未経験ネットワークエンジニアにおすすめの資格、順番、難易度など

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こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

ネットワークエンジニアに資格はいらないと言う人もいますが、資格を取ると内定企業も年収も変わりますので、転職などで失敗したくない人に資格はおすすめです。

今回は初心者(未経験者)におすすめの資格と、知っておくべき資格、難易度、取得のおすすめ順番(順序)などを一覧で説明します。

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もくじ

ネットワークエンジニアに転職するには、資格は必要?いらない?


結論として、ネットワークエンジニアに転職するために資格は絶対に必要という訳ではありません(資格なしでも、ネットワークエンジニアに転職する人もいます)。

ただし、資格を取ると、「ネットワークエンジニアになるための勉強を行い、ネットワークなどの基礎知識を学んでいる」という企業評価をもらう事が出来ますし、「未経験歓迎」と書いてある求人でも、実際は「資格取得レベルの知識」を求めている求人は多数あります。

実際、資格を取得すると、内定をもらえる会社は増えますので、より良いと思う会社に転職したい人、転職活動で失敗したくない人は、ネットワークエンジニアになる前に資格取得をした方が間違いなく良いと思います。

未経験(初心者)でも、資格を取ると年収は上がるのか?

資格を取得すると、未経験(初心者)でも年収は基本的に上がると言えます。

理由は下記3点です。

資格を取ると、年収が上がる3つの理由

・転職活動が有利になり、年収が高い会社から内定をもらいやすい
・仕事の単価が上がりやすく、年収が上がりやすい
・資格手当が付くこともある

例えば、ネットワークエンジニアで一番有名な初級資格のCCNAを取得した場合と、資格なしの場合は、転職初年度の年収はおおよそ下記になると思います

・CCNA取得者の場合:初年度の年収は300-380万程度
・資格なしの場合:初年度の年収は250-300万程度

資格と年収の関係性について、更に詳しく知りたい方は、別記事の「ネットワークエンジニアは資格を取ると年収が上がるの?」をあわせてお読みください。

ネットワークエンジニアを目指す未経験(初心者)におすすめの資格

下記からはネットワークエンジニアを目指す未経験者(初心者)向けにおすすめの資格を説明します(未経験で知識ゼロでも、独学勉強で取得可能な資格です)。

(一番おすすめ)シスコ技術者認定:CCNA(難易度★★☆☆☆)


https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/associate/ccna-routing-switching.html
未経験者や初心者に一番おすすめ出来る資格は、ネットワークエンジニアで一番有名なネットワーク系ベンダー資格であるCCNAです。

CCNAはネットワークエンジニアの仕事と試験範囲が大きく重なる資格であり、運転免許証のような位置づけの資格です(ネットワークエンジニアになる場合は早い段階で取得が必要になる可能性が高い、とも言える資格です)。

ただし、CCNAは2020年2月に試験改定があり、多少難しくなっている傾向はありますが、1-2か月の期間で勉強を行えば取得も可能な資格です。

■関連記事:【まとめ】改定後の新CCNAとは?資格の取得メリット、難易度、勉強方法など
■関連記事:【断言します】CCNAは転職・就職で非常に有利になる資格です

(おすすめ)Linux技術者認定:LPIC(LinuC)Level1(難易度★★☆☆☆)


https://www.lpi.org/ja/our-certifications/lpic-1-overview
CCNAの次におすすめの資格は、サーバー系の資格で一番有名な資格であるLPIC(LinuC)level1です。

LPIC(LinuC)はサーバー系ではありますが、ネットワークエンジニアの仕事は、ネットワークのみではなく、サーバー、OS、セキュリティなどが絡み合う仕事ですので、サーバー系の資格でも評価されます。

また、CCNAよりもLPIC(LinuC)level1の方が現時点では難易度が低いため、早く資格を取得したい人はLPICの方がスムーズでしょう(CCNAとLPIC level1の難易度は、両方とも★2つで記載していますが、LPICの方が暗記寄りの勉強内容であり、1か月程度で取得可能ですので、初心者には勉強しやすいでしょ)。

■関連記事:【まとめ】LPICとは?取得メリット、難易度、勉強方法など
■関連記事:LinuC(LPIC)は転職・就職でどれくらい有利?取るべき人と不要な人とは
■関連記事:CCNAとLPICは、どっちを取るべき?需要や難易度等を説明します

ITパスポート(難易度★☆☆☆☆)


https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
ITパスポートは一番簡単なIT系国家資格と言え、早い人は3日から1週間程度で合格する人も多い資格ですが、簡単過ぎるかつ試験範囲が幅広過ぎてネットワーク系があまり学べないため、ネットワークエンジニアの転職で評価される資格ではありません。

ゆえにITパスポートは、「CCNAやLPICを取得する前に、ITの基礎知識をつけたい」と考える際に有効と言える資格です(文系を含む大学生や、若手社会人がよく受ける資格です)。

未経験(初心者)におすすめの資格取得順番(順序)

未経験者(初心者)におすすめの資格取得順番は、下記2パターンのうち、いずれかとなります。

おすすめの資格取得順番

・パターン①:ITパスポート取得 ⇒ CCNA取得
・パターン②:ITパスポート取得 ⇒ LPIC(LinuC)level1取得

未経験(初心者)は上記のいずれかで十分と言えます(ITパスポートは取得しなくても全く問題ありませんが、少しずつ勉強したい人はITパスポートから取得すると良いと思います)。
※もちろん、CCNAとLPIC(LinuC)level1の両方を取得すると、ほぼ完璧と言えます。

ネットワークエンジニアとして評価されるおすすめ資格

下記資格は未経験(初心者)でとる必要はありませんが、いずれ取得を目指したい資格・知っておくべき資格と言えますので、説明します。

(おすすめ)シスコ技術者認定:CCNP(難易度★★★☆☆)


https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/professional/ccnp-routing-switching.html
CCNP(Cisco Certified Network Professional)は、シスコ技術者認定のCCNA(Cisco Certified Network Associate)の上位資格であり、ネットワークエンジニアとしてプロフェッショナルレベルの知識を必要とする資格です。

基本的にはCCNAを取得してから3年以内(CCNAの有効期限は3年です)にCCNPを取得する人も多く、CCNAを取得してから3年以内にCCNPを取る事は、ネットワークエンジニアとして推奨される資格取得の順序となります。

(おすすめ)ネットワークスペシャリスト試験(難易度★★★★☆)


https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/nw.html
ネットワークスペシャリスト試験は国家試験であり、情報処理試験のスキルレベル4に位置づけされる高度な資格です。

基本的にはCCNPを取得して3年以内程度でネットワークスペシャリストを取得する人が多く(CCNPの有効期限も3年です)、ネットワークスペシャリストは有効期限がありませんので、CCNPの有効期限までに取得するのも推奨されやすい資格の取得順番と言えます。

基本情報処理技術者試験(難易度★★☆☆☆)


https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
基本情報処理技術者試験は、ネットワーク、サーバーOSからアプリケーションまで幅広く基礎を学べる国家資格であり、ITパスポートの上位資格と言えます(情報処理試験のスキルレベルは2です)。

取得するだけでネットワークエンジニアとして評価される事は多くはありませんが、老舗のSIerでは求められる事もありますし、IT全般的な知識を学ぶ際におすすめ出来る資格です(理系の大学生や専門学校生、社会人3年未満の人が多く受ける資格です)。

情報セキュリティマネジメント試験(難易度★★☆☆☆)


https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sg.html
情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティ分野の基礎を学ぶ事が出来る国家資格であり、情報処理試験のスキルレベルは基本情報処理技術者試験と同じ、スキルレベル2に該当します。

セキュリティ関連に強みを持ちたい場合に、順番としては最初に取得をする資格と言えます。

応用情報処理技術者試験(難易度★★★☆☆)

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html
応用情報処理技術者試験は、IT全般を学べる国家資格であり、基本情報処理技術者試験の上位資格と言えます(情報処理試験のスキルレベルは3です)。

応用情報処理技術者試験も、取得するだけでネットワークエンジニアとして評価される事は多くはありませんが、幅広い知識が必要とされやすい業務(セキュリティエンジニア、クラウドエンジニア、プロジェクト管理など)にキャリアシフトする場合に若干有効と言えます。

(おすすめ)情報処理安全確保支援士試験(難易度★★★★☆)


https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html
ネットワークエンジニアとして必要な知識である「情報セキュリティ」に特化した国家資格であり、サイバーセキュリティに関する専門的な知識を学ぶ事が出来る資格です(情報処理試験のスキルレベルは4です)。

情報処理安全確保支援士試験は、ネットワークエンジニアとして資格取得しているだけ評価されやすい資格であり、セキュリティに強みを持ちたい場合におすすめ出来る資格です(情報セキュリティマネジメント試験の上位資格であり、取得順序としては情報セキュリティマネジメント試験から取得する事も多いですが、そのまま情報処理安全確保支援士試験を目指す人も多いです)。

Linux技術者認定:LPIC(LinuC)Level2(難易度★★★☆☆)


https://www.lpi.org/ja/our-certifications/lpic-2-overview
LPIC(LinuC)Level2は、Linuxサーバー系の資格であり、中小規模の混在ネットワークを管理出来るレベルの知識を得られる資格です(LPIC Level1の上位資格であり、ネットワークエンジニアも取得する人は相応います)。

LPIC(LinuC)Level2を取得するには、下位資格であるLPIC(LinuC)Level1を取得する必要がありますので、取得順番はLPIC(LinuC)Level1からとなります。

Linux技術者認定:LPIC(LinuC)Level3(難易度★★★☆☆)


https://www.lpi.org/ja/our-certifications/lpic-3-300-overview
LPIC(LinuC)Level3は3つの資格があり、300試験(混在環境)、303試験(セキュリティ)、304試験(仮想化とハイアベイラビリティ)のうち1つを合格すると、資格取得となります。

LPIC(LinuC)Level3まで取得する人はインフラエンジニア寄りのキャリアではありますが、LPIC(LinuC)Level3は評価されやすい資格でもありますので、おすすめ出来る資格と思います(LPIC Level3を取得するには、下位資格のLPIC Level2を取得する必要がありますので、取得順序はLPIC Level2からとなります)。

MCP:MCSA(難易度★★★☆☆)

https://www.microsoft.com/ja-jp/learning/mcsa-windows-server-2016-certification.aspx
MCP(Microsoft Certified Professional )はWindowsなどを提供するマイクロソフト社のベンダー資格であり、MCSA(Microsoft Certified Solution Associate)はアソシエイト向けの資格です。

MCSAは複数の試験がありますが、ネットワークエンジニアが選ぶ場合は、一番人気のMCSA Windows Server 2016となるでしょう(個人的な意見ではMCSAの下位資格であるMTA、上位資格のMCSEはネットワークエンジニアには不要かと思います)。

データーベース系:Oracle Master silver(難易度★★☆☆☆)


https://www.oracle.com/jp/education/certification/index-172250-ja.html
データーベースで一番有名なOracleの資格であるOracle Masterも有効な資格と言えます。

Oracle Masterはレベルが4段階であり、「Bronze」⇒「Silver」⇒「Gold」⇒「Platinum」の順番で難しくなりますが、ネットワークエンジニアであればOracle Master Silverがあればよいと思います(データベースエンジニアを目指すのであれば、GoldやPlatinumが欲しい所です)。

クラウド系:AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(難易度★★☆☆☆)


https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/
ネットワークエンジニアが今後付き合っていくクラウド関連の資格も一つおすすめ出来る資格といえます。

クラウド系の資格ですと、一番人気のAWS認定であるソリューションアーキテクト アソシエイトがおすすめであり、取得すれば、AWSの基礎知識があるという評価となります(ただし、難易度が高い資格ではないため、資格を取るだけでエンジニアとして評価される訳でもありませんので、過度な期待はしない方がよいと思います)。

クラウド系:AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル(難易度★★★★☆)


https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-professional/
AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルは、アソシエイト資格の上位資格であり、資格取得で評価が得られるのはAWS認定のソリューションアーキテクト プロフェッショナルだと思います。

AWSといったクラウドに強みを持ちたい場合は、AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルの資格は有効と思います。

プログラミング系:Python3エンジニア認定基礎試験(難易度★☆☆☆☆)

https://www.pythonic-exam.com/exam
クラウド化や自動化のニーズが高まっているため、IaC(Infrastructure as Code)の必要性が高まっており、その実現手段としてネットワークエンジニアにもPythonが人気になっています。

難易度が高くはなく、将来性を高める手段として有効だと思いますので、Python3エンジニア認定基礎試験はおすすめの資格だと思います。

■関連記事:ネットワークエンジニアにおすすめのプログラミングスキルとは

(おすすめ)プロジェクトマネジメント系:PMP(難易度★★★☆☆)

https://www.pmi-japan.org/pmp_license/pmp/
プロジェクト管理系の資格であるPMP(Project Management Professional)は、プロジェクトの立ち上げ、計画、実行、監視コントロール、終結までを体系立てて学ぶ事が出来る資格です。

PMPは難易度に対して市場ニーズが高く、昇格条件にPMPを据える企業もあり、また年収も上がりやすい資格ですので、プロジェクト管理を希望される方には是非ともおすすめしたい資格です。

シスコ技術者認定:CCIE(難易度★★★★★)


https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/expert/ccie-enterprise-infrastructure.html
CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)は、シスコ技術者認定のCCNPの上位資格であり、ネットワークエンジニアの最高峰のような存在と言えるでしょう(国家のプロジェクトなどでは、CCIEホルダー参加必須のプロジェクトもあり、資格の中では別格の存在と言えるかも知れません)。

CCIE取得には多大な努力と時間が必要となりますが、ネットワークエンジニアとして超一流を目指すのであれば、CCIEはおすすめしたい資格と言えます。

さいごに

ネットワークエンジニアに資格はいらないという人もいますが、活躍しているエンジニアや年収が高いエンジニアは、難易度が高い資格を取得している傾向が強い事は事実だと思います。

もちろん資格のみではなく手を動かして勉強を行う事が重要ではありますが、資格は昇給や、希望する仕事へのアサイン、昇格などに影響もしてきますので、ネットワークエンジニアとして高みを目指したい人は資格取得も検討される事をおすすめします。

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