インフラエンジニアの需要や将来は?クラウドやAIの影響などは?

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こんにちは、ITエンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

クラウド技術の台頭や、AI、自動化などにより、インフラエンジニアに求められるスキルや将来に影響が出てきており、不安に思われる方もおりますが、実際インフラエンジニアの需要や将来性はどうなのでしょうか?

今回はインフラエンジニアの需要や将来性などについて説明します。

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目次

インフラエンジニアの需要は?今も人手不足?

スキルが高いインフラエンジニアや、クラウドなどといった市場ニーズが高いスキルを持つエンジニアはどの企業も人手不足の状況で需要が高い状況が続いており、慢性的人手不足の傾向はしばらく続くでしょう。

ゆえに、成長意欲が高い若手エンジニアを育てたい会社は継続して増えており、インフラエンジニアとしての経験が少なくても、学ぶ姿勢があれば、スキルアップやステップアップのチャンスは非常に多い状態と思います(未経験者を採用する会社も増加傾向であり、需要は非常に高いと言えるでしょう)。

実際、経済産業省も2030年に日本のIT人材は大きく不足する見込みという調査結果を出しており、IT人材の需要に伴い、引き続きインフラエンジニアの需要は続くと言えるでしょう。
※参考資料(P14、IT人材需給の試算結果)
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf
※出展:経済産業省「IT人材の最新動向と将来設計に関する調査結果」

インフラエンジニアの将来は?クラウドやAIの影響で、きつくなる?

現在の需要は高いインフラエンジニアですが、インフラエンジニアに求められるスキルが少しずつ変化をしている実状はあります。

最近数年は技術トレンドとも言えるクラウドサービスの急速な広がりにて、「インフラエンジニアが不要になる」と言われる事もあり、今後はAIが更に進んでいく際に「インフラエンジニアもAIに仕事を奪われる」と更に言われていくかも知れませんが、単純作業(オペレーション)の仕事を主としたインフラエンジニアや、最新技術を身につけないインフラエンジニアは将来きつくなっていく事が、当たり前ですが想定されます(どこの業界、職種も同じだとは思いますが、変化に適応する事が大事と言えます)。

「単純作業の分野は、人間はAIにかなわない」とも言われますし、実際にクラウドやAIで仕事が代替される事が今後発生していくと思いますが、全ての仕事が代替される訳ではなく、AIなどが苦手な分野に強みを持つ事が必要と言えます。

ただし、定型作業ばかりのオペレーションエンジニアでは、今後の将来性は高くないと言えますので、マネジメントや顧客折衝を含む非定型業務や、今後のニーズが広がるクラウドもしかり、セキュリティなど、市場のニーズが高いスキルを習得し続ければ、会社や顧客からも必要とされ続けるエンジニアでいられると言えます。

インフラエンジニアの将来は?安定しているのか?

インフラエンジニアの仕事はなくなると言われることもありますが、他の業界や職種に比べると、将来性はかなり恵まれているポジションと思います。

理由としては、大きく下記3点があります。

インフラエンジニアの将来性が高い3つの理由

・市場(業界)が伸びている、今後も伸びる職種
・スキルが身につく仕事(手に職が付く職種)
・景気の影響をうけにくい職種

やはり市場が伸びていない、縮小している業界は多数ありますが、IT業界は市場が大きく伸びている事は周知の事実であり、またインフラエンジニアの仕事がなくなる事はないため、業界の将来性を含めて将来性は高いと思います(実際、現状で積極的に投資、出身、買収が行われている業界は、IT業界が一番多いと思います)。

また、手に職(スキル)が身につく仕事である点も、将来性が高い理由の一つだと思います。

手に職が身について、スキルが市場から評価される職種は、自分の将来性を「自分自身でコントロールできる」事に繋がると思っています(勉強してスキルを身につければ市場価値を上げやすく、評価も得られやすい事実はあるでしょう)。

あわせて、インフラエンジニアの特徴として、不景気に強い安定感があるという所も、将来性が高いと考える理由です。

景気が悪くなると、仕事が減り、職に困りやすくなる事が発生しますし、景気が悪くなるとシステム投資が下がるので、IT業界自体が景気に影響されやすい業界ですが、インフラエンジニアが携わるITインフラは、電気、ガス、水道のように、止めてはいけない「インフラ」と呼ばれる事もあり、不景気に強いと言えます(実際、IT業界の売り上げが落ちたリーマンショック時にも、インフラ分野で売り上げを維持し、インフラ分野の仕事に助けられたSIerは多いです)。

インフラエンジニアの将来:年収は高い?低い?

将来性と切れない関係の「年収」ですが、インフラエンジニアの年収は「市場から求められるスキル」に応じて変動するため、高い・低いとは言い難い所ではありますが、活躍するエンジニアの年収は高いと言えます(ただし、活躍できなかったら、年収は上がりにくいと思います)。

転職サイトのDODAが公表する平均年収として、インフラエンジニア(サーバーエンジニア、ネットワークエンジニア)の平均年収は、下記と算定されています。

・サーバーエンジニア 平均年収467万円
・ネットワークエンジニア 平均年収457万円
※参照:DODA 平均年収
https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/#anc_job_04

上記の平均年収について、高いと思う人もいれば、低いと思う人もいると思われますが、
インフラエンジニアは相応活躍すれば、年収800万は普通に目指せる職種です。

インフラエンジニアの将来性:おすすめのスキルは?クラウドスキルは必須?

インフラエンジニアのスキルとして、「クラウドが必須」と言う人はいますが、私は「クラウドが必須スキル」とは思っておらず、「クラウドは、あれば尚可のスキル」と考えています(ただし、クラウドなどといった技術トレンドを追う事は必須だと思います)。

理由は、クラウドに強みを持たなくとも、プロジェクト管理に強みを持つ、セキュリティや特定製品に強みを持つ、幅広いスキルを持つといった事で、インフラエンジニアとして必要とされる続けるスキルセットになると考えているためです(もちろん、クラウドは市場ニーズが高まっていますので、あれば間違いなく良いとは思っています)。

ただインフラエンジニアの業務領域は幅広く、クラウドだけではないですし、また実力主義の世界ですので、あなた自身が「興味がある分野(勉強が苦にならない分野)」かつ「市場ニーズがある分野」の両方が満たされる場所で実力を発揮し続ける事が重要だと考えます。

ただし、興味がある分野は、「やってみないとわからない」所があると思いますので、様々な技術動向に興味を持ち、技術に触れ続ける姿勢が重要だと考えます。

また、インフラエンジニアに求められるスキルとして、別記事ですが「インフラエンジニアの必要スキル、転職で役立つスキルセットとは【初心者向け】」を記載していますので、興味があればあわせてお読みください。

インフラエンジニアの将来性:キャリアパスは何がおすすめ?

インフラエンジニアが選べるキャリアパスは幅広いですが、将来性が高く、今後も需要が見込まれるキャリアパスとしては、下記だと考えます。

将来性が高いキャリアパス

・AWSエンジニアなどのクラウド系エンジニア
・セキュリティ系エンジニア
・フルスタックエンジニア
・テクニカルサポートエンジニア(製品エンジニア)
・SRE(Site Reliability Engineering)
・プロジェクト管理(プロジェクトマネージャ)
・ラインマネージャ

上記キャリアパスにたどり着くにはスキルアップの勉強、多様な経験が必要とも言えますが、インフラエンジニアとしての将来性を追い求めたい方は、上記キャリアパスを目指すのは一つのやり方だと思います。

インフラエンジニアのキャリアパスについて詳しく知りたい方は、別記事で「インフラエンジニアのキャリアパスを徹底解説【初心者向け】」を記載していますので、よろしければあわせてお読みください。

インフラエンジニアの将来性:プログラミングスキル習得はどうなの?

インフラエンジニアとしての将来性を高める観点ですと、Infrastructure as Code(IaC)
の影響もあり、今後もインフラエンジニアのプログラミング需要は高まると思いますので、将来的にプログラミングスキルを学ぶ事は非常に有効だと思います(シェルスクリプトやVBAは、既に一定書ける前提の話です)。

最近はPythonやRubyといったプログラミング言語を学ぶインフラエンジニアは、当たり前ですが増えておりますので、将来性を高める手段の一つとしてプログラミングスキルは効果的だと思います(もちろん、プログラマーのようにすらすら書ける必要まではありません。

(補足)インフラエンジニアとプログラマー(システムエンジニア)との将来性を比較

インフラエンジニアとよく比較対象をされるプログラマー(システムエンジニア)ですが、初心者の方より「どちらの方が、将来性が高いか?」と聞かれる事もありますが、私の結論としては、「両職種とも活躍すれば同じくらい将来性が高い」と思います。

ただし、将来的な安定感に関しては、インフラエンジニアとプログラマーは景気に対して異なる特徴があり、将来性を気にする方は、下記傾向を把握しておいた方がよいと思います。

・インフラエンジニアは、好景気、不景気の両方に強い
・プログラマーは、好景気に非常に強いが、不景気に弱い

景気が悪くなると、システム投資が落ち込むため、新規開発が少なくなり、プログラマーの仕事は落ち込みやすいです(また、単価が安い海外に、開発の仕事が流れる事もあります)が、インフラは景気が悪くなっても稼働を続ける必要があるため、インフラは不景気に強いという特徴があります。

詳しくインフラエンジニアとプログラマーの違いを知りたい方は、別記事ですが「インフラエンジニアとプログラマーの違いとは?未経験ならどっち?」をあわせてお読みください。

さいごに

インフラエンジニアは、将来性があるポジションと思いますが、将来性があるポジションだからといって、今あるインフラエンジニアの仕事が、今後AIなどに奪われないとは言えません。

やはり、機械に仕事を奪われやすい定型業務といったようなオペレータ業務を早く卒業していかないと、需要が減る事で、将来的に不安定な状況となる可能性も考えられ、市場から求められるスキルを、継続的に身につけていく必要があると思います。

技術は定期的に進歩していますが、技術の進歩に伴い、最新技術やニーズが見込まれる技術を少しずつでも身につけていけば、将来は明るくなっていくと言えるでしょう。

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