ネットワークエンジニア企業の平均年収ランキング|800万・900万・1,000万円超【2026】

こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

「ネットワークエンジニアの年収は、500〜600万円が限界?」

そのようなイメージを持っているなら、現在のIT業界の実態とはややズレがあります。

2026年時点の公開データを見ると、ネットワークエンジニアが関わる事業を主軸とする企業の中には、
平均年収が800万円台、900万円台に届いている企業が多く存在し、一部では1,000万円を超える水準が確認できます。

また、同じネットワークエンジニアという職種であっても、企業の事業構造や立ち位置、任される役割によって年収水準には大きな差が生まれています。

この記事では、日本国内で上場している企業の有価証券報告書などの公開IRデータをもとに、ネットワークエンジニア関連企業の平均年収を整理し、2026年版ランキングとしてまとめました。

企業ごとの年収水準の違いを見る、将来の目標年収を定める目的でご覧ください。

この記事を書いた人 
角田 壮史 株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

ITインフラエンジニア専門の転職エージェント。経済産業省採択事業の運営者であり、15年以上のエンジニアのキャリア支援実績を活かし、あなたのキャリアアップをサポートします。

▶︎ プロフィールを詳しく見る

目次

【結論】ネットワークエンジニアで年収1000万円超えは現実。だが「企業差」が9割

結論から言うと、日系企業勤めのネットワークエンジニアであっても、年収1,000万円超えは可能です。

実際、2026年現在の公開データでも、ネットワーク事業を運営しながら平均年収1,000万円を突破している企業は複数存在します。

ただし、ここでは避けて通れない厳しい現実もあります。 会社員として大台を目指す場合、実現要素の9割は「どの企業(商流・ビジネスモデル)に属しているか」で決まってしまうという点です。

例として超高度な設計スキルを持っていても、利益率の低い三次請け・四次請けのSES企業では、還元率の構造から、年収1,000万円に届くことが極めて難しいためです。

※フリーランスや外資系などの「成果報酬ルート」も存在しますが、この記事ではもっとも多い「国内企業の会社員年収」に焦点を当てて解説します。

では、実際に年収が高いネットワークエンジニア関連企業はどこでしょうか。次からは、有価証券報告書などの公開IRデータをもとに、企業別の平均年収ランキングを見ていきます。

【2026】ネットワークエンジニア企業 平均年収ランキング

このランキングは、日本国内で上場している企業を対象に、有価証券報告書などの公開IR資料に記載された「平均年間給与」をもとに作成しています。

以下は、ネットワークエンジニアが関わる事業を保有する企業の「企業平均年収」をもとにしたゾーン分けです。個人年収ではなく、企業ごとの年収水準の違いを見る目的でご覧ください。

※ランキングを見る前の注意点:
このランキングの企業(特に平均年収1,000万円超)の企業は、「純粋にネットワークの設計構築のみ」を専門としているケースは少ないです。

実際には、NWのみならず「クラウド(AWS/Azure)」、「セキュリティ」、「ITコンサルティング」などを掛け合わせて、IT全体の設計や戦略提案を担うビジネスモデルの企業が中心です。

そのため、この高年収帯では「ネットワークの専門性」を土台としたうえで、より上流工程やビジネスに近い役割まで守備範囲を広げていることが、評価につながっているケースが多いと言えます。

平均年収1,000万円超え|ネットワークエンジニア関連【トップゾーン】

年収1,000万円超えは、日本のネットワークエンジニアにとって最上位クラスの評価水準です。

企業名平均年収(2025-26)特徴・補足
ベイカレント・コンサルティング1,349万円若手から1,000万超えが続出するITコンサル。昇給速度が圧倒的。
野村総合研究所(NRI)1,321万円金融・公共の巨大インフラを最上流で独占。NWエンジニアの地位も高い。
NTT1,069万円日本最大の通信事業者であり、総合ICT企業。次世代NWの研究開発・策定。
JBCCホールディングス1,027万円超上流からのSI、クラウドシフトに強み、年収水準が上昇中。
KDDI1,018万円自社で5G・基幹通信網を持つキャリア。安定性と高年収を両立。

このゾーンは「純粋なNWエンジニア」というより、特にITコンサルタントやアーキテクトとしての側面が強く求められます。

NWを軸にしつつも、クラウド(AWS/Azure)へのリフトアンドシフトや、ゼロトラストなどの高度なセキュリティ設計、ビジネス課題の解決までを「上流から」提案できることが1,000万円到達の必須条件と言えるでしょう。

平均年収900万円台|大台が「現実的な目標」となる高年収企業

年収900万円台は、ネットワークエンジニアとして市場価値が非常に高いことを示す水準です。このゾーンでは、大手メーカー系や特定領域のリーダー企業が多くあります。

企業名平均年収(2025-26)特徴・補足
大塚商会992万円圧倒的な顧客数。営業力が高く、実力主義。
日本電気(NEC)963万円ジョブ型導入で高年収化。海底ケーブル等、NW物理層の世界的リーダー。
日立製作所961万円ITインフラのみならず、社会インフラのリーダー。大規模案件中心。
都築電気943万円富士通系ディーラーの雄。NW・音声基盤に強く、高年収企業。
トレンドマイクロ900万円セキュリティの世界的リーダー企業。専門性を極めたいエンジニアに。

PL・PMとしての責任範囲を広げたり、クラウドやセキュリティ領域まで担えるようになると、1,000万円超えが視野に入りやすいゾーンと言えます。

平均年収800万円台|高水準かつ安定した評価の優良企業

一次請け(プライム)の立場で設計・構築、管理を担い、年収800万円台という高水準を安定して実現している企業群です。

日本のIT市場全体で見て、この水準に到達している時点で、ネットワークエンジニアとして非常に高い評価を受けていると言えます。

企業名平均年収(2025-26)特徴・補足
ソフトバンク849万円変化が速く、若手でも挑戦しやすい社風・チャンスが多い。
BIPROGY846万円旧日本ユニシス。プライム案件が中心で、キャリアパスが豊富。
JFEシステムズ838万円鉄鋼インフラで培ったIT技術。安定した経営基盤と高還元。
テクマトリックス832万円NW・セキュリティ機器の輸入販売と構築に強み。技術重視の社風。
TIS806万円クレジット・決済インフラに強み。大規模NWの構築運用から設計への道が明確。

役割・専門性・報酬が全体的に高く、長期的に安定したキャリアを築きやすい優良企業と言えます。

※補足:本ランキングに掲載していない高年収企業について

本ランキングは、日本国内で上場している企業の公開IRデータをもとに作成しています。

そのため、ネットワンシステムズ、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、NTTデータ先端技術などの非上場企業や、外資系ネットワーク・セキュリティベンダーの日本法人などは公開データが存在しないため、年収水準が高い場合でも対象外としています。

※ゆえに、どの企業が「稼げるか」を見る際は、ランキング順位だけでなく、商流・事業モデル・任される役割まで含めて判断することが重要です。

ネットワークエンジニアとして年収アップを考える方へ

本ランキングで紹介したような高年収水準に到達するためには、どのようなスキルや役割が評価され、どんなキャリアの選択が必要になるのでしょうか。

今の環境から年収を伸ばしていくための考え方や、現実的なキャリアの分岐点については、以下の関連記事で解説しています。

→関連記事:ネットワークエンジニアの年収相場と1,000万円超えのキャリア|工程×商流で決まる

まとめ|ネットワークエンジニアの年収は「企業選び」で決まる

この記事では、2026年時点の公開IRデータをもとに、ネットワークエンジニア関連企業の平均年収ランキングを紹介しました。

ランキングから見えてくるのは、ネットワークエンジニアで年収1,000万円を超えることは現実である一方で、到達可否を分ける最大の要因は「企業差(商流・事業構造)」である、という事実です。

また、上場・非上場、日系・外資といった違いにかかわらず、年収水準を判断する際は、企業の立ち位置や任される役割まで含めて見ることが重要と言えます。

ネットワークに限らず、インフラ全体で年収構造を理解したい方へ

ネットワークエンジニアの年収も、突き詰めると「商流」と「役割」というインフラ共通の構造に至ります。詳しくは以下関連記事を参考にしてください。

→ 関連記事:インフラエンジニアの年収相場と上げ方|商流と役割で決まる現実

この記事を書いた人

角田 壮史の顔写真

角田 壮史

株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

未経験からベテランまで、ITインフラのキャリア支援に特化、経済産業省採択事業(インフラエンジニア育成プログラム)も担うキャリアアドバイザーです。 経済産業省ロゴ

主な実績

  • パーソルキャリア(旧インテリジェンス)在籍時、事業部MVP受賞あり
  • リクナビ提携エージェントとして、顧客満足度1位/サービス満足度1位/紹介求人満足度2位などの受賞歴あり リクナビ 顧客満足度1位ロゴ リクナビ 紹介求人満足度2位ロゴ
  • キャリアアドバイザー歴15年以上、700社以上のIT企業訪問、3,000名超のエンジニア支援実績
  • LPI (Linux Professional Institute) より、トレーニングパートナー(プラチナ:最上位)/ハイアリングパートナーとして公式認定 LPIトレーニングパートナープラチナロゴ LPIハイアリングパートナーロゴ

保有資格

国家資格キャリアコンサルタント、AWS-SAA、CCNA、LPIC-3(最上位)、LinuC-1

目次