ネットワークエンジニア資格のおすすめ一覧・順番|初心者・未経験向けロードマップ【2026】

こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

「ネットワークエンジニアになるには、どの資格がおすすめ?」
「未経験者は何から取るべき?CCNAの次は?」

実際のキャリア相談でも、資格のおすすめや転職市場での評価について、質問をいただくことは少なくありません。

結論、未経験者はCCNAから始め、経験を積んだ後はCCNPやAWS SAAへ進むのが代表的な資格ロードマップです。

ただし、資格は取得するだけでなく、転職や構築・設計へのステップアップにどう活かすかも重要です。

この記事では、ネットワークエンジニアにおすすめの資格一覧・難易度・取得順番を比較しながら、転職市場での評価や資格を活かしたキャリアアップの方法を解説していきます。

そもそも、仕事内容やキャリアの全体像を知りたい方は、「ネットワークエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・年収・キャリアパス」も参考にしてください。

この記事を書いた人 
角田 壮史 株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

ITインフラ・クラウドエンジニア専門の転職エージェント。経済産業省採択事業の運営者であり、15年以上のエンジニアのキャリア支援実績を活かし、あなたのキャリアアップをサポートします。

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目次

ネットワークエンジニア資格のおすすめ順番とロードマップ

ネットワークエンジニアとしてキャリアアップ・年収アップを目指す場合、資格は「現状にあった適切な順番」で進めることがおすすめです。これにより、学習効率を高めながら、実務につなげやすくすることができます。

まずは、現在の状況や目指すキャリアに合わせたおすすめのロードマップを確認してみましょう。

目的別|ネットワーク資格のおすすめロードマップ

ネットワークエンジニアの資格は、未経験・初心者ならCCNAから取得するのがおすすめです。

CCNAはネットワークの基礎知識を体系的に学べる資格であり、未経験からの転職はもちろん、運用から構築・設計へステップアップする際にも役立ちます。

いわばCCNAは、ネットワークエンジニアのキャリアの起点となる資格といえます。

現在の状況・目的おすすめロードマップ目指せるキャリアイメージ
未経験からNWエンジニアへ転職CCNA → 転職活動日勤運用・構築補佐など
運用から構築へ進みたいCCNA (必要に応じてCCNP)構築へのステップアップ
NW設計・上流工程を目指したいCCNA → CCNP(+ネスペも選択肢)NW設計・大規模案件
クラウドエンジニアを目指したいCCNA → Linux基礎(LinuC) → AWS SAAオンプレ×クラウド人材

大切なのは、現在の状況や目的にあわせて資格を取得し、学習した内容を、次のキャリアにつなげることです。

① 未経験・初心者は「CCNA」を最優先にする

CCNAは、ルーティング、スイッチング、セキュリティなど、現場で役立つネットワークの基礎知識を学べ、一部では「ネットワークエンジニアの運転免許証」と言われることもあります。

また、実務経験が少ない初心者にとっても、CCNAは「基礎知識と学習意欲を証明する武器」となり、転職活動や優良案件の配属などに影響することも少なくありません。

実際、当社(ソリューションパートナー)の転職支援実績においても、「IT未経験+CCNA」転職者の平均決定年収は385.1万円でした。またCCNAに加え、求人選びや面接対策を工夫することで、最初から日勤運用や構築補佐などのポジションを目指すことも可能です。

→関連記事:未経験からネットワークエンジニアになるには?転職ロードマップ

② CCNAの次は何を取るべき?経験者はCCNP・AWS SAAが候補

資格を実務経験と組み合わせることで、上流工程へのステップアップや年収アップのチャンスが大きく広がります。

ネットワークの専門性を深める場合:
CCNAと実務経験を活かして構築案件へ進む、また必要に応じて上位資格であるCCNPを取得することで、さらに設計構築にステップアップしやすくなります。ネットワークエンジニアの王道キャリアです。

クラウド分野へ領域を広げる場合:
サーバー・OSの基礎(LinuCなど)を固めた上でAWS SAAに挑戦し、クラウド分野を目指す人も増えています。ネットワークに加えて「サーバー+クラウド」のスキルを補完することで、対応できる案件やキャリアの選択肢が広がります。

このように、ネットワークエンジニアはCCNAやCCNPなどの資格取得をきっかけに、運用・監視から構築・設計といったキャリアアップが目指しやすい職種です。

一方で、大切なのは、資格取得をゴールにせず、資格で得た知識やスキルを評価してくれる環境で、次のキャリアにつなげることです。

→関連記事:ネットワークエンジニアのキャリアパス|ロードマップ・年収・資格

年収アップ・構築案件を目指す転職相談はこちら

ネットワークエンジニアのキャリアは、どの求人を選ぶかで、数年後の年収や案件が大きく変わります。「次に進める環境」を知りたい方は、無料相談もご活用ください。

【比較表】ネットワークエンジニア資格一覧|難易度・受験料・おすすめ対象者

ネットワークエンジニアに役立つ資格は、目指すキャリアによってさまざまです。

CCNAなどのネットワーク専門資格にとどまらず、クラウド・Linux・セキュリティ・マネジメントなど、目指すキャリアによって選択肢が広がります。

主要10資格の難易度・受験料・おすすめ対象者

まずは、ネットワークエンジニアに役立つ主要10資格を、難易度・受験料・おすすめの対象者で比較していきます。

資格名難易度受験料(税込)おすすめの対象者
CCST Networking★☆☆☆☆17,600円入門から学びたい初心者
CCNA★★★☆☆46,860円未経験者・運用・監視経験者
CCNP Enterprise★★★★☆計109,340円NW構築・設計を目指す人
CCIE Enterprise(ラボ試験)★★★★★超1,600ドル+筆記代NWの最高峰を目指す人
LinuC-1 / LPIC-1★★☆☆☆計33,000円Linux・サーバーも学びたい人
AWS SAA★★★☆☆22,000円クラウド分野を目指す人
基本情報技術者(FE)★★★☆☆7,500円IT全般の基礎を学びたい人
ネットワークスペシャリスト★★★★★7,500円NW設計・上流工程を目指す人
情報処理安全確保支援士★★★★★7,500円セキュリティ分野を目指す人
PMP★★★★☆405ドル(会員の場合)PM・プロジェクト管理を目指す人

※難易度は当サイトの目安です。CCNPはコア試験+コンセントレーション試験の合計、LinuC/LPICは101・102試験の合計費用です。受験料は2026年10月時点の確認値(為替などで変動の可能性あり)。

未経験・微経験なら「CCNA」、専門性を高めるなら「CCNP」、クラウドまで広げるなら「AWS SAA」が代表的な選択肢です。

一方で、設計・上流工程やマネジメントを目指す経験者には、ネットワークスペシャリストやPMPも役立ちます。

→関連記事:LPIC/LinuC・CCNA・AWSどれから取る?インフラ資格ロードマップ

ベンダー資格と国家資格の違い|転職ではどっちが有利?

ネットワークエンジニア資格は、大きく「ベンダー資格」と「国家資格」の2種類に分かれます。

転職市場においては、この2つの評価軸がやや異なるので、目的にあわせた使い分けがおすすめです。使い分けの目安として、シンプルに以下を参考にするのも一つです。

・現場で手を動かし、構築・設計を目指したい → ベンダー資格
・体系的な知識を証明し、会社・顧客との信頼性を高めたい → 国家資格

また当社の転職支援では「早期にキャリア・年収を上げたい人」や「転職を見据えている方」には、実務に関連するベンダー資格をおすすめしています。

① ベンダー資格(Cisco・AWS・Linuxなど)

実務への直結度が高く、SIerから外資まで幅広く評価される「即戦力の証明」です。主要資格は以下となります。

・Cisco認定(CCNA / CCNP):ネットワークエンジニアの王道資格
・AWS認定(SAAなど):クラウド案件につながりやすく、年収も引き上げやすい資格
・LinuC / LPIC:Linux スキルを補強し、実務での対応力を高める(クラウドへの橋渡し役)

これらのベンダー資格は、転職市場で最も重視されやすい資格と言えます。また、設計構築現場で「手を動かして技術力を高めたい」ならベンダー資格が優先です。

② 国家資格(情報処理技術者試験など)

国家資格は客観的な「信頼性」が高いのが特徴ですが、転職に直結するというよりは「評価の補強」として扱われる傾向です。主要資格は以下です。

・基本情報(FE)・応用情報技術者(AP):IT全般の基礎力の証明、若手層でポテンシャル評価
・ネットワークスペシャリスト(NW):理論力や上流志向の証明になる難関資格
・情報処理安全確保支援士(SC):サイバーセキュリティの専門知識を証明する難関資格

ただし、「ネットワークスペシャリスト」や「情報処理安全確保支援士」といった高度試験については、別扱いで評価される傾向です(特に官公庁向けなど、大規模案件を扱うSIerにいる人・目指す人におすすめ)。

ITSSを参考にしたネットワーク資格の難易度マップ

資格の難易度を客観的に比較する際は、IPAが定めるITSS(ITスキル標準)のレベル感が参考になります。

以下は、ITSS(ITスキル標準)に基づいた資格の位置づけイメージです。

ネットワークエンジニア資格一覧|ITSSレベル別の難易度マップ。CCST、CCNA、CCNP、ネットワークスペシャリスト、LPIC、AWS資格などをITSS準拠で整理。未経験者におすすめの資格も掲載。

参考:経済産業省 IPA「ITスキル標準(ITSS)」をもとに、当社独自で作成。

また、資格選びで大切なのは、難易度の高さよりも「自分の目指すキャリアでどう評価されるか」です。資格取得にはお金も時間もかかるので、自分に必要な資格を見極めてから挑戦しましょう。

ネットワークエンジニアにおすすめの資格7選|特徴と転職評価

ここからは、ネットワークエンジニアの転職・キャリアアップで評価されやすいおすすめの主要7資格について、それぞれの特徴と転職市場での評価を解説します。

① CCNA|未経験・初心者の登竜門

おすすめの対象者:未経験者・初心者・運用監視エンジニア

CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、ネットワーク機器大手Ciscoが認定する代表的な資格です。ルーティング・スイッチング・IPサービス・セキュリティなど、実務に必要な基礎知識を体系的に学べます。

転職市場での評価:
CCNAは、未経験者がネットワークの基礎知識や学習意欲をアピールするうえで、特に有力な資格です。

当社の転職支援でも、未経験からネットワークエンジニアを目指す方、また運用監視から構築へ進みたい方には、まずCCNAをおすすめしています。

→関連記事:CCNAの勉強法|未経験から最短で合格するロードマップと独学手順

② CCNP Enterprise|ネットワーク構築・設計へのステップアップ

おすすめの対象者:運用・構築経験者、NW設計・上流工程を目指す方

CCNP Enterpriseは、CCNAよりも高度なネットワーク技術を学ぶ経験者向けのCisco認定資格です。大規模ネットワークの設計・構築・トラブルシューティング・自動化など、専門知識を深められます。

転職市場での評価:
CCNPは、ネットワークの構築・設計を目指す経験者にとって、非常に有効な資格です。

特に、構築といった実務経験と組み合わせることで、上流工程へのステップアップや年収500万円以上の転職を目指す際に、有力なアピール材料になります。

また、CCNAを取得したものの構築に進めない運用監視エンジニアが、構築へのステップアップを目指す際にも大きく役立ちます。

→関連記事:CCNAとCCNPの違いは?難易度・需要・年収の差、CCNPまで取るべきか

③ LinuC / LPIC(レベル1)|Linux・サーバーの基礎を習得

おすすめの対象者:インフラ全般(サーバー・クラウド)に携わりたい方

LinuCやLPICは、Linuxの操作・システム管理などの知識を証明する資格です。ネットワークエンジニアでも、サーバーやOSの仕組みを理解しておくことで、障害対応やシステム全体の構成を把握しやすくなります。

転職市場での評価:
ネットワーク専業の求人ではCCNA・CCNPが基本的に優先されやすいですが、サーバーやクラウドも扱う場合、LinuC・LPICは有力な補完資格です。インフラ全般への対応力の底上げを目指せます。

また、クラウドエンジニアではサーバー・OSスキルも求められるため、ネットワーク専業からクラウドエンジニアを目指すための橋渡し役として、学習・取得する人も少なくありません。

→関連記事:CCNAとLPIC/LinuCを徹底比較、どっちを取るべき?難易度と順番

④ AWS SAA|クラウド分野へのキャリアを広げる

おすすめの対象者:クラウドエンジニア・AWS案件を目指す方

AWS SAA(AWS Certified Solutions Architect – Associate)は、AWS環境の設計に必要な知識を証明する資格です。EC2・VPC・S3・IAMなどを学び、可用性・セキュリティ・コストを考慮したクラウド設計の考え方を学べます。

転職市場での評価:
AWS SAAは、ネットワーク経験を活かしてクラウド分野へ進みたい方におすすめです。特に、CCNAで学んだルーティングやネットワークの知識は、AWSのVPC・VPN・ネットワーク設計にも活かせます。

ただし、クラウドやAWS案件を目指す場合は、サーバー・OSスキルも重要になることが多いです。AWSの学習前、または並行してLinuxを学ぶことで、クラウド環境の理解が深まり、実務につなげやすくなります。

→関連記事:AWS SAAの勉強時間はどれくらい?未経験の勉強法・ロードマップ

⑤ 基本情報技術者試験|IT全般の基礎知識を証明

おすすめの対象者:IT全般の基礎を固めたい初心者、新卒・第二新卒エンジニア

基本情報(FE)は、IPAが実施する国家試験です。ネットワークに加え、プログラミング・データベース・セキュリティなど、IT全般の基礎知識を体系的に学べます。特に大手SIや老舗企業の新卒エンジニアの取得が多い傾向です。

転職市場での評価:
基本情報技術者試験は、ITの基礎知識を証明でき、若手エンジニアのポテンシャル評価にも役立ちます。

ただし、未経験からネットワークエンジニアへの転職を優先する場合は、実務との関連性が高いCCNAを先に取得することをおすすめします。

⑥ ネットワークスペシャリスト試験|国内最高峰の国家資格

おすすめの対象者:NW設計・上流工程・高度な専門職を目指す経験者

ネットワークスペシャリスト試験(NW)は、IPAが実施する高度情報処理技術者試験の一つです。ネットワークの分析・設計・構築・運用などに関する高度な知識と応用力が問われます。

転職市場での評価:
ネットワークスペシャリストは、高度な専門知識を証明する難関資格です。特に、大手SIerや大規模ネットワーク案件、官公庁向け案件など、上流工程や信頼性を重視する環境で評価につながる資格です

⑦ 情報処理安全確保支援士試験|セキュリティ分野へのステップアップ

おすすめの対象者:セキュリティエンジニア・セキュリティ設計を目指す方

情報処理安全確保支援士試験(SC)は、IPAが実施する高度な情報セキュリティ知識を問う、高難易度の国家試験です。サイバー攻撃への対策、認証・暗号化、リスク管理、安全なシステム設計などを学びます。

転職市場での評価:
ネットワークとセキュリティは密接に関係しているため、ファイアウォール・VPN・アクセス制御など、ネットワーク経験を活かせる領域が多くあります。

ネットワークの構築・設計経験にセキュリティの専門知識を加えることで、セキュリティエンジニアや上流工程へのキャリアの選択肢が広がります。

補足:
ネットワーク分野にはCisco認定の最上位クラスに位置するCCIE、またセキュリティ分野には国際的に評価される上級資格CISSPなどもあります。

これらは高度な専門知識や実務経験が求められるため、この記事では一般的なネットワークエンジニアの転職・キャリアアップで選択肢になりやすい7資格を中心に紹介しています。

ネットワークエンジニアに資格は必要?資格なしでも転職できる?

ネットなどでは「資格は意味ない」、「実務経験がすべて」と言われることもあります。

確かに、資格がなくても転職は可能です。しかし、採用現場では資格が転職成功やキャリアアップを強く後押しする「武器」になることも事実です。

CCNA|未経験者は強く推奨、運用監視経験者はステップアップの武器

IT未経験者の場合、CCNAを持っていることで「ネットワークの基礎知識があり志望度が明確、配属も行いやすい人材」と評価されやすくなるため、当社の転職支援でも強くおすすめしております。

また2026年6月ごろから、一部の企業では未経験者の選考基準が厳しくなる動きも感じています。背景にはAI普及や自動化に伴う未経験人材の要件変化を指摘する声もあり、CCNAなどで基礎知識を示す重要性は高まっていると考えています。

あわせて、すでに運用監視の経験がある方にとっては、資格は知識証明にとどまらず、構築へのステップアップを目指すための武器になっています。

資格なし経験者より「資格あり未経験」が評価されることもある

中途採用現場では「3~5年の監視経験がある無資格者」よりも、「未経験でもCCNAを取得し、理解力・コミュ力・成長意欲を感じる人」の方が、採用で評価されるケースも少なくありません。

特に「設計・構築を主体」とする上位商流企業(目安:二次請け企業)では、この傾向がやや顕著です。

構築に進める前提なら、資格で「意欲・主体性・基礎学習」を証明できる方が、監視経験者よりも「最終的に伸びる・教育コストが低い」と考える企業はあります。

ただし、実際にネットワーク機器の設定・構築を経験している人には、未経験者は基本的に採用評価で及びません。 実務経験の価値は、それほど大きいものです。

→関連記事:CCNAは転職で有利?未経験から狙える求人例・年収・評価

「実務がすべて」は半分正解だが、半分間違い

エンジニアの市場価値を決めるのは「実務で何ができるか」。これは事実です。

しかし、設計・構築の実務を経験できる環境に入るには「入場券」がないと入れない。これもよくある事実です。この「入場券」の代わりになるのが資格です。

また、一度構築現場に入りこめば「構築経験が武器」となり、次の優良案件への好循環が始まっていくのがネットワークエンジニアのキャリアの大きな特徴です。

資格を最大限に評価してくれる「当たり求人」の見つけ方

ここまで資格の評価を説明してきましたが、とはいえIT業界は「実務経験」を最優先する会社が多数であるのも事実です。

そのため、資格を取っても「応募先」を最適化しないと、想像以上に資格が評価されずに落ちてしまうこともあります。また未経験歓迎求人なのに「採用したいのは未経験でなく経験者では?」という雰囲気を面接で感じる人も、実は少なくありません。

だからこそ重要なのは、「資格を正当に評価してくれる企業」&「当たり求人」を狙い撃ちすることです。

なぜ「企業・求人選び」でキャリアが変わるのか

仮に同じCCNA取得者であっても「早期に構築に進む人」と「監視で停滞する人」に分かれる大きな要因の一つが、「最初に入る企業」です。未経験歓迎の求人の中には、以下が混在しています。

・構築に進める前提の環境
・監視業務の長期固定が見込まれる環境

この違いを見抜けるかどうかで、その後のキャリアが大きく変わると言えますが、未経験求人の傾向として多いのは、後者の「監視固定」の環境です。

資格取得で狙える「当たり求人」の特徴

ここで言う「当たり求人」とは、資格やポテンシャルを評価し、設計・構築へつながるキャリアパスが用意されている求人を指します。

例えば、IT未経験+CCNAの場合でも、以下のような求人を狙っていくことは可能です。

■「未経験+CCNA」の当たり求人の特徴:
・構築・設計案件を自社で持っている(請負もある)
・実機(Cisco機器など)に触れる環境がある
・日勤中心の運用や構築アシスタントからスタートできる
・クラウド(AWSなど)へのスキルシフトが可能
・年収が比較的高額、資格手当が充実

つまり実務経験よりも「資格やポテンシャル重視で、将来の有望株を育てたい」と考える企業の中で、上記のような特徴を持つ「当たり求人」を狙うのが重要です。

求人を狙い撃ちすれば、資格は「内定年収」にも影響する

当社の転職支援データでも、資格を活かして適切な求人を選ぶことで、年収にも明確な差が出ています。

例として、「IT未経験+CCNA」の場合は、平均決定年収385.1万円であり「IT未経験+資格なし」と比較して60万以上の年収差が出ています。

スキル・資格平均決定年収転職市場での評価・特徴
未経験 + CCNA385.1万円資格なしより平均60万円以上アップ
未経験 + LinuC-1370.4万円日勤運用での採用も多い
経験者 + CCNA/CCNP+100万円以上アップの事例も多数設計・構築ポジションへ

※2025年1月~12月、当社転職支援データより算出

このように未経験であっても、運用監視で2~3年勤務している人よりも、年収が高額になることがあります。

資格を「宝の持ち腐れ」にしないために

ただし、こうした求人は数が限られており、求人票だけでは配属先や構築へのステップアップ実績まで判断しにくいこともあります。

「当たり求人」を効率よく見つけ、資格を活かして転職するなら「インフラ転職の専門家」に相談してみるのも一つです。

キャリア・転職相談のご案内

「資格を活かして、早期に構築に進める企業を知りたい」
「面接でパフォーマンスを出せるよう、ネットワーク職特化の対策をしたい」
「ネットワークエンジニアのキャリア形成例も知りたい」

このような悩みをお持ちの方は、キャリア・転職のご相談を検討してみてください。

※無理に応募を勧めることはありません、方向性の整理だけでもOKです

よくある質問(FAQ)

ここではネットワークエンジニアの資格に関する、よくある質問をまとめていきます。

Q1:文系・未経験でもCCNAは取れる?

A:十分に可能です。 実際に文系・IT未経験からCCNAを取得し、異業種からエンジニア転職を成功させている方は大勢います。

大切なのは、「学習を継続できる環境」を整えることです。ネットワークの仕組みを理解し、問題演習や実機シミュレーションを繰り返すことで、独学でも合格を目指せます。

→関連記事:CCNAの勉強法|未経験から最短で合格するロードマップと独学手順

Q2:CCNAとLinuCはどっちを先に取るべき?

A:ネットワークエンジニア志望なら、CCNAをおすすめします。

CCNAでネットワークの基礎を固め、必要に応じてLinuC・LPICでLinuxの知識を補強する順番が効果的です。一方でサーバーエンジニア志望なら、LinuC・LPICを先に取得するのがおすすめです。

→関連記事:CCNAとLPICを徹底比較、どっちを取るべき?難易度と順番を解説

Q3:資格を取得しても運用監視から抜け出せないことはありますか?

A:ありますが、CCNAを取得し、適切な企業・求人を選ぶことで、監視のみの夜勤シフトから抜け出せる可能性は高いです。

実際に当社の転職支援では、監視経験+CCNAを持つ方の多くが、転職によって日勤の運用や構築関連業務へステップアップしています。現職でキャリアアップが難しい場合は、転職も積極的に検討する価値があります。

→関連記事:運用監視オペレーターはやめとけ?年収・将来性・脱出ロードマップ

Q4:CCNAとネットワークスペシャリストはどちらを取るべきですか?

A:未経験~初級者は、まずCCNAを取得することをおすすめします。

CCNAはネットワークの基礎を体系的に学べるため、未経験からの転職や実務のスタートに適した資格です。一方、ネットワークスペシャリストは高度な知識が求められる国家資格であり、実務経験を積んだエンジニアがキャリアアップを目的に取得するケースが一般的です。

そのため、未経験~初級者はCCNA →実務経験→ CCNPやネットワークスペシャリストという流れで考えると、自身のレベルやキャリアに合わせて段階的にスキルを伸ばしやすいでしょう。

Q5:国家資格とベンダー資格はどちらを取得すべきですか?

A:転職や年収アップを目指すなら、まずはCCNAなどのベンダー資格がおすすめです。

ベンダー資格は実務で使う技術に直結するため、転職市場で評価されやすい傾向です。一方、国家資格はIT全体の知識や専門性を証明する資格で、キャリアアップや社内評価の向上に役立ちます。

そのため、転職や年収アップを目指すならベンダー資格を優先し、勤務先で取得を推奨されている場合や専門性を高めたい場合は国家資格を選ぶとよいでしょう。

Q6:ネットワークエンジニア資格の最高峰は何ですか?

A:Cisco認定資格の最高峰である「CCIE」が代表的です。

CCIEは大規模ネットワークの設計・構築・運用に関する高度な知識と実践力が求められる難関資格で、国内外で高く評価されています。

ただし、キャリアが浅いうちに目指す資格ではありません。まずはCCNAとCCNP、そして豊富な実務経験を積んだ後にCCIEを目指すのが一般的です。

まとめ|ネットワーク資格は「活かし方」でキャリアが変わる

ネットワークエンジニアの資格は、キャリアを変えるための武器です。特に未経験・微経験者にとっては非常に強力なものです。

ただし本当に重要なのは、「どう活かすか」です。「年収を500万にしたい」、「上流工程でリモートしたい」など、理想のキャリアを実現するために「資格を活かす」という視点が大事です。

■この記事のまとめ:
・未経験/運用監視はCCNAからスタート
・その後は「CCNP」か「AWS」でキャリアが分岐する
・資格だけでなく「求人選び」でキャリアが決まる

同じ資格を持っていても、入社企業によって「構築に進める人」と「監視に留まる人」に分かれるのが現実です。だからこそ資格だけでなく「環境」も含めて、キャリアを設計することが重要です。

▶ 資格をキャリア・転職に活かしたい方へ

「CCNAを取ったけど、当たり求人はどれ?」
「監視で止まらず、構築やクラウドに進める企業を知りたい」
「経歴に自信がない、面接が不安」

このような悩みをお持ちであれば、以下からキャリア・転職相談を活用してみてください。現状にモヤモヤや不安があるなら、インフラの採用現場を良く知る専門家に相談するのも一つです。

※簡易に相談したい方は「30分の電話相談」も承っています。

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※無理に応募を勧めることはありません。未経験者も歓迎しています

この記事を書いた人

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角田 壮史

株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

未経験からベテランまで、ITインフラ・クラウドのキャリア支援に特化、経済産業省採択事業(インフラエンジニア育成プログラム)も担うキャリアアドバイザーです。 経済産業省ロゴ

主な実績

  • パーソルキャリア(旧インテリジェンス)在籍時、事業部MVP受賞あり
  • リクナビ提携エージェントとして、顧客満足度1位/サービス満足度1位/紹介求人満足度2位などの受賞歴あり リクナビ 顧客満足度1位ロゴ リクナビ 紹介求人満足度2位ロゴ
  • キャリアアドバイザー歴15年以上、700社以上のIT企業訪問、3,000名超のエンジニア支援実績
  • LPI (Linux Professional Institute) より、トレーニングパートナー(プラチナ:最上位)/ハイアリングパートナーとして公式認定 LPIトレーニングパートナープラチナロゴ LPIハイアリングパートナーロゴ

保有資格

国家資格キャリアコンサルタント、AWS-SAA・SAP、CCNA、LPIC-3、LinuC-1

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