブアカウントを作成していきます。
ウェブアカウント作成時に、LPIの公式サイトで作成した「LPI ID」の入力が求められますので、LPI IDを入力し、画面の指示通りに個人情報を登録してください。



個人情報などの入力が終了し、ピアソンVUEのウェブアカウントが作成できたら、次はピアソンVUEの公式サイトから、LPIC試験を申し込み・予約していきます。
次はピアソンVUEのウェブアカウントを使って、ピアソンVUEにログインします。
注意点として、試験プログラムごとにログインが異なりますので、ログイン時には「LPI|Linux Professional Institute認定試験」を選択して、サインインをしてください。



サインインでは、ピアソンVUEのウェブアカウント作成時の「ユーザー名」と「パスワード」を、以下に入力してください。



③ 受験する試験番号と、受験方法を選ぶ
試験カタログから、受験する 試験番号(101/102/201など) を選びます。このとき同時に、会場試験(テストセンター)か、オンライン試験(OnVUE)か を指定します。
■会場試験(テストセンター):
・全国のテストセンターから選択可能
・PCトラブル時のフォローが万全なので、安心して受験できる
・初受験者は、会場試験がおすすめ
■オンライン試験(OnVUE):
・自宅からも受験可能
・カメラとマイクで常時監視される
・一定のPC環境などが満たされないと不可
以下は、会場試験を選んだ場合の進め方です。
・101試験の受験 → 「101-500 LPIC-1 – Exam 101 (part 1 of 2), version 5.0」
・102試験の受験 → 「102-500 LPIC-1 – Exam 102 (part 2 of 2), version 5.0」



試験を選択後は、希望する試験の受験言語の選択が必要です(日本語受験は、日本語を選択)。言語を選択後は、Testingポリシーに同意してください。



また、オンライン試験について進め方を知りたい方は、別記事の「ピアソンVUEオンライン受験とは?流れ、準備、注意点などを徹底解説」をあわせてお読みください。
試験範囲については、「LPIC-101とは?出題範囲・難易度・勉強法を徹底解説」と「LPIC-102とは?出題範囲・難易度・勉強法を徹底解説」を参考にしてください。
④ 試験会場・日程を選択する
テストセンターの検索画面では、住所を入力することで、最寄りのテストセンターを検索することができます。
住建をしたいテストセンターが見つかった場合、テストセンターのチェックボックスをチェックし、次へのクリックしてください。



テストセンターを選択すると、カレンダー形式で空き日程が表示されます。



また、テストセンターによって、LPIC試験が受験できる日が異なります。平日のみ受験可能、土曜も可能、土日も可能など、受験可能日時が異なりますので、場所と日付が希望に沿うテストセンターを選択するとよいでしょう。
テストセンターと日程を選択した後は、試験の開始時刻の予約が必要です。希望する受験日時を予約してください。



試験開始の24時間前までなら変更・キャンセル可能ですが、それ以降は返金されません。直前は埋まりやすいため、余裕を持って予約しましょう。
⑤ 受験料を支払う(バウチャー割引可)
最後に、支払い画面で受験料を決済します。
■受験料の決済方法:
・支払い方法:クレジットカート or バウチャーコード
・バウチャーを持っている場合は、以下画面でコードを入力すると、割引が適用されます
・支払い後、確認メールが届けば予約完了



支払い完了後に、LPIC試験の申し込みが完了します。試験申し込みが完了した際に、登録したご自身のメールアドレスに、以下の「受験予約完了」のメールが届きます。



「受験予約完了」メールには、受験予約の詳細が記載されています。具体的には、試験日時やテストセンターへの行き方、受験時の本人確認資料、予約変更やキャンセルポリシーが記載されています。
受験予約完了メールが届いたら、予約完了です。予約が完了したら、当日の準備物などを忘れないように、早めに準備をするとよいでしょう。
※注意点:メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダも確認してください。
LPIC受験料を安くする方法
LPICの受験料は決して安くありません。ですが、通常料金で支払う以外にも割引制度を活用する方法があります。ここでは、受験前に知っておくべき節約方法を整理しました。
通常の受験料(最新価格)
2025年時点のLPIC受験料は以下の通りです。
試験区分 | 試験番号 | 通常料金(税込) |
LPIC-1 | 101 / 102 | 16,500円 |
LPIC-2 | 201 / 202 | 19,800円 |
LPIC-3 | 300 / 303 など | 19,800円 |
2科目(例:101+102)を受験すると 合計33,000円 かかるため、割引制度を活用しないと大きな出費になります。
受験バウチャーを利用した割引制度
LPIC試験には、受験バウチャー(受験チケット) という仕組みがあります。
■受験バウチャーとは:
・公式の認定販売店から購入可能
・通常価格より 5〜10%程度安くなる
■バウチャーの注意点:
・バウチャーは LPIC専用 であり、LinuC試験には利用できません。
・有効期限(1年間)があるため、試験日をある程度決めてから購入しましょう。
【当社特典】転職相談利用で20%割引+キャリアサポート
さらにお得に受験したい方は、当社の無料転職相談を利用すると、LPIC全レベル(101〜306)を20%割引で受験可能です。
■転職相談利用で、バウチャー割引:
・割引率:通常価格から20%OFF
・対象試験:LPIC-1(101/102)、LPIC-2(201/202)、LPIC-3(全試験)
・特典内容:
→割引バウチャー提供
→ITインフラ専門キャリアアドバイザーによる 学習計画のアドバイス
→取得した資格をどうキャリアアップに活かすかの 具体的キャリア相談
LPIC-1のバウチャーは在庫を切らさないように常時確保しています。ただし LPIC-2・3については余分に在庫を持たないため、タイミングによっては3営業日ほどお待ちいただく場合があります。
上位試験を目指す方は、早めのご利用がおすすめです。
受験料比較まとめ
表を見るとわかりやすいですが、転職相談を利用した場合が最も割安です。
項目 | LPIC-1(101/102) | LPIC-2,3(201/202/300など) |
通常料金 | 16,500円 | 19,800円 |
バウチャー割引 | 約14,850円〜15,400円 | 約17,000円〜18,000円 |
当社特典(20%OFF) | 13,200円 | 15,840円 |
LPICを最安で受験+キャリア支援も受けたい方へ
当社の無料転職相談を利用すると、LPIC全レベルを 20%割引 で受験できます。さらに、資格取得後にどうキャリアを広げるか、専門アドバイザーが無料でアドバイス。
そして現在は、経産省リスキリング支援の対象講座 として、以下をまとめて受けられるプログラムを無料提供しています。
■経産省リスキリング転職サービス(無料):
・LPIC取得に直結する研修
・バウチャー割引
・転職成功までのキャリアサポート
割引バウチャーは数量限定、リスキリング研修も募集枠に限りがあります。
よくある質問(FAQ)
LPICの申し込みや受験に関して、多く寄せられる質問をまとめました。初めての方が不安に感じやすいポイントを解説します。
LPIC101と102は同時に申し込むべき?
LPIC-1の取得には、101と102の両方に合格することが必須です。
■101、102の試験日について:
・システム上は、一度に両方を申し込んで同日に受験することも可能です。
・ただし、内容が幅広く出題範囲も膨大なため、学習負担や集中力の観点から考えると、別日受験を強くおすすめします。
実際の受験者のほとんどが、まず101に合格して基礎を固め、その後102を受験するステップ形式を選んでいます。
短期集中で効率よく進めたい方は同日受験も選択肢ですが、合格率を高めたいなら「101 → 102」の順番で、別日受験が無難です。
試験会場は全国どこにある?
LPIC試験は、全国のピアソンVUEテストセンターで受験できます。
都市部(東京・大阪・名古屋・福岡など)は会場が多く便利です。また、地方にも一定数の会場がありますが、席数が少なく、予約が埋まりやすいことがあります。
最新の会場リストは、ピアソンVUE公式サイト から確認できます。移動が難しい方は、自宅から受験できる オンライン試験(OnVUE) も選択可能です。
試験日の変更は簡単にできる?
ピアソンVUEでは、試験開始の24時間前までなら無料で日程変更が可能です。
Web上のマイページから簡単に手続きできますが、試験24時間前を過ぎると変更できず、受験料も返金されないため注意が必要です。
予定が変わりやすい方は、あらかじめ余裕を持った日程で予約するのが安心です。
バウチャー購入後、申し込みまでにかかる日数は?
受験バウチャーを購入した場合、コードが届くまでの期間は販売元によって異なります。
■バウチャー購入から申し込みまでの日数:
・公式販売サイトの場合:即日〜1営業日以内に、メールで発行されるケースが多い
・当社特典(転職相談利用):LPIC-1のバウチャーは、即日〜1営業日以内に提供可能
→一方で、LPIC-2・3については余分な在庫を確保していないため、3〜5営業日程度お待ちいただく場合があります。
試験日を先に決めてから購入すると、バウチャーが届く前に予約期限が迫るリスクがあるため注意が必要です。
特に上位試験(LPIC-2/3)を目指す方は、余裕を持って早めにバウチャーを手配するのがおすすめです。
不合格の場合、次はいつ受験できますか?
LPIC試験に不合格となった場合は、再受験までに一定の待機期間があります。
■LPIC再受験ポリシー:
・1回目の不合格 → 7日後から再受験可能
・2回目以降の不合格 → 14日後から再受験可能(以前は1ヶ月待機でしたが、現在は短縮されています)
短期間で再挑戦することも可能ですが、同じ内容を繰り返し間違える受験者も多いため、不正解だった分野を復習してから挑戦するのが効率的です。
計画的に合格を目指すなら、受験スケジュールを逆算して学習計画を立てるのがおすすめです。
不合格→再挑戦の方へ
経産省リスキリング支援で学び直し+受験計画+転職支援をセットで支援。
▶ まずはオンライン相談(無料)
まとめ:LPICの申し込みは早めに済ませよう
LPICの申し込み方法をここまで解説してきましたが、最後に大切なポイントを整理します。
試験日程は埋まりやすいので、早めに予約
LPIC試験は全国のテストセンターやオンライン試験で受験できますが、特に週末はすぐに予約が埋まる傾向があります。
学習計画がある程度見えた段階で、早めに予約を入れることが合格への近道です。
受験料割引を活用して費用を節約
通常料金で支払うとLPICは決して安くありません。
・バウチャー購入で数%〜10%の割引
・当社の転職相談を利用すれば、LPIC全レベルが20%割引
学習費用をできるだけ抑えるためにも、割引制度は積極的に活用しましょう。
転職相談を活用して「資格取得 → キャリアアップ」につなげよう
LPICは資格を取ること自体がゴールではなく、キャリアアップに活かしてこそ価値が高まります。
当社の転職相談では、以下の特典も通じて、「資格取得 → 転職成功 → 年収アップ」まで一貫してサポートしています。
■当社の転職相談特典:
・あなたのキャリアに合わせた学習計画の提案
・資格取得後に目指せるキャリアパスのアドバイスや求人提案
・LPIC全レベルの20%割引バウチャー提供
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