サーバー監視はきつい?夜勤・年収・将来性と抜け出す方法【2026】

こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

「サーバー監視ってきつい?それとも楽?」
「夜勤・年収・スキルが身につくのか不安がある」

そんな不安や疑問を感じる方は、多いのではないでしょうか。

実際の転職相談でも、サーバー監視の悩みは「夜勤」、「年収」、「スキル」の3つにほぼ集約されます。

この記事では、サーバー監視のリアルな実態(楽・きつい・年収など)から、将来のキャリアまでわかりやすく解説します。

この記事を書いた人 
角田 壮史 株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

ITインフラ・クラウドエンジニア専門の転職エージェント。経済産業省採択事業の運営者であり、15年以上のエンジニアのキャリア支援実績を活かし、あなたのキャリアアップをサポートします。

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目次

【実態】サーバー監視の仕事は「楽」?「きつい」?

サーバー監視は「未経験でも受かりやすい」のが魅力です。一方で「夜勤がきつい」、「スキルがつかない」と不安を感じている人も多いのがリアルです。

ここでは「楽なところ」と「きついところ」を整理しました。

夜勤・シフト制がきつい:体調管理・生活リズムの悩み

サーバーは24時間動いているので、仕事は「夜勤ありのシフト制」が基本です。

夜勤のタイムスケジュールは現場によって異なりますが、「夕方5時〜翌朝9時まで」といった長い夜勤がある現場も珍しくなく、肉体的なしんどさを感じる人は少なくありません。

また、この夜勤がきっかけで、転職を考え始める人は決して少なくありません。

手順が決まっていて楽:スキルが身につかない不安

決まったマニュアル通りに動くだけの「ルーチンワーク」がほとんどです。

未経験でも入りやすい現場であるため、高いスキルは求められません。また現場によっては「暇な時間に資格の学習ができる環境」も存在します。

一方で、スキルを求められない代わりに、汎用的なスキルを身につけるチャンスも少ないため、「このまま居続けるべきか」で悩む人も多いです。「スキルが積み上がらない感覚」が、将来への不安につながるポイントです。

障害が起きた時のプレッシャー

サーバーは24/365で稼働するため、「止めないこと」が前提です。

ゆえにサーバーが止まると、業務やサービス全体に影響があり、ミスをしてはいけない責任の重さや、強いプレッシャー感じてしまう人もいます。

これが続くと、特に真面目な人ほどストレスや疲労をため込む傾向があり、現場を離れる人も一定数います。これらによって、サーバー監視は「やめとけ」と言われることがあります。

サーバー監視の仕事内容とは

サーバー監視は、ITサービスを24時間止めないために見守り続ける「裏方の仕事」です。

ネットやアプリは常に動き続けているため、その裏側でサーバーの状態をチェックし、異常があればすぐに対応、上位のエンジニアに報告します。

未経験からでも早期戦力になりやすい仕事ですが、エンジニアを目指している人にとっては「思っていた仕事と違う」など、違和感やつまづきを感じる人も少なくありません。

監視オペレーターの主な役割

やることは非常にシンプルです。基本的には「マニュアル通りに正確に動くこと」がルールです。具体的には、以下が主な役割です。

システムのチェック:
専用のツールを使って、サーバーが止まっていないか(死活監視)、負荷が高くなりすぎていないか(状態監視)を24時間見守ります。

トラブルへの一次対応:
エラーが発生したら、マニュアルを見て「再起動する」、「ログを確認する」などの初期対応を行います。

報告と連絡:
自分で対応できない障害は、すぐに上位のエンジニアや担当部署へ報告します。この報告スキルが重要です。

定期点検・メンテナンス:
決められた時間にサーバーの状態をチェックし、問題がないかを確認していきます。

なぜ「未経験」からでも受かりやすいのか?

IT業界の中でも、サーバー監視は特にハードルが低く、IT知識がない未経験からでも入りやすい職種です。理由としては以下です。

マニュアルが完備されている:
自分の判断で動くことは少なく、手順書通りに進める仕事が中心であるため。

24時間体制で、人手が常に必要:
シフト勤務が前提であり、人手不足で求人数が多く、未経験者向けの採用が継続してあります。

求められるのは「技術」ではなく「正確さ」

現場で重視されるのは、高度な技術力ではありません。「ミスなく作業できるか」、「異常にすぐ気づいて報告できるか」といった基本的な対応力です。

そのため未経験でも入りやすい一方で、「スキルを伸ばす機会・自分で考える機会が少ない」と感じてしまう人も少なくありません。

実際に、「思っていたよりも、かなり単調・暇」、「バイトでもできそうな仕事で、不安になった」と感じる人もおり、この「ギャップ」に悩む人が多いのも、この仕事の特徴です。

サーバー監視の年収・待遇は?

サーバー監視は「未経験・IT知識なしでも就きやすい」分、IT業界の中では年収は低めからのスタートです。

監視オペレーターの年収相場

監視は残業が少ないため、「残業手当」はあまり見込めません。代わりに「夜勤手当」で生活を支えるイメージです。

未経験スタート:250万〜320万円 (月給20〜23万円 + 夜勤手当)
監視のベテラン:320万〜400万円 (残業が少なく、生活が安定するのが魅力)
年収の壁:450万円前後 (「サーバー監視だけ」だと400~450万で頭打ちの傾向)

これは監視が下流工程に位置するため、単価が上がりにくい構造であるためです。年収を400万円以上にするためには、基本「キャリアチェンジが必要」です。

監視を「踏み台」にすれば年収はどこまで上がる?

監視で基礎を学びながら、資格(LinuCなど)を取ってステップアップした後の目安です。

運用・保守(次のステップ):350万〜450万円
設計・構築(エンジニア):450万〜600万円
クラウド(AWSなど):600万〜800万円超

「マニュアル通りの仕事(監視)」から「スキル・判断が求められる仕事」に進むことで、年収が上がっていきます。

実際の求人データから見る「平均年収」

大手求人サイトの調査でも、監視単体だと「300万円台」ですが、設計や構築を含めたインフラ全体では「660万円以上」というデータもあります。

実際の求人データ:
doda:インフラ運用・監視・保守の平均年収は、378万円
マイナビ転職:インフラエンジニアの平均年収は、660万4000円
厚生労働省(job-tag):システムエンジニア(基盤システム)の平均年収は、752.6万円

「まずは監視でIT業界に入り、1〜3年で次へ抜ける」。これが、今の時代に年収を最短で上げる正攻法です。

→関連記事:インフラエンジニアの年収と上げ方|20代・30代の相場と差がつく理由

一方で、同じ未経験でも、事前に学習してからIT業界に転職した場合、年収が50万円以上変わるケースもあります(詳しくは後述)。

【将来性】サーバー監視の仕事はなくなる?

結論から言うと、サーバー監視の仕事は完全になくなるわけではありません。ただし、「監視だけを続けていると、将来性が下がりやすい」のが現実です。

自動化で減っている仕事

近年では、ツールやAIの進化で、以下のような作業は減っています。

・サーバーの状態チェック(自動監視)
・簡単なトラブル対応(自動復旧)

「ただ画面を見るだけの仕事」や「誰にでもできる単純作業」は減っているのが現状です。

それでも人が必要な理由とは?

一方で「なぜそのエラーが起きたのか?」、「次にどう対策すべきか?」などを判断するのは、人間にしかできません。また「関係者への報告や調整」も人間の仕事です。

単純な監視作業は減っていきますが、マニュアルだけでは対応できない場面で、状況を見て判断する仕事は今後も必要とされます。これは現場で経験を積んで身につくスキルです。

最初はマニュアル作業でも、少しずつ「なぜ?」を考える場面が増えていきます。

結論:将来性は「今後のキャリアの動かし方次第」

サーバー監視は「なくなる仕事」ではありません。しかし、続け方を間違えると将来性が下がる仕事です。

そのため、監視だけで終わらず、構築やクラウドに進むなど「キャリアを自ら動かすこと」が重要になります。

→関連記事:インフラエンジニアの将来性|クラウド・AI時代の需要とキャリア戦略

【キャリアパス】サーバー監視の次に目指せる仕事

サーバー監視で「ITの現場」を経験した後は、より技術を深めて年収を上げるチャンスが広がります。代表的な3つのキャリアパスを紹介します。

① サーバーエンジニア(王道キャリア)

監視で見ていたサーバーを、今度は「自分で作る(組み立てる)」仕事です。

仕事内容:Linux/Windowsサーバーの構築・運用
必要スキル:LPIC・LinuCなど
年収目安:400万 → 550万円以上

「監視 → 運用→ 構築」へ進むのは、一番現実的なステップアップであり王道です。まずはここを目指す人が多いです。

→関連記事:未経験サーバーエンジニア転職ガイド|最短ロードマップ・資格・会社選び

② クラウドエンジニア(高年収キャリア)

近年主流である、物理的な機器を触らない「最新のインフラ」を扱う仕事です。

仕事内容:AWS・Azureの構築・運用
必要スキル:AWS SAA、AWS SAPなど
年収目安:500万 → 600万以上

特にAWSは求人が多く、若くても年収600万円を超えるケースが増えています。年収や将来性を重視する人向けのキャリアです。

→関連記事:未経験からAWSエンジニアになるには?ロードマップを解説

③ ネットワークエンジニア(専門特化キャリア)

データの通り道である「通信ネットワーク(ルーター・スイッチなど)」を専門に扱う仕事です。

仕事内容:ネットワーク設計・構築
必要スキル:CCNA、CCNPなど
年収目安:400万〜600万以上

通信や金融など、大きなシステムを支える「専門家」として、長く安定して稼げます。

→関連記事:未経験からネットワークエンジニアになるには?年収・転職ロードマップ

サーバー監視からのキャリアアップで評価される資格

サーバー監視から次のキャリアに進む際は、資格が「スキルの証明」として評価されるケースも多いです。代表的な資格として、以下があります。

・サーバー系:LPIC/LinuC
・ネットワーク系:CCNA
・クラウド系:AWS SAA

ただし重要なのは、ただ取るだけではなく「次の目指すキャリアに合わせて選ぶこと」です。資格の選び方や順番については、以下記事で詳しく解説しています。

→関連記事:インフラエンジニア資格の順番とロードマップ|未経験から構築・クラウドへ

キャリアに迷ったらどう選ぶ?

どれを選べばいいか迷う場合は。「まずはサーバー(構築・運用)→ その後クラウド」のルートが最も失敗しにくいです。最短の進め方は、以下ロードマップ記事が参考になります。

▶ インフラエンジニア未経験の転職ロードマップ|最短で構築・年収アップする方法

サーバー監視は続けるべき?避けるべき?

「このまま監視を続けていいのか?」、「監視は避けるべきなのか?」。こんな疑問や不安を感じた人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、サーバー監視はすぐ辞めるべき、とは言い切れません。しかし「動かないことで損をしてしまうケース」は少なくありません。

① すでに監視をしている人(抜け出すべきケース)

以下に当てはまる場合は、今後のキャリアを見直した方が良いタイミングです。

1~2年以上、ずっと監視だけ(構築に進める気配がない)
夜勤やシフトで、体力的にきつい
年収が300万円台のまま、上がる見込みがなく不満
・スキルが身についている実感がなく、不安

この状態が続いてしまうと、特に30代以降から「監視から抜けられない状態」になりやすくなります。

② これから目指す人(監視スタートを避けた方がいいケース)

未経験からIT業界に入りやすいのは事実です。しかし以下のような考えで選ぶ場合は、注意が必要です。

「とりあえずIT」なら何でもいい(目標がないと、多くの人は苦しみます)
勉強する気がない(現場で勝手にスキルが身につくわけではありません)
夜勤やシフト勤務はしたくない(監視の求人の多くは夜勤ありです)

この状態で入社すると、「思っていた仕事と違う」と感じてしまう可能性が大きく高まります。

未経験からサーバー監視に就くメリット・デメリット

監視から始めること自体は悪くありません。しかし「その後どう動くか」まで考えておかないと「年収や市場価値の停滞」に直結してしまいます。

メリット:未経験から入りやすい、ITの基礎に触れられる
・デメリット:夜勤が多い、スキルが伸びにくい、年収が上がりにくい

サーバー監視は入りやすいが、「ノープランで続けると、きつくなりやすく、抜け出しづらくなる仕事」です

→関連記事:運用監視オペレーターはやめとけ?将来性とキャリアアップロードマップ

まとめ|サーバー監視は「入り方」と「その後」で差がつく

サーバー監視は、未経験からIT業界に入る「代表的な入口」の一つです。 ただし、同じスタートでも、その後のキャリアと年収には別職種レベルの差が生まれます。

同じ「監視」スタートでも、キャリアは分かれる

まず押さえておくべきは、「サーバー監視=すべての人が同じキャリアになるわけではない」という点です。

構築へ進める人: 1〜2年で年収を50~100万単位で上げる
監視で止まる人: 何年経っても夜勤のまま、年収も上がらない

あくまでサーバー監視は、キャリアの「入口」です。

「当たり環境」と「停滞環境」の見分け方

サーバー監視の求人には、大きく2つのパターンがあります。

当たり環境: 1~2年以内に、構築や運用へ進める。スキル・年収ともに伸びる
停滞環境: 監視専任で固定(夜勤シフト)、スキル・年収も伸びずに停滞

この違いを知らずに入社してしまうと、数年単位でキャリアに差がつきます。また未経験者を常に積極採用している環境は、後者の環境が中心です。

実際の年収差(当社データ)

当社の転職支援実績(2025年1月~12月)では、エンジニアに挑戦するための準備(資格取得)を行い、適切に求人を選んだ人の平均決定年収は以下でした。

IT完全未経験+LPIC/LinuC-1:平均決定年収 370.4万円

何も準備せずにサーバー監視へ進み、年収300万円前後で就業している人は、IT業界では決して少なくありません。

このように「準備と一社目の選び方」だけで、スタート時点で50万円以上の差が出るケースもあります。

「このままでいいのか」と感じた方へ

「夜勤がきつい」、「スキルが伸びない」、「年収が上がらない」。

このようなきつさや不安を感じているなら、それは「環境」の問題である可能性があります。また、「なんとなく不安」のまま、ずるずる続けるのが一番リスクが高い状態です。

一度、これからのキャリアを整理してみるタイミングかも知れません。

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※無理に応募を勧めることはありません、未経験・在職中の方も歓迎しています。

この記事を書いた人

角田 壮史の顔写真

角田 壮史

株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

未経験からベテランまで、ITインフラ・クラウドのキャリア支援に特化、経済産業省採択事業(インフラエンジニア育成プログラム)も担うキャリアアドバイザーです。 経済産業省ロゴ

主な実績

  • パーソルキャリア(旧インテリジェンス)在籍時、事業部MVP受賞あり
  • リクナビ提携エージェントとして、顧客満足度1位/サービス満足度1位/紹介求人満足度2位などの受賞歴あり リクナビ 顧客満足度1位ロゴ リクナビ 紹介求人満足度2位ロゴ
  • キャリアアドバイザー歴15年以上、700社以上のIT企業訪問、3,000名超のエンジニア支援実績
  • LPI (Linux Professional Institute) より、トレーニングパートナー(プラチナ:最上位)/ハイアリングパートナーとして公式認定 LPIトレーニングパートナープラチナロゴ LPIハイアリングパートナーロゴ

保有資格

国家資格キャリアコンサルタント、AWS-SAA、CCNA、LPIC-3(最上位)、LinuC-1

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