こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
「LPIC-102は難しい?101よりレベルは上がる?」
「どれくらい勉強すれば合格できる?」
結論、LPIC-102は101より実務寄りの内容となりますが、適切に対策をすれば未経験でも十分に合格可能です。
目安の学習時間は約50〜80時間です。ただし、101試験ほど暗記が通用せず「理解して使えるか」が問われる試験です。
この記事では、LPIC-102の難易度・勉強時間・101との違いを中心に、最短で合格するための対策を解説します。
結論|LPIC-102の難易度・合格ライン・勉強時間の目安
「LPIC-102は難しい?」、「101より難易度は上がる?」、「どれくらい勉強すればいい?」。これは多くの受験者が気にするポイントです。
LPIC-102も引き続き暗記箇所は多いですが、101よりも「実務寄り」の内容となり、「理解ベース」での対策が重要となる試験です。ここでは、合格ライン・難易度・勉強時間の目安をまとめて解説します。
合格点・問題数・試験時間・合格率
LPIC-102試験は、101試験と同様、約60問の多肢選択式/記述式問題(コマンド入力問題含む)が出題され、試験時間は90分です。
合格点は500/800点以上、合格ラインは 約65〜70%(試験ごとに変動あり) とされています。
また、合格率は公式には公開されていませんが、学習範囲が明確で対策しやすいため、きちんと学習すれば未経験者でも十分に合格可能です。
LPIC-101と比較した難易度
結論、学習支援現場の印象では、「101の方が難しい(102試験の方がラク)」と感じる受験者が多いです。これは101試験で苦しんだ人ほど、特に102をラクに感じる傾向です。
私の個人受験においても、101試験の方が難しいと感じました。しかし一部、102の内容がとっつきにくい感じる人もいるので、人によって差があると言えます。
LPIC 102試験の学習時間の目安
完全未経験者の場合、102試験は50時間~70時間を目安にするとよいでしょう(101試験よりも短時間で合格する人が多い傾向です)。
→関連記事:【徹底解説】LPICの難易度は?レベル別で、他のIT資格と比較解説
LPIC-102の試験範囲と出題傾向の特徴
LPIC-102の出題範囲は、LPIが公開している試験要項に基づいています。試験は 6つのセクション で構成されており、システム管理者として必要な実務スキルが幅広く問われます。
必ず押さえるべき4つの大項目(シェル・管理・ネットワーク・セキュリティ)
LPIC-102の試験範囲は6つのセクションに分かれていますが、その中でも特につまずきやすく、合格に直結するのが以下の4分野です。
シェル/管理タスク/ネットワーク/セキュリティ を重点的に攻略することで、効率的に得点を積み上げられます。
| 分野 | 学習ポイント | 実務での活用例 |
| シェルとスクリプト | シェル環境変数、条件分岐、ループ処理、シェルスクリプト作成 | 定型作業の自動化、ログ収集スクリプト |
| 管理タスク | ユーザー/グループ管理、権限設定、アカウントロック | 新入社員アカウント作成、アクセス権の管理 |
| ネットワーク基礎 | OSI参照モデル、TCP/IP、DNS、メールサーバー(Postfix) | 社内ネットワーク構築、メールサーバー運用 |
| セキュリティ | SSH、公開鍵認証、GPGの暗号化 | 安全なリモート接続、データ暗号化によるセキュリティ確保 |
これら4分野を優先的に対策すれば合格に大きく近づけます。しかし「シェルとスクリプト」と「ネットワーク基礎」で特に苦戦をするケースは少なくありませんので、苦手分野をつぶしこむのが重要です。
また補足として、この他にも「必須システムサービス(systemdによるサービス管理、cron・atによるジョブスケジューリング、ログ管理など)」の出題があります。
よく出題されるテーマと出題傾向の特徴
LPICでは公式に過去問は公開されていません。しかし、定番教材(あずき本・Ping-t・白本など)や受験者の体験談 をもとに、出題されやすいテーマを整理することが可能です。
特にLPIC-102でよく問われるのは、具体的には以下の分野などがあります。
■シェルスクリプト:
・条件分岐(if、case)
・ループ処理(for、while)
■ジョブスケジューリング:
・cron、at
■システムログの管理:
・syslog/rsyslogの仕組み
・ログファイルのローテーション(logrotate)
■ネットワーク基礎:
・OSI参照モデル、TCP/IPの理解
・IPv4、IPv6アドレスとサブネットマスク
・ネットワークIFの設定(ifconfig、ipコマンド)
・DNSの基礎知識、メール(Postfix)
■セキュリティ:
・SSH
・公開鍵認証
これらは試験範囲の中でも実務に直結する部分であり、特に「管理者としての運用スキル」が求められるテーマです。
教材を解く中で「繰り返し出題されている」と感じた領域を重点的に復習することで、効率よく合格に近づけます。
特につまずきやすいポイントと対策
LPIC-102の学習では幅広い分野をカバーしますが、特につまずきやすいのは ネットワーク と シェルスクリプト(特にシェル環境のカスタマイズ) の2つです。
この2つを重点的に攻略できれば、合格に大きく近づきます。
①ネットワーク(最重要)
ネットワークのセクションでは、IPv4/IPv6アドレス、サブネットマスク、ルーティング、ネットワークIFの設定 などが頻出します。また、抽象的なOSI参照モデルやTCP/IPの概念理解でつまずきやすいと言えます。
対策として、暗記に頼らず、実機で ping や tracerouteコマンド を使って「ネットワークがどう動くか」を体感することや、Ping-tのネットワーク問題も重点的に演習することが大事です。
②シェルスクリプト
受験者が最も混乱しやすいのは、シェルの環境設定ファイルの役割と読み込み順序 などです。
.bashrc、.profile 、/etc/profile などの違いや、ログインシェルと非ログインシェルで読み込まれるファイルの違い、環境変数(PATH)で混乱する人が多く、「どのファイルを編集すれば設定が反映されるのか」でつまずきやすいと言えます。
対策としては、設定ファイルを編集して挙動を確かめるとよいです。.bashrc にエイリアスを追加してログインし直す、.profile に環境変数を追加しシェル起動を確認するなどで、体感すると理解が深まります。
補足:セキュリティ
ネットワークやシェルスクリプトに比べると難易度は高くありませんが、SSHの鍵認証や公開鍵認証など、これまでにない概念が登場するため、セキュリティの分野でつまずく人もいます。
LPIC-102に合格するための勉強法
LPIC-102は出題範囲が広い一方で、定番教材や演習サイトが充実しているため、効率的に学習すれば未経験者でも十分に合格可能 です。
おすすめ教材(あずき本/Ping-t/白本)
LPIC-102は出題範囲が広いですが、101と同様に定番教材を活用すれば効率よく学習できます。特に「テキストで理解 → 問題演習で定着 → 実機や動画で補強」という流れが王道です。あずき本:定番のLinux教科書
LPIC受験者の定番であり、試験範囲を網羅的にカバーしており、解説の体系性が高い書籍です。最初のインプットに最適。読みやすく、独学の最初の一冊としてもおすすめです。
Ping-t:オンライン問題集
受験者の多くが活用している定番問題演習サイトであり、101試験と同様に、試験対策に役立ちます。問題数が非常に豊富で、解説も丁寧。間違えた問題を繰り返すだけで実力がついていきます。
合格者の声でも「Ping-tで8割以上取れれば合格できた」という体験談が多いです。
白本:スピードマスター問題集
白本(Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集)
LPIC受験者の定番問題集です。試験範囲を網羅的にカバーしており、解説の体系性が高く、101試験と同様に、102試験においても的中率が高い問題集です。
→関連記事:LPIC-1勉強法まとめ|未経験から合格する最短ロードマップ
LPIC-102合格後のキャリア|「基礎」から「実務レベル」へ
LPIC-102の合格は、Linuxの基礎を理解しているだけでなく、「実務で使えるレベル」に近づいたことを証明できます。
LPIC-1(101+102)を取得することで、インフラエンジニアとしての市場価値は一段上がり、キャリアの選択肢も広がります。また、この資格をどう活かすかで、キャリアや転職でも差がついていきます。
・「運用保守・監視」を卒業し「構築」へ進む武器:
102で学ぶネットワークやセキュリティの知識は、実務の構築現場においても重要スキルです。102合格を「構築エンジニア」への足掛かりとする人は少なくありません。
・「オンプレ × クラウド」のハイブリッド人材へ:
AWSなどのクラウド環境も、その土台の多くはLinuxで動いています。LPIC-1で基礎を固めた状態でAWS SAAなどの上位資格を狙うことで、年収500万円以上の高年収ルート少しずつ見えていきます。
・転職時の「内定年収」にも直結:
例として、当社の転職支援実績(2025年)では、「IT未経験+LPIC-1取得者」の平均内定年収は370.4万円でした。「LPIC-1認定者」は、企業から「自走できる人材」と見なされ、高条件を引き出しやすくなります。
また、最短で「構築」や「年収アップ」を目指したい人は、以下のロードマップ記事を併読すると、全体像がわかるため安心です。
▶ インフラエンジニア未経験の転職ロードマップ|最短で構築・年収アップする方法
最短で「構築・クラウド」に進みたい方へ
LPICを取得しても、入社する企業によっては「運用保守や監視が3年以上続いてしまう」ケースもあります。
一方で、最初から構築やクラウドに関われる環境を選べば、1〜2年で年収やスキルに大きな差がつきます。
LPIC-102を勉強中の方へ
LPICの勉強が終盤に差し掛かり「取得後のキャリアを、そろそろ明確にしていきたい」と考える人も少なくありません。
「未経験から構築に進める企業は、どう見分ければよい?」
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