未経験からクラウドエンジニアになるには?転職ロードマップと勉強順【2026】

こんにちは、インフラ・クラウドエンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

「未経験からクラウドエンジニアになれる?」
「AWS資格を取れば、クラウド案件へ進める?」

クラウドエンジニアは、需要・年収・将来性が高く、働き方も柔軟であるため、未経験から目指す人も増えている人気職種です。

一方で「AWS資格だけ」を取っても思うように評価されなかったり、クラウド求人に入ったものの、実態は監視・サポート中心だった、というケースも少なくありません。

また、クラウド未経験と言っても、20代前半、20代後半、30代、インフラ経験の有無などによって、求められるレベルや最短ルートは大きく変わります。

この記事では、未経験からクラウドエンジニアを目指す現実的ロードマップ、年齢別の勝ち筋、おすすめ資格、「AWSだけ」で失敗しやすい理由まで、採用現場目線で整理して解説します。

この記事を書いた人 
角田 壮史 株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

ITインフラ・クラウドエンジニア専門の転職エージェント。経済産業省採択事業の運営者であり、15年以上のエンジニアのキャリア支援実績を活かし、あなたのキャリアアップをサポートします。

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目次

【結論】未経験からクラウドエンジニアは目指せる。ただし「順番」が重要

未経験からクラウドエンジニアになるためのロードマップ図解。Linux・ネットワーク基礎学習から始め、クラウド基礎学習、運用・構築などの実務経験、クラウド案件(構築・設計)、上流・SRE・自動化へ進む流れを解説

クラウドエンジニアは、未経験からでも十分に目指せる職種です。 しかし、現場の採用担当者の目線で見ると、年齢や経歴によって「合格ライン(求められるレベル)」は大きく変わります。

20代前半(目安:〜26歳): 未経験でも資格+ポテンシャルでクラウド案件を狙えるケースがある
20代後半(目安:〜30歳): 運用・保守などの実務経験が求められやすい
30代: 構築・改善寄りの「実務経験」の有無が重要

クラウドは「インフラ技術の延長線上」にあります。 そのため、土台(Linux・ネットワーク)を理解した上でAWSを学ぶことが、結果として年収アップや上流工程への最短ルートになります。

未経験からクラウドを目指すなら「土台→AWS→実務」の順番が重要

「いきなりクラウドエンジニアとして働きたい」という方は多いです。しかし、現実は「AWSの資格だけ」を持っていても、IT未経験だと「実務イメージが弱い」と判断され、苦戦するケースは少なくありません。

むしろ、AWS資格よりも実務に近い「Linux資格(LinuC/LPIC)」の方が評価されることも多くあります。一見遠回りに見えますが、以下の順番で進むのが「最も再現性が高い方法」です。

「インフラ基礎(Linux・NW)学習 → AWS学習 → オンプレ実務で実績を作る」

この順番で学ぶことで、「クラウドの画面を操作できる人」ではなく、「なぜ動くのかを理解し、トラブルを解決できるエンジニア」になれます。 結果、企業から「クラウド案件に配属しやすい人材」と評価されやすくなり、内定やクラウド案件につながっていきます。

未経験からクラウドエンジニアを目指す「現実的ロードマップ」

IT未経験からクラウドエンジニアを目指す場合、重要なのは「いきなりクラウドだけ」を目指さないことです。

まずはLinuxやネットワークなどのインフラ基礎を学び、その上でAWSなどクラウドの全体像を理解していくと、実務理解や企業評価につながっていきます。

その後、運用・構築・改善などの実務経験を積みながら、ハンズオンや構築経験を増やしていくことで、クラウド案件や上流工程へ進みやすくなります。

もちろん、年齢や経験によって最適なルートは変わります。ただし、多くの人に共通するのは、「土台 → クラウド → 実務」の順で積み上げることが、結果として市場価値を上げやすいという点です。

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現在の状況・目的に合わせて、次を選んでください。

「最短でクラウド転職する方法」を具体的に知りたい
AWSエンジニアに未経験から転職するためのロードマップ

「まずAWSの勉強」から始めたい:
AWSの勉強ロードマップ|未経験から資格・実務につなげる最短順番

「クラウドエンジニアの全体像やキャリア」を深く知りたい
→ このまま本記事を読み進めてください

そもそもクラウドエンジニアとは?仕事内容と将来性を簡単に解説

クラウドエンジニアの仕事内容

クラウドエンジニアとは、AWS・Azure・Google Cloud(GCP)などのプラットフォーム上で、システムのインフラ(基盤)を設計・構築・運用する専門職です。

従来の「オンプレミス(自社サーバー)」との違いは、物理的な機器を触らず、インターネット経由で早急に環境を構築・管理できる点です。

近年、多くの企業がコスト削減とスピードアップのために「オンプレからクラウドへ」の移行を加速させています。

→関連記事:クラウドエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性・未経験からのなり方

なぜクラウドエンジニアは人気なのか?

クラウドエンジニアが人気な理由は、「高待遇」、「働き方の柔軟さ(リモート勤務など)」、「将来性」の3つが大きいからです。

近年は、企業のクラウド移行やDX(デジタル化)が加速しており、AWSなどクラウド技術を扱えるエンジニア不足が続いています。

そのため、設計・構築・自動化まで対応できるクラウド人材は、年収やキャリア面でも評価されやすく、現在引く手あまたの状態が続いています。

クラウドエンジニアの年収とキャリアパス

クラウドエンジニアは、インフラ職種の中でも年収レンジが高い傾向です。

特に、AWSの高度な知識やIaC(自動化)スキルを武器に、SREやクラウドアーキテクトといった年収1,000万円を超える上流キャリアを目指すことも十分に可能です。

ただし、注意点もあります。「運用」のフェーズでキャリアが止まってしまうと、年収が頭打ちになりやすいという現実です。そのため、「どのような環境で、どんな経験を積むか」という戦略的な視点が欠かせません。

→関連記事:クラウドエンジニアの年収は?AWS・Azure・GoogleCloudの相場
→関連記事:クラウドエンジニアのキャリアパス|職種一覧・年収・将来性と選び方

未経験からクラウドエンジニアになる「王道ロードマップ」

IT未経験からクラウドエンジニアを目指す際、重要なのは「いきなりクラウドだけ」を目指して遠回りをしないことです。

クラウドはインフラ技術の延長線上にあるため、「Linux・ネットワーク・実務経験」という土台の上にAWSなどの知識を乗せるのが、結果として最も再現性高く市場価値を上げる最短ルートになります。

ステップ1|Linux・ネットワーク基礎を学ぶ(最重要)

クラウドの土台となる知識です。ここを飛ばすと後の理解が追いつかなくなります。

学ぶ内容:
Linux(目安:LinuC-1): 基本コマンド、権限、ファイル操作など
ネットワーク(目安:CCNA): IPアドレス、通信の仕組み(TCP/IP・DNSなど)

クラウドの裏側はLinuxやネットワークで動いているため、基礎理解がないと、トラブル時に原因を特定できなくなります。現場で求められるのは「クラウドを操作できる人」ではなく、「原因を理解し、解決できる人」です。

※IT未経験者は、LinuxもしくはNWのいずれか一つに集中して学ぶと、効率が高まります(Linuxが推奨)。

→関連記事:インフラエンジニアの勉強ロードマップ|未経験の順番・独学ステップ・教材

ステップ2|AWSを触ってクラウドの全体像をつかむ

Linux・NWの基礎を固めたら、AWS(Amazon Web Services)といったクラウドに触れ、全体像を理解していきます。

また初学者の場合、AWS SAAは、クラウドの各サービス(EC2、VPC、RDS、IAMなど)を体系的に理解するための「最初の入口」として非常に有効です。

ただし、「資格取得=実務スキル」ではないという点には注意が必要です。

→関連記事:AWS SAAの勉強時間・勉強法|未経験から合格するロードマップ

ステップ3|「構築へ進める実務経験」を積む

未経験者がクラウドエンジニアになるために、最も重要かつ「差」がつくのが実務経験の質です。

・評価される経験: 設定変更、障害対応、運用改善、構築作業など
避けるべき停滞: 手順書通りの単純作業のみが続く環境

クラウド求人の多くは、サーバー運用・構築経験を前提としています。そのため、「すぐクラウド」よりも、「次に進める(構築へ上がれる)環境」を最初の1社目に選ぶことが、キャリアの成否を分けます。

→関連記事:インフラエンジニア未経験の転職ロードマップ|最短で構築・年収アップする方法

ステップ4|ハンズオン(構築経験)

インフラ実務と並行して、AWSのハンズオン(実際に手を動かす構築)を行い、アウトプットを作ると、大きく評価が高まります。

EC2の構築やVPCの設計、さらにはGitHubを使った構成管理などに触れることで、理解が深まります。余裕があれば、TerraformやDockerといったモダンな技術にも軽く触れておくと、面接での「さらなる評価」につながります。

→関連記事:未経験からAWSエンジニアを目指す勉強ロードマップはこちら

ステップ5|クラウド案件へ移行し、専門性を高める

年齢や経験などによって求められるレベルは異なりますが、ここまでの「基礎・学習・実務・アウトプット」がそろう場合、未経験からでも、挑戦する年齢が少し遅めでも、再現性高くクラウドエンジニアになることが可能です。

→関連記事:未経験からAWSエンジニアになるには?ロードマップ解説

その後は、設計・構築、IaC(自動化)、さらにはSREといった高度な領域へ進むことで、市場価値をさらに高めていくことが可能です。「一気に全部」ではなく、一段ずつステップをクリアする意識が大切です。

【年齢・経験別】未経験からクラウドエンジニアを目指す現実的ルート

未経験からクラウドを目指す際、企業側がチェックするのは「AWSを勉強しているか」だけではありません。「今のスキルで、実務をどこまで任せられるか」と「勝手に育ちそうか(自走力)」いう視点でも非常に見られています。

この「期待値」は年齢によって大きく異なるため、自分の状況に合わせた戦略を選ぶことが、キャリアチェンジの成功のポイントです。

20代前半(目安:26歳以下)|ポテンシャルと「基礎力」で勝負

20代前半は、IT未経験でも「育成枠」として採用される可能性がある層です。特にインフラ基礎資格が有効であり、LPIC/LinuC+AWS SAAは武器となります。

・有効な戦略: 基礎を固め、即クラウドを狙う or クラウドに強みがある企業に入る
評価ポイント: Linux・NWの基礎知識、AWS SAA、学習の継続力、自走力、コミュ力など

この層は「AWSだけ」を学んでいる人が多いからこそ、Linuxやネットワークの基礎(特にLinux)まで押さえていると、実務への適応力が高いと判断され、評価を勝ち取りやすくなります。

→関連記事:LPIC・CCNA・AWSどっちから?未経験インフラの資格ロードマップ

20代後半(目安:30歳以下)|「現場のアウトプット」が評価の分かれ目

20代後半になると、単なる「やる気」だけでなく、「現場で何ができるか」という具体性が求められ始めます。

・有効な戦略: 早期に「構築」や「保守・改善」へ進める環境 or クラウドに強みがある企業に入る
クラウドにつながるポイント: 障害対応、設定変更、構築補助などの実務経験

この層で重要なのは、「入社する会社の環境(商流や案件の質)」を見極めることです。単純作業だけの環境で足踏みせず、クラウドキャリアにつながる「実務」を積めるかどうかが、30代以降の市場価値を左右します。

→関連記事:インフラエンジニア未経験の転職ロードマップ|最短で構築・年収アップ

30代|「実務のサーバー構築」がクラウドへの最短ルート

30代未経験の場合、「資格」だけで差別化するのは困難です。より「現場での再現性」が問われます。

・有効な戦略: 「インフラ構築(特にサーバー構築)」へ早期に進める企業に入る
クラウドにつながるポイント: サーバー構築、運用改善、自動化、トラブルシューティング能力

「最初からクラウド」にこだわりすぎるよりも、まずはインフラ構築などの実務で「現場を任せられる信頼」を勝ち取り「3年以内にクラウドを目指す」ことが、結果として最も再現性高く、市場価値を上げながらクラウドへ移行しやすいルートです。

未経験からクラウドエンジニアになるためのおすすめ資格

未経験からクラウドエンジニアへの転職を現実にするには、「客観的なスキルの証明」として資格を活用するのが最も効果的です。

ただし、ネット上の一部の情報だけを信じ込み「とりあえずAWSの資格だけ」を狙うのは失敗のもと。現場で本当に評価される「インフラ基礎+クラウド」の組み合わせで攻めるのが、最も再現性が高い進め方です。

【最優先】サーバーの土台を固める「LinuC」または「LPIC」

クラウドの裏側で動いているのは、多くはLinux OSです。AWSの画面を操作できても、実務ではLinuxコマンド操作が必要になるケースが多くあります。

おすすめ資格: LinuCレベル1(またはLPICレベル1

この資格によって「Linuxの基本・コマンドを分かっている」、「黒い画面(CLI)に抵抗がない」という証明になり、採用担当者に「現場に配属しやすい(教えやすい)」と感じてもらえる、未経験に一押しの資格です。

→関連記事:LPICとLinuCはどっちがいい?違い・難易度・選び方を実務視点で徹底比較

【必須】クラウドの共通言語を理解する「AWS SAA」

未経験者がクラウドの全体像を体系的に学ぶ上で、最も知名度が高く、非常に有効・外せない資格です。

おすすめ資格: AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(AWS SAA)

入門資格の「クラウドプラクティショナー(CLF)」よりも、設計や各サービスの連携まで踏み込む「SAA」まで取得しておくことで、学習意欲の高さとクラウドへの本気度をアピールできます。

→関連記事:AWS SAAの勉強法|未経験の勉強時間と最短合格ロードマップ

※補足:
Windows Server運用経験がある方は、Azure系資格(AZ-104)からクラウドへ進むルートが最短です。

【推奨】ネットワークの基礎を学ぶ「CCNA」

クラウド上で環境を構築する際、必ず「VPC」などのネットワーク設定を行うことになります。ここでは、IPアドレスやルーティングなどの知識がないと、大きくつまずきがちです。

おすすめ資格: CCNA(Cisco Certified Network Associate)

CCNAはネットワークの最大手ベンダーであるCiscoの資格です。これを持っているだけで、インフラを扱う上で必須となる「ネットワーク基礎の理解度」を客観的に証明できます。

→関連記事:CCNAの勉強法|未経験から最短で合格するロードマップと独学手順

未経験からクラウド転職で失敗しやすい3つの落とし穴

未経験からクラウドを目指す人の中には、「AWS資格を取ればクラウド転職できる」と考える人も少なくありません。

もちろんAWS学習は非常に重要です。しかし実際の現場では「AWSの資格だけ」で評価されるケースは多くありません。ここではクラウド転職で失敗しやすい点を、採用現場視点で整理します。

① クラウド実務ではLinux・ネットワークの理解が「大前提」

実際のクラウド現場で求められるのは、AWSの画面操作だけでなく、その裏側で動いているシステムを扱うスキルです。

現場で必須となる基礎スキル:
Linuxコマンドの操作、ネットワーク設定、ログの確認、障害原因の調査など

例として「通信がつながらない」、「サーバーが重い」といったトラブルが起きたとき、調査のベースになるのはLinuxとネットワークの知識です。ここが抜けていると、実務で自走ができません。

そのため、採用市場では「AWS資格だけを持つ未経験者」よりも、「LinuC/LPIC(Linuxの資格)を持つ未経験者」の方が「現場で教えやすい、使いやすい」と評価されるケースが多々あります。

→関連記事:LPIC・CCNA・AWSどっちから?未経験インフラの資格ロードマップ

②AWS資格 =「実務ができる証明」にはならない

AWS SAAはAWSクラウドを体系的に学べる資格ですが、あくまで「仕様やサービス名を知っている」という証明(入口)にすぎません。

実務で求められる「アウトプット」:
設定変更、手順書の作成、障害対応、テスト環境の構築など

例として、IT未経験でSAAを取れば、企業からは「やる気あり」、「学習継続力あり」という評価は勝ち取れます。しかし、企業が中途採用に求めているのは、資格の有無よりも「実務に接続できそうか」です。

「資格を取りました」だけで終わらせず、Linuxの基礎を固め、自分でWebサーバーを立てるなどの「ハンズオン」まで行うことで、面接官に実務の再現性をアピールでき、それが面接官の安心感につながります。

→関連記事:AWS資格は意味ない?「評価されない人」と市場価値が上がる人の違い

③ 求人の実態が違う(実は運用・監視・サポート業務)

近年、キャリア相談で増えているのが、「面接で聞いていた話と、実際の業務が全く違う」という切実な悩みです。

背景には、深刻なエンジニアの採用難があります。企業側が「クラウド」とアピールしないと人が集まらないため、実態はオンプレ運用やサポート業務であっても、「クラウド」という言葉が過剰に使われるケースも起きています。

これはIT未経験者だけではなく、運用保守・監視エンジニアのキャリアアップ転職でも起きています。そのため、これらを厳しく見極め「早期に堅くクラウドへ行ける環境」を選ぶことが重要です。

まとめ|「クラウド直行」だけが正解ではない

人によっては最初からクラウド案件へ進めるケースもあります。しかし、Linuxやネットワークの学習を行い、インフラ運用・構築経験を経由した方が、結果的に早くクラウド案件へ進みやすいケースも少なくありません。

これは、あなたの年齢、今のスキル、資格、希望(勤務地など)や学歴などによって、「いきなりクラウドを狙うべきか」、「まずは基礎や実務経験を積むべきか」は大きく変わります。

重要なのは、理想論のみで終始するのではなく「今の自分から、最短で市場価値を上げられるルート」を選ぶことです。失敗を避けたい方は、当社のキャリア・転職相談もご活用ください。

最短でクラウドキャリアへ進める人/停滞する人の違い

未経験でも最初からクラウドに進めるケースはゼロではありません。特に20代前半で、Linuxに加えてAWSのハンズオンまでやり込んでいる場合、最初からクラウド案件へ直行できるケースもあります。

しかし、多くの人にとって本当に重要なのは、「即クラウドにこだわること」よりも「最も確実に市場価値を高め、最短でクラウドキャリアへ到達すること」であることも少なくありません。

また、この成否を分けるのは、「どんな環境で、どんな経験を積めるか」の一点です。

到達スピードは「環境(工程×商流)」で変わる

クラウドエンジニアになるには、自走力や学習努力は大前提です。その上で重要なのが「その努力を成果につなげられる環境」があるかです。

最速でクラウドに進める環境:
AWS案件の実績がある、早期に構築へ進める、TerraformなどのIaC(自動化)に少しでも触れられる、など

これは勤務する会社の環境(工程×商流)で決まります。インフラ・クラウド転職では、「次のステップ(構築・クラウド)に進める環境なのか」を見極める必要があります。

最短でクラウドキャリアへ進む人の特徴

早くクラウド案件を任されるようになる人には、共通点が明確にあります。

学習の継続: Linux・ネットワーク基礎を疎かにせず、AWS学習やハンズオンも行っている
実務での自走力: 設定変更など、キャリア初期から「実務寄り」の経験に関わっている
環境への意識: 「即クラウド」だけでなく「早期に構築へ進める環境」を狙って会社を選んでいる

クラウドキャリアは、「資格」で知識のベースを作り、「実務」で土台を固めるという、両軸を機能させた人が早期にステップアップしています。

何年も同じ状況で停滞してしまう人の特徴

一方で、評価が高い資格を持っていても、何年もクラウドに触れられず足踏みしてしまうケースもあります。

キャリアが停滞する環境:24/365の監視オペ・手順書通りの単純作業など

このような停滞環境では、何年経験してもクラウドキャリアにつながりません。また、長く居続けることで、クラウドキャリアが逆に遠くなる可能性もあります。

【重要】クラウドキャリアは「会社選び」で大きく変わる

未経験からクラウドを目指す場合、「最初の会社選びが最重要」と言っても過言ではありません。ここでつまずくと、努力をしても、数年単位で遅れを取ることがあります。

■会社選びの重要ポイント:
・サーバー構築へ進んだ実績があるか・多いか
・AWS/Azure案件へ進んだ人がいるか・多いか
・改善・自動化に触れられるか
・商流が深すぎないか

クラウドキャリアでは「最初から理想のクラウド案件へ入れるか」よりも、「将来的にクラウドへ進める環境にいるか」の方が重要になるケースも少なくありません。

だからこそ、未経験転職では「内定が出たから入る」ではなく、「3年以内にクラウドへ進めるスキルセットを得られる環境か」を基準に会社を選ぶことが大切です。

クラウドエンジニアの将来性とキャリアパス

クラウドエンジニアは、多くのIT職種の中でも「将来性」と「年収」の伸びしろが大きい分野です。ここでは、需要・年収・キャリアパスを簡単に整理します。

① クラウド需要が伸び続けている理由

企業のシステムは、オンプレミス(自社サーバー)からクラウドへ移行が進んでおり、「クラウド利用が当たり前(クラウドファースト)」になりつつあります。

「運用コスト削減」と「スピード重視」の流れがあり、クラウドを扱えるエンジニアの需要は今後も高い状態が続くと考えられています。

→関連記事:クラウドエンジニアの将来性は?需要・年収・ロードマップ

② 年収の目安と「市場価値」

クラウドエンジニアは、経験を積むことで年収レンジは上がっていきます。

オンプレ運用・構築:400〜550万円前後
・クラウド設計・構築:550〜800万円(ここから一気に伸びます)
上流・専門職:800〜1,200万円以上

特に、オンプレミス(物理環境)の知識を持った上でクラウドが扱えるエンジニアは、「両方がわかるハイブリッド人材」として見なされます。

→関連記事:クラウドエンジニアの年収は?AWS・Azure・GCPの相場と1000万キャリア

③ 将来はSRE・アーキテクトへ

クラウドエンジニアとして経験を積むと、さらに上流の専門職へ進むことができます。

SRE(Site Reliability Engineering):自動化・信頼性向上を担うエンジニア
クラウドアーキテクト:システム全体の設計を担う上流職

これらの難易度は高いですが、年収1,000万円超えも現実的なポジションです。一つずつキャリアを積むことで、将来性高いキャリアパスが描けます。

このように、クラウドエンジニアは、経験を積むほど選択肢が広がる「伸びる職種」です。

→関連記事:クラウドエンジニアのキャリアパス|職種一覧・年収・将来性と選び方

まとめ|クラウドは「いきなり」ではなく戦略的に目指す

未経験からクラウドエンジニアを目指すうえで重要なのは、「いきなりクラウド」にこだわることではありません。

インフラの基礎と実務経験を積みながら、クラウドへ段階的に進むことが、最も再現性の高いルートです。

■失敗しないための3つのポイント:
・基礎(Linux/NW)を固める: 土台を作る
・クラウドに近い環境を選ぶ: 実務経験を積む
・キャリアの順番を意識する: 停滞を防ぐ

同じ未経験スタートでも、「3年以内にクラウド構築に進む人」と「5年経っても運用で止まり、クラウドにも触れない人」に分かれます。

この差の多くは、「最初の環境選び」と「進め方」で決まります。

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1. 職種を深く知る

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2. 学習・資格を深く知る

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3. キャリアと年収を知る

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この記事を書いた人

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角田 壮史

株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

未経験からベテランまで、ITインフラ・クラウドのキャリア支援に特化、経済産業省採択事業(インフラエンジニア育成プログラム)も担うキャリアアドバイザーです。 経済産業省ロゴ

主な実績

  • パーソルキャリア(旧インテリジェンス)在籍時、事業部MVP受賞あり
  • リクナビ提携エージェントとして、顧客満足度1位/サービス満足度1位/紹介求人満足度2位などの受賞歴あり リクナビ 顧客満足度1位ロゴ リクナビ 紹介求人満足度2位ロゴ
  • キャリアアドバイザー歴15年以上、700社以上のIT企業訪問、3,000名超のエンジニア支援実績
  • LPI (Linux Professional Institute) より、トレーニングパートナー(プラチナ:最上位)/ハイアリングパートナーとして公式認定 LPIトレーニングパートナープラチナロゴ LPIハイアリングパートナーロゴ

保有資格

国家資格キャリアコンサルタント、AWS-SAA、CCNA、LPIC-3(最上位)、LinuC-1

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