CCNAは難しすぎる?難易度・合格率・勉強時間を徹底解説

こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

「CCNAって難しすぎるのでは?」
「英語も必要って聞いたけど、自分にできるのか、、」
「未経験から挑戦しても、本当に合格できるの?」

IT業界に興味を持ち始めた方や、キャリアアップを考えている方が、最初にぶつかる不安がこの「CCNAの難易度」です。

特に未経験の方にとっては、専門用語や幅広い試験範囲が「大きな壁」に見えるかもしれません。

ですが安心してください。CCNAは確かに簡単ではありませんが、未経験からでも3〜6か月の学習で十分に合格可能な資格です。

実際にゼロから学び始めて合格し、ネットワークエンジニアとしてキャリアを築いている人は数多くいます。

さらに、CCNAはただの資格にとどまらず、インフラエンジニアとしての入り口となり、転職や年収アップにつながるキャリアの武器でもあります。

合格までの学習は決して楽ではありませんが、その努力は将来の大きなリターンにつながります。

この記事では、最新のCCNA(200-301)v1.1の難易度や合格率、勉強時間の目安、効率的な勉強法を未経験者にもわかりやすく解説します。

あわせて、経験者向けの短期合格のコツも紹介しますので、幅広い方に役立てる内容になっています。

「CCNAは本当に難しいのか?」、「取ったらどんなキャリアにつながるのか?」。その答えを、この記事で一緒に見つけていきましょう。

「まずはCCNAの全体像を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください → CCNAとはどんな資格?

未経験からネットワークエンジニアを目指すなら、資格取得とキャリア設計を同時に考えるのが大切です。
[インフラ専門の無料キャリア相談はこちら]

この記事を書いた人 
角田 壮史 株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

ITインフラエンジニア専門の転職エージェント。経済産業省採択事業の運営者であり、15年以上のエンジニアのキャリア支援実績を活かし、あなたのキャリアアップをサポートします。

▶︎ プロフィールを詳しく見る

目次

結論:CCNAは簡単ではないが、未経験でも合格可能

CCNAは「ネットワークエンジニアの登竜門」と言われる資格です。決して簡単な試験ではなく、出題範囲の広さやシミュレーション問題の存在から、未経験者にとっては大きな壁に感じられるでしょう。

しかし、しっかりと学習時間を確保し、正しい方法で勉強すれば、未経験からでも十分に合格可能です。実際に、ゼロから勉強を始めて3ヶ月以内に合格した方も多く存在します。

以下では、「なぜ難しいと言われるのか?」を整理したうえで、リアルな受験体験談や未経験者が合格するためのポイントを解説していきます。

なぜ「難しすぎる」と言われるのか?(出題範囲の広さ・英語問題・非公開の合格率)

CCNAが「難しすぎる」と言われるのは、単なる噂ではありません。実際に受験した人の多くが感じる壁には、以下のような理由があります。

■CCNAが難しすぎると言われる理由:
・出題範囲が非常に広い
・専門用語が多く、最初のハードルが高い
・学習が進むほど難しくなる
・試験時間が短いわりに問題数が多い
・シミュレーション問題が難しい
・合格率が非公開で不安が大きい

出題範囲が非常に広い

CCNA試験は、ネットワーク基礎からセキュリティ、自動化、ワイヤレスなど、幅広い分野を網羅しています。

暗記だけで対応できる試験ではなく、基礎理解から応用力まで求められるため、勉強量が膨大になりがちです。

専門用語が多く、最初のハードルが高い

OSPF、VLAN、ACL など、聞き慣れない横文字や略語が頻出します。

未経験者にとっては言葉そのものが理解の壁になり、最初の数週間でつまずくケースが多いです。

学習が進むほど難しくなる

ネットワークの仕組みを学ぶ序盤は比較的わかりやすいものの、ルーティングプロトコルやコマンド設定など、技術的な内容に入ると一気に難易度が上がります。

「最初は楽しかったのに、途中から急にわからなくなった」と感じる人が少なくありません。

試験時間が短いわりに問題数が多い

試験時間は120分で、85問前後が出題されます。シミュレーション問題など時間がかかる形式も含まれるため、1問あたりに使える時間は1分程度しかありません。

タイムマネジメントに失敗すると、解き切れずに終了してしまうこともあります。

シミュレーション問題が難しい

CCNAでは、実際にコマンドを入力してネットワーク機器を設定する「シミュレーション問題」が出題されます。

参考書を読むだけでは対策が難しく、実機演習やシミュレータを活用しなければ対応できないため、苦手意識を持つ人が多い分野です。

合格率が非公開で不安が大きい

Ciscoは合格率を公表していません。そのため「どのくらい勉強すれば受かるのか」が分からず、受験者が不安を感じやすいのも事実です。

一般的には合格率30%台とも言われ、決して簡単な試験ではありません。

このように、CCNAは「範囲が広い・専門的・時間が厳しい・過去問がない」という複数の要因が重なって、「難しすぎる」と感じられています。

実際の受験体験談から見るリアルな難易度

CCNAは「独学でも合格できる資格」とよく言われますが、実際に受験した人の声を聞くと、その難易度の高さがよくわかります。

ここでは未経験者と経験者、それぞれのリアルな体験談を整理しました。

未経験から半年かけて合格したケース

「最初は専門用語が全く頭に入らず、何を勉強しているのか理解できませんでした。Ping-tや黒本を繰り返すうちに、少しずつ問題のパターンに慣れてきました。毎日2時間を半年続けて、やっと合格できました。」

→未経験者の場合、最初の用語の壁を超えるまでが最大のハードルです。学習時間は200〜300時間が目安となり、コツコツ積み上げることが不可欠です。

実務経験者は短期集中で合格

「ネットワークの運用経験があったので、必要な知識の多くは業務で使っていました。試験対策は問題集とシミュレーション演習を2か月ほど集中して行い、無事合格できました。」

→経験者は、理解よりも試験対策に時間を割けるため、合格までのスピードが早い傾向にあります。

挫折しかけたが工夫して合格

「最初は参考書だけで勉強していましたが、理解が追いつかずに挫折しかけました。途中からUdemy動画とキャリア相談を利用し、勉強の進め方を修正したことで効率が上がり、合格できました。」

→独学にこだわりすぎず、外部リソースを取り入れることで学習効率が飛躍的に高まるケースも多くあります。

また、シミュレーション問題では次のような形式が出題されます。

CCNAシミュレーション問題の画面例|ルータやスイッチの設定タスクが出題される

※このシミュレーション問題の図は、私が実際にCCNA試験を受験した際に、出題された内容をイメージ化したものです。

実際の問題もこのように、PCやルータなどの接続関係を確認しながら設定を行う形式が出題されます。

一見シンプルですが、ルータやスイッチを正しく設定し、ネットワークが動作する状態に仕上げなければならず、未経験者には特に難しく感じられる部分です。

さらに、下記のような「OSPF+スタティックルート」を組み合わせた問題も出題されます。

CCNA試験で頻出のOSPFフローティングスタティック問題例|アドミニストレーティブディスタンスの比較

図の引用元:https://ping-t.com

複数の知識を瞬時に組み合わせて解答する必要があり、しかも時間制限が厳しいため、多くの受験者が「時間が足りない」と感じる大きな要因になっています。

未経験からCCNAに合格するための3つの重要ポイント

CCNAは決して簡単な資格ではありませんが、学習方法を工夫すれば未経験からでも十分に合格可能です。ここでは、特に重要な3つのポイントを解説します。

1. 学習計画を立てて継続する

未経験から合格するには、200〜300時間(3〜6か月)の学習時間を想定して計画を立てることが大切です。

例として、「1日1〜2時間を平日に確保」、「週末は3〜4時間をまとめて学習」のように「小さな積み重ね」を続けることで、無理なく合格ラインに到達できます。

学習を途中で止めないためには、スケジュールをカレンダーに落とし込み、学習進捗を可視化するのがおすすめです。

2. アウトプット重視で学習する

参考書や動画で知識を「インプット」するだけでは、本番の試験で対応できません。

■アウトプット学習とは:
・問題集を繰り返し解く
・Ping-tや模擬試験を活用する
・シミュレータやパケットトレーサで手を動かす

こうしたアウトプットを増やすことで、知識が実際の問題に対応できる形に定着します。特にシミュレーション問題対策は、難易度が高いため、合否を分けるポイントとも言えます。

3. 一人で抱え込まない

独学だけで挑むと「どこに時間をかけるべきか」、「このやり方で合っているのか」が分からず、挫折するリスクが高まります。

■外部リソースの利用例:
・オンライン教材や動画講座を組み合わせる
・学習コミュニティやSNSで質問する
・キャリア相談を活用して「学習+将来の働き方」を同時に考える

これらを取り入れることで効率的に学べるだけでなく、モチベーションの維持にもつながります。

未経験者が挫折せずに、CCNA合格を目指すうえで大事なのは、「継続できる仕組みを作ること」「実際に手を動かす学習」、そして 「サポートを受けながら進めること」

この3つを意識すれば、CCNAは決して「手が届かない資格」ではありません。

CCNAの合格率と合格点の目安

CCNA試験は「難易度が高い」と言われますが、実際にどのくらい正解すれば合格できるのでしょうか。ここでは、合格率や合格点の目安について解説します。

公式発表はないが「6〜7割」が合格ライン

Ciscoは合格点を明確には公開していません。しかし、受験者の体験談や過去の情報から、全体の60〜70%程度の正答率 が合格ラインとされています。

例えば85問出題された場合、およそ55〜60問前後の正解 が必要と考えるとイメージしやすいでしょう。

なお、以前のCCNA試験(旧制度)では「825/1000点以上」といったスコア形式で合否が示されていました。

しかし現在の試験では、試験終了後のレポートに 各セクションごとの正答率のみ が表示され、具体的なスコアは出ません。

そのため、合格の目安としては「全体で6〜7割の正答率を取ること」が基準とされ、体験談ベースでも多くの受験者がこのラインを目安に学習しています。

他資格(LPIC・AWS・ITパスポート・基本情報)との難易度比較

CCNAの難易度を理解するうえで、他の主要資格と比較するのはとても有効です。

特に、初心者が最初に受けることが多いITパスポートや基本情報、インフラ系で人気のLPICやAWS認定と比べると、自分の立ち位置が分かりやすくなります。

まずは、経産省が定めるITSSレベルに基づいた資格比較図をご覧ください。

インフラエンジニア資格のITSSレベル比較図

この図のとおり、CCNAはITSSレベル2(準初級)に位置づけられています。

LPIC-2やAWS SAA、基本情報技術者試験と同じレベル帯ですが、CCNAは「ネットワーク分野に特化し、シミュレーション問題まで含む」点で、より難易度が高いと感じる人も多いです。

以下では、それぞれの資格とCCNAを具体的に比較していきます。

CCNAとLPIC-1の難易度比較

LPIC-1はLinuxに特化した資格で、ユーザー管理・ファイル操作・ネットワーク設定・セキュリティまで、Linux分野を幅広くカバーしています。

ITSSレベルでは「レベル1(初級)」に位置づけられ、基礎知識を習得する段階の資格です。

一方でCCNAは、ネットワークを中心にセキュリティ・自動化・ワイヤレスまで扱い、分野の広さに加えて、シミュレーション問題による理解と、実践力まで求められるのが特徴です。

ITSSレベルでは「レベル2(準初級)」に位置づけられており、実務に活かせる技術を持つ証明とされます。そのため、総合的には「CCNAの方が難しい」と考える人が多いです。

→ LPICを詳しく知りたい方は→「LPICとは?資格の種類・難易度・勉強法まで徹底解説」」
→ CCNAとLPICのどちらを取るべきか迷う方は→「CCNAとLPICを徹底比較、どっちを取るべき?難易度と順番を解説」も参考にしてください

CCNAとAWS SAAの難易度比較

AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(AWS SAA)は、クラウド設計に関する知識を問う資格です。

問題文が長く、理解度を試される形式ですが、全て選択問題でありコマンド入力やシミュレーションは出題されません。ITSSレベルでは「レベル2」に位置づけられます。

対してCCNAは、同じレベル2に分類されながらも、シミュレーション問題も含み、実技面での難しさが上と感じる受験者が多いです。必要な学習時間もAWS SAAより多く、1.5倍程度かかるのが一般的です。

→関連記事:AWS SAAの勉強時間はどれくらい?未経験から合格する勉強法
→関連記事:クラウドエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・年収・向いている人を解説

CCNAとITパスポートの難易度比較

ITパスポートは経産省が認定する国家資格で、ITリテラシー全般を広く浅く問います。合格率は約50%前後で、非エンジニアでも受験する入門試験です。ITSSレベルでは「レベル1(初級)」に該当します。

一方でCCNAは、実務で使えるネットワーク設定やトラブルシューティングまで問われ、ITパスポートとは比べものにならない学習負担があります。

よって、キャリア直結度や難易度の高さでは、圧倒的にCCNAが上です。

→関連記事:ITパスポートは転職に有利?未経験からIT業界を目指す人の成功法則

CCNAと基本情報技術者試験の難易度比較

基本情報技術者試験(FE)は、アルゴリズム・データベース・ネットワーク・マネジメントまで幅広く出題される国家資格で、合格率は40%強前後。ITSSレベルでは「レベル2」に位置づけられています。

CCNAも同じレベル2に分類されますが、ネットワーク分野を深掘りし、シミュレーション問題で実践力が試される点で難易度は高めです。

基本情報が「IT全体を広く学ぶ資格」であるのに対し、CCNAは「ネットワーク職を目指す人の専門資格」と言えるでしょう。


簡単にまとめると、以下の位置付け:
ITパスポート(Lv1) < LPIC-1(Lv1) < AWS SAA(Lv2) < 基本情報(Lv2) ≒ CCNA(Lv2)

AWS SAA、基本情報、CCNAは、いずれもITSSレベル2に分類される資格ですが、CCNAはシミュレーション問題を含むため実技面での難しさがあり、必要な学習時間もAWS SAAより多くかかるのが一般的です。

ただし、基本情報とCCNAのどちらが難しいかは、人によって感じ方が変わります。そのため「≒」と表現しています。

→ インフラエンジニアの資格全般を知りたい方は、 インフラエンジニアの資格ロードマップと学習順番 が参考になります。

試験問題数と出題形式

CCNAは出題範囲が広いだけでなく、問題形式も多様です。未経験者にとっては「どんな形式で出るのか?」を事前に知っておくことが、安心につながります。

選択式・ドラッグ&ドロップ・シミュレーション問題

CCNA(200-301)v1.1試験では、以下の3つの形式が中心です。

■CCNA試験の形式:
選択式問題
最も一般的な形式で、複数の選択肢から正解を選ぶ問題。基礎知識をしっかり固めていれば対応可能ですが、専門用語が多いため未経験者には最初のハードルになりがちです。
ドラッグ&ドロップ問題
用語や概念を正しい場所に当てはめる形式。知識の正確さが問われるため、暗記が不十分だと得点しづらい問題です。
シミュレーション問題
実際のネットワーク機器を操作するように、ルータやスイッチにコマンドを入力して設定を行う形式。「設定が正しくできるかどうか」を問われるため、知識だけでなく実践力が必要です。

特に問題集が多い選択式問題と、難易度が高いシミュレーション問題の対策が必須です。

試験時間と時間配分のコツ

CCNA試験は 120分で85問前後 が出題されます。1問あたりに使える時間はおよそ1分程度しかなく、時間配分を誤ると、最後まで解き切れないことがあります。

特に注意すべきはシミュレーション問題です。1問に5〜10分以上かかる場合があり、最初に時間を使いすぎると後半で焦ってしまいます。

■時間配分のコツ:
迷った問題に時間をかけすぎない(後で戻れないため、直感で答えて進めるのも大切)
シミュレーション問題では上限時間を決める(例:10分を超えたら区切る)
基本問題で確実に得点する(知識問題は短時間で答えられるので、ミスを避けることが重要)

「前の問題に戻れない」という試験仕様を理解したうえで、1問ごとに集中して解答する姿勢が求められます。

CCNA合格に必要な勉強時間と効率的な学習法

CCNAに合格するために必要な学習時間は、個人の知識レベルによって大きく変わります。目安としては以下の通りです。

■必要な勉強時間の目安:
IT未経験者:200〜300時間(3〜6か月程度)
IT基礎知識あり(LPICや基本情報など):100〜200時間
ネットワーク実務経験者:50〜100時間

未経験者の場合は基礎固めに時間がかかるため、学習計画をしっかり立てて少しずつ積み上げることが大切です。

経験者は短期集中で合格を目指すことも可能ですが、シミュレーション問題対策は欠かせません。

効率的な勉強方法や具体的な教材選びについては、以下記事で詳しく解説しています。

【まとめ:初心者・未経験者向け】CCNAのおすすめ勉強方法はこちら
初心者でも合格!CCNAのおすすめ参考書、問題集

難易度が高いCCNAは取るべきか?

CCNAは「難しすぎる」と言われることもありますが、実際に取るべきかどうかは目的次第です。

ここでは、CCNAを取得するメリットとデメリットを整理し、自分にとって挑戦する価値があるかを考えてみましょう。

CCNAを取るメリット

■CCNAを取るメリット:
ネットワークエンジニアの登竜門資格
 →CCNAは世界的に認知されており、基礎力の証明として評価されやすいです。
転職やキャリアアップに直結
 →未経験者でも「一定の学習をやりきれる人材」として評価されやすく、転職や配属でも有利になります。
実務に直結するスキルが身につく
 →シミュレーション問題を通じて、単なる暗記ではなく「実機操作に近い経験」が積めるのも大きな強みです。

CCNAを取るデメリット

一方で、CCNA取得には以下のようなデメリットもあります。

■CCNAを取るデメリット:
学習負担が大きい
 →未経験者の場合、3〜6か月(200~300時間)以上の学習が必要になる。
資格だけで即戦力にはならない
 →CCNAは基礎力の証明であり、実務経験がなければ「現場で即戦力」とは見なされにくい。
有効期限がある
 →CCNAの有効期限は3年のため、更新や上位資格への挑戦が必要になる。
受験料が高い
 →1回の受験料は46,860円(税込)と高額で、独学で不合格になれば再受験でさらに費用がかさむ。

まとめ:CCNAは「キャリアの入口」として取る価値あり

CCNAは難易度こそ高いものの、「取って意味がない資格」ではありません

むしろ、未経験からネットワーク・インフラ系エンジニアを目指す場合、最初のキャリアの入口として強力な武器になります。

未経験インフラエンジニアについては、別記事の「インフラエンジニアとは?未経験からわかる仕事内容・年収・キャリアパス」で詳しく解説しています。

難しすぎると感じたときの解決策

CCNAは範囲が広く、英語問題やシミュレーション問題もあるため、学習途中で「難しすぎる、、」と感じる人も少なくありません。

しかし、正しい学習計画とサポートを取り入れることで、未経験者でも十分に合格を目指すことができます。

効率的な学習計画を立てる方法

特に未経験者は「何から始めればいいのか分からない」と迷いやすいため、学習計画を立てて進めることが合格の鍵になります。以下は学習計画の一例です。

■学習計画の例:
・1日の学習時間をあらかじめ決める(例:平日1時間・休日3時間)
・学習範囲を小分けにして進める(ネットワーク基礎 → ルーティング → セキュリティ、、)
・定期的に模擬試験を受けて、理解度を確認する

このように「短期集中ではなく、コツコツ積み上げるスタイル」が未経験者には効果的です。

キャリア相談で学習+キャリア設計を並行するメリット

CCNAを一人で勉強していると「本当にこの方法でいいのか?」、「取った後どう活かせばいいのか?」と不安になる方が多いです。

そんなときは、キャリアカウンセリングを受けながら、未来の転職を見据えた学習を進めるのがおすすめです。

■キャリア相談を行うメリット:
・学習の進め方をプロに相談できるので、挫折を防げる
・資格取得後にどうキャリアを広げるか(ネットワーク運用 → 構築 → セキュリティなど)を明確に描ける
・「資格を取ったあとに転職でどう活かすか」を見据えて学習できるため、モチベーションが維持しやすい

一人で抱え込んでいませんか?

資格取得はあくまでスタート地点です。「学習+キャリア設計」を同時に考えることが、CCNAを最大限に活かすポイントです。

まずは「どのように学習を進め、資格取得を転職にどうつなげるか」を気軽に相談してみてください。

【無料】インフラ専門の転職エージェントにキャリア相談する

よくある質問

ここではCCNAの難易度について、よくある質問に回答をしていきます。

Q1:CCNAは独学でも合格できますか?

可能です。

ただし未経験者の場合、3〜6か月(200〜300時間)程度の学習が必要になります。市販教材やオンライン講座をうまく組み合わせ、計画的に学習することが大切です。

→具体的な学習法は、別記事の「【まとめ】CCNAのおすすめ勉強方法」で詳しく解説しています。

Q2:英語が苦手でもCCNAに合格できますか?

CCNA試験は日本語で受験できます。そのため、英語が苦手でも合格は十分可能です。

ただし「ACL(Access Control List)」や「DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)」、「OSPF(Open Shortest Path First)」など、英語由来の専門用語が多く登場します。

用語の意味を英語で理解しておくと、仕組みや役割をイメージしやすくなり、学習効率も上がります。日本語解説付きの教材を使いつつ、主要な英単語の意味も軽く押さえておくと安心です。

Q3:数学の知識は必要ですか?

高度な数学は不要です。

必要なのはIPアドレスの計算など基礎的な算数レベルで、事前に練習すれば問題なく対応できます。

Q4:CCNAは一度合格すれば一生有効ですか?

いいえ。有効期限は3年間です。

更新や上位資格への挑戦によって、スキルを最新に保つことが求められます。

Q5:未経験からCCNAを取るだけで転職できますか?

資格取得は強力なアピール材料になりますが、それだけで転職が保証されるわけではありません。資格+学習姿勢+将来性をセットで示すことが重要です。

キャリアカウンセリングを活用すれば、資格をどう転職に結びつけるかまで設計できます。

資格取得後の転職やキャリアの流れを知りたい方は→「インフラエンジニアとは?未経験からわかる仕事内容・年収・キャリアパス」も参考にしてください。

Q6:CCNAの難易度が上がってきているのは本当ですか?

本当です。近年の試験改定で「自動化」、「セキュリティ」、「ワイヤレス」などの新分野が追加され、以前よりも広範な知識が必要になっています。

そのため「昔より難しくなった」と感じる受験者は増えています。

Q7:CCNAに落ちてしまって、受かる気がしません、、

一度の不合格で諦める必要はありません。間違えた分野を分析して重点的に復習することで、次回合格の可能性は大きく上がります。

また、独学が難しいと感じたら、学習サポートやキャリア相談も活用して、効率的に進めるのも有効です。

まとめ:CCNAは努力次第で合格できる。キャリアに直結する資格

CCNAは、出題範囲が広く、シミュレーション問題や高額な受験料などから「難しすぎる」と感じる人も少なくありません。しかし、計画的に学習を進めれば、未経験からでも十分に合格できる資格です。

さらに、CCNAは単なる資格取得にとどまらず、ネットワークエンジニアやインフラエンジニアとしてキャリアを切り開く大きな武器になります。

「基礎力の証明」として企業からの評価も高く、キャリアアップや転職に直結する点が最大のメリットです。

迷っている方は、ぜひ一歩を踏み出し、学習をスタートしてみてください。

資格取得だけでなく、キャリア全体をどう伸ばしていくかを考えたい方は、私たちの無料キャリア相談もご活用ください。

経験豊富なインフラ専門のキャリアアドバイザーが、学習計画から転職戦略まで丁寧にサポートします。迷っている方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

未経験からインフラエンジニアを目指すなら、まずはプロに相談してみませんか?

CCNAの学習計画から転職戦略まで、インフラ専門のキャリアアドバイザーが無料でサポートします。

無料キャリア相談を予約する

※ご相談はオンライン(Zoom)、電話で全国対応可能です

この記事を書いた人

角田 壮史の顔写真

角田 壮史

株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

未経験からベテランまで、ITインフラのキャリア支援に特化、経済産業省採択事業(インフラエンジニア育成プログラム)も担うキャリアアドバイザーです。 経済産業省ロゴ

主な実績

  • パーソルキャリア(旧インテリジェンス)在籍時、事業部MVP受賞あり
  • リクナビ提携エージェントとして、顧客満足度1位/サービス満足度1位/紹介求人満足度2位などの受賞歴あり リクナビ 顧客満足度1位ロゴ リクナビ 紹介求人満足度2位ロゴ
  • キャリアアドバイザー歴15年以上、700社以上のIT企業訪問、3,000名超のエンジニア支援実績
  • LPI (Linux Professional Institute) より、トレーニングパートナー(プラチナ:最上位)/ハイアリングパートナーとして公式認定 LPIトレーニングパートナープラチナロゴ LPIハイアリングパートナーロゴ

保有資格

国家資格キャリアコンサルタント、AWS-SAA、CCNA、LPIC-3(最上位)、LinuC-1

目次