【解説】ネットワークエンジニアの仕事内容とは?年収・スキルなども説明

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こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

IT業界の成長で、ネットワークエンジニアを目指す未経験者も増えていますが、ネットワークエンジニアの仕事ってなかなか目に見えないため、プログラマのような開発系と比べるとわかりにくいですよね。

では、ネットワークエンジニアの仕事は、具体的にどのような内容でしょうか?

今回はネットワークエンジニアの仕事や年収、スキル、未経験から転職するためのおすすめの方法などを説明します。
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ネットワークエンジニアとは

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ネットワークエンジニアとは、コンピュータネットワークのシステムの構築(設計、初期設定、テスト)運用・保守、監視業務等に専門的に行うエンジニアのことを言います。

例えば、世の中にはAmazonやLINEなどといった様々なITサービスがありますが、ネットワークエンジニアの仕事は、ITサービスの利用者がITサービスを使うための通信ネットワークシステムを作り、運用する仕事です。

具体的には、ルーター、スイッチなどのネットワーク機器を主として、不正侵入を防ぐためのファイアーウォールといった「セキュリティ」から、システムを壊れにくくする「可用性」、システムが壊れても通信障害を起こさないようにする「冗長化」などを考え、最適なネットワーク環境を作り上げる業務を専門的に行うエンジニアです。

ネットワークエンジニアの仕事は、基本ネットワークのみですが、ネットワークのみでなくサーバーやデータベースといったミドルウェアも含んだITインフラ全般を作り上げるエンジニアを、インフラエンジニアと言います。

ネットワークエンジニアの仕事内容とは

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ネットワークエンジニアの仕事内容は、「要件定義」⇒「基本設計」⇒「詳細設計」⇒「構築」⇒「運用」という流れで、大きく5つのフェーズに分けられます。

それでは要件定義から運用までの流れを、一つずつ説明します。

ネットワークエンジニアの仕事①:要件定義

システムを導入したいお客さまから、提案依頼書「RFP(Request For Proposal)と言います」をもらい、提案依頼書の内容をもとに、お客さまにヒアリングし、お客さまの希望要件を明確にして、その内容を「要件定義書」として文書化(ドキュメント)する仕事です。
要件定義では、IT知識のみではなく、お客さまと効率的かつ効果的なコミュニケーションを取れることが必要となるため、コミュニケーション能力等も重要となり、要件定義を中心におこなっているエンジニアはITコンサルタントとも呼ばれます。

ネットワークインフラに強みを持つ会社で無いと、ネットワークエンジニアとして要件定義に携わること、もしくは携わり続けることは難しい、最上流の仕事です。

ネットワークエンジニアの仕事②:基本設計

要件定義で作った「要件定義書」の内容をもとに、ネットワークのルール(設定の方針)を決め、決めたルールを「基本設計書」として再度文書化(ドキュメント)にしていく仕事が基本設計であり、ネットワークエンジニアとして最も重要なフェーズが、この「基本設計」です。

ネットワークの基本設計は、一般的には「物理設計」「論理設計」「セキュリティ・負荷分散設計」「高可用設計」「管理設計」の5つに大きく分けられますが、お客さまの要件などによって設計項目は変わるため、あくまで目安としてください。

この「基本設計」が、その後の拡張性や運用性などといった、導入システムの将来を含めた全てに大きく影響しますので、基本設計を1人称で出来れば、一人前のネットワークエンジニアと言えるでしょう。

基本設計はネットワークエンジニアとしての多数の経験(と、一部センス)がモノを言う仕事であり、要件定義と基本設計が、ネットワークエンジニアの上流工程の仕事と言えます。

ネットワークエンジニアの仕事③:詳細設計

ネットワークの詳細設計は、基本設計の情報をもとに、各ネットワーク機器のパラメータ(設定値)レベルまで落とし込むフェーズです。

ネットワーク機器も、機器や機種、OSのバージョンなどによって、設定すべき項目が異なりますので、機器ごとに「誰でも機器を設定、構築出来る」ように「詳細設計書」という文書(ドキュメント)を作るフェーズです。

ただし、詳細設計書は、プロジェクトによってレベル感が様々であり、詳細設計書のことを「パラメーターシート」と呼ぶことや、「機器設定書」と呼ぶこともありますので、詳細設計の仕事は「概要のみ」を押さえておけばよいでしょう。

ネットワークエンジニアの仕事④:構築

ネットワーク構築は、詳細設計書の情報(パラメーターなど)をもとに、ネットワーク機器を設定し、ネットワーク接続、試験(テスト)をしていく仕事です。

ネットワーク機器、セキュリティ製品などにコンフィグ投入(設定)を行なう仕事が一番のボリュームゾーンであり、その後構築した環境で「OSが正常起動しているか」「LEDが正常点灯しているか」「想定通りに接続出来ているか」「障害をわざと起こしても、通信は繋がるか」などを試験(テスト)していきます。

ネットワーク機器の設定は、作業量が多いなか短期間で進める事が多いため、人手が必要な業務です。

ゆえに構築初心者が多いプロジェクトの場合など、「作業手順書・チェックシート」がある場合があり、初心者もネットワーク知識があれば比較的入りやすい仕事です。

ネットワークの詳細設計・構築が、ネットワークエンジニアの下流工程と呼ばれる仕事です。

ネットワークエンジニアの仕事⑤:ネットワーク運用

ネットワーク運用は、構築されたシステムを継続的かつ安定的に運用していくことが仕事です。

当たり前ですが、ネットワーク機器が壊れた時には対処が必要ですし、ネットワーク稼働後に、設計時と異なる要件が出てきた場合に、ネットワーク・サーバーの増設やソフトウェアの変更なども行います。

ネットワーク運用は決まりきった仕事(オペレーション業務)は多いですが、設定変更や障害対応などの技術的な知識も求められる所もあり、ネットワーク運用はネットワーク初心者が最初に経験を積む仕事と言えるでしょう。

以上がネットワークエンジニアの仕事となります。

補足:ネットワーク監視の仕事

ネットワーク監視はエンジニアの仕事とではなくオペレーターの仕事ですが、ITネットワークで必要な仕事かつ、IT知識ゼロでネットワークエンジニアになる場合にネットワーク監視に就く可能性もあるため、ネットワーク監視も説明します。

ネットワーク監視は、ネットワーク機器に障害が発生した場合などに備えネットワークを監視することが仕事です。

例えば、通信キャリアのネットワークや、銀行のネットワーク等、絶対にネットワークを切らせてはいけない環境では、24時間365日の対応が求められ、シフトによる勤務が一般的です(夜勤も発生します)。

また、障害が発生した場合には、基本的には現場にあるマニュアル通りのみの対応を行う事になり、マニュアルで対応できない問題は、エンジニアに状況を報告し、早急に問題解決を依頼することが仕事です(技術スキルは身につきません)。

ネットワークエンジニアの年収とは

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ネットワークエンジニアの年収は、高い人から安い人までさまざまです。

ネットワークエンジニアは、
・どのフェーズ(要件定義・基本設計・詳細設計・構築・運用)を担当するか?
・所属する会社の立ち位置((1次請け・2次請け・エンジニア派遣)
・プロジェクト規模は大きいか?小さいか?
・所属する会社の残業有無、福利厚生の有無
で、年収が大きく変動するため、ネットワークエンジニアの年収は一概には言いにくいです。

ネットワークエンジニアの平均年収などがWebに出ていますが、なかなかアテにはならないでしょう。

ただし、確定的に言えることは、「スキルが高い人は年収が高い」、「上流工程を仕事としている人は年収が高い」と言えるでしょう。

逆に「下流工程やオペレーション業務」をしている人は、年収が安い傾向にあります。

しかし具体的な数字がないとネットワークエンジニアの年収がわかりにくいと思いますので、私の所感でおおよその年収を下記に記載しました。

下記年収は、IT業界内での相場としてお考えください。

■1次請け企業のネットワークエンジニアの場合:
・プロジェクトマネージャークラス 約650万円~1000万円
・プロジェクトリーダークラス 約550万円~700万円
・メンバークラス 約450万円~600万円程度

■2次請け企業でのネットワークエンジニア:
・プロジェクトリーダークラス 約450万円~650万円
・メンバークラス 約350万円~450万円程度

■エンジニア派遣企業で、ネットワークエンジニア:
・チームリーダークラス 約400万円~550万円
・メンバークラス 約300万円~400万円

■ネットワーク運用エンジニア:
・チームリーダークラス 約350万円~500万円
・メンバークラス 約300万円~400万円

ネットワークエンジニアに求められるスキル、人物像とは

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未経験からネットワークエンジニアを目指す方へ

未経験からネットワークエンジニアを目指される場合は、ITの勉強を始める事が、一番の近道です。
その中でも一番のお勧めは、ネットワーク系の資格である「CCNA」を取得する事です。

資格が無いとネットワークエンジニアの仕事が出来ない訳ではありませんが、未経験者がネットワークエンジニアの職種を希望する際には、CCNAの資格取得は別格扱いであり、CCNAはネットワークエンジニアの登竜門と考えて良いでしょう。

また、資格の取得に関しては、CCNAが一番良いのですが、CCENTでも良いでしょう。
ネットワーク系の資格を取得していれば、未経験者でもネットワークエンジニアへの道が開ける確率が飛躍的に高まります。

※ネットワーク系の資格がなければ、ネットワーク監視やヘルプデスクといったテクニカルサポート職になってしまう可能性が高いです。

ネットワーク運用(監視)から設計構築へキャリアアップしたい方へ

上流工程の経験ができるように、社内にてプロジェクトへの異動を検討する必要があるかと思います。

その際には、派遣先に具体的にスキル・知識を持っていることを証明する意味でCCNAやCCNP等のネットワークに関する資格を持っていることやラボルームやご自身で中古のネットワーク機器を購入し、ルーティングスイッチング等の技術を磨いておくことが大切です。

また、社内異動でネットワーク設計・構築のプロジェクトが無い場合は、転職を視野に入れる必要もあるでしょう(勤務する会社によっては、ネットワークの設計・構築のプロジェクトを請けていない会社もあります)

ネットワークエンジニアに求められるスキル、人物像としては基本的には上記内容ですが、年齢等によって変動する可能性はあります。

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