こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
インフラエンジニアの必要スキルを独学で学びたい方の中には「勉強サイトで学びたい」と考えている人も多いでしょう。
しかし、どの勉強サイトを使えば、効率的に学べるのかを迷っている人もいると思います。実は、学習の目的によって、選ぶべき勉強サイトが異なります。
この記事では、インフラエンジニアの無料勉強サイトを、目的別でわかりやすく解説していきます。
例えば、「基礎知識の習得」や「資格取得を目指す」場合など、目的別に分けて説明しますので、インフラエンジニアを目指す人やの学習中の方は、ぜひ参考にしてください。
インフラエンジニアに求められるスキルは、幅広い
インフラエンジニアは、非常に幅広い知識やスキルが求められます。サーバー、OS、ネットワーク、セキュリティ、クラウドなど、学んでおきたい分野が多数あります。
その中で、インフラエンジニア初級者の場合は「サーバー、OS」もしくは「ネットワーク」の知識が求められやすいでしょう。まずはサーバー管理の知識と、ネットワークの基礎知識が重要です。
インフラエンジニアは、上記画像の基本スキルをまず習得することが求められます。その後、さらなる活躍を目指すために、新たな技術分野の知識を学び、深めていくことが、基本的な学習ステップです。
■関連記事:サーバーとは何?小学生でもわかるよう簡単に、例や図解で説明
■関連記事:ネットワークとは何?小学生でもわかるよう簡単に、例や図解で説明
インフラエンジニアの勉強サイトは、こんな人におすすめ
幅広い知識を学んでいくには、自己学習が大事です。自己学習において、効率的に学ぶためには、勉強サイトの活用は非常に有効です。
インフラエンジニア向けの勉強サイトは、様々なコンテンツがあり、初心者から上級者まで、自分のペースで学習できる所がメリットです。
以下のような人は、勉強サイトで学習することで、学習効率を高めることができるでしょう。
■インフラエンジニアの勉強サイトをおすすめする人:
・未経験からインフラエンジニアを目指す人
・資格取得を目指す人
・隙間時間やプライベートな時間を活用したい人
・無料、もしくは安価で学習をしたい人
・実務に役立つスキルを身につけたいエンジニア
勉強サイトをおすすめする人①:未経験からインフラエンジニアを目指す人
インフラエンジニアの勉強サイトは、未経験からインフラエンジニアを目指す人にとって最適です。特にIT知識がない初心者は、どこから始めるべきかで悩むことがありますが、勉強サイトは基礎から段階的に学べます。
勉強サイトをおすすめする人②:資格取得を目指す人
インフラエンジニアにとって、資格は自分の知識を証明する手段です。また、インフラエンジニアは資格が非常に評価されやすい職種であり、資格取得を目指す人も勉強サイトが役立ちます。
勉強サイトは、資格対策に特化したサイトが多数あります。資格取得を目指す人にとって、勉強サイトは是非とも活用すべき勉強法です。
勉強サイトをおすすめする人③:隙間時間やプライベートな時間を活用したい人
仕事や通勤時間の隙間時間、週末のプライベートな時間を活用して学習したい人にも、勉強サイトは便利です。
自分のペースで学べるオンライン型の勉強サイトであれば、通勤時間や週末など、好きな時間に学習を進められます。忙しい社会人や家庭を持つ人でも、勉強サイトであれば学習を続けやすいでしょう。
勉強サイトをおすすめする人④:無料、もしくは安価で学習したい人
インフラエンジニアのITスクールは非常に高額です。またインフラエンジニア向けの学習本も、専門書ですので、比較的高い金額感です。
人によっては、なかなか学習費用を捻出できない人もいるでしょう。
一方で、勉強サイトはITスクールなどと異なり、無料もしくは安価で学習できるため、勉強費用を捻出できない人にとって、強い味方と言えます。
勉強サイトをおすすめする人⑤:実務に役立つスキルを身につけたいエンジニア
現役のエンジニアでも、最新の技術やスキルを学び続けることが重要です。現場で必要となるスキルの習得のみでは、キャリアの広がりに不安を感じる人も多いでしょう。
例として、クラウド技術やセキュリティ技術の向上など、進化する分野の技術をキャッチアップするためなど、勉強サイトを活用することで、実務に役立つスキルを身につけ、キャリアアップなどを見込むことができます。
インフラエンジニアの勉強サイトを活用するポイント
勉強サイトを利用する前に、勉強サイトを活用するには、重要なポイントがあります。
やみくもに勉強サイトを使っても、「インフラエンジニアに転職する」など、本来の学習目的を果たせないかも知れません。また、学習効率の低下や、挫折につながる可能性も高まるでしょう。
以下に、勉強サイトの活用ポイントを説明していきます。
勉強サイトの活用するポイント①:目的や目標を明確にする
勉強サイト活用の前に、学習する目的や目標を明確にしましょう。
例えば、サーバーエンジニアを目指すなら、サーバー関連の基礎知識の学習や、LPICを取得できる勉強サイト。ネットワークエンジニアを目指すなら、ネットワーク関連の基礎知識の学習や、CCNAを取得できる勉強サイトを選ぶべきです。
目的や目標があいまいなままだと、効率的な学習が難しいです。また、本来の目的を達成できないかも知れません。
勉強サイトの活用するポイント②:無料が難しい場合は、有料も検討する
無料の勉強サイトは、手軽に学習しやすい所が大きな魅力です。無料の勉強サイトでも、非常に有用なサイトも多数あります。
一方で、無料の勉強サイトだけでは限界を感じることも多いです。やはり無料サイトよりも有料サイトの方が、解説が丁寧であり、理解は進みやすいことが多いです。
無料で限界を感じた人や、勉強効率を高めたい人は、有料の勉強サイトも検討することをおすすめします。
【無料】インフラエンジニアの勉強サイト:基礎知識の学習
サーバーの基礎知識:LinuCイージス
https://www.infraexpert.com/infra/study10.html
LinuCイージスは、Linux操作の基本を体系的に学ぶことができる勉強サイトであり、サーバーの基礎知識を学ぶための人気サイトです。
Linuc-1試験の試験範囲をもとに、Linuxコマンドの使い方から、ファイルシステムの管理、ユーザー管理、ネットワークの基礎など、Linuxサーバー管理に必要な知識を幅広く学ぶことができます。
また、LinuCイージスは初心者にもわかりやすく解説されています。無料かつ段階的にLinuxを学ぶのであれば、LinuCイージスは活用すべき勉強サイトです。
サーバーの基礎知識:Ping-t Linux Essencials
Ping-tは、ITエンジニア向けに特化した、有名な学習サイトであり、特に資格取得を目指す人に人気があります。
インフラエンジニアを目指す初心者が、まずLinuxの基礎知識を学びたい場合は、Ping-tで提供されているLinux Essencialsの内容が、非常に理想的です。Linuxの基本知識を幅広く身につけることができます。
Linux Essencialsは資格試験対策コースであり、約400問の試験形式の問題を解くことができます。
しかしこの教材は、Linux Essencialsの資格対策だけでなく、Linuxの基礎知識を習得する目的で利用すると、非常に有効です。
また、Linux Essencialsで学んだ内容は、上位資格のLPIC level1の足掛かりとなります。しかもLinux Essencialsは無料で使えかつ、サーバーの基礎知識を身につける目的であれば、最適な教材です。
インフラエンジニアとして、第一歩を踏み出したい方に強くおすすめできる勉強サイトです。
■関連記事:【まるわかり解説】Linux Essentialsとは?難易度、勉強時間、LPIC-1との違いなどを解説
ネットワークの基礎知識:3分間ネットワーキング
https://www5e.biglobe.ne.jp/aji/3min
3分間ネットワークキングは、初心者向けで非常に有名なサイトであり、未経験インフラエンジニアの入社前事前勉強資料などでもよく使われています。
対話形式でカジュアルに書いてあるので読みやすいですが、内容は深いです。ネットワークの基礎知識を学ぶには十分ですし、3分間ネットワークが理解できれば、ネットワーク資格のCCNAの足掛かりにもなります。
ネットワークを学びたい方は、無料勉強サイトは、まず3分間ネットワーキングに目を通すとよいでしょう。
クラウド(AWS)の基礎知識:AWS公式 AWS Skill Builder
https://aws.amazon.com/jp/training/digital/
AWS Skill Builderは、Amazonが提供する公式の勉強サイトです。AWS Skill Builderでは、AWSの基礎知識から実践的なスキルまで、幅広く学ぶことができます。
また、AWS Skill Builderでは、無料で使えるコースが複数あり、AWS初心者でも気軽にコースを選択して学んでいくことができます。
また、初学者におすすめな無料コースは「AWS Cloud Practitioner Essentials(Japanese)日本語実写版」です。このコースは約7時間の動画講座で、AWSの基礎であるクラウドプラクティショナー程度の知識を学ぶことができます。
まずは「AWS Cloud Practitioner Essentials 日本語実写版」を見て学習し、その後に興味がある勉強教材を探すと良いでしょう。
AWS Cloud Practitioner Essentials 日本語実写版
※AWS Skill Builderは、利用するために個人情報の登録(AWSビルダーIDの作成)が必要です。相応手間がかかります。
インフラ全般の基礎知識:SEの道標
https://milestone-of-se.nesuke.com
SEの道標は、サーバーやネットワークの学習を目指す方向けの勉強サイトです。特にインフラエンジニアのキャリアを目指す人や、スキルアップを目指す人にとって、基礎から実践的な知識を身につけることができるサイトです。
サイトでは、サーバーやネットワークの基礎から、応用時に必要な技術まで、広範囲な内容がカバーされています。
少々広告が目立ちますが、図解のコンテンツが非常に有用であり、基礎から応用まで学べる勉強サイトです。
インフラ全般の基礎知識:わわわIT用語辞典
サーバーやネットワークの学習を進めると、「言葉の意味がわからない」ことがよく起きます。例として、「BIOSって何?」と思って検索して調べても、結局よくわからないことも起きるでしょう。
そのような時に役に立つのが「わわわIT用語辞典(「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典)」です。
独学で勉強をすると、「わからないことを、わかるようにする」ことが大変です、時間もかかります。
わわわIT用語辞典は、初学者がつまづきやすい用語を、わかりやすく説明しているため、勉強サイトで学習を行う場合は、併用すると理解が進みやすいでしょう。
【無料】インフラエンジニアの勉強サイト:資格対策
サーバーの資格対策(LPIC):LPI公式 LPIラーニング
LPIは、Linuxの認定資格であるLPIC試験を実施する公式機関です。LPIラーニングでは、試験に関する情報や試験範囲、項目の重要度などを無料で公開しています。
また、LPIC-1の101試験および102試験に関する教科書を、PDF形式で無料でダウンロードすることができ、資格取得の無料学習に役立ちます。下記リンクから、教科書をダウンロードできます。
※LPIC 101試験:LPIC-1 Exam 101
※LPIC 102試験:LPIC-1 Exam 102
上記リンクから教科書をDLでき、無料で学習できますが、初学者にはやや難しい可能性があります。難しい場合は、他の教材から学習をおすすめします。
また、資格試験のLPIC-1がよくわからない方は、「【LPICまるわかり解説!】LPIC level1とは?試験内容や勉強、受験方法などを説明」をお読みください。
サーバーの資格対策(LPIC):LPIC模擬問題
LPIC模擬問題は、LPICに特化した勉強サイトで、試験対策に役立つ問題集が掲載されています。
難易度は本試験よりも比較的やさしめの問題が多く、特にLPIC101試験については、400問以上が掲載されているため、初学者にも取り組みやすい内容です。やさしい問題で基礎を固めたい方には、効果的な学習サイトです。
ただし、2024年時点では、LPIC101試験以外の問題はあまり充実していないため、LPIC101試験対策として有用だと考えられます。
■関連記事:LPIC(LinuC)は転職・就職でどれくらい有利?意味ない人と、取るべき人を解説
サーバーの資格対策(LinuC):LPI-Japan公式 Linux標準教科書
https://linuc.org/textbooks/linux
LPI-Japanは、Linux認定試験のLinuCを提供する公式機関です。LPI-Japanも、Linuxを学習する方に向けて、Linux標準教科書という無料教材を発行しています。
Linux標準教科書は、個人情報を登録すると無料ダウンロードでき、LinuC試験の学習ができます。LinuCの学習をしたい方は、無料で全範囲を網羅できますので、ダウンロードして学習してみるとよいでしょう。
ただし、初学者にはやや難しい内容と思いますので、難易度が高いと感じた場合は、他の教材で学習することをおすすめします。
■関連記事:LPIC とLinuC、どっちを取るべきかがわかる! 違いを徹底比較、解説
ネットワークの資格対策(CCNA):CCNAイージス
https://www.infraexpert.com/info/ccnaz7.html
CCNAイージスは、ネットワークエンジニアの入門資格であるCCNAの対策に特化した勉強サイトです。
CCNAイージスでは、資格取得に必要な範囲を体系的に学べ、難易度が高い内容も、図解などを用いてわかりやすく解説されています。
CCNAを学習する場合は、無料学習サイトの中では、CCNAイージスは最適です。初心者でも着手しやすい学習サイトであり、CCNA対策として重宝するサイトと言えます。
ネットワークの資格対策(CCNA):Youtube まさるの勉強部屋
https://www.youtube.com/@masaru-study
「まさるの勉強部屋」は、YouTube上でCCNAをはじめとしたITインフラ系の資格学習に特化したチャンネルです。
まさるの勉強部屋では、CCNAだけで約170本の動画があり、CCNAに出題される重要ポイントをわかりやすく説明しており、パケットトレーサを使った解説などもあるため、CCNA学習者には非常に有用なチャンネルです。
個人的には、かなりわかりやすい内容で、CCNAを無料動画で学習したいなら、まず最初に見るべき勉強サイトと考えます。
CCNAの無料対策動画であれば、まさるの勉強部屋動画一つでもよいと思います。
■関連記事:【断言します】CCNAは転職・就職で非常に有利になる資格です
ネットワークの資格対策(CCNA):Youtube 【CCNA 200-301 Complete Course】Jeremy’s IT Lab
https://www.youtube.com/@JeremysITLab
Jeremy’s IT Labは、YouTube上でCCNAをはじめとした、ネットワーク系の資格学習に特化したチャンネルです。Cisco認定試験の勉強動画として、世界的に有名なチャンネルです。
そのまま視聴すると英語となりますが、YouTubeの設定から、字幕を日本語にすれば、無料で日本語で学習できます。また、英語が得意な方や、英語に慣れたいと思う方は、Jeremy’s IT LabでCCNAを学習すると、更に面白く学習できるでしょう。
また、Jeremy’s IT Labは日本語版のチャンネルもありますが、2024年現在ではCCNA全範囲が網羅されていないため、全範囲を学びたい人は英語版のチャンネルの方がよいでしょう。
■関連記事:CCNAとLPICを徹底比較!どっちを取るべき?どっちから取るべき?
クラウドの資格対策(AWS SAA):Ping-t AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト
IT資格の学習サイトであるPing-tは、AWS認定のソリューションアーキテクト アソシエイト(AWS SAA)試験も無料で学ぶことができます。
AWS SAAの問題数は、約750問が掲載されており、無料で利用できる資格対策用の問題集としては、十分すぎるボリュームです。また、無料で利用できますが、解説も非常に丁寧です。
まず無料でAWS認定の学習を行いたい場合は、最初の取り掛かり勉強サイトとして、Ping-tもよいです。
ただし、無料で学べる試験は、AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト試験であり、「初級試験のクラウドプラクティショナー」は学ぶことが出来ません。
AWS SAA試験も、未経験から学習して取得できる資格ですが、最も基本的なクラウドプラクティショナー試験から学習を希望する人にとっては、不向きな教材です。
■関連記事:3大資格のLPIC、CCNA、AWSはどれを取るべき?どれから?クラウドエンジニアへの近道資格
CCNA・LPICの無料資格取得支援、転職支援サービスはこちら
【無料】インフラエンジニアの勉強サイト:実機環境を使った学習
インフラエンジニアの学習では、実機環境を使った学習も非常に有効です。また実際に手を動かして学習できるので、学習で楽しさを感じやすいでしょう。
ただし、実機環境を使った学習は、「実際に手を動かしながら勉強する」ことがポイントです。手を動かさないと、学習難易度は大きく上がります。知識も定着しません。面白味も感じないでしょう。
まずは、勉強サイトの指示通りに、手を動かしながら学習してみましょう。
サーバー(Linux)の学習:エンベーダー
エンベーダーはLinuxサーバーの学習に役立つ、ゲーム形式の無料学習サイトです。
ただしくは、実機環境というよりも、ブラウザ上でLinuxコマンド操作を行う勉強サイトです。しかし、Linuxにおけるターミナル画面の、CLI(Command Line Interface)操作を学ぶことができます。
まずは無料で、Linuxをゲーム感覚で体験して学びたいという方に、おすすめの勉強サイトです。エンベーダーから学習を始め、興味が持てたら更に難易度が高い教材に進むというやり方がよいでしょう。
サーバー(Linux)の学習:Youtube Linux Professional Institute 日本支部 LPI
https://www.youtube.com/@linuxprofessionalinstitute906
Linuxサーバーを実機環境を作って学ぶなら、動画が学びやすいです。そのような時に役に立つYouTubeチャンネルが、LPIC試験の運営元が提供するLPI日本支部の公式チャンネルです。
LPI日本支部の公式チャンネルでは、自宅で行うLinuxサーバーの構築など、基礎から応用まで動画を見ながら、手を動かして学ぶことができます。
またLPIC試験の重要ポイントを押さえた動画もあり、初心者から中級者まで幅広く学ぶことができますので、無料で使える学習リソースとしては有用です。
■関連記事:【未経験者のLPIC-1対策】Linuxの実機環境を作って学ぶ勉強方法
ネットワークの学習:Cisco Packet Tracer(パケットトレーサー)を使いこなそう!
ネットワークの操作を実機環境で学習する場合は、中古で良いので、Ciscoのルータ、スイッチの実機を購入することが一番です。ただし実機を購入する場合は、お金もかかりますし、置き場も必要です。
実機の購入が難しい場合は、パケットトレーサーというネットワークのシミュレーションツールを使うとよいでしょう。
パケットトレーサーを使うと、実際のネットワーク機器を用意せずに、仮想的なネットワーク環境を作ることができ、ルータやスイッチの設定、VLANやトラブルシューティングなどを学ぶことができます。
Cisco Packet Tracer(パケットトレーサー)を使いこなそう!を見ながら、パケットトレーサーを使って学習すると、楽しみながら知識を定着させることができます。
クラウドの学習:AWS公式 AWS Cloud Quest
https://aws.amazon.com/jp/training/digital/aws-cloud-quest
AWS Cloud Questは、Amazonが提供するクラウド学習用のゲームベースの勉強サイトです。
AWS Cloud Questでは、3Dロールプレイングゲーム形式で、課題ごとに様々なサービスを利用しながらソリューションを構築し、AWSの各種サービスなどについて学ぶことができます。
ゲーム要素が含まれている学習サイトであるため、比較的学びやすい教材でしょう。下記のような画像イメージです。
AWSに初めて触れる方や、AWSの初歩を楽しみながら学んでみたい方に向いている勉強サイトです。
ただし、3Dゲーム形式ですので、非常に重たいです。メモリも大量に使用してしまいます。通信が安定している自宅PCで学習する方が望ましいです。
また、AWS Cloud Questは、「日本語」を選択すれば、日本語でも学べますが、英語で学んでみたい方はそのまま学習を進めてもよいと思います。
【有料】インフラエンジニアのおすすめ勉強サイト
これまでは無料の勉強サイトの紹介をしてきましたが、無料の勉強サイトだけでは限界を感じる人もいるでしょう。無料の勉強サイトのみでも学習はできますが、丁寧な解説が含まれるサイトは有料サイトが多いです。
実際に、有料の勉強サイトになるとクオリティが上がります。勉強効率も高くなり、ストレス少なく学習が進みやすいです。
下記からは、無料勉強サイトではなく、有料の勉強サイトを検討する方に、おすすめサイトをご紹介します。
【有料】インフラエンジニアの勉強サイト(非常におすすめ):Ping-t(資格対策)
有料の勉強サイトで資格対策を行うなら、Ping-tを強くおすすめします。まず最初に選ぶべき勉強サイトはPing-tです。
Ping-tは、IT資格に特化した学習サイトであり、特にCCNA、LPIC、LinuCに強みがあります。CCNAやLPICなどの資格を取るなら、利用必須とも言える存在です。
また、CCNAやLPICなどは、資格試験の前半部分を無料で使うことができます。実際に無料で使用し、有用だと考えた際に、資格試験の後半部分(有料コンテンツ)に課金をするとよいでしょう。
利用料は、有料コンテンツの利用期間によって異なりますが、値段設定は比較的抑えられています。
Ping-t | 金額 |
無料コンテンツ | 無料 |
有料コンテンツ(1ヶ月利用) | 2,640円 |
有料コンテンツ(2ヶ月利用) | 3,300円 |
有料コンテンツ(3ヶ月利用) | 3,960円 |
【有料】インフラエンジニアの勉強サイト:Udemy(勉強全般)
Udemyは、専門家による実践的な講座が多数用意されている勉強サイトであり、インフラエンジニアを目指す人や、スキルアップを図りたい人にも、有用なコンテンツが数多くあります。
Linuxサーバー構築やネットワーク、クラウド技術(AWSなど)、セキュリティ対策など、幅広いコンテンツを学ぶことができ、学習したい講座があれば、Udemyから購入するとよいでしょう。
ただし、Udemyのコンテンツは、参考書として利用するには非常に有用ですが、問題集はやや使いにくい仕様です。使いやすさを求める方には、問題集はUdemy以外もあわせて検討するとよいと思います。
また、Udemyでは頻繁にセールが行われています。セール期間中は2000円以下で購入できるコンテンツも多いため、セール期間中に購入するとよいでしょう。
インフラエンジニアになるための勉強方法
インフラエンジニアになるための勉強は、勉強サイトも有用ですが、本(参考書や問題集)を使った学習も非常に有効です。
また、インフラエンジニアはサーバー、ネットワークからクラウド、セキュリティと幅広い領域に携わるため、効率的かつ段階的に学習をすることがおすすめです。
インフラエンジニアになるための効率的な勉強方法を知りたい方は、「インフラエンジニアになるための勉強方法、順番【未経験、初心者向け】」をあわせてお読みください。
さいごに
インフラエンジニアを目指す人や、現役エンジニアがスキルアップを図る上で、効率的な学習方法の一つが勉強サイトの活用です。
この記事では独学で勉強できる無料サイトを中心に解説しましたが、インフラエンジニアは独学でも学習でき、無料利用できる教材が使える勉強サイトが多数あります。
独学は、ITスクールに通うお金や時間の確保が難しい方におすすめの学習方法です。ただし、完全に無料の勉強サイトのみに頼りすぎると、学習効率が落ちてしまうことがあります。
学習効率を高めるためには、必要に応じて有料の勉強サイトや、有料の本なども並行して活用すると、スピーディに習得できるでしょう。本記事が学習の参考になれば幸いです。
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