こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
「ネットワークエンジニアとして働き始めたけど、この先どんなキャリアが描けるのか分からない、、」
「未経験から挑戦しても、どこまで成長できるのだろう?」
こうした不安を抱える方は少なくありません。
実際にネットワークエンジニアのキャリアパスは、一本道ではありません。そのため、多くの人が「次に何をすべきか?」を迷うのはよくあることです。
一般的には、運用 → 構築 → 上流工程 とステップを踏んでスキルを高めていきます。その先には、クラウドエンジニア・セキュリティエンジニア・SRE(Site Reliability Engineer)など、より専門性の高いキャリアパスまで広がります。
ただし、キャリアを意識せずに日々の業務をこなしていると、スキルが陳腐化するリスクや年収の頭打ちといった壁に直面してしまうこともあります。だからこそ、早い段階で自分に合ったキャリアパスを描くことが重要です。
→この記事を読めば、あなたの今のスキルと経験から、次に進むべき最適なキャリアパスが見つかります。
本記事では、ネットワークエンジニアの代表的なキャリアパターンや必要な資格・スキル、年収・将来性、さらには実際の成功事例まで徹底解説します。
未経験から挑戦する方も、すでに経験を積んでいる方も、「次にどこを目指すべきか」 を具体的にイメージできるはずです。
記事の最後には、自分に合ったキャリアパスをプロと一緒に設計できる無料相談のご案内もご用意しています。
「今の自分の市場価値を知りたい」、「最短でステップアップする方法を知りたい」という方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
なお「ネットワークエンジニアの仕事内容やキャリアの全体像」を知りたい方は、先に以下の記事をご覧ください。キャリアパスだけでなく、仕事内容・年収・スキル・将来性をまとめています。
→ ネットワークエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・年収・キャリアパスまとめ
ネットワークエンジニアのキャリアパスとは?
ネットワークエンジニアのキャリアパスとは、経験やスキルに応じてどのように役割を広げ、専門性を高めていくかの道筋を指します。
一般的には「運用 → 構築 → 上流工程」と段階的にステップアップし、その先にクラウド・セキュリティ・SREなどの発展的なキャリアが広がります。
キャリアパスの基本構造(運用 → 構築 → 上流工程)
運用フェーズ
キャリアの入口として多いのが 運用業務 です。ルーターやスイッチ、ファイアウォールなどのネットワーク機器が正常に稼働しているかを監視し、アラートが出た際に一次対応や設定変更を行います。
また、企業によってはサーバーの稼働状況も監視対象に含まれることがあり、「ユーザーからの問い合わせ対応」や「ログ確認によるトラブルシューティング」 など、日常的な対応も行います。
未経験からでも挑戦しやすく、ネットワーク全体の仕組みに触れながら基礎を固められるステップです。
構築フェーズ
次のステップは 構築業務 です。新拠点の立ち上げに伴うLAN/WAN環境の設計や、ルーターやスイッチの設定、ファイアウォールやVPNの導入によるセキュリティ強化などを担当します。
現場によってはネットワークと連携するサーバー(DNS、DHCP、認証サーバーなど)の設定を行うこともあります。
このフェーズでは「ゼロから環境をつくる」経験ができ、エンジニアとしての市場価値が大きく上がる段階です。
上流工程
さらにキャリアを進めると、要件定義や設計といった上流工程に携わるようになります。顧客のビジネス課題をヒアリングし、「どのようなネットワーク構成にすれば安全で効率的か」を提案するのが中心です。
ここでは技術力に加えて、マネジメント力・提案力・コミュニケーション力が求められます。
プロジェクトによっては、サーバーやクラウド基盤を含めたインフラ全体を設計するケースもあり、「ネットワークを軸に、インフラ全体を俯瞰できる力」 が必要とされます。
インフラエンジニアにも興味がある方は → インフラエンジニアとは?未経験からわかる仕事内容・年収・キャリアパス もあわせてお読みください
なぜキャリアパスを意識する必要があるのか
キャリアパスを意識しないまま業務を続けていると、以下のようなリスクが生じます。
スキルが陳腐化するリスク
IT業界は変化が速く、従来型のオンプレミス環境だけのスキルでは、市場での評価が下がりやすくなっています。
現在はクラウド化や自動化(IaC: Infrastructure as Code)が急速に進んでおり、これらに対応できるエンジニアが強く求められています。
年収の頭打ち
運用業務に留まり続けると、年収は300万〜400万円前後で停滞しやすい傾向があります。
一方で、構築やクラウド分野に進めば年収500万〜800万円、さらに上流やセキュリティを極めれば1,000万円超も現実的に狙えます。
キャリア選択肢の減少
20代〜30代前半に基礎を固めておくことで、クラウドやセキュリティなど幅広い選択肢を持てます。
一方で準備が遅れると、年齢を重ねた後に未経験領域へ挑戦する難易度は高まります。
現実として、魅力的な案件ほど、若手が配属されやすい傾向があり、年齢を重ねるほど「これまでの経験をどう活かせるか」がより重要になります。
未経験であれば早めに基礎を固めておくことが、希望の案件を獲得する近道であり、経験者であれば今あるスキルを強みに変え、上流工程やクラウドへと進む戦略が必要です。
結論として、今の自分がどの段階にいて、次の一手で何をすべきかを意識できるかが、将来の年収・市場価値を大きく左右していきます。
ネットワークエンジニアの主なキャリアパターン
ネットワークエンジニアのキャリアは一本道ではなく、スキルや志向性によってさまざまな広がりを持っています。
以下の図は、ネットワークエンジニアの代表的なキャリアパスを整理したイメージです。
→「自分はいまどの段階にいるのか」、「将来どの方向へ進みたいのか」を考える参考にしてください。

この図で示したように、キャリアの進み方はさまざまです。
このセクションでは、それぞれのキャリアパターンについて 「具体的な仕事内容」、「身につくスキル」、「メリットと将来性」 を詳しく解説していきます。
インフラ構築エンジニアとして専門性を深める
ネットワークエンジニアとして最もオーソドックスなキャリアの一つが、インフラ構築領域で専門性を高める道です。
■インフラ構築エンジニア:
・具体例:企業の新拠点立ち上げに伴うLAN/WAN環境の設計、ルーター・スイッチの構築、ファイアウォール導入など。
・メリット:高度な技術力を武器にしやすく、エンジニアとしての市場価値が安定する。
・将来性:ネットワーク基盤はクラウド時代でも不可欠であり、今後もニーズは継続。
また、実際の案件ではネットワークだけでなく、サーバーOS(Linux/Windows)やミドルウェア(DNS、DHCP、認証基盤など)を組み合わせて全体を設計・構築する力も求められることもあります。
幅広いインフラ知識があるほど活躍の場は広がります。
インフラ構築を目指すなら、基礎資格としてCCNAやLPICがおすすめです。
→関連記事:【まとめ】CCNAとは?資格の種類・難易度・勉強法を解説
→関連記事:【まとめ】LPICとは?資格の種類・難易度・勉強法を解説
クラウドエンジニアへのキャリアアップ(AWS/Azure/GCP)
近年最も注目されているキャリアの一つが、クラウドエンジニアへの転身です。
企業のクラウド移行が加速しているため求人ニーズは非常に高く、同時に「高年収・将来性が期待できる職種」としてエンジニアからの人気も急上昇しています。
■クラウドエンジニア:
・具体例:VPC設計やオンプレとクラウドをつなぐハイブリッド構成。
・メリット:高単価案件が多く、年収アップに直結しやすい。
・将来性:クラウド移行が進むため、今後も長期的に需要が継続。
ただし、実際の現場で求められているのは 「クラウドも分かるネットワークエンジニア」や「サーバーOS・ミドルウェアまで含めて設計できる人材」 です。
ネットワーク専業のスキルだけでは、採用ニーズはそれほど高くありません。つまり「人気は高いが、純粋なネットワーク専業では、選考で不利になる可能性がある」というギャップも存在します。
そこで重要になるのが、ネットワークを基盤にしながら、クラウドやサーバー知識を組み合わせることです。
例えば、AWSであればVPCやセキュリティグループの設計に加え、EC2(仮想サーバー)やRDS(データベース)といったサービスとの連携まで理解しておく必要があります。
こうした「インフラ全体を俯瞰できるスキルセット」を持つことで、クラウド案件でも強く評価されます。
ネットワークエンジニアにとって、クラウドは「オプション」ではなく、これからの時代に生き残るための必須スキルといえるでしょう。
→関連記事:クラウドエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・年収・向いている人を解説
セキュリティエンジニアとしての発展
サイバー攻撃の高度化に伴い、セキュリティエンジニアは常に需要が高い職種です。特にDX推進やクラウド活用の広がりとともに、企業がセキュリティに投資する予算も年々増えています。
■セキュリティエンジニア:
・具体例:ファイアウォールやIDS/IPS導入、クラウド環境の脆弱性対策。
・メリット:専門性が高く希少価値があるため、市場価値が安定。
・将来性:サイバー攻撃増加に伴い、需要は今後さらに拡大。
一方で、現場で求められているのは、ただ「ファイアウォールの設定ができる人」ではありません。
実際には、ネットワークを理解したうえでサーバーOS・ミドルウェア、さらにクラウド上のセキュリティを扱える人材が評価され、ネットワーク専業の知識だけでは採用ニーズに届かないケースもあります。
だからこそ、ネットワークの基礎に加えて、セキュリティスキルを広げていくことが重要となります。
このスキルセットを身につけることで、ゼロトラストネットワークの導入やクラウド環境のセキュリティ設計など、より市場価値の高い経験を積み、セキュリティ領域で確固たる強みを発揮できます。
SRE/DevOpsエンジニアとして活躍する道
近年注目を集めているのが、SRE(Site Reliability Engineer)やDevOpsエンジニアというキャリアです。
クラウドやサービス運用の普及に伴い、「インフラをコードで管理し、システムを安定的に進化させる」人材が求められています。
■SRE/DevOpsエンジニア:
・具体例:IaCによる自動化、Kubernetes運用、CI/CDパイプライン整備。
・メリット:モダン技術を扱えるため高待遇・グローバル案件にも強い。
・将来性:クラウドネイティブ普及により、企業からの需要が増加。
ただし、現場で求められるのは「ネットワークが分かる人」だけではありません。
実際には、Linuxサーバーやコンテナ(Docker/Kubernetes)、監視ツールやCI/CD基盤といった幅広い知識を組み合わせて、サービス全体を最適化できる人材が重宝されます。
だからこそ、ネットワークの強みを活かしつつ、IaC(Terraform/Ansible)、自動化スクリプト(Python)、クラウド運用監視(CloudWatch) などを学ぶことで、SRE/DevOps人材としての市場価値が高まります。
キャリアパスごとの年収と将来性
ネットワークエンジニアの年収は、担当する業務やスキルレベルによって大きく変動します。
ここでは、基本的な相場感からクラウド・セキュリティ分野の水準、さらにキャリアを進めた場合の事例を紹介します。
ネットワークエンジニアの平均年収と相場
日本のネットワークエンジニアの平均年収は 約400万〜600万円 と言われています。
ただしこれはあくまで平均であり、業務フェーズによって大きく異なります。
■フェーズ別の年収相場:
・運用フェーズ(監視・保守):300万〜450万円
・構築フェーズ(設計・構築):400万〜750万円
・上流工程(PM・コンサルタント):700万〜1,000万円以上
運用業務に長く留まると年収が頭打ちになりやすい一方で、構築や上流工程へステップアップすることで大幅なアップが期待できます。
詳しい年代別・資格別のデータはこちらで解説しています → ネットワークエンジニアの年収相場はこちら
クラウド・セキュリティ分野の年収水準
近年需要が高まっているクラウドやセキュリティ分野では、ネットワーク専業よりも高い年収を狙えます。
■クラウド・セキュリティの年収相場:
・クラウドエンジニア:500万〜900万円
・セキュリティエンジニア:500万〜1,200万円
これらの分野は人材不足のため高単価案件が多く、ネットワーク+クラウド/セキュリティの複合スキルを持つ人材は、市場価値が非常に高く評価されます。
ネットワークエンジニアの将来性や市場価値について詳しく知りたい方はこちら → ネットワークエンジニアの将来性と市場価値
キャリアを進めた場合の年収アップ事例
実際にキャリアを広げたことで、年収が大きく上がった事例もあります。
■キャリアアップの年収例:
・20代後半/運用から構築へ
→運用業務からネットワーク構築へ進み、年収350万円 → 450万円に
・30代前半/ネットワークを基盤にしたインフラ構築からクラウドへ
→AWS資格を取得し、クラウド構築検証プロジェクトに参画、年収450万円 → 570万円に
・30代後半/ネットワーク+セキュリティ設計へ
→ファイアウォール導入やゼロトラスト設計を担当し、年収750万円 → 850万円に
こうした大幅な年収アップは、転職を挟んでキャリアを移すケースが多いのも現実です。
ただし、同じ企業内でもクラウドやセキュリティ領域に挑戦できれば、段階的に収入を伸ばしていくことは可能です。
年収や市場価値を、より詳しく知りたい方は、以下も参考になります。
→関連記事:ネットワークエンジニアの年収まとめ
→関連記事:ネットワークエンジニアの将来性と市場価値
キャリア形成に必要な資格・スキル
ネットワークエンジニアとして成長していくためには、キャリアの段階ごとに必要とされるスキルや資格が変わってきます。
以下の図は、入社から10年目以降までの一般的なキャリアロードマップを示したものです。
→ 例えば「3年目には構築フェーズを任されることが多く、そのためにCCNAやLPIC-1といった基礎資格が求められる」といった形で、各フェーズごとに必要な学習テーマが変化します。



このようにキャリアの成長に応じて、資格やスキルの習得が必要となります。ここからは、段階ごとに身につけておくべき資格・スキルを具体的に解説します。
基礎資格(CCNA・LPIC-1)で土台を固める
まずは誰もが共通して狙うべき基礎資格です。
■基礎資格:
・CCNA:
ルーティング、スイッチング、セキュリティなどネットワークの基本を網羅。未経験からの登竜門。
・LPIC-1 / LinuC-1:
Linuxサーバーの基礎を学べる。ネットワークとサーバー両方の知識を求められる現場で有効。
この2つを取得することで「運用から構築へステップアップできる最低限の土台」ができます。
CCNAやLPIC-1の勉強法まとめ記事はこちら
→関連記事:【まとめ】CCNAの勉強法、合格ロードマップ
→関連記事:【まとめ】LPIC-1の勉強法、合格ロードマップ
中級資格:2つの方向性
キャリアを進めると、クラウド寄りとネットワーク寄りの2つの方向性が見えてきます。
どちらを選ぶかは、自分の志向や、将来目指すキャリアによって変わります。
■クラウド・サーバー寄り:
・AWS SAA(ソリューションアーキテクト・アソシエイト):クラウド設計スキルを証明。移行案件で特に需要大。
・LPIC-2 / LinuC-2:中規模ネットワーク・サーバーの設計・管理スキルを習得。
→「ネットワークに加えてクラウドやサーバーも扱える」人材を目指すルートです。
■ネットワーク寄り:
・CCNP:Cisco環境での大規模ネットワーク設計・運用スキルを証明。上流工程に進むための有力資格。
→「ネットワークを専門的に極めたい」人におすすめのルートです。
→「クラウドを取り込むか」、「ネットワークを極めるか」で選ぶ資格が変わります。
→関連記事:【まとめ】AWS SAAの勉強法、ロードマップ
→関連記事:LPIC・CCNA・AWSどれから取る?インフラエンジニアの最適資格ロードマップ
上級資格・専門スキル
さらに市場価値を高めるために、上級資格や最新スキルに挑戦していきます。
■クラウド横断型:
・自動化スキル(Python・Ansible):
構築・運用をコード化し、効率化できるスキル。SRE/DevOpsキャリアに必須。
・クラウド上級資格(AWSプロフェッショナルなど):
アーキテクトやリードエンジニアを目指す際に有効。
■ネットワーク専門型:
・ネットワークスペシャリスト(国家資格):
高度な設計・要件定義力を証明できる。上流工程やマネジメントへ直結。
→将来的に「リードエンジニア」、「ITコンサル」、「アーキテクト」を目指すなら、この段階で差別化が可能です。
資格ロードマップまとめ
ここまで紹介した資格ルートを整理すると、以下のようになります。
キャリア段階 | クラウド横断 | ネットワーク専門 |
未経験〜初級 | (共通:CCNA / LPIC-1) | (共通:CCNA / LPIC-1) |
中級 | AWS SAA / LPIC-2 | CCNP |
上級 | 自動化スキル(Python / Ansible) / AWS上級資格 | ネットワークスペシャリスト(国家資格) |
キャリア展開 | クラウドエンジニア / SRE / DevOps | 上流設計 / PM / アーキテクト |
資格の取得ルートは「クラウド寄り」と「ネットワーク寄り」の2つに分かれます。
ただし、どちらが正解かは「あなたの経歴・強み・目指すキャリア」によって変わります。
どちらのルートが自分に合っているか迷ったら、無料キャリア相談サービス を活用してみてください。
あなたの経験と希望条件をもとに、最適な資格戦略とキャリアパス を一緒に設計できます。
キャリアパスの成功事例(ケーススタディ)
ここでは、ネットワークエンジニアが実際にキャリアを広げた事例を紹介します。
未経験から挑戦する人、経験を活かして次のステージへ進む人、それぞれのリアルなパターンを説明していきます。
20代未経験からネットワーク構築へステップアップした例
Aさんは20代前半、IT未経験から運用監視オペレーターとしてキャリアをスタートしました。
最初はアラート対応や障害一次切り分けといった運用業務が中心でしたが、「もっと技術的に成長したい」という考えから、CCNAの勉強を開始。
資格取得をきっかけに、ネットワーク構築案件にアサインされ、ルーターやスイッチの設定、LAN環境の設計を経験できるようになりました。
未経験からでも一歩踏み出せば、構築フェーズへ進めることを実感できた事例です。
→「まずは資格を取り、運用から構築へ進む」というステップは、再現性が高いキャリアアップ方法です。
→関連記事:未経験からネットワークエンジニアへ|失敗しない転職ステップと会社選び
30代でクラウドエンジニアに転身した例
Bさんは30代前半、オンプレミス環境でネットワーク構築運用を中心に経験を積みつつ、Linuxや仮想化基盤の管理にも一部携わっていました。
現職で様々な案件に携わる中で、「市場や顧客からより求められる仕事をしたい」と考えるようになり、クラウドに興味を持ち、ハンズオンで研鑽しながら、LPICとAWS SAAを資格も取得。
その後、クラウドに強みを持つ企業へ転職し、1年目でAWSの構築検証を経験、2年目からは設計フェーズも経験できるようになりました。
→これまでのネットワーク・サーバーの基礎知識を土台に、新しい分野へ学び直す姿勢がキャリア転身を成功させたケースです。
今回紹介したAさん、Bさんのように、あなたも次のステップへ進めるかもしれません。
自分に合ったキャリアパスを見つけたい方は、まずは無料相談をご活用ください。
よくある質問(FAQ)
Q1:キャリアパスを意識するのは何年目からが良い?
A:できるだけ早い段階から意識するのが理想です。
特に運用保守フェーズに長く留まると、年収やスキルの伸びが頭打ちになるケースが多いため、1〜2年目のうちに「次のステップ」を考えるのがおすすめです。
→関連記事:運用監視オペレーターはやめとけ?将来性とキャリアアップロードマップ
Q2:文系や未経験でもキャリアパスを描ける?
A:可能です。実際に文系出身や異業種からの転職で、成功した例は多数あります。
基礎資格(CCNA・LPIC-1)を取ることで土台を固め、構築フェーズに関わる経験を積めば、着実にキャリアを広げられます。
→関連記事: 未経験でネットワークエンジニアになるには
→関連記事:【まとめ】ネットワークエンジニアのキャリアパス
Q3:資格だけでキャリアパスは広がるの?
A:資格は「入口」を広げる強力な武器ですが、それだけでは不十分です。
実務経験と組み合わせて初めて評価されるため、「資格+実務で得た知識をどう活かすか」をアピールすることが重要です。
→関連記事:ネットワークエンジニアのおすすめ資格一覧、取得順番、難易度を解説
Q4:クラウドやセキュリティに進むなら、ネットワーク専業でも可能?
A:クラウドやセキュリティ分野でもネットワーク知識は必須ですが、サーバーOSやミドルウェア、クラウド基盤の知識と掛け合わせることで評価されやすくなります。
ネットワーク専業のままでは採用ニーズが限られるため、周辺分野に学びを広げていくことが成功のカギです。
→関連記事:未経験からクラウドエンジニアになるには?学習ロードマップと資格取得の順番を解説
まとめ:キャリアパスを描いて市場価値を高めよう
ネットワークエンジニアのキャリアは、運用・構築・上流工程といった伝統的なステップアップだけではありません。クラウド・セキュリティ・SREなど多様な広がりも持っています。
大切なのは、「今の自分の立ち位置を把握し、次に必要なスキルを明確にすること」です。
準備が早ければ早いほど、将来の選択肢は広がり、年収や市場価値の伸びにも直結します。
一方で、動き出しが遅れると、魅力的な案件ほど若手が優先されるケースもあり、キャリアアップの難易度が高まるのも事実です。
→だからこそ、「次に進むべき方向を早めに考える」ことが、エンジニアとしての成功の鍵となります。
今のスキルや経験をもとに、あなたに合ったキャリアパスをプロと一緒に考えてみませんか?
■あわせて読みたい
→ 【まとめ】ネットワークエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・将来性を徹底解説
→ ネットワークエンジニアの勉強法・学習ロードマップ
→ ネットワークエンジニアに必要な資格一覧
→ ネットワークエンジニアの年収・年代別相場
→ ネットワークエンジニアのキャリアパス