【解説】インフラエンジニアのキャリアパス、未経験から、経験者まで

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こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

ITエンジニアの中でもインフラエンジニアは、選べるキャリアパスが広い職種ですので、選択肢が広い分だけ、どのようなキャリアパスを選べばよいか?で悩みやすいかも知れません。

インフラエンジニアの業務範囲は幅広いので、実際に一度経験してみて、「興味を持てるか?」、「適性はありそうか?」という観点で希望するキャリアパスを決める事が一番だと思いますが、どのようなキャリアパスがあるのか?は事前に知っておくべきかと思います。

今回は「未経験からインフラエンジニアになる時のキャリアパス」と、「インフラエンジニアになった後のキャリアパス」を説明します。

 

もくじ

 

未経験からインフラエンジニアのキャリアパス

未経験からインフラエンジニアになる場合は、最初にスタートするキャリアパスが大きく3つに分けられます。

応募する求人企業によって、スタートするキャリアパスが異なりますので、まずあなたが「どのようなキャリアを歩みたいか?」を決めて、希望に当てはまる求人を応募すると良いでしょう。

未経験からインフラエンジニアのキャリアパス①:インフラ監視、テクニカルサポートからスタート

未経験からインフラエンジニアになるにあたり、インフラオペレーター(インフラ監視やテクニカルサポートなど)から始めるキャリアパスです。

未経験インフラエンジニア求人では、最も一般的なキャリアパスであり、未経験からインフラエンジニアになる人の5-6割くらいは、インフラオペレーターからのスタートといえるでしょう。

このインフラオペレーターの仕事は、夜勤シフトが伴うことも多いですが、基本的に残業も少ないため、残業が少ないタイミングで、自学でネットワークやサーバーの勉強を行い、インフラ運用業務にステップアップしてもらうキャリアになるでしょう。

勉強をする時間は確保しやすいですが、実務でスキルがつきにくいため、ステップアップをするためには、自学で勉強をすることがほぼ必須です(会社の研修制度を使う事もできますが、インフラオペレーターは不規則勤務が多いため、研修制度が使いにくく、eラーニングくらいしか使えない人も多いかと思います)。

また、インフラオペレーターの最初の年収レンジは、250-300万円くらいが多いでしょう。

未経験からインフラエンジニアのキャリアパス②:インフラ運用からスタート

未経験インフラエンジニアになる場合、相応難易度が高い求人に入社した場合、もしくは内定時や入社後研修等の評価が高かった場合は、インフラ運用からスタートとなるでしょう。

未経験からインフラエンジニアになる人の2-3割くらいは、インフラ運用からスタートといえるでしょう。

インフラ運用はオペレーション業務もありますが、設定変更やバージョンアップ対応、トラブルシューティングなどの技術的業務もありますので、実務でも比較的スキルがついていきます。

2-3年運用経験を積んで、構築業務にステップアップしていく流れが一番多いと思います(早い人は1年未満で構築に進むかと思います)

また、インフラ運用の場合、最初の年収レンジは300-330万円くらいが多いでしょう。

未経験からインフラエンジニアのキャリアパス③:インフラ構築からスタート

インフラ構築以上しか請けていない企業など、一定難易度がある企業から内定を頂いた場合は、インフラ構築からスタートとなる場合もあります。

もちろん最初から一人でインフラ構築がスムーズにできる訳ではありませんので、インフラ構築サポートやインフラ設計サポートから入る事が多いですが、スキルを最初からどんどん積めるキャリアパスです。

ただし、インフラ構築からスタートできる人は、未経験からインフラエンジニアになる人の1割くらいでしょう。

構築経験を積んだら、インフラエンジニアのキャリアアップは早いので、いろいろなキャリアパスを選んでいけるようになりますが、経験が無い中で構築業務に携わると、疲弊する人も一定数おりますので、インフラ構築は、成長意欲やガッツがある人には非常におすすめ出来る未経験インフラエンジニアのキャリアパスと言えます。

また、インフラ構築からスタートの場合、最初の年収レンジは300-380万円くらいが多いでしょう。

以上が未経験からインフラエンジニアになった場合のキャリアパスですが、以下からは、インフラエンジニアになった後のキャリアパスを説明します。

インフラエンジニアからのキャリアパス

設計・構築業務経験を積み、一人前のインフラエンジニアになった後のキャリアパスは「スペシャリスト系」と「ゼネラリスト系」の2つに分けられます。

それでは、「スペシャリスト系」と「ゼネラリスト系」の2つに分けて、キャリアパスを説明します。

インフラエンジニアからのキャリアパス①:スペシャリスト系

スペシャリスト系キャリアパス①:インフラエンジニアのスペシャリスト(ITスペシャリスト)

インフラエンジニアのスペシャリストは、ITインフラ全般(ネットワーク、ストレージ、サーバー、DB、ミドルウェアから、仮想化、クラウドまで)の幅広い経験を積み、幅広い経験を活かす職種であり、ITインフラのプロと言える職種でしょう。

経験が幅広いため、活躍出来る環境も幅広いことが特徴であり、一番メジャーなキャリアパスといえると思います。

スペシャリスト系キャリアパス②:クラウド系エンジニア

クラウド系エンジニアは、現在急成長している「クラウド系」に尖った経験を持つキャリアパスです。

クラウド系は奥深いため、幅広い経験や知識が必要であり、ネットワーク、サーバー、DBなど、幅広く経験を積んだあとに、クラウドに知識を尖らせていくやり方がメジャーです。

クラウドの活用方法の提案から、運用まで出来るクラウドエンジニアは非常に少なく、市場ニーズも非常に高いため、クラウド系エンジニアはスペシャリスト職の一つと言えるでしょう。

スペシャリスト系キャリアパス③:セキュリティ系エンジニア

セキュリティ系も、現在ニーズが高くなっている「セキュリティ系」に尖った経験を持つキャリアパスです。

クラウド系と同様に、セキュリティ系も奥深いため、インフラからアプリまで幅広い経験や知識があった方が良いですが、特にネットワーク分野に強みを持っていると目指しやすいでしょう。

セキュリティ系エンジニアも市場ニーズが非常に高いですが、セキュリティに強みを持つエンジニアは不足しているため、セキュリティ系エンジニアもスペシャリスト職の一つと言えます。

スペシャリスト系キャリアパス④:フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアも非常にニーズが高い職種であり、一人でインフラからアプリまで対応できるエンジニアとして、需要が高い職種です。

特に、インターネット系事業者や社内SEといった、幅広い業務を少人数で対応するような職場でニーズが高いと言えるでしょう。

スペシャリスト系キャリアパス⑤:ITコンサルタント

ITコンサルタントは定義が幅広いですが、要件定義をメイン業務とするエンジニア、IT基盤・アーキテクチャを主担当とするエンジニア、システムサイジングや費用見積もり、お客さまとの要件・価格調整が出来るエンジニア、案件を獲得して責任者として推進出来るエンジニアをITコンサルタントと呼ぶこともあります。

ただし、ITコンサルタントは「会社によって定義が変わる」ため、面接で「ITコンサルタントになりたい」と伝えると、ほぼ「ITコンサルってどんな仕事をイメージしていますか?」と突っ込まれますので、ITコンサルタントを目指す場合は、あなたの理想とするITコンサルタント像を明確にした方がよいでしょう。

スペシャリスト系のキャリアパスの説明は以上となり、下記からはゼネラリスト系のキャリアパスを説明します。

インフラエンジニアからのキャリアパス②:ゼネラリスト系

ゼネラリスト系キャリアパス①:プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの管理者としてシステム全般を管理する業務であり、インフラ全般を担当することもあれば、アプリケーションまで含めて担当することもあります。

また、一つのプロジェクトを管理する場合もあれば、複数プロジェクトを管理することもあり、勤務する会社や役割によって任される仕事は様々です。

ただし、プロジェクトマネージャーで経験できる、プロジェクト管理スキルは、将来転職を考えた時などに大きな武器となるでしょう。

ゼネラリスト系キャリアパス①:ラインマネージャ

ラインマネージャ―は、部長といった管理職をイメージされると分かりやすいでしょう。

プロジェクトマネージャーが「現場のプロジェクトの管理」が仕事であれば、ラインマネージャ―は「会社組織の管理」が仕事となり、責任は大きいですが、給与も大きく上がる職種と言えるでしょう。

さいごに

インフラエンジニアのキャリアパスは幅広いですが、まずは幅広く経験を積み、さまざまな仕事に携わることで、自分の興味や適性を知る事をおすすめします。

興味や適性のあるなしは、実際に仕事で携わってみないと、判断はつきにくいといえるでしょう。

また当たり前ですが、ITインフラ全般を経験したあとに、独学でPythonやRubyといったプログラミング言語まで学ぶと、更にキャリアパスが広がりやすいといえます(最近は人気度が高い大手企業は、プログラミング知識を持つインフラエンジニアを好んで採用する傾向が強くなってきていると思います)。

インフラエンジニアのキャリアパスの説明は以上となりますが、インフラエンジニアは努力や勉強に応じて、若くてもどんどんステップアップ出来る職種といえます。

初心者の場合は、まずはインフラ構築に携わることに多少ハードルがあるかも知れませんが、インフラ構築で経験を積んだ後は、特にステップアップは早いので、あなたが興味ある分野に手を伸ばしていくと、更にキャリアパスは広がっていくでしょう。

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この記事を書いた人

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キャリアアドバイザー 角田 壮史

大卒後にファイザーに入社し1年半で退職。第二新卒で転職のDODA(現パーソルキャリア)に転職し、24歳からIT業界の転職エージェントです。DODAではMVP、VPを取り、現在インフラ・ネットワークエンジニアの転職に特化した株式会社ソリューションパートナーでキャリアアドバイザーをしています。転職エージェント歴は14年で、700社くらいのIT企業の経営層、人事、現場責任者クラスとお会いし、3000名を超えるITエンジニアの方とお会いしてきました。たくさんの転職を考える人と、採用を考える企業と会ってきたからこそ、伝えられることがあると考えています。
株式会社ソリューションパートナー 代表取締役
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