こんにちは、インフラ系エンジニア専門の転職エージェントの中の人です。
「インフラエンジニアの勉強は、何から始めればいい?」
「Linux・ネットワーク・AWSはどんな順番で学べばいい?」
「独学でも、未経験から構築エンジニアになれるの?」
最初の一歩で多くの人がつまずくのは、「情報がバラバラで、何から始めればいいのか分からない」 ことです。また資格を取っても「本当に構築に進めるの?」で、不安に感じる方も少なくありません。
結論、インフラエンジニアの勉強は「IT基礎 → Linux → ネットワーク → AWS」の4ステップで進めるのが最短ルートです。
この順番で積み上げれば、独学でも最短3〜6ヶ月で「運用 → 構築」へ到達が目指せます。
この記事では、未経験の方、監視オペレーターなどの微経験者に向けて、正しい勉強の順番・独学ロードマップ・厳選教材・スキル到達ラインを2025年版としてわかりやすく解説していきます。
「何をどこまで勉強すれば、構築エンジニアとして通用するのか?」、その疑問にも、具体的な到達目安やポイントを、誰にでも実践できる形で解説します。
また「インフラエンジニアの仕事内容やキャリアの全体像」を知りたい方は、以下の関連記事も参考になります。
→関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・年収・キャリアパスまとめ
なお、バックグラウンドによっては、一度「運用フェーズ」を挟むほうが結果的にキャリアアップが早くなるケースもあります。あなたの現在地に合わせた最適ルートを選ぶことが大切です。
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インフラエンジニア勉強の全体像と期間【結論】
インフラエンジニアの勉強は、「何から学ぶべきか?」 を最初に明確にしないと、迷子になりやすく、学習が長期化しがちです。
結論として、「IT基礎 → Linux → ネットワーク → AWS(クラウド)」の順番で学ぶことが、2025年時点で最も効率的です。またこの流れは転職・スキルアップの再現性も高い進め方です。
ここでは、未経験・初心者の方でも全体像がつかめるように、「4ステップの内容」 と 「学習期間の目安」 を先に整理していきます。
まずはIT基礎→Linux→NW→AWSの4ステップ
インフラエンジニアの勉強は、個々の技術をバラバラに学ぶより、土台から積み上げるように学ぶ方が圧倒的に習得スピードが上がります。
■おすすめの4ステップ:
・ステップ1:IT基礎(OS・仮想化・クラウドの仕組み)
→ すべての土台となる「概念理解」。ここが抜けるとステップ2以降で詰まりやすい。
・ステップ2:Linux(コマンド操作・ディレクトリ構造)
→ 多くのサーバーはLinux。AWSもLinuxベースの構築が必須なので、最初に慣れるのが最短。
・ステップ3:ネットワーク(CCNA範囲)
→ ルーティング・サブネット・VLANなど、「インフラの仕組み」を理解する重要項目。
・ステップ4:AWS(CLF→SAA)
→ 実際のクラウド構築を目指すフェーズ。EC2・VPC・ELB など、LinuxとNWを前提に学ぶと理解が非常に速くなる。
補足:途中で順番が多少前後してもOKです
例えば「NW→Linux」、「Linux→AWSを並行」でも問題ありません。大切なのは「土台→応用→クラウド」 の流れ を崩さないことです。
さらに補足:全員にこの4ステップが当てはまるとは限りません
このステップは多くの方にとって再現性の高い学習ルートですが、個々人のバックグラウンドによって最適な進め方が異なることはあります。
特に未経験者の場合は、一度「運用フェーズ」を挟んでから構築・クラウドへ進んだほうが、結果的にキャリアアップが早くなるケースもあります。
クラウド時代は「Linux中心」で学ぶのが最短な理由
現在のインフラエンジニアの仕事は、オンプレミスからクラウド(AWS・Azure)へ大きくシフトしています。
クラウドを見据えた場合、インフラ学習の軸は「Linux中心」に置くのが最短になりやすいです。
■Linux中心で学ぶ理由:
・AWSなどもLinuxで動くから:
→AWS(EC2)のみでなく、コンテナ、IaCなど、クラウド関連の多くはLinux前提です。
→エラー対応・ログ確認もLinuxが必須、Linuxスキル不足だとステップアップが遅れます。
・転職市場では「Linux経験者」の需要が最も高い:
→求人票でも多く求められるのが Linuxスキル+NWの基礎。この2つがキャリアを広げる鍵。
Linuxは、AWS学習との相性が非常に良いスキルです。
特にAWSの中核サービスであるEC2・IAM・VPCなどは、Linuxやネットワーク基礎を理解しているかどうかで習得速度が大きく変わります。
勉強時間の目安:最短3~6ヶ月、標準6ヶ月〜1年以内で構築レベルへ
インフラエンジニアを目指すうえで、「どのくらい勉強すれば構築レベルに到達できるのか?」は最も気になるポイントです。
未経験者と微経験者では学習スピードが異なるため、以下の2つのルートに分けて期間目安を整理します。
学習期間の目安(未経験者/微経験者別)
| ルート | 対象者 | 合計期間目安 | 各フェーズの目安 |
| 標準ルート | ・未経験者 ・仕事をしながら学習する方 | 6〜10ヶ月 | ・IT基礎+Linux:2〜3ヶ月 ・ネットワーク:3〜4ヶ月 ・AWS+構築練習:3〜4ヶ月 |
| 最短ルート | ・微経験者 ・学習にフルコミットできる方 | 3〜6ヶ月 | ・IT基礎+Linux:1〜2ヶ月 ・ネットワーク:1〜2ヶ月 ・AWS+構築練習:1〜3ヶ月 |
補足:運用レベルであれば、さらに短期間で到達可能です
ここで示した期間は「構築レベル」のスキル習得目安です。「運用保守・監視レベル」であれば、1〜3ヶ月程度で必要スキルに到達でき、早期の現場経験が可能です。
補足:構築案件参画は「スキル」と「会社選び」の両方で決まる
ここ説明した「3〜12ヶ月で構築レベルに到達」とは、あくまで構築業務に必要な基礎スキルが身につくまでの期間です。
ただし実際に構築案件へ参画できるかどうかは、スキルだけでなく「任せてもらえる環境」にも大きく左右されます。
例として、企業の「育成方針」や「構築・クラウド案件の多さ」、「会社の立ち位置(1次・2次請けかかなど)」によって、構築への関わりやすさは大きく変わります。
一方で、必要スキルを身につけたうえで、構築を任せてもらえる環境を正しく選べば、1年以内に構築フェーズへ進むことは十分に現実的です。
未経験からの勉強ロードマップ:4ステップ解説
前述の通り「IT基礎 → Linux → ネットワーク → AWS」の4ステップで進めるのが最も効率的です。ここでは、各ステップで 「何を・どこまで」 学べば構築レベルに到達できるのかをまとめていきます。
ステップ1:IT基礎を固める(OS/仮想化/クラウド)
インフラ学習は表面的な手順よりも 「専門用語」と「仕組みの理解」 が土台です。ここが弱いと、後の Linux・NW・AWS のすべてで詰まりやすくなります。
■IT基礎の例:
・OSなどの仕組み(CPU・メモリ/プロセス/ファイルシステム)
・仮想化の仕組み(ハイパーバイザー/ゲストOS)
・クラウドの仕組み(IaaS/PaaS/SaaS)
この段階では 完璧である必要はありません。「なんとなく仕組みが分かった」レベルで十分です。
またLPIC/LinuC-1の学習であれば、ここでのIT基礎も一緒に学ぶことができます。
ステップ2:【最重要】Linux操作に慣れる(LPIC/LinuCレベル)
インフラエンジニア学習の最重要ポイントとも言えるステップです。AWS構築のほぼすべてがLinux前提で動くため早期に押さえたいスキルです。
| 項目 | 学ぶべき内容 | 到達ライン(理想) |
| 基礎操作 | 基本コマンド、ディレクトリ構造、パーミッション、パッケージ管理 | SSH接続して基本操作ができる/ファイル編集・ログ調査ができる |
| 実務直結スキル | /var/log のログ確認、ユーザー管理、サービス管理 | LPIC-1/LinuC-1レベルの理解 |
Linux操作の知識については、LPIC/LinuC-1で体系だった学習が可能です。Linux操作を学んだ後は、ネットワークの理解が重要です。
→関連記事:LPIC-1勉強法まとめ|未経験から合格する最短ロードマップ
→関連記事:LinuC レベル1の勉強方法まとめ|最短合格の教材・勉強時間も解説
ステップ3:ネットワークの仕組みを理解する(CCNA範囲)
インフラは 「サーバー × ネットワーク × クラウド」 で成り立つため、ネットワーク理解は AWS の VPC構造の理解にも直結します。
| 項目 | 学ぶべき内容 | 到達ライン |
| 基本分野 | IPアドレス・サブネット、ルーティング、DNS/DHCP、疎通確認(ping/traceroute) | サブネット計算/ルーティングの説明ができる |
| AWS連携 | VPC・サブネット・ルートテーブルの理解に繋がる(CCNAと一致) | VPCの構造を理解する土台が完成 |
ネットワーク理解は AWSのVPC構造の理解にも直結する重要領域 です。
→関連記事:CCNAの勉強法|未経験から合格するロードマップと独学手順
ステップ4:AWSで構築の流れを理解する(CLF→SAA)
Linux × ネットワーク の知識が AWS と一気に繋がる最終ステップです。
まずは EC2+VPC構築の流れ を理解し、その後に基本〜応用サービスへ進むと最短で成長できます。
| 項目 | 学ぶべき内容(最小構成) | 到達ライン(目標) |
| 基本 | EC2(仮想サーバー)、VPC(仮想ネットワーク)、 S3(ストレージ) | EC2立ち上げ→SSH接続ができる/VPCが設定できる/S3の基本操作ができる |
| 応用 | RDS(データベース)、Route53(DNS)、 IAM(認証・権限管理) | Web×DB構成を理解できる/DNS設定の基礎がわかる/調べながら簡単な構築タスクが対応可能 |
| 目標 | EC2+VPC+S3+Route53+RDS の基本構成を再現 | この構成が作れれば「構築レベル」の入口に到達 |
資格の流れとしては、AWS CLF → AWS SAA を目指すロードマップが順当です。
→関連記事:AWS SAAを未経験から合格する勉強法・ロードマップ
独学で進めるための「厳選教材」
教材を増やすほど学習は長期化しがちです。
この記事では「最短で構築レベルに到達する」ために、各ステップにつき「1教材+1演習」に限定した最短ルートを紹介します。
学習ステップ別:おすすめ教材(最短の組み合わせ)
インフラ学習では、テキストで「体系理解」 → 演習で「実践力」という流れが最速です。
以下は、未経験〜微経験者を最短で構築レベルへ導くベストセットです。
| 分野 | 役割 | おすすめ教材(体系理解) | おすすめ演習/実践 |
| Linux | 知識の土台 | Linux標準教科書(LPI-Japan 無料PDF) | Ping-t(LPIC/LinuC範囲) |
| NW | 仕組みの理解 | CCNA 白本(翔泳社) | Ping-t(CCNA) |
| AWS | 構築の実践 | Udemy講座(CLF→SAA) | AWS無料枠ハンズオン |
①Linux教材(Ping-t/標準教科書)
LinuxはAWS構築・NW理解・トラブル対応のすべての土台となります。LPIC/LinuC-1の範囲を体系的に学ぶことで、最速で土台が固まります。
■Linuxの学習:
・使い方:
→標準教科書で概念を理解し、Ping-tで問題演習の組み合わせが強い。
・到達ライン:
→ LinuxサーバーにSSH接続して基本操作(ファイル編集、ログ確認、サービス管理など)ができる状態。
②ネットワーク教材(Ping-t/Udemy)
ネットワークの学習はAWSのVPC構造の理解に直結し、理解スピードを上げます。
■ネットワークの学習:
・使い方:
→CCNA 白本(体系理解)や、Ping-tで演習するのが効果的。Udemyにも良質なCCNA講座があります。
・到達ライン:
→まずはL3(ネットワーク層:IP・ルーティング)の考え方を押さえる。
構築レベルのインフラエンジニアにとって、特にサブネット計算やルーティング(L3)は、AWSのVPCやオンプレミス環境の設計の中核です。
CCNAの範囲は広いですが、まずは「L3」を中心に学ぶとクラウド業務に直結します。またCCNA全範囲を学ぶと、インフラ全般に強いエンジニアを目指すことができます。
③AWS教材(Udemy/AWS教科書)
AWSは動画教材の方が理解が圧倒的に早く、Udemyでの学習が最短ルートです。
■AWSの学習:
・使い方:
→Udemy講座(CLF/SAA対策)で全体像をつかみ、AWS 無料枠でのハンズオンで手を動かす実践が重要。
・到達ライン:
→EC2+VPC構築の流れを理解し、簡単な構築タスク(EC2、S3、IAMなど)であれば調べながら対応できる。
演習環境とPCセットアップ
未経験者が独学でインフラ構築スキルを身につけるには、「手を動かす環境」と「ストレスなく学べるPC環境」の2つが重要です。
演習環境の作り方(VirtualBox/AWS無料枠)
学習段階では、以下の2つの環境で手を動かすことで、Linuxスキルの習得とネットワーク知識を前提としたAWS構築を最短で習得・強化できます。
| 環境 | 用途 | メリット | 最低限やること |
| ① VirtualBox | Linux学習(LPIC/LinuC範囲) | 簡単に仮想マシンを作成できる。無料でLinux操作の練習が自由。 | Ubuntuなどをインストールし、SSH接続ができる状態にする。 |
| ② AWS 無料枠 | クラウド構築練習(EC2、VPC、S3など) | EC2立ち上げ〜VPC構造まで体験できる。実務レベルの構築を疑似体験。 | アカウント作成後、EC2(Amazon Linux)やVPCの作成・設定を行う。 |
ローカル(VirtualBox)でLinux操作を学び、AWSでクラウド構築を実体験するのが最短ルートです。
初心者向けPCの選び方(メモリ8GB/SSD推奨)
インフラ学習では「仮想化ソフト(VirtualBox)」や「複数のブラウザタブ」を開くため、PCスペックによって学習快適度が大きく変わります。
結論として、「メモリ8GB × SSD」が推奨ラインです。
| 項目 | 推奨スペック | 理由 |
| メモリ(RAM) | 8GB以上(理想は16GB) | 4GB未満だと仮想化利用時に動作が非常に重くなり、学習ストレスが高まります。 |
| ストレージ | SSD(256GB〜) | HDDだと学習効率が低下。100GB以上の空き領域推奨。 |
| OS | Win10またはmacOS(64ビット対応) | どちらでも学習可能。 |
| 設定補足 | BIOS/UEFIで「CPUの仮想化支援」を有効化 | VirtualBox利用の際に必須の設定です。 |
PC選定で迷ったら、「メモリ8GB×SSD」だけ守れば、ほぼ失敗しません。
どこまでできれば「構築レベル」と言えるか?
インフラ学習では「何をどこまでできれば構築レベルと言えるのか?」が最も分かりにくいポイントです。
ここでは、未経験〜微経験から構築エンジニアを目指す方に向けて、「現場で求められるライン」 の目安を整理していきます。
このラインに到達すれば、AWSなどのクラウド構築だけでなく、オンプレミス(物理・仮想)環境のサーバー構築や運用にも挑戦できる実力と言えます。
構築レベルの到達基準(Linux/NW/AWS)
現場での構築業務は、Linux × ネットワーク × AWS(クラウド)の3分野が組み合わさることで成立します。
以下の目安ラインに到達できれば、未経験でも構築フェーズに挑戦できる実力と言えます。
① Linux(最重要基礎)
| 項目 | 到達ライン |
| 基本操作 | SSH接続してコマンド操作ができる |
| ファイル操作 | ファイル編集(vim/nano)、権限変更、所有者管理 |
| ログ調査 | /var/log の主要ログを読める、エラー原因を調べられる |
| サービス/ユーザ管理 | systemctl でサービスの起動・停止、ユーザ管理(useradd など)ができる |
このレベルに達していると、オンプレのLinuxサーバー運用がスムーズになります。
② ネットワーク(オンプレ構築運用の入り口)
ネットワークはクラウド構築の前提であり、オンプレのサーバー構築・運用の基礎としても最重要です。
| 項目 | 到達ライン |
| L3(ルーティング) | CIDRとサブネット計算、ルーティングテーブルが説明できる |
| 基礎概念 | DNS/DHCP、NATの仕組み(グローバル/プライベートIPの違い)、 ACL(通信の許可・拒否)が説明できる |
| VPC連携 | AWSのVPC構造が筋道立てて理解できる |
ここまでできると、オンプレミス(物理・仮想)環境のサーバー構築や運用にも挑戦できる実力とも言えます。
③ AWS(クラウド構築レベルの入口)
| 項目 | 到達ライン |
| 最小構成 | EC2立ち上げ → SSH接続まで一通りできる |
| VPC | サブネット・IGW・ルートテーブルの意味と構造を理解 |
| データ・認証 | S3バケット作成・基本操作、IAMユーザ/ロール/権限設定の基本がわかる |
| 構成目標 | EC2(Web)+RDS(DB)の簡易構成が再現できる |
EC2+VPC+S3+RDS+IAM を一通り構築・設定できれば、AWS構築レベルの入口に到達したと言える実力です。
補足:構築案件参画は「スキル × 会社選び」で大きく変わる
ここで示した「構築レベル」は、構築業務に必要な「基礎スキル」の到達レベルを指すものです。
一方で、実際に構築フェーズへ参画できるかどうかは、スキルだけでなく「任せてもらえる環境か否か」に大きく左右されます。
| 軸 | 詳細 | 失敗例 |
| スキル | Linux、NW、AWS構築の基礎知識と学習ログ | スキルはあっても、環境に恵まれず監視運用のみ、年収も伸びない |
| 環境 | 企業の育成方針、構築・クラウド案件の有無、会社の立ち位置(1次請けかなど) | 環境は良くても、スキルが弱いまま構築案件に放り込まれて苦しい |
最短キャリアの実現:
スキルを身につけたうえで、構築を任せてもらえる環境さえ正しく選べば、半年〜1年以内に構築フェーズへ進むのは十分に現実的です。
最適なのは、「スキル到達ライン」を満たした状態で、構築案件がある企業を選ぶことです。
一方で現実:
とはいえ、個々人の現職での経験や年齢、目指すキャリアや勤務地などによって、構築案件に携われる基準や必要期間が変わるのも事実です。
独学で進路に迷ったときは、無理せずプロに相談し、最短で構築案件に挑戦できるあなただけのキャリアプランを明確にしましょう。
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失敗しない転職は、「スキル × 会社選び」の両軸がそろって初めて実現します。
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※現在の経験・希望に合わせて、最適な成長ルートと企業選びを個別にアドバイスします、未経験者も歓迎です。
インフラ学習の全体像をつかんだら、次は 「どの職種に進むと自分が伸びるのか?」 を整理しておくと、勉強の方向性とキャリアステップがブレにくくなります。
インフラ系職種について詳しく知りたい方は、以下主要職種の関連記事も参考にしてください。
関連記事:インフラエンジニア職種マップ&主要職種まとめ
→関連記事:【まとめ】インフラエンジニア職種マップ|主要職種の違いとキャリアパスを解説
→関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容・スキル・資格・年収・将来性を徹底解説
→関連記事:サーバーエンジニアとは?仕事内容・年収・キャリアパスを徹底解説
→関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容・資格・年収・将来性を徹底解説
→関連記事:クラウドエンジニアとは?仕事内容・資格・年収・将来性を徹底解説
→関連記事:AWSエンジニアとは?仕事内容・スキル・資格・年収・将来性を徹底解説
独学が続かない人へ:Q&Aと対策
インフラエンジニアの学習は「正しい順番」と「習慣化」が大きな武器となります。
ここでは、未経験者から特によく寄せられる質問と、最短で挫折しないための対策を解説していきます。
①資格は必要?どれから取るべき?
結論:資格は必須ではありません。
しかし未経験者や微経験者が「基礎知識を客観的に証明する」手段としては、非常に強力です。
■資格が役立つ理由(経験が浅いほど効果が大きい):
・「基礎知識の証明」となる
・書類選考・面接での通過率が明確に上がる(求人票の歓迎条件に多い)
・独学の指針になり、学習の迷いが減る
・現場配属で「希望の技術領域」の案件に入りやすくなる
迷ったらこの順番でOK(最も再現性が高いルート)
未経験〜微経験の方は、以下の順番が「難易度の低い順番 × 伸びやすい順番」の両取りです。
「LPIC-1 / LinuC-1(Linuxの基礎)」→「CCNA(ネットワークの基礎)」→「AWS CLF → SAA(クラウド構築へ)」
資格の順番に迷う場合は、以下の関連記事を参照してください。
→関連記事:インフラエンジニアのおすすめ資格一覧と取得順番・難易度を徹底解説
②文系・未経験でも大丈夫?
結論:大丈夫です。インフラエンジニアは文系出身・未経験の転職が最も多い職種の一つです。
インフラのスキル習得は積み上げ型であるため、文系・理系問わず再現性が高いです。また、LinuxやNWは暗記も大事ですが、仕組み理解でより効率的に学習を進められます。
一方で、「専門用語が多く、全てを覚えようとしてパンクする」、「いきなりAWSから始めて、学習迷子になる」という点がつまずきやすいポイントです。
回避策として、まずは最短理解のために「IT基礎やLinux」を優先しましょう。また、「専門用語は少しずつ覚える」、「Linux + NWの後にAWSを始める」ことで効率が上がります。
③独学で挫折する理由と対策
独学で挫折する最大の原因は、「何をどこまでやればいいか分からない」ことです。ここでは、特に多い3つの原因と、その対策をシンプルにまとめます。
理由①: ゴールが曖昧で迷いやすい
学習範囲が広いため、目標が見えないまま進めてしまうと、途中で止まりやすくなります。
対策:
この記事で示した 「4ステップ × 期間目安 × 到達ライン」 をそのまま学習ロードマップにしてみましょう。それでも迷う方は、LPIC/LinuC や CCNAなどの資格を中間目標に設定すると、学習指針が明確になります。
理由② :教材を増やしすぎて迷子になる
複数の書籍、Udemy、YouTubeなど、教材を用意し過ぎると学習が分散してしまい、迷いや不安が大きくなりがちです。
対策:
教材は各分野「1教材+1演習」だけで始めてみましょう(例:Linux=標準教科書+Ping-t、AWS=Udemy+実機ハンズオン)。迷いがなくなるだけで、継続率は大幅に改善します。
理由③:「ついていけない」と感じやすい(並列学習が多いため)
インフラ学習は並行学習すると(例:Linux・NW・AWSを同時に触る)、理解が追いつかず不安が強くなりがちです。しかし、誰もが最初は戸惑うものです。
対策:
学習は順番で進めましょう(IT基礎 → Linux → NW → AWS)。「調べながら一つずつクリアしていく」のがインフラエンジニアの実務の心構えです。
さらに、完璧主義をなくしましょう。1分野につき「7割理解」で次に進むのがポイントです。完璧を目指すと先に進めずモチベーションが低下します。
→関連記事:LPIC・CCNA・AWSどれから取る?資格ロードマップ
まとめ:正しい順番で学べば、誰でも構築レベルに到達できます
インフラエンジニアのキャリアは、特別な才能ではなく「正しい順番で、手を動かしながら学ぶこと」で切り拓けます。
この記事で解説したロードマップのポイントを、最後に整理します。
最短で構築レベルに到達するための3つのポイント
インフラ学習は、適切なステップを知ればペースが安定します。特に重要なポイントは以下3つです。
| ポイント | 詳細 |
| 学習の順番 | IT基礎 → Linux → ネットワーク → AWS の4ステップが最短ルート |
| 学習期間 | 標準ルートで6ヶ月〜1年以内に構築レベルへ到達可能 |
| スキル基準 | Linux基本操作、NW(L3)理解、AWS(EC2+VPC+S3)の最小構成が作れる |
最後の壁:「スキル × 環境」を揃えること
独学でスキルを身につけても、最後に立ちはだかる壁が 「構築案件を任せてもらえる環境選び」 です。
どれだけ努力しても、会社選び・環境選びを怠るとキャリアが停滞してしまいます。
■キャリアが停滞する環境例:
・監視・運用から抜け出せない
・構築案件がほぼ存在しない
・教育、フォローアップ体制がほとんどない
逆に、スキル到達ラインを満たしたうえで、適切な環境を選べれば、構築フェーズへの挑戦は現実的に可能です。
※そもそも、インフラの将来性やキャリア全体像も気になる方は、以下の関連記事で詳しく説明しています。
関連記事:職種別の将来性を解説
→関連記事:インフラエンジニアの将来性|AI・クラウド時代の需要とキャリア戦略
→関連記事:サーバーエンジニアの将来性|クラウド・AI時代のキャリア戦略
→関連記事:クラウドエンジニアの将来性|需要・年収・ロードマップを徹底解説
未経験から構築エンジニアへ 「最短ルートを一緒に整理しませんか?」
「このスキルで構築に挑戦できる?」
「どの会社なら構築・クラウド案件に関われる?」
そんな不安がある方は、一度ご相談ください。独学で迷ったり、不安を抱えたまま時間を浪費する必要はありません。正しい順番で学べば、誰でも構築エンジニアに到達できます。
あなたのバックグラウンドを踏まえ、半年〜1年以内に構築案件に挑戦するための最適ルートをプロの視点でご提案します。
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「スキルの現在地が分からない」、「どの会社なら構築に挑戦できる?」と感じたら、
あなたの状況に合わせて 「最短で構築フェーズに進むキャリアプラン」 をご提案します。
※あなたの経験・希望に合わせて、構築案件に挑戦できる企業をご提案します、未経験者も歓迎。
■あわせて読みたい
→ 【まとめ】インフラエンジニアとは?仕事内容・必要スキル・将来性を徹底解説
→ インフラエンジニアの年収・年代別相場
→ インフラエンジニアに必要な資格・順番
→ インフラエンジニアのキャリアパス
→ インフラエンジニアの将来性まとめ






