こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
「サーバーエンジニアに資格は必要?」
「LPIC、CCNA、AWS、、どれから取ればいいの?」
そんな疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、資格は「意味ない」どころか、キャリアを広げるための最短ルートです。
特に、未経験からサーバーエンジニアを目指す方や、運用・保守から構築・クラウドへステップアップしたい方にとって、資格は「次のキャリアに進める鍵」にもなります。
ただし、やみくもに勉強しても効果は出ません。重要なのは「どの順番で」、「どこまで取るか」を戦略的に考えることです。
また私たちはインフラエンジニアのキャリア支援を行う中で、企業が「どの資格を評価し、どこで差がつくのか」を現場で数多く見てきました。
その経験をもとに、この記事では「実際に採用現場で評価される資格や順番」を解説していきます。
■この記事でわかること:
・資格の正しい(おすすめ)順番
・難易度・勉強時間の目安
・取得後のキャリアアップ(未経験転職、構築・クラウドへのロードマップ)
もし「今の職場で成長が止まっている」と感じるなら、今日が一歩を踏み出すタイミングです。あなたのキャリアに合った最適ルートを、一緒に見つけましょう。
また「サーバーエンジニアの仕事内容やキャリアの全体像」を知りたい方は、先に以下の記事をご覧ください。資格だけでなく、仕事内容・年収・将来性などをまとめています。
→関連記事:サーバーエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・年収・キャリアパスまとめ
サーバーエンジニアに資格は必要?「意味ない」と言われる理由と真実
「サーバーエンジニアに資格は意味ない」
「現場では資格より実務経験が大事」
SNSや口コミサイトでは、上記のような意見をよく目にします。
確かに、資格だけで評価される時代ではありません。一方で「資格がある人ほど早くキャリアを進めている」という現実もあります。
ここでは、資格に対する誤解と真実を整理しながら、サーバーエンジニアが資格をどう活かすべきかを解説していきます。
なぜ「サーバーエンジニアに資格は意味ない」と言われるのか
「意味ない」と言われる最大の理由は、現場が実務ベースで評価されるからです。
サーバー構築や運用の現場では、Linuxコマンドの操作やトラブル対応など、「資格では測れないスキル」が求められます。
特に、資格取得だけで現場経験がない場合、「知識はあるけど、手が動かせない」と見なされることもあります。
もう一つの理由として、技術の進化の早さも挙げられます。
クラウドやコンテナ、IaC(Infrastructure as Code)など、サーバーを取り巻く環境は急速に変化しており、特定のベンダー資格や技術に特化した資格は、その技術が陳腐化すれば価値が下がる可能性もあります。
しかし、資格が「まったく無意味」と言い切ることはできません。
初学者が学習の指針として活用したり、特定の分野の知識を体系的に整理したりするには有効です。むしろ、知識の土台を体系的に身につけるチャンスとして活かす人ほど、次のステージへ進めています。
資格が「やめとけ」、「きつい」と感じるのは、環境の問題であることも
「資格なんて取っても意味がなかった」
「勉強がきつくて挫折した」
そう感じる人も少なくありません。
しかし、その多くは環境の問題であることもあります。例として、現場で資格取得を評価しない会社では、努力しても給与や評価に反映されず、モチベーションを維持しにくいものです。
また、夜勤中心や常駐型の運用現場では、学習時間を確保できずに「きつい」と感じることも多いでしょう。
一方で、資格取得を推奨し、手当や昇進に反映する企業も増えています。そうした環境では、資格がキャリアアップの明確な指標として機能し、転職市場でも評価されやすくなります。
さらに近年では、クラウドやコンテナ、IaC(Infrastructure as Code)など、技術の進化スピードが非常に速いため、環境によって求められるスキルセットが大きく異なります。
こうした変化に柔軟に対応するためにも、資格は「知識の整理」や「学び直し」の手段として活かすことができます。
それでも資格が評価される3つの場面:転職・昇給・クラウド対応で差がつく理由
現場経験が重視されるIT業界でも、資格が確実にプラスになる場面があります。代表的なのは以下の3つです。
■資格が評価される場面:
・転職活動での書類選考・面接時の評価
→ LPIC・AWSなどの資格があるだけで、スキル証明として選考通過率が上がります。
→資格があることで、企業側が「安心して採用できる人材」と判断しやすくなります。
・社内評価・昇給タイミング
→ 一部企業では資格手当(例:LPIC2で月1〜2万円など)があり、評価項目にも直結。
・構築・クラウド・自動化領域へのスキル転換
→運用から構築・設計へステップアップする際の「足がかり」になります。
→ AWS SAAやTerraform資格などは、クラウド案件の入門パスとして高評価。
実際、当社の支援事例でも、LPICなどを取得した方は、未経験でも構築案件に内定したケースが複数あります。「資格を取ったことで、チャンスが広がった」という声も多いです。
このように、資格は「停滞するキャリアを、大きく動かすための武器」となります。現場で培った経験を、可視化し・広げるためのツールとして活用することが重要です。
「資格=ゴール」ではなく「キャリアの入口」として活用する
資格はあくまで「ゴール」ではなく、「スタートライン」です。
試験合格は通過点であり、そこから実務経験・クラウド知識・自動化スキルへとつなげることで、本当のキャリアアップが始まります。
■資格×キャリアアップの一例:
・LPIC-1 → Linux操作理解を活かしてサーバー運用・構築へ
・CCNA → ネットワーク理解を活かしてネットワーク構築へ
・AWS SAA → AWSのベストプラクティスを理解して、クラウド基盤の設計構築へ
このように、資格を「キャリアアップの一目標」として考えると、目的意識が明確になります。
また資格を「取っただけ」で終わらせず、キャリア戦略の中に位置づけることが、構築・クラウド・SREへ進むための第一歩になります。
他のインフラ資格も比較してみたい方へ
インフラ・サーバー・ネットワーク・クラウドなど、以下の関連記事で、職種別におすすめの資格をまとめています。取得順番・難易度の目安も解説。
→関連記事:インフラエンジニア資格まとめ|おすすめ資格と取得順番・難易度マップ
次からは、未経験・初心者が迷わず進めるように、サーバーエンジニアにおすすめの資格取得の正しい順番とロードマップを解説していきます。
【資格の正しい順番】サーバーエンジニアの学習ロードマップ:失敗しないための4ステップ
資格にはそれぞれ目的・難易度・到達レベルが異なります。サーバーエンジニアのキャリアでは、資格を「闇雲に取る」よりも、ゴール(どんな仕事をしたいか)に合わせて段階的に取ることが重要です。
ここでは、未経験から構築・設計・クラウドへ進むための最短ルートを、「どの資格を、どの順番で取ればいいのか」という視点で解説していきます。
【ステップ0】未経験者はITパスポートでIT基礎を理解しよう
未経験から資格取得を目指す場合でも、【ステップ1】の専門資格(LPIC/LinuCなど)にいきなり取り組んでもOKです。
しかし、基本中の基本から学んでいきたい人は、ITの基礎を体系的に学ぶことから始めましょう。特に「ITパスポート」、ネットワーク・サーバー・セキュリティの全体像も理解するのに適しています。
この【ステップ0】は必須ではありませんが、後のLPICやCCNAの学習効率にも影響するため、時間に余裕がある方にはおすすめです。
【ステップ1】キャリアの土台作り:最初に取るべき資格(LPIC-1/LinuC-1)
サーバーエンジニアの出発点は、Linuxの基礎理解です。
サーバー業務の多くはLinux環境で行われるため、最初にLPIC-1またはLinuC-1の学習を始めましょう。
■おすすめ資格:LPIC-1 または LinuC-1
・OS・ユーザー管理・パーミッション・ネットワーク設定など、実務の頻出操作を学べる。
・試験範囲を通じて、Linuxの仕組み(プロセス、権限、ログなど)を根本から学べる。
・未経験でも独学で合格しやすく、資格を取ることで「学習の基礎力+自走力」を示せる。
この資格は、「手を動かして学ぶ力」をつけるうえで最も効果的です。
特に未経験転職や、監視オペレーターや運用保守から構築へ進みたい方にとって、キャリアの入口となります。
詳細な試験範囲や受験要項は、以下の公式サイトで確認できます。
→ LPIC公式サイト(LPI)
→ LinuC公式サイト(LPI-Japan)
補強資格:基本情報技術者試験(FE)
IT未経験から挑戦する場合は、「基本情報技術者試験(FE)」を学ぶのも選択肢の一つです。
IT全体の仕組み(ネットワーク・DB・セキュリティ・アルゴリズムなど)を体系的に理解でき、「IT全般の基本」をつかむ助走ステップとなります。
【ステップ2】運用保守からの脱却:構築スキルを伸ばす資格ルート(LPIC-2+CCNA)
Linuxの基礎を身につけたら、次は構築フェーズに挑戦できる実践力を高めましょう。
■おすすめ資格:LPIC-2(またはLinuC-2)
・Web/DNS/メールなど、実際の構築フェーズで必要となるサーバー設定・トラブル対応を体系的に学べる。
・「構築を任せられる人材」への転換を支える中級資格。
・資格を通じて、実務で通用する設定力・トラブル対応力を養える。
多くのエンジニアが「運用止まり」で悩む中、LPIC-2(LinuC-2)を取得することで「構築案件へ進める実力」を証明できます。
この段階では、転職・年収アップのチャンスが大きく広がります。
補強資格(推奨):CCNA(Cisco Certified Network Associate)
サーバー構築を理解するうえで、ネットワークの基礎知識も欠かせません。CCNAは、サーバーエンジニアが通信の仕組みを理解するための補強資格として非常に有効です。
CCNAを学習することで、VPC/サブネット/ルーティングなど、クラウド設計にも役立つ概念を習得できます。また、クラウドやSRE職を目指す際にも、ネットワーク知識は大きな武器になります。
「通信が分かるサーバーエンジニア」は、設計構築工程での評価が大きく高まります。クラウド環境でもネットワーク設計を理解できる人材は希少なため、今後さらに重宝されるでしょう。
試験内容や受験手続きの詳細は、Cisco公式サイトで確認できます。
→ 関連記事:ネットワークエンジニア資格ロードマップ|CCNAから上流設計まで
【ステップ3】市場価値の最大化:クラウド設計・上位スキルへのルート(AWS/Azure/応用情報)
構築スキルを磨いたら、次はクラウドや設計領域へのステップアップです。ここからが、サーバーエンジニアとしての「上位フェーズ」と言えます。
AWS SAA(ソリューションアーキテクト・アソシエイト)
AWS SAAは、クラウド基盤の設計・可用性・セキュリティ・コスト最適化などを体系的に学べ、サーバー構築スキルをベースに、「クラウド上でどう設計するか」を考える力を習得できる資格です。
構築→設計→クラウド→SRE職へ進みたい人の「登竜門資格」の存在です。
AWS SAP(ソリューションアーキテクト・プロフェッショナル)
AWS SAPは、より大規模な設計・マルチアカウント運用・システム統合を理解できる上級資格です。
エンタープライズ設計・クラウドアーキテクト職を目指す人に最適です。
→ 関連記事:サーバーエンジニアの勉強法と学習ロードマップ|未経験から構築への最短ルート
→ 関連記事:LPIC・CCNA・AWSどれから取る?最適資格ロードマップ
各資格の詳細や出題範囲は、AWS公式サイトで公開されています。
→ AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA)
→ AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル(SAP)
補強資格:Azure(AZ-104)
なお、企業によってはAWSだけでなくMicrosoft Azureを採用しているケースも増えています。特に大企業や官公庁、Microsoft製品と連携する環境で導入が進んでおり、こうした業界を志望する方には最適です。
さらにAzureの代表的な資格であるAZ-104(Microsoft Certified: Azure Administrator Associate)は、AWS SAAとほぼ同等レベルのクラウド基礎スキルを証明できる資格です。
もし将来的にAzure環境を扱う企業を志望する場合は、AWS SAAと並行して学習するのもおすすめです。学習内容には共通点も多く、クラウド全体の理解が深まります。
補強資格:応用情報技術者試験(AP)
AWS資格のような「技術特化」と併せて、国家資格の「応用情報技術者試験」を取得しておくと、上流理解・マネジメント力の補強ができます。
応用情報技術者試験では、要件定義・設計・セキュリティ・経営知識など、クラウド設計にも直結する上流スキルを学べ、PMやITコンサル寄りのキャリアを目指す人にも有効です。
【ステップ4】超上級者向け:クラウド設計を極める選択肢(ネットワークスペシャリスト)
クラウドアーキテクトやSREとして、大規模で複雑なシステムの設計・構築を担うのであれば、ネットワークの深い知識は大きな差別化要因になります。
■発展的な資格:ネットワークスペシャリスト(ネスペ)
・サーバーエンジニアにとって必須資格ではありませんが、「通信を理解したクラウド設計者」としての差別化が可能になる。
・クラウド設計の本質を深く理解したい「超上級者」を目指す方にとって、発展的な資格として活用できる。
【まとめ】資格の順番を意識すれば、キャリアの地図が見える
資格を「順番」で考えることは、キャリアを最短で伸ばすための戦略そのものです。
基礎(LPIC-1)から構築(LPIC-2)、そして設計・クラウド(AWS SAA/SAP)へと段階的に進めば、
未経験からでも確実にスキルを積み上げることができます。
| ステップ | 主な資格 | 補強資格 | 習得スキル | キャリアの方向性 |
| ステップ1 | LPIC-1/LinuC-1 | 基本情報 | Linux操作・IT基礎 | 未経験 → 運用保守 |
| ステップ2 | LPIC-2/LinuC-2 | CCNA(推奨) | 構築・通信理解 | 運用 → 構築 |
| ステップ3 | AWS SAA/SAP | AZ-104/応用情報 | 設計・クラウド・上流理解 | 構築 → 設計・クラウド |
| ステップ4 | (任意)ネスペ | - | 通信上流理解 | クラウド → アーキテクト |
資格はゴールではなく、キャリアを開く「鍵」です。
LPIC/LinuCや AWSを軸に、CCNAなどで補強しながら進めることで、未経験からでも、構築・設計・クラウドのステージへ着実にステップアップが可能になります。
「自分に合った資格の順番がわからない」、「どこから始めるべきか悩む」という方は、キャリア相談を通じて、現状に合った最適な学習ルートを一緒に設計してもらうのもおすすめです。
■関連記事:
→関連記事:サーバーエンジニア勉強法|未経験から構築へのロードマップ
→関連記事:サーバーエンジニアの将来性|AI・クラウド時代に生き残るキャリア戦略
→関連記事:ネットワークエンジニア資格ロードマップ|CCNAから上流設計まで
→関連記事:AWSエンジニア資格ロードマップ|SAA・SAP取得からクラウド設計へ
【ITSSレベル別】サーバーエンジニア資格の難易度・評価・一覧マップ
サーバーエンジニアとして資格を選ぶうえで、「どの資格がどのレベルに相当するのか」を把握しておくことは非常に重要です。
その中で、経済産業省が策定し、IPA(情報処理推進機構)が運用している ITスキル標準(ITSS:IT Skill Standard) では、ITエンジニアのスキルを レベル1〜7 に段階的に定義しています。
このITスキル標準(ITSS)は単なる知識量ではなく、実務遂行能力や課題解決力 をもとに定義された職能基準であり、サーバーエンジニアにおいては、主に レベル1〜4 が到達目標になります。
以下はIPAの定義を簡潔に要約したものです。
■ITスキル標準(ITSS)の定義:
・レベル1: 最低限必要な基礎知識・スキルを持ち、指導を受けながら業務を行う段階
・レベル2: 上位者の指導のもとで、定型的な業務を自律的に遂行できる段階
・レベル3: 自ら判断して作業を進め、業務プロセスや課題解決に応用力を発揮できる段階
・レベル4: 専門分野の知識を確立し、課題発見・提案・後進指導など上位役割を担える段階
※出典:IPA ITスキル標準(ITSS)
このセクションでは、サーバーエンジニアに関連する主要資格を「ITSSレベル別の一覧マップ」として整理し、難易度・学習量・実務スキルとの対応関係を可視化しています。
また以下のマップは、このITSSレベルを基準に、主要なサーバーエンジニア関連資格を整理したものです。

参考:ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver12.4
このマップを見ると、サーバー・ネットワーク・クラウド各領域の資格は、ITSSレベルで明確に段階づけられていることがわかります。
■サーバーエンジニア資格とITSS:
・LPIC/LinuC: サーバー構築スキルの中心。レベル1〜3で段階的にスキルアップ可能。
・CCNA: ネットワークスキルを強化。通信面からサーバー設計を支える補強資格。
・AWS SAA/SAP: クラウド基盤設計を扱う上位資格。レベル2〜4相当で、クラウド時代の必須スキル。
資格を「難易度」だけで捉えるのではなく、ITSSレベル=到達スキルの深さ として考えることで、自分の現在地と目標がより明確になります。
ITSSレベル別に見る主要資格の位置づけと評価
以下では、サーバーエンジニアに関連する主要資格をITSSレベル別に整理し、それぞれの学習テーマや到達スキルを比較していきます。
| ITSSレベル | 主な資格 | 主な学習テーマ | 想定スキル |
| レベル1(初級) | LPIC-1/LinuC-1/クラウドプラクティショナー | OS基礎操作・ユーザー管理・権限設定 | Linux環境を理解し、指導のもとで操作できる |
| レベル2(中級初期) | LPIC-2/CCNA/AWS SAA | サーバー構築・ネットワーク接続・クラウド設計の基礎 | 定型業務を自律的に実施し、構築ができる |
| レベル3(中級〜上級) | LPIC-3/CCNP/AWS SAP/応用情報 | サービス設計・障害対応・最適化 | 自ら判断して設計・構築を主導できる |
| レベル4(上級) | AWS SAP/ネットワークスペシャリスト | 要件定義・提案・設計指導 | クラウド・インフラ設計を統括する技術リーダー層 |
資格の難易度・勉強時間・費用の比較表(ITSSレベル準拠)
ここでは、主要なサーバーエンジニア関連資格について、ITSSレベルを基準にした難易度・学習時間・費用の目安をまとめています。
難易度(★)は、学習範囲や試験の合格率などを考慮した目安で、ITSSレベル(実務スキル基準)とは異なる観点での「学習負荷」を示しています。
資格選びの参考として、自分の現状と照らし合わせてご覧ください。
この比較表を見ることで、「自分が今どのレベルにいて、次にどの資格を取るべきか」が一目で把握できるはずです。
| 資格名 | ITSSレベル | 難易度 | 学習時間目安 | 費用(税込) | 特徴 |
| LPIC-1/LinuC-1 | レベル1 | ★★☆☆☆ | 約80〜120時間 | 33,000円 | 未経験者の登竜門。Linuxの基礎操作を体系的に習得。 |
| CCNA | レベル2 | ★★★☆☆ | 約120〜150時間 | 46,860円 | ネットワーク理解を補強し、通信構成力を強化。 |
| LPIC-2/LinuC-2 | レベル2 | ★★★★☆ | 約150〜200時間 | 33,000円~39,600円 | 構築フェーズで戦力化できる中核スキルを証明。 |
| AWS SAA | レベル2 | ★★★★☆ | 約100〜150時間 | 22,000円 | クラウド設計力を身につけ、クラウド案件への登竜門。 |
| AWS SAP | レベル4 | ★★★★★ | 約200〜300時間 | 44,000円 | クラウドアーキテクトの最上位資格。設計・提案力を証明。 |
| 応用情報技術者試験(AP) | レベル3 | ★★★☆☆ | 約200時間 | 7,500円 | 設計・マネジメント・経営まで網羅する国家資格。 |
学習時間はIT経験者を基準とした目安です。未経験の方は+50%程度、余裕をもって計画を立てましょう。
※基本情報技術者試験・応用情報技術者試験の詳細は、IPA公式サイトをご確認ください。
未経験から難易度の高い資格を狙う場合の注意点
未経験の段階から、いきなりAWSやLPIC-2に挑戦するのは非効率です。
まずは LPIC-1/LinuC-1 → LPIC-2 → AWS SAA の順に、ITSSレベルを1段ずつ上げていくイメージで進めましょう。
特にITSSでは、「どの程度の支援で業務を遂行できるか(自律性)」がスキル判断基準です。つまり、「知識を持っている」 だけではレベルが上がらないという点を理解しておくことも大切です。
まとめ:ITSSを意識して資格を積み上げると、キャリアの成長が見える
資格は単なる勉強の証ではなく、自分のITSSレベルを可視化するツールです。
基礎(LPIC-1)から構築(LPIC-2)、設計・クラウド(AWS SAA/SAP)へと段階的に進めることで、
「今どの位置にいて、次にどのスキルを伸ばすべきか」が一目で見えるようになります。
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目的別に選ぶ!おすすめ資格とキャリアアップの方向性
ここまでで資格の順番は理解できても、「自分の目標に対してどの資格が最短距離なのか」という判断は難しいものです。
ここでは、サーバーエンジニアが抱える主要なキャリア目標(目的)別に、取るべき資格の組み合わせを解説していきます。
【目的1】未経験・IT知識ゼロから「まずは転職」したい人向け
この目的の最優先事項は、インフラの基礎知識を押さえて、企業に「学習意欲と理解度」を示せることです。
以下の資格は、どちらも「未経験から面接で評価される具体的スキル証明」になります。
| おすすめの主軸 | 特徴 | キャリアの方向性 |
| LPIC-1 または LinuC-1 | 実務直結。Linuxの操作を体系的に学べるため、面接で「自宅でサーバーを構築した」など実践的アピールが可能。 | 運用保守(監視オペレーター)→ サーバー構築への最短ルート。 |
| 基本情報技術者試験(FE) | IT全般の基礎を幅広くカバーし、基礎力を証明。採用担当に安心感を与えやすい。 | プログラマ/インフラどちらにも進める、土台固めフェーズ。 |
早くサーバーを触りたいならLPIC-1、ITを広く学びたいなら基本情報を最初に取るのがおすすめです。20代後半以降の場合は、より業務に直結するLPIC-1(LinuC-1)の方がおすすめです。
【目的2】夜勤や運用保守から「構築・設計フェーズ」へ移行したい人向け
運用・保守から脱却し、自分の手でシステムを構築するフェーズに進むには、「構築力」と「ネットワークの理解」が必須です。
| おすすめの主軸 | キャリアへの影響 | キャリアの方向性 |
| LPIC-2 または LinuC-2 | 構築力の証明。Web/DNS/メールなど実構築スキルを体系的に習得し、構築案件で即戦力化。 | Linux構築・設計エンジニアとしてキャリアアップ。 |
| CCNA(補強資格) | 通信の仕組みを理解することで、トラブル切り分けや設計連携力を強化。 | サーバー+ネットワークを理解する設計志向のエンジニアへ。 |
LPIC-2で構築スキルを磨き、CCNAでインフラ全体を俯瞰できる人材になるのが理想です。
【目的3】年収700万円超えの「クラウド設計・SRE」を目指す人向け
高年収・上流工程を目指すなら、クラウドとマネジメント知識の両軸で「技術×ビジネス」を理解する力を獲得すると近道です。
| おすすめの主軸 | キャリアへの影響 | キャリアの方向性 |
| AWS SAA → SAP | AWSのベストプラクティス(可用性・セキュリティ・コスト最適化)を理解し、クラウド設計・提案ができる。 | クラウドアーキテクト/SREとして活躍。 |
| 応用情報技術者試験(AP) | 技術をビジネス要件に落とし込み、上流理解とマネジメント力を証明できる。 | 設計リーダー・PM・ITコンサルへの発展的キャリア。 |
AWS SAPで技術の専門性を極めるのが近道です。また転職せずに1社でキャリアアップを目指す場合は、応用情報で上流理解を補うのも一つの選択肢です。
まとめ:目的を明確にすれば、最短ルートが見える
資格は「何を取りたいか」ではなく、「どんなキャリアを実現したいか」から選ぶのが正解です。
あなたの現状(未経験・運用・構築)に応じて目的を決めていくことで、最短距離でキャリアを伸ばすことが可能になります。
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→ 関連記事:サーバーエンジニアの将来性|AI・クラウド時代に生き残るキャリア戦略
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以下の関連記事では、LPIC・CCNA・AWSなどの資格を活かしてキャリアアップできる、各職種の仕事内容やキャリアパスを詳しく解説しています。気になる職種をチェックしてみましょう。
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→関連記事:サーバーエンジニアとは?仕事内容・資格・キャリアパス
→関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容・資格・キャリアパス
→関連記事:クラウドエンジニアとは?仕事内容・資格・キャリアパス
【資格取得後のキャリアロードマップ】構築・設計・クラウドへの成長ステップ
資格を取ることはゴールではなく、キャリア成長のスタートラインです。
ここでは、資格取得後にどのようなキャリアが描けるのかを、実際のステップアップ例をもとに整理していきます。
「運用 → 構築 → 設計 → クラウド/SRE」という、サーバーエンジニアの王道ルートを理解することで、資格取得の「その先」が明確になっていきます。
資格がもたらす「役割の変化」と「責任範囲」
サーバーエンジニアのキャリアは、大きく3つの段階に分かれます。資格取得は単なる知識の証明ではなく、「次の役割に進むためのチケット」です。
以下の表にて、各フェーズで求められる役割・責任・スキル変化を整理していきます。
| フェーズ | 主な仕事内容 | 資格の影響 | 成長のポイント |
| 運用・保守 | 障害対応・バックアップ・監視業務 | LPIC-1/LinuC-1(OS操作・構成の理解) | 基礎を固めながら現場慣れを目指す。指示された作業を正確にこなす段階。 |
| 構築フェーズ | サーバー構築・ミドルウェア設定・ネットワーク接続 | LPIC-2/CCNA(Web/DB構築力・通信理解) | 自分の手で環境を構築し、設計書をもとに作業を主導する段階。 |
| 設計・上流工程 | 要件定義・冗長構成設計・クラウド移行 | AWS SAA/SAP/応用情報(最適設計・マネジメント) | システム全体を俯瞰し、ビジネス要件を技術に落とし込む段階。チームを牽引する立場へ。 |
運用から構築、構築から設計へと進むたびに、「指示を受ける立場」から「自ら設計・提案する立場」へ役割が変化していきます。
この役割の進化が、資格取得がもたらす最大の価値です。スキルだけでなく、責任範囲・裁量・年収のすべてが一段階ずつ上がっていきます。
資格取得者の年収相場(20代・30代別)
資格は年収アップに直結する強力な武器です。実際に、各ステージでの年収レンジは以下のように変化します。
| 年齢層 | キャリア例 | 代表資格 | 平均年収目安 |
| 20代前半(未経験〜運用) | 運用・監視業務が中心。サーバーの基本操作・障害対応を担当。 | LPIC-1/LinuC-1 | 約300〜450万円 |
| 20代後半〜30代前半(構築) | サーバー構築・ネットワーク設定・改善提案を担う。 | LPIC-2/CCNA | 約450〜600万円 |
| 30代〜40代前半(設計・クラウド層) | 要件定義・クラウド設計・自動化導入などを主導。 | AWS SAA/SAP/応用情報 | 約600〜900万円 |
※上記はdoda/マイナビなどの公開データをもとにした相場感です。
構築スキルやクラウド設計スキルを持つ人材は、年収アップ率が最も高い層です。特に「オンプレ構築+AWS」のハイブリッドスキルを持つ人は、市場価値が急上昇しています。
資格+実務経験でクラウド・SRE分野へ進むルート
資格を取っただけではキャリアは変わりにくいことがあります。一方で、資格を「実務経験と組み合わせる」と劇的に変化します。
| 現状 | 次のステップ | 必要資格・経験 | キャリアの目標 |
| 運用保守(夜勤・監視中心) | 構築フェーズへ | LPIC-2/CCNA | サーバー・ネットワーク構築ができる。 |
| 構築フェーズ | 設計・クラウド導入へ | AWS SAA/応用情報 | クラウド設計・移行案件を担当。 |
| 設計フェーズ | SRE/アーキテクト職へ | AWS SAP/Terraform経験 | 自動化・CI/CD・信頼性設計を担う。 |
特にクラウド時代のサーバーエンジニアにとって、「AWS×Linux×IaC(自動化)」は高市場価値を実現するスキルセットです。
これらを少しずつでも段階的に積み上げることで、SREやクラウドアーキテクトといった上位職種への道が開けていきます。
資格取得後に転職で年収を上げるためのポイント
資格取得後にキャリアだけでなく年収も伸ばすためには、「転職の仕方」にも戦略が必要です。
私自身、これまで多くのエンジニアと面談してきましたが、「資格を取っただけ」でとどまる人と、「資格を起点に環境を変えた人」では、年収が100万円以上違うこともあります。
資格を取るだけでは年収が上がりにくいこともあるため、以下の3つを意識することで資格の効果を最大化できます。
① 資格を活かせる案件・環境を選ぶこと
例として、LPIC-2やAWS SAAを取得したら、それを活かせる構築・クラウド系の案件を狙うのが鉄則です。
どんなに資格があっても、運用・監視だけの現場に留まればスキルは伸びません。「学んだことが実務で使える環境」=キャリアの加速環境です。
② 資格を「実務能力の証明」に変換してアピールすること
資格名を履歴書に書くだけではなく、「どの技術を、どう活かせるのか」を具体的に説明できるようにすると、さらに評価が高まります。
例として、「LPIC-2で学んだApache設定を活かし、社内検証環境を構築(自宅ラボでも可)」など。
「実務的アウトプット」に変換して伝えることで面接通過率が格段に上がり、結果的に年収にも直結します。
③ 企業選びを戦略的に行うこと
クラウドや自動化に積極的な企業ほど、資格を評価しやすい傾向にあります。逆に「資格より現場慣れ重視」の企業では、努力が報われにくい場合もあります。
求人票の年収額だけでなく、商流・プロジェクト内容・構成技術・チーム体制・資格手当まで確認し、自分の成長方向と合致する企業を選びましょう。
特に、資格取得から3ヶ月以内は転職のゴールデンタイムです。知識が最も鮮明で、成長意欲の高さをもっともアピールできるタイミングです。
ポイントまとめ:
資格は「取って終わり」ではなく、「どう活かすか」で市場価値が変わります。学んだ知識を実務で活かし、戦略的に環境を選ぶことこそが、年収アップの最短ルートです。
資格取得後に描けるキャリアの未来像(SRE・クラウド設計職へ)
資格を活かしてキャリアを積み重ねると、最終的に以下のような未来像が描けます。
| キャリアフェーズ | 主な役割 | 年収目安 | 求められるスキル |
| 構築エンジニア | サーバー/クラウド構築・運用 | 450〜600万円 | LPIC-2/AWS SAA、トラブル対応力 |
| 設計エンジニア | 要件定義・冗長構成・クラウド導入 | 600〜800万円 | AWS SAA/SAP、設計ドキュメント作成力 |
| SRE(Site Reliability Engineer) | 自動化・可用性・CI/CD設計 | 700〜950万円 | Terraform/Python/監視設計/信頼性工学 |
| クラウドアーキテクト | 技術選定・システム全体設計・提案 | 800〜1000万円以上 | AWS SAP/応用情報/プロジェクトマネジメント |
始まりは「オペレーション」からでも、資格取得を起点に、「手を動かす人」、そして「仕組みを設計する人」へと変化していく。これが、サーバーエンジニアのキャリアアップの本質です。
また資格を取ることで終わりではなく、「どんなキャリアを描けるか」までを設計することが大切です。
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資格勉強の進め方とおすすめ教材
資格を「取ろう」と思っても、いざ学習を始めると「何から手をつければいいのか分からない」と感じる人は少なくありません。
ここでは、サーバーエンジニア資格の学び方の全体像を整理し、次の行動に繋げていきましょう。
LPIC・CCNA・AWS別おすすめ教材まとめ
各資格のおすすめ教材は、以下の通りです。
| 資格 | おすすめ教材 | 特徴 |
| LPIC-1/LinuC-1 | Linux教科書(あずき本)/スピードマスター問題集(白本)/Ping-t | 出題範囲を網羅。操作と理論を両輪で学べる。 |
| CCNA | CCNA合格テキスト(白本)/CCNA問題集(黒本))/Ping-t | 図解が豊富で、ネットワーク構成の理解に最適。 |
| AWS SAA | AWS SAA教科書/Udemy | 図解が豊富、Udemyは動画で学べ、理解度向上に最適。 |
教材を選ぶ際は、「公式認定教材+実践+模擬試験」の3点セットを意識すると、知識が定着しやすくなります。
ハンズオン環境(VirtualBox/AWS無料枠)で実践的に学ぶ方法
サーバーエンジニアの勉強で大切なのは、「手を動かすこと」です。例として、以下の環境を使えば、無料で実機練習が可能です。
■ハンズオン環境で学ぶ:
・VirtualBox/Vagrant: 自宅PCでLinux構築の練習が可能。
・AWS無料利用枠: 1年間無料でEC2/S3/VPCなどの主要サービスを体験可能。
座学も重要ですが、「手で覚える」学習もあわせて行うことで実務力が向上します。
独学とスクール、どちらが効率的?
結論から言えば、どちらが正解かは人によります。使えるお金・学習スタイル・目指す資格レベルによって最適な選択は変わります。
■独学が向いている人:
・費用を抑えたい方
・自己管理が得意、自分のペースで学びたい方
■スクールが向いている人:
・初学者で、学習の進め方に不安がある方
・質問・サポートがある環境でないと継続が難しい方
迷った場合は、まず独学で基礎教材をこなし、難しい箇所だけスクールで補う「ハイブリッド型のリスキリングサービス」も効率的です。
勉強が続かない人に共通する3つの落とし穴
資格学習で挫折する多くの人は、以下の3つの落とし穴にはまりがちです。
■挫折につながる落とし穴:
・完璧主義:「完全に理解しないと」とこだわりすぎる
・立ち止まりがち:細かい点で悩み、先に進めない
・目標を決めない:ダラダラ学習に陥りがち
最初から完璧を目指す必要はありません。大切なのは、毎日30分でもキャリアを前に進めるための「習慣」を作るです。
また「資格を取って終わり」ではなく、「どう活かすか」を考えることがキャリア成功の鍵です。
あなたに合った勉強・転職ロードマップを一緒に設計してみませんか?
また、インフラ系資格の難易度・順番をすべてまとめて比較するなら、以下の関連記事をご覧ください。
→関連記事:インフラエンジニアのおすすめ資格一覧|取得順番・難易度を徹底解説
まとめ:資格は「キャリアの中間目標」、成長を可視化する
資格はゴールではなく、「キャリアを設計するための中間目標」です。
サーバーエンジニアとして成長していくには、
基礎(LPIC-1)→構築(LPIC-2)→設計・クラウド(AWS SAA/SAP)
という順で進むのが最も効率的です。
さらに、LPIC-1の次に CCNA を学んでおくと、サーバー構築だけでなく、ネットワークトラブルの切り分けまで対応できるようになり、さらに市場価値の高い「ハイブリッド型エンジニア」 に一歩近づけます。
資格を取ることで「現場での役割が上がる」、「年収が上がる」、「転職の選択肢が増える」など、
あなたのキャリアの選択肢は確実に広がっていきます。
資格を取って終わりにする人も多いですが、私たちが見てきた限り、資格を「キャリア設計の一部」として考えた人ほど、転職後の満足度が高いです。ぜひ、あなたも一歩ずつ進めてみてください。
一人で悩んでも解決しない・不安が解消されないときは、インフラ専門のキャリアアドバイザーに相談して、あなた専用の「学習+転職ロードマップ」を一緒に描いてみましょう。
よくある質問(FAQ)
ここでは、サーバーエンジニアの資格について、よくある質問をまとめました。
Q1. サーバーエンジニアに資格は本当に必要ですか?
A. 絶対条件ではありませんが、未経験者や運用保守からキャリアアップしたい人にとっては強力な武器になります。
資格は「学習意欲」、「基礎理解」、「自走力」を客観的に証明できるため、転職活動でも評価されやすいです。
Q2. LPICとLinuCはどちらを取るべき?
A. お好みでOKです。出題範囲はほぼ同じであり、就職・転職ではどちらでも評価されるため、興味がある方を一つ選択しましょう。
悩むようであれば、「外資からも評価される汎用性のLPIC」と「日本市場特化で、近年人気が高まっているLinuC」という観点で切り分けてもOKです。
→関連記事:LPICとLinuCの違いを徹底比較|どっちを取るべきか解説
Q3. LPIC-1を取る前にAWSを勉強しても大丈夫?
A. 問題ありません。ただし、AWSの理解にはLinux基礎が必須です。
LPIC-1レベルの基礎を固めてからAWSに進むと、理解がスムーズで「設定の意味」などがつかみやすくなります。おすすめ順序は「LPIC-1 → LPIC-2 → AWS SAA」です。
Q4. 勉強が続かない時はどうすればいい?
A. 「毎日30分だけやる」と決めるのが最も効果的です。
完璧を目指す必要はありません。学習の「継続習慣」を作ることが最短ルートです。
Q5. 無料キャリア相談では何ができるの?
A. キャリア相談では、あなたの経験・希望に合わせて「学習+転職ロードマップ」を提案します。
「資格の優先順位」、「どんな求人を狙うべきか」など、気になることについて、個別に具体的なアドバイスが得られます。もちろん、相談したからといって転職を強制されることはありません。
資格を活かしてキャリアと年収を伸ばしたい方へ
サーバーエンジニアとしてキャリアを築いた先に、どんな成長ルートや年収アップの可能性があるのか。また、インフラエンジニア全体のキャリア像と比較したい方は以下関連記事も参考にしてください。
■資格を活かして年収を伸ばす
→関連記事:サーバーエンジニアのキャリアパス|運用止まりから設計・クラウドへ
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