【勉強サイトだけで合格できる】LPIC level1のおすすめ勉強サイト有料・無料を解説

Pocket

こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

LPIC level1は、勉強サイトのみでも合格しやすい資格です。学習方法も多数あり、独学で勉強しやすい資格でしょう。しかし勉強サイトや問題集の選び方、勉強方法によっては大きく効率が下がります

勉強サイトの選び方を誤ると、標準勉強時間の2倍、3倍必要になることもあります。また、難易度の高さに、挫折しやすくもなるでしょう。

この記事では、LPIC-1を効率よく学習したい方に向けて、おすすめの勉強サイト、おすすめの勉強方法を説明していきます。

この記事を書いた人はこちら

目次

勉強サイトだけでも、LPIC level1は合格できる

Linux技術者向けの入門資格として人気があるLPIC-1は、独学で合格を目指す人が増えています。

「勉強サイトだけで合格できるの?」と疑問に思う人もいるでしょうが、結論から言うと、「勉強サイト活用だけでも、十分にLPIC-1の合格は可能」です。

ただし、次のポイントを押さえていくことが大事です。

勉強サイトで、LPIC level1合格のポイント①:質が高い勉強サイトを選ぶ

まず使用する勉強サイトの質が一番重要です。多くのサイトが有料・無料で提供されていますが、公式の試験範囲をカバーしているサイトであることが、もっとも重要です。

試験範囲をカバーできていないと、効率よく、最短で学習が進みません。また、余分な学習も発生します。

勉強サイトで、LPIC level1合格のポイント②:質が高い試験問題(過去問レベル)を選ぶ

LPIC-1に勉強サイトで合格するには、質が高い試験問題を提供する勉強サイトを選ぶことも、とても重要です。頻出問題をたくさん、何度も解くことが、早期合格につながります。

特にLPIC-1の「過去問レベルの問題」に取り組む事で、試験の出題傾向に慣れ、頻出の試験問題に慣れることができます。LPIC-1合格には「頻出問題で失点をしないこと」が必須です。

質が低い試験問題の問題集に頼りすぎると、試験本番で「見たことがない問題ばかり、、」と、不意を突かれることも多いです。質が高い試験問題に取り組むことが、LPIC-1合格の近道です。

■関連記事:LPIC level1の頻出過去問、試験問題(コマ門あり)とおすすめ問題集・参考書

勉強サイトで、LPIC level1合格のポイント③:自分の知識レベルにあったサイトを選ぶ

自分の知識レベルにあう勉強サイトを選ぶことも大事です。知識ゼロで、いきなり高度な内容からはじめると、理解が追い付かずに挫折してしまうこともあります。

特に無料の勉強サイトほど、初心者には高度すぎる内容になりがちです。また、丁寧な解説も少ないです。難しすぎる場合は、有料の勉強サイトに変更する、知り合いのエンジニアに相談するなど、自分の知識レベルにあった方針変更も必要になるでしょう。

■関連記事:【徹底解説】LPICの難易度は?レベル別で、他のIT資格と比較解説

LPIC level1の、無料おすすめ勉強サイト

LPIC level1の、無料おすすめ勉強サイト①:【非常におすすめ】LPIC 公式サイト

LPIC-1試験の合格を目指すにあたり、無料かつ一番信頼できるおすすめ勉強サイトは、LPI(Linux Professional Institute)の公式サイトです。

■LPI公式のラーニングサイト:https://learning.lpi.org/ja/

LPIは、LPIC試験を実施する公式機関であり、試験情報や試験範囲、項目の重要度などを無料で提供しています。また、LPIC-1の101試験、102試験についても、教科書をPDFで無料ダウンロードできます。

※LPIC 101試験:LPIC-1 Exam 101

※LPIC 102試験:LPIC-1 Exam 102

LPIの公式サイトは、下記のような画面で、LPIC-1試験の範囲を網羅しかつ、重要ポイント(総重量)もまとめられています。特に「用語とユーティリティ」は、LPIC試験において理解必須です。

ただし、未経験者にとっては、難易度が高い内容でもあり、最初からLPI公式サイトで学習すると、挫折しやすいかも知れません。

LPIC level1の、無料おすすめ勉強サイト②:【非常におすすめ】インフラエンジニア育成講座

https://infla-lab.com/reskilling-infla-engineer/

当社のインフラエンジニア育成講座は、勉強サイトでLPIC-1の全範囲をカバーしながら講座と問題集で学習でき、質問・相談から、転職まで実現できる勉強サイトサービスです。また希望者は、AWSまで学ぶことができます。

当社はLPIC認定元のLPIより、最上位トレーニングパートナーの「LPI Platinum認定トレーニングパートナー」と、採用パートナー「LPI Hiring パートナー」の認定を受けています。

また、このプログラムは、経済産業省の補助事業にも認定されており、全て無料で受講することができます。

転職を希望する人のみ受講が可能といった要件はありますが、受講要件にあてはまる方には、おすすめできる勉強サイトです。

LPIC level1の、無料おすすめ勉強サイト③:Youtube 【公式】Linux Professional Institute 日本支部 LPI

独学でLPIC-1試験合格を目指しかつ、動画を好む場合は、Youtubeの「【公式】Linux Professional Institute 日本支部 LPIチャンネル」もおすすめです。

この公式チャンネルは、LPIの日本支部が運営しているため、日本語で、LinuxやLPICについての専門内容をわかりやすく解説しています。特に、理論だけでなく、手を動かしての学習がやりやすいことがポイントでしょう。

■チャンネル名:【公式】Linux Professional Institute 日本支部 LPI 

無料かつ質が高い動画を視聴できる少ないため、LPIのYoutubeはおすすめです。ただし、LPIC-1試験の全範囲は網羅されていないので、ご注意ください。YoutubeチャンネルだけでLPIC合格は難しいです。

LPIC level1の、無料おすすめ勉強サイト④:エンベーダー

https://envader.plus

エンベーダーは、Linuxやデータベース、セキュリティといったITインフラを、ゲーム形式で学べる勉強サイトです。

一部有料問題はありますが、基本無料で利用でき、Linuxコマンドなどを楽しみながら学ぶことに特化した勉強サイトです。

ただし、LPIC-1の全範囲をカバーしている訳ではありません。LPIC取得を目的に使うというよりも、Linuxを遊びながら学ぶ勉強サイトです。

LPIC level1の、無料おすすめ勉強サイト⑤:LPIC模擬問題

https://lpic-study.com

LPIC模擬問題は、LPICの問題に特化した勉強サイトです。本試験よりもやさしい問題が多数用意されており、特にLPIC101試験については400問以上掲載されています。

無料の教科書系勉強サイトは多いですが、無料の問題集系勉強サイトは少ないので、貴重だと思います。また、本試験よりもやさしい問題に挑戦したい場合には、有効な勉強サイトだと思います。

ただし、LPIC101試験以外は、2024年時点で問題数があまり掲載されていないため、LPIC101試験までは有用だと考えます。

LPIC level1の、有料おすすめ勉強サイト

LPIC level1の、有料おすすめ勉強サイト①:【非常におすすめ】Ping-t(一部無料)

https://ping-t.com

Ping-tは、LPIC-1をはじめとするIT資格学習ができる、勉強サイトです。特に問題演習に特化しており、LPIC-1対策の問題集として、非常に有効で、強くおすすめできる勉強サイトです。

Ping-tは、特にLPICとCCNAの試験対策として高い評価があり、LPIC合格を目指す勉強サイトしては、利用必須と言えるレベルです。下記のような画面で、学習をすすめることができます。

Ping-tのLPIC対策では、LPIC-1の範囲だけで約1,200問の問題に挑戦でき、様々な角度から試験対策が行えます。また、LPIC101試験分は無料で利用ができ、102試験は有料です。

Ping-t金額
LPIC101試験無料
LPIC102試験(1ヶ月利用)2,640円
LPIC102試験(2ヶ月利用)3,300円
LPIC102試験(3ヶ月利用)3,960円

LPIC level1の、有料おすすめ勉強サイト②:Udemy

https://www.udemy.com

Udemyは、世界中で利用されているオンライン学習サイトであり、LPICを含めたIT資格について、さまざまな学習が可能です。特にLinuxを学ぶという観点だと、幅広い講座があります。

また、Udemyは定期的にセールを行っていますので、通常価格よりも割引された講座を購入することも可能です。

あわせて現在のLPICの試験対策を考えると、Udemyでは「LPIC-1: Linux Professional Institute 101試験&102試験模擬問題集」の講座がよいと思います。

LPIC-1の本試験レベルの模擬問題集であり、本試験レベルの問題を多数解くことは合格に直結します。ゆえに、LPIC試験直前の仕上げとして有効な勉強サイトでしょう。

また、Udemyで検索すると、「LPIC」ではなく「LinuC」試験の講座も多数ヒットします。LPICとLinuCは試験範囲として非常に似ています。9割ほど試験範囲が同じですので、LinuCでも試験対策ができない訳ではありません。

ただし、LPICとLinuCは一部試験範囲が異なります。LPICで合格を目指すのであれば、有料の勉強サイトは、「LPIC」専用の試験対策講座を購入することをおすすめします。

LPIC level1の、有料おすすめ勉強サイト③:クラムメディア

https://www.crammedia.com

クラムメディアも、LPICを含めたIT資格対策に特化した勉強サイトです。

クラムメディアも、試験問題対策に特化した問題集の役割であり、LPICの試験範囲に即した内容を学習できます。利用できる問題数は、Ping-tと比べて少なく、金額は高いです。

クラムメディア金額
LPIC101試験(1ヶ月利用)6,000円
LPIC102試験(1ヶ月利用)6,000円

ただし、LPICの本試験の的中率は高く、LPIC試験の最後の仕上げとしては効果的でしょう。

LPIC level1ではなく、LinuC レベル1の無料おすすめ勉強サイト

Linux技術を証明する資格として、LPIC以外にもLinuCがあります。LPIC level1の試験範囲は、LinuC レベル1に非常に似ています。

ゆえに、LPICでわからないことを調べる際には、LinuCの勉強サイトも役立ちます。

LPIC受験を決めている方はLPIC専用の勉強サイトで勉強をおすすめしますが、無料の教科書として使用するなら、LinuCの教科書も有効です(ただし、問題集は、LPIC専用のみにしてください。試験内容はやや異なります)。

ここでは、「LPICだけでなく、LinuCも検討している方」、「無料であれば、LinuCの勉強サイトも知りたい方」に向けて、LinuC レベル1のおすすめ勉強サイトを紹介します。

■関連記事:LPIC とLinuC、どっちを取るべきかがわかる! 違いを徹底比較、解説

LinuC レベル1の無料おすすめ勉強サイト①:LinuCイージス

https://www.infraexpert.com/infra/study10.html

LinuCイージスは、LinuCレベル1を目指す方にとって役立つ、Linuxの無料学習サイトです。

無料で利用できながら、解説も豊富です。また無料勉強サイトの中では、解説が初心者向けで丁寧であるため、LPICの勉強と併用しても非常に有用です。

LinuC レベル1の無料おすすめ勉強サイト②:LinuC公式サイト Linux標準教科書

https://linuc.org/textbooks/linux

LinuC公式サイトのLinux標準教科書は、LinuCレベル1の試験範囲をカバーしているため、LPICを含めたLinuxの学習に有効な勉強サイトです。

Linux標準教科書は、個人情報を登録すれば、無料でPDFがダウンロードできます。ただし、公式サイトの教科書でもあるため、少々初学者には難易度が高い傾向があります。

勉強サイトだけで合格するための、LPIC-1のおすすめ勉強方法

勉強サイトでのLPICの勉強方法①:「教科書」と「問題集」の併用

LPICの学習で、勉強サイトを使うのは効果的ですが、勉強サイトには「教科書(参考書)タイプ」と「問題集タイプ」があります。

・教科書:独学で学習するために作られているもの(例:LPIC公式 LPIC-1 Exam 101
・問題集:問題演習のために作られているもの(例:Ping-t https://ping-t.com

この「教科書タイプ」と「問題集タイプ」を併用することが、とても重要です。

「教科書のみ」では、LPIC-1に合格することは非常に難しいです。一方で、「問題集のみ」であれば合格はできますが、理解を進めるためには時間がかかります。また学習中にきつさを感じやすいでしょう。

また、教科書タイプは、無料でも有効な勉強サイトはあります。一方で、問題集タイプは「無料で有効な勉強サイトは極めて少ない」です。

LPIC101試験合格までは無料勉強サイトで学習できると思いますが、LPIC102試験合格を目指すタイミングでは、有料の勉強サイトを利用することがスピーディです。

勉強サイトでのLPICの勉強方法②:実際のLinux環境で手を動かす

LPICの試験は「Linuxの操作」が問われます。ゆえに、勉強サイトで知識を学ぶだけでなく、実際のLinuxコマンドの練習環境でコマンドを試し打ちをしてみると、覚えがよくなります。

Linuxの練習環境を使って手を動かさなくても、知識を学ぶだけでもLPICは十分に取得可能ですが、Linux環境(VirtualBoxにUbuntuをインストールなど)を自分のPCに用意して、コマンドを叩いてみるのもおすすめです。

ただLinux環境を用意するのは時間がかかるため、Linuxコマンドをとりあえず試したいという方は、エミュレータを利用するという手もあります。下記のJS Linuxであれば、Linuxの挙動をブラウザ上で、一部試すことが可能です。

※Linuxエミュレータ:JSLinux

勉強サイトだけで不安なら、本の「LPIC 問題集」購入がおすすめ

LPIC-1試験は受験料が高いため、気軽に何度も受験は難しいでしょう。1回落ちるだけで、再受験料(16,500円)が追加で必要になります。

受験料
LPIC 101試験16,500円(税込)
LPIC 102試験16,500円(税込)

勉強サイトのみで、「試験に合格するか、不安」なら、本の問題集を購入がおすすめです。勉強サイトでしっかり学習しているなら、下記のスピードマスター問題集1冊のみでも十分でしょう。

勉強サイトだけで不安なら:LPICレベル1スピードマスター問題集: Version5.0対応 101試験、102試験対応 

LPICレベル1スピードマスター問題集: Version5.0対応 101試験、102試験対応

スピードマスター問題集は、試験的中率が高い問題集です(本の定価:2,750円)。約500問の問題が掲載されています。

出費2,750円で、合格率を高めることができれば、コスパとしては非常によいでしょう。私のLPIC受験時には、2割ほどスピードマスター問題集から出題がありました。

また、問題によって、重要度が★~★★★と区別されています。重要度★★と★★★だけでも、しっかり学習することで、大きな効果が見込めます

ただし、スピードマスター問題集は、LPIC本試験よりもやや難しい傾向がありますので、試験直前の総仕上げとして利用するのがおすすめです。最初からスピードマスター問題集に手を出すと、挫折する可能性があります。

Pocket

目次