サーバーエンジニア勉強ロードマップ|未経験から構築スキルに近づく最短ステップ【2025】

こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

「サーバーエンジニアになりたいけど、何から勉強すればいい?」
「どこまでできれば、構築に進める?AWSは必要?」
「独学だけで本当に実務レベルに近づけるの?」

これらは未経験者、微経験者の多くが抱える悩みです。

結論、まずはIT基礎とLinuxでOKです。ただし、最短で市場価値の高い構築レベルを目指すなら、最終的に「Linuxを土台としたAWSクラウド構築」が大きな武器となります。

オンプレミス中心だった時代とは違い、今は「AWSなどのクラウド環境で構築できる人材」が最も高く評価されています。

この記事では、未経験からでも段階的に実務レベルの構築スキルを身につけるための「4ステップ学習ロードマップ(独学・自宅での実践方法含む)」をわかりやすく解説します。

また採用担当者が重視する「学習ログ(構築メモを含む)」の作り方や、転職で評価される最新のスキルセットも具体的に紹介。「今日から何を、どんな順番で始めればいいのか?」が明確になる内容です。

なお「サーバーエンジニアの仕事内容やキャリアの全体像」を知りたい方は、先に以下の記事をご覧ください。勉強だけでなく、仕事内容・年収・将来性をまとめています。

→関連記事:サーバーエンジニアとは?仕事内容・年収・キャリアパス【AWS/クラウド時代】

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※ 未経験・微経験の方も歓迎です(オンライン可)

この記事を書いた人 
角田 壮史 株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

ITインフラエンジニア専門の転職エージェント。経済産業省採択事業の運営者であり、15年以上のエンジニアのキャリア支援実績を活かし、あなたのキャリアアップをサポートします。

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目次

サーバーエンジニアとは?仕事内容と市場動向

サーバーエンジニアは、企業やサービスを支えるWeb、アプリ、DBサーバーなどを設計・構築・運用する専門職であり、ITインフラの「根幹」を担う仕事です。

近年ではAWSやAzureなどクラウド上での構築が主流になりつつあり、求められるスキルも大きく変化しています。まずは仕事内容と市場の流れを整理していきましょう。

サーバーエンジニアの仕事内容(運用/構築/クラウド)

サーバーエンジニアの業務は、主にスキルレベルに応じて以下の3つに分類されます。

フェーズ主な業務内容求められるスキル/特徴
① 運用 (基礎フェーズ)アラート監視、障害時の一次対応、ログ確認、権限管理など未経験者はまずここからスタート。システムの安定稼働を支える。
② 構築 (メイン業務)Linuxサーバーセットアップ、Web/DB構成、セキュリティ設定、バックアップ設計などLinuxとネットワークの基礎が必要。システムの土台を作る核となる業務。
③ クラウド構築 (高市場価値)AWS(EC2/RDS/VPC)、Azure等でのサーバー構築、IAM設定、Auto Scaling活用など現在最も需要が高いスキル。実機作業が不要で、「作って壊す」が容易なため、未経験でも習得しやすいのが特徴。

未経験でも目指せる?育成市場の現実

結論、サーバーエンジニアは未経験から十分に目指せます。その理由は、クラウド需要の拡大による「育成前提の採用増加と、独学との相性の良さにあります。

■未経験でも目指しやすい理由:
・育成前提の採用増加

 →クラウド時代に対応するため、「若手を育成したい」企業が増え、未経験採用枠は安定。
・以前と比べて、学習環境が整っている
 →Linux、ネットワーク基礎、クラウド環境での設定といった必要知識が明確で、AWS無料枠、Udemyなど、実務に近い環境を安価に用意しやすくなっています。

【最新動向】需要の中心は「Linuxの基礎力 × クラウド構築スキル」

サーバーエンジニアの市場は、この10年でオンプレミス(物理サーバー)からクラウド(AWS/Azure)へと大きく変化しています。

以前の主流(オンプレミス)現在の主流(クラウド)
物理サーバー設置、ケーブル配線、ハード交換など実機作業が中心AWS/Azure上でEC2、RDS、VPCなどを利用した構築スキルも重要

今、最も評価されるのは「Linuxの基礎力」を土台とした「クラウド構築スキル」というスキルセットであり、このスキルセットがサーバーエンジニアにとってチャンスとなっています。

サーバーエンジニアはやめとけ?【本当に注意すべきは「構築経験を積めない環境」】

SNSなどでは「やめとけ」という意見が見られますが、正確には「サーバーエンジニアがダメ」なのではありません。

本当に注意すべきなのは、構築経験をほとんど積めない環境です。

例として、注意すべき環境は、「夜勤・監視のみ」、「定型作業中心」、「クラウドに触れられない」などです。

こうした環境に長くいると、「知識はあっても構築経験がない」という状態になり、キャリアが伸びにくくなります。

一方で、サーバー構築、クラウドエンジニア、SRE、インフラ自動化など、オンプレ構築やクラウド構築に触れられる環境を選べば、上位工程へへスムーズにステップアップできます。

結論
サーバーエンジニア全体がダメなのではありません。「構築経験を積めない環境には注意」というのが正しい認識です。

※サーバーエンジニア全体像を深く知りたい方は、以下の関連記事も参考になります。

→関連記事:サーバーエンジニアとは?仕事内容・年収・キャリアパスを解説【AWS/クラウド時代】

独学ロードマップ:最短で「クラウド構築」に到達する4ステップ

未経験からサーバーエンジニアを目指す際、最短で構築スキルに到達するには、IT基礎 → Linux → AWSクラウド構築 → 学習ログ という4ステップが最も効率的です。

この手順は、実際に転職支援の現場でも「未経験から構築スキルを証明する最短ルート」として採用されており、自宅学習だけで十分に実現可能です。

ステップ1:サーバー構築の土台となるIT・ネットワーク基礎

まずはサーバー構築の「前提」となる基礎知識を固めます。

■基礎知識の例:
・メモリ・CPU・OSなどIT基礎
・IPアドレス/サブネットなどのネットワーク基礎
・物理→仮想→クラウドの違い

ここでは、サーバー学習の入口で必ずぶつかる「専門用語の壁」に慣れることがゴールです。

ここを押さえることで、その後の「サーバーとは何か?」、「ネットワークとどう繋がるのか」の理解度につながっていきます。

ゴール:
専門用語の壁(BIOS/UEFI、SaaS/PaaS/IaaS、TCP/IP、DNS など)を突破すること。

ステップ2:【最重要】Linux操作の基礎習得(LPIC/LinuCレベル1相当)

サーバー構築の中心となるのは、今も昔も Linux です。ここで身につける知識は、そのままAWS EC2(クラウド上のLinuxサーバー)にも直結していきます。

■Linux操作の基礎知識例:
・基本コマンド(cd / ls / vi / systemctlなど)
・ユーザー管理・権限管理・パッケージ管理(apt/yum)
・SSH接続・ログ確認など

このLinux操作の内容は、VirtualBoxで練習環境を作って学習が最速です。また、LPIC/LinuCレベル1を学習すると、ステップ1・ステップ2を体系立てて学ぶことができます。

ゴール:
Linux操作(コマンド操作、権限/ユーザー管理、ログ確認など)をできる状態になること。

ステップ3:【重要】AWS無料枠でサーバー構築(EC2/VPC基礎)

未経験から構築レベルに最短で到達したいなら、AWS無料枠でのEC2構築も効率的な学習方法 です。

AWS無料枠であれば、物理サーバーのような面倒な作業が不要で、「作る → 壊す → 作り直す」が自由にできるため、未経験者でも「実務に近い環境」でスピーディに成長できます。

ここでは、EC2(仮想サーバー)とVPC(クラウドのネットワーク)のクラウド構築の基礎部分 を自力で操作できる状態を目指します。

■AWS無料枠でサーバー構築:
・AWS EC2(仮想サーバー):
 →Linuxサーバーの起動、SSH接続(TeraTerm)、セキュリティグループ設定、Apache/Nginx などのWebサーバー構築を行ってみましょう。
・AWS VPC(仮想ネットワーク):
 →サブネット(パブリック/プライベート)の違いやインターネットゲートウェイ(IGW)を学びながら理解しましょう。

AWSは「壊して作り直す」が自由です。小さく作って成功体験を積むことができます。学習教材は、UdemyやAWS公式ハンズオン教材が最速です。

さらに余裕があれば、難易度は高まりますが、RDS(DBサービス)を利用し、EC2 から RDS に接続、セキュリティグループも設定してみましょう。

ゴール:
クラウド上に 「Linuxサーバー」 を構築し、クラウド構築の全体像を自力で再現できる状態 になること。

スタップ4:学習ログ(構築メモ)作成

最後は、採用担当者にも強く刺さる「学習ログ(構築メモ)」 を作ります。

難しいポートフォリオは不要で、自分が学んだ内容を「次回以降も再現できる形」で整理するだけ でOKです。

■学習ログの例:
・EC2にApacheを入れて、Webサーバー構築
・RDSにつなげて、簡単なDB接続
・セキュリティグループでポート制限

学習ログのポイントは、「自分がつまづいた内容」を記録しながら、次回に活かせる状況を作ることです。この繰り返しが、配属決定から転職活動の書類・面接でも強みとなっていきます。

ゴール:
学習内容を 「再現できる形」 でまとめた学習ログ(構築メモ)を作成すること。

一方で、「この勉強で本当に将来につながるのか?」という不安を持つ人も多いでしょう。

そんな方は、サーバーエンジニアの年収や将来性を一度整理してみると、学習への納得感が大きく高まります。

■関連記事:市場価値を高める情報を見てみる

→関連記事:サーバーエンジニアの平均年収|年代・仕事内容・資格別に徹底解説
→関連記事:サーバーエンジニアの将来性|クラウド・AI時代のキャリア戦略

学習時間の目安(最短3ヶ月で構築レベルに到達)

サーバーエンジニアを未経験から目指す場合、集中して学習すれば 【最短3ヶ月(150〜200時間)】で構築レベルに到達することが可能です。

ただし、これは 「何を・どの順番で学ぶか”」が整理されている場合の最短ルートであり、本業と両立しながら進める場合は 4〜6ヶ月 を目安に考えるのが現実的です。

また大切なのは期間よりも、「IT基礎 → Linux → AWS → 学習ログ」 というステップを段階的に積み上げることです。

学習内容を「学習ログ(実践記録)」として残すことで、転職活動でも強力なアピール材料になります。

未経験から逆算する学習ロードマップ(3ヶ月モデル)

最短3ヶ月で構築レベルに到達する場合の学習ステップは以下の通りです。

※以下のモデルは、集中して学習した場合の「最短ルート」 です。兼業の場合は4〜6ヶ月で同じ到達点を目指せます。

3ヶ月学習ロードマップ(モデルケース)

期間内容時間目安目標目安
1ヶ月目IT基礎 + Linux60〜70時間専門用語の壁を突破し、Linuxが「読める・触れる」状態になる
2ヶ月目AWSクラウド構築(EC2・VPC基礎)60〜80時間「自分の手でサーバーを作れる」状態に到達。クラウド構築の全体像を理解
3ヶ月目学習ログ作成+実務イメージ強化30〜50時間面接で「構築経験を説明できる」ようになり、選考通過率が大幅アップ

挫折しないためのスケジュール設計【平均6ヶ月モデルも解説】

サーバーエンジニアの学習は、一気に詰め込むのも効果がありますが、少しずつ確実に積み上げるとさらに成功率が高くなる分野です。

最短3ヶ月はあくまで集中できる環境での最速ルートであり、特に本業の傍らで学習する場合、平均4〜6ヶ月の期間を見ておく方が現実的で無理がありません

焦らず、確実に積み上げるための3つのコツを紹介します。

継続のコツ①: 「やるべきこと」を週単位で固定化する

挫折の最大の原因は、「今日は何をすればいいか分からない」状態になることです。行動を明確にすると、迷いがなくなり継続率が一気に上がります。

■固定化できる1週間タスクの例:
・Linux本を10〜20ページ進める
・週末は学んだ内容・構築作業を1回行う
・学習ログ(構築メモ)を1つ更新(10〜20分でOK)

この「週固定タスク」を習慣化するだけで、気づけば150〜200時間に自然と到達します。

継続のコツ②:完璧を目指さず、まず「動かす」ことを最優先にする

AWSやLinuxは、操作 → 理解の順番で学ぶのも大事です。エラーが出ても問題ありません。

上手くいかなくても問題ありません。AWSは「壊してOK、作り直せばOK」な環境なので、「動作させる → 失敗する → 理解する」 の繰り返しが最短ルートになります。

継続のコツ③:学習ログで「継続を可視化」してモチベーション維持

特に初心者の段階では「今日やったことが、本当に身になっているのか?」、「同じ問題で何時間も詰まり、自分に向いているのか?」という不安が付きまといます。

この不安が続くと、「自分は成長していない」という錯覚に陥り、モチベーションが低下することがあります。これらを防ぎながら、今までの成長を可視化できるのが「学習ログ」です。

例として、EC2の構築手順やポート開放(セキュリティグループ)の設定など、つまずいた内容を記録し、積み上げ成長が可視化されることで、「今までの成長」が確認でき、6ヶ月間の学習も無理なく継続できます。

勉強に役立つおすすめ教材(Linux・クラウド・資格)

サーバーエンジニアの独学では、教材を増やしすぎると逆に学習が進まなくなります。ここでは 「最短で構築レベルに到達する」ことだけに絞り、厳選した教材 を紹介します。

Ping-t(Linux/LinuC・LPIC対策)

Linux学習の定番サイト。Linuxコマンドの基礎 → 初心者のつまずきポイント まで体系的に学べるため、独学者の最重要教材です。

■Ping-tのおすすめポイント:
・無料で幅広く学べる(一部有料)
・コマンド操作の穴が自然に埋まる
・想定問題への対応力が高まる

LPIC/LinuCを受けるつもりがなくても、Linux基礎の学習効率が上がるため、是非とも利用したい教材です。

→参考:Ping-t公式サイトはこちら

② Linux標準教科書(無料)

Linux標準教科書は、Linux技術者認定機関であるLPI-Japanが提供している無料のLinux教科書です。初心者向けにLinuxの基本概念から、コマンド操作まで網羅されている有用な教材です。

特に、無料でダウンロード可能(PDF形式)であり、Linuxを始めて触る初心者でも、独学で手を動かして学べる内容であるため、テキストでしっかりと体系的に学びたい人におすすめしたい教材です。

またPing-tと組み合わせることで、コマンド偏重にならず、Linuxを「体系理解」できる のが強みです。

※無料教材だけでもLinux基礎は十分に習得できます。迷ったらまずここからでOKです。

→参考:Linux標準教科書(LPI-Japan)はこちら

③ AWS認定(CLF/SAA)+ Udemy講座

クラウド構築を最短で習得するなら、AWS認定資格 × Udemyの動画教材 の組み合わせが最も効率的です。

■おすすめの資格順番:
CLF(クラウドプラクティショナー:入門者向け)
 → AWSの仕組みをざっくり理解できる。初心者向け。
SAA(アソシエイト:中級者向け)
 → EC2/VPC/RDS/ALB/S3 など、サーバーエンジニア必須のAWS構築知識が網羅。
 → 転職市場で「基礎が固まっている証明」になる。

またAWSの学習は、参考書(テキスト)よりも、動画で学習ができるUdemy教材がおすすめです。

テキストでわかりにくい内容概念や実機操作(EC2/VPC/RDS など)の内容を動画で学べ、初学者でも手を動かしながら理解できるようになります。

AWS学習は、動画で目と手を同時に動かすのが最速 です。

AWS無料枠で実践!ハンズオンを「学習ログ」の材料に

Udemyなどの動画教材で基礎を学んだ後は、「AWSが無料で提供している実践環境(無料枠)」を使って、手を動かしましょう。

これで、動画を見るだけの学習から、実際にEC2(仮想サーバー)やVPC(仮想ネットワーク)を操作する段階に移行でき、「実務に最も近いトレーニング」になります。

■おすすめハンズオン例:
・サーバー構築の基本:EC2起動 → SSH接続 → Webサーバー(Apacheなど)構築
ネットワークの基本:VPCとサブネット(パブリック/プライベート)の構築
セキュリティ設定:セキュリティグループ(FW)とIAMユーザー(権限)の作成

これらの実践手順と、つまずいた点を記録することで、そのまま転職時にもアピール材料となる「学習ログ」が完成します。

補足:教材は最小限に絞ると最速

未経験者が最短ルートで進む場合、教材はあえて増やさず最小限に絞ると、効率が大きく高まります

■教材の最小構成例:
・Linux → Linux標準教科書 + Ping-t
・AWS → Udemy + AWS無料枠
・全体理解 → 必要に応じて資格学習(CLF → SAA)

また、AWS無料枠はメリットが大きい反面、「クレジットカード登録が不安」、「設定が難しそう」と感じる人もいます。

もし AWSが少しハードルに感じる場合は、VirtualBoxでLinuxを試す ところから始めても問題ありません。

勉強を「最短転職」につなげる方法

未経験からサーバーエンジニアを目指す場合、採用担当者は学習ログ(実践の実績)だけでなく、非技術的なビジネススキルやポテンシャルを含めた「総合力」で判断します。

また「監視オペレーター」や「ヘルプデスク」といった微経験者は、現在の業務で培った経験に「構築スキル」を掛け合わせることで、未経験よりもさらに短期間で内定に到達できます。

ここでは、その総合力の中でも未経験者や微経験者が最も差をつけやすい3つのポイントに絞り、最短で内定につながる戦略を解説します。

①採用担当者が見るのは「資格+学習ログ」の2本柱

未経験者の選考で最も差をつけられる武器は、「資格」と「構築ログ(学習ログ)」の2本柱のバランスです。採用担当者は、この2点をセットで評価します。

評価の柱評価ポイント資格例/アピールできること
① 資格学習レベルの「客観的証明」。書類選考のフィルター、合格の決めてになることは少なくない。最低限の知識保証と学習意欲を示すために必須。LinuC/LPIC(Linux基礎力)
AWS SAA(クラウド設計、運用力)
② 学習ログ実践力と再現性の「リアルな証明」。資格が知識の証明だとすると、構築ログは「手を動かせるか」の証明。EC2 → Webサーバー構築 → SG設定といった実践記録。
エラーの原因と解決プロセスを記録する。

採用担当者が最も高く評価するのは、「資格で基礎が固まっていること」と「学習ログで実践レベルが見えること」が両立している状態です。

この2つをそろえている未経験者は少ないため、配属後の成長イメージがつきやすく、未経験でも選考突破率が一気に上がるための黄金パターンとなります。

②Linux × AWS × セキュリティの学習セットが強い

2025年以降、未経験でも評価されやすいのが、学習の方向性を示す以下の3点セットです。

■転職に強い学習3点セット:
Linux(基礎操作・権限・サービス)
 →サーバー構築のもっどもたる「土台」であり、AWS EC2の操作でも必須。
AWS(EC2・VPC・IAM・S3・RDS基礎):
 →クラウド時代の中心であり、企業が今もっとも求めている分野。
セキュリティ(セキュリティグループ/IAM):
 →事故を防ぎ、実務で信頼されるための条件。

この3点がそろうと、「市場ニーズを見極めながら、学習も継続しているポテンシャルがある」と判断され、ステップアップ転職が大きく近づきます。

③技術力に加えて重要!内定につながる「非技術的要素」

資格や学習ログ(技術力)は重要ですが、最後の内定獲得は「この人と一緒に働きたいか?」という総合力で決まります。

「一緒に働きたい人材」と評価されるためには、非技術的要素のアピールも押さえる必要があります。

評価要素現場での重要性アピール方法
社会人経験ビジネスマナー、チームワーク、貢献意欲などは、入社後すぐに活かせる強み。社会人経験がない場合でも、「チームでの活動(アルバイト、サークルなど)で学んだルール」や「課題に対する真摯さ」を具体的に伝える。
課題解決能力(ポテンシャル)エンジニアとして最も重要な「自分で調べ、問題を解決する力」を証明する。学習の中で一番苦労した点と、どう調べ、どのように解決したか」を論理的に説明する練習をする。
コミュニケーション能力他部署との連携や不明点の質問力が実務で必須。「相手にわかりやすく伝える努力」や「不明点をそのままにしない姿勢」を面接でのやり取りの中で示す。

社会人経験がない方やコミュニケーション力に自信がない方でも、これまでの経験をアピール材料にしていくことが重要です。

結論
技術力や知識は資格や学習ログで提示し、面接では非技術的な要素で「一緒に働きたい」と思わせる戦略が大幅キャリアアップ転職につながります。

未経験者がつまずきやすい「思い込み」と、効率的な学び方

未経験からサーバーエンジニアを目指す方を支援していると、「努力しているのに伸びづらくなる共通パターン」がいくつかあります。

それらは 「ダメな行動」 ではありません。考え方を少し変えるだけで、大きく改善できるもの です。

■伸びづらくなるパターン例:
①「完璧に理解するまでは、手を動かしたくない」という思い込み
 →完璧に執着しすぎる必要はありません。触って理解するやり方も王道です。
② 教材を増やし過ぎて、焦りや迷いが増える
 →真面目な人ほどよくあるパターンです。教材が少ないほど、迷わず早く伸びます。
③ 学習ログを残すことが面倒
 →失敗した例や原因、解決策をメモするだけで記憶に残り、次回以降で楽になります。

ここまでで、サーバー構築に必要な「Linux → AWS → 実践ログ」という流れがつかめたと思います。

以下では、各ステップをもう少し深掘りしながら学びたい方に向けて、関連する学習ロードマップ記事をまとめました。

■さらに深く学びたい方へ(Linux/クラウド/資格)

→関連記事:LPIC-1勉強法まとめ|未経験から合格する最短ロードマップ
→関連記事:LinuC レベル1の勉強方法まとめ|最短合格の教材・勉強時間も解説
→関連記事:AWS SAAの勉強時方法まとめ|ロードマップ
→関連記事:クラウドエンジニア勉強法ロードマップ|未経験から最短で実務へ

よくある質問(FAQ)

サーバーエンジニアを目指す方から特に多い質問をまとめました。学習順番、資格選び、転職活動の進め方など、つまずきやすいポイントを中心にシンプルに解説していきます。

Q1:LPICとAWSはどちらから取るべき?

A:Linux → AWS の順を強くおすすめします。LinuxスキルがEC2操作にも直結します。

Q2:独学だけで構築レベルになれますか?

A:可能です。特にIT経験者であれば問題なく狙えます。

未経験者の場合、最初は運用から入るケースもありますが、Linux+AWS+学習ログがあれば 、早期に「構築へのステップアップ」 は可能です。

Q3:資格だけで転職できますか?

A:資格だけでも転職の武器になります。

ただし 「早い段階で構築系に進みたい人」 は、資格+学習ログのセットが有利です。

また、サーバーエンジアの学習ロードマップが理解できたら、次は「仕事内容・必要スキル・キャリアの全体像」も押さえておくとキャリアの道筋が明確になります。

以下の関連記事で、サーバーエンジニアの全体像を整理できます。

■サーバーエンジニアの全体像を理解したい方へ

→関連記事:【まとめ】サーバーエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・将来性を徹底解説
→関連記事:未経験からサーバーエンジニアになるには?ロードマップを解説
→関連記事:サーバーエンジニアの資格一覧&ロードマップ|順番・難易度・キャリア戦略
→関連記事:サーバーエンジニアのキャリアパス|運用止まりから設計・クラウドへ

まとめ:今日から始められる、サーバー構築への最短ロードマップ

サーバーエンジニアを目指す道、サーバー構築にキャリアアップする道は、特別な才能が必要なものではありません。

Linux → AWS → 学習ログ という勉強をたどれば、今日からでも構築スキルに近づくことができます。

また、いきなり高度なことをする必要はありません。まずは Linux を触り、AWSで小さなサーバーを作り、「やったことをメモとして残す」。この積み重ねだけで、確実に構築へのキャリアが見えてきます。

おさらい:最短で構築スキルに近づく 4ステップ

この記事のおさらいです。以下だけでも面接で「この人は手を動かして学んでいる」と評価され、構築キャリアへの成功率が大きく上がります。

■構築への4ステップ:
IT・ネットワーク基礎を理解する
Linuxを操作して「慣れる」
AWS無料枠でEC2を作り、動かす
学習ログ(構築メモ)として記録する

今いる職場で構築経験を積めない場合は?

一方でどれだけ学習をしても、現場の環境によっては「構築に進めない」ということは多くあります。

■構築に進みにくい環境例:
・定型作業、夜勤中心の現場
・構築やクラウド案件が少ない会社
・若手のステップアップに積極的ではない会社
・インフラ分野以外がメインの会社

そんな場合は、「環境を変える=キャリアを変える最短ルート」 にもなります。環境次第で成長スピードは劇的に変わります。

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■あわせて読みたい
【まとめ】サーバーエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・将来性を徹底解説
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この記事を書いた人

角田 壮史の顔写真

角田 壮史

株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

未経験からベテランまで、ITインフラのキャリア支援に特化、経済産業省採択事業(インフラエンジニア育成プログラム)も担うキャリアアドバイザーです。 経済産業省ロゴ

主な実績

  • パーソルキャリア(旧インテリジェンス)在籍時、事業部MVP受賞あり
  • リクナビ提携エージェントとして、顧客満足度1位/サービス満足度1位/紹介求人満足度2位などの受賞歴あり リクナビ 顧客満足度1位ロゴ リクナビ 紹介求人満足度2位ロゴ
  • キャリアアドバイザー歴15年以上、700社以上のIT企業訪問、3,000名超のエンジニア支援実績
  • LPI (Linux Professional Institute) より、トレーニングパートナー(プラチナ:最上位)/ハイアリングパートナーとして公式認定 LPIトレーニングパートナープラチナロゴ LPIハイアリングパートナーロゴ

保有資格

国家資格キャリアコンサルタント、AWS-SAA、CCNA、LPIC-3(最上位)、LinuC-1

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