こんにちは、インフラ・クラウドエンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
「未経験からでも本当にAWSエンジニア転職できるの?」
「資格だけ取っても意味ない、と聞いて不安」
AWSエンジニアを目指したいものの、このような悩みを持つ人は少なくありません。
まず、大前提として知っておくべきは、一口に「未経験」と言っても難易度が全く異なる2つのパターンがあるという点です。
・IT未経験(異職種からIT業界自体に初めて挑戦する)
・IT経験者だがAWS未経験(エンジニア経験はあるが、クラウドは未経験)
この2つでは、企業が求める条件も、転職を成功させるための「戦い方」も、完全に別物になります。
この記事では、特にハードルが高いとされる「IT未経験」からAWSエンジニアを目指すケースを中心に、学習の正しい順番、評価につながるポートフォリオ、「未経験求人のリアル」まで、現場を知るエージェントの視点で解説します。
【結論】AWS未経験でも転職は可能。ただし「順番」が9割
結論から言うと、IT未経験からAWSエンジニアへの転職は、2026年現在も可能です。
ただし、内定を勝ち取る人もいれば、1年以上勉強しても書類選考すら通らない人もいます。その大きな違いが、学習や準備の「順番」です。
AWS資格だけでは「実力」は証明できない
多くの人が「まずはSAA(資格)を取れば評価される」と考えがちですが、AWSエンジニアの採用現場の現実は異なります。資格はあくまで「用語・設計の基本を知っている」という証明に過ぎません。
面接官が本当に見ているのは、「その知識を使って、実際に環境を構築・検証できそうか」という点です。そのため、AWS資格だけで評価されやすいのは、インフラ経験者が中心であることも事実です。
→関連記事:AWS資格は意味ない?「評価されない人」と市場価値が上がる人の違い
未経験から「AWSエンジニアはやめとけ」と言われる理由
AWSについて調べると、「やめとけ」、「きつい」、「難しすぎる」といったネガティブな言葉を目にすることがあります。これらAWS現場の「厳しさ」を反映したものです。
技術のキャッチアップが大変:
AWSは初期段階で学ぶ範囲が広いかつ、常にアップデートし続けています。そのため、常に学び続ける姿勢がないとすぐに置いていかれます。
環境によるミスマッチもある:
「最先端のクラウド」を期待して入ったのに、実際はオンプレミスの運用保守ばかり、ITサポートばかりだったという現場も少なくありません。
ただし、これらの多くは「キャリア戦略」と「環境選び」で回避可能です。「やめとけ」と言われる理由や、後悔しないための企業の見極め方については、以下記事で解説しています。
→関連記事:AWSエンジニアはやめとけ?きついと言われる理由と後悔しないキャリア戦略
王道ルートは「基礎 → AWS → 転職」の順番
AWSは、Linuxやネットワークという「インフラの土台」の上に成り立つサービスです。
そのため「インフラの基礎知識を固める」→「AWSで知識を形にする」→「AWSエンジニアに転職する」という流れが王道の進め方です。
この順番を無視してAWSの操作だけを覚えるのは、小学校の算数を学ばないで、いきなり数学に挑戦するようなものです。
この記事では、王道ルートに沿って「AWSエンジニア」になるための戦略を解説していきます。
AWSエンジニアとは?未経験から目指す価値と将来性
AWSエンジニアとは、Amazonのクラウド基盤(AWS)を用いて、企業のITインフラを支えるスペシャリスト職です。
現在は「オンプレミスからクラウドへ」の流れが進んでおり、多くのインフラエンジニアにとってAWSスキルは避けて通れない必須要件になりつつあります。
仕事内容は、未経験の場合はクラウド環境の運用(EC2・S3・RDSなど)からスタートするのが一般的であり「運用 → 構築 → 設計」と段階的にステップアップしていきます(サーバー構築経験者は、最初からクラウド構築が多い)。
また、企業は即戦力を求めつつも人材不足が深刻なため、「インフラ基礎(Linux/ネットワーク)+AWS知識」を持つポテンシャル層の採用も一部存在します。
→関連記事:AWSエンジニアとは?仕事内容・スキル・資格・年収・将来性を解説
未経験からAWSエンジニアに最短でなるための「3ステップ」
結論から言うと、IT未経験者がいきなりAWSだけを学んでも、転職に成功するのは難易度が高いです。そのため、以下の3ステップが最短ルートであり、企業が評価する「自走力」を示すこともできます。
ステップ1:インフラ基礎(Linux/NW)の理解
理由:AWSを支えるサーバーと通信の仕組みが分からないと、現場で意思疎通が取れず、そもそも評価にもつながりにくいため
ステップ2:AWS基礎〜SAAレベルの習得
理由:クラウド設計(壊れにくいシステム構成)の基礎を体系的に学ぶため
ステップ3:アウトプット(構成図/GitHub)と転職活動
理由:学んだ知識を、実務に近い「技術」として証明し、転職活動で活かすため
具体的な学習手順や、挫折しないための勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています。
→関連記事:IT未経験からのAWS勉強ロードマップ|最短で実務レベルに到達する方法
あなたはどのルート?未経験からAWSエンジニアになる最短キャリア診断
未経験からAWSエンジニアを目指す場合、重要なのは「できる・できない」ではなく、「今の自分に合ったルートを選ぶこと」です。
同じ「AWSエンジニア」というゴールでも、IT未経験・サーバー運用保守経験あり・インフラ設計構築経験ありといったスタート地点によって最短ルートは変わります。まずは、今のあなたの状態を簡単にチェックしてみましょう。
未経験からAWSエンジニアを目指すための簡易診断
※以下の質問は、現時点でできなくても全く問題ありません。重要なのは、「今の立ち位置を知り、次に何を学ぶべきか」を把握することです。
今の立ち位置を整理することで、あなたに合った最短ルートが見えやすくなります。以下の4つの質問に、YES / NOで答えてみてください。
【Q1】:Linuxの基本操作はできる?
→sudo、systemctl、chmodなどのコマンドを、意味を理解して叩けるかどうか
※Q1はLPIC/LinuCレベル1の学習内容でもあるため、今できなくても問題ありません。またインフラ実務に入ってから、短期間で慣れていく人も多いです。
【Q2】:ネットワークの基本概念はわかる?
→IPアドレス、CIDR、ルーティング、NATなどの仕組みを、理解しているかどうか
※Q2はCCNAで学ぶ重要分野です。独学では最もつまずきやすいポイントですが、学習の順番を間違えなければ十分習得できます。
【Q3】:なぜそのAWS構成にしたのか、根拠を説明できる?
→「なぜDBはPrivateサブネットなのか」、「なぜIAMロールなのか」など、セキュリティや運用の意図が理解できているか
※Q3はAWS SAAレベルで少しずつ理解していく内容です。未経験段階で完璧に説明できる必要はなく、「なぜそう設計するのか」を徐々に理解していけば問題ありません。
【Q4】:障害が起きたときの「調査手順」はイメージできる?
→「サイトが表示されない」というトラブルに対し、セキュリティグループ、ルートテーブル、EC2のログなど、どこから順に確認すべきかがわかるか
※Q4はインフラエンジニアの実務で学ぶ内容であり、現場でも最初から一人称で障害対応できる人はほとんどいません。重要なのは「わからなくても調べながら整理できるか」です。
診断結果|あなたに合った「最短ルート」
自己診断の4つの質問において、結果を以下と照らし合わせてみましょう。
・YESが3つ以上:【クラウド直行ルート】
すでにインフラ・AWSの基礎理解はかなりできています。AWSエンジニア求人に挑戦してみましょう。あとは書類と面接のパフォーマンス次第です。
・YESが1〜2つ:【運用・構築→クラウドの最短ルート(王道)】
まずはインフラ運用・構築で実務経験を積みながら、AWSスキルを学ぶことで、1〜2年でクラウドエンジニアへキャリアアップを目指せます。遠回りに見えて、実は市場価値を最も安定して伸ばせる王道ルートです。
・YESが0:【基礎→クラウドのステップアップルート】
現時点では、まずLinux・ネットワークの基礎から積み上げる段階です。未経験からAWSエンジニアになる人の多くは「Linux・NW→AWS」と言う流れで学習しており、最も一般的な状態です。悲観する必要はありません。
むしろ、基礎を飛ばしてAWSだけを進めるより、土台から積み上げた方が、3年後の年収や市場価値は伸びやすいケースが多いです。
→関連記事:未経験からAWSエンジニアになるには?SAAだけで転職できる?ロードマップ
【結論】どのルートでも、AWSエンジニアには到達できる
ここで重要なのは、どのルートを経由しても「ゴールは同じAWSエンジニア」ということです。
違いは「スタート地点」と「到達までの時間」だけです。自分に合ったルートを選ぶことで、無理なく最短でキャリアアップできます。
次に読む記事のご案内
診断結果に応じて、次の一歩を整理してみてください。
IT基礎から固めたい方向け:
▶ 未経験からインフラエンジニアになるには|学習・キャリア・転職ロードマップまとめ
AWSスキルを伸ばしたい方向け:
▶ AWSの勉強ロードマップ|未経験から資格・実務につなげる最短順番
では、未経験からAWSエンジニアを目指す場合、資格はどれほど評価されるのでしょうか。次に、AWS資格の中で最も有名な「AWS SAA資格」の評価について解説していきます。
AWS SAAは未経験転職に「意味ない」のか?
結論から言うと、IT未経験者の場合、SAAだけでAWSエンジニアの内定を獲得するのは簡単ではないというのが、2026年現在の未経験採用の実状です。
ただし、それは「意味がない」ということではありません。
IT未経験者にとっての SAA =「意欲と知識の証明」
エンジニア実務経験がない場合、あなたが「クラウドの理解度」を客観的に証明する有効な手段は、資格です。そのため、完全未経験の場合、SAAは「学習意欲・成長意欲の証明」として評価されます。
ただし企業側は、資格だけで「実務でも手が動かせる」とは考えていません。資格と実務の間には大きなギャップがあります。
→関連記事:AWS資格は意味ない?いらないと言われる理由、市場価値が出る人の特徴
IT経験者にとってのSAA =「キャリアのブースター」
一方で、サーバー構築やインフラ運用経験がある人にとっては、SAAの評価は大きく変わります。
Linuxやネットワークの基礎がある状態でSAAを取得すると、「クラウド構成を理解している」、「クラウド環境に応用できる可能性が高い」と評価されやすくなります。
つまりSAAは、インフラ経験者にとってはキャリアをクラウドへ広げるブースターになりやすい資格です。
→関連記事:AWS SAAの勉強時間・勉強法|未経験から合格するロードマップ
企業側のリアルな評価
IT未経験者で「AWS資格がある=実務で通用する」と考える企業はほとんどありません。
企業が未経験者に見ているのは、「SAAを取得できる学習継続性と、そこから踏み込んで手を動かした形跡(構築経験)があるか」さらに「最小限のフォローで成長できそうか」です。
そのためIT未経験からAWSエンジニアを目指す場合、資格にくわえてハンズオン経験やポートフォリオで差別化を図ること、また面接でもヒューマンスキルで高評価を得ることが重要になります。
※AWSには現在12種類以上の資格があります。それぞれの難易度や勉強時間、費用については以下の記事で詳しくまとめています。
→関連記事:AWS資格おすすめ一覧と取得順番|難易度・勉強時間・費用を解説
IT未経験でも評価されるAWSポートフォリオ具体例
SAAなどの資格で知識を証明したあと、次に重要になるのが実際に手を動かしたハンズオン経験やポートフォリオです。
未経験の場合、企業が見ているのは「どれだけ高度なシステムを作ったか」ではありません。インフラの基本構造を理解しているか、そして自発的に学習しているかが重要です。
そのため、まずは以下のようなシンプルな構成を自分で作れることを目標にすると良いでしょう。

なお、サーバー構築などの実務経験者は、このようなポートフォリオが必須になるわけではありません。ただし、自分で環境を構築した経験を提示できれば、AWSへの理解度を示す材料としてさらに評価されやすくなります。
なお、Linuxやネットワークの基礎に不安がある場合、いきなりAWSのハンズオンから始めるより、まずインフラの基本構造を理解するところから学習する方がスムーズです。
→関連記事:未経験からインフラエンジニアになるには?失敗しないロードマップ
第一フェーズ:「ここまで構築・検証」できれば評価対象
面接官がAWS勉強レベルをハンズオンで評価する一つの基準は、基本を正しく構築でき、通信確認(検証)まで行っているかです。
■未経験ポートフォリオとしておすすめの構成例:
・VPC作成(ネットワークの箱作り)
・Public Subnet(Webサーバー配置)
・Private Subnet(DBサーバー配置)
・RDS(MySQL)をPrivate subnetに配置
・EC2にWordPress構築
・IAMロール付与(セキュリティ)
上記構成は、いわゆるWebシステムの基本構成であり、多くの企業のシステムでも採用されている考え方です。
また、単に作っただけでなく、「なぜその構成にしたのか」を説明できるとさらに学習意欲が伝わり、評価が高まります。
第二フェーズ:余裕があれば挑戦(加点ポイント)
基本構成ができたあと、余裕があれば以下のような改善にも挑戦してみましょう。これらは実務に近い考え方をアピールできるポイントになります。
・RDSのバックアップ保持期間の設定
・パラメータグループの調整
・Multi-AZの検討(可用性)
・セキュリティグループの最小権限設計
ただし未経験ポートフォリオの場合、無理に複雑な構成を作る必要はありません。それよりも「AWSの理解度」にくわえて、「Linuxやネットワークの理解度」や「自走力」の方が重要です。
ハンズオン学習の伝え方|面接では「なぜ」を説明する
面接で特によく聞かれるのは「なぜこのハンズオンをやろうと思ったのか」という動機です。ここで面接官は、きっかけから「自分から学ぼうとする姿勢(自走力)があるかどうか」を判断しています。
「なぜハンズオンをやろうと思ったのか?」の例:
AWS資格を勉強する中で、実際に手を動かさないと理解が浅いと感じたためです。そのため、Webシステムの基本構成を自分で作り、自分で構築しながら理解を深めました。
ハンズオンをやっていても、「自走力」を感じさせないと、「この人は伸びそう・育てられそう」と思ってもらうことが難しくなります。「スクールの課題だったから」など、受け身の理由はNGです。
面接でよく聞かれる質問
構成図やポートフォリオを提示する場合、面接では技術的な質問をされることがあります。例として、今回の「WordPressシステム構築」の場合は、以下のような質問が見込まれます。
■質問の例:
・この構成を作る時に、Linuxコマンドは何を使った? → 例:sudo、yum、systemctl、mysql など
・なぜそのCIDRにした? → 例:将来的に拡張できるよう /16 にしました
・なぜDBをPrivate Subnetに置いた? → 例:インターネットから接続できないようにするため
・なぜRDSを使った? → 例:バックアップなどの運用をAWSに任せたかったため
このような質問をもとに、AWSの理解度のみでなく、その土台となるLinuxやネットワークの理解度を確認されることがあります。
→関連記事:AWSの勉強ロードマップ|未経験から資格・実務につなげる最短順番
AWSエンジニアの年収は?未経験からのキャリアパス
クラウド人材の需要は年々高まっており、AWSを扱えるエンジニアはIT業界でも特に年収が上がりやすい職種の一つです。
AWSエンジニアを目指す最大のメリットの一つが、「市場価値の高さと年収の伸び幅」です。しかし、未経験からいきなり高年収を狙えるわけではありません。具体的な目安は以下です。
1年(運用・保守スタート):年収350万〜450万円
まずは現場で基礎を固める時期です。夜勤手当などがつくケースもありますが、ここでは年収よりも「実務でAWSに触れる環境」を優先することが重要です。
3年(構築・小規模設計):年収500万〜600万円
実務経験が2〜3年を超えると、市場価値はさらに高まります。1人称で構築できるエンジニアになれば、年収アップを伴う転職は容易になります。
5年〜(設計・SRE・アーキテクト):年収700万円以上
システムの全体設計やコスト最適化、自動化(IaC)を主導できるレベルになれば、年収800万円〜1,000万円超えの道も見えてきます。
未経験から最短で年収を上げるポイントは、「1年目にどれだけ実務で手を動かせる環境を選べるか」です。より詳しい年収や将来性については、以下の記事で解説しています。
→関連記事:AWSエンジニアの年収相場と上げ方|資格・経験別レンジと脱SES戦略
AWS未経験求人のリアル|書類選考で見られるポイント
「AWS未経験OK」という求人は確かに存在しますが、その言葉を鵜呑みにすると、書類選考の段階でギャップに苦しむことになります。
転職市場の「リアル」や、IT未経験では避けては通れない「年齢」の壁についても整理しておきましょう。
「未経験可」求人のリアル
企業の言う「AWS未経験可」は、多くの場合「クラウド(AWS)は未経験でもいいが、ITインフラの基礎知識は持っていてね」という意味です。
実際の採用現場では、「AWS未経験枠」には、「サーバー構築経験者」から「インフラ運用保守経験者」まで応募があります。
AWSエンジニアはエンジニア経験者でも行きたい職種であり、つまりIT経験者がライバルとなります。そのため完全未経験からの「クラウド直行」は、「IT経験者」との競争があることを覚悟する必要もあります。
避けては通れない「年齢」と「学歴」のリアル
未経験採用において「年齢」は非常に大きな要素です。特に「AWSエンジニア」といった人気職では顕著です。
20代前半:
目安として25歳以下程度の場合は「ポテンシャル採用」枠が一部あります。技術への強い興味と学習実績、地頭、素直さがあれば、ポテンシャルで内定が出ることもあります(ただしLinuxの学習は、ほぼ必須)。
20代後半:
社会人としての「ポータブルスキル(論理的思考・主体性)」×「学習の密度」が問われます。「前職の経験+ITスキル」というストーリーが重要です(またLinux×AWSの学習が、ほぼ不可欠)。
30代:
クラウド直行は狭き門になります。ただしインフラ運用からスタートし、2〜3年でAWSへキャリアチェンジするルートは現実的です。
なお「学歴」については、「IT未経験→AWSの直行」と「一部の大手企業」のケースを除き、それほど重視されません。それよりも「新しい技術を学び続ける適性(学習適性)」が、SAA取得やハンズオンの実績によってチェックされます。
書類選考で見られている「自走力」の証拠
IT実務経験がない中で、面接官があなたのどこを評価するのでしょうか。それは、口頭で伝える意欲ではなく、「行動の形跡」です。例としては以下です。
・資格取得のプロセス:合格だけでなく「短期間で集中して取得した」など適性もアピールしている
・ハンズオンの実績:教材をなぞるだけでなく、「なぜその構成にするか」なども考えながら進めている
・基礎学習の提示:AWSだけでなく、Linuxやネットワークの学習を並行している
この人は入社後も「自分で勝手に成長してくれる(最低限のフォローで十分)」と強く感じさせることが、書類通過につながっていきます。
面接で評価120点を取る考え方|技術より「人間力」が合否を分ける
AWS未経験求人には、IT経験者もライバルとして応募してきます。
その中で未経験者が内定を勝ち取るには、技術の「知識量」だけで競うと勝てません。つまり、面接官に「この人を育てたい」と思わせる120点の振る舞いが重要です。
① 技術スキル(最低限の構造理解と改善プラン)
未経験のAWSエンジニア面接では、AWSの知識だけでなく、Linuxやネットワークの基礎知識についても質問されることがあります。
例として「Linuxの基本コマンド」や「IPアドレスやCIDRの考え方」などの理解も重要です。ただし、IT未経験の場合、すべての質問に完璧に答えられる人は多くはありません。
ここで重要なのは「自分の弱点を理解し・どう補強しようと考えているか」です。「いつまでに、どの教材で、どのように補強するのか」まで説明できると、学習の再現性がある人材として評価されやすくなります。
未経験採用では、完璧な知識よりも「弱点を理解し、改善していける人かどうか」が重要です。
② ヒューマンスキル(素直さ・学習継続性)
未経験採用では、「今できること」だけでなく、成長スピードや学習姿勢が重視されます。そのため面接では、AWSの学習内容だけでなく、これまでの人生でどのように努力してきたかも見られています。
例として、「継続して努力した経験」や「挫折から立て直して乗り越えた経験」などを聞かれることが多くあります。このようなエピソードは、「この人は入社後も成長していく人材か」を判断する材料になります。
企業が知りたいのは、AWSの知識量だけでなく、「行動の履歴」や「人生の努力」も重要な判断材料になります。つまり「この人は学び続けられる人か」や「つまづいても乗り越えてくれるか」という点です。
また採用現場を見ていると、技術力だけでなく「説明のわかりやすさ」や「考え方の筋の良さ」で評価が分かれるケースは多いです。
③ 「一緒に働きたい」と思われる人の特徴
未経験採用の最終判断は、実は技術ではなく人として一緒に働きたいかで決まることも少なくありません。
例えばインフラの現場では、トラブル対応など、チームで協力して問題を解決する場面が多くあります。そのため「素直に話を聞ける」、「落ち着いて問題に向き合える」などといった姿勢は、技術力と同じくらい重要な評価ポイントです。
学んだ知識のアピールよりも、最後は一人の人間として「信頼できる、一緒に働きたい」と思わせることが、技術的なハンデを乗り越える武器になります。
未経験からAWSエンジニアを目指したい方へ
未経験からAWSエンジニアを目指す場合、選考をどう乗り越えるかでキャリアは大きく変わります。
「今の学習内容で転職できるのか」、「どう修正すれば面接で評価されるのか」などといった不安や疑問がある場合は、キャリア相談で客観的なアドバイスをもらうのも一つの方法です。
未経験からAWSエンジニアに転職した事例
未経験からAWSエンジニアへ転職した人は、実際に存在します。ここではよくある2つのパターンを紹介します。
パターン1:20代文系・完全未経験→ AWS運用エンジニア
IT未経験の事務職からインフラ学習を始め、LPIC-1とAWS SAAを取得。ハンズオン経験も行い、AWS運用チームに配属されたケースです。
ポイントは「Linux基礎を先に学習」、「AWS資格+ハンズオン」、「面接でヒューマンスキルも高評価」であったことです。
パターン2:インフラ運用 → AWS構築案件
オンプレの運用経験を土台に、転職後「AWS運用から構築案件へステップアップ」したケースです。AWSエンジニアを目指す王道ルートです。
オンプレ経験は「障害対応」や「ログ調査」といった運用理解などの面で、クラウドでも評価されやすい強みになります。
転職成功のポイント
AWSエンジニア転職で重要なのは「何を学び、どんな環境を構築したか、また学習を継続する姿勢をどう説明するか」といったロジックです。
書類や面接では、学習内容を自分の言葉で説明できるよう整理しましょう。例として、職務経歴書の最後に「学習実績欄」を設けるだけでも、学習実績をアピールできます。
学習実績の記載例(職歴書用の要約Ver):
自己学習でWeb3層構成を理解し、AWS上でEC2・VPC・RDS・ELBなどを用いた環境を構築しました。手を動かすほど面白みを感じ、さらに実務で深く学びたい所存です。
このように、「学んだことと、学習を継続する姿勢」を説明できると、採用担当者は「現場で吸収しながら成長しそうだ」と評価します。
まとめ|未経験からAWSエンジニアを目指す「次の一歩」
未経験からAWSエンジニアを目指す場合、自分の現在地に合わせて次の一歩を選ぶことが重要です。
「次の一歩」はどれ?未経験AWSの3つの進み方
この記事で解説してきた内容を踏まえ、「現在地・目的別」に進み方を3つに整理しました。
基礎知識不足で悩んでいる人:
AWSの理解を深めるには、Linuxやネットワークなどインフラ基礎の理解が重要です。まずはインフラエンジニアに求められる基礎知識や全体像から整理しておきましょう。
→関連記事:インフラエンジニアの勉強方法と順番|未経験からの独学ロードマップ
クラウド直行を狙いたい人:
資格取得だけでなく、WordPress構築などのハンズオンでポートフォリオも作りましょう。構成図や設計理由を説明できると、面接での評価が高まります。
→関連記事:AWSの勉強ロードマップ|未経験から資格・実務につなげる最短順番
着実にクラウドキャリアを積みたい人:
まずはインフラ運用・保守や構築現場で経験を積み、サーバーやネットワークの実務を理解してからクラウドへ進むルートは再現性が高く現実的です。また現場経験は、AWS理解を大きく深める土台になります。
→関連記事:未経験からインフラエンジニアになるには|最短で構築へ進むロードマップ
それでも判断がつかない方へ
未経験からAWSエンジニアを目指す場合、「どのルートで経験を積むか」や「どの企業を選ぶか」でキャリアは大きく変わります。
年齢・学習状況・希望条件によって最適な進み方は変わるため、迷っている場合はキャリア相談で客観的なアドバイスをもらうのも一つの方法です。
※「30分だけ電話で話を聞いてみたい」という気軽なご相談も大歓迎です(その際は「30分の電話相談希望」と記載いただけるとスムーズです)。







