インフラエンジニア未経験の転職ロードマップ|最短で構築・年収アップする方法【2026】

こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

「未経験からインフラエンジニアになりたい」
「最短で構築に進んで、年収もしっかり上げたい」

結論、未経験からでも「最短で構築・年収アップ」を目指すことは可能です。しかしその可否は、最初の3ヶ月の進め方でほぼ決まります。

同じ未経験スタートでも、その後は以下のように、現場では大きく二極化が進んでいます。

・【キャリアアップ】1年で構築、3年以内にクラウドに進み、年収も100万単位で上げる人
・【キャリア停滞】監視業務で、キャリアも年収も数年単位で足踏みする人

この記事では、未経験からの「キャリア停滞」を避け、最短で市場価値を高めるロードマップを、転職エージェント視点で解説します。

少しハードな内容ですが、未経験からでも十分に再現可能な内容でもあるため、安心してください。

この記事を書いた人 
角田 壮史 株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

ITインフラエンジニア専門の転職エージェント。経済産業省採択事業の運営者であり、15年以上のエンジニアのキャリア支援実績を活かし、あなたのキャリアアップをサポートします。

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目次

未経験から最短で構築、年収を上げる転職ロードマップ

未経験から最短で市場価値を高めるなら、まず「どの順番で進めるか」を押さえると効率的です。

効率がよい手順を踏めば、未経験からでも最短で設計・構築への道が拓けていきます。

【全体像】3ヶ月で「構築に進める未経験」になる手順

「最短3ヶ月」で、優良企業から選ばれるための王道ルートは以下の通りです。

期間やること目的
約2ヶ月基礎学習(資格一つ)優良企業への挑戦権を得る
約1週間軽いハンズオン(触った経験)面接官の「不安」を解消する
約3~4週間転職活動構築へ進める企業を選び、内定を取る

ステップ1:資格を「1つ」取得して、優良企業への挑戦権を得る

最短で優良企業への挑戦権を得るなら、資格は「1つだけ」で十分です。まずは自分の興味に合わせて、以下のどちらか1つをやり切りましょう。

サーバー・クラウドに興味があるLinuC-1 もしくは LPIC-1
ネットワークに興味があるCCNA

ポイント:資格は「挑戦できる企業の幅」を広げる

無資格でもインフラエンジニアになることは可能です。しかし資格がないと「早期構築」を目指せる企業への挑戦権が得にくいのも実情です(特に20代後半以降)

また転職前に資格を取ることで、ブラック求人・案件を回避しやすく、安定したキャリア・年収アップにつながります。

→関連記事:CCNAとLPICを徹底比較、どっちを取るべき?難易度と順番

ステップ2:「触った経験」を作り、即NGを回避する

資格のみでなく、優良企業の多くの面接官がチェックしているのが「この仕事への意欲・適性があるか(すぐ辞めないか)」です。そこで聞かれやすく、NGに直結しやすい質問が「触った経験」です。

高度なスキルは不要です。以下の「事実」を作って、30分でもいいので触っておきましょう。

・LinuC/LPIC取得者: VirtualBoxでLinuxをインストールし、コマンドを叩いてみる
・CCNA取得者: Packet Tracerをダウンロードし、コマンドを叩いてみる

ポイント:スキルを売るのではなく、「安心感」を売る

「環境を作って、コマンドを叩きました」という言葉は、面接官にとって「ミスマッチ防止の証明」となり「安心感」につながります。

短時間でもこの事実があるだけで、面接で「意欲・適性が低い」という評価を排除できます。

ステップ3:準備ができたら「すぐ」に転職活動でOK

資格を1つ取得して、触った経験を得たら、すぐに転職活動をスタートしても大丈夫です。

資格と最低限の実践経験があれば、「準備不足で落ちる状態」はほぼ回避できるため、後は選考対策(面接準備など)に絞れます。

インフラエンジニアは、「現場の実務」こそが最大の学習場です。独学を継続するより、現場経験を積む方が成長します。

【重要】3年後の年収は「最初の会社」でほぼ決まる

結論から言うと、未経験からのインフラエンジニア転職では、最初の会社選びで「3年後の年収と市場価値」がほぼ決まります。

言い換えると、最初の会社選びで失敗すると、「いくら努力しても年収が伸びない状態」になる可能性が高いと言えます。重要なのは「どんな案件を持っている会社に入るか」と「その後に関われるか」です。

仕事内容|市場価値が変わる「3つのフェーズ」を理解する

まずは以下3つのフェーズを理解しておくことが重要です。インフラエンジニアの年収は、担当する工程(フェーズ)によって明確に変わります。

フェーズ主な業務内容市場価値年収の伸び
監視アラート確認・定型報告ほぼ横ばい
運用障害対応・設定変更緩やかに上昇
設計・構築ゼロから環境を作る大きく上昇

「最短構築」を目指す理由は、この最も市場価値の高いフェーズへ、早く到達するためです。

→関連記事:未経験インフラエンジニアの仕事内容|最初の業務とキャリア

未経験+資格保持者の「内定年収」相場

参考までに、当社の2025年度における未経験+資格取得者の平均決定年収は以下であり、「未経験+資格なし」と比較して、年収50万以上の差が出ていました。

未経験 + CCNA:平均 385.1万円
未経験 + LinuC/LPIC-1:平均 370.4万円

※2025年度 当社支援実績より算出

CCNAの方が若干高額なのは、「需要」が高めでありかつ、ネットワーク領域は「夜勤の可能性」がサーバー領域と比較すると高く、「夜勤手当」で底上げされているためです。

年収が「上がる人」と「上がらない人」の違い

同じ「資格」を持って転職しても、3年後の年収には100万円以上の差が開くことは少なくありません。その分岐点となるのは、「環境(会社と案件)」の差です。

実際に、以下のような差が生まれます。

項目【停滞環境】運用監視固定【上昇環境】構築へステップアップ
3年後の業務アラート対応、マニュアル作業詳細設計、構築・検証
3年後の年収320万 〜 400万円450万 〜 550万円
商流三次・四次請け(下流)一次・二次請け(上流)
原因商流が深く、中抜きが多い商流が浅く、上流工程に携われる

この違いは「最初に入社した会社・配属環境」でほぼ決まります。「運用監視」のままだと、年収400万を超えにくいのは事実です。一方で構築に進めば、早期に450万を超えるのは珍しくありません。

また、この【停滞環境】の運用監視固定でスキルが積み上がらず、数年単位で足踏みしてしまうことは少なくありません。これが「インフラエンジニアはやめとけ」と言われる一つの理由になっています。

→関連記事:未経験でインフラエンジニアはやめとけ?底辺ループにハマる人の共通点と脱出法

結論|「内定が出る会社」ではなく「構築へ行ける会社」を選ぶ

未経験インフラエンジニア転職で後悔しやすいのは「とりあえず内定が出た会社に入ること」です。

内定を取ることも重要ですが、最短で年収を上げるなら、以下の「おすすめ企業の条件」を3つ以上満たしているかをチェックしてください。

■【事前チェック推奨】未経験者におすすめ企業の特徴:
・構築案件への異動実績があるか、多いか
・未経験からでも実機に触れる機会があるか
・二次請け以上の案件が多いか
・クラウド案件(AWSなど)があり、やっている社員が相応いるか

上記を3つ以上満たす会社であれば、未経験からでも市場価値・年収を伸ばしやすい環境です。逆に、ほぼ満たさない企業に入ると、努力してもキャリアや年収が非常に伸びにくいと言えます。

→関連記事:インフラエンジニアの年収相場と上げ方|商流と役割で決まる現実

【初心者でも簡単】未経験求人で失敗しない「簡易チェック3つ」

求人票だけで企業の実態を完全に見抜くのは難しいですが、最低限チェックするだけでも「ハズレ求人」を避けることは可能です。

ここでは未経験の方でも簡単にできる、3つのチェックポイントを紹介します。

① 「未経験の大量採用」を行っている企業は注意

全ての会社がそうではありませんが、「未経験を年間で100名以上」といった大量採用している会社は、ビジネスモデルが「質より量」になりがちです。

一度「運用監視」の現場に入ると、長期間抜け出せないリスク(案件ガチャの失敗)が高まります。「求人サイトに長期間掲載」、「未経験歓迎の打ち出しが強い」、「採用人数が多すぎる」企業は注意すべきです。

② 「平均年齢20代」は教育体制に不安あり

平均年齢が20代だと、若くて馴染みやすいように見えますが、これは「中堅・ベテランがいない=育った人が辞めている」、または「教えられる人がいない」という環境です。

これは配属後の技術的なフィードバックが見込みにくい、フォローが不十分、また1人客先常駐が多いケースも少なくありません。

③ 「売上 ÷ 社員数」で会社の生産性を計算する

これは少し手間がかかりますが、SES企業の場合は、社員一人あたりの生産性を計算すると、会社の主力となる工程(フェーズ)が推測できます(物販も行う会社は除外)。

計算式: 売上高 ÷ 従業員数 = 一人あたりの生産性

この数字が極端に低い場合、その会社は「単価が低い、付加価値が低い案件(=監視業務など)」が中心である可能性が高く、年収が上がりにくいと言えます。

※本当は主要取引先から商流などまで見極める必要がありますが、未経験者にとってその判断は簡単ではありません。しっかり判断したい場合は、面接やエージェント経由で確認するのが確実です。

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よくある質問

Q1. インフラエンジニアは未経験からでも本当になれますか?

A: はい、十分に可能です。

ただし2026年現在は、単なる「完全未経験で誰でも採用」ではなく「学習を始めている未経験者」が求められる傾向です。

この記事で紹介した通り、Linuxもしくはネットワークの基礎知識を学び、「自走できる事実」を証明できれば、内定の再現性は非常に高いです。

Q2. 30代・35歳からでも挑戦は間に合いますか?

A: 可能です。ただし20代よりも「準備の質」が重要になります。

資格取得やハンズオン経験に加え、前職で培った「業務改善」や「チーム管理」などのポータブルスキルを掛け合わせると評価されやすくなります。

→関連記事:30代未経験からインフラエンジニアになれる?30歳・35歳の年齢別リアル

Q3. 最初に取るべき資格は結局どれですか?

A: 志向性に合わせてLinux(LinuC/LPIC)かCCNAのどちらか1つでOKです。

迷ったら、汎用性が高く挫折しづらいLinux(LinuC/LPIC)から始めましょう。

→関連記事:LPICとLinuCはどっちがいい?違い・難易度・選び方を徹底比較

まとめ|未経験からのインフラ転職は「準備」と「環境」で決まる

未経験からインフラエンジニアを目指す場合、「エンジニアになること」も大事ですが、さらに重要なのは「エンジニアになった後のキャリア」です。

同じ未経験スタートでも、3年後には大きな差がつくのがIT業界のリアルです。

■この記事の重要ポイントまとめ:
・資格1つ(Linux or CCNA)で「挑戦できる企業」を広げる
・30分でもいいので「触った経験」を作る
・準備ができたら、すぐに転職活動を始める
・「内定が出る会社」ではなく「構築に進める会社」を選ぶ

インフラ業界では、「最初の配属環境」でその後のキャリアが大きく左右されます。

3年後に「構築・クラウドへ進み、年収を上げる人」もいれば「監視業務のまま、キャリアも年収も数年停滞する人」も多くいるのが実状です。

この差は、入社した企業(環境の差)で生まれるケースがほとんどです。つまり、最初に入社する企業にで、3年後のキャリアと年収がほぼ決まります。

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※無理に応募を勧めることはありません。未経験者も歓迎しています

この記事を書いた人

角田 壮史の顔写真

角田 壮史

株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

未経験からベテランまで、ITインフラのキャリア支援に特化、経済産業省採択事業(インフラエンジニア育成プログラム)も担うキャリアアドバイザーです。 経済産業省ロゴ

主な実績

  • パーソルキャリア(旧インテリジェンス)在籍時、事業部MVP受賞あり
  • リクナビ提携エージェントとして、顧客満足度1位/サービス満足度1位/紹介求人満足度2位などの受賞歴あり リクナビ 顧客満足度1位ロゴ リクナビ 紹介求人満足度2位ロゴ
  • キャリアアドバイザー歴15年以上、700社以上のIT企業訪問、3,000名超のエンジニア支援実績
  • LPI (Linux Professional Institute) より、トレーニングパートナー(プラチナ:最上位)/ハイアリングパートナーとして公式認定 LPIトレーニングパートナープラチナロゴ LPIハイアリングパートナーロゴ

保有資格

国家資格キャリアコンサルタント、AWS-SAA、CCNA、LPIC-3(最上位)、LinuC-1

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