インフラエンジニアが、仕事についていけないと感じる瞬間と対処法

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こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

IT業界において、インフラエンジニアは非常に重要な役割を担っています。またインフラエンジニアは、IT業界の中で安定性が高く、高収入も期待できるなど、ポジティブな印象を持つ人も増えています。

一方で、インフラエンジニアには大変な所も多々あります。必要となる学習や、担う責任も、決して少なくはありません。このような大変な点を見落とし、「ついていけない」と感じる人もいます

社会人として働くにあたり、仕事についていけないと感じる瞬間は、誰にでもあるでしょう。それは、インフラエンジニアにも当てはまる、と言えます。

この記事では、「ついていけない」ことで、つらさを感じることを防ぐため、イメージと現実のギャップや、ついていけない理由と対処法などを説明していきます。

インフラエンジニアに興味を持つ人や、インフラエンジニアの仕事についていけないと感じる人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

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目次

インフラエンジニアのイメージと、現実とのギャップ

インフラエンジニアは未経験からでも挑戦がしやすい職種です。また、成長中のIT業界で、エンジニアとして手に職をつけていくこともできる仕事であり、これは間違いない事実と言えます。

しかし、一部の方には、インフラエンジニアのイメージとして、以下のような印象が定着している所もあります。

■一部の方の、インフラエンジニアのイメージ:
・安定性が高く、高収入が期待できる職種
・PCを使って、手に職がつく、デスクワークの仕事
・未経験からでも、研修が充実していて、技術をしっかり教えてもらえる職種
・リモートワークで働くことができ、ワークライフバランスを充実できる仕事

このような印象は、一部合っている所もありますが、一部誤解もあります。上記のイメージを持つ人は、インフラエンジニアのよい所だけしか見えていない可能性もあります。

例として、インフラエンジニアは、高収入が期待できる職でもありますが、それは「市場価値が高い専門スキルを身につけた場合」に限ります専門スキルを身につけるには、多くの学習が必要です。

また、研修を設けている会社は多いですが、手取り足取り教えてもらえる訳ではありません。エンジニアは「必要なスキルは、自発的に学ぶ姿勢」が大事であり、自分で学べないと、ついていけなくなります

あわせて、リモートワークで働くことができ、ワークライフバランスも実現できることはありますが、「リモートワークを行うには、リモートワークが可能なスキル」を身につける必要があります。

また、仕事の状況によっては、ワークライフバランスが取れないこともあります。

このように、よい所だけ見てインフラエンジニアになったとしても、イメージと現実のギャップに、ついていけないと感じ、「きつい」、「向いていない」と考えてしまう人もいます。

インフラエンジニアは、将来性がある魅力的な職種ですが、イメージと現実のギャップがあるかないかを調べ、理解しておくことも重要です。

調べる手間を惜しまず、情報を集め、理解をした人は、「ついていけない」と感じる頻度を減らし、インフラエンジニアとして満足度が高いキャリア形成を実現できるでしょう。

以下からは、インフラエンジニアがついていけない、と感じる理由などについて、説明していきます。

インフラエンジニアがついていけない、と感じる理由

人によって、仕事についていけない理由は様々です。また、インフラエンジニアになった初期や、転職後の初期仕事の難易度が上がった初期段階は、特に「ついていけない」と感じやすいタイミングです。

しかし、「ついていけない」と感じるのは、若手初級者のみではなく、豊富な経験を持つインフラエンジニアでも、ついていけないと思う場合もあります。長期にわたって向き合う課題とも言えるでしょう。

ここでは、初級者や中級者、年齢が高めのエンジニアのパターンに分けて、「ついていけない」と感じやすい理由を説明します。

初級インフラエンジニアが、ついていけないと感じる理由

入社して間もない新人や、未経験から転職したばかりのインフラエンジニアにとっては、技術的な知識不足や、仕事の理解が追いつかないことに悩むことは多いでしょう。

特にネットワークやサーバーの専門用語、基本的な操作方法、トラブルの対応手順などを一度に覚えながら、資格取得までも求められることもあり、負荷を感じることも少なくありません

また、現場では即戦力を求められることが多いため、周囲のスピードにあわせようとして、焦ることもあります。未経験の場合は、どこから手を付ければよいかがわからず、学習や業務の優先順位をつけるのが難しいことが一般的です。

中級インフラエンジニアが、ついていけないと感じる理由

業務経験を積んだ中堅のインフラエンジニアでも、クラウドやセキュリティ、最新の技術トレンドに対応することに、悩みを抱えることもあります。

特に、AWSやAzureといったクラウド環境、コンテナ技術(DockerやKubernetes)、ゼロトラストセキュリティなど、新しい技術が取り入れられる現場では、既存の技術だけでは対応が難しく、ついていけいないと感じることもあるでしょう。

また、日々の業務に追われ、自己学習の時間を確保することが難しく、顧客からの要望が高まる中で、新しい技術がキャッチアップできない不安感を感じることもあるでしょう。

年齢が高めのエンジニアが、ついていけないと感じる理由

豊富な経験を持つ、30代中盤以降のインフラエンジニアでも、ついていけないと感じることはあります。

年齢が高めの場合は、これまでの経験を活かしてプロジェクトを進めていくことができる一方で、プロジェクト内では「ベテラン」として、リーダーシップや、周囲の期待に応えることも、求められていきます

また、プライベートでは育児を含めた、家庭における責任も増えるため、使える時間にも制限が出てくるタイミングでしょう。

若手のように自由に時間を使って学ぶことができず、また若手が新しい技術を身につけていくことで、「ついていけないのでは」という焦りを感じてしまうこともあります。

インフラエンジニアが、仕事についていけないと感じる瞬間

インフラエンジニアが、仕事に「ついていけない」と感じる瞬間は、誰にでも訪れるものでもあります。ここでは、よくある「ついていけない」と感じる瞬間を説明していきます。

現場で求められるスキルや知識が高すぎる

インフラエンジニアとして働く現場では、時によって「求められるスキルや知識のレベルが非常に高い」と感じることも、少なくありません。

特にクラウド技術(AWS、Azure)やコンテナ技術(Docker、Kubernetes)、高度なセキュリティ対策など、最新の技術に対応する技術や知識が必要とされる場合に、多く感じやすいでしょう。

これらは、経験があるネットワークやサーバーの構築・運用スキルのみでは対応しきれないことが多く、新たなスキルや知識を習得していく必要性を感じる場面と言えます。

また、現場では、単なる技術力のみでなく、トラブルシューティング力や、チームメンバーや顧客とのコミュニケーション力も求められるため、「技術に強いだけでは不十分」と感じることもあります。

周りのエンジニアのスキルが高く、力不足を感じる

インフラエンジニアの現場では、周りのエンジニアのスキルの高さを目にして、自分が追い付いていないと感じることもあります。

特に経験豊富なエンジニアの仕事の進め方を見ることで、技術的な差を痛感し、焦りや不安を感じ、ついていけないと感じることもあるでしょう。

また、プロジェクトにて求められるレベルが高く、スピーディなトラブル対応や複雑な設計などが求められる場合、周りのエンジニアと比較して、自分の力不足や、キャリアの停滞を感じることもあるでしょう。

学習時間が足りない

インフラエンジニアとして働く中で、学習のために確保できる時間が足りないと感じるのは、多くのエンジニアが直面する課題とも言えます。

日々の業務に追われる中、新しい技術の習得や、スキルアップのための時間を確保することは、簡単ではありません。特に仕事と家庭の両立を図る場合は、学習時間の確保に悩むことが多いでしょう。

特に、IT業界は技術の進化が早く、次々と新しい知識が求められていくため、「何から手をつけていいのかわからない」と感じることもあります。その結果、学習が非効率となり、成長が停滞してしまうこともあります。

職場環境、サポート体制の不足

エンジニアとして働く中で、職場環境やサポート体制が不十分と感じることは、多くのエンジニアにとってストレスの要因でもあり、きついと感じる原因にもなります。

特に、未経験者として現場に配属された際に、一定の指導やフォローを受けることが出来ない場合は、仕事の進め方がわからないこともあるでしょう。

また、誰に聞けばよいのかもわからないことや、チーム内で相談がしにくい雰囲気がある場合、人間関係が出来上がる前の状態では、孤立感を感じてしまう人もいます

現場から退場されられた

現場から退場させられた」というのは、精神的なダメージもあり、深刻な悩みでもあると言えます。

「退場」とは、プロジェクトから外されることを指しますが、その原因は様々です。スキル不足やコミュニケーションの問題、また業務の質において求められる期待値に届かなかったなどが挙げられます。

現場からの退場は、業務への貢献度が低いと見なされた可能性もあり、このような経験にて自信をなくし、ついていけないと感じることもあるでしょう。

これらのように、インフラエンジニアが「ついていけない」と感じる瞬間は、誰にでも訪れるものでもあります。しかし、ついていけないことを「克服する方法」も存在します。

以下からは、仕事についていけない時の対処法について、説明していきます。

仕事についていけない時の対処法

インフラエンジニアとして働く中で、仕事についていけないと感じる瞬間は誰にでもありますが、ついていけないという気持ちは、正しい対処法を実践すれば改善できる問題でもあります。

ここでは仕事についていけないと感じた時に、試すべき具体的な対処法を説明していきます。

最初にやること:ついていけない、と感じた理由を分析する

まず、自分が「ついていけない」と感じている原因を明確にすることが重要です。人によって、ついていけないと感じるポイントは異なります。何が原因になっているかを把握していきましょう。

よくある主な理由としては、以下のようなものがあります。原因を特定することで、適切な改善策を選ぶことができ、現状の改善につながる一歩となりやすいでしょう。

スキル不足、知識不足

現場で必要なスキルや知識、また新しい技術やツールについての理解が追いつかず、仕事にスムーズに適合できないことが挙げられます。特に、初級エンジニアや、最新技術を扱う現場で直面しやすい理由です。

難易度が高い仕事に挑戦している際に、多く感じやすい理由と言えます。

周りのエンジニアとの、業務スピード、生産性の差

先輩や同僚のエンジニアが、早々とタスクをこなしていく中、自分だけが進捗が遅れていることで、不安や焦りを感じやすいを感じやすいでしょう。

自分の知識やスキルが、周りのエンジニアに対して劣っていると感じている時や、成果を出せない時に感じやすい理由でしょう。

職場環境の問題

サポート体制が不十分であり、質問や相談がやりづらい環境の場合もあります。特に人間関係の問題や、一人客先常駐の時に発生しやすい問題です。

質問や相談がやりにくい場合は、問題解決が遅れ、ストレスを抱えてしまうこともあります。

また、高稼働なプロジェクトで、過度な残業が発生することや、ワークライフバランスを保つことが難しい場合にも、感じやすい問題です。

自信がなくなってしまった

誰でも「仕事に向いてない」と思うことはあります。しかし、「この仕事に向いてない」と思い込みすぎると、モチベーションの低下につながり、学習や仕事に集中できなくなることもあります。

ミスを行ってしまった時や、𠮟責があったとき、成功体験を振り返れていない時に、感じやすい問題でしょう。

上記のような「ついていけない」と感じた理由を特定し、「何があればついていけるのか?」を練ることが大事です。以下では、具体的な例となる対処法を、説明していきます。

対処法①:必要となるスキルや知識を獲得する

ついていけないと感じる多くの理由は「必要となるスキルや知識の不足」です。その場合は、今必要なスキルや知識を整理して、学んでいくことが重要です。

また、必要となるスキルや知識を学習するために、大事なことは「具体的な学習テーマを決め、1つずつ進めていくこと」です。

全てを一度に学ぼうとすると、どっちつかずになり、達成感も感じないことにも繋がります。まずは今の現場で最優先とされるスキルを優先して学ぶことが大事です。

学習においては、実践で覚えることも重要です。VirtualBoxやパケットトレーサ、AWSの無料枠などを利用して、仮想環境などで手を動かして学ぶことが効果的です。実践を通じて得たスキルは、現場ですぐ活かせます。

また、学びたいテーマを体系的に学ぶためには、資格取得も有効です。CCNAやLPIC、AWS SAAなどの資格取得を目標にすると、体系的な知識とともに、取得時の達成感や評価も得ることができます。

■関連記事:【初心者必見】効率的に学ぶ!インフラエンジニアの勉強方法と順番

対処法②:職場での人間関係、立ち回り方を大事にする

上司や先輩、営業担当などに、フォローを求めることも大事です。その際には、質問や相談を恐れないことも大事です。

上司や先輩は忙しい人が多いため、質問や相談をすることに対して、気が引けると考える人もおりますが、質問や相談を行わないことで、仕事が進まない原因になることもあります。

また、質問や相談が苦手な人は、「聞きたいことを具体的に整理してから質問すること」を意識すると、的確なアドバイスがもらいやすく、質問を受ける先輩の負担も減らせます。

このように、質問や相談をスムーズに行うには、日ごろの人間関係も大事と言えます。日ごろお世話になっている人に対して、定期的な報告や気遣いを通じて、チームでの連携を深めていくと良いでしょう。

対処法③:メンタルケア、モチベーションの維持

自信をなくしてしまう場合には、メンタルケアや、モチベーションを維持できるように動いていくことも大事です。

自信をなくす場合には、何が原因で自信がなくなったのかを考えてみましょう。例として、周りと比較して自信がなくなったのであれば、周りと比較しないで自分のペースを大事にするというのもありでしょう。

また、自信を取り戻すには、成功体験を振り返ることも非常によいです。トラブルを一人で解決した、構築作業を予定通りに終えることができたなど、「自分ができた」ことを振り返ると、自信に回復につながります。

対処法④:キャリアプランを設定する、見直す

ついていけないと感じた時は、自分のキャリアプランを改めて設定することや、見直すことも効果的です。

目の前の仕事において「ついていけない」と感じてしまっても、実現したいキャリアプランが見つかれば、つらい現状を打破することが可能になることもあります。

また、日々の業務や学習に迷いが生じている場合は、キャリアプランを見直し、長期的な目標を明確にすることで、方向性が定まり、きつさを軽くできることもあります。

対処法⑤:現在の職場が、自分のキャリアに合うかを見直す

ついていけないと感じる時は、今の会社が自分のキャリアに適しているのかを見直すことも、重要な対処法です。

会社の方向性や求めるものが、自分が望むキャリアアップの方向性やスピード感、キャリア目標に適していない場合、会社に居続けても、将来に目指したいキャリアに近づかないこともあります。

ゆえに、まずは自分が何を目指しているのか、何を得たいのかを明確にしましょう。そして、現在の会社が、その目標に近づける場所かを、冷静に判断することも重要です。

もし、現職が目標に合わない場合は、プロジェクトの変更や、社内での異動を相談することも一つの手です。それでも改善しない場合は、転職も視野に入れることも有効です。

成果を出すための努力を行っているのであれば、自分が求めるものを最大化できる環境を選ぶことが、長期的なキャリア形成の成功の鍵となるでしょう。

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インフラエンジニアはきついのか?

インフラエンジニアは、IT業界の中でも需要が高く、未経験からでも、安定したキャリアが築きやすい職種です。

一方で、インフラエンジニアには「きつい」と言われるポイントもあります。きついと言われるポイントを理解しておき、対策を行うことで、働きやすくなることもあります。

以下からは、インフラエンジニアにきつさを感じるポイントと、対策方法についても触れていきます。

シフト勤務や夜勤が苦手な人には、きつい

インフラエンジニアの中でも、監視業務に携わる場合は、24時間体制でのインフラ監視が求められるため、夜勤を含めたシフト勤務が発生することがあります。

特に、インフラの知識がない未経験者や若手エンジニアは、シフト勤務の働き方から始まることが一般的です。シフト勤務は生活リズムが崩れやすく、体力的にきついと感じる人も多いです。

夜勤シフトを抜け出す対策方法は、上流工程にステップアップすることです。運用や構築など、日勤の業務にステップアップすることで、夜勤シフトは求められなくなります。

ただし、上流工程にステップアップするには、上流工程に求められるスキルや知識が必要です。スキルや知識を自己学習で身につけていく必要があります。

勉強嫌い、勉強をしない人には、きつい

インフラエンジニアは、ITインフラを支える重要な役割を担う専門職です。ITインフラはサーバーやネットワーク、セキュリティと幅広い技術の集合体ですので、最初に幅広い基礎知識を学ぶ必要があります

現場では問題解決のスピードも重視されるため、基礎知識が不足しているとトラブル対応に時間がかかり、業務の負担が増えていきます。勉強嫌いな人にとって、このプレッシャーはストレスにもなります

また、基礎知識を学んだ後も、クラウドなどの新しい技術を学び続ける必要もあります。プロジェクトで求められるスキルは多岐にわたり、学び続けないとスキルのギャップが広がるため、つらさを感じることもあります。

ゆえに、勉強嫌いの人や、勉強をしない人にとって、インフラエンジニアという仕事は、厳しい環境と感じられることも多いです。

ただし、勉強嫌いの対策方法として、勉強を楽しくする工夫をすると、負担を軽くできるでしょう。例として、興味のある分野から始めたり、動画教材やハンズオン形式で実践的に学ぶ方法もあります。

一方で、勉強をしない人にとっては、ストレスが大きく、また改善されにくい、きつい仕事とも言えます。勉強をしない人は、インフラエンジニアの魅力を感じにくく、向きにくい仕事でしょう。

■関連記事:【初心者必見】効率的に学ぶ!インフラエンジニアの勉強方法と順番

コミュニケーションが著しく苦手な人には、きつい

インフラエンジニアは技術が重要な専門職です。ゆえに、営業マンのような高いコミュニケーションは求められません。

しかし、チームで仕事を行うため、チームメンバーなどとの情報共有や連携ができるコミュニケーションは必要です。仕事上での不明点や課題を正確に伝え、状況を報告できるコミュニケーション力は必要です。

また、上流工程では顧客の要望をヒアリングし、技術的な解決策を説明する必要があり、必要とされるコミュニケーション力のレベルが上がります。

ゆえに、「話すことが苦手で、話したくない」、「自分の意見を言うのが嫌だ」と感じる人は、仕事をスムーズに進めることができないため、インフラエンジニアは、きつい仕事と言えます。

ただし、コミュニケーションが苦手な人の対処法として、文章でのやり取りや、資料で補うなど、自分に合った方法で克服できる場合もあります。また苦手意識を減らすために、少しずつ話す練習を重ねることも効果的です。

インフラエンジニアはついていくのが大変だが、魅力も多い

インフラエンジニアは、ついていくのが大変な職種でもあり、きつい仕事でもあります。しかし魅力的なポイントも多い職種です。ここではインフラエンジニアの魅力の一例を説明します。

需要が高く、将来性も高い職種

現代のビジネスにおいて、ITインフラは不可欠な存在です。企業の業務システムや、提供するITサービスなどは、ネットワークやサーバー、ストレージなどのITインフラによって支えられています。

また、クラウド技術やデジタルトランスフォーメーションの進展により、インフラエンジニアの活躍する場はますます広がっており、これらの技術に強みを持つインフラエンジニアは、転職市場でも引く手あまたです。

スキルが陳腐化しにくく、一度身につけると長く役立つ

インフラエンジニアに必要とされる、ネットワークやサーバー、セキュリティなどの技術スキルは、ITインフラを支える土台となるものであるため、技術の進化が進んでも、大きくは変わりません

ゆえに、インフラエンジニアに必要とされるスキルは、一度身につけると、長く役立ちかつ、時代に左右されにくいスキルセットと言えます。

長く役立つスキルを身につけたい人にとって、インフラエンジニアは非常に魅力的な職種とも言えるでしょう。

キャリアの幅が広く、多様なキャリアパスを描ける

インフラエンジニアは、キャリアの幅が広く、多様なキャリアパスを描ける職種です。ITインフラの基礎となるネットワークやサーバーの知識は、幅広い分野で応用ができ、自分の興味やスキルに応じて、キャリアを選択できます。

例として、技術の専門性を高めたい人は、クラウドエンジニアやセキュリティエンジニアなど、特定の分野に特化するキャリアパスがあり、需要が高い専門職としてキャリアを築くことができます。

また、技術だけではなく、マネジメント能力を活かしたい方はプロジェクトマネージャ(PM)、コミュニケーション力を活かしたい方はプリセールスなど、様々な方向性に転身することもできます。

このように、インフラエンジニアはキャリアの選択肢が豊富であり、自分の目指す方向性に合わせた成長が可能な職種です。

■関連記事:インフラエンジニアはキャリアパスをどう描く?キャリアパスを解説

これらの魅力から、一部の人からは、インフラエンジニアは最強と言われることもあります。

インフラエンジニアの魅力を詳しく知りたい方は、「なぜインフラエンジニアは最強と言われる?最強になれるスキルとは?」をあわせてお読みください。

さいごに

インフラエンジニアの仕事は、スキルアップのための学習や、トラブル対応、夜勤対応などで、きついと感じる場面があります。そのため、ついていけないと感じることもあるでしょう。

しかし、自分にあった働き方を選び、効率的な学習や、チーム・会社の協力を得ることで、負担を軽減しながらスキルアップを目指すことも可能です。

また、インフラエンジニアの仕事は、将来性が高く、キャリアの選択肢も豊富な職種でもあります。

ついていけないと感じることはあっても、ついていけないと感じた経験は、エンジニアとしての成長の糧ともなるため、自分にあった解決策を見つけ、充実したキャリアを築いてください。

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