サーバーエンジニアがとるべき資格はこれ!転職、年収アップに必須です

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こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

サーバーエンジニアの仕事をしてみたいけど、実務経験がないので不安。

サーバーエンジニアとして仕事をしてきたけど、そろそろ転職して、年収を上げたい。

そんな悩みや希望を抱えている人も多いのではないでしょうか?

実際転職を成功させたり、年収を上げたりする方法で、非常に有効なやり方は「資格取得」です。 ITエンジニアの中でも「サーバーエンジニア」は資格取得が特に評価される職種でもあります。

本記事では、サーバーエンジニア未経験の方から、サーバーエンジニアとして転職したい、キャリアアップや年収アップを叶えたい人に向けて、おすすめの資格と難易度を説明します。

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目次

サーバーエンジニアがとるべき資格はこれ!おすすめの資格と難易度

私は転職エージェントとして、たくさんのサーバーエンジニアの転職と、たくさんのサーバーエンジニアの採用を見てきました。その中で、「サーバーエンジニアは、この資格をとるべき!」と考える、おすすめ資格と難易度を紹介します。

赤星&赤枠:是非ともとるべき!

赤枠:非常におすすめ!

赤点線枠:おすすめ

枠無し:あれば尚可

サーバーエンジニアにとって「CCNA」、「LPIC/LinuC-1」、「LPIC/LinuC-2」、「AWS SAA」の資格4個は、是非とも取得すべき資格です。まずは、この資格4個をすべて取得することを強くおすすめします。

これらの資格4個を持っていれば、キャリアアップにや年収アップのために必要な知識を身につけていると見なされ、転職活動でも大きな強みになります。

さらに「CCNA」、「LPIC/LinuC-1」、「LPIC/LinuC-2」、「AWS SAA」の資格は全て、ITSSレベル2以下の難易度であり、知識ゼロからの独学でも十分に取得可能です(ただし、知識ゼロからの場合は、しっかりとした勉強が必要です)。

取得におけるコスパとしては、初級サーバーエンジニアにとって最高峰だと思いますし、できるだけ早いタイミングに取得すると、メリットをより強く実感できるでしょう。

未経験からサーバーエンジニアになるための、おすすめ資格と難易度

未経験者におすすめの資格(一番おすすめ):LPIC/LinuC-1

未経験からサーバーエンジニアを目指す際に、もっともおすすめの資格は、「Linux技術者認定(LPIC/LinuC-1)」です。未経験サーバーエンジニアにとって、まず取得すべき資格は、「LPIC/LinuC-1」の一択と言えるでしょう。

LPIC/LinuC-1は、サーバーOSとして広く使われているLinuxを学ぶ「サーバー系の資格」で、知名度も非常に高いです。この資格を持つことで、Linuxの基本操作レベルの知識があることの証明となり、採用担当者からの安心材料になります。

未経験の場合だと、どれだけ志望動機をアピールしても、採用担当者は「本当にサーバーエンジニアになりたいのか?」がわかりません。また知識がないままでは、「研修や実務で、つまづくのでは?」と心配されがちです。実際、知識がない人を採用をし、苦労した人を、多くの採用担当者は見てきています。

一方、LPIC/LinuC-1を取得していれば、「サーバーエンジニアになりたいという強い意欲」や「研修や実務に対応できる基礎知識」が証明され採用時の評価が大きく変わります。またこの資格は実務でも役に立つ資格でもあり、その後のキャリアの武器になります。

LPIC/LinuC level1(サーバー系)
・おすすめ度:★★★★★
・難易度:ITSS レベル1(初級)
・受験料:33,000円(税込み)
・取得するメリット:サーバーOSの基本知識を習得できる

未経験者におすすめの資格:CCNA(Cisco Certified Network Associate

未経験からサーバーエンジニアを目指す際、LPIC/LinuC-1に次いでおすすめの資格は、ネットワーク系資格の「CCNA」です。

CCNAはネットワーク系の資格ではありますが、サーバーエンジニアにもネットワークの知識が必要とされるため、取得メリットが大きいです。ネットワークとサーバー、OS、セキュリティは、互いに密接に関連しているので、ネットワークの知識があることでサーバー運用やトラブルシューティングに役に立ちます。

また、CCNAは知名度が非常に高く、インフラ系エンジニアの入門資格でありかつ、「ネットワークの運転免許証」とも呼ばれるように、ネットワークの基礎的な知識を証明でき、転職やキャリアアップに大きく役立つ資格です。

ただし、CCNAは、LPIC/LinuC-1と比べて取得難易度が高く、学習環境もLinuxほど整っていないため、取得ハードルが若干上がります。ゆえにLPIC/LinuC-1の次点でおすすめといえます。

CCNA(ネットワーク系)

・おすすめ度:★★★

・難易度:ITSS レベル2(準初級)

・受験料:36,960円(税込み)

・取得するメリット:ネットワークの基本知識を獲得できる

未経験者におすすめの資格:ITパスポート

未経験からサーバーエンジニアを目指す際に、もう一つおすすめ資格として、経済産業省認定の国家資格である「ITパスポート」があります。

ITパスポートは、IT系国家資格の中で、もっとも入門レベルの資格であり、LPIC-1やCCNAよりも取得難易度が低いため、ITの基礎知識を身につける最初のステップとしてよいでしょう。またIT全般の基本的な知識を網羅しており、未経験者にとって、IT業界に対する理解を深めるための資格です。

ただし、ITパスポートはエンジニア向けの資格ではなく、「ITを利用するユーザー向けの資格」であるため、サーバーエンジニアとしての評価に直結するわけではありません。このため、ITパスポートは、IT事務やヘルプデスクを目指す人が取得する傾向があります。

また、ITパスポートは国家資格ですが、国家資格が必ず評価が高いわけではありません。むしろLPICやCCNAのような、専門性が高いベンダー資格の方が評価されやすい傾向です。

それでも、ITパスポートは知識ゼロの状態よりは大いに役に立つ資格です。特に難易度が低いため、ITの基礎を固める資格として、未経験者にはおすすめです。

ITパスポート(国家資格)
・おすすめ度:★
・難易度:ITSS レベル1(初級)
・受験料:7,500円(税込み)
・取得するメリット:ITへの関心や興味をアピールできる

サーバーエンジニア経験者におすすめの資格

サーバーエンジニア経験者に一番おすすめの資格:Linux技術者認定のLPIC/LinuC-1、2

サーバーエンジニアに非常に有効な資格は、サーバーOSに関連する資格です。

特に日本国内で約7割のシェアを持つとされるLinux(UNIX)の資格がもっとも効果的といえます。サーバーエンジニアにとって、Linuxのスキルはほぼ必須であり、そのためLinuxの資格取得は重要です。

Linuxの資格であるLinux技術者認定は、「LPIC」と「LinuC」が現在の2大勢力と言えるでしょう。どちらもサーバーエンジニアに必要なスキルを体系的に学べるため、どちらかの資格を取得することを、強くおすすめします

また、LPIC(LinuC)は難易度が4段階に分かれており、初級から上級へと段階的にスキルを磨けます。資格のレベルが上がるほど、実務に直結する高度なスキルが習得でき、キャリアアップにつながります。

次に、Linux技術者認定のLPIC(LinuC)のレベル段階について、詳細を説明します。

また、LPIC(LinuC)の取得メリットとしては、下記です。

■LPIC(LinuC)の取得メリット:
・LPIC(LinuC)レベル1:未経験者の就職・転職や、運用・構築業務へのステップアップに有利
・LPIC(LinuC)レベル2:構築・設計業務へのステップアップに有利
・LPIC(LinuC)レベル3:Linuxのスペシャリストを目指す人に有効

サーバーエンジニア経験者にとって、LPIC(LinuC)のlevel1はもちろん、LPIC(LinuC)のlevel2までは強く取得をおすすめしたい所です。

LPIC(LinuC)level1は、基本的なサーバー管理スキルを中心に学びます。

その上位資格の、LPIC(LinuC)level2は、より高度なサーバー管理スキルを学ぶことができ、複雑なインフラ環境の構築・運用に必要とされる知識を身につけることができます。

またLPIC(LinuC)level2を取得することで、転職にも有利です多くの企業がLinuxの高度なスキルや知識を求めているため、またLPIC(LinuC)level2の取得は、アピールポイントになるでしょう。

■関連記事:【まとめ】LPICとは?取得メリット、難易度、勉強方法など
■関連記事:LinuC(LPIC)は転職・就職でどれくらい有利?取るべき人と不要な人とは

サーバーエンジニア経験者に、非常におすすめの資格:シスコ技術者認定のCCNA

サーバーやOSと密接な関係性がある「ネットワーク系資格のCCNA」も非常におすすめです。

サーバーOSのみではなく、ネットワークの知識やスキルを得る事で、幅広い対応が出来るエンジニアに成長することができます。またネットワーク知識があることで、システム全体を理解しやすくなるため、キャリアの選択肢が広がり、つぶしも効きやすいスキルセットになるでしょう。

またシスコ技術者認定は、時代にあわせて新設や廃止が行われていますが、2024年時点では4つの階級(難易度)があります。


ただし、サーバーエンジニアとしてネットワークの資格を取るのであれば、アソシエイト資格のCCNAまでで問題ありません(ネットワークエンジニアを目指すのであれば、CCNPまでは欲しいです)。

■関連記事:【まとめ】改定後の新CCNAとは?資格の取得メリット、難易度、勉強方法など
■関連記事:【断言します】CCNAは転職・就職で非常に有利になる資格です

サーバーエンジニア経験者に、非常におすすめの資格:AWS認定  ソリューションアーキテクトアソシエイト(AWS SAA)


クラウド技術の中で、もっとも人気も高く、市場も広がっている「AWS(Amazon Web Services)認定」も、サーバーエンジニアにとっておすすめ資格です。特にクラウド活用が進む中、AWS認定を取得することで、クラウド環境での知識やスキルが証明できます。

ただし、AWS認定も初心者向けとは言えず、まずはサーバーOS、ネットワーク、セキュリティなど幅広く知識や経験を積み、幅広い基礎知識をつけた後に挑戦すると、キャリアの幅を広げやすい資格です。

また、AWS認定は難易度が3段階に分かれており、「基礎(FOUNDATIONAL)」から始まり「アソシエイト(ASSOCIATE)」、そして「プロフェッショナル(PROFESSIONAL)」に進むにつれ、より高度な知識やスキルが求められます。また、その他専門特化の「スペシャリティ(SPECIALITY)」があります。

また、AWS認定の取得メリットとしては、大枠下記になります。

■AWS認定の取得メリット:
・基礎(FOUNDATIONAL):AWSの基礎知識を学ぶために有効
・アソシエイト(ASSOCIATE):AWS関連のプロジェクトに携わるために一定有効
・プロフェッショナル(PROFESSIONAL):AWSのプロフェッショナルになるために一定有効

2024年現在、10種類あるAWS認定試験ですが、サーバーエンジニアとして役立つ資格として「AWS SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)」は非常におすすめです。

また、AWSクラウドに強みを持ちたい方は、「AWS SAP(ソリューションアーキテクト プロフェッショナル)」も強くおすすめできる資格です。

上記までは、「サーバーエンジニア経験者に非常におすすめな資格」を紹介してきましたが、下記からは、優先度を落とし、「サーバーエンジニア経験者におすすめな資格」を紹介していきます。

サーバーエンジニア経験者におすすめの資格

サーバーエンジニア経験者におすすめの資格:基本情報技術者試験、応用情報技術者試験


基本情報技術者試験、応用情報技術者試験は、ITインフラのみでなく、システム開発から戦略(ストラテジ)など、幅広い知識を学べる国家資格です。これらの資格は、どちらかというと歴史ある老舗SIerで評価されやすい資格といえます。

サーバーエンジニアは、サーバーOSにくわえて、ネットワークやセキュリティの知識も必要です。そのため幅広い知識が役に立つな職種です。基本情報技術者試験、応用情報技術者試験は、必須ではないものの、取得しておくと有効です。

■基本情報、応用情報の取得メリット:
・基本情報技術者試験:IT全般の基本知識を広く学び、基礎知識の証明に有効
・応用情報技術者試験:IT全般の知識を広く学び、知識の証明に有効

サーバーエンジニア経験者におすすめの資格:Oracle Master


サーバー系エンジニアにとって、ミドルウェアの一つであるRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)の資格として、一番有名な「Oracle Master」もおすすめです。

データベース(特にOracle)に強いサーバーエンジニアは高い需要があり、Oracle Masterを取得しながらデータベースに強みを持つエンジニア、またはデータベースエンジニアを目指すやり方も、おすすめできるキャリア戦略です。

Oracle Masterは難易度が4段階に分かれており、「Bronze」⇒「Silver」⇒「Gold」⇒「Platinum」の順に難しくなっていきますが、「Gold」と「Platinum」の市場価値は非常に高いです。Oracleに強みを持ちたい場合は、「Gold」や「Platinum」を目指すとよいです。

■Oracle Masterの取得メリット:
・Oracle Master Bronze:DB管理とSQLの基礎を学ぶために有効
・Oracle Master Silver:DB管理者の知識を学ぶために有効
・Oracle Master Gold:DBのスペシャリストになるために有効
・Oracle Master Platinum:DBのエキスパートになるために有効

サーバーエンジニア経験者のおすすめ資格(あれば尚可):ITIL

運用管理系の資格であるITIL(Information Technology Infrastructure Library)も、サーバーエンジニアにとって取得すれば、一定評価を高められる資格の一つです。ITサービス管理を学ぶ資格であり、特に運用管理の仕事で役に立つ資格です。

ただし、ITILの場合は、多くは自ら積極的に取得するというよりも、会社の指示で取得する事が多い資格かも知れません。

あわせてITILは難易度が5段階に分かれており、「ファンデーション」⇒「プラクティショナ」⇒「インターミディエイト」⇒「エキスパート」⇒「マスター」の順に難しくなっていきます。

ただし、運用管理に特化することを希望しなければ「ITIL ファンデーション」のみで十分でしょう。「ITIL ファンデーション」は、運用管理の基礎知識を証明でき、難易度も低く、多くの企業で推奨される資格です。

サーバーエンジニア経験者のおすすめ資格(あれば尚可):AZ-104試験 Microsoft Azure Administrator

Microsoft Azure認定試験も、今伸びているクラウド系資格として有効な資格といえます。

Azureの中でも、AZ-104 試験(Microsoft Azure Administrator )は、アソシエイト向けの資格であり、難易度も高くはないため、マイクロソフト環境で仕事をされている方にはおすすめできる資格です。

サーバーエンジニア経験者におすすめ資格(あれば尚可):Google Cloud認定資格

クラウド市場で伸びているGCP(Google Cloud Platform)の認定資格であるGoogle Cloud認定資格も、クラウド系資格としておすすめです。

Google Cloud認定資格では、アソシエイト向けの「Associate Cloud Engineer資格」プロフェッショナル向けの「Professional Cloud Architect資格」の資格を検討するとよいでしょう。

GCPも伸びているクラウドサービスであり、サーバーエンジニアにはおすすめの資格です。

サーバーエンジニア経験者におすすめ資格(あれば尚可):Python3 エンジニア認定基礎試験

IaC(Infrastructure as Code)への適応を意識して、プログラミングを学ぶという手段も有効と言えます。

クラウドや自動化のニーズが高まる事でプログラミングを学ぶサーバーエンジニアも増えていますが、ITインフラで最も人気が高いPythonを学ぶ事も有効な手段と言えるでしょう。

Pythonを学ぶのであれば、Python3エンジニア認定基礎試験は強くおすすめできる資格です。難易度は低く、サーバーエンジニアとしての市場価値を高めてくれる資格ですので、プログラミングできるサーバーエンジニアを目指すなら、Python3エンジニア認定基礎試験の取得メリットは高いです。

さいごに

今回はサーバーエンジニアにおすすめできる資格を説明しましたが、やはり実務に役立つ基本から学んでいく事が大事だと思いますので、最優先はサーバーOS系資格であるLinux技術者認定のLPIC(LinuC)だと思います。

その後に、シスコ技術者認定のCCNAを取得し、AWS認定のAWS SAAが一番主要な勉強の流れ、順番でしょう。

また、サーバーエンジニアを目指したい、サーバーエンジニアとして転職をしたい、と考えていらっしゃる方で転職相談を希望されたい方は、お気軽に「無料転職相談のご登録」からご登録ください。

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