こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
「未経験からインフラエンジニアになれるって本当?」
「やめとけ、きつい、楽すぎ、、」
こんな情報に振り回されてしまい、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、インフラエンジニアは未経験からでも十分に目指せる職種です。実際、IT業界の中でも未経験採用が多く、20代・30代ともに転職成功例は珍しくありません。
ただし、重要なのは「未経験でなれるか」ではなく、その後に成長できるルートを選べるかどうかです。
同じ未経験スタートでも、最初の環境選びによって、数年後に年収やキャリアが大きく伸びる人もいれば、監視業務に固定され、将来に悩み続ける人もいます。
■この記事でわかること:
・インフラエンジニアの仕事内容の全体像
・「やめとけ」と言われる理由の正体
・未経験から成長するための考え方・ロードマップ
・資格・年収・30代のリアル
・失敗しない企業・環境の選び方
「自分の場合、どんなルートを選ぶのが正解なのか?」、その答えが分かるよう、未経験者目線で整理していきます。
結論|未経験からインフラエンジニアは「普通に可能」。ただしルート選びで結果が激変する
結論から言えば、インフラエンジニアは未経験からでも十分に挑戦可能です。IT業界の中でも採用枠が多く、20代・30代ともに異業種からの成功事例が豊富にあるのが実状です。
■インフラエンジニアが未経験でもなりやすい理由:
・慢性的な人手不足: 社会の土台を支える領域であり、常に需要が供給を上回っている
・段階的なキャリア: 「監視→運用→構築→設計」とステップが明確、初心者を育てやすい
・ポテンシャル評価: 知識ゼロからでも、学習意欲や「伸びしろ」次第で採用されやすい
しかし、最も重要なのは「エンジニアになれるか」ではありません。「その後の成長ルートを選べるか」です。
注意:最初の「入口」を間違えると、「キャリアが停滞」しやすくなるリスクも
「どこでもいいから、とりあえずエンジニアへ」という戦略には落とし穴があります。よくあるケースは以下2つです。
・運用監視ループ: 単純な監視業務から抜け出せず、市場価値が上がらない
・キャリアの停滞: スキルが身につかない環境で年数を重ね、将来の選択肢を狭めてしまう
だからこそ、単に「内定をもらうこと」を目標にせず、実機に触れ、将来的に構築やクラウドへ進める「キャリアアップルート」を最初から狙っていく必要もあります。
この記事では、この「キャリアアップルート」を確実に通るために、インフラエンジニアの実態、仕事内容、年収、企業選びのポイントを整理しながら、最短ロードマップを解説していきます。
また、具体的な勉強の順番を先に知りたい方は、以下の記事でロードマップを整理しています。
→関連記事:インフラエンジニアの勉強方法と順番|未経験からの独学ロードマップ
インフラエンジニア未経験者が「最初に失敗する選択」トップ3
未経験からインフラエンジニアを目指す人の多くは、努力不足よりも「最初の選択ミス」によって遠回りをしがちです。ここでは、実際に陥りやすい3つの失敗パターンを整理していきます。
① 「未経験歓迎・研修充実」の言葉だけで企業を選ぶ
「未経験歓迎・研修充実なら安心」と考えがちですが、これは「成長できる企業」と「キャリアが停滞する企業」の2種類が存在します。
・成長できる企業: 設計・構築へのキャリアパスがあり、実機に触れる研修がある
・停滞する企業: 監視・コールセンター業務に配属できる状態になる教育がメイン
重要なのは研修の「期間」ではありません。研修後の「出口」です。
未経験からインフラエンジニアを目指す場合、「おすすめ企業」や「後悔しないか」は研修のみで判断できません。未経験者が構築工程へ進めている実績があるかで判断することが重要です。
「未経験歓迎」の求人をどう見抜くかは、以下で具体例付きで解説しています。
→関連記事:未経験インフラエンジニア求人の落とし穴|3年後に後悔しない会社選び
② 監視・運用の「楽さ」に満足し、抜け出せなくなる
未経験者が最初に配属されやすい「監視業務」は、マニュアル通りに動けば良いため、想像以上に「楽」に感じることがあります。
しかし監視業務は業務範囲が限定されやすく、次の工程に進むための学習や実務経験を「自分で取りにいかないと増えない」点が特徴です。
「いつまでに次の工程(運用・構築)へ進むか」という期限を決めずにスタートすることは、未経験者にとって大きなリスクになりがちです。
③ 基礎を飛ばして「高難易度の学習」から始めてしまう
「将来性が高そう」という理由でいきなりクラウド学習に挑む人が増えていますが、最初からクラウドなどの高難易度から始めることは、算数を飛ばして数学を解くような位置付けでもあります。
Linuxやネットワークの基礎がないと、クラウドの設定画面を触れても「なぜそう動くのか」が理解できず、トラブル対応もできません。また学習効率も落ちるため、挫折率も高まりがちです。
Linux → 運用経験 → 構築 → クラウドという順番で学ぶことで、理解が積み上がり、挫折しにくく、結果的に転職やキャリアアップの成功率も高まります。
これらの失敗に共通するのは、「判断材料を知らなかったこと」です。一方で、正しい順番で学び、成長できる環境を選ぶだけで、未経験からでもインフラエンジニアとして十分にキャリアを築くことができます。
【実態】インフラエンジニアは「楽すぎ?」「ついていけない?」未経験の不安を解消
結論から言うと、未経験インフラエンジニアが「楽すぎる」、「ついていけない」という声が多い理由は、個人の適性ではなく「配属されるフェーズ(工程)」とのミスマッチです。
ネット上の評価が両極端であるのは、現場によって求められるレベルが全く異なるからです。
「楽すぎ・不安」と「きつい・限界」の実際
| 状態 | よくある原因・実態 | 感じやすいリスク |
| 楽すぎる | マニュアル通りの監視業務がメイン。待機時間が長い | 「このままで成長できる?」という将来への不安 |
| ついていけない | 知識不足のまま、難易度の高い構築・運用現場に参加 | 「自分にはエンジニアは無理だ」という自信喪失 |
なお、未経験の不安の中でも特に多いのが、「文系出身だと、インフラエンジニアはついていけないのでは?」という悩みです。文系・未経験ならではの不安については、以下記事で詳しく整理しています。
→関連記事:インフラエンジニアは文系でもなれる?不安を整理・失敗しない進み方
こうしたギャップは、職種そのものの問題ではなく、「どんな環境で、どの業務からスタートするか」という選び方の違いから生まれます。
この点を理解せずに「どこでもいいから内定を」と動いてしまうと、入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する原因になります。
次からは、こうしたミスマッチを防ぐために重要な「インフラエンジニアの3つの仕事内容」を具体的に解説していきます。
仕事内容を理解する(監視・運用・構築の違い)
結論から言うと、インフラエンジニアの「楽・きつい・成長」のすべては、担当する「フェーズ(工程)」によって決まります。
インフラ業務の「3大フェーズ」
自分の立ち位置や将来の見通しを正しく把握するために、未経験者が進むステップを理解しておきましょう。
■インフラ業務の「3つの工程」:
・監視: 画面を見て異常がないか確認する。マニュアル重視
・運用: 異常時の復旧や設定変更を行う。実機に触れる重要なステップ
・設計・構築: ゼロからシステムを作り上げる。最も市場価値が高い
未経験は「監視」からが一般的。ただし「出口」が重要
未経験者の多くは「監視」からスタートしますが、これは業界の一般的な流れです。 問題は「監視から運用・構築へ進める環境か?」という点のみです。
監視業務だけで数年が過ぎてしまうと、スキルが停滞し、転職市場での価値が上がりにくくなるリスクがあります。
「楽すぎ」と「きつい」の分岐点
「楽すぎ」と「きつい」は、以下の観点で切り分けるとスムーズです。
・監視中心: 待機時間が多く「楽」だが、成長実感がないため将来が「きつい」
・運用・構築: 覚えることが多く「きつい」が、成長スピードが速く、将来が「楽」になる。
「楽」を、「今の作業」ではなく「将来のキャリア」で考えることが、未経験からの成功の鍵となります。
さらに詳しく知りたい方へ
未経験インフラエンジニアの仕事内容や、各フェーズごとの違い・年収・キャリアパスについては、
以下の関連記事で詳しく解説しています。
→関連記事:未経験インフラエンジニアの仕事内容とは?最初の業務とキャリアの全体像
「やめとけ」と言われる理由は?未経験が抱える不安の本質
インフラエンジニアを調べると、「やめとけ」、「きつい」といった不安な言葉を目にすることがあります。
これらの声の多くは、職種そのものの問題ではなく、特定の働き方や環境に偏った経験談であるケースがほとんどです。
監視ループが「やめとけ」と言われる最大の原因(未経験者に多い)
「インフラはやめとけ」と言われる最大の理由は、いわゆる 監視ループにあります。
特に注意したいのが、求人票で「運用監視業務」と書かれていても、実際には『監視』のみで、運用(実機操作)が含まれないケースです。
監視ループの状態:
監視業務だけを長期間担当すると、実務経験として評価されにくく、構築といった上位工程に進みにくくなります。この状態が「成長できない」、「将来が不安」=「やめとけ」という気持ちにつながります。
つまり、「きつい」、「楽すぎ」の本質は、仕事内容(監視中心か、運用・構築中心か)の違いです。
未経験者が後悔しやすい3つのパターン
キャリアを後悔しやすいのは、スキルや努力不足というより、事前の情報不足が原因です。
■未経験者に多い後悔パターン:
・仕事内容をよく知らないまま入社、環境選びを軽視してしまう
・エンジニアになれば上流に行けると思っていたが、上流に進めない
・仕事が監視(単純作業)続きでつまらない、年収も上がらない
具体例として、「サーバー構築がしたい」、「クラウドエンジニアになりたい」と思っていたが、24時間監視のみの業務で挫折などがあります。
ただし「やめとけ」という言葉に振り回される必要はありません。重要なのは、あなたが「やめとけ」ルートにハマらないための情報を手に入れることです。
「具体的にどんな環境が危険なの?」、「ホワイトな現場の見分け方は?」といった疑問がある方は、以下の関連記事で詳しく解説しています。
→関連記事:インフラエンジニアはやめとけ?底辺・楽すぎと言われる理由とキャリア戦略
【2026年版】最短で転職成功する資格×行動ロードマップ(LPIC/CCNA/AWS)
結論から言うと、未経験からの最短ルートは「Linux資格を1つ取り、実機に触れながら転職活動を並行する」ことです。
「いきなり多数の資格を取る」必要はありません。ここでは現場で評価されかつ、挫折しにくい具体的な3ステップで解説していきます。
ステップ1:IT基礎とLinux(LPIC/LinuC)を最優先する
未経験者が最初に取り組むべきは、プログラミングではありません。「サーバー・ネットワークの基礎」です。
狙うべき資格: LinuC(またはLPIC)レベル1
LinuC(LPIC)を狙う理由は、ほぼ全ての現場で必須となるLinuxの基本操作を網羅できかつ、CCNAより学習負荷が低く挫折しにくいためです。
ここでは「完璧な理解」は必要ありません。現場用語がわかり「教育コストが低い」と思われる状態を目指すことが目標です。
→関連記事:LPICとLinuCはどっちがいい?違い・難易度・選び方を実務視点で徹底比較
ステップ2:小さな「ハンズオン経験」を職務経歴書に書く
知識だけでなく「触ったことがある」事実は、内定率や配属先に大きく影響します。
実践例:
自分のPCに仮想環境(VirtualBoxなど)を作り、Linuxをインストールしてコマンドを叩いてみる
面接で「自分で環境を作って○○を試しました」と言えるだけで、意欲の証明になり、監視以外の「運用・構築」に近い配属を勝ち取る確率が高まります。
→関連記事:【画像付き】Linux実機環境の作り方|未経験向けUbuntu×VirtualBox入門
ステップ3:現場で成長できる「環境」を正しく選ぶ(最重要)
どれだけ勉強しても、環境選びを誤ると「想像以上にキャリアが停滞してしまう」ことはあります。
・選ぶべき環境: 運用・構築へ進むステップが明示されている、実機に触れるチャンスがある現場
・避けるべき環境: 監視専任で固定される、実機に触れられないヘルプデスク業務
CCNAやAWSはどう考えるべき?
未経験者の場合は、以下の考え方で問題ありません。
・CCNA(ネットワーク):
「ネットワークの専門性を極めたい」と決めているなら最優先です。ただし、Linuxより学習範囲が広く、難易度はやや高めです。
・AWS(クラウド):
将来につながる武器ですが、Linuxの基礎がないと理解が浅くなります。実務に入ってから、または構築へ進む前後を目安に取るのが最も効率的です。
・迷っている方へ:
「サーバーかネットワークか決められない」という方は、まずは汎用性が高く、挫折しにくいLinux(LinuC/LPIC)から始めるのが後悔しない王道ルートです。
さらに詳しく知りたい方へ
具体的な独学ステップや、資格の難易度・取得順の詳細は以下の記事を参考にしてください。
→関連記事:インフラエンジニアの勉強方法と順番|未経験からの独学ロードマップ
→関連記事:インフラエンジニアのおすすめ資格一覧|取得順番と難易度解説
ネットワーク分野を深掘りしたい方へ(補足)
→関連記事:未経験からネットワークエンジニアになるには?資格・勉強法・ロードマップ
【20代・30代別】未経験からのおすすめ企業の見極め方
結論から言うと、未経験者が選ぶべき「おすすめ企業」の共通条件は、「生活を守れる年収を確保しつつ、将来的な上流工程(構築・クラウド)への道筋が明確な会社」です。
【全世代共通】失敗しない企業選びの「5大基準」
以下の「5つの軸」で求人をチェックすると、基本的に外すことはありません。
■未経験からのおすすめ企業の基準:
① 許容できる「最低年収」の確保:
「未経験は安くても仕方ない」と無理をしすぎると、学習に集中できず本末転倒になります
② 商流(ポジション):
一次〜二次を理想としつつ、三次までなら現実的な選択肢。商流が浅いほど、チャンスが多い
③ 上流への異動実績:
最初から運用以上を理想としつつ、監視から構築運用へ、どのくらいの期間で昇格しているか
④ クラウドへの注力度:
オンプレミスだけでなく、AWS/Azureなどのモダンな案件を豊富に持っているか
⑤ 教育・資格支援:
受験料負担に加え、「資格取得手当」がある企業は、努力が還元されやすい
ただし、商流が三次請けの場合は、業務が監視専任に固定されないかは必ず確認しましょう。
年代別の「プラスアルファ」おすすめポイント
基本の5軸を押さえた上で、年代ごとに以下の視点を加えると、その後の満足度がさらに高まります。
20代:「案件の幅」と「将来の伸びしろ」
多少の年収差なら、上流寄りの工程や教育体制が整っている方を優先するのがおすすめです。3年後の年収を最大化する戦略が最もリターンが大きくなります。
30代:「即戦力化のスピード」と「家族・生活の安定」
「年収を大きく下げる転職」は極力避けるべきです。前職の経験(マネジメントや顧客対応など)を評価してくれる企業を選び、インフラの基礎を最短で詰め込める環境を狙うと消耗しにくくなります。
さらに詳しく知りたい方へ
未経験から3年で年収500万を狙うための、具体的な年収推移のシミュレーションは以下の記事を参考にしてください。
→関連記事:未経験インフラエンジニアの年収推移|初年度〜3年後の現実
→関連記事:インフラエンジニア転職の成功法則|商流と役割で選ぶ戦略
「志望動機」と「転職タイミング」の判断基準
結論から言うと、志望動機は「立派さ」より「一貫性」。転職タイミングは「完璧になる前」に動くのが正解です。
ここでは疑問を持つ人が多い「志望動機」や「タイミング」の悩みに対し、実務的な基準を説明します。
① 志望動機は「3つの点」を繋げるだけでいい
評価される志望動機に、特別なエピソードは不要です。もっとも重要なのは「一貫性」。以下の3点に「一本の筋」が通っていればOKです。
・なぜインフラか: 「社会の土台を支える技術に魅力を感じた」など、職種への理解
・今の行動: 「実際にLinuxの学習を始めている」という、口先だけでない事実
・将来のビジョン: 「数年以内に構築・クラウドに携わりたい」という、成長意欲
逆にこの3点に一貫性がないと「インフラエンジニアを本当に目指しているの?(インフラじゃなくてもよいのでは?)」と思われてしまいます。
② 転職タイミングは「学習3ヶ月 + 資格1つ」が目安
未経験からの転職でよくある失敗が、「もっと勉強してから」、「資格をもっと取ってから」と動けなくなることです。転職に動く目安は、以下のタイミングです。
・Linux資格(LinuC/LPIC-1)を1つ取得した
・学習開始から3〜6ヶ月が経過している
・基本的なコマンドや用語に抵抗がなくなった
この段階であれば、転職活動を始めつつ、必要に応じて実務と学習を並行していく方が、結果的にキャリアにつながりやすくなります。
③ エージェントは「情報収集の窓口」として割り切る
未経験の場合、求人票だけでは分からない「実際の配属工程」や「成長実績」を知る手段として、エージェントを情報収集目的で活用する、という捉え方で十分です。
求人内容を理解していなかったり、質問に対して曖昧な回答しかできない場合は、そのエージェントの情報は鵜呑みにしない方が無難です。
さらに詳しく知りたい方へ
具体的な例文や、エージェントの上手な使い方・選び方は、以下の記事で解説しています。
→関連記事:インフラエンジニア志望動機の書き方|未経験でも内定が取れる例文
→関連記事:インフラエンジニア転職エージェントの選び方|失敗しない環境選び
年収の現実とアップさせる方法(未経験→3年後)
結論から言うと、未経験インフラエンジニアの年収は「スタートは300万円台」が一般的ですが、「3年後に500万円前後を目指せる」というのが現実的なロードマップです。
将来的な年収を早く高めたい場合に重要なのは、スタート時の年収よりも、「どのフェーズに進めるか」です。
未経験からの年収シミュレーション(目安)
未経験からインフラエンジニアになる場合、年収推移の目安は以下です。
■未経験からの年収シミュレーション:
・1年目(運用監視中心): 320〜380万円(IT業界の「初期値」)
・3年目(構築): 450〜550万円(役割の拡大で一気に昇給)
・5年目以降(設計・クラウド): 600万円以上〜(専門性による高単価層)
上記はあくまで目安です(個人差あり)。また将来的な年収の上昇幅よりも、直近の年収を優先するという考え方もできます。
年収が「伸びる人」と「停滞する人」の分かれ道
年収の差は、スキルの高さよりも「担当フェーズ」によって決まります。
| 項目 | 年収が停滞する人 | 年収が伸びる人 |
| 主な業務 | 監視・保守に固定される | 構築・設計・クラウドへ進む |
| 環境 | 下請けの商流が深い現場 | 一次請け・二次請けの商流 |
| 市場価値 | 400万円前後で頭打ち | 3年で500万円超えも可能 |
未経験から年収を上げる「最短ルート」
無理に「高年収スタート」を狙う必要はありません。むしろ、「1社目でいかに早く実機に触れる運用や構築の経験を積めるか」が、2社目以降の年収を大幅アップさせる鍵となります。
「年収は、実務で触れたフェーズの難易度に応じて、後からついてくるもの」と割り切るのが、結果的に最短で高年収に到達するコツです。
さらに詳しく知りたい方へ
フェーズごとの年収推移のグラフや、年収500万円を突破するための具体的なアクションは、以下の記事で解説しています。
→関連記事:未経験インフラエンジニアの年収推移|初年度〜3年後の現実
→関連記事:インフラエンジニアの年収相場と上げ方|商流と役割で決まる現実
また、1〜3年目のインフラエンジニアが感じやすい不安や、年次ごとの立ち位置・市場価値の考え方については、以下の記事で整理しています。
→関連記事:インフラエンジニア1〜3年目のリアル|年収・悩み・市場価値を上げる
失敗しないための「企業選び」のポイント
結論から言うと、良い企業を見抜く最大のポイントは、求人票の表現ではなく、「その裏側の実態」を確認できるかです。
ここでは、実際の転職活動で使える最終チェック項目だけをまとめていきます。
① 求人票で「確認する」ポイント
求人票では、以下の点を重点的に確認するのがおすすめです。
・将来のキャリアが記載されているか:
運用監視業務のみで終わらず、「将来的には構築・設計へキャリアアップ可能」などと明記されている
・主要な取引先と案件例:
「商流(一次、二次、三次など)」から「大規模クラウド移行」など、具体的な案件・規模がわかる
・福利厚生の「実態」:
資格手当が「受験料のみ」か「月々の資格手当」かなど。手当が厚い会社は、技術への投資も高い傾向
ただし、求人票に書いてあることだけを鵜吞みにするのは危険です。広告のような求人票も決して少なくありません(特に将来のキャリアや案件の実態)。裏側の実態を直接確認していくのが「面接」です。
② 面接で「確認したい」ポイント
面接は「選ばれる場」だけでなく、自分が環境を見極める場でもあります。求人票の裏側の実態も含めて確認するのがおすすめです。
質問例:
・「未経験で入社した方は、平均してどのくらいの期間で監視から構築フェーズに進んでいますか?」
・ 「AWSやAzureなどのクラウド案件に携わっているエンジニアの割合は何割ほどですか?」
・ 「社員が利用できるラボ環境(検証環境)や、学習用アカウントなどはありますか?」
より詳しい「求人票の見抜き方」と「逆質問テンプレ」は、以下で詳しくまとめています。
→関連記事:未経験インフラエンジニア求人の落とし穴|3年後に後悔しない会社選び
③ 「やめとけ」と言われる現場を避けるために
もし面接での回答が「現場による・人による」、「まずは運用監視を数年」など曖昧な場合は、キャリアが停滞するリスクが十分に考えられます。
※特に、インフラ志望にもかかわらずヘルプデスクや監視配属になるケースでは、 それが「キャリアの入り口」なのか、それとも抜け出せない「固定席」なのかを 事前に見極めることが重要です。
→関連記事:インフラ志望でヘルプデスク配属は「詰み」?出口戦略と現場の見極め方
→関連記事:運用監視オペレーターはやめとけ?年収・将来性・脱出ロードマップ
自分の将来を守るために、「具体的な成長のステップ」を提示してくれる企業を優先しましょう。
→関連記事:インフラエンジニアはやめとけ?底辺・楽すぎと言われる理由と後悔しない選び方
さらに詳しく知りたい方へ
求人票の見抜き方や、面接での確認方法などについては、以下の記事にまとめています。
→関連記事:インフラエンジニア転職の成功法則|環境を叶える「商流と役割」戦略
→関連記事:インフラエンジニア転職で失敗しないために!未経験者が注意すべき求人の特徴
また、未経験から最短で設計・クラウド環境へ進むための全体像は、以下の関連ロードマップ記事にまとめています。
関連記事|インフラエンジニア キャリアロードマップ
→関連記事:未経験インフラエンジニアの仕事内容|最初の業務とキャリアの全体
→関連記事:未経験インフラエンジニアの年収推移|初年度〜3年後の現実
→関連記事:インフラエンジニアのキャリアパス|運用から設計・クラウドへ
→関連記事:インフラエンジニアのおすすめ資格一覧|取得順と難易度
よくある質問
ここでは未経験インフラエンジニアにて、よくある質問をまとめました。
Q1. インフラエンジニアは未経験からでも本当になれますか?
A: はい、未経験からでもインフラエンジニアになることは可能です。
ただし、2026年現在は「完全未経験で、誰でも採用」という状況ではなく、Linuxなどの基礎知識や学習意欲を示せる人が優先されます。
最短ルートは、ITの共通言語であるLinuxの基礎(LinuC/LPIC)を固めることです。
Q2. 未経験におすすめの企業や就職先はどう選べばいいですか?
A: 「未経験歓迎」の言葉のみで選ばず、「運用・構築へのステップアップが明示されているか」を確認することがおすすめです。
入社後の配属先が「ITと無関係な事務」や「夜勤専任」で固定されないか、面接でキャリアパスを質問することが重要です。
Q3. インフラエンジニアは「楽すぎ」て将来性がないって本当ですか?
A: 現場によります。ルーチンワークのみの監視業務は「楽」と感じるかもしれませんが、スキルが停滞するリスク(後悔)があります。
一方で、設計・構築やクラウド領域は常に新しい技術を追うため、難易度は高いですが市場価値も年収も上がり続けます。
Q4. 30代・35歳から未経験で挑戦するのは厳しいですか?
A: 20代に比べると、ポテンシャルだけでなく「前職での社会人経験」や「資格取得」などがシビアに見られます。
30代の場合は、学習開始と同時にLPIC(もしくはLinuC)レベル1を取得し、実機環境で手を動かしていることを実績として提示する進め方がほぼ必須です。
Q5. インフラエンジニアになるには、まず何の資格を取るべきですか?
A: 最初の一歩は LPIC(またはLinuC)レベル1 です。
サーバーの基本であるLinuxを理解していると、その後のネットワーク(CCNA)やクラウド(AWS)の学習効率が大きく高まります。
→関連記事:インフラエンジニアおすすめ資格一覧|取得順番・難易度を徹底解説
まとめ|未経験から「一生モノのキャリア」を作るために
未経験からインフラエンジニアになることは、決して難しくありません。ただし、「なること」と「その後も成長し続けられること」の間には、思いのほか大きな壁があります。
■この記事の重要ポイントまとめ:
・「楽・きつい」は環境で決まる: 適性ではなく、配属フェーズ(監視・運用・構築)の問題
・資格は「Linux」を1つ: 完璧を目指さず3ヶ月を目安に学習、その後活動を並行すると最短
・年収は3年後を見据える: 「商流」と「役割」を優先すると、3年後以降に伸びやすい
「完璧に準備してから」と足踏みし続けるよりも、自分の中で区切りを決め、成長できる環境へ飛び込むこと。 これが、評価されるキャリアや、数年後の大きな年収差につながります。
次にやるべきこと(必要な方のみでOK)
もし今、「自分の場合はどう動くのが最適?」、「この企業で本当に成長できる?」と少しでも迷いがあるなら、情報整理の一環として、未経験インフラ転職に詳しい第三者の視点を使うのも一つの方法です。
■こんな人におすすめ:
・自分の経歴で狙える「成長ルート」を具体的に知りたい
・監視どまりにならないために「配属先・傾向」を確認したい
・優良企業から内定を得るための「選考対策」を相談したい
こうした「情報の整理」が必要な方は、未経験インフラ転職に精通したプロを、判断材料を増やすツールとして活用してみてください。
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インフラ専門のキャリアアドバイザーが、あなたの経験・年齢・希望をもとに、
無理のない現実的な選択肢を一緒に整理します。
※無理な転職提案は行いません。情報整理のみの相談でもOKです。






