ネットワークエンジニアの勉強法|初心者向けの本・順番・最短4ステップ【2026】

こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

「ネットワークに興味はあるけど、何から勉強すればいいのかわからない」
「定番の参考書を買ってみたけど、難しくて挫折しそう」

ネットワークは専門用語が多く、最初に勉強順を間違えると挫折しやすい分野です。実際、いきなり難しい参考書に手を出してしまい、「自分には向いてない」と感じてしまう人も少なくありません。

しかし「自分にあった適切な教材」と「順番」を間違わなければ、未経験からでも最短距離で実務レベルのスキルを身につけることができます。

■この記事でわかること:
・おすすめの本・参考書(レベル別)
・最短で理解できる勉強の順番(4ステップ)
・手を動かして理解する具体的な方法

勉強の方向性に迷っている方や、一度つまずいた経験がある方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人 
角田 壮史 株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

ITインフラエンジニア専門の転職エージェント。経済産業省採択事業の運営者であり、15年以上のエンジニアのキャリア支援実績を活かし、あなたのキャリアアップをサポートします。

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目次

【結論】ネットワーク学習の最短ステップ(初心者向け)

ネットワークは幅広いかつ、奥深いです。そのため手あたり次第に勉強を進めると「用語が理解できない」、「イメージできない」といった壁にぶつかりやすく、学習効率が下がります。

そのため、自分にあった「適切な順番」と「適切な教材」をセットで進めることが最短です。

■ネットワーク学習の最短4ステップ:
・ステップ1:通信の仕組みを理解する(全体像) → 通信のルールを理解する
・ステップ2:CCNAで知識を体系化する
→ 資格学習で「エンジニアの軸」を作る
・ステップ3:Packet Tracerを動かす
→ 実務スキルを身につける
・ステップ4:NW専門特化 or クラウド・自動化へ展開する
→ 市場価値を最大化する

この順番を押さえると、「理解できないまま詰む」といった失敗を避けやすくなります。

特に重要なのは「教材選び」です。次からは、初心者向けに段階別で、おすすめの本・参考書を紹介していきます。

【2026】ネットワーク勉強におすすめの本・参考書+教材

ネットワークの勉強は、教材選びで効率が大きく変わります。特に初心者の場合は、「いきなり難しい本」でなく、「自分の段階」に合った1冊を選ぶことが重要です。

① 完全初心者向け(まず最初に読む1冊)

図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説

IT未経験の方や、ネットワークに初めて触れる方におすすめです。図解中心で、専門用語をイメージで理解できるため、知識ゼロからでも気軽に「ネットワークの下地」が作れます。

② 初心者〜初級(基礎固め)

3分間ネットワーク基礎講座

ネットワークの基本用語や仕組みを整理できる1冊です。上述①の本より難易度は上がりますが、この本は「対話形式」であるため、理解が進みやすいです。

CCNA学習前に読むと、CCNA学習の大きな土台になります。

③ CCNAレベル(体系理解)

シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集(白本)

インフラ/ネットワークエンジニアを目指す場合、ほぼ必須レベルとなるCCNAの学習本です。体系的に学びながらキャリアにも活かせるためおすすめです。表紙が白いので「白本」と呼ばれることが多いです。

上述の②の後に読む事で、さらに理解が深まります。

④ 中級(理解を深める)

マスタリングTCP/IP―入門編―

ネットワークの仕組みを深く理解するための、王道の定番書です。難易度が上がるため、初心者のタイミングですべて通読する必要はありません。

あくまで中級者向けであり、CCNA取得後が目安です。

⑤ 問題演習(別枠)

ネットワークは「本・参考書を読むだけで理解が難しい」というのも事実です。

IPアドレスやルーティングなど「問題を解く・実際に触ってみることで、初めて理解が定着する」のが一般的です。初心者向けのおすすめは以下です(Ping-tの一部以外は、無料で利用できます)。

・【手軽】Ping-t(問題演習+シミュレーター)
・【理解を深める】Packet Tracer(構築練習)
・【補助の動画】YouTube(まさるの勉強部屋など)

※特に、本を読んでも「イメージがわかない」場合は、動画で補完すると理解が大きく高まります。

このように、「本+問題演習」をセットで進めることで、ネットワークの理解が大きく進みます。ネットワークの王道学習サイクルは「読む → 解く → 間違える → 調べる → 定着」です。

ネットワークエンジニアとは?【勉強前に簡単に理解】

ネットワークエンジニアとは、ITインフラの土台である「ネットワーク通信」を設計・構築・運用し、「つながるのが当たり前」の環境を支える専門家です。

仕事内容は「通信をつなぐ、止めない仕組み」を作ること

主な業務は、物理的な機器の設置から、論理的な通信制御まで多岐にわたります。

設計・構築:ルーターやスイッチを組み合わせ、最適な環境を作り上げる
運用・保守:24時間365日、通信が途切れないように監視し、改善する
障害対応:トラブル発生時に原因を特定し、迅速に復旧させる

これらの業務を通じて、安全かつ安定した環境を作り上げ維持する、縁の下の力持ち的な存在です。

2026年も重要なのは「基礎理論 × 構成理解」

クラウド化が進んだ現在でも、ネットワークの本質は変わっていません。

TCP/IP・OSI参照モデル(通信の「ルール」と「階層」)
IPアドレス・サブネット(通信の「住所」と「範囲」)
ルーティング・VLAN(通信の「経路」と「分離」)

これらの「基礎理論」と、システムが「全体でどう繋がっているか」という構成理解があれば、2026年以降も新たな技術変革(クラウド・AIなど)に対応できる一生もののスキルになります。

だからこそ、最初の学習で「全体像」を押さえておくことが、その後の理解スピードを大きく左右します。

ネットワークエンジニアをさらに詳しく知りたい方へ

仕事内容の詳細や年収推移、将来性などについては、以下の記事で詳しく解説しています。

→関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容・資格・年収・将来性を徹底解説

ステップ1|ネットワークの全体像と「通信の仕組み」をつかむ

勉強の第一歩は、IPアドレスなどの基礎知識を押さえながら「データが相手に届くまでの全体像」をなんとなくイメージできるようになることです。まずは、ネットワークの基本から理解を深めましょう。

まず「ネットワークの全体像」をつかむ(OSI/TCP/IP|CCNA基礎)

ネットワークの世界には、異なるメーカーの機器同士でも通信ができるように、共通したルール(プロトコル)があります。

しかし、プロトコルは数多くあり、一度に理解するのは大変です。そこで「役割ごとに階層に分けて整理しよう」という考え方が生まれました。それが以下2つの「階層モデル」です。

OSI参照モデル(7階層):通信機能を7つの階層に分けた、理論上のモデル
TCP/IPモデル(4階層):実際によく使われている、実務的なモデル

初心者のうちは、「データが上の層(アプリ)から下の層(物理的なケーブル)へ向かって、カプセル化されて運ばれていく流れ」を理解することが最優先です。

L2・L3通信の流れ(PC → スイッチ → ルーター → サーバー)

全体像が見えたら、次は「パケット(データの塊)」が具体的にどう移動するかを追いかけます。

L2(データリンク層):同じネットワーク内(スイッチなど)での通信
L3(ネットワーク層):異なるネットワーク間(ルーターなど)をまたぐ通信

「MACアドレス」を使って近くの人に届け、 「IPアドレス」を使って遠くのネットワークへ届ける。この2つのアドレスの役割の違いも押さえましょう。

未経験者がつまずきやすいポイント(IP/サブネット/VLAN)

学習を進めると、必ずと言っていいほど以下の3つでつまずく傾向があります。

サブネット計算:IPアドレスをグループ分けする計算。最初は算数感覚でOKです
VLAN:物理的な配線に関係なく、仮想的にネットワークを分ける技術
ルーティング:ルーターが「最短ルート」を選択する仕組み

これらは実務でも毎日使う知識ですが、一度に完璧理解を目指すと挫折しやすいです。まずは「そういう仕組みがあるんだ」という感覚で、用語に慣れることから始めましょう。

1日の学習量と必要な勉強時間の目安

ステップ1を突破するための目安は、合計15〜30時間程度です。平日は1〜2時間、休日に3〜5時間程度を利用し、本やサイトで概要をつかみましょう。期間は1~2週間が目安です。

このステップでは、すべてを暗記・完全理解する必要はありません。「通信の流れを、なんとなく説明できる」、「用語に拒否反応がない」状態になれば十分です。

図解でイメージをつかみたい方へ
「文字だけだと階層構造がイメージしづらい」という方は、以下の記事でOSI参照モデルや通信の流れを図解で詳しく解説しています。

→ 関連記事:CCNAのネットワーク超入門|OSI・VLAN・ルーティングを図解で解説

ステップ2|CCNAで知識を体系化する

基礎の全体像をつかんだら、次は「CCNA(Cisco Certified Network Associate)」の学習を通じて、知識を実務レベルまで引き上げるフェーズです。

未経験者にとって、CCNAは単なる資格ではありません。「ネットワークの共通言語」を体系的に学べる最高の学習教材です。

CCNAは「未経験から構築・設計」への最短チケット

CCNAで学ぶ内容は、ネットワーク業界の「世界標準」です。Cisco製品が圧倒的なシェアを持っており、CCNAで学んだ知識は他社製品を扱う際にも大きく通用する、一生ものの基礎力になります。

なぜCCNAなのか?
独学だと偏りがちになる知識を、基礎から応用まで漏れなくカバーできるためです。そのためネットワークエンジニアの求人では「CCNA相当の知識」、「CCNA資格保有者歓迎」という文言がよく見られます。

また未経験でもCCNAさえあれば、「最低限の知識がある」と見なされ、運用監視だけでなく構築・保守案件への道が格段に開きやすくなります。

→関連記事:CCNAとは?未経験からわかる資格の内容・難易度・勉強法まとめ

効率を最大化する「参考書」と「Ping-t」のゴールデンセット

CCNA学習において、教材選びは非常に重要です。最短で合格を目指すなら、以下の「インプット&アウトプット」の組み合わせが王道です。

参考書(インプット):まずは1冊、初心者向けの解説書を読み込みます。
Ping-t(アウトプット):IT資格の最強サイト「Ping-t」の問題演習を、多くが「コンボ(連続正解)」になるまで解いていきます。

自分に合った教材をじっくり選びたい方は、以下の比較記事を参考にしてください。

→関連記事:CCNAおすすめ参考書|初心者に最適な教材・問題集・勉強サイトを徹底比較

学習時間の目安とスケジュール感(150〜300時間)

未経験からの合格目安は、150〜300時間程度です。

1ヶ月集中プラン:1日3〜6時間(学生や離職中の方)
3ヶ月標準プラン:平日1.5時間 + 休日5時間(仕事をしながらの方)

「いつまでに受験する」という期限を先に決めてしまうのが、挫折しない最大のコツです。具体的な勉強スケジュールや、最短合格のための独学手順は、以下記事にまとめています。

→関連記事:CCNAの勉強法|未経験から最短で合格する独学ロードマップ

CCNAを学ぶと、「他にどんな資格が必要か?」も気になってくると思います。以下で資格についても解説します。

ネットワークエンジニアに必要な資格と取得の考え方

ネットワークの勉強において、資格は「基礎知識を理解していること」を示す客観的な指標です。

特に未経験・微経験の方にとって資格は、内定率や配属、また年収にも影響するのは、エージェント視点では明らかです。

結論|まずはCCNAを目指せばOK

ネットワーク分野では、「CCNAが実務のスタートライン」の位置づけです。

この資格があれば、未経験からでも優良な現場に入りやすくなります。例として「夜勤中心の監視現場」をスキップ、「最初から実機を触る現場」への配属といった確度が高まります。

当社の転職支援データでも、「未経験+CCNA」は「未経験+資格なし」よりも平均決定年収が60万以上高く、明らかな差が出ています(年収面の詳細は、この記事で後述)。

ネットワーク分野の基本ステップ(目安)

ネットワーク分野では、以下のような流れでスキルを伸ばしていくのが一般的です。

・CCNA(初級:基礎)
・CCNP(中級:実務レベル)
・ネットワークスペシャリスト(上級:理論中心)

まずはCCNAを起点に、実務経験に応じて次のステップへ進んでいきます。CCNPは実務経験を積んだ1~2年後に検討すれば十分です。

→関連記事:CCNAとCCNPの違いは?難易度・需要・年収の差、CCNPまで取るべきかを解説

資格取得の進め方(迷ったらこの順番でOK)

まずはCCNA取得に集中し、その後の方向性は実務や希望にあわせて選ぶのが一般的です。

① CCNA
② (必要に応じて)CCNP
③ キャリアに応じて専門分野へ展開

→関連記事:ネットワークエンジニアの転職に強い資格・順番|年収を上げるロードマップ

サーバー・クラウドへ広げる場合

ネットワークはサーバーやクラウドと密接に関わるため、Linux(LinuC / LPIC)やAWSの知識を組み合わせることで、対応できる領域が広がります。

インフラ全体を扱いたい方は、ネットワークに加えてLinuxやクラウドといった分野も学ぶのがおすすめです。

→関連記事:インフラエンジニアの勉強法|未経験から構築・クラウドへ

ステップ3|Packet Tracerで「構築」を手を動かして理解する

知識がついたら、次からは「頭で理解したことを、手を動かして確かめる」フェーズです。これにより、知識は「使えるスキル」へと変わります。

仮にPing-tの正解率が100%であっても、機器の操作経験がないと、現場での指示に対応できません。そこで活用するのが、Ciscoが無料で提供している「Packet Tracer(パケットトレーサー)」です。

Packet Tracerの使い方と導入(初心者の最初の一歩)

Packet Tracerは、PC上に仮想のルーターやスイッチ、サーバーを配置して、本物の機器を操作しているようにネットワークを構築できる無料ツールです。

このツールを使うと、自分のPC上でネットワーク機器を何台でも並べて自由にケーブルを繋ぎ、壊れる心配なくコマンドを叩くことができます。Ciscoの公式サイトから無料でダウンロードできます。

まずは「超簡易」でOK!触ることに慣れる

いきなり完璧なネットワークを作る必要はありません。慣れることが最優先です。

例として「機器を並べてみる:ルーターやスイッチを画面上に置いてみる」、「ケーブルで繋いでみる:PCとスイッチをつないでみる」、「ルーターに名前をつけてみる」など、簡単なことから始めましょう。

これだけでも「実機を触っている感覚」がつかめていきます。

【目標】CCNA受験前までにやっておきたい小規模構築3選

少しずつ操作に慣れてきたら、CCNAの受験直前までを目安に、以下の3つを「コマンドで完結できる」状態を目指してみましょう。

・スイッチ1台で2台のPCをつなぎ、お互いにPingを通す(通信の基本)
・ルーター1台で2つのネットワークをつなぎ、相互に通信させる(スタティックルーティング)
・スイッチ1台でVLANを作り、同じ機器でも通信できない状態を作る(VLAN)

この3つができるようになるだけで、CCNA合格に近づくのはもちろん、現場での理解度も大きく変わります。

【補足】GNS3へのステップアップについて

さらに本格的な検証をしたい方向けに「GNS3」というツールもありますが、未経験者の学習段階では、Packet Tracerだけで十分です。Packet Tracerを最優先にしましょう。

ステップ4|NW専門特化 or クラウド・セキュリティへ広げて市場価値を高める

最後に、これからの時代に「市場から選ばれるエンジニア」になるために、ネットワークの知識をどう横展開していくかという視点も持っておきましょう。

2026年も変わらない「物理ネットワーク」の重要性

最近は「クラウドがあるから、物理的なネットワーク(オンプレミス)の知識はいらない」という声もありますが、これは大きな誤解です。

しかし、実際の企業ネットワークの大半は「ハイブリッドクラウド(クラウド+自社データセンター)」であり、両方の知識が必要です。

どんなにクラウド化が進んでも、「パケットがどこをどう流れているか」というネットワークの本質を知っているエンジニアは、どの時代でも重宝されます。

市場価値を最大化するスキルセット(特化 or 横展開)

基礎を固めた後の「次のキャリア」は、大きく分けて2つの方向性があります。

ネットワークを極める(スペシャリスト)

高度なルーティング設計や大規模ネットワークのトラブルシューティングなど、インフラの根幹を支える技術を深掘りします。

CCNPやCCIEといった上位資格を目指す道で、インターネットやITサービスが存在する限り、需要がなくなることはありません。専門性の高さから非常に重宝されます。

→関連記事:ネットワークエンジニア資格のおすすめ順番|運用監視から脱出ロードマップ

クラウド・セキュリティへ広げる(ゼネラリスト)

ネットワークの知識を武器に、、Amazon Web Services(AWS)Microsoft Azure などのクラウド環境や、サイバーセキュリティ分野へ領域を広げます。これらはNWやLinuxの理解があると習得がスムーズです。

→関連記事:AWSの勉強ロードマップ|未経験から資格・実務につなげる最短順番
→関連記事:Linux資格おすすめ一覧|LPIC・LinuC・Linux Essentialsの違いと取得順

自動化(Python / Ansible)は「将来の一手」でOK

2026年現在、数百台の機器を一台ずつ設定するのではなく、PythonやAnsibleを使って一括設定する「ネットワーク自動化」が普及しています。

最初からプログラミングが必須ではありませんが、将来学ぶことで「コードでインフラを動かす経験」も手に入ります。

挫折しやすいポイントと対策 TOP3

ネットワーク学習は、つまずくポイントがある程度決まっています。あらかじめ「壁」を知っておけば、挫折せずに最短ルートを走っていくことができます。

1位:サブネット計算が理解できない

2進数や計算が出てくるかつ、ネットワーク部・ホスト部、CIDR(例:/24)など、多くの初心者の難所です。ここで「向いていない」と感じる人は少なくありません。

対策:理解より先に「慣れ」を優先する

最初は理屈を完璧に追わず、動画で感覚をつかんだら、Ping-tでひたすら問題を解いてみましょう。 「演習 → 理解」の順で進めるのが、最速で突破するコツです。

2位:構築イメージが湧かない

文字だけで「VLAN」や「ルーティング」を学んでも、具体的なイメージがわかず、何を学んでいるのかがわからなくなるパターンです。

対策:Packet Tracerを早めに触る

「座学:実機 = 7:3」くらいの割合で、早い段階からシミュレーターに触れましょう。Packet Tracerの敷居が高く感じるなら、Ping-tのコマンドシュミレータから始めるのもおすすめです。

3位:教材が多すぎて選べない

教材は、「全部やる」のではなく、目的と段階別に整理すると迷わなくなります。

対策:今の自分に必要なものだけ「段階別」に絞る

最初の一歩:3分間ネットワーキング、図解記事
資格・実務(メイン):以下の「まとめ記事」から自分に合うものを1つ選ぶ
合格後(深掘り):マスタリングTCP/IP 入門編(本)

まとめ記事:教材選びで迷いたくない方へ

教材は「全部やる」のではなく、目的と段階で整理することが重要です。ネットワーク分野に限らず、インフラ全体をレベル別に整理したい方は、以下記事をあわせてお読みください。

→関連記事:インフラエンジニアの勉強におすすめの本【レベル別まとめ】
→関連記事:インフラエンジニアにおすすめの勉強サイト【目的別】

またインフラ学習の全体像を把握したい方は、以下記事が参考になります。

→関連記事:インフラエンジニアの勉強方法と順番|未経験からの独学ロードマップ

勉強の成果をキャリアにつなげる方法|年収・配属・内定のリアル

ネットワークの勉強を進めた後は、どのようなキャリアが見えるのでしょうか? 実は、学習後やCCNA取得後の「実務へのつなげ方」を間違えないことが、キャリアや年収を高める最大のポイントです。

実際、同じように勉強した人でも「キャリアを伸ばす人」「運用・監視で停滞する人」に分かれます。この場合、2年後に年収100万円以上の差がつくケースは、決して少なくありません。

未経験・微経験から「ネットワークエンジニア」へ進む最短ルート

未経験からインフラ業界に入る際、高く評価されるのは「ネットワークの基礎知識」です。特に「現場の専門用語が通じる」状態になることは、採用担当者に安心感を与えます。この安心感の強さが「選ばれる理由」になります。

そのため、しっかりとした学習内容があれば、未経験からでも「監視(夜勤)」をスキップして、最初から技術が身につきやすい「日勤の運用」の配属を勝ち取る人は少なくありません。また「構築補佐」を勝ち取る人も一部います。

未経験からでも、より技術力の身につく現場に「ショートカット」で配属される可能性を高めるのが、ネットワークの体系的な学習です。

→関連記事:未経験からネットワークエンジニアになるには?資格・勉強法・転職ロードマップ

ネットワークの知識は年収にどう影響する?年収のリアル

ネットワークは専門性が高いため、知識レベルを証明することで、企業側からの評価は大きく高まる傾向です。その代表例が、ネットワーク資格のCCNAです。

参考値として、当社が2025年に支援した「IT未経験+CCNA取得者」の平均内定年収は385.1万円でした。これは「IT未経験+資格なし」と比較して60万円以上の差が発生しており、学習成果が年収に直結していることがわかります。

スキル平均決定年収特徴
未経験+CCNA385.1万円夜勤手当などで高くなる傾向
未経験+LPIC/LinuC-1370.4万円日勤スタートも多い
経験者+CCNA+100万円以上アップの事例も多数スキル次第で大幅アップ

※2025年1月~12月、当社転職支援データより算出

注意点として、ネットワーク(CCNA)の年収がLPIC/LinuCより高めに出ている理由は、ネットワーク監視など「夜勤がある現場」からスタートし、夜勤手当で年収が底上げされている側面もあります。

このように、ネットワーク学習は「未経験・微経験から年収を底上げする」手段として効果的です。

→関連記事:インフラエンジニアの年収相場と上げ方|商流と役割で決まる現実

成功の分岐点|勉強の成果を活かせる「企業選び」

「運用・監視」で止まる人と、最短で「設計・構築」に進む人の差は、ほとんどは「入社する企業の差」で生まれます。これは転職エージェントとして言える明確な事実です。

選ぶべき企業(学習が活きる環境):
自社でネットワークの「設計・構築」案件を持っている、Cisco機器(ルーター・スイッチ)に触れる現場である、Packet Tracerなどの演習実績を評価してくれるなど

避けるべき環境(キャリアが止まる環境):
マニュアル通りの監視業務が数年続き、技術を広げられない、構築に進むキャリアパスがほぼないなど

特に未経験歓迎求人には、せっかく学んだ知識を全く使わない現場が多く混ざっています。ここで選択を誤ると、その後の学習もキャリアに結び付かないため、「どこで働くか」の見極めが非常に重要です。

構築の先にある「3つの高需要ルート」

ネットワークの基礎はあらゆるITインフラの土台です。適性に合わせ、以下のルートへ進むことで市場価値はさらに大きく上がります。

ネットワーク上流(専門性): CCNPを取得し、大規模ネットワークの設計へ
インフラ・クラウド(汎用性): LinuxやAWSを学び、クラウドエンジニアへ
セキュリティ(ハイスキル): ファイアーウォールやSASE領域など、スペシャリストへ

▶ 次に読むべき記事はこちら

勉強した内容は、その後「実務につなげられるか」で価値が別物になります。以下の記事を併読すると、キャリアの全体像がより明確になります。

・未経験からインフラエンジニアを目指したい方はこちら:
→関連記事:未経験からインフラエンジニアになるには?最短構築ルートと企業選び

・ネットワークエンジニアのキャリアを整理したい方はこちら:
→関連記事:ネットワークエンジニアのキャリアパス|クラウド・セキュリティ時代

・年収や将来性などを、まとめて整理したい方はこちら:
→関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容・資格・年収・将来性

キャリア・転職相談のご案内

ネットワークの学習成果を特に評価し、「監視」をスキップできる、「実機に触れる」配属を検討する企業は、実は一般の求人サイトでは見つけにくいのが実状です。理由はシンプルで、求人サイトに掲載せずとも人が集まるためです。

自分の学習状況でどこまで狙えるか知りたい方は、一度当社のキャリア相談で「2026年版の転職戦略」を立ててみませんか?

▶ 無料キャリア・転職相談はこちら

よくある質問

ここでは、ネットワークエンジニアの勉強について、よくある質問をまとめました。

※その他の疑問(転職・年収・現場選びなど)は、関連記事で詳しく解説しています。

Q1:CCNAとLPIC/LinuCはどちらを先に取るべき?

A:ネットワークエンジニア志望なら「CCNA」が先です。

通信の基礎をCCNAで固めることで、その後のサーバー(Linux)学習の理解度も上がります。逆にサーバーやクラウドへの興味が強い方はLPIC(もしくはLinuC)からでOKです。

→ 関連記事:CCNAとLPICを徹底比較、どっちを取るべき?難易度と順番を解説

Q2:未経験でも独学でネットワークエンジニアになれる?

A:問題なく可能です。

CCNAを取得して転職に成功する未経験者は非常に多いです。不安な方は、この記事のステップ3で紹介した「Packet Tracer」などの演習を、学習ログとしてアピールしましょう。

→関連記事:未経験からネットワークエンジニアになるには?資格・勉強法・転職ロードマップ

関連記事:ネットワーク・インフラ系の勉強・職種を詳しく知る

またネットワークを含めたインフラエンジニア全体の勉強順や職種を整理したい方は、以下の記事も参考にしてください。

・ネットワークも含めたインフラ全体の勉強を知りたい方:
→関連記事:インフラエンジニアの勉強方法と順番|未経験からの独学ロードマップ

・ネットワーク・インフラ関連の職種を詳しく知りたい方:
→関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容・資格・年収・将来性を徹底解説
→関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容・スキル・資格・年収・将来性を徹底解説
→関連記事:クラウドエンジニアとは?仕事内容・資格・年収・将来性を徹底解説

まとめ|ネットワークの勉強は「適切な教材 × 順番」が重要

ネットワークの勉強は、範囲が広いかつ専門用語の連続で、特に最初はハードルが高く感じるかもしれません。

しかし、「自分に合う本を選ぶ」、「手を動かす演習をする」といったステップを一つずつ進めて行けば、未経験からでもエンジニアとしての土台が確実に作れます。

■この記事のまとめ:
・入門書で全体像をつかむ
・CCNAレベルで知識を体系化する
・Packet TracerやPing-tで手を動かす
・実務(運用・構築)につなげる

特に大事なのは、「本を読むだけで終わらせない」ことです。ネットワークは「理解したつもり」になりやすい分野ですが、問題を解く・Packet Tracer で手を動かすことで、初めて理解が定着します。

勉強は市場価値を高める「手段」|活かし方が重要

ネットワークの勉強は「未経験からエンジニアへ」、「運用から構築へ」など、市場価値を上げるための手段です。ただし本当に重要なのは、学習した知識を「実務に活かせるか」です。

勉強したものの「配属が変わらない」、「転職がうまくいかない」という人は少なくありません。「年収を100万上げたい」、「今の職場で活躍したい」など、理想のキャリアを実現するために「知識を活かす」という視点が大事です。

最短で「構築フェーズ」に進みたい方へ

ネットワーク分野は「最初の配属」で、特にキャリアが大きく変わりやすい特徴があります。入社企業によって「構築に進める人」と「監視に留まる人」に大きく分かれるのが現実です。

そのため、学習内容のみでなく「入社企業の環境」も含めて、キャリアを設計することが重要です。勉強を評価する会社を見定め、最初から戦略的に動くことで、2〜3年後の年収・スキルに大きな差がつきます。

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※「30分だけ電話で話を聞いてみたい」という気軽なご相談も大歓迎です(その際は「30分の電話相談希望」と記載いただけるとスムーズです)。

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この記事を書いた人

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角田 壮史

株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

未経験からベテランまで、ITインフラのキャリア支援に特化、経済産業省採択事業(インフラエンジニア育成プログラム)も担うキャリアアドバイザーです。 経済産業省ロゴ

主な実績

  • パーソルキャリア(旧インテリジェンス)在籍時、事業部MVP受賞あり
  • リクナビ提携エージェントとして、顧客満足度1位/サービス満足度1位/紹介求人満足度2位などの受賞歴あり リクナビ 顧客満足度1位ロゴ リクナビ 紹介求人満足度2位ロゴ
  • キャリアアドバイザー歴15年以上、700社以上のIT企業訪問、3,000名超のエンジニア支援実績
  • LPI (Linux Professional Institute) より、トレーニングパートナー(プラチナ:最上位)/ハイアリングパートナーとして公式認定 LPIトレーニングパートナープラチナロゴ LPIハイアリングパートナーロゴ

保有資格

国家資格キャリアコンサルタント、AWS-SAA、CCNA、LPIC-3(最上位)、LinuC-1

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