AWS資格は意味ない?いらない理由と「評価される人」の違い・市場価値【2026】

こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

「AWS資格は意味ないって本当?」
「SAAを取っても、結局何も変わらないのでは?」

こんな不安を感じている方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、AWS資格は「意味ない資格」ではありません。ただし、どの環境で・どう使うかによって評価が大きく変わる資格です。

実際の転職市場でも、AWS資格をきっかけにキャリアを伸ばす人がいる一方で、「取ったのに、思っていたより評価されない」と悩む人がいるのも事実です。

この記事では、AWS資格が「意味ない」と言われる理由と、評価される人の違い、転職市場でのリアルな評価まで、採用現場目線で解説していきます。

この記事を書いた人 
角田 壮史 株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

ITインフラエンジニア専門の転職エージェント。経済産業省採択事業の運営者であり、15年以上のエンジニアのキャリア支援実績を活かし、あなたのキャリアアップをサポートします。

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目次

結論|AWS資格は「意味ない」のではなく、使い道で価値が決まる

結論から言うと、AWS資格は「意味がない資格」ではありません。 2026年現在の転職市場においても、クラウドスキルや知識を証明する「有力な武器」の一つになっています。

しかし、なぜ「意味ない」と言われてしまうのでしょうか。

それは、「AWS資格の評価は一律ではなく、環境やスキルの組み合わせによって、評価が別物になる」という現実があるからです。

■この記事の結論:
・AWS資格は「キャリアを動かす」武器
・ただし、AWS資格のみでは評価されにくい(環境によって評価が変わる)
・「インフラ基礎」や「環境選び」を組み合わせて、初めて真価が発揮される

企業が本当に評価しているのは、資格の有無だけではありません。クラウドを扱える「総合的なスキル」と、それを活かそうとする「意欲」です。

この記事では、AWS資格が「意味ない」と言われる理由と、実際に価値がある人の特徴、転職市場でのリアルな評価について、現場目線で解説していきます。

AWS資格が「意味ない」と言われる3つの理由

クラウド資格でもっとも人気があるAWS資格ですが、ネットなどで「意味ない」と言われるのは、現場と試験の「ギャップ」に理由があります。

理由①:資格だけでは「実務」ができない(経験重視)

一番の理由は、資格だけでは実務スキルを証明できないためです。

資格試験ではクラウドの構成やベストプラクティスなどを学べます。しかし、実際の現場では「手を動かして構築・検証」することから「想定外のトラブル解決(ログの解析や切り分け)」や「既存システムとの連携」なども求められます。

ゆえに「資格は持っているけど、コンソール画面を操作するのは不安」という状態だと、現場では「意味ない(使えない)」と評価されてしまうのが現実です。

→関連記事:AWSエンジニアとは?仕事内容・スキル・資格・年収・将来性

理由②:AWS資格の取得者が増え、差別化しにくい

次の理由は、AWS資格の取得者が増えていることです。特に人気の「SAA(ソリューションアーキテクト – アソシエイト)」は、未経験からの転職者も取得が増えています。

実際、テストセンター関係者より「受験数の1位はAWS。2位のGoogleと比べて約3倍の差」とも聞いており、今やインフラ・クラウド志望者の「持っていて当たり前」の資格になりつつあります。

また企業は「AWSの知識」だけでなく「Linuxの操作スキル」や「NWの基礎」もセットで見ているため、AWSの資格だけでは差別化につながらない状況も生まれつつあります。

差別化の鍵は「掛け算」

AWS SAAのみで差別化につなげるのではなく、「LPIC/LinuC」「CCNA」などのインフラ資格と組み合わせることで、「インフラの基礎が盤石なクラウド人材」として市場価値が大きく高まります。

→関連記事:クラウドエンジニアのキャリアパス|設計・SRE・アーキテクトまで
→関連記事:LPIC・CCNA・AWSどっちから?未経験インフラの資格ロードマップ

理由③:受験料や更新コストが高いから

AWS資格は取得や維持コストが高く、費用などの負担を考えると「割に合わない=意味ない」と感じる人もいます。

2026年現在、アソシエイト試験の受験料は22,000円(税込)。プロフェッショナル試験は44,000円(税込)であり、決して安くはありません。また3年ごとに更新が必要で、継続的な学習や出費も必要です。

→関連記事:AWS資格一覧とおすすめ取得順番|難易度・勉強時間・費用まとめ

しかし「AWS資格=意味ない」は誤解

ここまで「意味ない」と言われる理由を整理しましたが、AWS資格は無意味ではありません。

「意味ない」という結果に終わるのは、資格を「取得すれば勝手に評価されるもの」だと捉え、実務経験を積める環境へつなげる「武器」として使い切れていないためです。

資格があっても、最初は実務ができないのは当たり前です。大切なのは、AWS資格を「クラウドの実務経験を積める環境」へ進む入場券にすることです。

AWS資格は、正しい環境選びやインフラの基礎知識と組み合わせることで、キャリアを前に進める「武器」となります。

AWS資格が「意味ない」で終わる人/「意味ある」人の違い

AWS資格を持っていても、「クラウドに進む人」と「現状のまま止まる人」には違いがあります。それは、資格を「ゴール」と考えるか、それとも「手段(キャリアを動かす武器)」と捉えるかです。

「意味ない」で終わる人の特徴:
資格を取っただけで「行動ができていない」、商流が深い・オンプレ中心の会社など「クラウドに進めない環境にいる」など。

「意味ある」に変えられる人の特徴:
資格を「プロジェクトや環境を変えるきっかけ」として使う、Linuxやネットワークと組み合わせてアピールする、ハンズオンなどで「実務に近い経験」を補うなど。

【重要】AWSの市場評価は「一律」ではない

また、AWS資格の市場評価は、全ての会社で「一律」ではありません。「資格を高く評価する企業」と「それほどでもない企業」が混在しており、実際は企業・環境差があります。

ここを理解せずに「資格さえ取れば、どこでも評価される」と考えてしまうと、せっかくの努力が報われずにつまずく原因になります。

しかし、「環境を変えるための武器」として使えば、キャリアを大きく変えるきっかけになります。

AWS資格が「特に意味ある人」の特徴

「AWS資格は意味ない」という声がある一方で、特定の人材にとってAWS資格は「年収アップやキャリアアップの決定打」にもなります。

ここではエージェントの視点から、AWS資格の恩恵を受けやすい3つのタイプを解説していきます。

① インフラ経験者(オンプレミス出身)

AWS資格が最も価値を発揮するのは、オンプレミス経験を持つインフラエンジニアやサーバーエンジニアです。

企業が本当に求めているのは「AWSの画面操作ができる人」ではありません。「インフラの土台を理解した上でAWSを扱える人」です。特にサーバー構築やインフラ設計経験が武器になります。

実際に、「オンプレ経験 × AWS資格」 の組み合わせは、クラウド・AWS案件において「準戦力のエンジニア」の評価につながることはよくあります。

→関連記事:未経験からインフラエンジニアになるには?構築へ進むロードマップ

② スキルを広げたい現役ITエンジニア

開発者や運用担当者が「クラウドネイティブ」な領域などへ進む際にも、AWS資格はキャリアアップの武器となります。

現在のIT業界では「クラウド前提」となるプロジェクトが増えており、クラウドを理解しているエンジニアの市場価値は高まっています。

また、AWS資格は「新しい技術領域を学んでいる証明」として評価されることも少なくありません。

→関連記事:AWSの勉強ロードマップ|資格・実務につなげる最短順番

③ 未経験から「エンジニア」になりたい人

IT未経験者の場合、「AWS資格=クラウドで即採用」は基本的にはありません。しかし「学習のレベルの証明」としては有効です。

企業が本質的に採用したい未経験人材は「入社後に伸びる人材」です。AWS資格は「エンジニアになるための意欲」と捉える企業は少なくないため、未経験でもAWS資格が評価につながることはあります。

しかし実際、AWSエンジニアの求人の多くは「インフラ経験」や「クラウド運用経験」を前提としていることが多く、いきなり「AWSエンジニア」として採用されるのは稀です。多くはインフラの基礎を固め、運用からクラウドへ段階的にステップアップします。

未経験者がAWS資格を「意味あるもの」にするには

「AWSの知識」だけで勝負せず、「Linuxの基礎力」 や 「ネットワークの基礎」 を掛け合わせましょう。この土台があることで、クラウド案件に関わるチャンスが大きく広がります。

→ 関連記事:未経験からAWSエンジニアになるには?ロードマップを解説

AWS資格のリアルな評価|転職市場の実態と市場価値

転職エージェントとして多くの求人を見る中で、AWS資格は「評価されるのは事実」であり「決定打」になることもあります

しかし、AWS資格だけで、誰でも採用が決まるわけではありません。特に、近年の「AWS人気」による受験者数の急増により、「資格の評価のされ方」が変わりつつあります。

企業がAWS資格を評価する理由

企業がAWS資格を評価する理由は、主に3つあります。

まず、AWS資格はクラウドの基本構成や各サービスの役割など、クラウド基礎知識を体系的に学んでいる証明になる点です。育成コストが少なく、配属もしやすいという評価になります。

またAWSにはパートナー制度があり、企業が認定を維持するために一定数の資格保有者が必要になるケースもあります。

さらに、クラウド移行が進む中でAWSを扱えるエンジニア自体が不足しているため、資格を持つ人材はクラウド領域のポテンシャル人材として評価されることもあります。

「需要」も多いが「ライバル」も多い

AWSエンジニア需要は活発であり、AWSエンジニアは引き続き大きく不足しています。

しかし前述の通り、現在数多くのIT資格の中で、AWSは受験者・取得者数も圧倒的に伸びているのも事実です。

多くの人がAWS資格を持っているということは、「SAAを持っている」だけでは差別化にならないという厳しい現実に直面してしまうこともあります。つまり「AWS資格+α」が重要とも言えます。

「資格」よりも「現場」が求めている3つのスキル

一方で、転職市場で「内定」に影響するのは、資格の有無よりも、以下のスキルの有無の方が大きいことが多くあります。

重視されるスキル評価される理由
Linuxサーバー構築経験AWS上の仮想サーバー(EC2)の多くは、Linuxで動くから
ネットワークの基礎知識NW知識がないと構築できない、重大な事故につながるから
ハンズオン(実機)経験コンソール画面を触っていないと、現場で動けないから

※これらはあくまで、実務で求められる基礎スキルの一例です。

AWS資格を「意味ある武器」にする2つのポイント

AWS資格を「意味ない」で終わらせず、年収アップやキャリアアップにつなげるには、以下の2つのポイント+αを押さえると効果的です。

① インフラの「土台」とセットで考える(必須)

前述の通り、AWS単体だけでなく、Linuxやネットワークの基礎知識もセットで磨き、アピールしましょう。これだけで「実務への適応力」に対する不安が薄れ、評価が安定しやすくなります。

② 「正当に評価される環境」に身を置く(最重要)

実はこれが最も重要です。どれだけAWS資格を取っても、クラウド案件が少ない環境では業務が変わりにくいのが現実です。

「資格を武器に、クラウド構築に関われる会社」を選ぶことで、資格を実務につなげやすくなります。

(+α)余裕があれば、簡単な「操作経験」を

完璧なハンズオンでなくても問題ありません。コンソールを触り、サーバー構築などを経験しておくと、案件アサインや転職時に「実体験」としての説得力が加わります。

AWS資格は「持っているだけで、必ずしも評価される」とは限りません。しかし、「評価される環境」を選び「基礎スキル」と組み合わせた場合は、再現性高くキャリアを前に進める武器になります。

AWS資格のおすすめ取得順|キャリア別ロードマップ

AWS資格には多くの種類がありますが、すべてを取得する必要はありません。重要なのは、自分のキャリアに合った順番で学習することです。ここではキャリア別の代表ルートを3つ紹介していきます。

① IT未経験者:まずは「基礎の基礎」から

CLF(Cloud Practitioner) → SAA(Solutions Architect Associate)

未経験の場合、いきなり上位資格を狙うより、この2つを確実に押さえることが重要です。さらに、その前、もしくは並行して インフラ基礎「LPICやLinuC(Linux基礎)」 を学ぶのが「最短転職成功」に近づきます。

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② 現役インフラエンジニア:クラウド設計・構築を目指す

SAA → SAP(Solutions Architect Professional)

オンプレミスの経験がある人は、SAA取得後すぐにSAPへ挑戦する価値があります。またこの資格があるだけで、クラウド案件への配属や転職成功に大きくつながります。

③ DevOpsエンジニア志向:開発×インフラへ

SAA → DevOps Engineer Professional

開発エンジニアからクラウドエンジニアとして「モダンな開発現場」へ入りたい人向けです。SAAの次に、開発寄りのDevOps資格を重ねることで、希少価値を高めていきます。

資格取得を「意味あるもの」にするために

どのルートを選んでも、共通して言えるのは「資格はあくまで入場券」だということです。

特に未経験からクラウドへ挑戦する場合、資格だけでなく「実際にAWS上でシステムを動かした経験」も問われやすいです。学習の際はハンズオン(実機操作)もセットで行いましょう。

■関連記事|AWS資格とキャリア

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よくある質問(FAQ)

ここではAWS資格に関する、よくある質問をまとめました。

Q. 未経験からAWS資格だけで転職できますか?

A. AWS資格だけで転職できるケースはありますが、多くの企業は実務経験やインフラ知識も重視します。

そのため、AWS資格に加えてLinuxやネットワークなどの基礎知識、ハンズオン経験を組み合わせることで評価されやすくなります。

→関連記事:未経験からAWSエンジニアになるには?SAAだけで転職できる?ロードマップ

Q. AWS資格は独学でも取得できますか?

A. はい、可能です。 ただし、テキストを読むだけの「座学」はおすすめしません。

AWSはアカウント作成すると「無料枠」が使えます。実際にEC2を立てる、S3にファイルを保存するといったハンズオン(実機操作)をセットで行いましょう。「触った経験」が、面接でアピールできる武器となります。

→関連記事:AWSの勉強ロードマップ|未経験から資格・実務につなげる最短順番

Q. AWSクラウドプラクティショナー(CLF)は意味ないですか?

A. CLFは「意味ない資格」ではありませんが、単体での評価は限定的です。

CLFは、未経験者の最初の一歩としては有効ですが、転職市場ではSAA(アソシエイト)以上を前提とする求人が多く、CLFだけでは差別化が難しいのも事実です。

そのため、CLFは「クラウド理解の入口」と捉え、その後SAAなどの上位資格や実務スキルにつなげることが重要です。

Q. 結局、どのAWS資格から取るべきですか?

A. 迷ったら「SAA(ソリューションアーキテクト – アソシエイト)」がおすすめです。

IT未経験で自信がない方は、入門編の「CLF(クラウドプラクティショナー)」からステップアップするのもありですが、転職市場で評価されやすいのはSAA以上の資格です。

→関連記事:AWS SAAの勉強時間・勉強法|未経験から合格するロードマップ

まとめ|AWS資格は「意味ある」、使い方次第で「強い武器」になる

「AWS資格は意味ない」と言われることはあります。しかしそれは、「資格があれば、即戦力のAWSエンジニアになれる」という誤った考えへの警告でもあります。

2026年現在の転職市場においても、AWS資格は評価されておりかつ、一部のエンジニアにとっては「キャリアの突破口」になっているのも事実です。

■AWS資格を「意味ある」ものにするポイント:
「資格」を「次のステップ」にする:クラウドの実務経験を積める「現場」に進む
「点」を「線」にする:LPICやCCNAと組み合わせて、インフラ全般を理解する
「知識」を「経験」にする:問題集だけでなく、実際に手を動かす(ハンズオン)

AWS資格は、正しく使えばクラウドキャリアの可能性を大きく広げる「強力な武器」となります。まずはSAA(アソシエイト)の取得を目指して、最初の一歩を踏み出してみましょう。

AWS資格・クラウドキャリアをさらに詳しく知りたい方へ

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この記事を書いた人

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角田 壮史

株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

未経験からベテランまで、ITインフラのキャリア支援に特化、経済産業省採択事業(インフラエンジニア育成プログラム)も担うキャリアアドバイザーです。 経済産業省ロゴ

主な実績

  • パーソルキャリア(旧インテリジェンス)在籍時、事業部MVP受賞あり
  • リクナビ提携エージェントとして、顧客満足度1位/サービス満足度1位/紹介求人満足度2位などの受賞歴あり リクナビ 顧客満足度1位ロゴ リクナビ 紹介求人満足度2位ロゴ
  • キャリアアドバイザー歴15年以上、700社以上のIT企業訪問、3,000名超のエンジニア支援実績
  • LPI (Linux Professional Institute) より、トレーニングパートナー(プラチナ:最上位)/ハイアリングパートナーとして公式認定 LPIトレーニングパートナープラチナロゴ LPIハイアリングパートナーロゴ

保有資格

国家資格キャリアコンサルタント、AWS-SAA、CCNA、LPIC-3(最上位)、LinuC-1

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