こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
ヘルプデスクはパソコン、マイクロソフトのOffice製品、OA機器からネットワークなど、幅広い知識やスキルが必要とされますが、就職・転職やキャリアアップに役立つ資格やスキルは何でしょうか?
今回はヘルプデスクに役立つ資格や必要スキルを説明します。
ヘルプデスクの必要スキル:就職・転職(未経験者向け)
未経験者がヘルプデスクで就職・転職を行う際の必要スキルとしては、下記3点が非常に重視されています。
不足しているスキルがあれば、独学で勉強を進めることをおすすめします。
ヘルプデスクの必要スキル(未経験者向け)①:パソコンの基本操作スキル(特にブラインドタッチ)
ヘルプデスクはパソコンの基本操作スキルが必要ですが、特にブラインドタッチが多少出来ないと、最初につまづきやすいと言えるかも知れません。
タイピングに自信がない場合は、あらかじめ練習をしておくとよいでしょう(タイピングは慣れです)。
タイピングを無料で練習したい方は、「e-typing」から練習をすすめてもよいと思います。
ヘルプデスクの必要スキル(未経験者向け)②:Officeソフトの使用スキル(特にExcel)
ヘルプデスクは、Excel とWord(Officeソフト)のスキルが問われやすく、特にExcelが必要とされます。
Excelのレベルでいうと、中級レベルにしておくことをおすすめします(グラフ、ピボットテーブル、VLOOKUP関数、IF関数までは理解をしておきましょう、VBAが出来れば尚可です)。
興味があれば、下記URLで一度学んでみるのも良いと思います。
グラフ作成:Excelグラフの作り方(これだけで縦棒・横棒・折れ線もOK!)
ピボットテーブル:簡単に複雑な集計ができるピボットテーブルの基本
VLOOKUP関数:【エクセル時短】今さら聞けないVLOOKUP関数の使い方。複雑な「4つの引数」を理解しよう
IF関数:エクセルif関数の使い方!複数条件やAND/ORの使い方が初心者でもわかる!
ヘルプデスクの必要スキル(未経験者向け)③:コミュニケーション力(特にヒアリング力)
当たり前ですが、コミュニケーション力はヘルプデスクに必須のスキルです(ヘルプデスクはサービス業と考えてもよいと思います)。
ヘルプデスクに問い合わせをするお客さま(ユーザー)は基本的に困っているので、要領よく状況確認・問題切り分けをできないと、クレームにつながる事もあり、コミュニケーションがスムーズでないと、大変かつ、きつい仕事と言えます。
ヘルプデスクの必要スキル:キャリアアップ(経験者向け)
ヘルプデスクが少々慣れてきたタイミングでは、今後のキャリアアップのため、下記のようなスキルを身につけると、仕事やキャリアアップに役立つでしょう。
ヘルプデスクの必要スキル(経験者向け)①:VBAプログラミング
Excelに付いているVBA(Visual Basic for Application)のプログラミングは、ヘルプデスクを行う中で必要となっていくスキルでしょう。
作業効率を高めるVBAプログラミングを学んでおき、ツールなどの開発経験を持つ事は大事だと言えます。
ヘルプデスクの必要スキル(経験者向け)②:業務改善提案
ヘルプデスクで大事なスキルとして、「業務改善提案」があります。
いまある業務を効率化させる提案や、ミス率を減らす改善提案は、ヘルプデスクとして今後必要となっていくスキルといえます(業務改善提案が出来ないと、ヘルプデスクの仕事がAIに代替され、今後苦しくなっていくかも知れません)。
ヘルプデスクの必要スキル(経験者向け)③:英語力があれば尚可
英語力は必須ではありませんが、英語力があるヘルプデスクは活躍の幅が広がると言えるでしょう。
英語力+ヘルプデスクの経験を活かせる現場やニーズは多いため、ビジネスレベルの英語力を身につけていくと、市場価値も高まっていくでしょう。
ヘルプデスクの必要スキルは以上となり、下記からは役立つ資格を説明していきます。
ヘルプデスクに役立つ資格:就職・転職(未経験者向け)
ヘルプデスクに役立つ資格(未経験者向け)①:マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
https://www.microsoft.com/ja-jp/learning/office-certification.aspx
ヘルプデスクはOffice製品の知識が問われる職種ですので、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)認定は、非常におすすめ出来る資格であり、特にMOSのExcelスペシャリストの取得はおすすめ出来ます(ただし、受験費用が10,780円と、少々高額かも知れません)。
<H3>ヘルプデスクに役立つ資格(未経験者向け)②:ITパスポート
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
未経験者の場合は、国家資格のITパスポートを取得する事も一つでしょう。
未経験者の場合は、ITパスポートを取得していれば「IT・ヘルプデスクへの興味」をアピールできますし、また難易度が易しく(1-2週間程度の独学で取得可能)、受験料も安くお手頃(5,700円)です。
ヘルプデスクに役立つ資格:キャリアアップ(経験者向け)
ヘルプデスクに役立つ資格(経験者向け)①:ITIL foundation
http://it.prometric-jp.com/reserve/index.html
ITIL foundation(アイティルファンデーション)は、システム運用管理の一番初歩的資格であり、資格を持っているとお客さまから(若干ですが)安心されやすい資格ともいえます。
ヘルプデスクに役立つ資格(経験者向け)②:基本情報処理技術者試験
https://www.jitec.ipa.go.jp/基本情報処理技術者試験は、国家試験であり、ITパスポートの上位資格であると考えてよいでしょう。
少々難易度は上がりますが、学習により幅広い知識を習得することができ、受験費用も5,700円とお手軽な資格と思います。
ヘルプデスクに役立つ資格(経験者向け)③:TOEIC
https://www.iibc-global.org/toeic.html
ヘルプデスクは英語力を活かせるポジションも多いため、TOEICの取得もおすすめ出来ます。
もちろん、TOEICを取得したからといって、英語力があるとはみなされない事も多いですが、TOEIC600点以上を持つと英語力を活かせる仕事に就きやすく、TOEIC800点以上を境に、年収も大きく上がりやすいといえます。
ヘルプデスクに役立つ資格:上級者向け
こちらからは上級者向けとなり、エンジニアよりのスキルセット・資格となりますが、ヘルプデスクもサーバー、OS、ネットワーク、セキュリティの知識もあると尚良いため、説明します。
ヘルプデスクに役立つ資格(上級者向け)①:情報セキュリティマネジメント試験
https://www.jitec.ipa.go.jp/sg/国家資格の情報セキュリティマネジメント試験ですが、国家試験の「ITパスポート」と「基本情報処理技術者試験」の中間くらいの難易度の位置づけとなり、比較的取得しやすい資格といえます。
また、国家試験ですので、受験費用も5,700円とお手頃といえます。
ヘルプデスクに役立つ資格(上級者向け)②:MCSA Windows Server 2016試験
https://www.microsoft.com/ja-jp/learning/mcsa-windows-server-2016-certification.aspx
ヘルプデスクのお客さまはマイクロソフト環境が多い事もあり、マイクロソフト認定であるMCSAも一つおすすめの資格となります。
ヘルプデスクに役立つ資格(上級者向け)③:CCNA
ネットワーク機器のシスコシステムズ社が提供する、ネットワーク系資格のCCNA(シーシーエヌエー)も、ヘルプデスクのキャリアの幅を広げるには、非常に有効な資格です。
ネットワーク系に軸足を置きたい場合は、CCNAの取得は非常におすすめといえます。
■関連記事:【断言します】CCNAは転職・就職で非常に有利になる資格です
ヘルプデスクに役立つ資格(上級者向け)④:LPIC(LinuC)
サーバー系資格であるLinux技術者認定のLPIC(LinuC)level1も、ヘルプデスクのキャリアの幅を広げるために、有効な資格といえます。
サーバー系に軸足を置き、WindowsとLinuxの知識を身につける事は、有益だと思います。
■関連記事:LinuC(LPIC)は転職・就職でどれくらい有利?取るべき人と不要な人とは
さいごに
今回はヘルプデスクの必要スキルや、取得すると尚良い資格について説明しました。
ヘルプデスクとしてのキャリアアップや年収アップの参考にして頂けますと幸いです。
■関連記事:未経験で目指せるヘルプデスクとは?求人、将来性、資格、年収などを解説
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