ネットワークエンジニアにおすすめの資格一覧、難易度、受験料なども説明

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こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

資格を取ると何かと有利になる場合はありますが、今回はネットワークエンジニアとして取得すると評価が高い「おすすめ資格」を一覧として、難易度や受験料とともに説明します。

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目次

ネットワークエンジニアに【非常におすすめ】の5つの資格

まずは、ネットワークエンジニアに【非常におすすめ】の資格を5つ説明します。

下記の資格は、ネットワークエンジニアの資格として最もメジャーな資格であり、受験者が多く、評価も高い資格といえます(難易度は人によって異なると思いますが、あくまで客観的にみた感想です)。

ネットワークエンジニアとして資格を取得するのであれば、まずは【非常におすすめ資格】から優先的に検討するとよいかと思います(難易度、評価、受験料を総合して、おすすめしています)。

※ただし、シスコ認定技術者試験は2020年2月に改定されますので、改定後は難易度等が一部変更となる可能性があります。

非常におすすめ資格①:シスコ技術者認定 CCNA

難易度 合格率 受験料
★★☆☆☆ 非公表 36,960円

■運営団体:シスコシステムズ
■URL:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/associate/ccna-routing-switching.html

ネットワークエンジニア未経験者や初心者に一番おすすめ資格は、やはりシスコ技術者認定のCCNAです。

CCNAはネットワークエンジニアの運転免許証と言われる事もあり、ネットワークの基本的な理解や知識を問われる資格です。

またCCNAは、未経験者や監視オペレータが、ネットワークの構築・運用に携わるために取得する事は多く、ネットワーク構築・運用にキャリアアップをするためには非常に有効と言える資格です。

合格率は非公表となっていますが、年々難しくなっており、最近の合格率は30-40%前後くらいかも知れません。

■関連記事:【断言します】CCNAは転職・就職で非常に有利になる資格です

非常におすすめ資格②:シスコ技術者認定 CCENT

難易度 合格率 受験料
★☆☆☆☆ 非公表 18,480円

■運営団体:シスコシステムズ
■URL:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/entry/ccent.html

ネットワークエンジニア未経験者や初心者に次点で非常におすすめできる資格は、やはりシスコ技術者認定で一番難易度が低いエントリー資格のCCENTです。

シスコ技術者認定は、CCENT⇒CCNA⇒CCNP⇒CCIEの順で難しくなっていきますが、一番初級資格であるCCENTは、未経験でネットワークエンジニアになりたい人や、監視オペレーターが運用にステップアップしたい場合に、非常に有効な資格です。

ただし、CCENTが有効な人は基本的に20代までであり、30歳以降はCCENTのみでは弱いと考える会社が急激に増えますので、20代までであれば非常におすすめと言えます。

CCENTを取得したら、知識と勉強の勢い忘れないように、そのままCCNAまで取得してしまう方が良いと思います。

※2020年にCCENTは廃止となり、CCENTの代わりにCCTという資格が出来ますので、CCTの評価・難易度が分かり次第更新します。

■関連記事:未経験からネットワークエンジニアになるには?求人の実状や年収、転職のやり方などを解説

非常におすすめ資格③:シスコ技術者認定 CCNP

難易度 合格率 受験料
★★★☆☆ 非公表 100,800円

■運営団体:シスコシステムズ
■URL:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/professional/ccnp-routing-switching.html

ネットワークエンジニア初級~中級者におすすめしたい資格としては、シスコ技術者認定のCCNPでしょう。

ネットワークエンジニアの仕事で一番ボリュームゾーンであるレイヤ2/レイヤ3の知識や理解を深める事ができ、ネットワークの設計構築エンジニアは多数の人がCCNPを保有していると言えます。

また、CCNPは、構築、運用保守エンジニアが、更に上流工程にステップアップをするために取得する事が多いと言えます。

非常におすすめ資格④:ネットワークスペシャリスト試験

難易度 合格率 受験料
★★★☆☆ 約14% 5,700円

■認定団体:経済産業省
■URL:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/nw.html

ネットワークエンジニアとして中級レベル以上の方におすすめ出来る国家資格は、ネットワークスペシャリストです。

ネットワークスペシャリスト試験は、CCNPを取得した後に取る事が多い資格であり、CCNPよりも幅広い知識が問われ、CCNPよりも難易度が上がる試験です。

ただし、ネットワークスペシャリスト試験は私の個人的所感ですが、取得する人の偏りが多少あり、日系大手SIerで勤務するエンジニアが多く取得する資格と言えるかも知れません。

日系大手SIerに行きたい人は取得する価値はあるかも知れませんが、それ以外はCCNPとそれ程評価は変わらないかも知れません。

非常におすすめ資格⑤:Linux技術者認定 LPIC(LinuC)Level1

難易度 合格率 受験料
★☆☆☆☆ 非公表 30,000円

■運営団体:LPI(Linux Professional Institute)
■URL:https://www.lpi.org/ja/our-certifications/lpic-1-overview

サーバ系の資格であるLinux技術者認定のLPIC(LinuC)Level1ですが、ネットワークと密接な関係であるサーバ系の知識を習得できる資格としておすすめです。

基本的にはCCNAを取得した後、もしくはCCNPを取得した後にLPIC(LinuC)Level1を取得する事が多く、ネットワークからインフラエンジニアになるための一つの手段と言えるでしょう。

また、LPIC(LinuC)Level1の合格率は非公表ですが、50%を超えていると言われており、比較的取得しやすい資格とも思います。

■関連記事:LinuC(LPIC)は転職・就職でどれくらい有利?取るべき人と不要な人とは

ネットワークエンジニアに【おすすめ】の5つの資格

下記からは、【非常におすすめ】の資格を一部取得した後に取得を考えたい【おすすめ】の資格となります。

更なるキャリアアップを希望する場合は、下記のような資格取得を検討されると、キャリアの幅を広げるチャンスや、ステップアップのチャンスに繋がりやすいと思います。

おすすめ資格①:情報セキュリティマネジメント試験

難易度 合格率 受験料
★☆☆☆☆ 約50% 5,700円

■認定団体:経済産業省
■URL:https://www.jitec.ipa.go.jp/sg/

情報セキュリティマネジメント試験(略称:セキュマネ)は、ITを利用する全ての人材を対象としたセキュリティ関連の資格であり、セキュリティ全般の知識を身につけるための取っ掛かりとなる資格でしょう。

ただし、ITパスポートの上位資格のような位置づけであり、難易度は高くはないため、資格を取得したからと言って大きな評価を得られる資格ではありません。

おすすめ資格②:情報処理安全確保支援士試験

難易度 合格率 受験料
★★★★☆ 約18% 5,700円

■認定団体:経済産業省
■URL:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html

情報処理安全確保支援士試験(略称:Registered Information Security Specialist、RISS)はサイバーセキュリティ分野の国家資格であり、政府のサイバーセキュリティ人材育成総合強化方針にて推されている資格です。

難易度は高いですが、セキュリティエンジニアやセキュリティコンサルタントを目指す方には、おすすめ出来る資格と思います。

おすすめ資格③:Linux技術者認定 LPIC(LinuC)Level2

難易度 合格率 受験料
★★☆☆☆ 非公表 30,000円

■運営団体:LPI(Linux Professional Institute)
■URL:https://www.lpi.org/ja/our-certifications/lpic-2-overview

Linux技術者認定のLPIC(LinuC)Level2も、ネットワークからインフラエンジニアにキャリアシフトを考える方にはおすすめと言える資格です。

もちろん取得には一定の勉強は必要でありますが、難易度が非常に高い部類の資格ではなく比較的取得者も多い資格と言えます。

おすすめ資格④:Linux技術者認定 LPIC(LinuC)Level3

難易度 合格率 受験料
★★★☆☆ 非公表 1科目15,000円

■運営団体:LPI(Linux Professional Institute)
■URL:https://www.lpi.org/ja/our-certifications/lpic-3-300-overview

Linux技術者認定のLPIC(LinuC)Level3は、300(混在環境)、303(セキュリティ)、304(仮想化とハイアベイラビリティ)の3種類がありますが、1科目合格すればLPIC(LinuC)Level3合格となります。

また、LPIC(LinuC)はLevel3から評価が一定上がる傾向があり、Level2を取得するのであれば、あわせてLevel3まで取得してしまうのも一つかも知れません。

おすすめ資格⑤:シスコ技術者認定 CCIE

難易度 合格率 受験料
★★★★★ 非公表 265,680円

■運営団体:シスコシステムズ
■URL:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/expert/ccie-routing-switching.html/a>

最後のおすすめは、ネットワークエンジニアの最高峰の資格といえるCCIEです。

今まで挙げたおすすめ資格の中では別格の難易度、別格の市場価値を誇り、勉強をはじめて2年以内に取得出来れば、相当早いと言えるでしょう(取得にはお金と時間を相当かけないと難しいでしょうし、何年勉強しても、取れない人は取れない資格と言えるかも知れません)。

CCIEは、ネットワークエンジニアとして最高峰を目指したい人におすすめする資格です。

さいごに

今回はネットワークエンジニアにおすすめする資格を厳選して挙げましたが、その他基本情報処理技術者試験や、ジュニパーネットワークス認定資格プログラム(JNCP)、OracleMasterなどは、特にネットワークエンジニアに大きな価値を生みにくいと考え、除外しています(取得していれば尚可な所はあるかも知れませんが、やはりおすすめ資格が有効だと思います)。

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