3大資格のLPIC、CCNA、AWSはどれを取るべき?どれから?クラウドエンジニアへの近道資格

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こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

「LPIC」、「CCNA」、「AWS」の3資格は、インフラエンジニアのキャリアを支える王道資格であり、クラウドエンジニアを目指す最短ルートにもなっています。

しかし、この3資格について「どの資格を取るべきか?」、「どの順番で取得すると、効率的なのか?」で迷う人も多いでしょう。

この記事では、インフラエンジニアやクラウドエンジニアとして成功するために、これらの王道資格をどのように取得していくべきか、ポイントや最適な順番などを解説していきます。

特にクラウドエンジニアへの最短ルートを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

LPIC、CCNA、AWS資格は、インフラの王道資格かつ、クラウドエンジニアになる近道

クラウド技術の普及により、クラウドエンジニアの需要が急拡大しています。需要に伴い、クラウドエンジニアを目指す人も急増しています。

ただし、クラウドエンジニアになるには、幅広い知識とスキルが求められます。クラウド上で、サーバー、OS、ネットワーク、セキュリティなど設定しながら、セキュリティ管理、コスト最適化、可用性を高める設計を行うスキルが必要です。

ここで知識を身につけ、スキルを証明するのが、「LPIC」、「CCNA」、「AWS」の資格です。この3資格はインフラエンジニアの王道資格であり、またクラウドエンジニアに必要とされる資格でもあります。

下記画像は、インフラエンジニアにおすすめの資格をまとめたものです。

「LPIC」、「CCNA」、「AWS」は、結論、全部取得することをおすすめします。この3資格は、別の分野を学ぶ資格ですが、お互いに補完しあう資格でもあります。

以下から、「LPIC」、「CCNA」、「AWS」について、概要から取得すべき理由、取得順番などを詳しく説明していきます。

LPIC、CCNA、AWSとは

LPICとは:Linuxスキルを学ぶ、インフラエンジニアの必要資格

LPIC(Linux Professional Institute Certification)は、Linuxサーバーの知識を証明する資格です。

LPICは、インフラエンジニアにほぼ必須となるLinux知識を学べる資格です。またクラウド環境では多くがLinuxベースで動作しているため、Linuxの操作スキルもクラウドエンジニアとして欠かせません

LPICは認定レベルが3段階に分かれており、認定レベルによって難易度が異なります。

また、LPICで学ぶLinuxコマンドやシステム管理スキルは、クラウド環境でもそのまま活用できます。LPICの取得は、インフラエンジニアやクラウドエンジニアを目指す、最初のステップといえます。

LPICを詳しく知りたい方は、「【LPICまるわかり解説!】LPIC level1とは?試験内容や勉強、受験方法などを説明」をあわせてお読みください。

※参考記事:サーバーとは何?小学生でもわかるよう簡単に、例や図解で説明

CCNAとは:ネットワークの基礎を学ぶ、ネットワークエンジニアの必須資格

CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、ネットワーク知識を証明する「シスコ技術者認定」の基礎資格です。

CCNAは、ネットワークエンジニアに必須となる、シスコ機器を中心としてネットワーク知識を学べる資格です。またクラウド環境でも、ネットワーク知識が重要です。

シスコ技術者認定は4つの階級に分かれており、CCNAは2番目にやさしい資格です。

また、クラウドサービスはネットワーク設定も必要となるため、VPC(Virtual Private Cloud)やサブネットの設計などは、ネットワーク知識がないと大きくつまづく要素となるでしょう。

CCNAで学べるルーティングやスイッチングの知識は、クラウドサービス上のネットワーク設定をスムーズに進める際に役立ちます。

CCNAを詳しく知りたい方は、「【まとめ】改定後の新CCNAとは?資格の取得メリット、難易度、勉強方法など」をあわせてお読みください。

※参考記事:ネットワークとは何?小学生でもわかるよう簡単に、例や図解で説明

AWS認定とは:AWS知識を学ぶ、クラウドエンジニアのおすすめ資格

AWS認定は、Amazon Web Servicesが提供する、AWSクラウドサービスの活用知識を証明する認定資格です。

数あるクラウドサービスの中で、AWSは圧倒的な認知度と、大きなシェアがあります。クラウドエンジニアを目指すなら、現在最も重要な資格はAWS認定といえます。

AWS認定の中でも、「AWS SAA(AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト)」はクラウドアーキテクチャの基本を学ぶための資格であり、クラウドインフラ設計を学ぶ最初の一手といえます。

AWS SAAでは、EC2(仮想サーバー)、S3(ストレージ)、RDS(データベース)などの主要なサービスの使い方に加え、システムのセキュリティ管理やコスト最適化、可用性を高める設計手法を学べます。

LPIC、CCNA、AWSの概要を比較

LPIC level1CCNAAWS SAA
読み方エルピック レベル1シーシーエヌエーAWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト
正式名称Linux Professional Institute Certification Level1Cisco Certified Network AssociateAWS Certified Solutions Architect -Associate
認定元Linux Professional InstituteCisco SystemsAmazon Web Services
学習範囲の概要サーバーネットワーククラウド
資格の難易度ITSSレベル1(初級)ITSSレベル2(準初級)ITSSレベル2(準初級)
資格の合格率非公開(一般論で、約50-60%)非公開(一般論で、約25-35%)非公開(一般論で50%)
資格取得の要件LPIC101試験、102試験の両方に合格することCCNA(200-301)試験に合格することAWS SAA-C03試験に合格すること
分割受検LPIC101、102試験は、別日に分割受検が可能なしなし
資格の受験料101試験 16,500円(税込)
102試験 16,500円(税込)
46,860円(税込)22,000円(税込)
試験時間101試験:90分
102試験:90分
CCNA(200-301):120分AWS SAA-C03:130分
試験問題数101試験:約60問、102試験:約60問約100問65問
合格に必要な正答率正答:約65%以上が目安正答:約75%以上が目安正答:約70%以上が目安
試験形式CBT方式(選択問題、一部記述問題CBT方式(選択問題、一部記述問題CBT方式(選択問題のみ
資格の勉強時間目安計100-150時間程度200-250時間程度150-250時間程度
資格の有効期限なし(有意性の期限は5年)3年3年

LPIC、CCNA、AWSの難易度を比較

LPIC、CCNA、AWSの3資格は、どれも完全未経験から取得できかつ、それぞれの分野の重要な基礎知識を学習できる資格です。

ただし、それぞれが異なる技術領域であり、また難易度も異なります。ここでは主要資格である、LPIC-1とCCNA、AWS SAAの3資格の難易度を、主として比較していきます。

LPIC level1CCNAAWS SAA
難易度ITSSレベル1(初級)ITSSレベル2(準初級)ITSSレベル2(準初級)
未経験者の勉強時間目安100-150時間200-250時間100-200時間
試験形式CBT方式(選択問題、一部記述問題)CBT方式(選択問題、一部記述問題)CBT方式(選択問題のみ)
合格点101試験:500/800点
102試験:500/800点
825/1,000点720/1,000点
資格の合格率
非公開(一般論で、約50-60%)非公開(一般論で、約25-35%)非公開(一般論で50%)

LPIC-1の難易度

LPIC-1の難易度は、未経験者でも適切な参考書と問題集を使用すれば、独学で合格できるレベルです。

学習時間の目安は100-150時間程度であり、ITSSレベル1(初級)ですのでIT資格の中ではやさしい部類です。また、101試験と102試験を別日で受験できるため、より学習しやすい資格でしょう。

一方で、難易度は高くないものの、学習範囲が広いです特に覚えることが多いため、効率的に学習を進めないと、必要な学習時間が大きく増えてしまうでしょう。

CCNAの難易度

CCNAの難易度も、未経験者でも適切な参考書と問題集を使用すれば、独学で合格できるレベルです。また下位資格のCCTは、取得しなくても十分に取得できます(CCTは、むしろ不要でしょう)。

ただし、LPIC-1よりもCCNAの方が難しいでしょう。CCNAもLPIC-1と同様、学習範囲が広く、理解すべき項目も多いため、相応の学習時間を見込む必要があります。

また、勉強時間はLPIC-1の2倍ほど必要となることが多く、学習の目安時間は200-250時間程度です。くわえてITSSレベル2認定のため、初級資格というよりも、準初級資格と言えるかも知れません。

※参考記事:CCNAとLPICを徹底比較!どっちを取るべき?どっちから取るべき?

AWS SAAの難易度

AWS SAAの難易度も、未経験者でも適切な参考書と問題集を利用すれば合格できるレベルです。また下位資格のAWS認定クラウドプラクティショナーを取得せずとも、合格できます。

AWS SAAは、LPIC-1やCCNAと比べて、学習する範囲が狭いです。また全ての問題が選択式で回答できるため、LPICやCCNAのようにコマ門(記述式)がありません。

しかし、1問1問の問題文が長いです。また問題の意図を読み取ってから、答えを選ぶ必要があるため、そこが難易度を高めているでしょう。国語力が高い人はスムーズに取得できる印象です。

ゆえに、勉強時間は人によって大きく変動する試験だと考えますが、目安の勉強時間は100-200時間程度です。くわえてITSSレベル2認定のため、CCNAと同様に準初級資格といえるでしょう。

LPIC、CCNA、AWSの3資格の関係性

この3つの資格は、それぞれが異なる分野の資格でありますが、お互いが相互に補完しあう関係があります。ゆえに「どれか1つを取得したら、その後の資格取得は不要」とは言えないでしょう。

Linuxサーバー(LPIC)、ネットワーク(CCNA)、クラウド(AWS)の知識を習得することで、インフラエンジニアとしてのスキルが広く網羅され、幅広い業務に対応できるようになります。

LPICとAWSの相互関係

AWS環境では多くのサービスがLinuxベースで動作しているため、LPICで学んだLinuxの知識が役立ちます

例えば、AWSのEC2(仮想サーバー)やS3(ストレージサービス)などでは、Linuxコマンドを使った操作を多く使用するため、LinuxスキルがあることでAWSの運用がスムーズになります。

また、シェルスクリプトなどを用いて自動化を行い、AWS環境を効率的に管理できるため、LinuxのスキルはAWSクラウド業務において、必須スキルに近い存在です。

CCNAとAWSの相互関係

AWSには、VPC(Virtual Private Cloud)やサブネット、VPNなど、ネットワーク知識を必要とするサービスがあります。

CCNAで学んだネットワークの基礎知識を活かして、AWS上でのネットワーク設計や管理を効率的に行うことができます

たとえば、VPCの設計やネットワークセキュリティの設定、AWSのネットワーク設定は、CCNAの知識あると、より深く理解できかつ、役立つでしょう。

LPICとCCNAの相互関係

Linuxサーバーとネットワークは密接な関係があり、インフラエンジニアにとってはどちらの知識も必要です。

CCNAで学んだネットワークスキルは、Linuxサーバーのネットワーク設定やトラブルシューティングに大いに役立ちます。

逆に、Linux環境を理解していると、サーバーやネットワークの相互作用を効率的に管理でき、両方のスキルを活かしてインフラ全体のパフォーマンスを最適化することができます。

LPIC、CCNA、AWSのおすすめ取得順番は?どれから取るべき?

インフラエンジニアやクラウドエンジニアとしてのキャリアを考える場合、「LPIC」、「CCNA」、「AWS」の3資格は、重要スキルを証明する上で、欠かせない存在でしょう。

また、この3資格は、それぞれ異なる分野をカバーしているため、どれから取得してよいかを悩む人も多いでしょう。以下からは、どの順番で取得していくべきか?を説明していきます。

一番のおすすめは、LPIC⇒CCNA⇒AWSの取得順番

最初に「LPIC」、次に「CCNA」、最後に「AWS」の取得順が、一番の理想です。以下から理由を説明していきます。

LPIC⇒CCNA⇒AWS:LPICを最初に取るべき理由

LPICはLinuxの基本操作スキルなどを証明する資格であり、LPICを学ぶことで「ITインフラの根幹を担う、サーバー技術に強みを持つ」ことができます

特にLinuxサーバーは、多くのシステムで活用されているため、Linuxの基本知識がないと、次のステップでつまづきやすくなります

また、LPIC level1で学ぶLinuxコマンドの操作やシェルスクリプト、ネットワーク基礎などは、その後に学ぶCCNAやAWSでも役立ちます

あわせて「LPIC-1」、「CCNA」、「AWS SAA」の3資格の中で、最もやさしい資格が「LPIC-1」です。LPIC-1が一番学びやすく、挫折もしにくい資格であるため、徐々に難易度を上げていくのも大切です。

LPIC⇒CCNA⇒AWS:LPICの次に、CCNAを取るべき理由

CCNAはネットワークの基礎知識を証明する資格であり、CCNAを学ぶことで「サーバーやクラウドシステムの根本となる、ネットワーク技術に強みを持つ」ことができます

ネットワークはITシステムの根本であり、どんなシステムでもネットワークなしでは機能しません。インターネットやLANなどの仕組みなどを理解していないと、サーバーやクラウドの管理が難しくなります。

またネットワークを学ぶことで、その後に学ぶAWSのVPC(Virtual Private Cloud)やサブネットの設定などに活かすことができます

LPIC⇒CCNA⇒AWS:最後にAWSを取るべき理由

AWSはクラウド技術の代表格であり、AWS認定資格を学ぶことで「AWSクラウドの活用に必要な、サービスや利用法」を学ぶことができます

また、AWSを最後に学ぶべき理由は、「AWSは、総合力が必要」であるためです。クラウド環境はサーバー技術とネットワーク技術が融合したものです(特にサーバー技術)

ゆえに、LPICとCCNAで基礎を固めた上で、AWSを学ぶことで、クラウドの仕組みをスムーズに理解できるようになるでしょう。

また、AWS認定資格において、近い将来に取るべき資格は「AWS SAA(AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイトです。AWS SAAを取得することで、Linuxサーバーやネットワークを含む、クラウド全体のアーキテクチャ設計ができるようになるでしょう。

まとめ:おすすめの取得順番は、LPIC⇒CCNA⇒AWS

■おすすめの資格、取得順番:
1. LPIC:Linuxの基礎を固める
2. CCNA:ネットワークの基礎を理解する
3. AWS:クラウドスキルを実務で活かす

上記の順番で資格を取得することで、インフラエンジニアやクラウドエンジニアとして必要なスキルセットをスムーズに身につけることができます。

また、3つの資格が、それぞれお互いに補完し合い、総合力を高めることができます。3つの資格を順に取ることで、インフラエンジニアやクラウドエンジニアとしての市場価値を高めることができるでしょう。

順番は、CCNA⇒LPIC⇒AWSでもよい

場合によってはCCNAを最初に取得した人もいるでしょう、またCCNAから取得したい人もいるでしょう。

その時は、資格取得の順番は、「CCNA⇒LPIC⇒AWS」でも問題ありません。大事なポイントは「AWSは最後に取るのがおすすめ」ということです。

AWS SAAも未経験から取得できる資格であり、AWS SAAの試験範囲に、LPICやCCNAの試験内容が出てくる訳ではありません。

しかし、Linuxの操作ができない、ネットワーク知識もない状態でAWS SAAを取得しても、AWS操作で大きくつまづいてしまうでしょう。AWSは総合的な知識が必要です。

LPICは、LPIC-2まで取るのがおすすめ

LPIC-1では、Linuxの基本操作やシステム管理の基礎が学べます。しかしインフラエンジニアとしての活躍や、クラウドエンジニアにステップアップを考えると、LPIC-1のみでは不十分でしょう。

LPIC-2では、より高度かつ実務に即したサーバー技術の知識を学ぶことができます。また、LPIC-2まで取得することは、転職市場でもアピール材料になります。

企業からの需要を考えると、LPICは「LPIC-2」まで取得することをおすすめします。

LPIC、CCNA、AWSのおすすめ勉強方法

クラウドやインフラエンジニアを目指す上で、LPICやCCNA、AWSの資格取得は重要です。これらの資格を持つことで、効果的なスキルセットを目指すことができます。

一方で、LPICやCCNA、AWS資格は、効率的に勉強を行わないと、かなり学習量が増えてしまうので、苦戦してしまうかも知れません。ここでは効率的な勉強方法について説明していきます。

LPIC-1のおすすめ勉強方法:本(参考書・問題集)、勉強サイト

LPIC-1には信頼できる参考書や問題集、勉強サイトがあります。効率的な学習には、次の本や勉強サイトがおすすめです。

LPIC-1のおすすめ勉強方法①:Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応

Amazon:Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応

独学でLPIC-1合格を目指す際の参考書として最適なのが、「Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応(通称:あずき本)」です。この1冊で十分です。

あずき本はLPIC-1参考書の定番であり、試験範囲を網羅しています。また、頻出ポイントをまとめた「試験直前チェックシート」や、「模擬試験問題」が付いています。

LPIC-1のおすすめ勉強方法②:WEB問題集 Ping-t

https://ping-t.com

Ping-tは、IT資格に特化したWEB問題集です。また特にLPICとCCNAに定評があります。

Ping-tでは、LPIC-1の問題が約1,200問(101試験約700問、102試験約500問)収録されており、解説も非常に丁寧ですので、問題を解きながら、理解を深めていくことができます。

また、Ping-tは、LPIC101試験分は無料で利用できます。102試験の金額は、利用期間に応じて金額が変わります。

Ping-t  金額
LPIC101試験無料
LPIC102試験(1ヶ月利用)2,640円
LPIC102試験(2ヶ月利用)3,300円
LPIC102試験(3ヶ月利用)3,960円

LPIC-1のおすすめ勉強方法③:LPICレベル1スピードマスター問題集

Amazon:LPICレベル1スピードマスター問題集: Version5.0対応 101試験、102試験対応

LPIC-1の試験対策において、最後の追い込みに有効な問題集が、スピードマスター問題集です。

スピードマスター問題集は、本試験よりもやや難易度が高いものの、良質な問題が約500問収録されており、的中率の高さにも定評があります。

また、具体的なLPIC-1の勉強方法を、さらに詳しく知りたい方は、「【独学でも合格!】LPIC level1の効率的な勉強方法、参考書、勉強時間などを説明」をあわせてお読みください。

CCNAのおすすめ勉強方法:本(参考書・問題集)、勉強サイト

CCNAの試験は、2020年に大幅改定がありましたが、改定から時間が経過し、信頼できる参考書や問題集、勉強サイトがあります。効率的な学習には、次の本や勉強サイトがおすすめです。

CCNAのおすすめ勉強方法①:シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301

Amazon:シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301

CCNAの定番参考書は、こちらの「シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301(通称:白本)」です。

このテキストは、2020年に改訂されたCCNA試験(200-301)に対応して、試験範囲を網羅しており、体系的に試験内容を理解することができます。

また、初学者から、CCNAを取得したいエンジニアまで、幅広い層を対象としており、「CCNA合格を目指したい人は、手に取るべき一冊」です。

初学から学ぶには難易度がありますが、CCNAの参考書は、この1冊で十分な人は多いでしょう。参考書の内容を頭に入れながら、とにかく問題と解き、復習を行うことが、CCNA合格の近道です。

CCNAのおすすめ勉強方法②:WEB問題集 Ping-t

https://ping-t.com

LPIC-1と同様に、WEB問題集のPing-tはCCNAでも非常に有用です。有用というよりも、CCNA合格を目指すなら、Ping-tは外せない問題集です。

試験範囲に沿った豊富な問題があり、その数は約1,500問です。また、問題ごとに詳しい解説がついているため、理解を深めながら学習をすることができます。

また、LPICと同様に、一部の範囲は無料で利用できます。まずは無料範囲で学習し、無料部分の習得が終わったタイミングで課金すると良いでしょう(有料範囲は、利用期間に応じて金額が変わります)

Ping-t金額
CCNA試験の一部無料
CCNA全範囲(1ヶ月利用)2,640円
CCNA全範囲(2ヶ月利用)3,300円
CCNA全範囲(3ヶ月利用)3,960円

基本的には、Ping-tと白本の2教材をフル活用しながら、わからない時にネット検索で補填し、CCNAを取得する人が多いでしょう。

CCNAのおすすめ勉強方法③:シスコ技術者認定教科書 図解でスッキリ! パッとわかるCCNAの授業

Amazon:シスコ技術者認定教科書 図解でスッキリ! パッとわかるCCNAの授業

この「図解でスッキリ! パッとわかるCCNAの授業」は、CCNAの基本をわかりやすく知りたい初学者向けの参考書です。

最初からCCNAの試験対策を行うと、初学者にとっては難易度が高いため、挫折してしまうことがあります。挫折をしないように、とにかくやさしい内容で、わかりやすく学びたいという人に適した本です。

ただし、この「図解でスッキリ! パッとわかるCCNAの授業」のみで、CCNAレベルの知識を獲得することは難しいです。最初はやさしく学びたい人向けの、初手の学習用教科書です。

■参考記事:【初心者、未経験向け】CCNA取得のためのおすすめ勉強方法

AWS SAAのおすすめ勉強方法:本(参考書・問題集)、勉強サイト

AWS SAAのおすすめ勉強方法①:動画勉強サイト Udemy

https://www.udemy.com

AWS SAAの効率的な勉強方法で一押しは、Udemyのオンラインコースです。UdemyではAWS SAAの試験対策に特化した講座が豊富にあり、AWS SAAを学ぶなら、まずUdemyを使うべきでしょう。

特に高評価を得ている講座は、試験範囲をより正確にカバーしており、質が高いWEB講座や、WEB問題集が複数あります。

特にUdemyのAWS SAAの問題集は、本試験レベルの質の問題が掲載されています。問題集のUIが使いにくい所がネックですが、AWS SAAはUdemyのみで十分に合格することができます。

AWS SAAは、とにかく問題を解くことがおすすめであり、参考書はほどほどに、とにかく問題集に触れ続けることが重要でしょう。

■Udemyおすすめ講座:AWS SAA
・【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
・【SAA-C03版】AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト試験:短期突破講座(300問の演習問題)

また、Udemyは頻繁にセールを行っていますので、セール期間中は1500円強程度で購入できる講座が複数でてきます。

AWS SAAのおすすめ勉強方法②:AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第3版

Amazon:AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト改訂第3版

Udemyに追加して選ぶ試験テキストは、AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイトがおすすめです。

未経験者でもわかりやすい解説であり、まずはAWS SAAの全体感を把握したい方向きのテキストです。また練習問題もついており、初学者でも手を付けやすい難易度です。

■関連記事:AWS SAAとは、概要から未経験(CLFなし)が1ヵ月100時間で合格した勉強法までを解説

さいごに

LPIC、CCNA、AWSの3資格は、インフラエンジニアやクラウドエンジニアとしてのキャリアを築くために、非常に重要な役割を担ってくれます。

エンジニアには「資格はいらない」という人は多いですが、インフラ、クラウドエンジニアは資格が十分に評価されやすい職種です。

また、効率的に学習を進めることができれば、LPIC、CCNA、AWSの3資格は全て独学でも取得できる難易度です。3資格とも、簡単な資格ではありませんが、コツコツ学習を続ければ、資格取得は成功するでしょう。

自分のキャリア目標にあわせて、LPICでLinuxの基礎を固め、CCNAでネットワークを理解し、AWSでクラウド技術を習得することで、より高度なエンジニアを目指してください。

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