こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
「エンジニアに興味あるけど、本当に自分にできる?」
「エンジニア転職は後悔するって聞くけど、実際どうなの?」
「未経験からエンジニアになって辞めた人って、実際どうだったの?」
そんな不安や後悔の入り口に立っている方は少なくありません。
しかし結論から言えば、未経験エンジニア転職の「後悔」の大半は、事前の選択で防ぐことができます。
実際に多くのケースで見られるのは、「適性に合わない入口を選んでしまった」、「成長できない環境に入ってしまった」といった構造的な要因があります。
この記事では、未経験の方が後悔しやすい理由を整理し、「どんな選び方をすれば後悔せずに成長できるのか」 をわかりやすく解説していきます。
迷いや不安を感じている方は、一緒にキャリアの道筋を整えていきましょう。
結論:未経験エンジニア転職の「後悔」の9割は防げる【適性×環境の問題】
未経験からエンジニアを目指した方の多くが、「ついていけない」、「思った仕事と違う」といった壁にぶつかっています。
しかし、こうした「つまずき」の大半は、才能不足や努力の問題ではありません。実際に後悔の原因を整理すると、以下の2つにほぼ集約されます。
■未経験エンジニア転職で後悔する理由:
・自分の思考特性と職種の適性が合っていなかった(ミスマッチ)
・成長が見込めない環境に入ってしまった(環境選びの失敗)
つまり逆に言えば、正しい入口を選び、適切な環境に身を置けば、未経験でもキャリアは着実に伸ばせます。時には、適性と環境が合うだけで驚くほど早く成長できることもあります。
この記事では、未経験者が後悔しやすい原因をわかりやすく整理し、「どんなステップなら失敗しにくく、成長につながるのか」を具体的に解説していきます。
今不安に感じていることも、正しい知識と選択で必ず整理できます。ここから一緒に整理していきましょう。
後悔の原因①:「適性と職種のミスマッチ」で挫折してしまう
未経験からエンジニアを目指す多くの方が、「自分は開発に向いていないのでは?」という壁にぶつかります。
しかし「向いていない=能力が低い」ではありません。これは明らかに誤解です。
つまずく理由は、「能力不足」ではなく「適性の方向性が違っていた」だけの場合が非常に多いです。またエンジニア職種には複数の入口があり、それぞれに合う人・合わない人の思考特性が存在します。
開発が「楽しい」と「つらい」を分ける「思考特性」の違い
開発(プログラミング)が向いているかどうかは、努力量よりも「どんな思考に楽しさを覚えるか」で決まります。
| タイプ | 特徴 |
| 開発が楽しい人 | プログラミングが楽しい、謎解きやパズルが好き、抽象化・論理の組み立てが得意。 |
| 開発がつらい人 | 抽象的な論理の組み立てがストレスになりやすいが、仕組みの理解や構造把握に強みを持つことが多い。 |
つまり「開発が向かない=能力が低い」、ではなく、単に「楽しいと感じるポイント」が別にあるだけです。ここを理解するだけで、「自分は向いていないのかも?」という不安が軽くなります。
簡易自己診断:あなたの「強み」を活かせるのはどっちのルートか?
迷っている方は、まず「自分がどのタイプに近いか」を軽くチェックしてみましょう。
| 開発向きのタイプ【論理タイプ】 | インフラ向きのタイプ【構造理解タイプ】 |
| 抽象化が好き(「顧客要件」→「コード」への変換) | 仕組みや構成を理解するのが好き、ハードウェアやソフトウェアが好き |
| コードを書くと時間を忘れる、エラー解決に没頭できる | 具体的にシステムが「どう動いているか」に興味がある |
| ゼロから「創り出す」工程にやりがいを感じる | 基盤を整え、全体を「支える」、「安定させる」ことに価値を感じる。 |
これらは、どちらが優れているわけでもありません。ただし、自分のタイプと仕事の特性が一致すると、成長スピードが大きく上がるのも事実です。
この自己診断を通じて、あなたがどのルートなら「楽しく・長く・迷わず」進めるのか、見えてきたのではないでしょうか。
もし「自分は構造理解タイプ(インフラ向き)かも」と感じたら、次に読むべきおすすめは以下の関連記事です。
→関連記事:インフラエンジニアは最強?将来性・年収・キャリア戦略を徹底解説
「まだ判断がつかない」、「どちらも当てはまる気がする」という方は、次からの「環境選び」の重要性を確認してください。適性だけでなく、環境次第でもキャリアの満足度は大きく変わります。
後悔の原因②:「成長環境の選び失敗」でキャリアが止まる
適性と同じくらい、多くの未経験者が後悔する理由が「最初に選んだ環境が成長しづらかった」という問題です。
「気づけば2年3年と、テストや監視ばかりでスキルが増えていない、、」これは典型パターンです。
未経験歓迎=育てる環境が整っている、とは限りません。あなたの努力ではなく、「環境要因」がキャリアの伸びしろを大きく左右します。
ここでは、後悔しやすい環境の特徴と、「成長できる良い環境の見極め方」を整理していきます。
未経験が後悔しやすい「成長できない環境」の特徴
以下の特徴に当てはまる環境では、本人の努力とは無関係に、成長が止まってしまいます。未経験採用では注意すべき環境です。
| NGな特徴例 | 後悔する理由 |
| コードを書かない/仕組みに触れられない | テスト・監視などマニュアル作業のみで、スキルが積み上がらず、3年後も市場価値が上がらない。 |
| 業務範囲が狭く、考える仕事が少ない | 課題分析や改善、構築へのステップがなく、思考力が鍛えられず「ずっと作業者」で終わってしまう。 |
| 育成前提で人材配置されていない | OJT制度が曖昧、相談できる先輩がいない、新人を受け入れる体制が整っていないなど。最初の1〜2年で「伸びない癖」がつきやすい。 |
| 多重下請け構造で評価が上がりにくい | 上流工程にステップアップできず、評価もあいまい。給与もスキルも上がらない環境に固定されやすい。 |
このように成長できない環境に入ってしまうと、「この職種を選んだのは失敗だったのでは?」と感じてしまう方も少なくありません。
ただし、後悔が生まれやすいポイントは 職種ごとに多少異なります。インフラ職種での「後悔ポイント」が気になる方は、以下の関連記事で比較できます。
■関連記事:インフラ職種別「やめとけ」比較まとめ
→関連記事:運用監視オペレーターはやめとけ?年収・将来性・脱出ロードマップを解説
→関連記事:運用保守はやめとけ?将来性がない・つまらない理由とキャリアアップ戦略
→関連記事:サーバーエンジニアはやめとけ?きつい理由と向いてない人の特徴・キャリア戦略
→関連記事:ネットワークエンジニアはやめとけ?きつい理由と後悔しないキャリア戦略
→関連記事:クラウドエンジニアはやめとけ?向いている人・向いていない人を解説
→関連記事:AWSエンジニアはやめとけ?きつい理由・資格の落とし穴とキャリア戦略
成長できる環境の見極め方(重要チェックリスト)
未経験が「可能な限り後悔せずに」成長するために、最低限チェックしたいポイントは次の4つです。
| チェック項目 | 理由 |
| ① 上流工程(設計・クラウド)などの実績があるか | 運用 → 構築 → 設計など、段階的に成長できる土台があり、スキルが伸びやすい。求人票に記載があっても、実績が少ないことも。 |
| ② 2〜3年の成長ロードマップが示されているか | 育成方針が明確(例:「まずは○○ → 次に△△ → 将来的にクラウドへ」)などが一定わかると、未経験の伸び率が高い。 |
| ③ 下流工程だけに偏っていないか | 下流スタートは良くても、保有案件の下流工程率が高いと、実際は抜け出せないことも。 |
| ④ エンジニアの平均年齢が極端に若すぎないか | 教育できるベテランが不足している可能性があり、育成文化が確立していない兆候の場合がある。 |
つまり、未経験エンジニアの後悔は「努力不足」ではなく、「成長できる構造がない環境にいたから」起きることがほとんどです。
「良い環境」は、面接で質問しなければ見えてこない
これら4つのポイントに共通するのは、「企業の公式HPや求人票には、ほぼ書かれていない」 ということです。面接で具体的に質問しない限り、表面的な求人情報だけでは判断できません。
しかし、未経験者にとって「適切な質問の仕方」自体が難しいのも事実です。上手く組み立てて質問しないと、面接での評価を下げてしまうことも。内部事情や実際の育成実績は、外部からは見えにくいものです。
つまり、成長できる企業かどうかを見抜くには、企業ごとの内部事情に詳しい第三者のサポートが必要になることが多くあります。
次からは、「後悔しないための入口選び」を解説しますが、最も確実なのは、企業をよく知るプロのキャリアアドバイザーに相談することです。
後悔しないための解決策:「適性と環境が適した入り口」を選ぶ
未経験エンジニアが後悔しないために最も大切なのは、「自分の適性」と「成長できる環境」をセットで選ぶことです。
後悔しない入口選びは、まずは「適性 × 環境」の組み合わせで考えることが重要です。
中間地点の方へ:迷ったら「学習コスト」と「採用ハードル」なども加えて判断
「開発にも興味があるが、適性がまだ判断できない」という方は、「適性×環境」に加えて「学習コスト」や「採用ハードル」といった現実的な軸も重ねて判断すると、非常に効果的です。
現実的な判断基準・比較項目(開発 vs インフラ)
| 比較項目 | 開発(プログラミング) | インフラ(Linux/NW) |
| 学習コスト | やや高い(抽象思考・論理構築が必要) | 普通(具体的な仕組み理解から始められる) |
| 適性の影響 | 大きい(向き不向きが出やすい) | 普通(積み上げで誰でも伸ばしやすい) |
| 採用ハードル | 普通(未経験者応募が多く・競争率は低くない) | 低め(需要増で未経験枠も安定) |
| 成長の再現性 | 普通(適性次第で差が出やすい) | 高い(資格・実務ステップが明確で再現性が高い) |
| 長期的な需要 | 変動有・高い(景気・技術トレンドに左右されるが、好景気は最強) | 安定・増加中(クラウド需要が底堅く、景気変動にも強い) |
補足(重要):
とくに開発は「創造的な仕事が好き」、「コードを書く時間が、とにかく楽しい」という人にとっては最強の選択肢です。ただし向き不向きがはっきり出やすく、スキルの特性上、初期の負荷が高くなりやすい側面もあります。
そのため「まずは確実に一歩踏み出したい」、「最初の入口でつまずきたくない」という方は、インフラを入口にするというのは非常に合理的な選択肢です。
未経験が最も失敗しにくい入口=インフラエンジニア
インフラエンジニアは、未経験から着実に成長しやすい「入りやすさ」と「伸びやすさ」を兼ね備えています。
| 後悔しにくい理由 | メリット |
| ① 学習コストが低く、ステップが明確 | IT基礎 → Linux → NW → クラウドと、積み上げ型で迷いにくい。 |
| ② 挫折ポイントが少なく、再現性が高い | 「理解 → 手を動かす → 応用」の流れが明確で、努力が成長につながりやすい。 |
| ③ 将来性が高く、成長市場に直結 | AWS、セキュリティ、自動化など、成長領域との相性がよい。 |
| ④ 開発より難易度のムラが小さい | 適性の影響が少なく、誰でも計画的に伸ばしやすい。 |
インフラエンジニアに興味があるが、サーバー、NW、クラウドのどれを目指すべきか迷う
そんな方は、まずはインフラの職種全体像を把握し、適性や目標年収に合った職種をチェックしてみましょう。
■関連記事:インフラキャリアの全体像をつかむ
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インフラは「逃げ道」ではなく「伸びしろの入口」
インフラは「とりあえず入る職種」ではなく、クラウド・セキュリティ・SREなど、最も強いキャリアに直結する「土台」です。
とくに、インフラ → クラウド → セキュリティのルートは、未経験が後悔しないキャリアを作る上で非常に再現性が高いルートであり、キャリアを伸ばすことで高年収も狙えます。
特にクラウド・セキュリティ分野は市場価値が急上昇中です。あなたの目指すべきゴールと年収相場を以下の関連記事でチェックしましょう。
■関連記事:AI時代に価値が高まる職種の年収相場
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また、インフラエンジニアは、資格取得と実務が結びつきやすく、学習の再現性が高いのが特徴です。どの資格が自分の目標に合っているかを調べたい方は、以下関連記事をご覧ください。
→関連記事:インフラエンジニアのおすすめ資格一覧|取得順番・難易度を徹底解説
ただし、インフラが向いていても「環境選び」を間違えると後悔する
どれだけ適性があっても、成長できない環境に入ると、キャリアは止まってしまいます。
ゆえに、ここからは「後悔しない環境選び」を具体的に解説していきます。この一歩が、キャリアの分岐点になります。
迷ったらプロに相談するのが「最短で後悔しないルート」
この記事で解説したように、未経験エンジニア転職の「後悔」は、才能や努力不足が原因ではありません。多くの場合、その原因は「選択の問題」です。
まとめ:後悔は「選択」で防げる。あなたのキャリアはここから変えられる
後悔の原因は、ほとんどが以下の2つに集約されます。
■後悔の原因まとめ:
・適性に合わない入口を選んでしまった
・成長できる環境を選べなかった
逆に言えば、この2つの「正しい選択」さえ押さえれば、未経験からでもキャリアは必ず伸ばせます。
特に、インフラ → クラウド → セキュリティという王道ルートは、再現性が高く、最短で市場価値を高めやすい道筋です。
「今の選択を間違えたくない」、「後悔せず、着実にキャリア形成したい」そう感じている今こそ、次の一歩を決めるタイミングです。
後悔しないキャリアを築きたい方へ
後悔しないキャリアを築くためには、「最初の入口」だけでなく、その先にどんなキャリアパスが広がっているか を知ることも重要です。
インフラ・サーバー・ネットワーク・クラウドなど、職種ごとにキャリアの伸び方や、目指せる役割は大きく異なります。インフラ職の職種別キャリアパスを確認したい方は、以下関連記事を参考にしてください。
■関連記事:インフラ職種別キャリアパス
→関連記事:インフラエンジニアのキャリアパス・ロードマップ|運用から設計・クラウドへ
→関連記事:サーバーエンジニアのキャリアパス徹底解説|運用止まりから設計・クラウドへ
→関連記事:ネットワークエンジニアのキャリアパス|クラウド・セキュリティ時代
→関連記事:クラウドエンジニアのキャリアパス|設計・自動化・SREへ進む成長ロードマップ
迷っている今こそ、プロに相談するのが最短ルート
未経験者が一人で、「適性の判断(開発かインフラか)」、「成長できる環境の見極め」、「面接で聞くべき質問」、「求人の質の判断」を正確に行うのは、正直かなり難しいです。
さらに、環境を選びに加えて、「応募書類の作成」や「面接対策(受け答え・志望動機など)」まで必要になるため、ひとりで進めるには負荷が大きいのも現実です。
私たちは、「最短で後悔しないルートづくり」だけでなく、「選考対策」までマンツーマンでサポートします」
「成長できる環境の提案」から「面接で押さえるべき要点(志望動機)」など、内定・入社まで支援します。
正しい方向に歩き出せば、キャリアは必ず伸びます。その一歩を、今日一緒に決めましょう。
\ 後悔しないキャリアの「最初の一歩」をここから /
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※あなたの状況に合わせて、後悔しない最適ルートをご提案します、未経験も歓迎。






