東京でネットワークエンジニアを目指す方に知っておいて欲しいこと

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こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

この数年、地方から東京に上京して、東京でネットワークエンジニアにチャレンジしたい方が増えています。

ネットワークエンジニアの仕事は、東京・大阪・名古屋に集中しているため、ネットワークエンジニアの仕事に挑戦するのであれば、東京だと考える方が多いです。

しかし、下記のような不安を感じられる方も多いです。

・未経験で本当にネットワークエンジニアとしての就業先が見つかるのか?という所が不安
・何度も東京に出てきて、面接を受けることが、時間的にもお金的にも不安
・東京に出てきて、最終的に地方に帰りたくなった場合、地方に帰れるのか?が不安

もしあなたが東京で未経験でネットワークエンジニアを目指したいと考えているようであれば、この記事を一度読んでみてください。

地方から東京でネットワークエンジニアを目指すにあたり、不安を解消できるかもしれません。
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目次

そもそも地方のネットワークエンジニア採用は?

地方でネットワークエンジニアの求人を調べたことがある方はおわかりと思われますが、地方のネットワークエンジニアの求人は非常に少ないです。

というのも、ネットワークエンジニアやインフラエンジニアといったITインフラ系のエンジニアは、基本的には企業の本社・情報システム部署がある都市部に集中します。

ゆえに、やはり東京・大阪・名古屋の3拠点(特に東京)に集中してしまう実状があります。

もちろん、地方企業の情報システム部とか、地方支社を持つSIerや、地方に場所を置くデータセンターとかはあることはありますが、地方勤務は経験者採用がメインであったりします。

地方の場合は、東京・大阪・名古屋と比べると、ネットワークエンジニア求人が少なく、ネットワークエンジニア求人が少ない中で転職をしなければいけないので、地方は経験者を採用しやすいです。

ゆえに、地方は経験者が採用しやすいので、あまり未経験者採用をしないというのが現状です。

(補足)大手求人サイトに登録をしているネットワーク・インフラエンジニアの希望勤務地の割合

こちらは当社調べですが、

大手求人サイトに転職登録を行っているネットワークエンジニアの方ですと、希望勤務地の割合は、関東は約35%、関西は約15%、中部は約10%です。

その他の40%程の方は関東・関西・中部以外の「地方」を希望されています。

地方求人はエンジニア経験者が多数応募する激戦区です。

東京でネットワークエンジニアをすることのメリット

では、東京でネットワークエンジニアをすることのメリットについて、説明します。

① 東京のネットワークエンジニアは、キャリアアップのチャンスが多い:
未経験からでもネットワークエンジニアを目指せる求人や、設計構築といった上流工程を早期に目指せるポジション、ネットワークのみならずサーバやミドルウェアも含めて経験の幅を広げるポジション、マネジメントに早期に携われる求人、クラウドやセキュリティなどといった市場ニーズが高い業務に携われるポジションなど、キャリアアップのチャンスが多数あります。

一方で、地方は東京と比べて、未経験者の場合は特に求人の数も少なく、内定の難易度も高いです。

仕事も監視・運用オペレータの仕事が多いのが実状であり、キャリアアップを目指すのも一苦労です。

ゆえに、キャリアアップを早く行いたいと考えると、勤務地は東京を選ぶことが一番よいでしょう。

② 技術者にとって刺激がある環境:
東京ですと、ITネットワークの勉強会の数も多いですし、質も高い傾向があります。

無料で参加が出来る勉強会の数もかなり多く、興味がある技術を探して学ぶには最適と思います。

また、地方と比較し、東京は大規模案件が多く、レベルが高いエンジニアも多いです。

ネットワークエンジニアはネットワークの規模が大きくないと、スキルアップに繋がりにくい所もあり、また仕事に面白みを感じにくい場合もあるでしょう。

東京でネットワークエンジニアをすることのデメリット

東京でネットワークエンジニアをすることのデメリットとしては、下記があげられます。

① 物価が高いので、生活費が上がる:
地方の方は実家暮らしをしている可能性も相応あると思いますが、東京に上京すると一人暮らしになるでしょう。

また、東京は物価が高いため、一人暮らしをスタートすると、生活費は上がると思います。

ですが、未経験からでも、一人暮らしが出来る給与はもちろんもらえます。

入社する会社によっては、1年目、2年目は生活費でカツカツになる可能性はありますが、しっかりとした会社選びと、内定をもらうまでの事前準備を行っていれば、問題なく暮らせるレベルでしょう。

だいたい地方から出てくる人は、月5-7万円くらいの家に住む事が多いと思います。

② 満員電車がある:
だいたいの人は満員電車にすぐ慣れますが、たまに満員電車に強い抵抗を感じる方もおります。

満員電車がどうしても無理な場合は、職場に近い場所で家を探す必要があるかもしれません。

職場に近い場所で家を探すと、家賃は高くなる傾向があります。

東京で未経験ネットワークエンジニアの求人で転職を行うにあたって

地方から東京に面接に行く場合、複数社の面接、複数回の東京訪問はかなり負荷がかかるでしょう。

働いている場合は、時間の調整が難しいですし、飛行機や新幹線を使って東京に面接に受けに行くのも、やはりお金がかかります。

ただ、地方からの場合、面接1回にしてくれる会社も、かなりあります。

むしろ、最近では、地方から面接を受けにくる人の場合は、事前に相談があれば、東京に1回来てもらえるだけで合否を出してくれる企業が多いです。

例えば1次面接はSkypeなどWeb上で面接をして、最終面接だけ東京に来ていただくことや、
1次面接と最終面接を1日で行うなどが可能であったりもします。

実際、私たちが地方からの東京へ転職支援をした方は、ほとんど東京に1回(1泊2日)来てもらうだけで、内定・転職決定が多いです。

東京でネットワークエンジニアとしての経験を積んだら、将来地方に帰れるのか?

ネットワークエンジニアとして経験を積んだら、将来的に地方に帰れる可能性を作りたいと考える方も多いです。

では、ネットワークエンジニアとして経験を積んだら、将来的に地方に帰れるのか?というと、地方に帰れる可能性は高いでしょう。
特に、札幌、仙台、広島、福岡といった地方都市に関しては、帰れる可能性がさらに高くなるでしょう。

ただし、地方で勤務をするには、「幅広い経験」を積んでおく必要があるでしょう。

地方のネットワークエンジニアは、東京と比べて「小さな案件を、幅広くやる」ことが多いです。
地方の場合は、東京と比べて小さな案件を少人数で対応するため、経験の幅広さが重要です。
(地方のネットワークエンジニアは、何でも屋です)。

ゆえに、将来的に地方にUターンしたいと考えるようであれば、ネットワークのみでなく、サーバやミドルウェアもやりますので、ネットワークのみならずサーバ・OSまで対応できる「インフラエンジニア」になっておいた方がよいでしょう。
また、セキュリティやクラウド、コーディング(PythonやRubyなど)といったことも、経験し、自分自身のスキルセットを「つぶしがききやすいスキルセット」に調整することがよいでしょう。

もしくは、地方勤務を希望する数年前に、地方勤務で興味がある求人と、必要スキルを調べておき、必要スキルを超えるレベルになっておく事が重要でしょう。

また、東京でネットワークエンジニアとして転職をお考えで、求人の紹介や転職のご相談をされたい場合は、お気軽に「転職相談」よりご登録を頂けますと幸いです。

また、独学でCCNAを取得してネットワークエンジニアになりたい方は、私どもでもCCNAの無料取得支援&転職支援も行っておりますので、興味があればご相談・ご登録頂けますと幸いです。

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