ネットワークエンジニアの将来性は?クラウドの影響は?プログラマーと比べるとどう?

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こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

クラウド技術の台頭や、自動化などにより、ネットワークエンジニアの将来性に影響が出てきていますが、実際ネットワークエンジニアの需要や将来性、安定性はどうなのでしょうか?

また、同じIT業界のプログラマーやシステムエンジニアと比較した場合の、ネットワークエンジニアの将来性はどうなのでしょうか?

今回はネットワークエンジニアの将来性について説明します。

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ネットワークエンジニアの需要はどうなの?人手不足?

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みなさんもご認識の通り、現在のネットワークエンジニアの需要は非常に高いです。

また、スキルが高いネットワークエンジニアは、どの企業も人手不足の状況で、ネットワークエンジニアの需要に、供給が追い付いていない状況があります。

ゆえに、ネットワークエンジニアとしての経験が少なくても、学ぶ姿勢があれば、スキルアップやステップアップのチャンスは非常に多い状態と言えます。

実際、経済産業省も2030年に日本のIT人材は大きく不足する見込みという調査結果を出しており、引き続きネットワークエンジニアの需要は続くと言えるでしょう。
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf
※出展:経済産業省「IT人材の最新動向と将来設計に関する調査結果」

また、下記からは、ネットワークエンジニアの将来性、安定性について説明します。

そもそも将来性、安定性がある職種の特徴とは

まずネットワークエンジニアの将来性や安定性についてお話をする前に、私が考える将来性や安定性がある職種の特徴について説明したく、下記の3つの特徴があると、将来性や安定性は高いと考えています。

将来性、安定性がある職種①:市場(業界)が伸びている、今後も伸びる職種

市場(業界)時代が伸びているという事は、需要があるということです。

需要が減ると、社外では過剰な安売りの始まりやお客さまの過剰な奪い合いが起こり、社内では経験を身につけるためのチャンスや、昇給昇格のイスが奪い合いになる、といった消耗戦が、やはり発生しがちであり、まさに「レッドオーシャン」と呼ばれる状況でしょう。

一方で、市場が伸びていると、ステップアップのチャンスが多く、お客さまの奪い合いも少なく、力をつければ飛躍できる機会は多いと言えます。

ゆえに、市場(業界)が伸びていて、今後も伸びる可能性が高い業界は、将来性がある仕事(業界)とも言えるでしょう。

将来性、安定性がある職種②:スキルが身につく仕事(手に職が付く職種)

将来性を考えるうえで、切りはなすことができない問題として「安定性」があります。

安定性も「会社の安定性(会社がつぶれないか否か)」と「個人の安定性(もし会社がなくなったとしても、生きていけるのか)」の2パターンがあります。

「会社の安定性」は会社によって違うので、簡単に切り分けはできませんが、「個人の安定性」は、「自分自身に手に職(スキル)」が身についていれば、職を失い、職が見つからないという可能性は低くなるでしょう。

会社の安定性に頼りすぎず、スキルを身に着けることで「個人の安定性」を高める仕事も、将来性があると言えるでしょう。

将来性、安定性がある職種③:景気の影響をうけにくい職種

あたりまえですが、景気の影響を受けにくく、好景気・不景気問わずで「浮き沈みが少ない職種」も将来性や安定性があると言えるでしょう。

例えば、景気が悪くなると、「株を買うなどの投資」を行うことや、「車を買い変える」など、今買う必要がないものに対して、積極的にお金を支払う人は少なくなるでしょう。

しかし景気が悪くなっても、「電気」、「ガス」、「水道」や「通信」といった社会インフラにお金を支払う人が大きく減るとは言いにくく、病気になった時の「医療・薬」や、日常生活で欠かせない「食」に関するお金も、多少の買い控えはあるかもしれませんが、大きく減らしにくいかも知れません。

これは、2000年頃の就職氷河期や、2008年頃のリーマンショック時に就職活動や転職活動を行ったことがある人には、顕著に感じることかと思われますが、景気の影響を受けにくい職種も、将来性や安定性がある職種と考えます。

ネットワークエンジニアの将来性はどうなの?安定している?

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先程「そもそも将来性がある仕事とは」でお話をした3点に対して、ネットワークエンジニアの仕事はどうなのか?で説明します。

市場(業界)が伸びている、今後も伸びている業界

ネットワークエンジニアが働くIT業界は、当然ながら、市場(業界)が急成長しています。
 
例えば、平成元年(1989年)の世界の企業時価ランキングトップ10社には、現在のIT関連企業は2社(NTT、IBM)しか入っていませんが、現在のの世界の企業時価ランキングトップ10は、IT企業が7社入っています(1位マイクロソフト、2位アップル、3位アマゾンドットコム、4位アルファベット(Googleの持株会社)など)。
※参照資料:週刊ダイヤモンドオンライン
https://diamond.jp/articles/-/177641?page=2
世界の指標ではありますが、日本もITの伸びは大きく、IT業界は今後も伸びる可能性を大きく秘めていると思います。
 

手に職がつく仕事(スキルが身に付く仕事)

ネットワークエンジニアは、手に職がつく仕事(スキルが身に付く仕事)です。

もちろん、ネットワーク監視や、運用オペレータの仕事ではスキルが身に付くとは言えませんが、ネットワークの上流工程(要件定義や基本設計)の仕事などは、まだまだ圧倒的に出来る人が不足している状況であり、経験を積むことで「手に職がつく(スキルが身に付く)」仕事と言えるでしょう。

また、スキルが身に付く仕事かつ、「伸びている業界」で働く場合、スキルアップの転職もやりやすいので、将来性は見込みやすいと言えます。

景気の影響をうけにくい仕事

IT業界もあたりまえですが、景気の影響を受けます。

景気が悪くなると、IT業界では、まず企業のIT投資のお金が減り、IT投資のお金が減ると、新しくシステムを導入や開発をすることが減るので、まずは開発の仕事が減ります。

例えば、2008年のリーマンショック時には、IT業界もあおりを受け、開発エンジニアの仕事が激減し、仕事が無い開発エンジニアがたくさん転職市場に出、2007年ならコンサルティングファームでも書類合格していたスキルを持つエンジニアが、2008年のリーマンショック後には、ソフトハウスでも書類連続落ちという状況を、転職エージェントとしてたくさん見てきました。

ですが、ネットワークエンジニアはインフラ系であり、インフラ系は好景気・不景気でものすごく関係があるわけではないので、不景気でも転職が出来ますし、ネットワークといったITインフラ系に強みを持つ企業は、不景気の時にも安定して売上を上げていました。

ITネットワークは電気、ガス、水道と同じように、「インフラ」と呼ばれるだけあり、景気に非常に強く、安定感を持つ職種といえるでしょう。

ネットワークエンジニアの将来性:クラウドの影響は?

ネットワークエンジニアの将来性を考える上で切り離せない内容の一つが「クラウド」と言えるでしょう。

クラウドでインフラの構築や設定が簡単にできてしまう事もあり、一時期は「クラウドの影響で、ネットワークエンジニアが不要になる」とも言われましたが、全てがクラウド化される訳ではないですし、またトラブルが発生した時に今までの経験をもとに原因追及、解決を行えるプロフェッショナルであれば、クラウドの影響を受けにくいと言えます。

また、クラウドの影響に乗って、ネットワークのみでなく、サーバ、ミドルウェア周辺も学び、最終的にはクラウドを学んだ中で、自分自身が「クラウドエンジニアになる」というキャリアステップもネットワークエンジニアにはありますので、クラウドの影響は「ネットワークエンジニアとして活躍できる幅が広がった」とも言えるでしょう。

ただし、定型作業ばかりのオペレーションエンジニアでは、今後の将来性は高くないと言えますので、クラウドもしかり、セキュリティやネットワークの仮想化など、市場のニーズが高いスキルを習得し続ければ、会社や顧客からも必要とされ続けるエンジニアでいられると言えます。

ネットワークエンジニアの将来性:年収はどうなるの?

将来性と切れない関係の「年収」ですが、ネットワークエンジニアの年収は「市場から求められるスキル」に応じて変動する事は変わらないでしょう。

ネットワークエンジニアとして求められるスキルを持っていれば必然的に年収は上がり、ネットワークエンジニアとして活躍できるスキルや経験を持ち合わせていなければ、年収は上がらないという流れは、現在もしかり、今後も変わらないと考えます。

ゆえに、活躍するスキルを持つネットワークエンジニアは年収が上がり、将来性も高いと言えますが、スキルが不足する場合は年収も上がりにくく、将来性も高いとは言えないでしょう。

ネットワークエンジニアの年収に関して詳しく知りたい方は、別記事で「【解説】ネットワークエンジニアの年収はどのくらい?年収の上げ方は?」を記載していますので、よろしければあわせてお読みください。

ネットワークエンジニアの将来性:キャリアパスは何がおすすめ?

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ネットワークエンジニアが選べるキャリアパスは幅広いですが、将来性が高く、今後も需要が見込まれるキャリアパスとしては、下記だと考えます。

将来性が高いキャリアパス:

・セキュリティエンジニア
・クラウドエンジニア
・プロジェクト管理(プロジェクトマネージャ)
・テクニカルサポートエンジニア
・フルスタックエンジニア

上記キャリアパスにたどり着くにはスキルアップの勉強、多様な経験が必要とも言えますが、ネットワークエンジニアとしての将来性を追い求めたい方は、上記キャリアパスを目指すのは一つのやり方だと思います。

ネットワークエンジニアのキャリアパスについて詳しく知りたい方は、別記事で「ネットワークエンジニアのキャリアアップ、主要キャリアパスとは」を記載していますので、よろしければあわせてお読みください。

ネットワークエンジニアの将来性:おすすめのスキルは?クラウドスキルは必須?

ネットワークエンジニアのスキルとして、私は「クラウドが必須スキル」とは思っておらず、「クラウドは、あれば尚可のスキル」と考えています。

理由は、クラウドに強みを持たなくとも、セキュリティや特定製品に強みを持つ、幅広いスキルやプロジェクト管理に強みを持つなどを行う事で、ネットワークエンジニアとして必要とされる続けるスキルセットになると考えているためです。

むしろネットワークエンジニアは実力主義の世界ですので、あなた自身が「興味がある分野(勉強が苦にならない分野)」かつ「市場ニーズがある分野」の両方が満たされる場所で実力を発揮し続ける事が重要だと考えます。

ただし、興味がある分野は、「やってみないとわからない」所があると思いますので、様々な技術動向に興味を持ち、技術に触れ続ける姿勢が重要だと考えます。

また、ネットワークエンジニアに求められるスキルとして、別記事ですが「ネットワークエンジニアに求められるスキルとは、スキルアップを解説」を記載していますので、興味があればあわせてお読みください。

ネットワークエンジニアの将来性:プログラミングスキル習得はどうなの?

ネットワークエンジニアとしての将来性を高める観点ですと、Infrastructure as Code(IaC)の影響もあり、今後もネットワークエンジニアのプログラミング需要は高まると思いますので、将来的にプログラミングスキルを学ぶ事は非常に有効だと思います。

もちろんスクリプト言語やVBAはもちろん、昔からPerl等が書けるネットワークエンジニアは一定いましたが、最近はPythonやRubyといったプログラミング言語を学ぶネットワークエンジニアは急増しており、将来性を高める手段の一つとしてプログラミングスキルは効果的だと思います(もちろん、プログラマーのようにすらすら書ける必要まではありません。

■関連記事:ネットワークエンジニアにおすすめのプログラミングスキルとは

ネットワークエンジニアとプログラマー・システムエンジニアとの将来性を比較

ネットワークエンジニアとプログラマー・システムエンジニアの将来性を比較すると、私の意見としては、プログラマー・システムエンジニアは「爆発力が優勢」で、ネットワークエンジニアは「安定感が優勢」だと考えます(理解しにくい例えで、すみません)。

詳しく説明すると、プログラマーやシステムエンジニアといった開発系エンジニアは、景気が良い時は仕事が多すぎる程あり、景気が良い時のキャリアアップは非常にやりやすいです。

ゆえに景気が良い時はネットワークエンジニアのようなインフラ系エンジニアよりも、開発系エンジニアの方が、キャリアアップはやりやすく、ゆえに「プログラマーやシステムエンジニアは爆発力がある」という印象です。

しかし、景気が悪い時は、プログラマーやシステムエンジニアの仕事は減ります(業務系システムのエンジニアは特に顕著に減る傾向があります)。

一方でネットワークエンジニアは、ITインフラのエンジニアですので、景気が悪くてもネットワークは常時動かし続ける必要があり、ネットワークエンジニアの仕事はあまり減りませんので、「ネットワークエンジニアは安定感」があると言えるでしょう。

ゆえに、好景気に強いのはプログラマーやシステムエンジニアといった開発系エンジニアですが、好景気・不景気ともに根強く安定感を持つのは、ネットワークエンジニアといったITインフラ系のエンジニアでしょう。

さいごに

ネットワークエンジニアは、将来性があるポジションと思います。

ただし、将来性があるポジションだからといって、今あるネットワークエンジニアの仕事が、今後機械などに奪われないとは言えません。

やはり、機械に仕事を奪われやすい定型業務といったようなオペレータ業務を早く卒業し、今後も市場から求められるスキルを身につける必要があるでしょう。

また、ネットワークエンジニアに興味がある方や、ネットワークエンジニアとしてスキルアップなどの転職をお考えの方は、私どもで求人紹介を含めた転職支援を行っておりますので、ご相談を希望される方はお気軽に「無料転職相談のご登録」よりご登録ください。

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