AWSエンジニアはやめとけ?きついと言われる理由と後悔しないキャリア戦略【2025】

こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

「資格は取ったのに、運用・下流工程ばかりで活かせてる感じがしない」
「想像以上に泥臭くて、ついていける気がしない」

「クラウドなら稼げそう」とAWSエンジニアを目指してみたものの、思っていた現実とのギャップに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この違和感の原因は、あなたの努力不足ではありません。現場で評価される人材が「AWSが触れる人」ではなく、「インフラ基礎を理解した上でAWSを使える人」であるためです。

基礎がないまま「AWS特化のエンジニア」を目指すと、構築・設計・SREといった上流工程に進めない「停滞キャリア」になるケースも少なくありません。

■この記事でわかること:
「AWSだけ」の学習が危険と言われる本当の理由
現場で評価されるエンジニアと、運用で止まる人の分岐点
後悔しないための「インフラ基礎 → AWS」最短ルート

AWSを選んで後悔したくない方は、ぜひこのまま読み進めてください。

なお、「AWSエンジニアの仕事内容・年収・将来性の全体像」を先に把握したい方は、以下の関連記事もあわせてご覧ください。

→関連記事: AWSエンジニアとは?仕事内容・スキル・年収・キャリアパスを解説

この記事を書いた人 
角田 壮史 株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

ITインフラエンジニア専門の転職エージェント。経済産業省採択事業の運営者であり、15年以上のエンジニアのキャリア支援実績を活かし、あなたのキャリアアップをサポートします。

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目次

結論|「AWSエンジニアやめとけ」の真実:スキル不足が生む評価格差と、後悔しない解決策

結論、AWSエンジニアは非常に需要が高く、将来性のある職種です。しかし、「AWSが触れる=即戦力」という誤解のまま進むと、実務や転職活動で手痛いギャップに直面しがちです。

実際、転職市場でも「評価が伸び悩む、希望通りの結果が出にくい」のは、次のような基礎飛ばしタイプの方々です。

■キャリアにつながらない「やめとけ」状態:
資格はあるが、実機に触れていない:
 →認定を持っているが、実際にコンソールを叩いてトラブルを解決した経験がない。
AWSの画面操作しかできない:
 →仕組み(Linuxやネットワーク)を理解せず、マニュアル通りに操作を押しているだけ。
「なぜこの構成か」が分かっていない:
 →コスト・セキュリティ・拡張性の観点で、設計の根拠の理解不足。

企業は「知識はあるけど、現場で手が動かせないエンジニア」を採用してしまうリスクを強く恐れます(※SES案件でも、構築や改善を任される現場では、同じ評価軸が使われることがあります)。

このギャップが「スキル不足で不合格」といった「キャリアの壁」となり、「評価されない状態」が続くことで、実務も転職活動も精神的にきついと感じてしまう人が多く、やめとけと言われる大きな要因になっています。

しかし最短で市場価値を高めるルートは、AWSを捨てることではありません。

「インフラ基礎(Linux・NW)」という強固な土台の上にAWSを積み上げる。この戦略が、転職市場においても「より選ばれる存在」になる正しい進め方です。

なぜ「AWSエンジニアはやめとけ」と言われるのか?3つの落とし穴

「将来性が高そう」、「AWSなら安泰」、そう思って目指したはずなのに、なぜ現場では「きつい」、「思っていたのと違う」に変わってしまうのでしょうか。

そこにはAWS特有の3つの落とし穴があります。

① 資格(SAAなど)と「実機操作」のギャップに戸惑う

AWS認定は非常に優秀なベンチマーク資格であり、評価が高いのも事実です。一方で「正解の選択肢を選べること」と「一から環境を構築できる、エラーを解決できること」は別物です。

例として、「ログを見てエラーの原因が特定できない」、「権限設定(IAM)で詰まって進まない」など、 知識として知っているはずのサービスが「動かない」場面に何度も直面します。

この時、解決の糸口が見つからず「資格を取ったのに、何もできない」という無力さから、精神的なきつさを感じがちです。

② AWSの裏側にある「Linux・NW知識」で詰まる

AWSの各種サービスは、結局のところ従来のサーバーやネットワークを抽象化したものです。

■AWSに重要な土台知識:
EC2を触るなら Linuxコマンド の知識が不可欠
VPCを組むなら サブネット・ルーティング の理解が必須

この「裏側の仕組み」が欠けていると、AWSの画面操作はできても「なぜ動かないのか」が理解できず、いつまでもマニュアル作業から抜け出せません

③ 覚えるべき「サービス」が多すぎて終わらない

AWSのサービス数は200を超え、今も増え続けています。 「全部覚えなきゃ」と完璧主義になるほど、終わりのない学習に消耗します。

しかし現場で求められるのは全サービスの暗記ではありません。「コアとなるサービスを、基礎知識と組み合わせて使いこなす力」ですが、

この区別がつかないと学習が「非効率かつ苦しい作業」になってしまいます。

※この記事は「AWSエンジニア」に特化して解説しています。

クラウド全体の構造や、なぜ「クラウドエンジニアはやめとけ」と言われるのかを知りたい方は、以下関連記事をあわせてお読みください。

→関連記事:クラウドエンジニアはやめとけ?きつい理由と後悔しないキャリア戦略

AWSエンジニアが「きつい」と感じやすい人の特徴

AWSエンジニアという仕事に、ストレスや「思っていたのと違う」と感じやすいのは、次のようなタイプの人です。

「一度覚えたら終わり」という安定を求める人

AWSは仕様変更や新サービスの追加が非常に速く、継続的なキャッチアップが前提の世界です。変化を「刺激」ではなく「負担」と感じる人にとっては、精神的にきつい環境になりやすい傾向です。

「AWS操作」だけを覚えたい人

「この画面ではここを押す」といった手順ベースの操作だけを覚えたいタイプの人も要注意です。

その裏で動く Linux やネットワークの仕組みに興味を持てないと、トラブル発生時に応用が利かず、消耗しやすくなります。

※ただし、これらに当てはまっても学び方と環境を変えれば、十分に挽回は可能です。

それでも「AWSエンジニア」を目指す価値がある人|市場価値とキャリアのリアル

一方で、こうした「きつさ」を理解したうえでも、AWSエンジニアを目指す価値は、他職種と比べても圧倒的に高いのが現実です。

特に以下のような目標を持つ方には、最適なキャリア選択のひとつです。

「どこでも通用するポータブルスキル」を手にしたい人

総務省「令和7年版情報通信白書」によると、国内企業のクラウド利用率は80.6%に達しており、その中でもAWSは利用企業数・シェアともにトップを維持しています。

そのため「AWSを実務で扱える」経験そのものが強力な武器になります。また業界・地域や国内外を問わず通用し、他クラウドスキルへの応用も効くため、転職・キャリア選択の自由度が一気に広がります。

圧倒的な市場価値と「高年収」を狙いたい人

AWS単体ではなく、「AWS × 設計 × 自動化(IaC)」まで扱えるエンジニアは、今も深刻な人材不足です。希少性が高いため、年収アップを実現しやすいのが大きな魅力です。

特に評価される組み合わせ例:
・AWS + インフラ設計 + Terraform(IaC):年収800万〜1000万円台も珍しくない
AWS + コンテナ(ECS/EKS) + セキュリティ:大手企業・金融などで高需要(可用性・セキュリティ要件が高い領域)

※いずれも「要件定義・設計・IaC実装まで一通り担える中〜上級レベル」が目安です。

キャリアの「選択肢」を広げていきたい人

AWSエンジニアは、キャリアの「選択肢」が最も広い技術領域の1つであり、以下のような多様なキャリアパスへ発展することが可能です。

AWSエンジニアのキャリアパス例:
技術特化:SRE/DevOpsエンジニア、クラウドセキュリティ専門家
マネジメント:クラウドアーキテクト、テックリード
コンサルティング:クラウド導入コンサルタント
独立:フリーランスとして単価の高い案件を受注

フルリモート・自由な働き方を実現したい人

クラウド業務は物理的なインフラ管理が不要なため、インフラ職種の中でも最もリモートワークが普及している領域です。

実際、求人上でも「AWS リモート」の案件が多数存在し、場所に縛られずに実力で評価される環境が整っています。

AWSエンジニアで後悔しないための正しいキャリア戦略

AWSエンジニアで後悔するかどうかは、才能やセンスよりも「何を、どの順番で積み上げ、どんな環境を選ぶか」で決まります。

ここでは、未経験・微経験者がつまずきやすいポイントを避けながら、市場価値を高めていくための現実的なキャリア戦略を解説します。

① いきなりAWS特化は危険:「インフラ基礎」を土台にする

AWSは便利である一方で、その中身はLinuxやネットワークの仕組みで動いています。この土台がないままAWS操作だけを覚えると、設計やトラブル対応で成長が頭打ちになってしまいます。

「インフラ基礎を固める → その後にAWSを学ぶ」。これは遠回りに見えて、現場で最も評価される最短ルートです。

② 「運用止まり」の人と「設計に進める人」の決定的な違い

「きつい」と感じる原因は、スキル不足そのものよりも、「キャリアが停滞する環境」に居続けてしまうことにあります。

設計に進める人:
運用の中でも「なぜこの構成か」を考え、改善に関わっている。

運用止まりの人:
手順書通りの作業のみが求められ、設計に関われない環境にいる。

数年後に「市場価値が伸びない」と後悔しないためには、実務の「質」を見極める必要があります。

③ SAA依存は禁物:資格は「入口」でしかない

AWS認定(SAAなど)は知識の整理には最適であり、評価も高まります。しかし「AWS資格=即戦力」ではありません。

AWSエンジニアの実務で重視されるのは、資格の有無よりも「設計・構築・改善にどう関わったか」です。資格のみを目標とせず、実機検証などのアウトプットとセットで「実務に活かせる武器」にしましょう。

④ 後悔しないための「AWS環境」見極めポイント

成長できる環境かどうかは、以下の3点で見極めると判断しやすくなります。

AWSエンジニアが成長できる環境例:
IaC(Terraformなど)を実務で導入しているか
新規構築やリプレイスの案件があるか
設計や構成検討に関わるチャンスがあるか

これらがない環境では、どれほどAWSに触れても「単純作業」から抜け出す難易度が高まります。またこれらは求人票だけでは見抜きにくいため、実態を知る第三者の視点を入れるのが賢明です。

⑤ 最短で市場価値を上げる「現実的ロードマップ」

後悔しないための正攻法は、「インフラ基礎 → AWS → 設計・自動化(IaC)」の順で積み上げることです。

完璧主義を捨て、まずは土台を固めてから実務で使えるレベルを一つずつ増やしましょう。もし今の環境で「設計のチャンス」が全くないのなら、早めに方向性を修正する勇気も必要です。

次の一歩を具体的にしたい方へ(関連記事)

クラウド未経験からAWSエンジニアを目指す場合、現在のスキルなどによって最適な進み方は変わります

こうした判断を一人で行うのが難しい場合は、具体的なロードマップを参考にしながら整理するのも有効です。より詳しく知りたい方は、以下の関連記事も参考にしてください。

→関連記事:未経験からAWSエンジニアになるには?資格・勉強法・転職ロードマップを解説
→関連記事:AWSの勉強方法まとめ|未経験からエンジニアを目指すロードマップ

よくある質問(FAQ)

ここでは、AWSエンジニアに関心を持つ人からよく寄せられる疑問をまとめました。

Q:AWSエンジニアは、資格がないと評価されませんか?

A:資格がないと評価されないわけではありません。ただし経験浅めの「入口フェーズ」では特に有効な武器になります。

実務では、資格の有無よりも「設計・構築・改善にどう関わってきたか」が重視されます。資格は基礎知識を身につけるために有効ですが、資格だけで即戦力と評価されるわけではありません。

Q:未経験からAWSエンジニアを目指すのは、やはり厳しいですか?

A:難易度はありますが、不可能ではありません。

ただし、いきなり設計構築を任されるケースは少ないため、インフラ基礎を学びつつ、オンプレミス運用・構築も含めて、段階的に経験できる環境を選ぶことが重要です。

Q:AWSにこだわらず、他クラウドに進んだ方が安全ですか?

A:必ずしもそうではありません。

AWSで身につけた設計・自動化・運用の考え方は、AzureやGCPにも十分に応用できます。まずは一つのクラウドを軸に、周辺領域へ広げていく方が現実的です。

他のインフラ職種とも比較したい方へ

こうした「やめとけ」と言われる課題は、AWSに限らず他のインフラ職種でも見られます。

また職種ごとのリアルな現場事情を比較してみると、自分に合うキャリアの方向性がより明確になっていきます。以下では、各職種の「やめとけ」ポイントをまとめています。

関連記事:職種別「やめとけ」比較まとめ

→関連記事:運用監視オペレーターはやめとけ?|将来性とキャリアアップロードマップ
→関連記事:運用保守はやめとけ?|きつい理由とキャリアアップ戦略
→関連記事:インフラエンジニアはやめとけ?|きつい理由と後悔しないキャリア戦略
→関連記事:サーバーエンジニアはやめとけ?|現場のリアルと後悔しない選択肢
→関連記事:クラウドエンジニアはやめとけ?|理想と現実のギャップを解説

年収の年収イメージも含めて確認しておきたい方へ

「将来どれくらいの年収を狙えるのか」を知りたい方は、以下の関連記事も参考になります。

関連記事:AI時代に価値が高まる職種の年収相場

→関連記事:AWSエンジニアの年収相場と上げ方|資格・経験別レンジと脱SES戦略
→関連記事:クラウドエンジニアの年収まとめ|AWS・Azure時代の市場価値とは

将来性やAI時代の影響が気になる方へ

AIや自動化の影響が気になる方は、将来性を整理した以下の関連記事もあわせてご覧ください。

関連記事:AI・自動化時代のクラウドエンジニア将来性まとめ

→関連記事:AWSエンジニアの将来性|今後も需要が続く理由を解説
→関連記事:クラウドエンジニアの将来性|AI時代に求められるスキルとは
→関連記事:インフラエンジニアの将来性はある?AI時代の需要・キャリアを徹底解説

まとめ|AWSエンジニアを目指すなら「戦略」がすべて

AWSエンジニアは将来性が高い一方で、資格だけで「即戦力」とは見なされません。また「勉強しているのに報われない」と感じるなら、それは技術力の不足ではなくキャリア戦略が不十分かもしれません。

一方で正しい順序で経験を積めば、AWSスキルは「高年収・フルリモート・自由な働き方」を実現する最強の武器になります。

■後悔しないための3つのチェックポイント:
「資格+基礎」: 資格に頼らず、Linux/NWの基礎を疎かにしない
「脱・運用」: 設計・自動化・周辺領域へスキルを広げる
「環境選び」: 単純作業で終わらず、設計・構築に関われる現場を選ぶ

この3つを意識するだけで、数年後の市場価値は劇的に変わります。

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→関連記事:インフラエンジニアの種類マップ|主要5職種の違いとキャリアパスを徹底解説

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この記事を書いた人

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角田 壮史

株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

未経験からベテランまで、ITインフラのキャリア支援に特化、経済産業省採択事業(インフラエンジニア育成プログラム)も担うキャリアアドバイザーです。 経済産業省ロゴ

主な実績

  • パーソルキャリア(旧インテリジェンス)在籍時、事業部MVP受賞あり
  • リクナビ提携エージェントとして、顧客満足度1位/サービス満足度1位/紹介求人満足度2位などの受賞歴あり リクナビ 顧客満足度1位ロゴ リクナビ 紹介求人満足度2位ロゴ
  • キャリアアドバイザー歴15年以上、700社以上のIT企業訪問、3,000名超のエンジニア支援実績
  • LPI (Linux Professional Institute) より、トレーニングパートナー(プラチナ:最上位)/ハイアリングパートナーとして公式認定 LPIトレーニングパートナープラチナロゴ LPIハイアリングパートナーロゴ

保有資格

国家資格キャリアコンサルタント、AWS-SAA、CCNA、LPIC-3(最上位)、LinuC-1

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