AWS SAAの勉強時間はどれくらい?未経験の勉強法・ロードマップ【2026】

こんにちは、インフラ・クラウドエンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

「できるだけ短期間で、効率よくAWS SAAに受かりたい」
「未経験でも合格できる?どれくらいの勉強時間が必要?」

結論から言うと、AWS SAAは未経験からでも合格できます。実際にIT知識ゼロの未経験からでも、SAAに合格する人は少なくありません。

この記事では、経験別の勉強時間の目安効率的な学習法・ロードマップを中心に、SAA資格の活かし方まで解説します。これからAWS SAA合格を目指す方は、ぜひ学習計画の参考にしてください。

※この記事は、2026年時点のAWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA-C03)の試験範囲・出題傾向に基づいて解説しています。

この記事を書いた人 
角田 壮史 株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

ITインフラ・クラウドエンジニア専門の転職エージェント。経済産業省採択事業の運営者であり、15年以上のエンジニアのキャリア支援実績を活かし、あなたのキャリアアップをサポートします。

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目次

【結論】AWS SAAは未経験でも150〜300時間で合格可能

AWS SAAは、未経験からでも合格可能な資格です。目安となる学習時間は以下の通りです。

■AWS SAAの勉強時間目安:
・IT未経験:150〜300時間(約2〜5ヶ月)
・エンジニア経験者:80〜120時間(約1〜3ヶ月)
・AWS実務経験者:30〜60時間(約3〜6週間)

ただし同じ未経験でも、学習の進め方(インプット中心か、問題演習・ハンズオンといったアウトプット中心か)によって、必要な勉強時間は大きく変わります。

理解のスピードには個人差もありますが、それ以上に「学習の進め方」で勉強時間は大きく変わります。最短で合格を目指すなら「アウトプット(問題演習)中心」で進めるのが効率的です。

→関連記事:AWSエンジニアとは?仕事内容・スキル・資格・年収・将来性を徹底解説

AWS SAAの勉強法ロードマップ

「最短で合格したい」けど「現場で通用しない、評価されないのは嫌」。そんな気持ちを持っている方も多いのではないでしょうか。

AWS SAAに合格するためには、やみくもに勉強するのではなく、体系立てて進めることが重要です。ここでは、IT未経験者でも合格を目指せ、実務にもつながる学習の5ステップを紹介します。

■AWS SAA 合格のステップ:
・ステップ1:基礎理解(CLFレベル)
・ステップ2:主要サービス理解(EC2 / S3 / VPC / IAM)
・ステップ3:図解整理(構成理解)
・ステップ4:ハンズオン(任意)
・ステップ5:問題演習(最重要)

ただし最短で合格を目指すなら、ステップ1、2を早期に終わらせて、「ステップ5(問題演習)」を軸に進めるのがポイントです。

ステップ1:クラウドの基礎を押さえる(AWS CLF/入門教材)

まずは、クラウドの基本概念とAWSの全体像を理解することから始めましょう。いきなり専門用語が出てくると挫折しやすいため、「基礎の整理」→「体系的な学習」という順序で進めるのが効率的です。

■クラウドの基礎を押さえる:
・CLF(クラウドプラクティショナー)の活用
 →必須ではありませんが、CLFの学習をしておくと、SAAの理解がスムーズです
・入門教材で基礎を固める
 →徹底攻略 AWS認定クラウドプラクティショナーや、Ping-t、Youtubeの解説動画
・その後、Skill Builderは補助教材として使い、知識を補強する
 →入門書で基礎を固めた後に、補強教材として使うのがベスト

CLFを飛ばしてSAAから始めると、各サービスのみならず、AWSで重要な「責任共有モデル」や「Well-Architected Frameworkの基礎」などの超基本を、ややスキップして学習しがちになります。

特に完全未経験者や、すぐにSAAが必要でない方は、まずは「CLFレベルの内容をざっと学ぶ」ことを最初のゴールにしましょう。

ステップ2:主要サービスを理解する(EC2/S3/RDS/VPC/IAMなど)

SAAでは、AWSの代表的なサービスの仕組みや活用方法について、深く出題されます。

■AWSの主要サービス:
EC2(仮想サーバー):インスタンスタイプ、スケーリング
S3(ストレージ):ライフサイクル管理、ストレージクラス
RDS(データベース):マルチAZ構成、リードレプリカ
VPC(ネットワーク):サブネット、ルートテーブル、ネットワークACL
IAM(権限管理):ユーザ/グループ/ロールの概念、最小権限の原則

 特にVPC(ネットワーク設計)とIAM(アクセス制御)は概念が複雑で、つまずきやすいポイントです。重点的に学習しましょう。

ステップ3:解像度を高める(図解整理がおすすめ)

主要サービスの理解は、文章を読むだけでは理解が深まりにくく、時にはごちゃごちゃになりがちです。より確実に理解して、現場でも通じる知識にするなら「自分の手で図を書いて、整理するのがおすすめ」です。

下の写真は、私が学習していた時のノートです。

AWSのALBとNLBの違い 図解 手書きノート

上記では「NLBとALBの違い」を整理しています。このように、自分で実際に図を書いて整理すると、書いた図を思い出せるため、圧倒的に忘れにくくなり、正答率も大きく上がります。

ステップ4:ハンズオン演習(AWS無料枠/Udemy講座)

知識をインプットしたら、手を動かすことが重要です。資格だけ学習しても、AWSを操作することは難しいです。

■ハンズオン演習:
・AWSの無料利用枠 活用:
 →EC2で仮想サーバーを立てたり、S3にファイルを保存してみましょう。
Udemyのハンズオン講座で、模擬環境を再現
 →模擬環境で体系的に演習でき、エラー対応や設定変更の流れも身につきます。

ハンズオンでの学習は、単なる暗記ではなく、実務をイメージしながら学習できるのが最大のポイントです。ただし「試験合格だけ」を目指す場合は、一旦ハンズオンはスキップ可能です。

ステップ5:模擬試験と過去問風問題集で仕上げ(Ping-t/Udemy模試)

演習で知識を固めたら、アウトプットで定着させます。 問題演習を繰り返し、間違えた箇所を復習することで合格ラインに到達できます。

■問題演習でアウトプット:
Ping-t:演習問題を大量に解ける
Udemy模擬試験:本番に近い難易度を体験できる

ここで特に重要なのは、模擬試験を「正解探し」だけでなく「間違い探し」にも使うことです。

SAA試験は「間違い」を見抜けないと、学習終盤にスコアが上がりにくくなります。「他の選択肢はなぜ間違いなのか」も含めて、学習を仕上げるのがポイントです。

※Ping‑t は、2025年8月よりSAAのコンテンツが有料化しています(CLFは引き続き無料)。Udemy模試は 問題形式や、スコア感で本番慣れに役立ちます。

【補足】弱点補強と本試験直前対策

試験直前は、新しいことを詰め込むよりも「弱点を潰し、得点を安定させる」ことに集中しましょう。模擬試験で75%~80%以上を安定して取れる状態が、合格率を高めていきます。

■試験直前の対策:
重点的な弱点補強
 →IAMやVPC、コスト最適化など、間違いやすい分野を重点的に復習。
模擬試験の活用と時間対策:
 →本番同様の時間制限を設けて解き、時間配分の感覚をつかみます。間違えた問題は必ず解説を読み、関連する概念まで理解することが大切です。
Well-Architected Frameworkへの目通し:
 →AWS公式ホワイトペーパーは必須ではありませんが、目を通しておくと理解が深まり安心です。

→関連記事:【未経験から目指す】クラウドエンジニアへの勉強ロードマップとおすすめ資格

AWS SAA取得後のキャリアに迷っている方へ

AWS SAAは、取得後に「どんな環境で経験を積むか」で市場価値が大きく変わる資格です。特に未経験の場合、AWS案件や構築経験に進める環境選びが重要になります。

AWS SAAに必要な勉強時間の目安

AWS SAAの学習時間は、「受験者のバックグラウンド」と「どこまで理解するか」によって大きく変わります。

同じ「合格」でも、「問題が解ける(試験対策中心)」と「AWSを実際に触る(ハンズオン含)」では必要な学習時間は大きく変わるため、「どこまでやるか」も含めて目安とするのが重要です。

未経験者の場合(IT知識ゼロ) → 150〜300時間

IT知識ゼロからAWS SAAに挑戦する場合は、以下を目安にしましょう。

・ハンズオン込みで合格を目指す場合:200〜300時間
・合格だけを目指す場合:150~200時間

ハンズオン込みの場合、学習のスタートは、Linuxの基本操作(例:ls、sudo、yum)やネットワーク基礎(例:TCP/IP、DNS、サブネット)といったインフラの基礎知識から始まります。

一方で、合格だけを目指す場合は、専門用語でつまづきやすい傾向です。先にネットワーク基礎(通信の仕組みやルーティングなど)だけでも押さえておくと、学習が楽になります。

■未経験者の学習目安:
学習時間:1日2時間
想定期間:2〜5か月
ポイント:合格後はAWS無料枠で手を動かすことが重要

ただし、基礎知識ゼロから独学で進める場合や学習環境が整っていない場合は、合格だけを目指す場合であっても、200時間をゆうに超えるケースもあります

未経験者はAWSを学ぶ前に、サーバーやネットワークなどインフラの基礎知識があると理解が深まりやすくなります。

→関連記事:インフラエンジニアの勉強方法と順番|未経験からの独学ロードマップ
→関連記事:LPIC・CCNA・AWSどれから取る?未経験インフラエンジニアのロードマップ

エンジニア経験者(LPIC-1・CCNAレベル) → 80〜120時間

サーバー運用やNWの知識がある方は、「既存知識と結びつける」感覚で進めると効率よく理解できるため、80〜120時間程度で合格を狙えます。

■エンジニア経験者の学習目安:
学習時間:1日1.5時間
想定期間:1〜3か月
注力分野:VPC(ネットワーク)、IAM(権限管理)、RDSやS3などの主要サービス

LPIC-1、CCNAレベルの実務経験・基礎理解があれば、学習の中心をAWS特有の概念に据えやすくできます。

→関連記事:未経験からAWSエンジニアになるには?ロードマップを解説

AWS実務経験者の場合 → 30〜60時間

すでにAWSを日常的に利用している方の場合は、30〜60時間が目安です。EC2やS3、IAMなどは理解済みなので、試験対策は「サービス間の関連整理+模擬試験」が中心になります。

■AWS実務経験者の学習目安:
学習時間:1日1時間
想定期間:3〜6週間
注力分野:コスト最適化(料金モデルの選択)、高可用性設計(マルチAZ、オートスケーリング

→関連記事:クラウドエンジニアのキャリアパス|設計・SRE・自動化へのロードマップ

補足|AWS資格を活かして転職を考えている方へ

実際に転職支援の現場でも、「SAAには合格したが、AWSを触っていない」という方は珍しくありません。

この状態でも転職は可能ですが、アピール度が弱まり、面接官から難色を示される場合や「AWSからでなくオンプレから始めない?」と言われてしまう人もいます。可能であれば簡単なハンズオンは経験しておく方が有利です。

→関連記事:AWSの勉強ロードマップ|未経験から資格・実務につなげる最短順番

またAWS SAAは、取得後に「どんな環境で経験を積むか」で市場価値が大きく変わる資格です。特に未経験の場合、AWS案件や構築経験に進める環境選びが重要になります。

AWS SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)とは?

AWS SAAは、AWS上でのシステム設計・構築スキルを証明する、クラウドエンジニアの「登竜門」となる資格です。

試験概要と出題範囲

試験は「設計能力」を問う内容となっており、以下の4分野から構成されます。

出題範囲配点比率
セキュアなアーキテクチャの設計30%
弾力性に優れたアーキテクチャの設計26%
高性能アーキテクチャの設計24%
コストを最適化したアーキテクチャの設計20%

試験は65問・130分、4択・多肢選択形式で出題されます。

難易度と位置づけ

AWS資格体系の中では「アソシエイト(中級)」に位置づけられます。

CLF(入門):用語の理解が中心
・SAA(中級):実務的な設計スキルが問われる
・SAP(上級):AWS経験前提の高度資格

AWS SAAは「クラウド実務につながる最初の壁」です。また、クラウド未経験からの転職においも、最も評価されやすいコスパの高い資格です。

→関連記事:AWSエンジニアに必要な資格は?選び方・難易度・年収への影響を徹底解説

このように、AWS SAAはクラウドエンジニアを目指す人に人気の資格ですが、未経験者は、そもそもクラウドエンジニアがどのような仕事かを先に理解しておくと学習がスムーズです。

→関連記事:クラウドエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性・未経験からのなり方

未経験者がつまずきやすいポイント

AWS SAAは未経験者でも合格可能な資格ですが、学習を進める中で多くの人がつまずくポイントがあります。

特に 「VPC(ネットワーク)」、「セキュリティ(IAMなど)」、「コスト最適化やアーキテクチャ設計」 は理解が難しく、検索でも「AWS SAA 難しい」と調べる人が多い分野です。

なお、Lambda(サーバーレス)の概念などもつまずきやすい分野のひとつですが、試験対策上の主要な難所は以下となります。ここを重点的に学習することは合格への近道です。

VPC/ネットワーク設計

AWSのネットワークサービスであるVPC(Virtual Private Cloud)は、多くの未経験者にとって最初の壁です。特に未経験者の場合は、どこまで勉強するかの割り切りが必要になることもあります。

■VPC/ネットワーク設計:
サブネット:パブリックとプライベートの違い
ルートテーブル:どの通信がどこに流れるかを制御
NACL/セキュリティグループ:似ているが動作タイミングが違う

ポイントは「オンプレミスのネットワークと比較してイメージすること」です。図解やハンズオンを組み合わせると理解が早まります。

また、そもそも「ルートテーブルって何?」、「インバウンド・アウトバウンド通信の違いって何?」といった初学者の方は、ネットワークの基礎から学ぶのも効果的です。

→関連記事:初心者でもわかる!ネットワークの勉強法と基礎知識まとめ

IAM/認証・アクセス制御

AWSは「セキュリティが最優先」という設計思想を持つため、IAMなどに関する出題が多くあります。

■IAM/認証・アクセス制御:
・ユーザー/ロール/グループの使い分け
・ポリシーの評価ロジック

特に「どの権限が最終的に適用されるのか」、「最小権限の原則をどう実装するか」を理解するのがポイントです。IAMはすべてのサービスの土台でありかつ、試験の頻出項目です。

「IAMとOrganizationsの違い」など、基本から押さえましょう。ここでつまづく場合はCLFに戻るのも一つの手です。

ストレージ(S3・EBS・EFS・Glacier)

ストレージは「パフォーマンスとコストの最適化」の典型題材です。使い分けを押さえておきましょう。

■ストレージの使い分け:
S3:オブジェクトストレージ、スケーラブル、ライフサイクル管理
EBS:EC2にアタッチするブロックストレージ
EFS:Linux系の分散ファイルシステム
FSx:Windows/HPC用途など、特殊要件に最適

ここは知っていることで点数が取りやすい分野です。FSxは補足的ですが、試験では頻出であるため、押さえるべきです。

RDS/Aurora・DB設計

AWS SAAでは、データベースの高可用性設計も頻出テーマです。

■マルチAZ構成とリードレプリカ:
・マルチAZ構成は「災害対策」、「自動フェイルオーバー」に必須
・リードレプリカは「読み取り負荷分散」や「災害対策のセカンダリ活用」で問われやすい

■Auroraの特徴
・RDSの上位互換として設計され、MySQL/PostgreSQL互換
・ストレージが自動的にスケールし、耐障害性が強み

「高可用性設計」、「パフォーマンス最適化」が絡んでくる分野なので、重点的に理解が必要です。「マルチAZとリードレプリカの違い」などをしっかり押さえて、失点を防ぎましょう。

可用性・スケーラビリティ設計

SAA試験の「弾力性ある設計(26%配点)」に直結する分野で、出題頻度も非常に高いです。

■可用性・スケーラビリティ設計:
オートスケーリング:トラフィック増減に応じてEC2インスタンスを自動追加/削除
 →「急なアクセス増加への対応」に関するシナリオ問題で頻出
・ELB(Elastic Load Balancing):トラフィックを分散し、障害耐性を向上
 →ALB(アプリケーションロードバランサー)、NLB(ネットワークロードバランサー)の違いも問われる
マルチAZ/リージョン分散:単一AZ障害に備えるための設計は、理解必須

「システムを落とさない設計」、「アクセス集中に耐えられる設計」を問う問題の多くがここに含まれるため、学習の優先度は非常に高いです。

しかし、「なんとなく理解した気がする」で止まりやすい分野でもあります。特に、単体サービスでは理解できても「組み合わせでとまどう」ケースが少なくありません。ここは、問題を解きながら理解するのが最短です。

→関連記事:クラウドエンジニアのキャリアパス|設計・SRE・自動化へのロードマップ

効率的に勉強するためのおすすめ教材

AWS SAAに合格するためには、効率的に学習を進められる教材選びが重要です。ここでは、独学で取り組む際に、特におすすめの教材を4つ紹介します。

Udemy動画講座(定番教材)

従来は市販の「黒本」が定番でしたが、現在はUdemy講座が実質的な定番教材になっています。

■Udemyの特徴:
動画+ハンズオン形式で、手を動かしながら学習できる
・模擬試験特化、模擬試験がセットになっている講座も多い
セール時には2,000円前後で購入でき、コストパフォーマンスも非常に高い

紙で勉強したい方は黒本を選ぶのも良いですが、最新情報やハンズオン形式で効率的に学びたいならUdemyがおすすめです

学習サイト(Ping-t、CloudTechなど)

■学習サイト:
Ping-t
 →定番の演習サイト。2025年8月からSAAは有料化されています。
 →体系的に問題演習ができるため、アウトプットの中心に使えます。
CloudTech
 →初心者向けにわかりやすい内容、インプット教材としても役立ちます。

両方を併用すると、「学習サイトで理解 → 問題演習で定着」というサイクルが効率的になります。

模擬試験(AWS公式Practice Exam)

本番前に必ず受けておきたいのが、AWS公式の模擬試験です。AWS Skill Builder から挑戦することが可能です。

■AWS公式模擬試験:
・本番さながらの試験問題を受験し、難易度や雰囲気に触れることが可能
・日本語でも受験可、本試験前の仕上げとしての価値は非常に高い

Udemy模試と併用すると、本番への不安を大きく軽減できます。AWS公式模擬試験のリンク集はこちらです。

公式ドキュメントとホワイトペーパー(仕上げ用教材)

AWSの公式ドキュメントやホワイトペーパーは、最も信頼性の高い公式の情報源です。

■AWS公式情報(一次情報):
Well-Architected Framework
AWSホワイトペーパー
各サービスの公式ドキュメント

これらは試験問題に直接出題されるわけではありませんが、背景知識として踏まえると理解が深まります。難解に感じやすいため、仕上げフェーズで「重要箇所だけ確認する」使い方がおすすめです。

よくある質問(Q&A)

ここからはAWS SAAに関するよくある質問を、Q&A形式で説明していきます。

AWS SAAは文系・未経験でも合格できる?

はい、可能です。

AWS SAAは実務経験がなくても受験でき、独学で合格している未経験者も多数います。

文系出身であっても、Linuxコマンドやネットワークの基礎を学びながら進めれば十分対応可能です。特にCLFレベルの基礎知識を先に学んでおくと、SAAの理解がスムーズです。

IT経験ゼロからでも挑戦できるクラウド資格」として人気が高いのも、この資格の特徴です。

AWS SAA取得後のキャリアで悩む方へ

AWS SAAは、未経験からでも十分挑戦できる資格です。ただし実際には「AWS案件に進む人」と「資格を取っただけで止まる人」に分かれます。

重要なのは、資格取得後に「実務経験を積めるか」です。AWSの仕事に最短で就きたい方は、無料相談も活用してください。

AWS SAAはどのくらいの合格率?

AWS公式から合格率は公開されていません。しかし、受験者の体験談や各種研修サービスのデータを見ると、合格率はおおよそ50〜70%程度とされています。

AWS SAAは、十分な学習時間(未経験者で200時間程度)が確保できれば、多くの人が合格可能です。また、問題演習を繰り返し、模試で8割以上安定して取れるようになれば合格圏です。

CLFを飛ばしてSAAから受験してもいい?

可能です。

AWS認定資格には受験順序の制限がないため、CLFを飛ばしていきなりSAAから受験することもできます

ただし、IT未経験の方はCLF相当の基礎学習をしてから挑戦すると理解がスムーズです(IT経験者やAWS経験者は、直接SAAに進む方が効率的です)。「自分の経験レベル」に合わせて選ぶのがベストです。

AWS SAAを取得するとどんなスキルが身につく?

AWS SAAの勉強で得られる最大のメリットは、クラウドのコアとなる主要サービス(EC2、S3、RDS、VPC、IAMなど)を組み合わせた「セキュアで高可用性なインフラの設計力」が身につく点です。

単なる用語の暗記ではなく、「障害に強いサーバー構成」や「コストの最適化」など、実務に直結する設計思想(ベストプラクティス)のベースが体系的に理解できるようになります。

そのため、インフラの全体像を網羅して現場で通用する強固な土台を作りたいエンジニアにとって、学習する価値が高い資格といえます。

なお、この学習で身につけた知識を武器に、「IT未経験からAWSエンジニアとして転職できるのか?」について、企業側の評価や、失敗しない転職ロードマップについては、以下の記事で解説しています。

→関連記事:AWS未経験から転職するには?SAAの企業評価とロードマップ

まとめ:効率的に学習して最短合格を目指そう

AWS SAAは、未経験からでも体系的に学習を進めれば十分合格を狙える資格です。経験別の勉強時間を意識し、ロードマップに沿って段階的に進めることで、効率的に知識を定着させられます。

経験別の勉強時間をおさらい

AWS SAAに必要な学習時間は経験によって大きく異なります。自分のレベルを把握して、無理のない計画を立てることが合格への第一歩です。

■経験別の勉強時間目安:
未経験者(IT知識ゼロ):150〜300時間(ハンズオンの有無で大きく変わる)
エンジニア経験者(LPIC-1、CCNAレベル):80〜120時間
AWS実務経験者:30〜60時間

未経験者はロードマップを参考に、段階的に学習

未経験からSAAに合格するには、以下の流れで学習を進めるのが効果的です。

■未経験からの学習ロードマップ:
1. 基礎(クラウド・AWS全体像)
2. 主要サービス(EC2/S3/RDS/VPCなど)
3. 整理して解像度を高める(手書きがおすすめ)
4. ハンズオン演習
5. 模擬試験と弱点補強で仕上げ

ロードマップを意識することで、挫折せずに効率的にスキルを習得できます。

AWS SAAは「武器」になるか?分岐を整理

AWS SAAは評価されやすい資格ですが、それだけで市場価値が上がるわけではありません。差がつくのは「どの工程で使うか」です。

■ 未経験・インフラ志望の方
AWSの前に、Linuxやネットワークの基礎を押さえておくと理解度が大きく変わります。

→関連記事:インフラエンジニアの勉強方法と順番|未経験からの独学ロードマップ

■ 監視・運用から構築へステップアップしたい方
SAAは「クラウドへ進むための入口」です。ただし、構築へ進めるかは資格よりも「どの環境にいるか」で決まります。監視・運用から構築へ進むための全体設計は、以下の記事で整理しています。

→関連記事:インフラエンジニアになるには?未経験〜運用から構築へ進むロードマップ

■ すでにインフラ経験がある方
SAAは「入り口」です。IaCや設計経験と組み合わせることで年収帯が変わります。

→関連記事:クラウドエンジニアの年収相場と上げ方|AWS・Azure資格別・年代別

AWS SAAの「キャリアへの活かし方」に不安がある方へ

AWS SAAは「取った後の動き方」で、年収もキャリアも大きく変わります。一方で、動き方を最適化しないと、せっかくの資格が活かせないまま停滞してしまうケースも増えています。

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この記事を書いた人

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角田 壮史

株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

未経験からベテランまで、ITインフラ・クラウドのキャリア支援に特化、経済産業省採択事業(インフラエンジニア育成プログラム)も担うキャリアアドバイザーです。 経済産業省ロゴ

主な実績

  • パーソルキャリア(旧インテリジェンス)在籍時、事業部MVP受賞あり
  • リクナビ提携エージェントとして、顧客満足度1位/サービス満足度1位/紹介求人満足度2位などの受賞歴あり リクナビ 顧客満足度1位ロゴ リクナビ 紹介求人満足度2位ロゴ
  • キャリアアドバイザー歴15年以上、700社以上のIT企業訪問、3,000名超のエンジニア支援実績
  • LPI (Linux Professional Institute) より、トレーニングパートナー(プラチナ:最上位)/ハイアリングパートナーとして公式認定 LPIトレーニングパートナープラチナロゴ LPIハイアリングパートナーロゴ

保有資格

国家資格キャリアコンサルタント、AWS-SAA、CCNA、LPIC-3(最上位)、LinuC-1

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