こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
「AWSエンジニアとはどんな仕事?」
「必要なスキルや資格は?未経験からでもなれるの?」
「年収や将来性はどうなの?」
クラウド市場の拡大にともない、今もっとも需要が高まっている職種のひとつが AWSエンジニア です。
特に、AWSは世界でトップシェアを誇るクラウドサービスであり、国内外の多くの企業が導入しています。そのため、 転職市場でも高く評価される職種 となっています。
この記事では、AWSエンジニアの 仕事内容・必要スキル・資格・年収・将来性 を徹底解説していきます
未経験から目指す方法や注意点もまとめていますので、これからクラウドエンジニアを志す方はぜひ参考にしてください。
→なお、AWSはクラウドエンジニアの代表格です。職種全体の概要を知りたい方は「クラウドエンジニアとは?仕事内容・将来性まとめ」もあわせてご覧ください。
AWSエンジニアとは?
AWSエンジニアとは、Amazon Web Services(AWS)を活用してクラウド環境の設計・構築・運用・保守を行うエンジニアのことです。
従来のオンプレミス型インフラに代わり、AWSを中心としたクラウド環境を導入する企業が急増しており、今や多くのシステムで「AWSエンジニア=クラウド基盤を支えるプロ」として高い需要があります。
クラウドエンジニアとの違い
クラウドエンジニアは、AWS・Azure・GCPなど複数のクラウドサービスを幅広く扱う職種です。
一方で AWSエンジニアはAWSに特化し、AWSの各種サービス(EC2、RDS、S3、VPCなど)を深く理解しながらシステムを構築・運用する点に特徴があります。
■職種の位置付け:
・クラウドエンジニア → クラウド全般を扱う「ゼネラリスト」
・AWSエンジニア → AWSに専門特化した「スペシャリスト」
そのため、クラウドエンジニアのキャリアを考える際には「AWSエンジニアとして、まず専門性を高める」というケースが多くあります。
→関連記事:クラウドエンジニアとは?仕事内容・資格・年収・将来性を徹底解説
AWSが選ばれる理由(シェア・導入事例)
AWSが選ばれる最大の理由は、圧倒的なシェアと豊富な導入事例にあります。
■AWSが選ばれている理由:
・世界クラウド市場でのシェア:30%以上を維持(Microsoft AzureやGoogle Cloudを抑えてトップ)
・国内でも大手企業・スタートアップを問わず導入が進んでいる
・サービス数は200種類以上に及び、用途に応じて最適な組み合わせが可能
とくに国内では、金融・製造・小売・自治体など幅広い分野でAWSが採用されており、「クラウド導入=まずAWS」という流れが定着しています。
これが、AWSエンジニアが転職市場で評価されやすい背景です。
AWSの最新トレンドと市場変化
AWSエンジニアを目指す上で「いまAWS市場がどう変化しているのか」を理解することも重要です。2024〜2025年時点では以下のトレンドが顕著です。
トレンド | 特徴 |
自動化・IaCの普及 | 効率的な開発・運用には欠かせない、AWSエンジニアの基本スキル。 |
コンテナとサーバーレス | 今後のシステム開発の「標準」となる技術。ECS、EKS、Lambdaは基本スキルとして必須。 |
コスト最適化(FinOps) | クラウド利用の「責任」と「スキル」の一つ。運用フェーズで必ず問われるテーマ。 |
セキュリティ強化需要 | どのレイヤーでも必須、普遍的な重要スキル。 |
生成AIとの統合 | 今後数年で案件が増える可能性のある先端技術。将来的なキャリア拡張につながる。 |
こうした動きからもわかるように、AWSエンジニアは「従来のインフラ担当」ではなく、最新のクラウド技術を実務に組み込む「先端エンジニア」として進化しています。
AWSエンジニアの仕事内容(具体的なイメージ)
AWSエンジニアの仕事内容は、従来のインフラエンジニアが担ってきたサーバー・ネットワーク構築に加え、クラウド特有のサービス設計や自動化の活用が中心です。
ここでは、日常業務の流れや具体的な役割を整理していきます。
実務で重要な2つのフェーズと役割
AWSエンジニアの業務は、設計フェーズと運用フェーズで役割が大きく変わります。以下は一日の例です。
■設計フェーズの一日:
・クライアントや社内メンバーと要件定義の打ち合わせ
・ネットワーク構成図やシステムアーキテクチャの設計
・AWSサービス(EC2、RDS、VPC、ALB など)の選定
・IaCツール(Terraform/CloudFormation)を使った構築準備
■運用フェーズの一日:
・CloudWatch で稼働状況を監視
・アラート対応や障害復旧
・コストの見直し(リソースの最適化やFinOps対応)
・セキュリティパッチの適用やIAM権限管理
設計は「クラウドをどう作るか」を考える仕事、運用は「安定して動かし続ける」仕事、と理解するとイメージしやすいでしょう。
主要業務(1):クラウドインフラの設計・構築
AWSエンジニアの主業務は、クラウドインフラをゼロから設計し、構築することです。
■AWSクラウドの設計・構築:
・EC2やRDSを使ったサーバー/データベース環境構築
・S3やCloudFrontを活用したストレージ・配信基盤の設計
・VPCでのネットワーク設計
・Auto ScalingやELBを使った高可用性アーキテクチャの実現
これらは、オンプレミスのサーバー構築経験がある人には馴染みやすい一方、未経験者には新しい概念も多い領域です。
そのため、まずは 小規模な環境をハンズオンで作りながら学ぶことが実務への近道となります。
主要業務(2):自動化と運用の効率化(IaC、FinOps)
クラウドエンジニアの現場では、「手作業で構築」から「自動化して効率化」への流れが大きく進んでいます。
■自動化の役割:
・IaC(Infrastructure as Code)
→TerraformやAWS CloudFormationで、インフラをコード化
→再現性のある環境構築・チーム開発が容易になる
・CI/CDパイプラインの構築
→CodePipelineやGitHub Actionsを用いた自動デプロイ
→開発スピードと品質を同時に向上できる
・運用自動化
→Lambdaでの定期ジョブ実行
→CloudWatchと連携した自動スケーリングや障害対応
→自動化スキルは、単なる構築担当から「効率的に開発を支えるエンジニア」へ成長するための必須スキルとなっています。
AWSエンジニアに必要なスキル
AWSエンジニアに求められるスキルは、大きく分けて インフラ基礎スキル/AWSサービスの理解/自動化スキル/コミュニケーション力 の4つです。
ここでは、それぞれのスキルがなぜ重要なのか、どのように身につければよいのかを整理していきます。
インフラ基礎(Linux・ネットワーク)の重要性
AWSはクラウドサービスですが、その土台はサーバー・ネットワークの知識にあります。
Linuxコマンド操作やTCP/IPの基礎などを理解していないと、エラー対応や設計の際に壁にぶつかりやすいのが実情です。
■学ぶべきインフラ基礎:
・Linux:権限管理、プロセス管理、シェル操作など
・ネットワーク:IPアドレス、ルーティング、ファイアウォールなど
上記のような基礎力を体系的に学ぶには、資格学習が効率的です。LinuxはLPIC-1/LinuC-1、ネットワークはCCNAで学習すると効果的です。
→関連記事:LPIC-1とは?試験範囲・難易度・勉強法を徹底解説
→関連記事:CCNAとは?資格の内容・難易度・勉強法を徹底解説
AWSサービスの知識(主要カテゴリ別)
AWSエンジニアにとって、AWSの主要サービスを理解することは必須です。初学者がまず覚えるべきは、インフラの根幹を支える以下のサービスです。
■AWSの主要サービス:
・サーバー(仮想マシン):EC2 (Elastic Compute Cloud)
・データベース:RDS (Relational Database Service)
・ストレージ:S3 (Simple Storage Service)
・ネットワーク:VPC (Virtual Private Cloud)
・権限管理:IAM (Identity and Access Management)
ただ単に知識を暗記するのではなく、「どのユースケースで、どのサービスを選ぶか」を判断できる力が重要です。
補足として、学習が進んだら、Lambda(サーバーレス)や、DynamoDB(NoSQL)など、モダンなサービスも視野に入れていきましょう。
AWSサービスを体系的に学ぶには、資格取得が最短ルートです。
→関連記事:AWSエンジニアに必要な資格まとめ
スクリプト/IaCスキル(Python・Terraform)
クラウドの現場では、「コードでインフラを管理する」スキルが当たり前になっています。代表的なものが TerraformやCloudFormation(IaCツール)や Python です。
■スクリプト/IaCスキル:
・環境をコード化することで、再現性が高くミスのない構築が可能
・Gitでのバージョン管理により、チームでの開発も効率化
・自動化により、運用コストを大幅に削減できる
こうしたスキルを段階的に学ぶことについて、「クラウドエンジニア勉強法まとめ」も参考になります。
コミュニケーション・設計力の必要性
AWSエンジニアは「ただ構築する人」ではなく、クライアントやチームと要件を調整しながら 最適なクラウドアーキテクチャを設計する役割 も担います。
■コミュニケーション力や設計力:
・要件定義 → 設計 → 構築 → 運用の流れを一貫して理解する
・技術的な判断について、「なぜそうするのか」と説明できる力
・チーム開発や外部ベンダーとの調整スキル
技術だけでなくキャリア全体の設計に不安がある方は、無料キャリア相談を活用するのもおすすめです。
AWSエンジニアに必要な資格(なぜ取得すべきか)
AWSエンジニアとしてキャリアを築く上で、資格取得はほぼ必須といえます。
理由として、資格は単なる知識証明にとどまらず、転職市場での評価・キャリアアップ・実務への活用に直結するためです。
ここでは、AWS認定資格の全体像から、取得するメリット、未経験者におすすめの資格まで整理していきます。
AWS認定資格の全体像(CLF~SAPまで)
AWSには、レベルや専門分野ごとに複数の認定資格があります。代表的なものを整理すると、以下の通りです。
■AWS認定の代表資格:
・基礎レベル
→CLF(Cloud Practitioner):AWSの基本用語・概念を理解しているかを問う入門資格
・アソシエイトレベル
→SAA(Solutions Architect Associate):設計・構築に関する代表的資格
→SOA(CloudOps Engineer Associate):運用・監視寄りの資格
→DVA(Developer Associate):開発者寄りの資格
・プロフェッショナルレベル
→SAP(Solutions Architect Professional):高度な設計・アーキテクチャ設計力を問う上級資格
→DAP(DevOps Engineer Professional):自動化・CI/CDに強い上級資格
・専門分野(Specialty)
→セキュリティ、データ分析、ネットワーキングなど、特定領域に特化した認定資格
→AWS資格の全体像や試験の詳細は「AWSエンジニアに必要な資格まとめ」で詳しく解説しています。
→関連記事:クラウドエンジニアに必要な資格の順番と選び方|未経験から最短ルート解説
資格取得が転職で「有利になる理由」と「実務での活かし方」
AWS認定資格を取得すると、以下の点で大きなメリットがあります。
■転職市場での評価が高まる:
・「AWSを体系的に学んでいる」という証明になる
・未経験者でも「やる気・基礎知識あり」と評価されやすい(知識無と比べて差別化できる)
・求人票で「AWS認定資格保持者歓迎」と明記されるケースが多い
■実務での活かし方:
・CLF → AWS用語を理解し、会話がスムーズに
・SAA → AWS全体の理解が深まり、構築案件に参加しやすくなる
・SOA → 運用・監視業務でAWS特有のトラブルに対応できる
資格はゴールではありません、実務で役立つ知識を整理する手段です。
「転職活動の武器」と「現場での必要となる知識」、両方を得られるのが資格取得の価値です。
未経験におすすめの資格(CLF、SAA)
未経験からAWSエンジニアを目指すなら、まずは以下の2つが定番です。
■未経験者におすすめの資格:
・CLF(Cloud Practitioner)
→AWSの全体像を理解できる基礎資格
→文系出身やIT未経験でも挑戦しやすい
→ただし、転職・キャリアアップにおける貢献度は高くない
・SAA(Solutions Architect Associate)
→AWSエンジニアとして最も評価されやすい資格
→AWS案件に関わる実務への入り口になる
→AWSエンジニアを目指すなら、SAAは取るべき
転職やキャリアアップで強く評価されるのは SAA(Solutions Architect Associate) です。
IT基礎がある方は、CLFを飛ばしてSAAに直行しても問題ありません。一方で、完全未経験で「AWSの全体像をまず理解したい」という方は、CLF(Cloud Practitioner)から始めるのもOKです。
→関連記事:AWS SAAの勉強時間、勉強法まとめ
AWSエンジニアの年収事情
AWSエンジニアは、インフラエンジニアの中でも比較的高い年収水準を期待できる職種です。
求人データや調査によると、平均年収は600〜700万円前後、中央値は500〜600万円台が多い水準となっています。
ただし、スタート地点の経験やスキルによって大きく差があります。
■AWSエンジニアの年収例:
・IT未経験からAWSエンジニアに挑戦する場合
→ 300〜380万円程度が中心。監視オペレーターや運用補助からのスタートが多い。
・インフラ運用経験あり+AWS資格保持
→ 400〜500万円程度が中心。既存の運用スキル+資格は評価されるが、すぐに高年収にはつながりにくい。
・インフラ設計・構築経験あり+AWS資格保持
→ 500〜650万円程度。オンプレ経験を活かしつつAWS案件に入れるため、設計・構築に携われば年収水準が伸びやすい。
・AWSで設計・構築の実務経験がある(1〜3年)
→ 550〜700万円前後。転職で年収アップを狙いやすいゾーン。
・上級資格(SAPなど)+豊富な構築・マネジメント経験
→ 800〜1,000万円以上も可能。フリーランスなら月単価70〜100万円クラスも。
つまり、AWSエンジニアとして年収を上げるには、資格で基礎を固め、設計・構築の実務経験を積み重ねることが不可欠です。
より詳細な統計データや資格別・経験別の具体的な事例は、以下の関連記事で解説しています。
→関連記事:AWSエンジニアの年収相場|未経験から資格・経験別に徹底解説
→関連記事:クラウドエンジニアの年収は高い?【年代別・資格別・働き方別に徹底解説】
未経験からAWSエンジニアになれる?
結論から言えば、IT未経験からでもAWSエンジニアを目指すことは十分可能です。
ただし、クラウドエンジニアは即戦力が求められる場面も多いため、未経験のままでは採用されにくいのも事実です。
重要なのは、入門のステップを押さえ、段階的にスキルを積み上げていくことです。
未経験に求められる準備(Linux・資格・ハンズオン)
未経験からAWSエンジニアを目指す場合、まずは以下の3つの準備が必要です。
■未経験からAWSエンジニアを目指す準備:
・Linux・ネットワークの基礎知識
→ AWSの土台はインフラ知識です。LPIC/LinuCやCCNAといった資格学習を通じて基礎を固めるのがおすすめです。
・AWSの資格取得(CLFやSAA)
→ 「AWSを体系的に学んだ」という証明になり、転職市場でも高く評価されます。
・ハンズオン経験
→ 無料利用枠を使ってEC2やS3を構築するのが大事です。その実績をブログやGitHubにまとめると、さらに大きな武器になります。
→関連記事:AWSの勉強方法まとめ|未経験からエンジニアを目指すロードマップ
→関連記事:クラウドエンジニア勉強法ロードマップ|未経験から最短で実務へ
キャリアチェンジのステップと事例
実際のキャリアチェンジは、以下のステップを踏むケースが多いです。
■キャリアステップ例:
1. IT未経験 → インフラ運用からスタート
→基礎的な運用経験を積みながら、資格取得を並行して進める。
2. 資格取得+基礎経験 → AWS関連業務に挑戦
→構築の補助から入り、徐々にプロジェクトを任されるようになる。
3. 設計・構築経験を積む → 転職でキャリアアップ
→SAAやSAPを武器に、SIerやクラウドベンダーへ転職。
この流れを押さえておけば、未経験からでも現実的にAWSエンジニアを目指すことができます。
より具体的な転職戦略や成功事例は「未経験からAWSエンジニアになる方法」で紹介しています。
クラウド全般を含めた未経験転職は「未経験からクラウドエンジニアになるには?」もおすすめです。
AWSエンジニアはきつい?やめとけ?
インターネット上では「AWSエンジニアはやめとけ」、「きつい」という声を見かけることもあります。
確かに、クラウドエンジニア特有のプレッシャーやハードさが存在するのは事実です。ただし、すべての人に当てはまるわけではなく、自分に向いているかどうかでも大きく変わります。
よくある「きつい場面」と真実
AWSエンジニアが「きつい」と感じやすいのは、以下のようなケースがあります。
■AWSエンジニアがきついと言われる理由:
・トラブル対応が深夜や休日に発生することがある
→ システムの安定稼働が求められるため、緊急対応は避けられない場面があります。
・新しいサービスや技術をキャッチアップし続ける必要がある
→ AWSは常に新機能が追加されるため、学習が苦手な人には負担に感じやすい。
・責任範囲が広い
→ 設計・構築だけでなく、セキュリティ・コスト最適化まで任されることもあり、マルチスキルが求められます。
ただし、これは 「きつい」=「やりがいがある」 という考え方もできます。
また設計や自動化のスキルを身につければ、単なる運用保守に比べてキャリアアップや年収アップのチャンスは格段に広がります。
向いている人・向いていない人
AWSエンジニアに向いている人、そうでない人の特徴を整理すると、以下の通りです。
■向いている人:
・新しい技術を学ぶことを楽しめる
・問題解決や改善にやりがいを感じる
・チームで協力しながらシステムを作り上げたい
■向いていない人:
・学習やスキルアップに時間をかけたくない
・急なトラブル対応に強いストレスを感じる
・仕事の裁量より「決まった作業だけ」を求めている
つまり、AWSエンジニアはすべての人に「やめとけ」な仕事ではありません。人によってはキャリアを大きく飛躍させられる職種です。
→詳しくは「AWSエンジニアはやめとけ?向いている人・向いていない人」で具体的な事例を紹介しています。
→クラウド全般の働き方については「クラウドエンジニアはやめとけ?」も参考にしてください。
AWSエンジニアの将来性とキャリアパス
結論から言えば、AWSエンジニアの将来性は非常に高いです。
また、クラウド市場の拡大とAWSの圧倒的シェアによって、今後も需要が減ることは考えにくいでしょう。さらに、キャリアパスも多様であり、自分の強みを活かして幅広い選択肢を描いていけます。
クラウド市場の成長とAWSのシェア
調査データによると、クラウド市場は今後も毎年10%以上の成長が見込まれており、特にAWSは世界で30%以上のシェアを維持しています。
国内でもAWSを導入する企業は急増しており、AWSエンジニアの需要は右肩上がりです。
→ITインフラの多くがクラウドシフトしている現状では、「AWSを扱えるかどうか」がキャリアの分岐点になるといっても過言ではありません。
SRE・クラウドアーキテクトへのステップアップ
AWSエンジニアとして基礎を身につけた後は、さらに専門性の高いキャリアに進むことが可能です。
■クラウドエンジニアからのキャリアパス例:
・SRE(Site Reliability Engineer)
→運用の効率化や自動化を極め、サービスの安定稼働を支える職種
・クラウドアーキテクト
→大規模システムの設計・移行をリードする、技術とビジネスの両面を理解する力が必要
・DevOps/セキュリティスペシャリスト
→IaCやセキュリティの知識を武器に、クラウド技術の中核を担う
このようなキャリアを目指すには、資格や経験だけでなく、設計力・リーダーシップ・顧客折衝力といった総合力が求められます。
需要が高いAWS関連スキル領域
今後さらに需要が高まると予想されているのは、以下の分野です。
■需要が高いAWS関連スキル:
・コンテナ技術(ECS、EKS)
・サーバーレス(Lambda)
・FinOps(コスト最適化)
・セキュリティ(IAM、GuardDutyなど)
・自動化/IaC(Terraform、CloudFormation)
上記のスキルを強化していけば、市場価値を高めつつ、キャリアの選択肢を広げられます。
このようにAWSエンジニアは、クラウド市場の成長とともに 将来性も大きく高まっている職種 です。
またキャリアパスも、SRE・クラウドアーキテクト・セキュリティスペシャリストなど多岐にわたります。
→関連記事:クラウドエンジニアの将来性・需要は?なくならない理由
さらに、将来のキャリアを見据えて動きたい方、AWSエンジニアに挑戦したい方は、無料キャリア相談を活用しながら、自分に合ったステップを一緒に設計していきましょう。
【無料】インフラ専門の転職エージェントとキャリア相談してみる
AWSエンジニアに関するよくある質問(FAQ)
ここではAWSエンジニアを目指す方から特によく寄せられる、「年齢・学習時間・他クラウド比較・女性活躍」の疑問に答えます。
Q:30代から未経験でAWSエンジニアを目指すのは遅いですか?
A:可能ですが、現実的にはインフラエンジニアとして基盤スキルを積んでから、AWSに進むステップが強くおすすめです。
→関連記事:インフラエンジニアとは?未経験からわかる仕事内容・年収・キャリアパス
エンジニア経験があれば30代からでも十分に転職可能ですが、IT未経験なら1歳でも若いうちに始めることが重要です。
また「インフラ基礎 → AWS資格 → クラウド案件」という流れを意識すれば、30代でもキャリアチェンジは可能です。
→関連記事:未経験からAWSエンジニアになるには?必要スキル・資格・転職ロードマップ
Q:AWSエンジニアになるための勉強時間はどれくらい必要ですか?
A:IT基礎がある人なら3〜6ヶ月、完全未経験なら1年以上かかるケースも多いです。
特にLinuxやネットワークの基礎を学ばずにAWSだけ学ぶと理解が進みにくいため、まずはインフラ基礎を6ヶ月程度、その後AWSに進むのが現実的です。
→関連記事:AWSの勉強方法まとめ|未経験からエンジニアを目指すロードマップ
Q:AWSとAzureやGCPで、最初に学ぶならどれが良いですか?
A:よほどな理由がなければ、まずはAWSをおすすめします。
国内市場ではAWSの求人が最も多く、初心者がキャリアを築くならAWSから始めるとスムーズです。
→関連記事:クラウドエンジニアに必要な資格の順番と選び方
Q:AWSエンジニアは女性でも活躍できますか?
A:もちろん可能です。
リモートワークやフレックスタイムの導入企業も多く、ライフスタイルに合わせやすい点で女性のキャリア選択肢としても注目されています。
まとめ:AWSエンジニアを目指すなら今がチャンス
この記事では、AWSエンジニアの「仕事内容」から「必要なスキル・資格」、「年収」、「将来性」までを徹底解説してきました。
クラウド市場の拡大に伴い、AWSエンジニアは今、最も将来性が高く、市場価値が高い職種の一つです。
学習が必要な範囲は広いですが、体系的にスキルを身につければ、高年収やキャリアアップのチャンスが大きく広がります。
■この記事の重要ポイントまとめ:
・仕事内容:
→設計・構築だけでなく、自動化(IaC)やコスト最適化が中心となる先端技術職。
・必要スキル:
→Linux/ネットワーク基礎、AWS主要サービスの知識が必須、自動化スキルが武器。
・資格の価値:
→未経験転職では、CLFSや SAAの取得が「体系的な学習証明」として極めて強力な武器。
・平均年収:
→平均年収は600〜700万円前後と高水準。SREやクラウドアーキテクトなど、多様で明るいキャリアパスが描ける
AWSエンジニア転職を成功させるサポートを無料で提供
「AWSエンジニアになりたいけど、何から始めればいいか分からない」
「未経験だけど、本当に転職できるのか不安、、」
「資格を取った後の、具体的な転職戦略・おすすめ求人を知りたい」
このように、技術的な学習の他に、キャリア設計や転職活動に不安や疑問抱えている方は多いです。
AWSエンジニアへの転職を成功させるには、市場価値を最大限に高める戦略と、あなたのスキル・経験に合った最適な求人を見つけることが不可欠です。
AWSエンジニアへの最短ルートを一緒に考えませんか?
無料キャリア相談では、あなたの状況にあわせて次のサポートをご提供します。
- 現在のスキルを棚卸し、アピールポイントの整理
- 非公開求人を含めた、希望条件に合うAWS求人のご紹介
- 面接対策や履歴書・職務経歴書の作成サポート
迷っている時間も機会損失です。今のあなたに必要な「次の一歩」を一緒に見つけましょう。