こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
LinuCはLinuxサーバーのスキルを証明できる資格で、未経験からインフラエンジニアを目指す人にもよく選ばれています。
ただし、LinuCレベル1試験の参考書や問題集は複数あり、「どの教材を選べばよいのか」と迷ってしまう方も少なくありません。
実際には、LinuCには定番の学習ルートとおすすめ教材があり、参考書・問題集・学習サイトを組み合わせることで、独学でも十分に合格を目指すことができます。
この記事では、主に LinuC-1(Version10.0) の対策を中心に、独学でも合格を目指せるおすすめ参考書・問題集を紹介しながら、初心者でも迷わない教材の選び方や学習の進め方を解説していきます。
【結論】LinuCおすすめ参考書・問題集
LinuCでは、多くの受験者が使っている定番教材があります。結論から言うと、「参考書+問題演習」を組み合わせる学習方法が最短ルートです。
まずはLinuxの基礎を理解できる参考書を1冊用意し、その後に問題演習で試験範囲を固めていくと、効率よく合格レベルまで進めます。
結論としては、以下の3教材を利用すれば、独学でもLinuC-1の合格は十分に可能です。
■LinuCおすすめ教材:
・参考書:Linux教科書 LinuCレベル1(あずき本)
・問題集:LinuC1レベル1 スピードマスター問題集(白本)
・問題演習:Ping-t(LinuC対応問題)
この3教材は、もっとも効率的かつ、鉄板の組み合わせ教材です。
それぞれの教材の特徴や使い方については、次の「LinuCレベル1おすすめ参考書・問題集」で詳しく解説します。また、LinuC試験の概要を整理したい方は、以下記事が参考になります。
→関連記事:LinuCとは?LPICとの違い・難易度・勉強法・転職での評価まで解説
LinuC教材の選び方【初心者向け】
LinuCの試験範囲は、Linuxの基本操作からシステム管理、ネットワーク基礎まで幅広いため、教材の選び方や学習の進め方が合格率に影響します。
特に未経験からLinuCを目指す場合は、いきなり問題集だけで学習するのではなく、「理解 → 演習 → 定着」という流れで学ぶことが重要です。
LinuC-1は独学でも合格可能(教材選びが重要)
LinuCレベル1は、独学でも十分に合格を目指せる資格です。実際に、多くの受験者が参考書と問題演習を中心に学習し、独学で合格しています。
ただし試験範囲は幅広く、細かな内容まで出題されるため、決して簡単な試験ではありません。ゆえに、自分に合った教材を選ぶことが重要です。
特に初心者の場合は、Linuxの基礎を理解してから問題演習に進むと学習が進みやすくなります。
→関連記事:LinuCの難易度は?レベル1ー3、LPICや他の資格との違い
参考書と問題集の併用が重要
LinuC試験では、参考書で知識を理解するだけでなく、問題演習を通して知識を定着させることが重要です。
参考書を読むだけでは、コマンドの細かな違いや選択肢の判断があいまいになりやすく、試験問題を解く際に迷ってしまうことがあります。
そのため、基本的な知識を理解したら問題演習を行い、「繰り返し問題を解くことで理解を深めていく」学習方法が効果的です。
本だけでは足りない?勉強サイトの活用
LinuC対策では、参考書や問題集だけでなく、オンライン学習サイトを併用する学習方法も人気です。
特にオンライン学習サイトの「Ping-t」は、スマホやPCから手軽に問題を解くことができ、繰り返し学習を行いやすいのが特徴です。
参考書で基礎を理解し、問題演習サイトで知識を確認することで、効率よく試験範囲を復習することができます。
→関連記事:【初心者向け】LinuCレベル1の勉強方法まとめ|最短合格の教材・勉強時間
LinuCレベル1おすすめ参考書・問題集
LinuCレベル1対策では、多くの受験者が利用している定番教材があります。基本的には参考書で理解し、問題演習で知識を定着させる学習方法が効率的です。
ここでは、LinuCレベル1対策としてよく使われている教材を紹介します。
【定番参考書】Linux教科書 LinuCレベル1(あずき本)

Amazon:Linux教科書 LinuCレベル1(あずき本)
LinuCレベル1対策として最も定番の参考書です。試験範囲に沿って体系的に解説されており、LinuC101・102の学習を1冊で進めることができます。
また、Linuxの仕組みからコマンドの意味まで丁寧に説明されているため、未経験から学習する方でも理解しやすい教材です。まず最初の参考書として選ぶなら、この本がもっとも安心です。
| 価格 | 単行本:4,180円(税込) Kindle版:3,762円(税込) |
| ページ数 | 562ページ |
| 出版社 | 翔泳社 |
| 発売日 | 2020年6月23日 |
【定番問題演習】Ping-t(LinuC対応問題)



Ping-tは、LinuCやLPIC対策として人気のWeb問題集(演習サイト)です。スマホやPCから手軽に問題を解くことができるため、場所を問わず繰り返し学習を行いやすいのが特徴です。
また試験範囲が広いLinuCでは、問題を何度も解くことで知識が定着しやすくなるため、参考書と併用してPing-tを利用する人が多く、定番教材となっています。
| Ping-t | 金額 |
| 無料コンテンツ(LinuC 101試験範囲) | 無料 |
| 有料コンテンツ(1ヶ月) | 2,640円 |
| 有料コンテンツ(2ヶ月) | 3,300円 |
| 有料コンテンツ(3ヶ月) | 3,960円 |
【定番問題集】LinuCレベル1 スピードマスター問題集(白本)



Amazon:LinuCレベル1 スピードマスター問題集(白本)
LinuCレベル1対策の問題集として非常に人気の教材です。試験形式に近い問題が収録されており、的中率の高さが特徴です。
ただし、難易度は比較的高めであるため、試験直前の総仕上げとして使うと学習効率が高まります。Ping-tで問題演習を行い、最後の確認として白本を解くという学習方法がおすすめです。
| 価格 | 単行本:2,750円(税込) Kindle版:2,475円(税込) |
| ページ数 | 544ページ |
| 出版社 | 翔泳社 |
| 発売日 | 2020年9月7日 |
【補助教材:初心者向け入門書】1週間でLPICが分かる本
Amazon:1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 徹底攻略シリーズ
Linuxの基礎知識に不安がある方には、この入門書もおすすめです。あずき本が難しく感じる場合は、先にこの入門書を読んでLinuxの全体像をつかんでおくと、その後の学習が進みやすくなります。
イラストや図解が多く、Linuxの基本概念をわかりやすく解説しているため、難しい参考書が苦手な初心者でも理解しやすい内容になっています。
本の題名は「LPIC」ではあるものの、LinuC試験の予習として利用できます。ただし、この本はLinuC試験の全範囲をカバーしていませんので、ご注意ください。
| 価格 | 単行本:2,640円(税込) Kindle版:2,376円(税込) |
| ページ数 | 320ページ |
| 出版社 | インプレス |
| 発売日 | 2019年6月20日 |
【補助教材】Linux標準教科書(LPI-Japan公式)



Linux標準教科書は、LinuC試験提供元の「LPI-Japan」が無料で公開している公式教材です。
Linuxの基本操作やコマンドについて、実際に手を動かしながら学べる教材になっています(CentOSのインストール手順も記載あり)。
Linuxの操作に慣れていない方は、参考書と併用しながら実際にコマンドを試して学習すると理解が深まりやすくなります。補助教材としての活用がおすすめです。
またLinuC-1の勉強方法を詳しく知りたい方は、以下記事も参考にしてください。
→関連記事:【初心者向け】LinuC レベル1の勉強方法まとめ|最短合格の教材・勉強時間
LinuCレベル2・レベル3の教材(参考書・問題集)
LinuCレベル2・レベル3になると、レベル1と比べて対応教材の数は少なくなります。その中でここでは、LinuCレベル2・レベル3でよく使われている教材を簡単に紹介します。
LinuCレベル2おすすめ教材
LinuCレベル2の学習方法は、基本的にレベル1と同じです。参考書で試験範囲を理解し、問題演習で知識を定着させる方法が一般的です。
そのため、レベル1と同様に以下の3教材を組み合わせて学習する人が多くなっています。
・Linux教科書 LinuCレベル2(あずき本)
・LinuCレベル2 スピードマスター問題集
・Ping-t(LinuCレベル2 対応問題)
レベル2ではDNS・Webサーバーなど、より実務・構築に近い内容が出題されるため、参考書で仕組みを理解したうえで問題演習を繰り返す学習方法が効果的です。
LinuCレベル3おすすめ教材
LinuCレベル3は専門分野ごとの試験となるため、対応教材はさらに少なくなります。そのため、Ping-tを中心に、LPIC向けの教材(黒本)を参考にしながら学習する人も多くいます。
・全般:Ping-t(LinuCレベル3 対応問題)
・300試験:徹底攻略LPI問題集Level3[300]対応
・303試験:徹底攻略LPIC Level3 303教科書+問題集[Version 2.0]
・304試験:徹底攻略 LPIC Level3 304 教科書+問題集[Version 2.0]
専門教材が少ないため、Ping-tを中心に据えながら、Linux技術者認定資格であるLPIC向けの教材を参考に学習するケースも多くあります。
ただし、LinuCとLPICの試験範囲は完全に同じではないため、学習する際はLinuCのシラバスを確認しながら進めることが重要です。
LinuCおすすめ学習サイト
LinuC対策では、参考書や問題集だけでなく、オンライン学習サイトや動画教材を併用することで学習効率を高めることができます。
Linuxはコマンド操作を行いながら理解を深める分野のため、学習サイトや動画講座を活用することで理解が進みやすくなります。ここでは、LinuC学習でよく利用されている学習サイトを紹介します。
【定番問題演習】Ping-t
再掲ですが、Ping-tは、LinuCやLPIC対策として多くの受験者が利用しているオンライン問題演習サイトです。
参考書で基礎を理解し、Ping-tで問題演習を行うという学習方法は、LinuC対策の定番ルートの一つです。
【動画講座】Udemy
Udemyには、LinuxやLinuC関連の講座が多数公開されています。動画形式でLinuxの仕組みや操作を解説しているため、文章だけでは理解しづらい部分を補う教材として活用できます。
Linux初心者の場合は、動画で全体像を理解してから参考書で学習すると、内容を理解しやすくなることがあります。
【無料動画講座】YouTube(まさるの勉強部屋)
YouTubeにもLinuxやLinuC対策の解説動画が公開されています。
特に「まさるの勉強部屋」では、LinuC関連の内容を含めたITインフラ学習について、初心者向けに解説しています。無料で気軽に学習できる点が魅力です。
【公式教材】LPI-Japan公式 例題解説
LinuCを提供しているLPI-Japanの公式サイトでは、試験の例題や解説が公開されており、試験形式に近い問題を確認できるため、問題形式の理解に役立ちます。
試験前に一度目を通しておくと、問題形式の理解が深まります。
LinuC教材を使ったおすすめ勉強ロードマップ
LinuCレベル1の学習では、教材を順番に使いながら「理解 → 演習 → 定着」という流れで進めると、効率よく合格レベルまで到達できます。
■LinuCのおすすめ学習ステップ:
・ステップ1:参考書(あずき本)でLinuxの基礎を理解
・ステップ2:Ping-tで問題演習
・ステップ3:問題集(白本)で試験直前の総復習
上記の流れで学習すると、LinuC試験の知識を効率よく整理することができます。また、LinuCレベル1の詳しい勉強方法については、以下の記事でも解説しています。
→関連記事:【初心者向け】LinuC レベル1の勉強方法まとめ|最短合格の教材・勉強時間
LinuCレベル1でつまずく人の対策
LinuCレベル1はLinuxの基礎資格ですが、学習を始めると途中でつまずく人も少なくありません。
特に多いのが「コマンドが覚えられない」、「丸暗記になってしまう」、「そもそも理解が進まない」といったケースです。ここでは、よくあるつまずきポイントと対策を整理していきます。
Linuxコマンドが覚えられない
LinuCレベル1では多くのLinuxコマンドを理解する必要があります。ただし、コマンドを丸暗記しようとすると覚えづらく、すぐに忘れてしまうことがあります。
コマンドやオプションは「何をするコマンドか」や「英単語の意味」を理解すると覚えやすくなります。
→関連記事:Linuxコマンド一覧(LPIC-1試験対応)
実機環境を作らずに丸暗記している
参考書や問題集だけで学習を進めると、内容を理解したつもりになりやすく、試験問題になると解けないことがあります。
Linuxは実際にコマンド操作を行いながら学ぶ分野のため、VirtualBoxやWSLなどでLinux環境を作り、実際に操作しながら学習することも大切です。
→関連記事:Linux実機環境の作り方|未経験向けUbuntu×VirtualBox入門
そもそもLinuxの仕組みが理解できない
「全くついていけない」など、LinuCの内容が難しく感じる場合は、Linuxの基礎理解が不足している可能性があります。
その場合はいきなりLinuC-1ではなく、Linuxの入門レベルを扱う「Linux Essentials」で、Linuxの基本から学び直すと理解が進みやすくなります。基礎に戻って、急に理解が進む人は少なくありません。
→関連記事:Linux Essentialsとは?難易度・合格率・受験料
LinuC取得後のキャリア
LinuCはLinuxの基礎スキルを証明できる資格であり、インフラエンジニアとしてのキャリアの入口となる資格です。
Linuxはサーバーやクラウド環境で広く利用されているため、LinuCで学んだ知識はさまざまなIT職種で活かすことができます。ここでは、LinuC取得後に目指せる主なキャリアを紹介していきます。
サーバーエンジニアを目指す
LinuCで学ぶLinuxの知識は、サーバーエンジニアの基礎スキルとして広く利用されています。そのため、LinuCで身につけたコマンド操作やシステム管理の知識は、そのまま実務につながることが多いです。
Linuxを中心にサーバー構築や運用の経験を積むことで、インフラエンジニアとしてのキャリアを広げていくことができます。
→関連記事:サーバーエンジニアとは?仕事内容・年収・キャリアパス【AWS/クラウド時代】
未経験からインフラエンジニアへ
未経験からインフラエンジニアを目指す場合、LinuCやLPICなどのLinux資格は基礎知識を証明するため、評価されやすい資格の代表格になっています。
特にインフラエンジニアの現場ではLinuxを扱う機会が多いため、資格を通して基礎を学んでおくことで、転職やキャリアのスタートを切りやすくなります。
→関連記事:未経験からインフラエンジニアになるには?ロードマップ解説
Linuxスキルをクラウドで活かす
AWSやGoogle Cloudなどのクラウド環境でもLinuxサーバーが広く利用されています。そのため、Linuxスキルは、クラウドエンジニアのキャリアにもつながります。
LinuCでLinuxの基礎を学び、その後クラウド技術を身につけることで、クラウドエンジニアやSREなどのキャリアへ進むことも可能です。
→関連記事:クラウドエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性を解説
LinuC取得後におすすめの資格
LinuCでLinuxの基礎を身につけた後は、他のインフラ系資格に挑戦することでスキルの幅を広げることができます。特に以下の資格は、インフラエンジニアのキャリアでよく取得される資格です。
・CCNA(ネットワーク基礎)
・AWS資格(クラウドスキル)
特に、Linux・ネットワーク・クラウドの3つの分野をバランスよく学ぶことで、インフラエンジニアとしての市場価値を高めることができます。
取得順などについては、以下の記事で詳しく解説しています。
→関連記事:LPIC/LinuC・CCNA・AWSどれから?未経験インフラエンジニアの資格ロードマップ
まとめ|LinuC教材は「参考書+問題演習」が最短ルート
LinuC試験に独学で合格するためには、参考書と問題演習を組み合わせて学習することが重要です。特にLinuC-1の対策では、以下教材を中心に学習すると効率よく勉強を進めることができます。
■LinuC レベル1のおすすめ教材セット
・Linux教科書 LinuCレベル1(あずき本)
・LinuCレベル1 スピードマスター問題集(白本)
・Ping-t(WEB問題演習)
この組み合わせで「参考書で理解 → 問題演習で定着 → 試験前に総復習」という流れを作ることで、LinuC試験の合格に近づきます。
LinuCはLinuxの基礎スキルを証明できる資格であり、サーバー/インフラエンジニアを目指すうえでの入口となる資格です。また、ITインフラ分野の基礎スキルとして役立ちます。
インフラエンジニアの仕事内容やキャリアについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
→関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容・スキル・年収・将来性
→関連記事:インフラエンジニア資格の順番とロードマップ








