こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
「インフラエンジニアに転職したいけど、未経験からでも大丈夫なの?」、、そんな不安を抱えていませんか?
実際に「きつい」、「やめとけ」といった声を耳にすることもあり、挑戦していいのか迷う人は少なくありません。
特に、これまでIT業界での経験がない人にとっては、仕事内容や学習方法、どんな企業を選べばよいのかが分からず、立ち止まってしまうケースも多いです。
しかし、インフラエンジニアは人材不足が続いているため、未経験からの転職チャンスは豊富にあります。研修制度の整った企業や、資格取得を支援してくれる環境を選べば、スキルを身につけながらキャリアをスタートすることが可能です。
この記事では、インフラエンジニアの仕事内容や未経験でも挑戦できる理由、必要な学習ステップ、おすすめの企業の特徴、さらに転職成功事例までを解説します。
最後まで読むことで、あなたに合ったキャリアの選択肢が見えてくるはずです。
不安を抱えている方へ
「自分に合った企業が分からない」、「どこから勉強すればいいのか迷う」、、そんな方には、経験や希望に合わせたキャリアプランをご提案します。
はじめに:未経験からインフラエンジニアを目指すあなたへ
「インフラエンジニアに挑戦してみたいけれど、未経験から本当に大丈夫なの?」、「IT業界の知識も少ないし、難しそうで不安、、」
そんな悩みを抱えている人は、決して少なくありません。ネット上でも「インフラエンジニアはやめとけ」、「きつい」という意見を見かけると、余計に一歩を踏み出しにくくなるものです。
しかし、実際には 未経験からインフラエンジニアとしてキャリアを始める人は多く、採用ニーズも高い のが現状です。
研修制度を用意している企業や、未経験者向けに教育体制を整えている職場も増えており、スタートのハードルは以前よりも低くなっています。
この記事では、まずインフラエンジニアの仕事内容を簡単に解説したうえで、未経験でも目指せる理由、必要なスキルや資格、未経験者におすすめの企業の特徴、さらに実際の転職成功事例までを紹介していきます。
最後まで読むことで、あなたが「どんな準備をすれば、未経験からでもインフラエンジニアを目指せるのか」を具体的にイメージできるはずです。
インフラエンジニアの仕事内容を簡単に解説
インフラエンジニアは、ITシステムを支える「基盤(インフラ)」を設計・構築・運用する仕事です。日常的に使っているWebサイトやアプリ、社内システムも、インフラが安定して動いているからこそ利用できます。
ここでは、未経験の方に向けて「インフラエンジニアとはどんな職種なのか」、「具体的にどんな業務があるのか」を整理していきます。
インフラエンジニアとは?
インフラエンジニアは、ネットワーク・サーバー・クラウドといったITの土台を作り、守る役割を担います。
アプリケーションやシステムが正しく動作するためには、その裏側でインフラが安定して稼働していることが不可欠です。
つまり「表には見えないけど、なくてはならない存在」と言えるのがインフラエンジニアです。
業務イメージを図解にすると?
文章だけだとイメージしづらいので、インフラエンジニアの仕事内容を図に整理すると、以下のようになります。

■ポイント解説:
・ネットワークエンジニア:ルータやスイッチを扱い、社内外の通信を守る
・サーバーエンジニア:LinuxやWindowsを基盤に、Webやデータベースを稼働させる
・クラウド/セキュリティ/DBエンジニア:近年はクラウドやセキュリティに強みを持つ人材の需要が急増
未経験の方は、まず ネットワーク or サーバー から入るケースが一般的で、そこからクラウドやセキュリティへとキャリアが広がっていきます。
インフラエンジニアは未経験でも目指せるのか?
結論から言うと、インフラエンジニアは未経験からでも十分に目指せる職種です。
実際に、エンジニアとして働いている人の中には「前職は営業」、「接客業からの転職」、「文系出身」という人も少なくありません。
ただし、未経験からの挑戦では「なぜ可能なのか」のみでなく、「どんな素養が求められるのか」、「どんな難しさがあるのか」も理解しておくことが大切です。以下より説明をしていきます。
なぜ未経験からでも挑戦できるのか
インフラエンジニアは「専門知識がなければ無理」と思われがちですが、実際には 未経験者を前提とした採用枠や教育体制 が数多く存在します。具体的に説明をすると、以下となります。
■インフラエンジニアが未経験から挑戦できる理由:
・段階的に成長できる環境があるから
・教育体制やマニュアルが整っているから
・クラウド普及により需要が拡大しているから
段階的に成長できる環境がある
多くの企業では、未経験者はまず「運用・監視」や「ヘルプデスク」といった比較的シンプルな業務からスタートします。そのため、基礎を学びながら徐々にスキルを積み上げられます。
教育体制やマニュアルが整っている
未経験を採用するIT企業では、未経験者向けの研修・OJTが用意されており、現場でもマニュアルに沿って業務を進められるため、安心して学んでいくことができます。
クラウド普及により需要が拡大している
DX推進・クラウド化の急速な普及により、インフラ人材は慢性的に不足しています。そのため、育成前提で未経験採用を行う企業も増えています。
上記のように、業務内容もステップを踏んで習得できる仕組みが整っており、需要も拡大中であるため、他業種からのキャリアチェンジも珍しくありません。
未経験で向いている人・必要な素養
未経験でもインフラエンジニアを目指せるとはいえ、誰にでも向いている訳ではありません。
特に 日々の地道な学習や、論理的に物事を捉える姿勢 が求められるため、自分の性格や適性を理解しておくことが大事です。インフラエンジニアでは、以下の素養があると強みとなります。
■インフラエンジニアに向いている人・素養:
・コツコツ学ぶ姿勢:知識やスキルを積み上げる意欲が大切
・論理的思考力:障害発生時に「なぜ起きたのか」を順序立てて考えられる力
・問題解決志向:「なぜ動くのか」、「どうすれば直るのか」という問題解決への興味
・コミュニケーション力:チームで動くことが多いため、報連相ができることは必須
・夜勤やシフト勤務への柔軟さ:最初のキャリアで求められる場合が多いため
これらを完璧に備えていなくても問題ありませんが、「向き・不向き」を理解して準備すると、スムーズにキャリアを歩めます。
■関連記事:インフラエンジニアに向いている人は、こんな人!特徴や性格を説明
未経験者が直面しやすい難しさ
一方で、未経験からインフラエンジニアに挑戦する際には乗り越えるべき壁もあります。
特に 学習範囲の広さや、現場で即戦力を求められるプレッシャーなどは、多くの人が最初にぶつかる課題です。「難しさ」を理解した上で準備を進めることが、キャリア継続のカギになります。
■未経験者が難しいと感じるポイント:
・専門用語や概念の多さに圧倒される:
→ネットワークやサーバーの基礎知識を最初に学ぶときは、カタカナや略語が多く、最初は「外国語」に感じられるかもしれません。
・夜勤・シフト勤務のハードル:
→運用監視系の仕事では24時間体制が基本のため、ライフスタイルに合わないと、厳しさを感じることがあります。
・学習と実務のギャップ:
→書籍や資格勉強で理解した内容と、実際のシステム障害対応は必ずしも一致しません。現場での実践力を磨くことが重要です。
・重大な障害への責任感:
→インフラの不具合は多くの社員や顧客に影響を与える可能性があります。そのプレッシャーに向き合える精神的なタフさも大事です。
上記のような難しさを事前に知っておけば、「想定外で挫折」というリスクを減らすことができます。
まとめると、インフラエンジニアは未経験からでも十分挑戦できる一方、「基礎を積み重ねる姿勢」と「現実的な働き方への理解」がカギになります。
インフラエンジニアの仕事の流れ(キャリアのステップ)
インフラエンジニアのキャリアは、プロジェクトの工程に沿って「下流 → 上流」へと進んでいきます。
未経験者はまず 監視・サポートや運用(下流工程) から始まり、経験を積むことで 構築 → 設計 → 要件定義(上流工程) へとステップアップできます。



この「下流から上流へステップアップできる」という仕組みは、インフラエンジニアならではのキャリアの魅力です。
ステップ1:監視・サポート(未経験者の入口)
未経験者が最初に担当することが多いのが、監視・サポート業務です。ここでは、システムが正常に稼働しているかを監視ツールやログでチェックし、異常が発生した場合に一次対応を行います。
■具体的な仕事の例:
・監視ツールのアラート確認(CPU使用率やメモリの異常など)
・ログを見て不具合の原因を切り分け
・マニュアルに沿った一次対応やエスカレーション
この段階では深い専門知識は不要で、マニュアル対応が基本となります。そのため、未経験者にとって入りやすい最初のキャリアといえるでしょう。
ここで基礎的なITリテラシーを身につけることで、次のステップに進む準備が整います。監視・サポートの想定年収は250~400万程度です。
ステップ2:運用(基礎力を固める)
監視業務を経て任されるのが、運用業務です。ここではシステムを「維持・安定稼働」させるための日常業務を行います。
■具体的な仕事の例:
・ユーザーアカウントやアクセス権限の管理
・データのバックアップや復元作業
・セキュリティパッチやアップデートの適用
・軽微な障害対応や改善作業
この段階で インフラの仕組みや構成要素 を理解できるようになります。また、障害対応を通じてトラブルシューティング力も鍛えられるため、上流工程を目指すうえで欠かせない経験です。
トラブルシューティング力やインフラ知識が自然と身につき、次のステップへの足がかりになります。運用経験があるかどうかは、転職市場でも評価される重要ポイントです。
運用業務の想定年収は、350~450万円程度です。
ステップ3:構築(技術力を高める)
エンジニアとして大きな成長を実感できるのが、この「構築」のフェーズです。ここでは、サーバーやネットワーク機器、クラウド環境を実際に組み立てていきます。
■具体的な仕事の例:
・LinuxやWindowsサーバーのセットアップ
・ルータやスイッチの設定
・AWSやAzureといったクラウドサービスでの環境構築
・監視ツール(Zabbixなど)の導入設定
このフェーズでは、CCNA、LPIC、AWS SAAなどの資格知識が活きてきます。手を動かしてシステムを構築するスキルは、エンジニアとしての市場価値を一気に高めてくれます。
ここを経験できれば「インフラエンジニアとして自走できる」状態に近づきます。構築業務の想定年収は、400~550万程度です。
ステップ4:設計(全体を描く)
構築の経験を積んだ後は、「設計」にステップアップします。ここでは顧客の要件をもとに、システム全体のルールや構成を設計します。
■具体的な仕事の例:
・ネットワーク構成図やサーバー配置図の作成
・必要なサーバー・機器のスペック選定
・セキュリティポリシーや冗長化構成の検討
この段階からは「単に構築するだけでなく、どう作るか」を考える力が必要です。
設計を担当できると、年収も大きく上がり、リーダー候補として扱われるケースも増えていきます。設計業務の想定年収は、450~750万円程度です。
ステップ5:要件定義(キャリアの最上流)
キャリアの最上流に位置するのが要件定義です。顧客のニーズをヒアリングし、どんなシステムを作るべきかを明確化します。
■具体的な仕事の例:
・顧客からヒアリングし、要件を整理
・見積もりや提案書の作成
・システム導入に必要な要件(性能・可用性・セキュリティなど)を定義
ここでは、技術力に加えて 顧客折衝力・提案力・マネジメント力 が求められます。要件定義を担える人材は希少であり、市場価値も非常に高いです。
要件定義を任されるレベルになれば、「上級インフラエンジニア」として大きく評価されます。要件定義ができる人材の想定年収は、650万~1000万以上まで狙うことが可能です。
■関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容をわかりやすく、具体的に解説
その後の発展キャリア:クラウド・セキュリティ・SREへ
近年はオンプレミス(物理サーバー)だけでなく、AWSやAzureなどのクラウドを使ったシステムが主流になっています。そのため、インフラエンジニアのキャリアは次のように広がっていきます。
■インフラエンジニアのキャリアの広がり:
・クラウドエンジニア
・セキュリティエンジニア
・SRE(Site Reliability Engineer)
クラウドエンジニア
AWSやGCPのサービスを活用し、スケーラブルで柔軟なインフラを構築する役割。クラウド資格(AWS SAAなど)がキャリア形成に有利です。
セキュリティエンジニア
システムを安全に運用するために、脆弱性対応やセキュリティ設計を専門に担当。サイバー攻撃の増加に伴い、需要が急速に伸びています。
SRE(Site Reliability Engineer)
システムの信頼性と開発スピードを両立させる役割。自動化やコードによるインフラ管理(IaC)が求められ、DevOpsの中心的存在になります。
まとめ:キャリアアップの道筋は明確
インフラエンジニアは「下流から上流へ」、「オンプレからクラウドへ」と段階的にキャリアを伸ばせます。また、未経験からでも一歩ずつ積み上げていけば、確実に専門性を高められる職種です。
自分に合ったキャリアステップを知りたい方は、無料キャリア相談をご利用ください。あなたに合った成長ロードマップをご提案します。
未経験から転職成功するためのステップ
未経験からインフラエンジニアを目指す場合、「何から学べばいいのか?」、「資格は必要なのか?」と迷う人は多いでしょう。
実際、現場で求められるスキルは幅広いため、無計画に勉強を始めてしまうと挫折する可能性が高くなります。
ここでは、未経験から効率的にスキルを身につけ、転職を成功させるための3つのステップを整理しました。
■未経験から転職成功するための3ステップ:
1. まず押さえたい基礎スキル(ネットワーク・Linux)
2. 未経験におすすめの資格(CCNA・LPIC・AWS)
3. 学習ロードマップ(独学・スクール・実務経験の積み方)
1. まず押さえたい基礎スキル(ネットワーク・Linux)
インフラエンジニアの基盤となるのは「ネットワーク」と「サーバー(特にLinux)」です。この2つを理解していないと、クラウドやセキュリティの応用分野に進むことも難しくなります。
まずはこの「ネットワークとLinuxの基礎」を押さえることが、キャリアの第一歩です。
ネットワークの基礎
IPアドレス、サブネット、ルーティング、DNS、HTTPなど、基礎的な仕組みを理解しましょう。実際に家庭用ルーターの設定や、シミュレーター(Packet Tracer・GNS3)で練習すると効果的です。
ネットワークの入門書は、図解が多く初学者でも学びやすい、「1週間でCCNAの基礎が学べる本」がおすすめです。
Linuxの基礎
サーバーOSの多くはLinuxが採用されています。基本的なコマンド(ls, cd, mkdir, vi, chmodなど)、ユーザー管理、権限設定、サービス起動などを学習しておきましょう。
Linuxの入門書においても、図解が多く初学者でも学びやすい書籍がおすすめであり、「1週間でLPICの基礎が学べる本」から始めるとよいです。
■関連記事:挫折しない!未経験インフラエンジニア勉強法と学習順序、最短ロードマップ
2. 未経験におすすめの資格(CCNA・LPIC・AWS)
資格は必須ではありませんが、「未経験者が知識を証明する手段」として非常に有効です。特に以下の資格は、企業側からも評価されやすい定番です。
これらの資格を目標に学習すると「学習のゴール」が明確になり、転職活動でも武器となります。
■未経験者におすすめの資格:
・【特におすすめ】CCNA(ネットワーク)
・【特におすすめ】LPIC-1 または LinuC-1(Linux)
・AWS認定クラウドプラクティショナー / SAA(クラウド)
【特におすすめ】CCNA(Cisco Certified Network Associate)
CCNAはネットワークの基礎力を証明できる資格です。ルーティングやスイッチング、セキュリティなど実務に直結する内容が多く、最初のステップとして有効です。
学習期間の目安は、3-6ヶ月程度(未経験者)です。CCNAを取得後は、ネットワーク運用業務や構築業務の入り口としてアピールできます。
■関連記事:【初心者、未経験者、独学可】CCNAのおすすめ勉強方法
【特におすすめ】LPIC-1 または LinuC-1
LPIC/LinuC-1は、Linuxサーバーの基本操作、ユーザー管理、ネットワーク設定を問う資格です。Linuxの理解を体系的に整理でき、サーバー運用の基盤を固められます。
学習期間の目安は、2-4ヶ月程度(未経験者)です。LPIC/LinuCを取得後は、サーバー運用保守やクラウド環境でのLinux操作の基礎として役立ちます。
■関連記事:【保存版】LPIC Level 1 合格へのロードマップ、勉強法・おすすめ教材
■関連記事:LPICとLinuCはどっちがいい?両方取得済みの筆者が、選び方を徹底比較
AWS認定クラウドプラクティショナー / SAA(Solutions Architect Associate)
今後クラウド領域に進みたい人(特に経験者)におすすめ。特にSAAは求人で評価されやすく、将来のキャリア幅を広げやすい資格です。
学習期間の目安は、クラウドプラクティショナーは1-2ヶ月(未経験者)、SAAは2-4カ月(実務経験+他の資格の知識がある場合)です。
AWS SAAは設計知識を問うため、ネットワークやLinuxの基礎を学んでから挑戦する方が効率的です。
3. 学習ロードマップ(独学・スクール・実務経験の積み方)
学習方法は大きく「独学」、「スクール」、「実務経験」の3つに分けられます。それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選びましょう。
独学
書籍やUdemyなどのオンライン教材を使い、自分のペースで学習可能。コストは低いものの、モチベーション維持が課題です。資格試験を目標に据えると続けやすくなります。
独学を選ぶなら、次の一歩として、まずは入門資格(例:LPIC-1の参考書)を一冊購入してみましょう。
スクール
カリキュラムが体系的に整っており、質問サポートや転職支援があるのがメリット。効率的に学べますが、費用が高めです。短期間で結果を出したい人には有効です。
スクールを選ぶなら、次の一歩として、気になるスクールの無料説明会に参加して、カリキュラムやサポート内容を比較してみましょう。
実務経験
最終的には現場経験がキャリアの基盤となります。最初は「運用・監視」などの入口ポジションから入り、基礎を身につけながらステップアップしていくのが一般的です。
実務経験を選ぶなら、次の一歩として、資格を取得して、資格を武器に「インフラエンジニア 未経験 研修」などの条件で、求人を探してみましょう。
ポイントは、「基礎学習(独学 or スクール)→資格取得→実務経験」と段階を踏む事です。いきなり完璧を目指す必要はありません。少しずつ積み上げることで、キャリアを形成できます。
未経験におすすめのキャリアパス・企業の特徴
未経験からインフラエンジニアを目指すとき、もっとも大切なのは「どの企業を選ぶか」です。同じ「インフラエンジニア募集」と書かれていても、企業によって業務内容や成長環境は大きく異なります。
ここでは、特に未経験者におすすめできるキャリアパスや企業の特徴を3つ紹介します。「辞めたい」と感じにくく、長期的にキャリアを築ける企業を選ぶためのヒントにしてください。
■未経験者におすすめのキャリアパス・企業特徴の例:
・研修制度が整っている企業
・スキルアップできる企業(クラウド案件あり)
・夜勤なし・ワークライフバランス重視の企業
研修制度が整っている企業
未経験から安心してスタートできるのは、やはり 研修制度がしっかり整っている企業 です。具体的には以下のような特徴があります。
■研修制度が整っている企業の例:
・入社後にネットワークやLinuxの基礎研修がある
・現場配属前に、演習形式でサーバーやクラウドを触れる
・メンター制度やOJTで、フォロー体制が整っている
最初の半年から1年は、「学びながら働ける環境」がキャリアの土台を作ります。研修が整っている企業を選ぶことで、挫折せずにエンジニアとして成長できるでしょう。
スキルアップできる企業(クラウド案件あり)
インフラエンジニアの将来性を考えると、上流工程に携われるかはもちろん、クラウド案件に関われるか も大きなポイントです。
AWSやAzureといったクラウドスキルを身につければ、キャリアの幅が一気に広がります。スキルアップできる企業の特徴は以下の通りです。
■スキルアップできる企業例:
・オンプレからクラウド移行の案件を扱っている
・AWS認定資格や、LPIC取得をサポートする制度がある
・最新技術に触れられるプロジェクトが用意されている
最初は地味な監視業務、また運用保守でも、そこでシステム全体の動きやトラブルシューティングの流れを学ぶことは、将来の構築や設計において、非常に貴重な経験になります。
将来的にクラウド案件を目指すにも、この基礎経験は強力な土台となります。
「まずは監視業務から → 構築 → クラウド」とキャリアアップしていける環境なら、数年後には 年収アップや上流工程への挑戦 も可能です。
夜勤なし・ワークライフバランス重視の企業
インフラエンジニアは「夜勤がある」、「残業が多い」と思われがちですが、すべての企業がそうではありません。未経験者にとっては、働きやすい環境も視野に入れて選ぶと、辞めたいと感じにくいです。
■夜勤なし・ワークライフバランス重視の企業:
・24/365のシフト制ではない
・残業時間が少なく、育児・家庭と両立しやすい環境(育休・産休の実績取得あり)
・ フレックスタイムやリモート勤務制度があると良好
「夜勤がつらい」と辞めてしまう人は少なくありません。ゆえに、最初からワークライフバランスを大切にできる企業を選ぶのも、一つの選択のあり方です。
また夜勤なしを選ぶ場合には、注意点として「夜勤手当がなくなります」。そのため、基本給やスキルベースの評価がしっかりしている企業を選ぶことが、長期的なキャリアと収入を考える上では重要です。
まとめ:未経験におすすめのキャリアパス・企業の特徴
まとめると、未経験者が転職で注目すべきは以下の3つです。
■未経験者におすすめできる企業まとめ:
・研修制度が整っている企業
・スキルアップできる企業(クラウド案件あり)
・夜勤なし・ワークライフバランス重視の企業
こうした企業を選ぶことで「やめとけ」と言われがちなインフラエンジニアでも、安心してキャリアを伸ばしていけます。
■関連記事:インフラエンジニアがきつい・やめたいと言われる本当の理由と解決策
注意点と次の一歩
上記で紹介した「研修制度あり・クラウド案件あり・夜勤なし」の3つをすべて満たす企業は、どうしても応募が集中しやすく、未経験者にとってはハードルが高く感じられる場合があります。
しかし、必ずしもすべてを同時に満たす必要はありません。例として以下のように、段階的にキャリアを築く選択肢も十分に現実的かつ、以下内容で成功している人も多いです。
■段階的にキャリアを築く進め方:
・最初は「研修制度」を重視して基礎を固め、その後クラウド案件にチャレンジする
・まずは「夜勤あり」の現場で経験を積み、数年後にワークライフバランスを重視した職場に移る
大切なのは「完璧な環境」にこだわることではなく、自分に合った最初の一歩を選ぶこと。その積み重ねが、将来のキャリアの広がりにつながります。
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もし「自分にはどんな一歩が合っているのか分からない」と感じる場合は、ぜひ当社の無料キャリア相談をご活用ください。
「研修制度が整った未経験歓迎の企業」、「将来的にクラウドへ挑戦できるキャリアプラン」、「夜勤少なめ・残業少なめの求人」など、あなたの状況・希望にあわせて、最適な選択肢を提案いたします。
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未経験転職で注意すべき企業・求人の特徴
インフラエンジニアを未経験から目指す際に、「どの企業を選ぶか」は将来のキャリアを大きく左右します。
その中で、おすすめ企業の条件に加えて、避けるべき求人・企業の特徴 を知っておくことで、失敗転職を防ぐことができます。ここでは、未経験者が特に注意すべき企業・求人の特徴を解説します。
■未経験転職で注意すべき企業・求人の特徴:
・監視だけに特化した企業
・一人常駐の派遣企業
・研修・教育制度がない企業
・労働環境が過酷な企業
監視だけに特化した企業
未経験者の入口として「監視・サポート業務」からスタートするのは一般的ですが、監視業務しか経験できない企業 には要注意です。世の中の求人には、設計構築のキャリアパスがほぼないものもあります。
このような環境では、「24/365のシフト制で監視だけを担当」、「トラブルを検知して報告するだけで、解決や改善には携われない」、「数年働いても構築の経験が積めない」場合が起こり得ます。
すると、キャリアが監視で止まってしまうリスク があります。将来的に構築・クラウドに挑戦したいなら、ステップアップできる案件があるか必ず確認しましょう。
一人常駐の派遣企業
未経験から入社して、最初から一人で客先に常駐させられる会社 は避けるべきです。
このような環境では、「教えてくれる、相談できる先輩がいない」、「孤独感から早期離職につながるケースも多い」ことが起こり得ます。
インフラエンジニアとして成長するには、チームで学べる環境・フォロー体制 が不可欠です。「必ずチーム配属なのか?」や「教育担当やメンターはいるのか?」を面接で確認しましょう。
研修・教育制度がない企業
求人票で「未経験歓迎」と書かれていても、研修制度がなく、いきなり現場に放り込まれる会社にも注意が必要です。
このような環境では、「OJTと称して放置される」→「基礎知識がないまま現場に配属され、ミスを繰り返して自信を失う」→「向いていないと感じて挫折」につながることがあります。
「未経験歓迎=誰でも採用したい」という意味で使っている企業もあるため、実際にどんな研修や教育があるのかを必ず確認することが大切です。
労働環境が過酷な企業
近年では減りましたが、未経験インフラエンジニアの求人では、夜勤過多・残業過多の案件 も一部存在します。
このような環境では、「夜勤シフトが連続して生活リズムが乱れる」、「長時間労働で学習や資格勉強の時間が確保できない」、「心身を壊してキャリアを続けられなくなる」場合もあります。
もちろん、運用や監視では夜勤が発生するケースも多いですが、夜勤と残業が常態化している企業は避けるべき です。ワークライフバランスが取れる環境を選んだ方が、長期的な成長につながります。
まとめ:避けるべき企業を見抜いてキャリアを守ろう
未経験から安心してキャリアを伸ばすためには、以下の特徴を持つ企業には注意が必要です。
■未経験転職で注意すべき企業・求人の特徴、まとめ:
・監視だけに特化した企業
・一人常駐の派遣企業
・研修・教育制度がない企業
・労働環境が過酷な企業
これは求人票だけでは分からないことが多いため、面接で質問したり、転職エージェントを通じて内部情報を確認したりすることが重要です。こうした注意点を押さえておけば、「入って後悔する転職」を避けられます。
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「注意すべき企業は分かったけれど、結局どの会社を選べばいいのか分からない、、」そんなときは、ぜひ当社の無料キャリア相談をご活用ください。
インフラ専門の転職エージェントが、「研修制度が整った未経験歓迎企業」、「将来的にクラウド案件へ挑戦できるキャリアプラン」など、あなたの希望や適性にあわせて、安心できる企業選びをサポートします。
未経験からの転職で、成功した事例
ここからは、実際に未経験からインフラエンジニアに転職し、キャリアを築いている方々の事例を紹介します。特別な人だけでなく、「正しい準備」と「環境選び」によって誰にでも再現できる成功例です。
研修制度を活用して、成長した事例
Aさん(20代後半・男性)は、もともと販売職として働いていましたが、将来性を考えてIT業界への転職を決意。スキルがないことに不安を感じていましたが、「入社後に基礎研修がある企業」を選択しました。
3ヶ月の研修ではネットワーク基礎やLinux操作をゼロから学べ、現場に配属後も先輩のサポートを受けながら成長。現在では運用から構築案件へステップアップし、着実にキャリアを広げています。
資格取得を武器に、大手企業へ転職した事例
Bさん(20代後半・男性)は、飲食業からのキャリアチェンジを考えていました。独学でCCNAを取得したことが評価され、インフラエンジニアとして未経験OKの企業に採用。
さらに、入社後もLPICとAWS資格を取得し続けた結果、大手SIerへのキャリアアップに成功しました。現在はクラウド案件の設計・構築にも携わり、年収も前職から大きく上がっています。
夜勤から日勤メインへ転職して、働きやすさを手に入れた事例
Cさん(20代後半・男性)は、未経験からエンジニアになり、入社した会社で夜勤シフト中心の運用監視を担当していました。しかし結婚を機に「仕事と家庭の両立を図りたい」と考え、転職を決意。
当社を通じて「夜勤なし・残業少なめ」の企業へ転職し、日勤中心のインフラ運用に携わるようになりました。今では家庭との両立もしやすく、安心して長く働ける環境を確保できています。
まとめ:成功は特別な人だけのものではない
ここで紹介した事例は、誰もが最初は未経験からスタートしています。また、研修制度・資格・働きやすい環境といった要素をしっかり見極めることで、自分に合ったキャリアパスを描けるのは事実です。
「自分にもできるかな、、」と不安を抱えている方も、正しい選択をすれば必ず前進できます。
とはいえ、「自分にもできるだろうか、、」と思った方へ
一人で悩むより、プロと一緒にあなただけのキャリアプランを作成してみませんか? そうすることで、最適なキャリアの道筋が見えてきます。無理に転職を勧めることはありませんので、安心してご相談ください。
さいごに:未経験からの挑戦は今がチャンス
インフラエンジニアは「未経験だから無理」と言われがちな職種ですが、決してそうではありません。ポイントは 学習と環境選びです。
ネットワークやLinuxの基礎を学び、研修制度のある企業や、クラウド案件に携われる環境を選べば、未経験からでも十分に、さらなるキャリアアップは可能です。
ただし、キャリアチェンジには不安がつきものです。「学習を続けられるだろうか」、「ブラック企業に入ってしまわないだろうか」と、一人で悩んでしまう人も多いでしょう。
だからこそ、一人で抱え込まずに、プロに相談することが大切です。
インフラエンジニア専門のキャリアアドバイザーと一緒にキャリア設計や転職活動を進めることで、学習方法から求人の選び方、キャリアの方向性まで明確になり、失敗のリスクを大幅に減らせます。
無理な転職は勧めません。まずは安心してご相談ください。
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