こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
「インフラエンジニアになるなら、スクールは必須?」
「無料や公的リスキリング、、結局どれが自分に合う?」
そんな不安を抱えていませんか?
結論から言うと、インフラエンジニアにスクールは「誰にでも必要」ではありません。独学で突破できる人もいれば、スクールを使うことで一気にキャリアを加速させられる人もいます。
実際、採用現場では「スクール出身者は基礎があり、安心して採用できる」というポジティブな声が多い一方で、選び方を間違えて「高い学費を払ったのに、後悔している」という方がいるのも事実です。
この記事では、数多くの転職事例を見てきた専門家の視点から、以下をわかりやすく解説していきます。
■この記事でわかること:
・あなたがスクールを使うべきタイプかどうかの判断基準
・「金額」や「知名度」よりも重要なスクール選びの重要ポイント
・経産省の公的リスキリング制度を上手く活用する方法
まずは、「自分はスクールを使うべきタイプなのか?」。その答えをクリアにしていきましょう。
結論|インフラエンジニアにスクールは「誰にでも必要」ではない
インフラエンジニアへの転職を考えると、「スクールに通わないとなれないのでは?」と不安になる方は多いです。しかし、その不安が「不要なスクール選び」の第一歩になりかねません。
結論を言うと、スクールはすべての人にとって正解ではありません。あくまで「学習と転職を効率化する手段」のひとつです。スクール自体がキャリアを保証してくれるわけではないためです。
実際、現場には「独学で突破する強者」もいれば、「スクールを出たのに運用・監視から抜け出せない人」もいます。大切なのは「スクールに行くかどうか」ではなく、今の自分にとって「必要な役割」を果たしてくれるかどうかで判断することです。
独学や現場経験のみで突破できる人の共通点
以下のような方は、高額な費用を払ってスクールに通う必要はないかもしれません。
「自走力」がある:
何でも自分で学習する、エラーが出た際に自分で調べて原因を切り分けることが苦にならない人
実務環境が近くにある:
すでにIT業界にいる、あるいは未経験でも運用・監視の現場に入り込めている人
「正解がない世界」を楽しめる:
教科書通りの手順だけでなく、現場の泥臭いトラブル解決にも興味を持てる人
このようなタイプの人は、実務こそが最強の教材であり、スクールは基本不要です。また、どうしても必要な時にだけ「部分的な知識の補填」として使う程度で十分です。
スクール利用をおすすめしない人の特徴
スクールはエンジニアになるための強力な手段です。一方で、以下のような考え方や状況にある方は、高額な投資に見合わない結果に終わる可能性が高いです。
①学習時間を確保できず、「自分のペース」を崩したくない人
転職を目的としたスクールの多くは、短期集中で密度の高いカリキュラム が特徴です。
仕事や家庭で時間が確保できない、あるいはマイペースで着実に進みたい方は、スクールの進捗についていけず、挫折するリスクが高まります。その場合、オンライン講座や書籍での自己学習の方が適しているかもしれません。
②「教えてもらう前提」の学習姿勢から抜け出せない人
スクールは「答えのある課題」を解きながらスキルを身につける場所です。しかし「自ら調べる、試す、考える」という姿勢が整っていないと、得た知識が現場でなかなか役に立ちません。
③「スクール卒業=即戦力」だと誤解している人
これは入学前後の認識のギャップです。企業が未経験者に求めるのは、「即戦力」ではなく「成長のポテンシャル」 であり、スクール卒業は「学ぶ意欲と基礎知識がある」というスタートラインの証明に過ぎません。
そのため、数年の実務経験で培われる「スキル」や「判断力」と同じ評価にはなることはありません。この現実を理解せずにスクールに飛び込むと、転職活動や入社後のキャリアで挫折を感じることになります。
だからこそ、本記事では「スクールが向いている人・向いていない人」を整理した上で、後悔しない選び方を解説していきます。冷静に判断するための材料として読み進めてみてください。
インフラエンジニアスクール選び、後悔しないための「3つの確認」
スクール選びの失敗は、入学前の判断ミスから始まります。「転職の成功確度」、「継続性」、「費用対効果」、この3つを確認するだけで、選択は大きくクリアにできます。
未経験からスクールに通って、意味はある?(転職の成功確度)
結論から言うと、スクールに通う意味は、そのスクールが、あなたのような「未経験者」を、どれだけ「戦力としてのインフラエンジニア」に変えてきた実績があるか で決まります。特に30代未経験では、ここが成否を分けます。
ここで言う「未経験」とはただIT未経験という内容ではありません。あなた自身の年齢、学歴、今までの社会人経験・年数から転職回数まですべてを含めた状態を指します。以下の2点を確認して判断しましょう。
・再現性の確認: 自分と似た経歴・年齢の受講生が、どれくらいエンジニアになれているのか?
・出口の質: その人たちが「上流工程」へ進めているか?年収はどのくらいか?
特に働きながら学ぶ人にとって、スクールは単なる「勉強する場所」ではありません。「最短ルートと安心を買い、判断ミスを避けるための投資」と考えることで、後悔のリスクを最小限に抑えられます。
働きながら「卒業」できるか?(継続性)
働きながらの学習で多い失敗は、「意志の力」のみで続けようとすることです。 現実は、仕事の疲れや急な残業や予定などが発生し、意志だけでは簡単に継続できません。
働きながら学ぶ際では、モチベーションが上がらない日でも、「学習進捗や課題の管理」や「定期面談での軌道修正」など、プロジェクト管理のような「仕組み」で学習をサポートしてくれるか がスクールを使う価値です。
また、オンライン完結・夜間対応可など、「今の生活を壊さない」柔軟なカリキュラムも就業中の人には重要なポイントです。 働きながら学ぶ場合は、「速さ」よりも「無理なく継続できるか」が完走率を左右します。
スクール費用は高い?(費用対効果)
インフラエンジニアスクールの受講料は、20万〜60万円程度(一部無料)が相場です。しかし「安さだけに飛びつく」と、隠れた落とし穴で後悔することもあります。しかし「高いなら良いはず」でもありません。
「無料」スクールの存在:
企業からの紹介料で成り立つ無料スクールと、「国の給付金(経産省など)」で成り立つ無料スクールがあります。ただし、無料スクールは「転職前提」や「年齢制限」などを設けていることが多いです。
「無料・格安」スクールのリアル:
無料や格安スクールでは「給付金前提で、見え方が安いだけ(受講料は後日補助)」の場合もあります。途中退学での違約金や、卒業後に転職して1年働かないと補助金減額などもあるため、注意しましょう。
重要なのは支払う金額のみではありません。「その投資で、いつまでに、いくらの年収アップが見込めるか」です。
また「クラウドエンジニアになりたい」という理由でスクールを選ぶ人も多いですが、未経験からいきなりクラウド特化を選ぶと、基礎不足でつまずくケースも少なくありません。
【実践】スクール選びを確実にする「比較チェックリスト」
スクールは無料相談会を開催しています。3校(理想としては有料・無料を混在)を目安に「カリキュラム詳細・就職例・費用など」を確認することをおすすめします。
確認したい比較項目
| 比較項目 | Aスクール(無料) | Bスクール(有料) | 国指定のリスキリング講座 |
| 卒業生の就職事例 | 運用監視(320万円~) | 運用保守(350万円~) | 構築・運用保守(350万~) |
| 学習設計 | 動画視聴のみ | オンライン受講+質問会 | 専任メンターによる進捗管理 |
| 費用と条件 | 無料(違約金あり) | 40万円(分割可) | 実質無料〜(最大70%補助) |
就職事例や学習の進め方などを確認することで、金額面も含めて「自分に合う・合わない」が判断しやすくなります。
※この時点では、どれが正解かを決める必要はありません。次からは、このチェックリストの条件を満たしやすい選択肢について整理していきます。
【最新動向】インフラエンジニア転職で「公的リスキリング」が注目される理由
今、インフラエンジニアを目指す多くの人が注目しているのが、経済産業省が主導する「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」です。
経産省の事業を活用するメリット
この制度は、単なる「無料スクール」と比べ圧倒的な信頼感があります。それは税金を使う以上、効果(学習内容・講師の実力・就職・定着率)が厳しく問われ、いい加減な運営は許されず、必然的に質とサポートが強化されます。
経産省の厳しい審査を突破したスクール限定:
「カリキュラム」だけでなく「転職支援実績」まで、一定水準を超えたスクールのみに厳選されています。
コスト負担を大きく削減:
受講料の最大70%が国から補助されるため、受講者の実質的な金銭負担を最小限に抑えられます。
また、経産省のリスキリングは「働きながらでも使いやすい」のが特徴です。「働きながらの学習」を前提として、すべてのカリキュラムが作られており、個人のキャリアアップを国が支援する仕組みです。
まずは「今の自分」が対象か確認してみる
この制度は非常に強力ですが、一定の条件や期間などがあります。 「自分はこの制度を使えるのか?」、「どのコースが自分に合うのか?」を確認するだけでも、スクール選びの基準が一つ確立できます。
→【無料】公的リスキリング制度の対象診断&キャリア相談はこちら
(※コメント欄に「公的リスキリング制度の対象診断」と記載いただけるとスムーズです)
スクールが「向いていない」可能性がある人
すべての人にスクールが最適とは限りません。以下に当てはまる場合は、ミスマッチになる可能性が高いため、慎重に検討することをおすすめします。
「教えてもらえば、すべて何とかなる」と考えている人:
スクールは「すべてを代わりにやってくれる場所」ではありません。カリキュラムや支援は最短距離を進むための補助です。最終的には「自分で調べ、手を動かす」という主体性がないと、効果は出にくくなります。
学習時間を全く確保できない人:
「今の生活を壊さない」設計は重要ですが、それでも最低限の学習時間は必要です。多忙すぎて「放置気味」になりそうな場合、投資が無駄になるリスクがあります。
今すぐ高年収や上流工程を約束してほしい人:
スクールはキャリアの入口を整え、内定率や入社先を一段高める場です。スクールに通うだけで、経験者のように即座に理想の条件が保証されるわけではありません。
逆に言うと、「きっかけと環境さえあれば、自分は本気で動ける」という自覚がある方にとっては、スクールは転職やキャリアアップを現実的かつ着実に進めるための強力な武器になります。
関連記事|スクール選びを進める前に、必要に応じて確認しておきたい視点
なお、スクール選びを進めるにあたって、インフラエンジニアという職種や、求められるスキル・資格の全体像を整理しておきたい方は、以下の関連記事も参考にしてみてください。
→関連記事:未経験からインフラエンジニアになるには?資格・勉強・転職ロードマップ
→関連記事:30代未経験からインフラエンジニアになれる?年齢別リアルと失敗しない戦略
→関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・年収・将来性を解説
→関連記事:インフラエンジニアはやめとけ?と言われる理由と現実
まとめ|失敗しないスクール選びの結論
スクール選びで重要なのは、「有名かどうか」や「安いか高いか」ではありません。
もっとも重要なのは「自分と近い人が、どんな転職結果を出しているか」。この一点を軸に比較すれば、ミスマッチを大きく減らせます。
制度や判断軸を正しく理解したうえで選べば、スクールは「不安な投資」ではなく、現実的なキャリアアップの手段になります。
① 公的リスキリング制度そのものを詳しく知りたい方へ
制度の仕組みや、国の支援内容について公式情報を直接確認したい方は、経済産業省のサイトをご覧ください。
→経済産業省:リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業(公式サイト)
② 自分が対象かどうか整理したい方へ
「自分はこの制度を使えるのか?」、「今の状況だと、どんな進め方が現実的か?」。そのような点を情報収集として整理したい方は、無料の対象診断・キャリア相談をご活用ください。
→【無料】公的リスキリング制度の対象診断&キャリア相談はこちら
(※無理な勧誘はありません。備考欄に「リスキリング制度の対象診断希望」と記載いただけるとスムーズです)
③ 具体的な学習・転職支援の内容を知りたい方へ
この記事では「判断軸」を中心に解説しましたが、実際にどのようなカリキュラムで学び、どのような企業へ転職しているのか、一例を知りたい方は以下の詳細ページにまとめています。






