こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
クラウドエンジニアは、需要が大きく伸びている一方で、人手不足が続いている職種です。しかし、未経験者採用が活発なIT業界の中でも、クラウドエンジニアは未経験から目指すのが難しい職種の一つです。
クラウドエンジニアは、非常に人気なポジションでもあるため、希望者も多く、競争率が高いのが特徴です。また、クラウドエンジニアになるには、他IT職種と比べて、高いスキルや知識が求められると言えます。
しかし、クラウドエンジニアに必要とされるスキルや素養、意欲など、いくつかの条件を満たせば、未経験からでもクラウドエンジニアになることは可能です。
この記事では、クラウドエンジニアに求められるスキルや、未経験からクラウドエンジニアを目指すためのロードマップなどを説明していきます。クラウドエンジニアになりたい方は、ぜひ参考にしてください。
クラウドエンジニアとは
クラウドエンジニアとは、AWS(Amazon Web Services)、Google Cloud、Microsoft Azureなどのクラウドサービスを利用して、企業のITインフラやシステムを設計、構築、運用するエンジニアのことです。
近年では、クラウドサービスの需要拡大や、クラウド技術の普及とともに、IT業界の中でも大きく注目されている職種であり、目指す人も急増している、人気が高い仕事です。
クラウドエンジニアの仕事内容
クラウドエンジニアの仕事は多岐にわたります。以下にクラウドエンジニアの業務分野を説明していきます。
クラウド環境の設計
クラウドエンジニアは、顧客や自社のニーズにあわせて、クラウド環境を設計していきます。
具体的には、システム要件や利用目的をヒアリングし、最適なクラウドプラットフォームを選定します。また、サーバやネットワーク、ストレージ、データベースの構成を設計していきます。
あわせて、セキュリティや可用性(不具合が起きても、システムを使える状況にすること)を意識した、システムアーキテクチャを構築することも重要な仕事です。
クラウド環境の構築
クラウドエンジニアは、設計に基づいて、クラウド上でシステムを構築していきます。
具体的には、必要なクラウドリソース(仮想マシン、ストレージ、コンテナなど)の設定や、デプロイ(プログラムを動かすこと)を行います。
またIaC(Infrastructure as Code)ツールを利用し、効率的に環境を構築することや、CI/CDパイプラインの設定なども行うこともあります。
クラウド環境の運用保守
クラウドエンジニアは、構築したシステムが安定して稼働できるように、運用保守業務も行います。
具体的には、システムリソースの利用状況を分析し、運用コストの削減・最適化、また定期的なアップデートやバックアップ、監視項目の設定変更など、システムを最善の状態に保つことを行います。
また、異常が発生した際に、トラブルシューティングを行い、スピーディに問題把握と解決を行うことも重要な仕事です。
クラウド環境のセキュリティ対策
クラウド環境のセキュリティ対策も、クラウドエンジニアの重要な仕事の一つです。
具体的には、クラウドのアクセス権限(IAM)の設定や、データの暗号化、ファイアーウォールの設定などを行うことで、外部の脅威からシステムを守ることが重要です。
また、セキュリティインシデント発生時の対応を行い、システムの信頼性を維持していくことも大事です。
クラウドエンジニアの仕事は、主に上記となりますが、他にオンプレミス(物理サーバ)からのクラウド移行や、技術サポートなどを行うこともあり、幅広い業務に携わる職種です。
クラウドエンジニアが人気の理由とは
クラウドエンジニアは、現在のIT業界において、特に人気が高い職種の一つです。ここでは、クラウドエンジニアが「なぜ多くの人から注目されているのか」について、説明していきます。
人気の理由①:需要の急増、希少性、市場価値
クラウドエンジニアが人気である理由として、需要の伸びがあります。クラウド技術は、企業のデジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)において、欠かせない存在です。
しかし、クラウド技術は急速に進化し、需要が急増しているにもかかわらず、対応できるエンジニアの数が全く足りていません。ゆえにクラウドエンジニアは希少な存在となっています。
実際に「クラウド経験者は、積極的に採用したい」と考える企業は非常に多く、豊富な経験を持つクラウドエンジニアは、市場価値が高い存在とも言えます。
人気の理由②:自由度が高い働き方が可能
クラウドエンジニアは需要が高いため、業界・規模を問わず、様々な企業で働くチャンスもあります。
また、クラウド技術はインターネットを通じてシステムを操作できるため、クラウドエンジニアはリモートワークが非常にやりやすい職種でもあります。
リモートワークが行いやすいため、物理的な場所に縛られることが少なく、在宅で仕事を行いやすく、自由度が高い働き方を実現することも可能です。
人気の理由③:年収も高い
クラウドエンジニアは、必要とされるスキルの高さに比例し、年収水準も高いことが人気の理由でもあります。
求人ボックスによるクラウドエンジニアの平均年収データでは、以下のように「平均年収:516万円」と算出されています。
参照:求人ボックス 給料ナビ
上記では、クラウドエンジニアの平均年収は516万円と算出されていますが、実際にクラウドエンジニアとして相応の経験があるエンジニアの年収は、500-800万円程度が相場とも言えるでしょう。
また、経験も積みながら、高い技術力や専門性、マネジメントなども遂行できれば、年収1,000万円以上を狙うことも可能な職種と言えます。
求められるスキルの高さや、責任の重さなどもありますが、給与面でも報われやすい職種の一つとも言え、IT業界の中で年収が高めの職種であることも、人気の理由と言えます。
未経験からクラウドエンジニアの転職は、どれくらい難しい?
クラウドエンジニアは、IT業界で需要が高い職種ですが、IT知識ゼロの完全未経験の転職は、非常に難しいと言えます。
IT業界は、未経験からチャレンジしやすい業界です。またクラウドエンジニアの仕事は市場が拡大しておりかつ、圧倒的に人材不足です。
しかし、IT業界の数あるIT職種の中で、クラウドエンジニアには必要とされる知識やスキルが多く、実務経験が求められることが多いため、他の職種と比べても、かなりハードルが高いのが実状です。
ゆえに、未経験からのクラウドエンジニア転職は簡単ではありませんが、需要が高く人手不足の職種であるため、必要とされるスキルを身につけていけば、未経験からでもクラウドエンジニアになることはできます。
以下からは、クラウドエンジニアに必要とされるスキル、未経験からクラウドエンジニアになるためのロードマップについて、説明していきます。
クラウドエンジニアに必要とされるスキル
クラウドエンジニアはAWSやAzure、GCPなどのクラウドサービスを利用して、ITインフラを設計、構築、運用するスペシャリスト職です。
またクラウド技術は、サーバやネットワーク、ストレージからセキュリティなど、ITインフラ全般をひとまとめにした技術であるため、クラウドの構築や運用を行うには、幅広いインフラ全般の知識が必要となります。
あわせて、クラウドエンジニアは、企業ごとに異なる要件(高可用性、スケーラビリティ、コスト効率など)を満たすために、サービスを柔軟に組み合わせる知識やスキルも重要です。
特にクラウドエンジニアとして求められるスキルとしては、以下となります。特に赤星や赤枠のスキルが求められます。その中で、クラウドエンジニアになるためには、以下の【基本スキル】を身につけることが重要です。
非常に重要:【基本スキル】サーバ関連のスキル
クラウドエンジニアはAWSやAzureなどのクラウドプラットフォームを利用して、ITインフラを構築、運用しますが、クラウドの中で、もっとも基本でありかつ必要な技術は「サーバ関連」の知識やスキルです。
サーバは、クラウドのもっとも基本となる技術であるため、サーバ関連についてのスキルや知識がなければ、クラウドエンジニアになることは難しいと言えます。
具体的には、ハードウェアの理解(CPU、メモリ、ストレージなど)や、Linux OSの操作(ファイル操作、ユーザ管理、プロセス管理、ログ解析など)、運用スキルなどが非常に重要です。
これらのサーバ関連のスキルや知識をもって、AWSのEC2(仮想サーバ)の構築や、RDS(データベース)の構築、S3やEFS(ストレージ)などの構築、運用などができるようになります。
まず最初に身につけるべき、おすすめスキルはサーバ関連(特にLinux)です。
【基本スキル】:ネットワーク関連のスキル
ネットワークはクラウド環境を支える重要な要素であるため、クラウドエンジニアには、ネットワーク関連の知識やスキルも求められます。
具体的には、ネットワークの基礎的な概念(IPアドレスやサブネット、DNS、NAT、ルーティングなど)や、OSI参照モデルやTCP/IPの理解も必要です。
これらのネットワーク知識をもって、AWSの仮想ネットワークサービスであるVPC(Virtual Private Cloud)の設定や、セキュリティグループ、ファイアーウォールのルールの設定などが可能となります。
非常に重要:【基本スキル】クラウド関連のスキル
クラウドを扱うクラウドエンジニアにとって、AWSなどのクラウドプラットフォーム関連の理解や知識、操作スキルは非常に重要であり、必須と言えます。
具体的には、AWSであれば主要サービスのEC2(仮想サーバ)、S3(ストレージ)、RDS(データベース)などであり、GCPであればCompute EngineやCloud Storageなどが当てはまると言えます。
また、クラウド関連スキルには、クラウド利用の効率化スキルも重要です。コスト最適化や、スケーラビリティなど、クラウドを活用するため、要件にあったクラウド環境を構築するスキルが必要です。
【基本スキル】セキュリティ関連のスキル
クラウド環境では、セキュリティ対策の重要性が日々高まっており、セキュリティ対策におけるスキルも非常に重要なスキルです。
具体的には、アクセス管理のIAM(Identity and Access Management)を活用し、ユーザやリソースへのアクセス制御を行うことや、最小権限の原則に基づくアクセス設計は重要です。
また、データの保護として、データの暗号化、セキュアな通信(SSL/TLS)の設定、脅威検出のAWS GuardDuty、ウェブアプリケーションファイアーウォールのAWS WAFなどの知識も重要です。
■【まとめ】クラウドエンジニアに必要な基本スキル:
・【非常に重要】サーバ関連のスキル
・【非常に重要】クラウド関連のスキル
・ネットワーク関連のスキル
・セキュリティ関連のスキル
ここまでは、クラウドエンジニアにもっとも求められる基本スキルの説明ですが、以下からは中級以上のクラウドエンジニアに求められていくスキルについて、説明していきます。
非常に重要:【中級~上級スキル】設計、アーキテクチャ関連のスキル
クラウドエンジニアは、システム全体を最適化する設計スキルを持つことも強く求められます。
具体的には、オートスケーリングやロードバランサなどを使用して、トラフィック増加に対応できる構成、スケーラビリティを意識した設計、サーバレスアーキテクチャなどがあります。
また、システムのダウンタイムを最小限に抑える設計や、障害時に自動的にシステムを切り替えるフェイルオーバー、可用性を高めるデータレプリケーションなどにて、高可用性の設計を行うことも重要です。
あわせて、リソースの使用量を監視しながら、必要な場合だけにリソースを使用するような設計を行い、運用に必要なコストを抑えていくことも大事なスキルと言えます。
【中級~上級スキル】プログラミング関連のスキル
クラウドエンジニアとして活躍していくためには、クラウド環境の自動化や効率化などを行うためのプログラミングスキルも必要とされることがあります。
具体的には、タスクの自動化やスクリプト作成などに使用できるPythonがあります。また、サーバ操作を効率的に行えるシェルスクリプトも重要です。
プログラミングスキルがあると、TerraformやAWS CloudFormationを使用して、クラウドリソースをコードで管理・運用もでき、インフラをコード化(Infrastructure as Code)し、自動化できるようにもなります。
【中級~上級スキル】DevOps、CI/CD関連スキル
クラウド環境において、開発と運用を効率化するためのスキルとして、DevOpsもあります。
DevOpsの基本として、継続的インテグレーション(CI)と継続的デリバリー(CD)を理解し、CI/CDツールを使用することで、アプリケーションのデプロイを自動化を進めていくこともできます。
また、Dockerを使ったコンテナ化、KubernetesやEKS(AWS Elastic Kubernetes Service)を使用したコンテナ管理といったスキルも、クラウドエンジニアとして市場価値を高めるスキルであると言えます。
■【まとめ】クラウドエンジニアとして活躍するために必要なスキル:
・【非常に重要】設計、アーキテクチャ関連のスキル
・プログラミング関連のスキル
・DevOps、CI/CD関連スキル
上記のように、クラウドエンジニアには、様々なスキルが求められます。最初に習得すべきスキルや、その後に活躍するために身につけたいスキルなどがありますが、このようなスキルセットが市場価値を高めていくと言えます。
未経験からクラウドエンジニアになるためのロードマップ
クラウドエンジニアは需要が高く、人手不足の職種ではありますが、クラウドエンジニアに必要とされるサーバ、OSや、クラウドなどの知識やスキルがないと、クラウドエンジニアになることは難しいです。
逆に言うと、サーバ、OSやクラウドなど、クラウドエンジニアに必要とされる知識やスキルがあれば、クラウドエンジニアになることは比較的容易であるとも言えます。
ここでは、クラウドエンジニアを目指しやすい職種について、まず説明していきます。
未経験からクラウドエンジニアを目指しやすい職種
クラウドエンジニアを目指しやすい職種は、インフラエンジニア(サーバエンジニア)、ネットワークエンジニア、システムエンジニア(プログラマ)があります。
これらの職種は、クラウドエンジニアの仕事と親和性が高く、特定のスキルや知識がクラウドエンジニアにて直接活かされる点があります。特にインフラエンジニア(サーバエンジニア)は、親和性が強い職種です。
■クラウドエンジニアを目指しやすい職種:
・【非常におすすめ】インフラ(サーバ)エンジニア
・ネットワークエンジニア
・システムエンジニア(プログラマ)
【非常におすすめ】インフラ(サーバ)エンジニア
インフラエンジニア(サーバエンジニア)は、クラウド環境の基盤となるサーバやOSのスキルや知識を持つため、クラウドエンジニアを目指すにあたり、もっとも相性がよい職種です。
クラウドサービスの基盤は、物理的なITインフラと密接に関係しており、インフラエンジニアとしての経験はクラウドエンジニアにそのまま活かせるため、もっともクラウドエンジニアになりやすい職種です。
インフラエンジニアは、サーバの設計、構築、運用保守を行います。具体的にはOS(Linux、Windows Server)の管理やセキュリティ設定、仮想化技術(VMwareなど)を活用したインフラ構築を行います。
このサーバ関連の知識(CPU、メモリ、ストレージの管理)は、AWS EC2やAzure Virtual Machinesといったクラウドサービスの理解に直結し、仮想化の経験はクラウドの仮想マシンやコンテナ技術の操作に役立ちます。
また特に、サーバエンジニアのCLI(コマンドラインインターフェイス)操作スキルも重要ポイントです。AWSなどではCLI操作スキルも必須であり、Linuxの基本的なコマンド知識がそのまま活かせます。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアも、クラウドエンジニアへのキャリアチェンジを目指せる職種です。
クラウド環境ではネットワークの設計や運用が重要な役割を果たすため、サーバーエンジニア程ではありませんが、ネットワークの知識を活かしてクラウドエンジニアになることもできます。
クラウドエンジニアは、仮想ネットワーク(VPCやサブネット)の構築や、IPアドレスの設定、ファイアーウォールの設定なども行うため、ネットワークエンジニアの知識もクラウドエンジニアの仕事に活かすことができます。
ただし、インフラ(サーバ)エンジニアと比べると、ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアになるには、少々ハードルが上がりやすいと言えます。
システムエンジニア(プログラマ)
システムエンジニアやプログラマも、クラウドエンジニアにキャリアチェンジが可能な職種です。
クラウドサービスはアプリケーション開発やデプロイとの関連性が高いため、プログラミングスキルやシステム設計のスキルが活かしやすいと言えます。
具体的には、クラウド上でのサーバレスアーキテクチャ(AWS Lambdaなど)やコンテナ化技術の活用では、プログラミングスキルが必要とされます。
また、システムエンジニアとして、DevOpsツールやCI/CDパイプラインの使用経験は、クラウドエンジニアの業務に直接するため、これらの経験を持つSEはクラウドエンジニアにキャリアチェンジがしやすいと言えます。
未経験からクラウドエンジニアになるための、ロードマップ
ここでは、未経験からクラウドエンジニアになるためのロードマップを説明していきます。具体的に、どのようなステップを踏むべきかに悩む方は、ぜひ参考にしてください。
クラウドエンジニアになるための、最短ロードマップ
未経験からクラウドエンジニアになるための最短ロードマップは、未経験からインフラエンジニア(サーバエンジニア)になり、物理サーバの経験を積みながら、ネットワークやクラウドの学習をすることがおすすめです。
サーバエンジニアであれば、クラウドエンジニアにはなりやすく、また誰もが目指しやすい、もっとも再現性が高いキャリアステップと言えるでしょう。
ステップ①:未経験からインフラ(サーバ)エンジニアになる
クラウドエンジニアになるためには、まず物理的なサーバ、OSの知識や操作スキルなどが重要です。それらをもっとも学べるインフラエンジニア(サーバエンジニア)になることが近道と言えるでしょう。
また、早期にクラウドエンジニアを目指すためには、インフラエンジニアとして、早期にサーバの構築、運用を経験することがもっとも重要です(サーバ構築、運用スキルは、欠かせない要素と言えます)。
早期にサーバの構築、運用を経験するには、知識ゼロでインフラエンジニアに転職するのではなく、サーバOSの知識を得た中で、ハンズオンでLinux操作を経験した後に、転職をすることが強くおすすめです。
サーバOSの知識や、ハンズオンでの学習経験がない中で転職をすると、知識がなくても配属ができる監視オペレータなどの仕事に就く可能性が高まり、構築や運用の仕事に就くことが遅くなりやすいでしょう。
またサーバOS周辺の知識を得るための一例として、LPIC(LinuC)level1の資格取得が非常に有効です。
■関連記事:【必見!】未経験からインフラエンジニアに転職するためのノウハウ
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ステップ②:サーバ構築、運用を経験しながら、クラウド関連の学習をする
インフラエンジニアとしての「サーバ構築、運用経験」は、クラウド環境を理解するための土台となります。
ここでは、実務にてLinuxやWindows Serverの操作を学び、サーバ運用を経験することで、クラウド上の仮想サーバなどの操作がスムーズになる土台を作っていきます。
例として、サーバOS(LinuxやWindows Server)の操作や、ファイル・ディレクトリの管理、ユーザ管理などのスキルは、クラウド上のサーバ操作においても、そのまま活かせるスキルとなります。
また、サーバ運用中に発生するエラーや問題を解決するトラブルシューティングスキル、サーバのリソース管理やログ監視などの運用タスクは、クラウド環境でも応用が可能です。
その上で、ハンズオンでクラウドを触る、クラウド関連の基礎資格を取得するといった、クラウド関連の学習をすることで、クラウドエンジニアになるための足掛かりを作ることができます。
クラウド関連の学習①:ハンズオンでクラウドを学ぶ
サーバ運用経験を活かしながら、クラウドでも同様の作業を実践してみるなど、ハンズオン(手を動かして)学習をすることが重要です。ハンズオンでは、理論だけでなく、実践的なスキルを身につけることができます。
例として、仮想サーバ(EC2、VM)を作成して、webサーバを構築することや、S3にデータを保存する練習、IAMを設定し、セキュリティ対策を行うなど、ハンズオンで学習することが大事と言えます。
またハンズオンで学習すると、学習中に発生するエラーやトラブルを自分で解決することによって、実務でも役立つトラブルシューティングスキルが身に付きます。
あわせて、ドキュメントを調べる習慣がつくと、尚よいでしょう。AWSなどは公式ドキュメントが非常に充実しているため、疑問点などがある場合はドキュメントを調べていくことも大事です。
クラウド関連の学習②:クラウドの基礎資格を取得する
サーバ運用経験と並行して、クラウド関連の資格学習を進めることで、クラウドサービスの理解を深めることができます。
クラウド関連の資格は、初級者には、AWS SAA(AWS Certified Solutions Architect – Associate)がもっともおすすめです。AWS SAAは、AWSのアーキテクチャ設計、構築などを学ぶことができます。
AWS SAAの学習が難しい場合は、事前に下位資格のAWSクラウドプラクティショナーから学習を進めると、よいでしょう。クラウドプラクティショナーでは、AWSの基本概念、基本サービスを学ぶことができます。
これらの資格学習を通じて、クラウドサービスの仕組みや用語(VPC、インスタンス、IAMなど)、設計のベストプラクティスなどを理解することができるようになります。
クラウド関連の学習③:ネットワークやセキュリティの知識を得る
クラウドサービスは、インターネットや仮想ネットワークを介して利用され、独自で仮想ネットワーク(VPCなど)を設定する必要があるため、ネットワークの知識が必要とされます。
例として、ルートテーブルの設定では、IPアドレスやCIDR(サイダー)などの知識が必要です。また、複数のサブネットやリージョンを利用する冗長化や、過度な負荷を防ぐロードバランシングなどがあります。
また、ネットワークの知識がないと、クラウド上のセキュリティリスクが高まるため、外部からの不正アクセスや、内部からのデータ漏洩を防ぐためにも、ネットワークやセキュリティの知識が必要となります。
上記のように、ネットワークやセキュリティなどの知識を得ていくことも、クラウドエンジニアには必要です。
ステップ③:プロジェクト異動や転職で、クラウドエンジニアへ
ここではインフラエンジニアとして培ったサーバ構築、運用のスキルや、学習をしてきたクラウドサービスの知識やスキルをもとに、実務の現場で成果が出せるクラウドエンジニアを目指していきます。
クラウドエンジニアとして必要とされる知識やスキルを身につけていれば、未経験からでもクラウドエンジニアになることは可能です。
インフラエンジニアとして、これまでの経験や、クラウドエンジニアになるための努力が評価される状況であれば、プロジェクトの変更時に、クラウドの仕事に携わる可能性は大きく高まるでしょう。
また、プロジェクト異動でクラウドの仕事に携われなくとも、クラウドエンジニアとして転職することで、クラウドエンジニアとしてのキャリアチェンジが叶っていくでしょう。
クラウドエンジニアにおすすめの資格
クラウドエンジニアとしての知識を証明し、市場価値を高めるためには、資格取得が非常に有効です。クラウド技術は、資格を取得することで体系的に学んでいくこともできます。
ここではクラウドエンジニアになるためのおすすめ資格、クラウドエンジニアのおすすめ資格を説明していきます。
【未経験者向け】クラウドエンジニアになるためのおすすめ資格
クラウドエンジニアになるためには、サーバ、ネットワーク、クラウド技術に関する知識やスキルが求められます。未経験や経験が浅い方でも、段階的に資格を取ることで、クラウドエンジニアを目指すことができます。
ここでは、クラウドエンジニアを目指すための土台となる資格について、説明していきます。
Linux技術者認定 LPIC/LinuC level1、level2
「LPIC(Linux Professional Institute Certification)」と「LinuC(Linux Professional Certification)」は、Linux技術に関するスキルを証明する資格です。
クラウド環境ではLinuxが広く採用されており、Linuxは、クラウドエンジニアにとって必須と言える技術です。Linuxを理解していないと、クラウドの運用や障害対応などを行うことが難しいです。
またこのLPIC/LinuCの資格を取ることで、サーバ構築や運用に必要となるLinux知識を学ぶことができます。
LPIC/LinuCのレベル1(初級)では、Linuxの基本操作(コマンドライン、ファイル操作、ユーザ管理など)や、コンピュータアーキテクチャ、ネットワークやセキュリティの基礎を学ぶことができます。
また、LPIC/LinuCのレベル2(中級)では、Linuxの応用的なシステム管理、サーバ構築から、ネットワーク構築の知識、トラブルシューティングなどを学ぶことができ、クラウドエンジニアに必要なLinux周辺の知識を深く学ぶことができます。
■関連記事:【独学でも合格!】LPIC level1の効率的な勉強方法、参考書、勉強時間などを説明
■関連記事:LPIC とLinuC、どっちを取るべきかがわかる! 違いを徹底比較、解説
シスコ技術者認定 CCNA
「CCNA(Cisco Certified Network Associate)」は、ネットワーク技術に関する基礎知識を証明する資格です。
ネットワーク知識は、クラウド環境でのVPC(Virtual Private Cloud)やVPNの設計、セキュリティ対策などに必要とされる知識です。
CCNAでは、ネットワークの基本概念から、ルーティング、スイッチング、NAT、DNSなどのネットワーク構成、ネットワーク機器の設定、セキュリティやトラブルシューティングなどを学ぶことができます。
クラウドエンジニアとしてネットワーク設定を担当する時などに、ネットワークの知識は役立つと言えます。
■関連記事:CCNAとLPICを徹底比較!どっちを取るべき?どっちから取るべき?
AWS認定 ソリューションアーキテクト アソシエイト(AWS SAA)
AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(AWS SAA)は、AWSのクラウドサービスを活用してシステムを設計・構築する知識を証明する資格です。
クラウドエンジニアにとって、クラウドサービスの知識は必須とも言えますので、AWSクラウドを体系的に学べるAWS SAAもおすすめできる資格です。
AWS SAAでは、AWSの主要サービス(EC2、S3、RDS、IAM、VPCなど)から、システムの高可用性、耐障害性、スケーラビリティの設計、セキュリティやコストパフォーマンスの最適化などを学ぶことができます。
また、AWSは、クラウドサービスにおいてトップシェアを誇り、多くの会社が導入していますので、AWSの知識を証明するAWS SAAは、クラウドエンジニアにとって価値がある資格と言えます。
■関連記事:3大資格のLPIC、CCNA、AWSはどれを取るべき?どれから?クラウドエンジニアへの近道資格
基本情報技術者試験、応用情報技術者試験
クラウドエンジニアとしてキャリアを築くためには、ITインフラやシステム全般の基本知識を持ちあわせることも重要です。
基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門と言われる国家資格であり、ITの基本知識からアルゴリズム、ネットワーク、セキュリティ、システム設計など、幅広い分野を学ぶことができます。
また、基本情報技術者試験の上位資格である応用情報技術者試験は、更に高度な内容を幅広く学ぶことができ、更に一歩進んだ知識やスキルを証明することができます。
これらの「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」を持ち合わせることで、LPICやCCNAといった資格の代わりになることもあります。
【経験者向け】クラウドエンジニアになった後の、おすすめ資格
クラウドエンジニアとして働き始めた後も、スキルアップし市場価値を高めるためには、より高度な資格取得も重要といえます。
クラウド技術は進化が速いため、専門性やセキュリティ知識などを深めることで、システム設計・運用の幅が広がり、キャリアアップにも繋がります。ここでは経験者向けに、おすすめの高度資格を5つご紹介します。
AWS認定 ソリューションアーキテクト プロフェッショナル(AWS SAP)
AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル(AWS SAP)は、AWSのシステム設計における最高レベルの資格です。複雑なクラウドシステムの設計、運用、最適化の知識を学ぶことができます。
具体的には、難易度が高い複雑なシステムの設計や移行、高可用性、耐障害性、スケーラビリティ、コスト最適化やセキュリティなど、AWS SAAの応用レベルが学べ、AWSエンジニアとしての市場価値を大きく高めることができます。
AWS認定 Specialty
AWS認定Specialty資格は、AWSを利用した、特定分野の専門知識を証明する資格群です。
具体的には、「AWS Certified Security Specialty(セキュリティ)」、「AWS Certified Machine Learning Specialty(機械学習)」、「AWS Certified Advanced Networking Specialty(高度なネットワーキング)」の分野があります。
AWS認定 Specialtyは、AWSクラウド環境における高度な専門スキルを学ぶことができるため、セキュリティや機械学習などの専門知識を深めたい人や、専門領域を明確にしたい人におすすめできる資格です。
Microsoft Azure Administrator Associate(AZ-104)
AZ-104は、Microsoft Azure環境の運用・管理に特化した中級レベルの資格です。Azure上の仮想マシンやストレージ、ネットワーク、セキュリティ設定を管理する知識を学ぶことができます。
具体的には、Azureにおける仮想マシン(VM)のデプロイや管理、ストレージの設定や仮想ネットワークの構築・運用、リソースのモニタリングなどを学べる資格です。
Azureは、マイクロソフト環境において導入されることが多いクラウドサービスであるため、Azureのスキルは、クラウドエンジニアの中で差別化につながるスキルとも言えます。
Google Cloud認定 Professional Cloud Architect
Google CloudのProfessional Cloud Architectは、GCP(Google Cloud Platform)を用いたシステム設計に関する高度なスキルを学べる資格です。
この資格は、具体的には、リソース設計や運用管理、高可用性やスケーラビリティ、セキュリティなど、GCPに則した設計を学ぶことができます。
GCPも、AWSやAzureと同様に導入されることが多いクラウドサービスであり、AWSなどと共にGCPのスキルを得ることとが出来れば、マルチクラウドの対応ができるエンジニアとして、差別化ができるスキルとなります。
情報処理安全確保支援士
サイバーセキュリティに関する国家資格の情報処理安全確保支援士は、情報セキュリティに関する高度な知識とスキルを学ぶことができる資格です。
この資格は、具体的には、情報セキュリティ分野を中心として、セキュリティの基本原則や情報セキュリティの推進、セキュリティ対策、セキュリティインシデントの管理などを幅広く学ぶことができます。
クラウド環境でもセキュリティは極めて重要であり、この資格を取得することで、セキュリティ分野に知見を持つ、信頼性の高いエンジニアを目指すことができます。
クラウドエンジニアのキャリアパス
クラウドエンジニアとして経験を積むと、多様なキャリアパスを描くこともできます。一口にクラウドエンジニアと言っても、関わることができる仕事は幅広いです。
具体的には、基本的なインフラサービスを担当するクラウドエンジニアから、AIや機械学習などの応用サービスを対応するエンジニアなど、キャリアは多岐にわたります。ここでは具体的なキャリアパスを説明します。
基本サービスに強みを持つ、クラウドエンジニア
クラウドエンジニアのキャリアの始まりとして、多くの人は基本的なクラウドサービスを学びながら、インフラ環境の構築・運用ができるクラウドエンジニアを目指していきます。
具体的には、仮想マシンの設定(AWS EC2、Google Compute Engine)、ストレージ管理(Amazon S3、Google Cloud Storage)、ネットワーク設定(VPCやサブネットの構築)などがあります。
これらの基本サービスは、クラウド環境を構築・運用する中では欠かせない要素であり、特に初心者にとっては、基本サービスのスキルを身につけることで、実務経験を積みながら次のステップに進むことができます。
クラウド利用を最適化する、クラウドアーキテクト
クラウドアーキテクトは、企業がクラウドサービスを最大限に利用するための設計を行う専門職です。
特にクラウドは、コストパフォーマンスの最適化が求められますので、どんなクラウドサービスを使うと、早く安価に問題解決ができるかなどについて、クラウドアーキテクトは求められやすいと言えます。
また、クラウドアーキテクトは、AWSやAzure、GCPなどのクラウドプラットフォームに関する深い知識が求められます。あわせて、システム設計だけでなく、コスト管理やセキュリティ対策など、多岐にわたる専門性が重要です。
特定の分野に強み(スペシャリティ)を持つ、クラウドエンジニア
クラウドエンジニアとして、特定分野に強みを持ったスペシャリティ性が高いエンジニアを目指すことも可能です。具体的には、セキュリティやAI、機械学習、ビッグデータ分析などがあります。
これらのスペシャリティを持つ場合は、基本的なクラウド技術の経験が豊富であることにくわえ、その特定分野についても深い業務知識が求められます。ゆえに習得難易度は高いですが、希少性も高いエンジニアとなります。
特に、クラウド環境では、セキュリティが非常に重要であり、機密性、完全性、可用性の観点で取り組めるクラウドセキュリティのエンジニアは、高いニーズを誇ると言えます。
また、データの価値が重要とされる現在において、企業のビジネスに直結するシステムやデータ分析基盤の構築なども、非常に市場価値が高まっていると言えます。
インフラからアプリまで対応できる、フルスタックエンジニア
クラウドエンジニアとして経験を積むと、インフラだけでなくアプリケーション開発まで幅広く対応できるフルスタックエンジニアを目指すことも可能です。
フルスタックエンジニアは、インフラの設計構築(サーバやネットワーク、ストレージなど)から、アプリケーション開発(クラウド上で稼働するウェブアプリやモバイルアプリの開発)、またDevOpsの推進(CI/CDの構築や自動化ツールの活用で、開発と運用の連携)を行います。
フルスタックエンジニアも希少な存在であり、特に事業会社で求められることが多い職種と言えます。
マネジメント職
クラウドエンジニアとして経験を積んだ後は、プロジェクトやチームを管理するマネジメント職に進むキャリアパスもあります。
マネジメント職では、チームメンバーを指導し、技術的な問題解決をリードするチームリーダーや、クラウド導入プロジェクトの計画や進行管理を行うプロジェクトマネージャ、クラウド活用を立案するクラウド戦略などがあります。
マネジメント職では、技術的な知識のみでなく、コミュニケーション力やリーダーシップも必要とされるスキルです。
このように、クラウドエンジニアのキャリアは、様々なキャリアパスがあり、自分の強みや興味を活かして、キャリアを選択し、キャリア構築をしていくことができます。
クラウドエンジニアに向いている人とは
クラウドエンジニアは、ITインフラやシステムをクラウド上で構築・運用する専門職であるため、技術力と対応力が求められる仕事です。ここではクラウドエンジニアに向いている人の特徴を説明していきます。
技術に対する興味が、人一倍強い
クラウドエンジニアは、常に新しい技術に触れる機会があります。またAWSやGCP、Azureといったクラウドプラットフォームは進化が早いため、新しいサービスやツールに対応できるよう、学ぶ必要があります。
ゆえに、技術に対する興味や好奇心が強く、自ら好んで学び続けられる人に向いています。
論理的に物事を考えられる
クラウド環境の設計やトラブルシューティングでは、論理的に問題を分析し、解決する能力が求められます。
クラウド環境で必要となる知識は幅広く、またシステムが複雑なことも多いため、複雑なシステムを理解しながら、最適な構成を考えるためには、状況や問題を分解して整理する力が重要です。
問題解決が好き
クラウドエンジニアは、システムのトラブルに対応することや、最適な構成を検討することなどが日常的に求められます。
課題を解決することや、改善を行うことなど、問題・課題を解決することにやりがいを感じる人や、難しい問題に直面しても、諦めずに取り組める人が向いていると言えます。
コミュニケーションが得意
クラウドエンジニアは、プロジェクトを進めるために、関係者との連携が必要であり、的確にコミュニケーションを取る力が求められます。
営業マンのような高いコミュニケーション力までは求められませんが、聞く力や、わかりやすく伝える力、文章で伝える力が重要であり、コミュニケーションが得意な方は活躍しやすいと言えます。
上記のように、クラウドエンジニアは、技術への好奇心が強く、論理的思考やコミュニケーション力を持ち合わせた人は、非常に向いていると言えます。問題解決にやりがいを感じる人も向いているでしょう。
また、クラウドエンジニアに向いている人の特徴を身につけていくことで、より活躍しやすくなり、充実したキャリアを実現しやすくなるでしょう。
クラウドエンジニアはやめとけ?つらい所とは
クラウドエンジニアは需要が高く、人気の職種でもありますが、「やめとけ」、「つらい」と言われることもあります。その理由として、仕事の大変さや責任などの問題があります。
クラウドエンジニアを楽な仕事だと考えていると、続けることは難しいと言えるでしょう。ここでは、クラウドエンジニアの大変な所についても説明していきます。
継続して学び続ける必要がある
クラウドエンジニアに必要とされる知識は幅広く、サーバ、ネットワーク、クラウドサービスなどの知識やスキルが必要とされます。ゆえにクラウドエンジニアになるためにも、多くの学習が必要です。
しかし、クラウド技術は進化が早く、新しいサービスやツールが次々と登場するため、最新技術をキャッチアップし続けることが重要であるため、クラウドエンジニアになった後も、継続した学習が重要です。
実際に、仕事が忙しい中で、新しい知識やスキルを習得するために、自己学習の時間を確保することは大変です。継続して学び続ける必要があることは、クラウドエンジニアの大変な所と言えます。
マルチスキルや責任が求められる
クラウドエンジニアには、幅広い技術や知識が求められ、サーバやネットワーク、セキュリティ、プログラミングなど、様々な分野に精通していく必要があります。
ゆえに、やることが多く、やれないといけないことも多いというのが実状です。そのため、マルチに対応できるよう、スキルを並行して磨いていくこともあります。
また、求められることに応え続けることやトラブル発生時などに、きつさを感じやすく、求められるレベルも高いため、責任やプレッシャーも大きい仕事です。
さいごに
クラウドエンジニアは、求められるスキルが高く、技術の進化に追いつく大変さや、トラブル対応時の責任の重さなど、大変な点が多々ある仕事です。
しかし、それらを乗り越えることができれば、需要や市場価値、年収が高いなど、大きな魅力があり、リターンも得られる職種とも言えます。
未経験からクラウドエンジニアへのキャリアチェンジは、難易度が高いかも知れませんが、それを実現した人は多くいます。未経験でも必要とされる知識を習得し、資格を取得することで、キャリアチェンジの確度は大きく高まるでしょう。
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