こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
「インフラエンジニアはやめとけ」、「きつい」、「女性には厳しい仕事」、、そんな言葉を耳にしたことはありませんか?
実際に夜勤や残業の多さ、将来性への不安などから「辞めたい」と悩むエンジニアは少なくありません。特に未経験から挑戦した方や女性にとっては、働き方の厳しさを感じやすいのも事実です。
しかし、インフラエンジニアのキャリアは「辞めたい」と思った瞬間に終わるわけではありません。
むしろ、環境を変える・スキルを磨く・キャリアチェンジをすることで、より安定し、やりがいのあるキャリアに進める可能性は十分あります。
本記事では、インフラエンジニアが「やめとけ」と言われる理由や、辞めたいと感じる原因を整理し、転職のプロが提案する解決策とキャリアの選択肢を解説します。
今すぐ解決したい・相談したい方へ
夜勤や残業がきつい、将来が不安、、そんな悩みを抱えるインフラエンジニアの方には、夜勤なし・残業少なめ・スキルアップ可能の求人をご紹介しています。
インフラエンジニアを「辞めたい」と感じるのは、珍しくない
インフラエンジニアの世界では、「やめとけ」、「きつい」といった声を耳にすることがよくあります。
夜勤や残業が続けば誰でも辛くなりますし、未経験から入った方や女性エンジニアにとっては特に不安を感じやすいのも事実です。
しかし、これはあなただけの悩みではありません。多くのエンジニアが同じ壁にぶつかりながら、自分に合ったキャリアを見つけて活躍を続けています。
ここからは、「辞めたい」と思われがちな具体的な理由を整理していきます。
■インフラエンジニアを辞めたいと思う理由:
・夜勤・シフト勤務の負担
・激務・残業によるワークライフバランスの崩壊
・未経験からのスキル不足に悩むケース
・女性が感じやすい不安や壁
・将来性への不安(クラウド・自動化の影響)
夜勤・シフト勤務の負担
インフラエンジニアにとって、もっともも大きな悩みの一つが「夜勤」です。24/365(24時間365日)システムを守る必要があるため、深夜対応や休日出勤が発生するのは避けられません。
夜勤によって生活リズムが崩れると、体調不良や疲労が慢性的にたまっていきます。さらに、友人や家族との時間が合わず、精神的な孤独を感じる人も少なくありません。
特に女性や、家庭を持つエンジニアにとっては大きな負担となります。
こうした「夜勤がきつい」、「続けられない」という理由で辞めたいと考える人は非常に多く、インフラエンジニアの離職理由の上位に挙げられます。
■関連記事:運用監視オペレーターはやめとけ?将来性とキャリアアップロードマップ
激務・残業によるワークライフバランスの崩壊
運用・保守の現場では、障害対応やシステムトラブルの復旧が日常的に発生します。トラブルが起きれば深夜や休日でも呼び出されることがあり、長時間労働につながりやすいのです。
「定時で帰れる日がほとんどない」、「休日でも電話が鳴る」といった状況が続くと、心身に大きなストレスを与えます。結果として「インフラエンジニアは激務でやめとけ」といったネガティブな評価につながります。
ただし、すべての職場が激務というわけではありません。残業が少ない現場や日勤のみの運用センターも存在します。環境次第で負担が大きく変わるのも事実です。
未経験からのスキル不足に悩むケース
「未経験歓迎」という求人で入社したものの、実務に入ると想像以上に専門性が高く、キャッチアップに苦労するケースは珍しくありません。
Linuxコマンドやネットワーク設定に慣れるまで時間がかかり、障害対応の現場では経験不足から自信を失うこともあります。
また「資格を取ったのに実務で役立てられない」、「周りの先輩に迷惑をかけてしまう」というプレッシャーから辞めたいと感じる人もいます。
ただし、未経験から成長して活躍しているエンジニアも数多くいます。学習方法やサポート体制の有無によって、続けられるかどうかが大きく変わります。
■関連記事:挫折しない!未経験インフラエンジニア勉強法と学習順序、最短ロードマップ
女性が感じやすい不安や壁
女性エンジニアが直面しやすいのは、ライフステージの変化に伴う不安です。
「夜勤やシフト勤務を続けられるのか」、「出産や育児と両立できるのか」、「職場に女性が少なく相談できる相手がいない」といった悩みが多く挙げられます。
また、体力面や生活リズムの乱れが影響しやすいことから、「女性にはやめとけ」といった意見も少なからず存在します。
しかし近年では、日勤メイン・リモート勤務可といった柔軟な働き方ができる企業も増えており、選択次第でキャリアを継続することは十分可能です。
将来性への不安(クラウド・自動化の影響)
クラウドや自動化の進化にともない、「このままインフラエンジニアを続けても、将来性はあるのだろうか?」、、こうした不安を抱く人は増えています。
オンプレミス環境だけに依存していると、クラウドスキルを持つエンジニアとの差が広がり、キャリアの選択肢が限られる可能性があります。
そのため「技術変化についていけずに、淘汰されるのでは」という不安から、「辞めたい」と考える人もいます。
しかし逆に言うと、クラウドやセキュリティ、SREといった分野にスキルを広げることで、インフラエンジニアの将来性はむしろ高まります。キャリアを伸ばすかどうかは、学び方と方向性次第でもあります。
■関連記事:インフラエンジニアの将来性は?AI時代に必要とされるキャリアとは
上記のように、インフラエンジニアを「辞めたい」と感じる理由は人それぞれですが、環境を変えるだけで改善できるケースも多くあります。
夜勤なし・残業少なめ・リモート勤務といった働き方も選びやすい時代です。
辞める前に考えたい、キャリアの選択肢
「インフラエンジニアを辞めたい」と思ったとき、すぐに業界を離れる必要はありません。
実は多くの場合、悩みの原因は「仕事そのもの」ではなく、「環境」にあります。夜勤や残業が多いのは一部の現場に限られ、スキル不足や将来への不安も、学習や転職で解決できるケースが大半です。
ここからは、辞める前に検討してほしいキャリアの選択肢を整理していきます。
職場を変えるだけで、解決するケース
「夜勤が辛い」、「残業が多すぎる」という悩みは、職場を変えるだけで大きく改善することがあります。実際に、インフラエンジニアの求人には、以下のような条件の案件も少なくありません。
■職場を変えると解決する例:
・夜勤なし、日勤のみの運用保守案件
・残業月10時間以内の働きやすい現場
・リモート勤務やフレックス制度が整っている企業
同じ「インフラエンジニア」でも、プロジェクトや勤務先によって働き方は大きく変わります。
環境を変えるだけで「辞めたい」という気持ちが和らいで、長期的にキャリアを続けられるケースも多いのは事実です。
インフラエンジニアのスキルを活かして、キャリアアップするケース
「辞めたい」と思った背景が「成長実感のなさ」、「将来性への不安」であれば、キャリアアップの道を考えるのも有効です。
インフラの基礎スキルを土台に、より専門性の高い分野へ進むことで、働き方も年収も改善できます。代表的なキャリアアップのケースは、以下などがあります。
■インフラスキルを活かして、キャリアアップする例:
・クラウドエンジニア:AWSやAzureのスキルを活かし、高需要かつ高収入を狙える
・セキュリティエンジニア:需要の高い分野で専門性を発揮できる
・SRE(Site Reliability Engineer):開発と運用をつなぐ役割で、最新技術に触れられる
例えば「AWS SAA」や「LPIC/LinuC」、「CCNA」などの資格を取得し、クラウドやネットワークの知識を伸ばせば、求人市場での評価は格段に上がります。
「やめたい」と思ったときこそ、スキルを見直し、キャリアを上へ進めるチャンスです。
■関連記事:【初心者、未経験者、独学可】CCNAのおすすめ勉強方法
■関連記事:【保存版】LPIC Level 1 合格へのロードマップ、勉強法・おすすめ教材
異業種・異職種へのキャリアチェンジ
「もうインフラ業務そのものから離れたい」という方には、異業種・異職種転職も一つの道です。インフラエンジニアとして培った知識や、論理的思考力は、多くの職種で応用できます。
■異職種へのキャリアチェンジ例:
・開発エンジニア:プログラミングを学んで、アプリやWebサービスの開発へ
・ITコンサルタント:顧客課題を解決する立場として活躍
・技術営業:インフラ知識を武器に、営業やプリセールスとしてキャリアを築く
特にSaaS企業やITベンチャーでは、インフラ知識を持つ人材が歓迎されるケースもあります。「やめたい」と感じた経験自体を糧として、新しい職種で強みを発揮できる可能性は十分にあります。
キャリア選択を考える時のポイント
辞めたいと思ったときに重要なのは、「辞める=キャリアを諦める」ではないと知ることです。環境を変えるだけで続けられる人もいれば、スキルを磨いて新しい道に進む人もいます。
考えるヒントとして、以下3つを整理するだけでも、次に進むべき方向が見えやすくなります。
■キャリアを考える、3つのポイント:
・今の悩みの原因は「仕事内容?」、それとも「環境?」
・将来のキャリアビジョンに、今の経験はどう役立つ?
・相談できる相手やサポート体制はある?
成功事例に学ぶ:辞めたい状況から抜け出す、キャリアの選び方
「もう辞めたい」と思った状況から抜け出すことは、決して特別なことではありません。多くのインフラエンジニアが同じ悩みを経験し、環境を変えたり、スキルを伸ばしたりすることで再スタートを切っています。
ここでは、当社が支援してきた実例をもとに、どのように状況を改善できたのかをご紹介します。
夜勤が辛くて辞めたい → 日勤メインの大手企業へ転職成功
Aさん(20代前半・男性)は、夜勤が続くネットワーク監視業務(データセンター勤務)に限界を感じていました。
体調を崩しがちになり「このままでは長く続けられない」と転職を決意。当社を通じて、日勤のみ・残業少なめの大手企業インフラ部門へ転職しました。
転職後は生活リズムが安定し、休日を家族や友人と過ごせるようになったことで、心身ともに余裕が生まれました。さらに大手企業での経験は市場価値を高め、年収も約50万円アップ。
「夜勤がきつい」という理由で悩んでいましたが、転職したことで「今後のキャリアを前向きに考えられるようになった」と語っています。
未経験から不安 → スキルを磨いてクラウドエンジニアへ
Bさん(20代後半・女性)は、未経験でインフラエンジニアになったものの、実務の難しさに直面し自信を失っていました。
特にLinux操作や障害対応でつまずき、「私には向いていないのでは」と感じていました。
そこで学習計画を立て直し、LPIC-2とAWS認定資格(SAA)。さらに当社のサポートを通じてクラウド案件に携われる企業へ転職しました。
結果、未経験からわずか2年でクラウドエンジニアへとキャリアチェンジ。現在はリモート勤務が中心となり、柔軟な働き方を実現しています。
「辞めたい」という不安を行動に変えたことで、むしろキャリアの幅を広げられた例です。
■関連記事:【未経験から目指す】クラウドエンジニアへの勉強ロードマップとおすすめ資格
女性の不安を乗り越え → ワークライフバランスを重視した働き方へ
Cさん(20代後半・女性)は、結婚をきっかけに、これからの働き方を見直す必要性を感じていました。
残業が多い現場での勤務を続けることに不安を抱き、「将来、家庭と両立しながら働ける環境に移りたい」と転職を決意することに決めました。
当社では、まずは通常勤務を前提としながらも、将来的にリモートワークや柔軟な勤務制度(育休・産休・時短勤務など)を利用できる企業をご提案。
インフラ構築の経験を活かしつつ、ライフステージの変化に合わせて働き方を調整できる環境で、再スタートを切ることができました。
転職後は、結婚生活を送りながら無理なく働けており、「女性にはやめとけ」と言われがちなインフラエンジニアでも、職場を選べば長くキャリアを続けられる例と言えます。
成功事例からわかること
これらの事例から分かるのは、「辞めたい」と思った気持ちは、キャリアを見直すきっかけにすぎない、ということです。具体的には、以下のような事が言えるでしょう。
■キャリアの見直し例:
・夜勤や残業で辞めたい → 職場選びを変えれば改善できる
・未経験で不安、辞めたい → 学習や資格で克服可能
・女性の両立問題 → 柔軟な勤務制度を持つ企業を選ぶことで解決
「辞めたい」と悩んだ経験は、キャリアを諦める理由ではなく、むしろ新しい方向性を考えるチャンスでもあります。
「新しい方向性を考えたいけど、何がベストなのかわからない、、」という方も安心してください。私たちは、経験・希望条件を丁寧にヒアリングし、最適なキャリアの方向性をご提案します。
まとめ:辞めたいと思ったらキャリアの棚卸しを
インフラエンジニアは「やめとけ」と言われる要素も多く、実際に夜勤や残業、将来性への不安から「辞めたい」と感じる人は少なくありません。
しかし、ここまで見てきたように「辞めたい」という気持ちはキャリアを諦めるサインではなく、次の一歩を考えるきっかけです。以下のように視野を広げれば、選択肢は数多く存在します。
■辞めたいと思った時のまとめ:
・夜勤や残業が辛ければ、勤務形態の違う職場へ転職する
・スキル不足に悩むなら、資格取得や学習でクラウド・SRE分野へキャリアアップする
・ライフステージに合わせて、柔軟な働き方ができる企業を選ぶ
大切なのは「自分一人で抱え込まないこと」です。悩みを整理し、キャリアの棚卸しを行うことで、自分に合った道が見えてきます。
一人で悩まず、まずはプロに相談してみませんか?
インフラエンジニアとしてのキャリアは、まだまだ広がっています。「辞めたい」と感じている今こそ、自分に合った働き方や、キャリアの方向性を見つける絶好のタイミングでもあります。
私たちは、夜勤や残業で悩む方、未経験で不安を抱える方、ライフスタイルに合った働き方を探す女性エンジニアなど、数多くの方のキャリア支援をしてきました。
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