こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
「ネットワークエンジニアは稼げるの?」 → 年収の目安や上げ方の詳細はこちら
「未経験からでも目指せるの?」 → 未経験から挑戦できる理由とステップをまとめました
「AIやクラウドが進む時代に将来性はあるの?」 → ネットワークエンジニアの将来性はこちら
こうした疑問を持つ方は少なくありません。
実際、ネットワークエンジニアは 20代から着実に年収を上げやすいキャリア であり、経験を積むことで構築・設計・マネジメントへとステップアップできます。
さらに、クラウドやセキュリティの知識を掛け合わせることで、年収600万〜800万円以上を目指すことも可能です。
また、IT業界の中でも 未経験から挑戦できる入口がある職種 である点も魅力です。運用・監視といった仕事からスタートし、資格(CCNAやLPICなど)を取得しながら、段階的にキャリアを広げることができます。
そして将来性の面でも、AI・クラウド・DXの拡大により 安定して需要が伸び続ける職種 です。ネットワークの知識があれば、クラウドエンジニアやセキュリティエンジニアなど、次のキャリアへの道も広がります。
本記事では、仕事内容・資格・スキル・キャリアパス・年収・将来性 を徹底的に解説し、未経験からでも安心してキャリアを描けるようにまとめました。
最後には「無料キャリア相談」の案内も用意していますので、ぜひ参考にしてください。
ネットワークエンジニアとは?
ネットワークエンジニアとは、インターネットや社内システムをつなぐ「通信の仕組み」を専門に扱うエンジニアです。
インフラエンジニアの中でも「ネットワーク機器や通信経路」を担当し、サーバーやクラウドの仕組みと連携しながら、社会のIT基盤を支えています。
社会で求められる役割
企業や社会全体のITサービスは、すべてネットワークが正常に機能して初めて成り立ちます。
もしネットワークが止まれば、ECサイトの決済はできず、リモートワークも不可能になり、動画やSNSも利用できなくなってしまいます。
■ネットワークが必要な理由の例:
・ECサイトの決済がスムーズに行えるのは? → ネットワークが安定しているから
・会社の在宅勤務が成り立つのは? → VPNやセキュアな通信を設計するネットワークエンジニアがいるから
・動画や音楽を、ストレスなく楽しめるのは? → 通信経路を最適化しているから
このように、ネットワークエンジニアは表には出にくいものの、「止まってはいけないインフラ」を守る縁の下の力持ちとして欠かせない存在です。。
インフラエンジニアとの違い
ネットワークエンジニアは、より広い概念であるインフラエンジニアの一部に位置付けられます。
インフラエンジニアには大きく分けて、以下の種類があります。
■インフラエンジニアの種類:
・ネットワークエンジニア:ルータ・スイッチ・ファイアウォールなどを扱い、通信経路を設計・構築・運用
・サーバーエンジニア:LinuxやWindowsサーバーを構築・運用し、アプリやサービスが稼働する基盤を提供
・クラウドエンジニア:AWSやAzure、GCPといったクラウド基盤の設計・運用
・セキュリティエンジニア:不正アクセスやサイバー攻撃からシステムを守り、安全に利用できる環境を整備する専門職
データベースエンジニア:大量のデータを効率的に保存・管理・活用できるように、データベースを設計・運用する専門職
図で整理すると、以下の通りです。

この図からも分かるように、ネットワークエンジニアは 通信基盤の専門職 であり、サーバーやクラウド、セキュリティ、データベースを担当する他のエンジニアと協力しながら、ITサービス全体を支えています。
→初学者はまず「ネットワークエンジニア」として基盤部分を理解することで、その後セキュリティやクラウドといったキャリアへ広げやすくなります。
ネットワークエンジニアの仕事内容
ネットワークエンジニアの仕事は、大きく分けると 「監視・運用」→「構築・設計」→「上流工程」 という流れで進んでいきます。
経験やスキルに応じて担当する業務が変わり、キャリアアップの道筋にも直結します。
運用・監視業務(入口となる仕事)
未経験から最初に携わりやすいのが、ネットワークの監視や運用業務です。具体的には以下のような作業があります。
■運用・監視の仕事内容:
・ネットワーク機器(ルータやスイッチ)の稼働状況を監視する
・障害が起きた場合の一次対応(切り分け・報告)
・運用マニュアルに沿った定型的なオペレーション
この段階では、「ネットワークに慣れる」ことが最も大切です。
正確なオペレーションスキルや基礎的なインフラ知識が求めらるため、CCNAの知識が特に役立ちます。
さらに、サーバーの基本操作を理解するためにLPIC-1を学んでおくと、業務の幅が広がります。
設計・構築業務(スキルアップで挑戦可能)
経験を積むと、ネットワークの構築や設計にステップアップできます。このフェーズでは次のような業務を担当します。
■設計・構築の仕事内容:
・新しいネットワーク環境の設計(LAN/WAN、セキュリティポリシーなど)
・ネットワーク機器のパラメータ設定や導入作業
・パフォーマンス改善や最適化の検討
構築フェーズは、「手を動かして環境を作り上げる」やりがいが大きい仕事です。CCNAの上位資格であるCCNPや、実機演習の経験が活きてきます。
上流工程(提案・設計・マネジメント)
さらにキャリアを積むと、要件定義や基本設計といった上流工程に携わることができます。具体的には以下のような内容です。
■上流工程の仕事内容:
・クライアントからのヒアリングを通じた要件定義
・システム全体を見据えた基本設計や方針策定
・プロジェクト全体のマネジメントやメンバーの調整
ここでは、技術力に加えてコミュニケーション力やマネジメント力が重要です。
モデル年収も高く、650〜1,000万円以上を狙えるのはこのポジションからです。
仕事内容の全体像は、以下の図に整理できます。



このように、ネットワークエンジニアは入口の「監視・運用」からスタートし、スキルを磨きながら「構築・設計」へ進んでいきます。
最終的には「要件定義・マネジメント」などの上流工程を目指すキャリアパスを描くことができます。
必要なスキルと資格
ネットワークエンジニアとして活躍するには、基礎知識の習得 → 資格取得 → 実践的な学習方法 という流れでスキルを高めていくことが重要です。
ここでは必要なスキルと資格について解説します。
基礎知識(TCP/IP、ルーティング、セキュリティ)
まず押さえておきたいのは、ネットワークの基本的な仕組みです。特に重要なのは以下の3つです。
■ネットワークの基礎知識:
・TCP/IP
→インターネット通信の基盤となるプロトコル。IPアドレスやサブネットマスクの理解などは必須。
・ルーティング
→データを目的地まで届けるための経路選択。静的ルーティングと動的ルーティング(OSPFなど)を理解する必要があります。
・セキュリティ
→不正アクセスや通信の盗聴を防ぐ仕組み。ファイアウォール、VPN、暗号化といった基本知識は欠かせません。
これらの基礎知識は「CCNA」の学習範囲であるため、資格勉強を通じて効率的に習得することができます。
資格(CCNA・CCNP・LPICとの関連)
ネットワークエンジニアを目指す上で、資格はキャリアの大きな武器になります。特に以下の資格が代表的です。
■CCNA(Cisco Certified Network Associate):
ネットワークエンジニアの登竜門資格。TCP/IP、ルーティング、スイッチング、セキュリティなど基礎知識を広くカバー。
■CCNP(Cisco Certified Network Professional):
CCNAの上位資格。より高度なネットワーク設計・構築スキルを証明でき、中級〜上級エンジニアへのステップ。
■LPIC-1(Linux Professional Institute Certification):
Linuxサーバーの基礎を学べる資格。ネットワークエンジニアは、環境によってサーバーに関わる場面が出てくることもあるため、ネットワークとあわせて学んでおくと理解が広がります。
→資格ごとの特徴や選び方は、別記事 ネットワークエンジニアに必要な資格一覧 で詳しく解説しています。
→関連記事:CCNAとは?勉強法と資格の価値を徹底解説
→関連記事:LPIC-1の勉強法と資格の価値を徹底解説
勉強法(独学・教材・研修)
スキルを習得する方法は、大きく分けて「独学」、「教材利用」、「研修参加」の3つです。
多くのエンジニアは独学や教材を中心に学んでスキルを身につけていますが、未経験者にとってはスクールや研修を活用することで効率的に学べる場合もあります。
■勉強法の特徴:
・独学:
→市販の参考書や問題集、オンライン教材を使った学習方法。コストを抑えながら自分のペースで学べるのが強み。
・教材活用:
→Ping-t、Udemy、白本/黒本などの試験対策教材を繰り返し演習することで、効率的に理解が深まります。独学と組み合わせるのが一般的。
・研修・スクール:
→未経験から体系的に学びたい場合や、短期間で資格取得を目指したい場合に有効。講師のサポートがあるため、独学で挫折しやすい人には安心感があります。
→具体的な勉強法やおすすめ教材については、別記事 ネットワークエンジニアの勉強法まとめ で詳しく解説しています。
キャリアパスと年収のイメージ
ネットワークエンジニアは、経験やスキルに応じて担当できる業務が変わり、それに伴って年収もステップアップしていきます。
ここでは、キャリアの流れと収入の目安を解説します。
キャリアステップ(監視 → 構築 → 設計)
ネットワークエンジニアのキャリアは、大きく次のステップを踏んで進んでいきます。
■ネットワークエンジニアのキャリアステップ:
1. 監視・運用(未経験の入口):
→ネットワーク機器やサーバーの状態を監視し、障害があれば一次対応を行う仕事。 基礎知識を身につけ、オペレーションに慣れる段階。
2. 構築・設定(中堅エンジニア):
→ネットワーク機器のパラメータ設定や導入を行うフェーズ。実務では、設定後に疎通確認や負荷テストなども行い、ネットワークが正しく動作するかを検証します。
3. 設計・要件定義(上級エンジニア):
→ クライアントの要望を聞き取り、システム全体の設計を行うフェーズ。技術だけでなく、コミュニケーションやマネジメント力も求められる段階です。
→キャリアの詳細は、別記事 ネットワークエンジニアのキャリアパスまとめ で詳しく解説しています。
年収の目安と上げ方
キャリアアップに合わせて、年収も段階的に上がっていきます。
■年収の目安:
・監視・運用フェーズ:250万〜400万円台が一般的
・構築・設定フェーズ:450万〜600万円程度
・設計・マネジメントフェーズ:650万〜1,000万円以上も可能
また、年収を上げるためには、以下のポイントが重要です。
■年収の上げ方:
・資格の取得:CCNPやAWSクラウドなど、需要高資格を取得すると評価されやすい
・実務経験の積み重ね:構築や設計に携わる経験を積むと、スキルと年収が連動しやすい
・マネジメント・提案力:顧客折衝やチームリードができると高収入につながる
■補足:年収をさらに高めるための資格
・CCNP:ネットワーク技術を深く学びたい人向け
・AWS認定/LPIC:クラウドやサーバーを含むインフラ全般の知識を身につけたい人向け
・ネットワークスペシャリスト:高度な専門知識を証明できる国家資格(上級者向け)
キャリアの段階に応じて、需要に応じた資格を取得することで、さらに市場価値を高められます。
→年収データの詳細や、実際に収入を上げるための方法は、別記事 ネットワークエンジニアの年収まとめ で詳しく解説しています。
ネットワークエンジニアの将来性とやりがい
ネットワークエンジニアは今後も必要とされる職種ですが、AIやクラウドの普及で仕事内容や求められるスキルは少しずつ変化しています。
ここでは、将来性とやりがいについて詳しく見ていきましょう。
AI・クラウド時代にどう変化する?
クラウドサービスやAI技術の進化によって、ネットワークエンジニアの役割は「単純な設定作業」から「より高度な設計・自動化の運用」へシフトしています。
■将来性の変化:
・クラウド化の進展:オンプレミスのネットワーク構築のみでなく、AWSやAzure、GCP上でのネットワーク設計・管理の比重が増加。
・自動化の拡大:AnsibleやTerraformなどのIaC(Infrastructure as Code)ツールを活用した、自動化スキルの需要が高まっている。
・セキュリティ重視:ゼロトラストの考え方など、ネットワークとセキュリティがより密接に結びついている。
→将来性についてさらに詳しくは、別記事 ネットワークエンジニアの将来性まとめ をご覧ください。
やりがいと大変さ
ネットワークエンジニアの仕事には「やりがい」と「大変さ」の両面があります。
■やりがいの例:
・自分が設計したネットワークが無事稼働し、業務やサービスが安定して動いているのを確認できた瞬間
・障害対応で問題を解決し、復旧後に「助かった」と感謝されるとき
・新しい技術(クラウド、セキュリティ)を習得し、スキルアップを実感できるとき
■大変さの例:
・障害対応は夜間や休日に及ぶことがあり、プレッシャーが大きい
・ミスがシステム全体の停止につながるため、常に正確さと緊張感が求められる
・新しい技術が次々と出てくるため、学習を継続し続ける必要がある
「安定性を守る責任」と「技術を活かして成果を感じられる瞬間」の両方が、ネットワークエンジニアならではの仕事です。
ネットワークエンジニアは「やめとけ」と言われる理由は?
インターネット上では「ネットワークエンジニアはやめとけ」といった意見も見られます。
その背景には、以下のような事情があります。
■やめとけと言われる理由:
・下流工程から抜け出すのが難しく、キャリアや年収が頭打ちになりやすい
・監視や運用業務は夜勤・シフト制が多く、生活リズムが乱れやすい
・トラブル対応のプレッシャーが強く、精神的にきつい場面もある
特に多いのが、「下流工程から抜け出すのが難しく、キャリアや年収が頭打ちになりやすい」です。
インフラエンジニアの中でも、未経験者が最初に配属されやすいのはネットワーク監視や運用業務です。ここで経験を積めば次に進めますが、企業によってはチャンスが少なく「抜け出せずに消耗してしまう」人もいます。
実はこの問題は、個人の努力だけでは解決できないケースが少なくありません。
スキルアップの機会が少ない企業で働き続けても、いつまで経っても上流工程に進めないため、転職によって環境を変えることがキャリアアップの近道になることもあります。
このキャリア停滞リスクが「やめとけ」と言われる最大の理由です。
一方で、資格取得や実務経験を積み重ねて「構築・設計」に進めれば、キャリアも年収も大きく伸ばせます。
つまり「やめとけ」と言われるのは、一部の働き方や環境に偏った意見であり、努力次第で十分に活躍できる職種です。
→詳しくは、別記事 ネットワークエンジニアはやめとけ?と言われる理由と実態 にて解説しています。
ネットワークエンジニアは楽しい?どんな瞬間にやりがいを感じる?
ネットワークエンジニアの楽しさは、「自分の仕事が社会を支えている実感」にあります。
■楽しさ、やりがいの例:
・自分が構築したネットワークを通じて、多くの人がサービスを利用できているとき
・大規模プロジェクトに関わり、チームで成果を出したとき
・学んだ知識や資格が、実務に直結して役立ったとき
「止まらないサービス」を支える使命感と、「技術で課題を解決する達成感」が、この仕事ならではの魅力です。
ネットワークエンジニアに向いている人の特徴
ネットワークエンジニアは「誰でもできる仕事」ではなく、向き・不向きもあります。ここでは代表的な傾向を紹介します。
向いている人の傾向(論理的・正確・学習意欲)
ネットワークエンジニアに向いているのは、以下のような特徴を持つ人です。
■ネットワークエンジニアに向いている人:
・論理的に考えられる人
→通信トラブルの原因を切り分ける際には「仮説を立てて検証する」論理的思考が必要です
・正確さを大切にできる人
→ネットワーク機器の設定ミスはシステム停止につながるため、正確な作業が求められます
・学習意欲が高い人
→セキュリティやクラウドなど、新しい技術が次々登場するため、学び続ける姿勢が重要
向いている人の特徴を図で整理すると、以下のようになります。



向かない人の傾向
逆に、ネットワークエンジニアに向かないタイプの人もいます。
■ネットワークエンジニアに向かない人の傾向:
・細かい作業が苦手な人
→小さな設定ミスが大きな障害につながるため、注意力が必要です
・夜勤やシフト制が絶対に嫌な人
→監視・運用の初期段階では夜勤がある場合が多いため、柔軟な働き方ができないと厳しい場合もあります
・学習を避けたい人
→資格試験や新技術のキャッチアップが必要なので、「勉強はもうしたくない」という人には不向きです
さらに詳しい解説や、適性チェックについては、別記事 ネットワークエンジニアに向いている人・向かない人まとめ をご覧ください。
未経験からネットワークエンジニアになるには?
ネットワークエンジニアは、IT職種の中でも比較的「未経験から挑戦しやすい」職種です。ここでは、その理由と必要な準備について解説します。
未経験でも挑戦できる理由
以下の背景から、未経験者でもキャリアをスタートできる可能性が十分にあります。
■未経験から挑戦できる理由:
・入口となる監視・運用業務がある
→ネットワークの監視や障害対応といった定型業務は、マニュアルが整備されていることが多く、高度なスキルや知識が求められない
・資格で知識を証明できる
→CCNAやなどの資格を取得すれば、実務未経験でも一定の基礎知識を持っていることを客観的にアピールできる
・人材不足が続いている
→ITインフラ分野は慢性的な人材不足であり、企業はポテンシャル採用にも積極的。そのため未経験からの採用チャンスが多い
必要な準備とステップ(資格・研修・実務経験)
未経験からネットワークエンジニアを目指す場合、次のステップで準備を進めるのが効果的です。
■効果的な準備:
・基礎知識の習得
→TCP/IPやルーティングなどの基礎を学ぶ。まずは入門書や教材で全体像をつかむことが大切です。
・資格取得(CCNA・LPIC-1など)
→資格は「学んだ知識を証明する手段」として強力。特にCCNAはネットワーク分野において、未経験者の登竜門として評価が高いです。
・実務に近い演習や研修
→オンライン演習サイト(Ping-t、Udemyなど)の演習や、スクール研修で実機操作を体験。独学が難しい場合は短期集中の研修を活用するのも有効です。
・現場経験を積む(監視・運用からスタート)
→最初は監視や運用の現場に入り、マニュアルに沿った業務を行いながら少しずつ理解を深める。そこで経験を積んだ上で、構築や設計へとステップアップします。
→詳しい方法や成功事例は、別記事 未経験からネットワークエンジニアになる方法まとめ で解説しています。
よくある質問(FAQ)
ここではネットワークエンジニアについて、よくある質問を回答していきます。
30代未経験からでもなれますか?
はい、30代未経験からでも、ネットワークエンジニアを目指すことは可能です。
たとえば30歳で未経験から挑戦したケースでも、資格取得(CCNAなど)で知識を証明し、学習意欲を示せば採用される可能性があります。
ただし、20代と比べると企業は「即戦力性」や「キャッチアップの速さ」を重視する傾向があるため、準備を整えて臨むことが大切です。
文系出身でも問題ありませんか?
全く問題ありません。ネットワークエンジニアに求められるのは「専門的な知識」と「論理的な思考力」であり、出身学部は問いません。
実際に、文系出身から資格取得を経てIT業界に転職し、活躍しているエンジニアは多数います。大切なのは、学び続ける姿勢と実践経験を積む意欲です。
残業や夜勤は多いですか?
職場や業務内容によって大きく異なります。
例として、監視・運用業務(入口フェーズ)は、夜勤やシフト制が多く、残業は少ない傾向です。
一方で、構築・設計業務(中堅以降):納期前の繁忙期は残業が増えることもあるが、日勤勤務かつ裁量を持ちやすくなります。
「夜勤を避けたい」、「残業少なめで働きたい」という方は、求人の選び方やキャリアの進め方で調整可能です。
資格なしでも採用されますか?
未経験でもポテンシャル採用の可能性はありますが、資格なしだと年齢やこれまでの職歴によって状況は大きく変わります。
■年齢の傾向(資格なし):
・20代前半:学歴や職歴が良ければ、資格なしでも採用されるケースがあります。
・20代後半:資格なしだと選べる求人は減り、条件が厳しい企業に偏りがちです。
・30代:資格なしでは採用されるのはほぼ難しく、CCNAなどの基礎資格は必須と考えるべきです。
また、年齢に加えて「過去にどんな仕事をしていたか」も重要です。
■評価が高まる仕事:
・PCを使った仕事の経験(例:事務職でExcelや社内システムを日常的に利用)
・チーム作業やコミュニケーション経験(例:営業や接客で顧客対応・電話対応をした経験)
・責任ある業務を担った経験
こうした経験があると、IT未経験でも業務適性が評価されやすくなります。
つまり、資格で技術的な基礎を示すこと+社会人経験での強みを組み合わせることで、採用の可能性は大きく広がります。
→関連記事:CCNA取得後に実際に転職成功した事例はこちら
まとめ:ネットワークエンジニアを目指すなら
ネットワークエンジニアは、IT社会を支える重要な職種です。未経験からでも挑戦可能ですが、キャリアを伸ばすには基礎知識の習得・資格取得・実務経験の積み重ねが欠かせません。
この記事では、以下のポイントを解説しました。
■この記事の内容まとめ:
・ネットワークエンジニアの役割と仕事内容
・必要なスキルと資格(CCNA・LPICなど)
・キャリアパスと年収の目安
・将来性ややりがい、向いている人の特徴
・未経験から挑戦するステップ
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連リンク集
■ネットワークエンジニアの仕事・キャリア:
・ネットワークエンジニアのキャリアパスまとめ
・ネットワークエンジニアの年収まとめ
・ネットワークエンジニアの将来性まとめ
・ネットワークエンジニアはやめとけ?理由と実態
■勉強法・スキル・資格:
・CCNAの勉強法と資格の価値を徹底解説
・LPIC-1の勉強法と資格の価値を徹底解説
・ネットワークエンジニアに必要な資格一覧
・ネットワークエンジニアの勉強法まとめ
■転職・適性:
・未経験からネットワークエンジニアになる方法まとめ
・ネットワークエンジニアに向いている人・向かない人まとめ
・インフラエンジニア志望動機:未経験でも内定が取れる例文と書き方
■関連職種:
・インフラエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性を解説
・サーバーエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性を解説
・クラウドエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性を解説
あなたの経歴に合わせて、最適なキャリアプランを無料で診断します
未経験からネットワークエンジニアに挑戦し、CCNA取得後に転職成功した方や、20代後半で年収50万円以上アップを実現した方も多数います。