CCNAとは?未経験からわかる資格の内容・難易度・勉強法まとめ【2025】

こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。

「CCNAってどんな資格?」
「初心者でも取れるの?」
「取って意味あるの?」

そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、CCNAは未経験からIT・インフラ業界を目指す人に最もおすすめの資格の一つです。

ネットワークの基礎からセキュリティ、クラウド、自動化まで幅広く学べるため、キャリアの土台を作るうえで非常に価値があります。

ただし、「目的」や「活かし方」を誤ると、せっかくの資格も「意味がない」と感じてしまうケースがあります。

資格はあくまでスタートラインです。正しい戦略で取得し活用すれば、転職・キャリアアップの強力な武器になります。

この記事では、CCNAの概要・難易度・勉強方法・転職でのメリットを初心者にもわかりやすく整理し、
あなたが「CCNAを取るべきかどうか」判断できるように解説していきます。

※この記事は、2024年8月20日にアップデートされた最新のCCNA(200-301)v1.1 の内容に基づいて解説しています。

そもそも「インフラエンジニアとはどんな仕事?」という方は、以下の関連記事をご覧ください。

→関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・資格ロードマップ

この記事を書いた人 
角田 壮史 株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

ITインフラエンジニア専門の転職エージェント。経済産業省採択事業の運営者であり、15年以上のエンジニアのキャリア支援実績を活かし、あなたのキャリアアップをサポートします。

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目次

CCNAとは?【資格の概要と位置づけ】

CCNA(シスコ認定ネットワークアソシエイト/Cisco Certified Network Associate)は、ネットワークの設計・構築・運用に関する基礎知識と実践スキルを証明する国際資格です。

世界最大のネットワーク機器メーカーであるCisco Systems社が公式に認定しており、ITインフラ分野で最も知名度と信頼性の高いベンダー資格の一つとして位置づけられています。

またCCNAは、ネットワークエンジニアやインフラエンジニアを目指す人にとっての「登竜門」です。

ネットワークの基本構成(LAN・WAN)、ルーティング、スイッチング、セキュリティ、さらに近年は自動化やクラウド連携など、最新トレンドも含めた幅広い領域をカバーしています。

さらに、CCNAは受験資格に制限がなく、未経験者でも挑戦可能です。初学者でも独学で学びやすく、資格学習を通じてインフラ業界全体の仕組みを体系的に理解できます。

試験コード200-301(Cisco Certified Network Associate)
出題形式CBT方式(多肢選択式/ドラッグ&ドロップ/シミュレーション含む)
試験時間120分
受験料46,860円(税込)
受験資格制限なし(誰でも受験可能)

→関連記事:CCNAで活かせる仕事とキャリアパス
→関連記事:CCNAの勉強方法・独学ロードマップ

CCNAで学べる内容【ネットワークの基礎から自動化まで】

CCNAでは、ネットワークエンジニアとして必要な基礎知識から最新トレンド(自動化・仮想化)まで幅広く学べます。

試験範囲は、ネットワークの設計・構築・運用・セキュリティ・自動化といった複数の分野にまたがっており、実務で求められる「インフラの全体像」を体系的に理解できるよう構成されています。

下記の表は、CCNAで学べる主な領域と内容の概要です。

学習領域概要
ネットワーク基礎OSI参照モデル、IPアドレス設計、LAN/WAN構成、TCP/IP通信など、ネットワークの土台となる基礎概念の理解。
スイッチング/ルーティングVLANやSTP、OSPFなどのネットワーク制御技術を学び、データ通信を最適化する設計力。
セキュリティACL(アクセス制御リスト)やVPN、ファイアウォール設定など、ネットワークを守る基本的なセキュリティ技術。
自動化REST APIやJSON形式のデータ、構成管理ツール(Puppet、Chef、Ansible)、SDNの概念などネットワーク自動化の基礎。クラウド環境での運用自動化にもつながるスキル。

これらの内容を通じて、CCNAは「ネットワークの仕組みを理解し、構築・運用できる技術者」になるための基礎を固める資格といえます。

単なる知識試験ではなく、実務で使える設定・設計スキルの理解が求められるのも特徴です。

CCNAで学ぶネットワークの基礎(OSI、VLAN、STP、ルーティングなど)は、以下の関連記事で図解つきでわかりやすくまとめています。

→関連記事:CCNAのネットワーク超入門|OSI・VLAN・ルーティングを図解で解説

CCNAの難易度と合格率【初心者でも取れる?】

CCNAは「IT未経験者でも挑戦できるが、油断すると不合格になる中級レベルの入門資格」です。

出題範囲は広く、英語由来の専門用語も多いため、試験内容を正しく理解した上で学習計画を立てることが合格への鍵となります。

試験の難易度イメージ

CCNAは、IT資格全体の中では初級~中級レベルに位置づけられます。ITパスポートより難しく、LPIC-1やLinuC-1よりやや難しい学習負荷です。

一方で、CCNP(上位資格)ほどの実務経験は求められないため、基礎を固めれば独学でも十分合格可能です。

受験者タイプ目安の学習時間難易度の目安
IT未経験者約200〜300時間(3〜6か月)★★★☆☆(初級~中級)
実務経験者(ネットワーク系)約60〜100時間★★☆☆☆(やや易)
CCNA再挑戦者/再受験者約40〜60時間★☆☆☆☆(基礎復習レベル)

合格率の目安

CCNA試験の合格率はCisco社から公式に公開されていませんが、国内外の受験データや受講者アンケートによると、合格率はおおよそ40〜50%前後といわれています。

出題範囲が広いため「浅く広く」対策することがポイントです。

難しく感じる理由

CCNAは日本語で受験できますが、出題内容が実務寄りで、暗記だけでは対応しづらい点が難易度を高めています。

特にネットワーク設計やIPアドレス計算など、理解力と応用力を問われる問題が多いのが特徴です。

■難しく感じる理由:
専門用語の多さ:ネットワークに関する英単語・略語(VLAN、STP、OSPFなど)が頻出
実践的な問題形式:コマンド設定や構成例をもとに判断するシナリオ問題が多い
・自動化やJSONなど新領域の追加:近年の試験改定で学習範囲が拡大している

ただし、Ping-tなどの定番教材を活用すれば、独学でも十分に合格可能です。

独学でも合格できる理由

一見ハードルが高く見えるCCNAですが、学習リソースが非常に充実しており、正しい順序で学べば独学でも十分に合格を狙うことができます。

■独学でも合格できる理由:
・CCNAは「受験資格なし」で誰でも受験可能
・試験の出題範囲が明確(Cisco公式シラバスに準拠)
・市販教材・問題集・模擬試験が豊富

基礎理論を押さえて、模擬試験で80%以上取れるレベルになれば、未経験でも合格率は十分高まります。

→関連記事:CCNAは難しすぎる?難易度・合格率・勉強時間を徹底解説

補足:受験・申し込み方法について
CCNAの受験・申込手順など、実際の受験に関する情報は以下の関連記事で詳しくまとめています。

→関連記事:CCNA試験の受験・申し込み方法を徹底解説

CCNAの勉強方法【独学でも合格できる3ステップ】

CCNAは、教材や学習サービスが豊富に揃っているため、独学でも十分に合格を狙える資格です。

ポイントは、最初から高度なことをやろうとせず、「基礎理解 → 問題演習 → 模擬試験」の3ステップで進めることです。

順序を守って学習すれば、未経験からでも効率的にスキルを習得でき、合格に繋がります。

スクロールできます
ステップ学習内容おすすめ教材・方法
ステップ1:ネットワーク基礎を理解するまずはネットワークの全体像をつかむ。OSI参照モデル、IPアドレス、LAN/WAN、TCP/IP通信など、インフラの「仕組み」を理解する。書籍:「シスコ技術者認定教科書 CCNA(白本)」、「1週間でCCNAの基礎が学べる本」
動画:YouTube/Udemyの基礎講座サイト
ステップ2:試験範囲を網羅して問題を解くCisco公式の試験範囲を意識し、ルーティング、スイッチング、セキュリティ、自動化などを順に学ぶ。覚えるだけでなく、「なぜそうなるか」を理解することが重要。問題集サイト:Ping-t(定番)
書籍:「徹底攻略Cisco CCNA問題集(黒本)」
ステップ3:模擬試験と復習で総仕上げ模擬試験で出題傾向をつかみ、苦手分野を明確にする。スコアが安定して8割以上取れるようになれば、実際の試験でも合格ラインに到達できます。模試と復習:黒本の模擬問題などで復習(不正解ノートを作り、概念ごとに整理する)

学習スケジュールの目安

自分の生活リズムに合わせて、毎日1〜2時間を継続することが合格への近道です。短期間で詰め込みすぎず、インプットとアウトプット(演習)のバランスを意識しましょう。

経験タイプ週当たりの学習時間合格までの目安
未経験者週8〜12時間約3〜6か月(200〜300時間)
経験者週5〜10時間約1〜2か月(50〜100時間)

独学を成功させるコツ

「理解 → 演習 → 復習」のサイクルを繰り返すことが最大のポイントです。忙しい日でも、1問でも解く習慣を作れると合格率を大きく高まります。

■独学を成功させるコツ:
1冊の教材を繰り返す(複数に手を出さない)
Ping-tで80%以上取れるまで反復練習
毎日30分でも触れる(「忘れない」時間を作る)

「知識の理解 → 問題演習 → 模擬試験 → 復習」のサイクルを3回以上まわすと、未経験でも十分に合格圏内に近づきます。

→関連記事:CCNA独学ロードマップ|初心者でも最短で合格する勉強手順

CCNAを取るメリット【転職・キャリアアップの武器】

CCNAは、単なる資格試験ではなく、インフラエンジニアとしての「基礎力」と「学習意欲」を客観的に示せる証明書です。

特に未経験からの転職や、運用・監視ポジションから構築フェーズへ進みたい人にとって、キャリアの扉を開く最初の武器となります。

未経験からの転職で評価されやすい

多くの企業では、応募条件に「CCNAレベルの知識」や「ネットワーク基礎理解」を求めています。

求人票に「未経験歓迎」と書かれていても、実際には「どれだけ学習しているか」も判断ポイントの一つになっているのが現実です。

そのため、CCNAを取得しておくことで、基礎知識と学習意欲の両方をアピールでき、採用担当の印象も大きく変わります。

■未経験転職での評価:
・書類選考の通過率、内定率が高まる
・教育コストを抑えられる人材として評価されやすく、無資格より年収が高くなりやすい
・ネットワーク運用(日勤)・構築補佐など、より専門的なポジションにも応募できる

→関連記事:未経験でもCCNAで転職成功!有利になる理由と年収データ

運用監視から日勤・構築エンジニアへのステップアップ

CCNAは、運用監視から日勤・構築エンジニアへキャリアアップしたい人にとって最適な資格です。

試験で学ぶルーティングやスイッチング、セキュリティ設定の知識は、実際の構築フェーズでそのまま活かすことができます。

多くの方が最初は「夜勤中心の監視・運用」からスタートしますが、CCNA取得によって「ネットワークの基礎力+構築理解」があると評価され、構築補助や運用(日勤のみ)など、上流工程への挑戦機会に直結します。

例:
・監視オペレーター → CCNA取得 → 構築補助/設計アシスタントへ昇格
・ヘルプデスク → CCNA取得 → 運用改善やネットワーク設定業務へ拡張

実際に、夜勤から日勤へのシフトや、年収50万円以上アップを実現するケースも多く見られます。また、現場でのトラブル対応力も大きく向上し、「現場で頼られる技術者」への第一歩にもなります。

補足:キャリアの方向性は大きく2つに分かれる

CCNA取得後は、キャリアの方向性が大きく2つに分かれます。

ひとつはネットワーク構築・設計の専門家を目指すルート(資格例:CCNP)、もうひとつはネットワーク+サーバーの両対応型エンジニアとしてクラウド領域へ広げるルート(資格例:LPIC、AWS)です。

どちらも現場で高く評価される進路で、CCNAはその「共通スキル」となる資格です。

→関連記事:インフラエンジニアのキャリアパス・ロードマップ|運用から設計・クラウドへ

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CCNA取得後のキャリアパス【どんな職種で活かせる?】

CCNAで学ぶネットワークの基礎知識は、インフラエンジニア全体の土台となるスキルです。

そのため、資格を活かせる職種は「ネットワークエンジニア」だけに限らず、サーバーやクラウドなど幅広いインフラ領域に広がります

主に活かせる3つの職種

CCNAで得た知識は、ネットワークに限らず、インフラ全体の設計・運用に活かせます。特に下記の3職種では、CCNAの基礎スキルが実務に直結します。

職種主な業務内容活かせるCCNAスキル
ネットワークエンジニアルーター/スイッチの構築・設定・運用ルーティング、VLAN、セキュリティ設定
インフラエンジニアサーバー構築・運用、ネットワーク連携設定TCP/IP通信、ACL、仮想化との接続理解
クラウドエンジニアAWS・Azure環境の設計・運用VPC、VPN、ロードバランサ、アクセス制御

関連記事:CCNAを活かせる職種を詳しくチェック

→関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容・スキル・資格・年収・将来性を徹底解説
→関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容・資格・年収・将来性を徹底解説
→関連記事:クラウドエンジニアとは?仕事内容・資格・年収・将来性を徹底解説

未経験からの成長ルート例

未経験からインフラ業界に入った方の多くは、まず運用・監視などのサポート業務からスタートします。

そこからCCNAを通じてネットワークの基礎を固めることで、構築や設計など上流フェーズへのステップアップが可能になります。

キャリアパス例:
運用監視(夜勤) → 日勤の構築補助 → ネットワーク/サーバー構築 → ネットワーク上流/クラウド・自動化エンジニアへ

また、CCNAを取得してから転職・就業を始めると、最初から構築フェーズにも携われる確度が高まります

将来の拡張性:クラウド・自動化・セキュリティへ

CCNAの学習内容には、SDNやAPI制御など、クラウド時代の基礎技術も含まれています。そのため、資格取得後に以下のような上位領域へ進む足掛かりになります。

■将来のキャリアパス:
クラウドエンジニア(AWS/Azure/GCP)
セキュリティエンジニア(ファイアウォール、ゼロトラスト関連)
SRE/DevOpsエンジニア(自動化・運用効率化)

これらの職種は、いずれも高年収・高スキルを求められる領域であり、CCNAで得た基礎力が「中長期キャリアの伸びしろ」に直結します。

関連記事:CCNA取得後に描けるキャリアパスを詳しくチェック

→関連記事:インフラエンジニアのキャリアパス・ロードマップ|運用から設計・クラウドへ
→関連記事:ネットワークエンジニアのキャリアパス|クラウド・セキュリティ時代の成長戦略
→関連記事:クラウドエンジニアのキャリアパス|設計・自動化・SREへ進む成長ロードマップ

CCNAは意味ない?【評価される3つの理由】

SNSやネット掲示板などでは、「CCNAは意味ない」、「資格より実務経験が大事」といった意見を見かけることがあります。

確かに、資格だけで高待遇が保証されるわけではありません。しかし、「意味ない」と感じてしまう多くの人は、CCNAの本質的な価値や活かし方を誤解しているケースがほとんどです。

ここでは、CCNAが今もインフラ業界で評価され続けている理由を、代表的な誤解をもとに整理して解説していきます。

評価理由①:CCNAは「Cisco」ではなく「ネットワーク」の資格

CCNA(Cisco Certified Network Associate)は名前のとおりCisco社が提供していますが、学ぶ内容はCisco製品のコマンド操作だけに限りません。

資格の本質は、TCP/IP・ルーティング・セキュリティといった「あらゆるインフラ領域で共通する基礎理論」を体系的に学ぶことにあります。

そのため、たとえ現場でCisco機器を扱う機会がなくても、JuniperやYAMAHAなど他社製のネットワーク機器でも応用でき、さらにクラウドや仮想環境でも基礎知識として活かせます。

例:AWSのVPC設計、Azureの仮想ネットワーク構築などでも、CCNAで学ぶ「IPアドレス設計」や「ルーティングの概念」は共通しています。

つまり、CCNAは「Cisco専用資格」ではなく、「ネットワークの共通語」を学ぶ資格です。

→関連記事:CCNAは取るべき?未経験でも挑戦する価値と本当のメリットを徹底解説

評価理由②:資格は「ゴール」ではなく「キャリアのチケット」

「合格したのに何も変わらない」と感じる人の多くは、資格取得をゴールにしてしまっているケースです。

CCNAは「資格を取って終わり」ではなく、転職・実務・上位資格など、次のステップにつなげるためのチケット(武器)です。

■CCNA取得からつながるステップ:
キャリアチェンジ: 未経験から運用・構築ポジションへ応募の「基礎理解の証明」になる
スキルの定着: 取得後に自宅ラボ構築やクラウド学習を始めることで、スキル定着が加速
スキルの拡張: CCNPやAWS資格などの上位・周辺分野の学習効率を高める

つまり、「取って終わり」ではなく、そこからどう行動するかで、CCNAの価値は何倍にも広がっていきます

→関連記事:CCNA独学ロードマップと勉強法まとめ

評価理由③:IT業界では「学んだ証明」に価値がある

「資格よりも実務経験が優先される」という意見は確かに一理あります。

しかし、採用現場では「何も学んでいない人」と「体系的に学んだ証明がある人」には明確な差が生まれます。

CCNAは、「自発的に学習し、基礎を体系的に身につけられる人材」であることを客観的に示す証明書です。

■学んだ証明の価値:
未経験の証明: 知識レベルや学習意欲、ポテンシャルを「資格」という形で可視化できる
面接での武器: 資格学習で得た知識をもとに、技術的質問に自信を持って答えられる

IT業界では、知識そのものよりも、「自ら学び続ける姿勢」が評価されます。その意味で、CCNAは学びの姿勢と基礎力を同時に証明できる、コスパの高い資格です。

まとめ:CCNAは「意味ない」のではなく「基礎力を証明できる万能資格」

「意味がない」と言われることもあるCCNAですが、実際にはネットワーク・クラウド・セキュリティといった複数の分野で応用が効く普遍資格です。

CCNAを取得することで、キャリアの入口を開く・学習レベルや学習習慣を証明する・キャリアアップを後押しするという3点で、今も確かな価値を持っています。

→関連記事:CCNAの難易度・勉強時間まとめ
→関連記事:インフラエンジニアのキャリアパス|運用から設計・クラウドへ

よくある質問(FAQ)

ここではCCNAについて、よくある質問をまとめました。

Q1:CCNAの有効期限は?

CCNAの有効期限は合格日から3年間です。

3年以内に再試験に合格するか、上位資格(CCNPなど)を取得することで更新できます。

Q2:試験はどこで受けられますか?

試験はPearson VUE会場またはオンライン(OnVUE)で受験可能です。

オンライン受験の場合は、事前の環境チェックが必要です。

Q3:CCNAに受験資格はありますか?

いいえ、受験資格はありません。

学歴・実務経験を問わず、誰でも受験できます。

Q4:試験は日本語で受けられますか?

はい、可能です。

CCNA(200-301)は日本語と英語のどちらでも受験可能です。

ここまでで、CCNAの内容や活かし方について理解できたと思います。

次に気になるのは、「この資格でどれくらいキャリアや年収が変わるのか」ではないでしょうか?

下記の関連記事では、職種別に年収データを比較しながら、資格取得後のリターンを詳しく解説しています。

■キャリア・年収関連

→関連記事:インフラエンジニアの年収相場と上げ方|工程別・年代別に1000万円を狙う戦略
→関連記事:ネットワークエンジニアの年収相場と1,000万円超えのキャリア設計
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■CCNAをもっと知りたい方へ

→関連記事:CCNAは取るべき?未経験でも挑戦する価値とメリットを徹底解説
→関連記事:CCNAは難しすぎる?難易度・合格率・勉強時間を徹底解説
→関連記事:CCNA勉強法まとめ|独学で合格するための最短ロードマップ

■他の資格・将来性もチェック

→関連記事:インフラエンジニアのおすすめ資格一覧と取得順番・難易度を徹底解説
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まとめ:CCNAは「未経験からキャリアを開く第一歩」

CCNAは「難しそう」、「意味がない」と思われがちですが、実際にはインフラエンジニア・クラウドエンジニア・セキュリティエンジニアなど、幅広いキャリアの土台になる「汎用ネットワーク資格」です。

正しい目的設定と学び方を意識すれば、未経験からでもキャリアを大きく変えるきっかけになります。

「自分にとってCCNAが本当に必要か」、「どの順番で資格を取るべきか」迷っている方は、プロのキャリアアドバイザーに一度相談してみるのがおすすめです。

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この記事を書いた人

角田 壮史の顔写真

角田 壮史

株式会社ソリューションパートナー 代表取締役

未経験からベテランまで、ITインフラのキャリア支援に特化、経済産業省採択事業(インフラエンジニア育成プログラム)も担うキャリアアドバイザーです。 経済産業省ロゴ

主な実績

  • パーソルキャリア(旧インテリジェンス)在籍時、事業部MVP受賞あり
  • リクナビ提携エージェントとして、顧客満足度1位/サービス満足度1位/紹介求人満足度2位などの受賞歴あり リクナビ 顧客満足度1位ロゴ リクナビ 紹介求人満足度2位ロゴ
  • キャリアアドバイザー歴15年以上、700社以上のIT企業訪問、3,000名超のエンジニア支援実績
  • LPI (Linux Professional Institute) より、トレーニングパートナー(プラチナ:最上位)/ハイアリングパートナーとして公式認定 LPIトレーニングパートナープラチナロゴ LPIハイアリングパートナーロゴ

保有資格

国家資格キャリアコンサルタント、AWS-SAA、CCNA、LPIC-3(最上位)、LinuC-1

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